JPH0746867A - 超音波振動子の駆動装置 - Google Patents

超音波振動子の駆動装置

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JPH0746867A
JPH0746867A JP5191351A JP19135193A JPH0746867A JP H0746867 A JPH0746867 A JP H0746867A JP 5191351 A JP5191351 A JP 5191351A JP 19135193 A JP19135193 A JP 19135193A JP H0746867 A JPH0746867 A JP H0746867A
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JP
Japan
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sound wave
piezoelectric element
ultrasonic
frequency
signal
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JP5191351A
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Inventor
Toshiharu Tsubata
敏晴 津幡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】超音波振動子の機械的共振周波数が、温度ある
いは機械的負荷条件等により変動しても、駆動周波数が
常に該機械的共振周波数の近傍にある超音波振動子の駆
動装置を提供することを目的とする。 【構成】圧電素子6,7を駆動源として超音波振動子5
に振動を励起し、該振動エネルギーにより被駆動部材を
駆動する超音波振動子の駆動装置において、上記超音波
振動子5に伝播させる音波を発生するパルス発生器1
0,音波発生圧電素子8と、上記超音波振動子中を伝播
した音波を受信する音波受信圧電素子9と、上記パルス
発生器10と同期する基準波と上記音波受信圧電素子9
の出力との位相を比較する位相比較手段と、この位相比
較手段の出力により上記圧電素子6,7に印加する駆動
電圧の周波数を決定する周波数決定手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動子の駆動装
置、詳しくは、電気−機械エネルギー変換素子を駆動源
とする超音波振動子の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電素子等の電気機械エネルギー
変換素子を駆動源とする超音波モータは種々提案されて
おり、たとえば、本出願人は特願平4−321096号
において、弾性体に固定した2つの圧電素子を駆動源と
し、該弾性体に縦振動および屈曲振動を発生させて、こ
れらの振動を合成し超音波楕円振動を起こす超音波振動
子と、この超音波振動子の一部に押圧され、該超音波振
動子に対して相対的に移動する被駆動部材とを具備する
超音波リニアモータを提案している。
【0003】この超音波リニアモータは、図13に示す
ように弾性体100に2つの積層圧電素子101,10
2を保持部材103,104,105により固定し、ま
た弾性体100の下面に摺動部材106,107を接着
して超音波振動子を構成している。この超音波振動子を
図14に示すようにリニアガイド108、ガイドレール
109、保持枠110、ビス111、押圧力調整ネジ1
12、バネ113、振動子保持部材114により、左右
方向に直線移動可能なように保持しながら、摺動板11
5に該超音波振動子の摺動部材106,107が摩擦接
触するように押圧されて超音波モータが構成されてい
る。
【0004】上記超音波振動子の寸法を適当に調節し
て、積層圧電素子に交番電圧を印加すると、図15
(a)に示す縦共振振動と図15(b)に示す屈曲共振
振動が同時に発生する。2つの積層圧電素子に印加する
電圧の位相差を適当に調整すると縦振動と屈曲振動が合
成されて屈曲振動の腹位置に楕円振動が発生する。そし
て、この楕円運動部に固定した摺動部材106,107
と、摺動板115の間に駆動力が発生する。
【0005】次に、該超音波リニアモータの駆動方法を
説明する。
【0006】すなわち、積層圧電素子に超音波振動子の
縦振動および屈曲振動の共振周波数と一致する10Vp-
p程度の交番電圧を印加し、この際2つの積層圧電素子
に印加する交番電圧の位相差を、一方の圧電素子に対し
他方を+90度と−90度とすることによりリニアモー
タの移動方向が反転するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術手段では、上記積層圧電素子に10Vp-p程度の
