JPH0746998A - ヒトインターロイキン−6に対する再構成ヒト抗体 - Google Patents

ヒトインターロイキン−6に対する再構成ヒト抗体

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JPH0746998A
JPH0746998A JP6115367A JP11536794A JPH0746998A JP H0746998 A JPH0746998 A JP H0746998A JP 6115367 A JP6115367 A JP 6115367A JP 11536794 A JP11536794 A JP 11536794A JP H0746998 A JPH0746998 A JP H0746998A
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功 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)(1)ヒトL鎖C領域、及び(2)ヒ
トL鎖FR、及びヒトIL−6に対するマウスモノクロ
ーナル抗体のL鎖CDRを含んでL鎖V領域、を含んで
成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6に対するマウスモノクローナル抗
体のH鎖CDRを含んで成るH鎖V領域を含んで成るH
鎖;を含んで成るヒトIL−6に対する再構成された抗
体。 【効果】 この再構成ヒト抗体の大部分がヒト抗体に由
来し、そしてマウスCDRは抗原性が低いから、本発明
の再構成ヒト抗体はヒトに対する抗原性が低く、そして
それ故にIL−6による情報伝達を阻害し、IL−6に
起因する疾患の治療剤として期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトインターロイキン
−6(IL−6)に対するマウスモノクローナル抗体S
K2の可変領域(V領域)とヒト抗体の定常領域(C領
域)とから成るヒト/マウスキメラ抗体、ヒトライト鎖
(L鎖)V領域及びヒトヘビー鎖(H鎖)V領域の相補
性決定領域(CDR)がヒトIL−6に対するマウスモ
ノクローナル抗体SK2のCDRにより置き換えられて
いる再構成(resheped)ヒト抗体およびそれら
の抗体を構成するL鎖またはH鎖に関する。
【0002】本発明はさらに、上記の抗体特にそのV領
域をコードするDNAを提供する。本発明はさらに、前
記DNAを含んで成るベクター、特に発現ベクター、並
びに該ベクターにより形質転換された宿主に関する。本
発明はさらに、ヒトIL−6に対するキメラ抗体の製造
方法、及びヒトIL−6に対する再構成ヒト抗体の製造
方法を提供する。
【0003】
【従来の技術】インターロイキン−6(IL−6)は一
連の細胞により生産される多機能サイトカインである。
このものは免疫応答、急性期反応及び造血を調節し、そ
して宿主防御機構において中心的役割を演ずる(Kis
himotoら、Blood,74,1−10,198
9)。このものは広範な組織に作用して、標的細胞の性
質に応じて成長誘導効果、成長阻害効果及び分化誘導効
果を発揮する。
【0004】IL−6遺伝子の異常発現が種々の疾患、
特に自己免疫疾患、メサンジウム細胞増殖性糸球体腎
炎、及び形質細胞腫/骨髄腫の発病に関与することが示
唆されている(Hiranoら、Immunol.To
day,11,443−449,1990;Clei
n,B.ら、Eur.Cytokine Net.
193−201,1990)。従って、IL−6の機能
を阻害する抗体はヒト患者における治療剤として有用で
あることが期待される。
【0005】現に、形質細胞腫を有する末期患者を治療
するためにヒトIL−6に対するマウスモノクローナル
抗体を用いた臨床研究において、形質細胞腫細胞の増殖
のブロック、並びに循環M蛋白質、血清カルシウム、血
清IgG及びC−反応性蛋白質の低下が示された(Kl
ein,B.ら、Blood,78,1198−120
4,1991;Klein,Bら、Res.Immun
ol.,143,774−776,1992)。
【0006】マウスのモノクローナル抗体はヒトにおい
て高度に免疫原性(「抗原性」という場合もある)があ
り、そしてこの理由のため、ヒトにおけるそれらの療法
的価値は制限される。さらに、マウス抗体は、予定され
た効果を妨害するのみならず、患者における不都合なア
レルギー応答の危険をもたらす免疫応答を惹起すること
なくして頻回投与することはできない。
【0007】これらの問題を解決するため、ヒト型化
(humanized)抗体の製造方法が開発された。
マウス抗体は2つの方法でヒト型化することができる。
より簡単な方法は、可変領域がもとのマウスモノクロー
ナル抗体に由来しそして定常領域が適当なヒト抗体に由
来するキメラ抗体を作製する方法である。得られるキメ
ラ抗体はもとのマウス抗体の完全な可変領域を含有し、
そしてもとのマウス抗体と同一の特異性をもって抗原に
結合することを期待することができる。
【0008】さらに、キメラ抗体ではヒト以外に由来す
る蛋白質配列の比率が実質的に減少しており、そしてそ
れ故にもとのマウス抗体に比べて免疫原性が低いと予想
される。キメラ抗体は抗原によく結合しそして免疫原性
が低いが、マウス可変領域に対する免疫応答がなお生ず
る可能性がある(LoBuglioら、Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA,84,4220−4
224,1989)。
【0009】マウス抗体をヒト型化するための第二の方
法は一層複雑であるが、しかしマウス抗体の潜在的な免
疫原性をさらに大幅に低下させるものである。この方法
においては、マウス抗体の可変領域からの相補性決定領
域(complementarity determi
ning region;CDR)をヒト抗体可変領域
に移植して「再構成」(reshaped)ヒト抗体可
変領域を作製する。
【0010】次に、これらの再構成ヒト可変領域をヒト
抗体定常領域に連結する。最終的に再構成されたヒト型
抗体のヒト以外の蛋白質配列に由来する部分はCDRと
極く一部のフレームワーク(FR)のみである。CDR
は超可変蛋白質配列により構成されている。これらは種
特異的配列を示さない。これらの理由のため、マウスC
DRを担持する再構成ヒト抗体はもはやヒトCDRを含
有する天然ヒト抗体より強い免疫原性を有しないはずで
ある。
【0011】再構成ヒト抗体についてはさらに、Ric
hmann,L.ら、Nature,322,323−
327,1988;Verhoeye,M.ら、Sci
ence,239,1534−1536,1988;K
ettleborough,C.A.ら、Protei
n Engng.,773−783,1991;Ma
eda,H.ら、Human Antibodies
and Hybridoma,,124−134,1
991;Gorman,S.G.ら、Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,88,4181−41
85,1991;Tempert,P.R.ら、Bio
/Technology,,266−271,199
1;Co,M.S.ら、Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA,88,2869−2873,19
91;Carter,P.ら、Proc.Natl.A
cad.Sci.USA,89,4285−4289,
1992;Co.M.N.ら、J.Immunol.