電圧を印加すると、弾性体の内部摩擦により発熱し、5
0〜60℃程度に達してしまう。該弾性体の温度が変化
すると超音波振動子の共振周波数が図11に示すように
変化する。これにより図12に示すようにアクチュエー
タの速度が最大となる駆動周波数が変化し、アクチュエ
ータの速度むらが発生する虞があった。
【0008】また温度以外にも、超音波振動子に与える
機械的負荷により共振周波数が変化し、最適な駆動周波
数が得られない虞があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、超音波振動子の機械的共振周波数が、温度あ
るいは機械的負荷条件等により変動しても、駆動周波数
が常に該機械的共振周波数の近傍にある超音波振動子の
駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による超音波振動子の駆動装置は、電気−機
械エネルギー変換素子を駆動源として超音波振動子に振
動を励起し、該振動エネルギーにより被駆動部材を駆動
する超音波振動子の駆動装置において、上記超音波振動
子に伝播させる伝播波を発生する音波発生手段と、上記
超音波振動子中を伝播した伝播波を受信する音波受信手
段と、上記音波発生手段と同期する基準波と上記音波受
信手段の出力との位相を比較する位相比較手段と、この
位相比較手段の出力により上記電気−機械エネルギー変
換素子に印加する駆動電圧の周波数を決定する周波数決
定手段とを具備する。
【0011】
【作用】本発明による超音波振動子の駆動装置は、音波
発生手段で上記超音波振動子に伝播させる伝播波を発生
し、該超音波振動子中を伝播した伝播波を音波受信手段
で受信する。そして、位相比較手段で、上記音波発生手
段と同期する基準波と上記音波受信手段の出力との位相
を比較し、周波数決定手段で、該位相比較手段の出力に
より上記電気−機械エネルギー変換素子に印加する駆動
電圧の周波数を決定する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0013】図1は、本発明の第1実施例の超音波振動
子の駆動装置の構成を示すブロック図である。
【0014】この第1実施例の超音波振動子の駆動装置
は、電圧制御発振器1(図中、VCOと示す)と、該電
圧制御発振器1の出力に対し±90度の位相差をもたせ
る移相器2(P/S)とで超音波振動子駆動用の交番電
圧を発生させるようになっており、上記電圧制御発振器
1,移相器2の出力がそれぞれが電力増幅器3,4で電
力増幅され、超音波振動子5の所定位置に配設された2
個の圧電素子6,7に接続されている。この超音波振動
子5および該超音波振動子を使用した超音波アクチュエ
ータは公知の技術手段であり、ここでの詳細な説明は省
略する。
【0015】上記超音波振動子5の一側面には、後述す
る音波発生用の音波発生圧電素子8が接着固定されて配
設されている。また、該圧電素子8には高周波パルスを
発生・出力するパルス発生器10(P/G)の出力端が
接続されている。該パルス発生器10には、図示しない
手段で生成された開始信号STARTが入力するように
なっており、該START信号により、該パルス発生器
10は高周波パルスを発生し、圧電素子8に印加するよ
うになっている。この圧電素子8は、上記高周波パルス
信号が印加されると変位し音波を発生するようになって
おり、該音波は超音波振動子5を伝播するようになって
いる。
【0016】一方、上記超音波振動子5の他側面には、
上記音波を受信する音波受信圧電素子9が接着固定され
て配設されていて、上記音波発生圧電素子8の変位によ
り発生し、超音波振動子5を伝播する音波を受けるよう
になっている。該圧電素子9には、インダクタ11とコ
ンパレータ12が接続されている。該圧電素子9とイン
ダクタ11とは、上記圧電素子6,7により励起される
振動と上記圧電素子8の変位によって発生する音波とを
分別するバンドパスフィルタを構成する。図3は、上記
圧電素子9とインダクタ11とで構成されるバンドパス
フィルタを示した電気回路図である。
【0017】この図に示すように、上記圧電素子9にか
かる機械振動を定電圧源20とすると、該圧電素子9
は、該機械振動を電気信号に変換するトランス21と、
内部損失である抵抗22と、該圧電素子9の構造に由来
するキャパシタ23とで等価的に表現される。そこで、
該圧電素子9におけるキャパシタ23に並列にインダク
タ11を接続すれば、この並列共振周波数近傍のみを透
過するフィルタとなる。
【0018】一方、該圧電素子9の出力電圧はコンパレ
ータ12により、High/Lowの論理信号に変換さ
れ、AND(アンド)素子13とEOR(エクスクルー
シブ・オア)素子14とを介して積分器15(INT
G)に接続されている。上記AND素子13の他方の入
力端には図示しない手段で発生するGATE信号が入力
するようになっており、また上記EOR素子14の他方
の入力端には図示しない手段により発生し、上記STA
RT信号と同期する基準波形信号STDが入力するよう
になっている。
【0019】また、上記積分器15の出力信号は、サン
プルホールド回路16(S/H)に入力され、図示しな
い手段により発生するサンプルホールド信号S/Hによ
りサンプルホールドされるようになっている。さらに、
該サンプルホールド回路16でホールドされた電圧値は
上記電圧制御発振器1に入力され発振周波数を制御する
ようになっている。
【0020】図2は、上記START、GATE,ST
D,S/Hの各信号の発生状態を示したタイミングチャ
ートである。
【0021】この図に示す時間tはSTART信号から
GATE信号,STD信号の発生するまでの一定の時間
を示し、後述するように超音波振動子5を伝播する音波
の伝播時間により決定される。
【0022】次に、本第1実施例の超音波振動子の駆動
装置の動作を説明する。
【0023】まず、上記START信号によりパルス発
生器10において高周波パルスが発生し、該高周波パル
ス信号が圧電素子8に印加される。これにより、圧電素
子8が変位して音波が発生し、該音波は超音波振動子5
中を伝播する。該音波は圧電素子9に到達すると該圧電
素子9において電気信号に変換される。さらに、上述し
たように該圧電素子9とインダクタ11とで構成される
バンドパスフィルタにより、並列共振周波数近傍のみの
成分がコンパレータ12に入力される。
【0024】図4は、上記音波発生圧電素子8に所定電
圧のパルス波を入力した際に、上記音波受信圧電素子9
にインダクタ11を接続したときの出力電圧の波形を示
した線図である。
【0025】圧電素子8にパルス波32を有する電圧3
0を印加すると、該パルス波32によって該圧電素子8
が変位し、これに伴う音波が超音波振動子5中を縦波と
して伝播する。そして、一定時間経過後、圧電素子9に
直接波33が到達する。
【0026】上記圧電素子9に到達した直接波33は、
該圧電素子9によって電圧31に変換され、さらに、該
出力信号はコンパレータ12により論理信号に変換され
る。そして、上記図2に示す所定時間tを上記直接波3
3が到達する時間に合うよう調整され、AND素子13
とGATE信号により該直接波33の成分のみが抽出さ
れる。その後、EOR素子14に入力され、その出力は
積分器15に入力される。
【0027】この一連の動作状況を図5を参照して説明
する。
【0028】図5(a),(f)はSTD信号波形、
(b),(g)は圧電素子9における受波波形、
(c),(h)はコンパレータ12を通過後の波形、
(d),(i)はEOR素子14の出力波形、(e),
(j)は積分器15の出力波形をそれぞれ示している。
【0029】このようにSTART信号に対し一定時間
tだけ遅れて発生するSTD信号と受波波形との位相ず
れが抽出された後、積分され、電圧制御発振器1の制御
電圧に変換され、さらに、図5(a)〜(e)と(f)
〜(j)とを比較してわかるように、STD信号に対し
受波波形の位相差がかわると制御電圧も変化する。
【0030】上述したように、積分器15の出力信号は
サンプルホールド回路16でホールドされ、電圧制御発
振器1の周波数を変化させる。このときの電圧制御発振
器1の制御電圧に対する発振周波数は超音波振動子5の
駆動時の共振周波数と一致するように調整するようにな
っている。
【0031】次に、上記超音波振動子5の共振周波数の
決定方法について説明する。
【0032】図6(a)は音波伝播時間を20℃を基準
にした際の、超音波振動子温度による伝播時間の変化の
1例を示した線図であり、図6(b)は上記圧電素子
6,7の電気端子を並列接続したときの電気的アドミッ
タンスより求めた共振周波数の温度変化の1例を示した
線図である。また、図6(c)は該図6(a),(b)
より横軸を共振周波数、縦軸を音波伝播時間の変動とし
てプロットした線図である。
【0033】上記各線図からも明らかなように、共振周
波数と音波伝播時間には相関があり、音波伝播時間によ
り共振周波数を求めることができる。なお、図6と上記
図11,図12とは別個体の測定値であり、データは一
致しない。
【0034】このように音波の伝播が遅れると、図2に
示す時間tを一定にすれば、STD信号との位相差が変
化し、上述したように電圧制御発振器1の発振周波数を
変化させることができる。
【0035】上記したサンプルホールド回路16で電圧
が保持されている間に、上記過程が繰り返されることに
より次々と電圧制御発振器1の周波数が更新され、常に