47,1149−1154,1992;及びSato,
K.ら、Cancer Res.53,1−6,199
3を参照のこと。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、再構成
ヒト抗体は治療目的のために有用であると予想される
が、ヒトIL−6に対する再構成ヒト抗体は知られてい
ない。さらに、再構成ヒト抗体の製造方法であって任意
の特定の抗体に普遍的に適用し得る方法は存在しない。
従って、特定の抗原に対して十分に活性がある再構成ヒ
ト抗体を作製するためには種々の工夫が必要である(例
えば、Sato,K.ら、Cancer Res.
,851−856(1993))。
【0013】本発明者らはヒトIL−6に対するマウス
モノクローナル抗体SK2がinvivo動物実験でI
L−6の機能を強く阻害し、従って、IL−6関連疾患
に対する治療剤として期待できることを見い出した(S
aito,H.ら、第21回日本免疫学会総会、学術集
会記録、21,116,1991)。従って、本発明
は、ヒトIL−6に対する、免疫原性の低い抗体を提供
しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】従って、本発明はヒトI
L−6に対するマウスモノクローナル抗体SK2の再構
成ヒト抗体に関する。本発明はまた、該再構成ヒト抗体
の作製の過程で有用なヒト/マウスキメラ抗体を提供す
る。本発明はさらに、マウスモノクローナル抗体SK2
の再構成ヒト抗体並びにキメラ抗体の製造のための遺伝
子工学的方法に関する。
【0015】具体的には、本発明は、(1)ヒト抗体L
鎖C領域、及びヒトIL−6に対するマウスモノクロー
ナル抗体SK2のL鎖V領域を含んで成るL鎖;並びに
(2)ヒト抗体H鎖C領域、及びヒトIL−6に対する
マウスモノクローナル抗体SK2のH鎖V領域を含んで
成るH鎖;を含んで成る、ヒトIL−6に対するキメラ
抗体、さらには、(1)ヒト抗体L鎖V領域のフレーム
ワーク領域(FR)、及び(2)ヒトIL−6に対する
マウスモノクローナル抗体SK2のL鎖V領域のCD
R、を含んで成る、再構成ヒトL鎖V領域;並びに
(1)ヒト抗体H鎖V領域のFR、及び(2)ヒトIL
−6に対するマウスモノクローナル抗体SK2のH鎖V
領域のCDR、を含んで成る、再構成ヒトH鎖V領域か
ら構成されるヒトIL−6に対するマウスモノクローナ
ル抗体SK2の再構成ヒト抗体に関する。本発明はま
た、前記種々の抗体を構成するL鎖またはH鎖のポリペ
プチド、およびそれらをコードするDNAに関する。さ
らに、本発明は、上記DNAを含んで成る発現ベクター
およびそれら発現ベクターにより形質転換された宿主に
関する。本発明はさらにまた、ヒトIL−6に対するキ
メラ抗体の製造方法、及びヒトIL−6に対する再構成
ヒト抗体の製造方法に関する。
【0016】
【具体的な説明】マウス抗体V領域をコードするDNAのクローニング ヒトIL−6に対するマウスモノクローナル抗体のV領
域をコードするDNAをクローン化するためには、マウ
スモノクローナル抗体産生細胞から全RNAを調製した
後、既知の方法により一本鎖cDNAに変換し、ポリメ
ラーゼ連鎖反応(PCR)法を用いて、目的とするDN
Aを増幅することで得られる。この全RNAの供給源と
して、ヒトIL−6に対するモノクローナル抗体を生産
するハイブリドーマを作製することが必要である。この
様なハイブリドーマとして、SK2を挙げることができ
る。ハイブリドーマSK2の作製方法を参考例1に後記
する。
【0017】(1)全RNAの採取 本発明において、全RNAを採取するため、ハイブリド
ーマ細胞を破壊し、グアニジンチオシアネート処理後、
塩化セシウム密度勾配遠心を行った(chirgwin
ら、Biochemistry,18,5294,19
79)が、すでに他の蛋白質の遺伝子をクローニングす
る際に用いられた方法、例えばバナジウム複合体等のリ
ボヌクレアーゼインヒビター存在下に界面活性剤処理、
フェノール処理を行う(Berger & Birke
nmeier,Biochemistry,18,51
43,1979)方法を用いることができる。
【0018】(2)一本鎖cDNAの採取 上記の如くして得た全RNAから一本鎖DNAを得るに
は、全RNAを鋳型にして、その3′末端にあるpol
yA鎖に相補的なオリゴ(dT)をプライマーとして逆
転写酵素で処理して全RNAに相補的な一本鎖DNA
(cDNA)を合成する(Larrik,J.W.ら、
Biotechnology,,934,1989)
ことができる。また、その時に、ランダムプライマーを
用いてもよい。
【0019】(3)ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法
によるマウス抗体V領域の増幅 次にポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法を用いて前記c
DNAからマウス抗体V領域の特異的増幅を行う。マウ
ス抗体V領域の増幅には、Jones,S.T.らBi
otechnology,,88−89,1991に
記載されているプライマーを用いることができる。ハイ
ブリドーマSK2が産生するマウスモノクローナル抗体
SK2のクローニングに用いるプライマーを決定するに
あたり、H鎖およびL鎖のタイピングをして両鎖の型を
決める必要がある。
【0020】マウスモノクローナル抗体アイソタイピン
グキット(アマシャムインターナショナルplc社製)
を用いて、SK2抗体のタイピングを行った結果、SK
2抗体はκ型L鎖およびCγ1型のH鎖を有することが
明らかになった。SK2のタイピングについて参考例2
に後記する。次に、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法
を用いてマウスモノクローナル抗体のカッパ(κ)型L
鎖V領域を増幅するため、配列番号:1〜11に示す1
1種のオリゴヌクレオチドプライマー(Mouse K
appa Variable;MKV)及び配列番号:
12に示すオリゴヌクレオチドプライマー(Mouse
Kappa Constant;MKC)をそれぞれ
5′−末端プライマー及び3′−末端プライマーとして
使用する。
【0021】前記MKVプライマーはマウスカッパ型L
鎖リーダー配列をコードするDNA配列とハイブリダイ
ズし、そして前記MKCプライマーはマウスカッパ型L
鎖C領域をコードするDNA配列とハイブリダイズす
る。マウスモノクローナル抗体のH鎖V領域の増幅のた
め、配列番号:13〜24に示す12種のオリゴヌクレ
オチドプライマー(Mouse Heavy Vari
able;MHV)及び配列番号:25に示すオリゴヌ
クレオチドプライマー(Mouse Heavy Co
nstant;MHC)をそれぞれ5′−末端プライマ
ー及び3′−末端プライマーとして使用する。
【0022】なお、本実施例では5′−末端プライマー
はその5′−末端近傍に制限酵素SalI切断部位を提
供する配列GTCGACを含有し、そして3′−末端プ
ライマーはその5′−末端近傍に制限酵素XmaI切断
部位を提供するヌクレオチド配列CCCGGGを含有す
るものを使用している。これらの制限酵素切断部位は可
変領域をコードする目的のDNA断片をクローニングベ
クターにサブクローニングするために用いられる限り、
他の制限酵素切断部位でもよい。
【0023】次に、マウスモノクローナル抗体の目的と
する可変領域をコードするDNA断片を得るために、増
幅生成物を制限酵素SalI及びXmaIで切断した
後、低融点アガロースまたはカラム〔PCR産物精製用
キット(QIAGEN等)、DNA精製用キット(GE
NECLEANII等)など〕により、分離・精製を行
う。他方、プラスミドpUC19のごとき適当なクロー
ニングベクターを同じ制限酵素SalI及びXmaIに
より切断させ、このpUC19に前記DNA断片を連結
することにより、マウスモノクローナル抗体の目的とす
る可変領域をコードするDNA断片を含むプラスミドを
得る。
【0024】クローン化されたDNAの配列決定は任意
の常法例えば、シークエネース バージョン2.0(ユ
ナイテッドステイツバイオケミカルコーポレーション社
製)を用いて行うことができる。目的とするDNAのク
ローン化及びその配列決定を実施例1及び2に具体的に
記載する。
【0025】相補性決定領域(CDR) L鎖及びH鎖の各対のV領域は抗原結合部位を形成す
る。L鎖及びH鎖上の可変領域は共通性のある比較的保
存された4個のフレームワークと3個の超可変又は相補
性決定領域(CDR)により連結されている(Kaba
t,E.A.ら、「Sequences of Pro
teins of Immunological In
terest」,US Dept.Health an
d Human Services 1983)。
【0026】前記4個のフレームワーク領域(FR)の
多くの部分はβ−シート構造をとり、その結果3個のC
DRはループを形成する。CDRはある場合にはβ−シ
ート構造の一部分を形成することもある。3個のCDR
はFRによって相互に立体的に非常に近い位置に保持さ
れ、そして対をなす領域の3個のCDRと共に抗原結合
部位の形成に寄与する。
【0027】これらのCDR領域は、得られた抗体のV
領域のアミノ酸配列と既知抗体のV領域の既知アミノ酸
配列とを照合することによって、Kabat,E.A.
ら、「Sequences of Proteins
of Immunological Interes
t」の経験則から見出すことができ、実施例3において
具体的に説明する。
【0028】キメラ抗体の作製 ヒトIL−6に対する抗体の再構成ヒトV領域を設計す
るに先立って、使用するCDRが実際に抗原結合領域を
形成することを確かめる必要がある。この目的のため、
キメラ抗体を作製した。さらに実施例1に記載されるモ
ノクローナル抗体SK2のクローン化されたDNAのヌ
クレオチド配列から推定されるマウス抗ヒトIL−6抗
体のアミノ酸配列を既知のマウス及びヒトの抗体のV領
域と比較した。
【0029】モノクローナル抗体SK2のマウスL鎖及
びH鎖V領域をコードするDNA断片がクローニングさ
れれば、これらのマウスV領域をヒト抗体定常領域をコ
ードするDNAと連結して発現させることによってキメ
ラ抗ヒトIL−6抗体が得られる。キメラ抗体を作製す
るための基本的な方法は、クローン化されたcDNAに
存在するマウスリーダー配列及びV領域配列を、哺乳類
細胞発現ベクター中にすでに存在するヒト抗体C領域を
コードする配列に連結することを含んで成る。
【0030】前記ヒト抗体C領域は任意のヒトL鎖C領
域およびヒトH鎖C領域であることができ、例えばヒト
L鎖CκあるいはH鎖Cγ1やCγ4を各々挙げること
ができる。キメラ抗体の製造のためには2種類の発現ベ
クター、すなわちエンハンサー/プロモーター系のごと
き発現制御領域による制御のもとでマウスL鎖V領域及
びヒトL鎖C領域をコードするDNAを含んで成る発現
ベクター、並びにエンハンサー/プロモーター系のごと
き発現制御領域のもとでマウスH鎖V領域及びヒトH鎖
C領域をコードするDNAを含んで成る発現ベクターを
作製する。次に、これらの発現ベクターにより哺乳類細
胞のごとき宿主細胞を同時形質転換し、そして形質転換
された細胞をイン−ビトロ又はイン−ビボで培養してキ
メラ抗体を製造する(例えばWO91−16928)。
【0031】あるいは、マウスL鎖V領域及びヒトL鎖
C領域をコードするDNA並びにマウスH鎖V領域及び
ヒトH鎖C領域をコードするDNAを単一の発現ベクタ
ーに導入し、そして該ベクターを用いて宿主細胞を形質
転換し、次にこの形質転換された宿主をイン−ビボ又は
イン−ビトロで培養して目的とするキメラ抗体を生産さ
せる。キメラ抗体の作製を実施例4に記載する。
【0032】マウスSK2κ型L鎖リーダー領域及びV
領域をコードするcDNAをPCR法を用いてサブクロ
ーンし、ヒトゲノムL鎖Cκ鎖領域をコードするDNA
を含有する発現ベクターに連結する。マウスSK2抗体
のγ1型H鎖リーダー及びV領域をコードするcDNA
を、PCR法を用いてサブクローン化し、ヒトγ−1C
領域をコードするゲノムDNAを含有する発現ベクター
に連結する。
【0033】特に設計されたPCRプライマーを用い
て、マウスSK2のV領域をコードするcDNAをそれ