振動子5が共振周波数で駆動される。
【0036】本実施例により、超音波振動子の共振周波
数変動を自動的に追尾でき、超音波アクチュエータを最
適かつ安定に駆動できる。
【0037】次に、本発明の第2実施例の超音波振動子
の駆動装置について説明する。
【0038】図7は、上記第2実施例の超音波振動子の
駆動装置の構成を示したブロック図である。
【0039】この第2実施例の超音波振動子の駆動装置
は、上記第1実施例と同様に、電圧制御発振器41(V
CO)と、該電圧制御発振器41の出力に対し±90度
の位相差をもたせる移相器42(P/S)とで超音波振
動子駆動用の交番電圧を発生させるようになっており、
上記電圧制御発振器41,移相器42の出力がそれぞれ
が電力増幅器43,44で電力増幅され、超音波振動子
45の所定位置に配設された2個の圧電素子46,47
に接続されている。この超音波振動子45および該超音
波振動子を使用した超音波アクチュエータは公知の技術
手段であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0040】上記超音波振動子45の一側面には、音波
発生用の音波発生圧電素子48が接着固定されて配設さ
れている。また、該圧電素子48には高周波パルスを発
生・出力するパルス発生器50(P/G)の出力端が接
続されている。該パルス発生器50には、CPU57よ
り開始信号STARTが入力するようになっており、該
START信号により、該パルス発生器50は高周波パ
ルスを発生し、圧電素子48に印加するようになってい
る。この圧電素子48は、上記高周波パルス信号が印加
されると変位し音波を発生するようになっており、該音
波は超音波振動子45を伝播するようになっている。
【0041】一方、上記超音波振動子45の他側面に
は、上記音波受信用の音波受信圧電素子49が接着固定
されて配設されていて、上記圧電素子48の変位により
発生し、超音波振動子45を伝播する音波を受けるよう
になっている。また、該圧電素子49の出力端は、イン
ダクタ51とコンパレータ52とに接続されている。
【0042】上記圧電素子49の出力電圧はコンパレー
タ52により、High/Lowの論理信号に変換さ
れ、AND素子53,EOR素子54を介して積分器5
5(INTG)に入力される。AND素子53の他方の
入力端には図示しない手段で発生するGATE信号が入
力されるようになっており、また、EOR素子54の他
方の入力端には図示しない手段により発生し、上記ST
ART信号と同期する基準波形信号STDが入力される
ようになっている。
【0043】上記積分器55の出力信号は、A/D変換
器56(A/D)に入力された後CPU57に取り込ま
れ、該CPU57の出力は発振器41の発振周波数制御
入力端子に入力するようになっている。また、同CPU
57には、図示しない手段で発生し、A/D変換のタイ
ミングを決定するための信号ADCが入力されるように
なている。
【0044】図8は、上記START、GATE,ST
D,ADCの各信号の発生状態を示したタイミングチャ
ートである。
【0045】なお、図中、時間tは上記第1実施例と同
様に、START信号からGATE信号,STD信号の
発生するまでの一定の時間を示し、超音波振動子45を
伝播する音波の伝播時間により決定される。
【0046】次に、本第2実施例の超音波振動子の駆動
装置の動作を説明する。なお、該第2実施例は、上記第
1実施例とほぼ同様な動作を行うため、重複する部分の
説明は省略する。
【0047】第1実施例と同様に決定された積分器55
の出力電圧は、CPU57にA/D変換器56によりA
/D変換され、入力値から振動子45の共振周波数を演
算し、発振器41の周波数を変化させる。
【0048】上記周波数変化過程の繰り返し周期は、C
PU57のプログラムにより任意に決定でき、比較的周
波数変動が少ない場合には時間間隔を長くしてパルス発
生器50の電力消費を少なくするようになっている。
【0049】本実施例においても、超音波振動子の共振
周波数変動を自動的に追尾でき、超音波アクチュエータ
を最適かつ安定に駆動できるうえ、さらに周波数変化の
実行をCPUにより任意に実施できる。
【0050】次に、本発明の第3実施例の超音波振動子
の駆動装置について説明する。
【0051】図9は、上記第3実施例の超音波振動子の
駆動装置の構成を示したブロック図である。
【0052】この第3実施例の超音波振動子の駆動装置
は、上記第1実施例と同様に、電圧制御発振器61(V
CO)と、該電圧制御発振器61の出力に対し±90度
の位相差をもたせる移相器62(P/S)とで超音波振
動子駆動用の交番電圧を発生させるようになっており、
上記電圧制御発振器61,移相器62の出力がそれぞれ
が電力増幅器63,64で電力増幅され、超音波振動子
65の所定位置に配設された2個の圧電素子66,67
に接続されている。この超音波振動子65および該超音
波振動子を使用した超音波アクチュエータは公知の技術
手段であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0053】上記超音波振動子65の一側面には、音波
発生用の音波発生圧電素子68が接着固定されて配設さ
れている。また、該圧電素子68には高周波パルスを発
生・出力するパルス発生器70(P/G)の出力端が接
続されている。該パルス発生器70には、図示しない手
段により発生する開始信号STARTが入力するように
なっており、該START信号により、該パルス発生器
70は高周波パルスを発生し、圧電素子68に印加する
ようになっている。この圧電素子68は、上記高周波パ
ルス信号が印加されると変位し音波を発生するようにな
っており、該音波は超音波振動子65を伝播するように
なっている。
【0054】一方、上記超音波振動子65の他側面に
は、音波受信用の音波受信圧電素子69が接着固定され
て配設されていて、上記圧電素子68の変位により発生
し、超音波振動子65を伝播する音波を受けるようにな
っている。また、該圧電素子69の出力端は、インダク
タ71とコンパレータ72とに接続されている。
【0055】上記圧電素子69の出力電圧はコンパレー
タ72により、High/Lowの論理信号に変換さ
れ、AND素子73とEOR素子74と介してもうひと
つAND素子75をとおり、アップダウンカウンタ76
(U/D)のカウント端子に接続される。またAND素
子73の出力はアップダウンカウンタ76のカウント方
向を決定する端子にも接続される。
【0056】上記AND素子73の他方の入力端には図
示しない手段で発生するGATE信号GATEが入力さ
れるようになっており、EOR素子74の他方の入力端
には図示しない手段により発生し、上記START信号
と同期する基準波形信号STDが入力され、さらにAN
D素子75には図示しない手段により発生し、上記ST
D信号より周波数の高いクロック信号CLKが入力され
るようになっている。
【0057】上記アップダウンカウンタ76の出力はR
OM77のアドレス端子に接続され、該ROM77のデ
ータ端子はラッチ素子78に接続され、図示しない手段
により発生するラッチ信号LATCHによりラッチさ
れ、発振器61の発振周波数指示端子に入力されるよう
になっている。
【0058】図10は、上記START、GATE,S
TD,LATCHの各信号の発生状態を示したタイミン
グチャートである。
【0059】なお、図中、時間tは上記第1実施例と同
様に、START信号からGATE信号,STD信号の
発生するまでの一定の時間を示し、超音波振動子45を
伝播する音波の伝播時間により決定される。
【0060】次に、本第3実施例の動作について説明す
る。
【0061】本実施例の動作は、上記第1実施例とほぼ
同様であり、ここでは、異なる部分のみを説明する。
【0062】上記第1実施例と同様にして検出された超
音波振動子65を伝播した音波とSTD信号との位相差
はEOR素子により抽出され、これがHighのときに
アップダウンカウンタ76でカウントする。カウントの
アップまたはダウンの方向は上記位相差が進み位相か遅
れ位相かにより変化する。このようにして位相差を数値
データに変換したのち、ROM77に予め書き込まれた
位相差から発振器61の周波数指令値を決定するデータ
を読みだし、ラッチ素子78でラッチされ、発振器61
の周波数をかえる。
【0063】そして、上記ラッチ素子78に周波数指令
データがラッチしている間に、上記過程を繰り返し実行
することにより発振器61の周波数を次々と更新でき
る。
【0064】なお、上記ROM77には複数のデータパ
ターンの周波数指令データを記録し、カウンタ76のデ
ータを入力するのと別の未使用のアドレス端子で各々の
データを切り換え、例えば、超音波振動子65の共振周
波数からわずかに異なる周波数指令値を発生させてアク
チュエータの速度を変化させたり、超音波振動子の音波
伝播時間に対する共振周波数の個体差を調整する調整手
段として使用してもよい。
【0065】本実施例においても、超音波振動子の共振
周波数変動を自動的に追尾でき、超音波アクチュエータ
を最適かつ安定に駆動できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波振動子の機械的共振周波数が、温度あるいは機械的
負荷条件等により変動しても、駆動周波数が常に該機械
的共振周波数の近傍にある超音波振動子の駆動装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である超音波振動子の駆動