らの5′−及び3′−末端において適当な塩基配列を導
入して、それらが発現ベクターに容易に挿入されるよう
に、且つそれらが該発現ベクター中で適切に機能するよ
うにした(例えば、本発明ではKozak配列の導入に
より転写効率を上げるように工夫されている)。次に、
これらのプライマーを用いてPCRにより増幅して得た
マウスSK2のV領域を、所望のヒトC領域をすでに含
有するHEF発現ベクター(図1)に挿入した。これら
のベクターは、種々の哺乳類細胞系における遺伝子操作
された抗体の一過性(transient)発現又は安
定な発現のために適当である。
【0034】マウスSK2抗体中に存在するV領域と同
じV領域を有するキメラSK2抗体の作製に加えて、キ
メラSK2抗体の第二のバージョン(NTS)を作製し
た。キメラSK2抗体NTSにおいては、H鎖V領域中
の位置30のアミノ酸がアスパラギンからセリンに変え
られている。
【0035】マウスH鎖サブグループI(Fischm
ann,T.O.ら、J.Biol.Chem.26
,12915,1991)に属するマウスH鎖V領域
においては、位置30の最も典型的なアミノ酸はセリン
である(Kabat,E.A.ら、US Dept H
ealth and Human ServicesU
S Government Printing Off
ices,1991)。
【0036】マウスSK2抗体のH鎖V領域中の位置3
0に非典型的なアミノ酸であるアスパラギンを有するこ
との重要性を評価するため、位置30を典型的なアミノ
酸であるセリンに変えた。この変更は、PCR−変異誘
発法(M.Kammanら、Nucl.Acids R
es.15,5404,1989)を用いてH鎖V領域
をコードするDNA配列中に必要な変更を行うことによ
り達成された。キメラSK2抗体は、もとのSK2抗体
と同様にH鎖V領域の位置30にグリコシル化部位を有
するのに対して、変異型キメラSK2抗体NTSはグリ
コシル化部位を有しない。
【0037】キメラSK2抗体はヒトIL−6に結合す
る活性を示した。キメラSK2抗体NTSも同様にヒト
IL−6に結合する。従って正しいマウスV領域がクロ
ーン化されそして配列が決定されていたことが示され
た。また、SK2抗体H鎖V領域のグリコシル化は、S
K2抗体の結合活性のためには必要でないことが示され
た。
【0038】再構成ヒトの抗体の構築 マウスモノクローナル抗体のCDRがヒト抗体に移植さ
れている再構成ヒト抗体を作製するためには、マウスモ
ノクローナル抗体のFRとヒト抗体のFRとの間に高い
相同性が存在することが望ましい。従って、マウスSK
2抗体のL鎖及びH鎖のV領域を、Protein D
ata Bankを用いて構造が解明されているすべて
の既知抗体のV領域と比較した。その結果を表1にまと
める。
【0039】
【表1】
【0040】マウスSK2のL鎖V領域はヒトL鎖V領
域のサブグループI(HSGI)のコンセンサス配列に
最も類似しており、60.3%の相同性が存在する。マ
ウスSK2のH鎖V領域はヒトH鎖V領域のサブグルー
プII(HSGII)のコンセンサス配列に最も類似してお
り、59.2%の相同性が存在する。
【0041】ヒト抗体中のV領域との比較から、再構成
ヒトSK2抗体V領域の設計の基礎となるヒトV領域の
FRを選択することが可能である。再構成ヒトSK2抗
体L鎖V領域の設計のためにはサブグループI(SG
I)に属するヒトL鎖V領域を使用し、そして再構成ヒ
トSK2抗体H鎖V領域の設計のためにはサブグループ
II(SGII)に属するヒト抗体H鎖V領域を用いるのが
よく、さらにサブグループ内で、できるだけ相同性の高
いものを選ぶことが最善であろう(Kabat,E.
A.ら、US Dep.Health and Hum
an Services,US Government
Printing Offices,1991)。
【0042】再構成ヒトSK2抗体V領域の設計 再構成ヒトSK2抗体V領域の設計における第一段階
は、設計の基礎となるヒト抗体V領域を選択することで
あった。マウスSK2抗体L鎖V領域は、サブグループ
Iに属するヒトκ型抗体L鎖V領域に最も類似していた
(表1)。マウスSK2抗体のL鎖V領域は既知ヒト抗
体L鎖V領域との比較において、ヒトL鎖V領域のサブ
グループIの1構成員であるヒトL鎖V領域REIに6
3%の類似性を示した。従って、再構成ヒトSK2抗体
L鎖V領域の作製のための出発材料としてREIのFR
を使用した。
【0043】再構成ヒトSK2抗体L鎖V領域の2つの
バージョンを設計した。第一のバージョン(バージョン
「a」)においては、ヒトFRは再構成ヒトCAMPA
TH−1H抗体中に存在するREIに基くFR(Rie
chmann,L.ら、Nature 322,21〜
25,1988)(WO92−19759に記載の再構
成ヒトPM−1のL鎖V領域のバージョン「a」)と同
一であり、そしてマウスCDRはマウスSK2のL鎖V
領域中のCDRと同一とした。第二のバージョン(バー
ジョン「b」)はバージョン「a」と比べて、ヒトFR
3中の位置71におけるアミノ酸1個のみを異にする。
【0044】すなわちバージョン「a」の設計に使用し
た修飾されたREIのFRにおいては位置71はフェニ
ルアラニンであるのに対し、バージョン「b」において
は、位置71のフェニルアラニンがマウスSK2抗体L
鎖V領域中に見出されるようにチロシンに変えられてい
る。表2は、マウスSK2抗体のL鎖V領域、REIの
FR及び再構成SK2抗体のL鎖V領域の2種類のバー
ジョンの、それぞれのアミノ酸配列を示す。
【0045】
【表2】 注:REIのFR中の5個の下線を付したアミノ酸はヒ
トREIのアミノ酸配列(Palm,W.ら、Hopp
e−Seyler’s,Z.Physiol.Che
m.,356,167−191,1975)とは異なる
アミノ酸の位置を示す。
【0046】マウスSK2抗体のH鎖V領域中のFRは
サブグループIIに属するヒトH鎖V領域に最も類似して
いる(表1)。マウスSK2抗体のH鎖V領域は既知の
ヒト抗体H鎖V領域との比較において、ヒトH鎖V領域
のサブグループIIの1構成員であるヒトH鎖V領域DA
W(Press,E.M.ら、Biochem.J.
17,641,1970)に非常に類似していた(6
0.8%)。さらには、CDRのサイズもマウスSK2
抗体とヒト抗体DAWとの間で非常に類似していた。こ
のため、ヒト抗体DAWのFRを、再構成ヒトSK2抗
体のH鎖V領域の作製のための出発材料として用いた。
【0047】再構成ヒトSK2抗体H鎖V領域の2種類
のバージョンを設計した。バージョン「a」においては
FRはDAWのそれと同じであり、バージョン「b」に
おいてはヒトFR1中の30位のみが異っている。すな
わち、バージョン「a」においては30位のアミノ酸は
セリンであり、バージョン「b」の30位のアミノ酸は
アスパラギンである。表3は、マウスSK2抗体H鎖V
領域、DAWのFR、並びに再構成SK2抗体H鎖V領
域のバージョン「a」及び「b」のアミノ酸配列を示
す。
【0048】
【表3】
【0049】再構成ヒトSK2抗体の作製 再構成ヒトSK抗体V領域の作製を実施例5に具体的に
記載する。本発明の再構成ヒトSK2抗体は、 (A)(1)ヒトL鎖C領域、及び(2)ヒトL鎖F
R、及びヒトIL−6に対するマウスモノクローナル抗
体SK2のL鎖V領域CDRを含んで成るL鎖V領域、
を含んで成るL鎖;並びに (B)(1)ヒトH鎖C領域、及び(2)ヒトH鎖F
R、及びヒトIL−6に対するマウスモノクローナル抗
体SK2のH鎖V領域CDRを含んで成るH鎖V領域、
を含んで成るH鎖;から構成される。
【0050】好ましい態様においては、前記L鎖V領域
は配列番号52又は53に示されるアミノ酸配列を有
し、前記H鎖V領域は配列番号54又は55に示される
アミノ酸配列を有する。前記ヒトL鎖C領域は任意のヒ
トL鎖C領域であることができ、例えばヒトκC領域で
あり;そして前記ヒトH鎖C領域は任意のヒトH鎖C領
域であることができ、例えばヒトγ−1C領域、ヒトγ
−4C領域等である。
【0051】再構成抗体の製造のためには、2種類の発
現ベクター、すなわちエンハンサー/プロモーター系の
ごとき発現制御領域による制御のもとに前に定義した再
構成ヒトL鎖をコードするDNAを含んで成る発現ベク
ター、及びエンハンサー/プロモーター系のごとき発現
制御領域のもとに前に定義した再構成ヒトH鎖をコード
するDNAを含んで成るもう一つの発現ベクターを作製
する。次に、これらの発現ベクターを用いて哺乳類細胞
のごとき宿主細胞を同時形質転換し、そしてこの形質転
換された細胞をイン−ビボ又はイン−ビトロで培養して
再構成ヒト抗体を生産せしめる(例えば、WO91−1
6927)。
【0052】あるいは、再構成L鎖をコードするDNA
及び再構成ヒトH鎖をコードするDNAを単一の発現ベ
クターに導入し、そしてこのベクターを用いて宿主を形
質転換し、次にこの形質転換された宿主細胞をイン−ビ
ボ又はイン−ビトロで培養して目的とする再構成ヒト抗
体を生産せしめる。以上のようにして目的とするキメラ
抗体あるいはヒト型化抗体をコードする遺伝子で形質転
換した形質転換体を培養し、産生したキメラ抗体あるい
はヒト型化抗体は、細胞内または細胞外から分離し均一
にまで精製することができる。
【0053】なお、本発明の目的蛋白質であるキメラ抗
体あるいはヒト型化抗体の分離・精製を、プロテインA
アガロースカラムを用いて行うことができる。また、そ
の他に、通常の蛋白質で用いられる分離・精製方法を使
用すればよく、何ら限定されるものではない。例えば各
種クロマトグラフィー、限外濾過、塩折、透析等を適宜
選択、組合せれば、キメラ抗体あるいはヒト型化抗体は
分離・精製することができる。
【0054】ヒトIL−6に対する本発明のキメラ抗体
又は再構成ヒト抗体の製造のために任意の発現系、例え
ば真核細胞、例えば動物細胞、例えば樹立された哺乳類
細胞系、真糸状菌細胞、及び酵母細胞、並びに原核細
胞、例えば細菌細胞、例えば大腸菌細胞等を使用するこ
とができる。好ましくは、本発明のキメラ抗体又は再構
成抗体は哺乳類細胞、例えばCOS細胞又はCHO細胞
中で発現される。
【0055】これらの場合、哺乳類細胞での発現のため
に有用な常用のプロモーターを用いることができる。例
えば、ヒト・サイトメガロウィルス前期(human
cytomegalovirus immediate
early;HCMV)プロモーターを使用するのが
好ましい。HCMVプロモーターを含有する発現ベクタ
ーの例には、HCMV−VH −HCγ1,HCMV−V
L −HCK 等であって、pSV2neoに由来するもの
(図2を参照のこと)(WO92−19759)が含ま
れる。
【0056】また、その他に、本発明のために用いるこ
とのできる哺乳動物細胞における遺伝子発現のプロモー
ターとしてはレトロウイルス、ポリオーマウイルス、ア
デノウイルス、シミアンウイルス40(SV40)など
のウイルスプロモーターやヒト・ポリペプチド・チェー
ン・エロンゲーション・ファクター1α(HEF−1
α)などの哺乳動物細胞由来のプロモーターを用いれば
よい。例えばSV40のプロモーターを使用する場合
は、Mulliganらの方法(Nature 277
108(1979))、また、HEF−1αプロモー
ターを使用する場合は、Mizushima,S.らの
方法(Nucleic Acids Researc
h,18,5322,1990)に従えば容易に実施す
ることができる。
【0057】複製起原としては、SV40、ポリオーマ
ウイルス、アデノウイルス、牛パピローマウイルス(B
PV)等の由来のものを用いることができ、さらに宿主
細胞系中での遺伝子コピー数増幅のため、発現ベクター
は選択マーカーとして、ホスホトランスフェラーゼAP
H(3′)IIあるいはI(neo)遺伝子、チミジンキ
ナーゼ(TK)遺伝子、大腸菌キサンチン−グアニンホ
スホリボシルトランスフェラーゼ(Ecogpt)遺伝
子、ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)遺伝子等を含む
ことができる。
【0058】
【実施例】次に、本発明を下記の実施例により具体的に
説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるもの
ではない。実施例1ヒトIL−6に対するマウスモノクローナル
抗体のV領域をコードするDNAのクローン化 ヒトIL−6に対するマウスモノクローナル抗体SK2
の可変領域をコードするDNAを次の様にしてクローン
化した。
【0059】1.全RNAの調製 ハイブリドーマSK2からの全RNAを、Chirgw
inら、Biochemistry,18,5294
(1979)により記載されている方法に従って調製し
た。すなわち、ハイブリドーマSK2の細胞を20mlの
4Mグアニジンチオシアネート(Fulka)中で完全
にホモジナイズさせた。ホモジネートを遠心管中の5.