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例における、START、GAT
E,STD,S/Hの各信号の発生状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図3】上記第1実施例における、音波受信圧電素子と
インダクタとで構成されるバンドパスフィルタを示した
電気回路図である。
【図4】上記第1実施例における音波発生圧電素子に所
定電圧のパルス波を入力した際に、上記音波受信圧電素
子にインダクタを接続したときの出力電圧の波形を示し
た線図である。
【図5】(a),(f)は上記第1実施例におけるST
D信号波形、(b),(g)は音波受信圧電素子におけ
る受波波形、(c),(h)はコンパレータを通過後の
波形、(d),(i)はEOR素子の出力波形、
(e),(j)は積分器の出力波形をそれぞれ示した線
図である。
【図6】(a)は上記第1実施例における、音波伝播時
間を20℃を基準にした際の、超音波振動子温度による
伝播時間の変化の1例を示した線図であり、(b)は圧
電素子の電気端子を並列接続したときの電気的アドミッ
タンスより求めた共振周波数の温度変化の1例を示した
線図であり、(c)は、該図6(a),(b)より横軸
を共振周波数、縦軸を音波伝播時間の変動としてプロッ
トした線図である。
【図7】本発明の第2実施例である超音波振動子の駆動
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】上記第2実施例における、START、GAT
E,STD,ADCの各信号の発生状態を示したタイミ
ングチャートである。
【図9】本発明の第3実施例である超音波振動子の駆動
装置の構成を示すブロック図である。
【図10】上記第3実施例における、START、GA
TE,STD,LATCHの各信号の発生状態を示した
タイミングチャートである。
【図11】従来の超音波振動子において、振動子温度と
共振周波数との関係を示した線図である。
【図12】従来の超音波振動子において、駆動周波数と
アクチュエータ速度との関係を示した線図である。
【図13】従来の超音波モータにおける超音波振動子の
1例を示した斜視図である。
【図14】従来の超音波モータの1例を示した側面図で
ある。
【図15】従来の超音波振動子の寸法を適当に調節し
て、積層圧電素子に交番電圧を印加した際の、(a)縦
共振振動、(b)屈曲共振振動をそれぞれ示した説明図
である。
【符号の説明】
1…電圧制御発振器 2…移相器 3…電力増幅器 4…電力増幅器 5…超音波振動子 6…圧電素子 7…圧電素子 8…音波発生圧電素子 9…音波受信圧電素子 10…パルス発生器 11…インダクタ 12…コンパレータ 13…AND素子 14…EOR素子 15…積分器 16…サンプルホールド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気−機械エネルギー変換素子を駆動源と
    して超音波振動子に振動を励起し、該振動のエネルギー
    により被駆動部材を駆動する超音波振動子の駆動装置に
    おいて、 上記超音波振動子に伝播させる伝播波を発生する音波発
    生手段と、 上記超音波振動子中を伝播した伝播波を受信する音波受
    信手段と、 上記音波発生手段と同期する基準波と上記音波受信手段
    の出力との位相を比較する位相比較手段と、 この位相比較手段の出力により上記電気−機械エネルギ
    ー変換素子に印加する駆動電圧の周波数を決定する周波
    数決定手段と、 を具備していることを特徴とする超音波振動子の駆動装
    置。
JP5191351A 1993-08-02 1993-08-02 超音波振動子の駆動装置 Withdrawn JPH0746867A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442647B1 (ko) * 1999-12-23 2004-08-02 주식회사 포스코 고유주파수회복수단을 구비한 초음파센서구동시스템 및그러한 구동시스템을 구비한 초음파센서
US8166824B2 (en) 2008-04-18 2012-05-01 Denso Corporation Ultrasonic sensor

Cited By (3)

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US8616061B2 (en) 2008-04-18 2013-12-31 Denso Corporation Ultrasonic sensor

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