3M塩化セシウム溶液層上に重層し、次にこれをBec
kmanSW40ローター中で31,000rpm にて2
0℃で24時間遠心分離することによりRNAを沈澱さ
せた。
【0060】RNA沈澱物を80%エタノールにより洗
浄し、そして1mM EDTA及び0.5% SDSを含
有する10mM Tris−HCl(pH7.5)150μ
l中に溶解し、そしてそれにProteinase(B
oehringer)を0.5mg/mlとなるように添加
した後、37℃にて20分間インキュベートした。混合
物をフェノール及びクロロホルムで抽出し、そしてRN
Aをエタノールで沈澱させた。次に、RNA沈澱物を1
mM EDTAを含有する10mM Tris−HCl(pH
7.5)200μlに溶解した。
【0061】2.一本鎖cDNAの合成 J.W.Larrickら、Biotechnolog
y,,934(1989)により記載されている方法
に従って一本鎖cDNAを合成するため、前記のように
して調製した全RNAの約5μgを40mM KCl,6
mM MgCl2、10mMジチオスレイトール、0.5mM
dATP,0.5mM dGTP,0.5mM dCT
P,0.5mM dTTP,35μM oligo dT
プライマー(Amersham)、48ユニットのRA
V−2逆転写酵素(RAV−2:Rous assoc
iated virus2;Amersham)及び2
5ユニットのヒト胎盤リボヌクレアーゼ阻害剤(Ame
rsham)を含有する50mM Tris−HCl(pH
8.3)緩衝液10μlに溶解し、そしてこの反応混合
物を37℃にて60分間インキュベートしそして次のポ
リメラーゼ連鎖反応(PCR)法のために直接使用し
た。
【0062】3.抗体可変領域をコードする遺伝子のP
CR法による増幅 Thermal Cycler Model PHC−
2(Perkin Elmer Cetus社)を用い
てPCR法を行った。 (1)マウスL鎖V領域をコードする遺伝子の増幅 PCR法に使用するプライマーは、マウスカッパ型L鎖
リーダー配列とハイブリダイズする配列番号:1〜11
に示すMKV(Mouse Kappa Variab
le)プライマー(S.T.Jonesら、Biote
chnology,,88,1991)、及びマウス
κ型L鎖C領域とハイブリダイズする配列番号:12に
示すMKC(Mouse Kappa Constan
t)プライマー(S.T.Jonesら、Biotec
hnology,,88,1991)を用いた。
【0063】PCR溶液100μlは、10mM Tri
s−HCl(pH8.3),50mMKCl,0.25mM
dNTPs(dATP,dGTP,dCTP,dTT
P)、1.5mM MgCl2 、2.5ユニットのDNA
ポリメラーゼAmpliTaq(Perkin Elm
er Cetus社)、0.25μMのそれぞれのMK
Vプライマー、2.75μMのMKCプライマー及び一
本鎖cDNA合成の反応混合物1μlを含有する。これ
を50μlの鉱油で覆った後、94℃の初期温度にて
1.5分間そして次に94℃にて1分間、50℃にて1
分間及び72℃にて1分間、この順序で加熱した。この
温度サイクルを25回反復した後、反応混合物をさらに
72℃にて10分間インキュベートした。
【0064】(2)マウスH鎖V領域をコードするcD
NAの増幅 PCRのためのプライマーとして配列番号:13〜24
に示すMHV(Mouse Heavy Variab
le)プライマー1〜12、及び配列番号:25に示す
MHC−G1(Mouse Heavy Consta
nt)プライマー(S.T.Jonesら、Biote
chnology,,88,1991)を使用した。
【0065】cDNAの増幅は、1μMのMHVプライ
マーと1μMのMHC−G1プライマーの組合せとして
各々のMHV1〜12プライマーについて別々に増幅し
た点を除いて、前記3.(1)においてL鎖V領域遺伝
子の増幅について記載したのと同じ方法により増幅を行
った。
【0066】4.PCR生成物の精製および断片化 前記のようにしてPCR法により増幅したDNA断片を
低融点アガロース(FMC Bio.Product
s,米国)にて精製し、そして10mM MgCl 2 及び
150mM NaClを含有する100mM Tris−H
Cl(pH7.6)中で10ユニットの制限酵素SalI
(GIBCO BRL社製)を用いて37℃にて3時間
消化した。
【0067】この消化混合物をフェノール及びクロロホ
ルムで抽出し、そしてDNAをエタノール沈澱により回
収した。次に、DNA沈澱物を10ユニットの制限酵素
XmaI(New England Biolabs社
製)により37℃にて2時間消化し、そして生ずるDN
A断片を、1.5%低融点アガロース(FMC Bi
o.Products,米国)を用いるアガロースゲル
電気泳動により分離した。
【0068】約450bp長のDNA断片を含有するアガ
ロース片を切り取りそして65℃にて5分間溶融せし
め、そしてこれと同容積の2mM EDTA及び200mM
NaClを含有する20mM Tris−HCl(pH
7.5)を加えた。この混合物をフェノール及びクロロ
ホルムにより抽出し、そしてDNA断片をエタノール沈
澱により回収し、そして1mM EDTAを含有する10
mM Tris−HCl(pH7.5)に溶解した。
【0069】こうして、マウスカッパ型L鎖可変領域を
コードする遺伝子を含んで成るDNA断片、及びマウス
H鎖可変領域をコードする遺伝子を含んで成るDNA断
片を得た。上記DNA断片はいずれもその5′−末端に
SalI接着末端を有しそしてその3′−末端にXma
I接着末端を有する。
【0070】5.連結及び形質転換 上記のようにして調製したマウスカッパ型L鎖V領域を
コードする遺伝子を含んで成るSalI−XmaI D
NA断片約0.3μgを、SalI及びXmaIで消化
することにより調製したpUC19ベクター約0.1μ
gと、50mMTris−HCl(pH7.4),10mM
MgCl2 、10mMジチオスレイトール、1mMスペルミ
ジン、1mM ATP,0.1μg/mlのウシ血清アルブ
ミン及び2ユニットT4 DNAリガーゼ(New E
ngland Biolabs)を含有する反応混合物
中で、16℃にて16時間反応させ連結した。
【0071】次に、7μlの上記連結混合物を大腸菌D
H5αのコンピテント細胞200μlに加え、そしてこ
の細胞を氷上で30分間、42℃にて1分間そして再び
氷上で1分間静置した。次いで800μlのSOC培地
(Molecular Cloning:A Labo
ratory Manual,Sambrookら、C
old Spring Harbor Laborat
ory Press,1989)を加え、37℃にて1
時間インキュベートした後、2×YT寒天培地(Mol
ecular Cloning:A Laborato
ry Manual,Sambrookら、Cold
Spring Harbor Laboratory
Press,1989)上にこの大腸菌をまき、37℃
にて一夜インキュベートして大腸菌形質転換体を得た。
【0072】この形質転換体を、50μg/mlのアンピ
シリンを含有する2×YT培地5ml中で37℃にて一夜
培養し、そしてこの培養物から、アルカリ法(Mole
cular Cloning:A Laborator
y Manual,Sambrookら、Cold S
pring Harbor LaboratoryPr
ess,1989)に従ってプラスミドDNAを調製し
た。
【0073】こうして得られた、ハイブリドーマSK2
に由来するマウスカッパ型L鎖V領域をコードする遺伝
子を含有するプラスミドをpUC−SK2−VL と命名
した。上記の同じ方法に従って、ハイブリドーマSK2
に由来するマウスH鎖V領域をコードする遺伝子を含有
するプラスミドをSalI−XmaI DNA断片から
作成し、そしてpUC−SK2−VH と命名した。
【0074】実施例2DNAの塩基配列の決定 前記のプラスミド中のcDNAコード領域の塩基配列
を、Sequenase TMVersion2.0キット
(U.S.Biochemical 社製,米国)を用
いて決定した。まず、前記のようにして得られたプラス
ミド約3μgを0.2N NaOHにより変性し、配列
決定用プライマーとアニールさせ、そしてキット添付の
処方に従って35S−dATPより標識した。
【0075】次に、標識されたDNAを、8M尿素を含
有する6%ポリアクリルアミドゲルにて電気泳動した
後、ゲルを10%メタノール及び10%酢酸により固定
し、乾燥し、そしてオートラジオグラフィーにかけるこ
とにより塩基配列を決定した。プラスミドpUC−SK
2−VL に含まれるマウスSK2抗体のL鎖V領域をコ
ードする遺伝子の塩基配列を配列番号26に示す。ま
た、プラスミドpUC−SK2−VH に含まれるマウス
SK2抗体のH鎖V領域をコードする遺伝子の塩基配列
を配列番号27に示す。
【0076】なお、前記プラスミドpUC−SK2−V
L を含有する大腸菌は、Escherichia co
li DH5α(pUC−SK2VL )、およびプラス
ミドpUC−SK2−VH を含有する大腸菌はEsch
erichia coliDH5α(pUC−SK2V
H )として、工業技術院生命工学工業技術研究所(茨城
県つくば市東1丁目1番3号)に、平成5年4月21日
に、各々FERMBP−4270、およびFERM B
P−4269としてブダペスト条約に基き国際寄託され
た。
【0077】実施例3CDRの決定 L鎖及びH鎖のV領域の全般的構造は、互いに類似性を
有しており、それぞれ4つのフレームワーク部分が3つ
の超可変領域、即ち相補性決定領域(CDR)により連
結されている。フレームワークのアミノ酸配列は、比較
的良く保存されているが、一方、CDR領域のアミノ酸
配列の変異性は極めて高い(Kabat,E.A.ら、
「Sequences of Proteins of
Immunological Interest」U
S Dept.Health and Human S
ervices,1983)。
【0078】この様な事実に基づき、ヒトIL−6に対
するマウスモノクローナル抗体の可変領域のアミノ酸配
列をKabatらにより作成された抗体のアミノ酸配列
のデータベースにあてはめて、相同性を調べることによ
りCDR領域を表4に示す如く決定した。
【表4】
【0079】実施例4クローン化cDNAの発現の確
認(キメラSK2抗体の作製) 発現ベクターの作製 キメラSK2抗体を発現するベクターを作製するため、
それぞれマウスSK2κL鎖及びH鎖V領域をコードす
るcDNAクローンpUC−SK2−VL 及びpUC−
SK2−VH をPCR法により修飾した。そしてHEF
発現ベクター(前記、WO92−19759参照)(図
1を参照のこと)に導入した。
【0080】L鎖V領域のための後方プライマーSK2
K2B(配列番号:28)及びH鎖V領域のための後方
プライマーSK2H1S(配列番号:30)は、各々の
V領域のリーダー配列の最初をコードするDNAにハイ
ブリダイズし且つKozakコンセンサス配列(Kaz
ak,M.ら、J.Mol.Biol.196,947
−950,1987)及びHindIII 制限部位を有す
るように設計した。L鎖V領域のための前方プライマー
SK2K2A(配列番号:29)及びH鎖V領域のため
の前方プライマー64hch−A(配列番号:31)
は、J領域の末端をコードするDNA配列にハイブリダ
イズし且つスプライスドナー配列及びBamHI制限部
位を有するように設計した。
【0081】10mM Tris−HCl(pH8.3),
50mM KCl,250μM dNTPs,1.5mM
MgCl2 、100pmole ずつの各プライマー、100
ngの鋳型DNA(pUC−SK2−VL 又はpUC−S
K2−VH )、及び5uのAmpli Taq酵素を含
有する100μlのPCR反応混合物を50μlの鉱油
で覆い、94℃にて最初の変性の後、94℃にて1分
間、50℃にて1分間、72℃にて1分間のサイクルを
30回行い、最後に72℃にて10分間インキュベート
した。
【0082】PCR生成物を1.5%低融点アガロース
ゲルを用いて精製し、HindIII及びBamHIで消
化し、そしてpUC19ベクター(Yanishe−P
erronら、Gene(1985)33:103−1
09)にサブクローニングした。DNA配列決定の後、
正しいDNA配列を有するHindIII −BamHI断
片を切出し、H鎖V領域については発現ベクターHEF
−VH −gγ1に導入してHEF−SK2h−gγ1を
得、L鎖V領域についてはHEF−VL −gkに導入し
てHEF−SK2k−gkを得た。
【0083】さらに、H鎖V領域に於いて、ほとんどの
抗体のH鎖は、位置30のセリンが保存されているが、
マウスSK2抗体H鎖においては位置30がアスパラギ
ンであることから、キメラSK2抗体の抗原結合活性に
対するこの変化の効果を検討するため、HEF−SK2
h−gγ1を鋳型として後方プライマーSK2H1Sと
前方プライマーSK2HM1B(配列番号:32)及び
前方プライマー64hch−Aと後方プライマー(SK
2HM1)(配列番号:33)の組合せを用いてPCR
変異誘導法により、位置30がアスパラギンからセリン
に変るように設計した。
【0084】変異型H鎖V領域は、プライマーSK2H
1SとSK2HM1B、又はプライマーSK2HM1と
64hch−Aを用い、鋳型DNAとしてプラスミドH
EF−SK2h−gγ1を用い、前記と同様にしてPC
Rを行った。PCR増幅の後、2つのPCR生成物を低
融点アガロースゲルを用いて精製し、第2のPCRのた
めに用いた。
【0085】1μgずつの2つの第一PCR生成物及び
5uのAmpli Taqを含有する98μlのPCR
混合物を94℃にて2分間、50℃にて2分間及び72
℃にて5分間インキュベートした後、100pmole ずつ
の外部プライマー(SK2H1S及び64hch−A)
を加えた。PCR混合物を50μlの鉱油で覆い、そし
て前記と同じ条件で第二PCRを行った。412bpのD
NA断片を精製し、HindIII 及びBamHIで消化
し、そして発現ベクターHEF−VH −gγ1に挿入
し、配列決定の後、正しい配列を含むプラスミドHEF
−SK2h−NTSを得た。
【0086】COS細胞へのトランスフェクション キメラSK2抗体の一過性発現を観察するため、前記発
現ベクターをCOS細胞において試験した。HEF−S
K2k−gkと、HEF−SK2h−gγ1又はHEF
−SK2h−NTSのいずれかとを、Gene Pul
ser装置(BioRad社製)を用いてエレクトロポ
レーションによりCOS細胞に同時形質転換した。各D
NA(10μg)を、PBS中1×107 細胞/mlの
0.8mlのアリコートに加え、1,900V、25μF
の容量にてパルスを与えた。
【0087】室温にて10分間の回復期間の後、エレク
トロポレーション処理された細胞を、ツニカマイシン
(Sigma社製)を2μg/ml含有するか、又は含有
しない10%のγ−グロブリンフリーウシ胎児血清を含
有するDMEM培養液(GIBCO社製)に加えた。7
2時間のインキュベーションの後、培養上清を集め、遠
心分離により細胞破片を除去し、5倍量の結合緩衝液で
平衡化したプロテインAアガロースカラム(Affi−
Gel Protein A MAPSIIキット、Bi
oRad)に適用した。カラムを15倍量の結合緩衝液
で洗浄し、次に5倍量の溶出緩衝液で溶出した。溶出液
を濃縮し、そしてマイクロコンセントレーター(Cen
tricon 100,Amicon社製)を用いて緩
衝液をPBSに変えた。
【0088】ELISA 抗原結合測定のためのELISAプレートを次の様にし
て調製した。96穴プレートを、SK2が認識するエピ
トープとは異るヒトIL−6のエピトープを認識するマ
ウスモノクローナル抗体MH166(Matsuda,
T.ら、Eur.J.Immunol.18,951−
956,1988)でコートし、ブロッキングの後、組
換えヒトIL−6を添加した。キメラSK2抗体のサン
プルを順次希釈して、各穴に加え、次にアルカリホスフ
ァターゼ結合ヤギ抗−ヒトIgG抗体(Sigma社
製)を加えた。インキュベーション及び洗浄の後、基質
溶液を加え、次に405nmでの吸光度を測定した。
【0089】結合阻害測定のため、ELISAプレート
を次の様にして調製した。96穴プレートを、ヒトIL
−6レセプター(IL−6R)に対して特異的なマウス
モノクローナル抗体MT−18(Hirata,Y.
ら、J.Immunol.,143,2900−290
7,1989)によりコートし、ブロッキングの後、可
溶性組換えヒトIL−6R(SR344)(Yasuk
awa,K.ら、J.Biochem.108,673
−676,1990)を加えた。サンプルを順次希釈し
て、ビオチン化IL−6と共に各穴に加え、次いでアル
カリホスファターゼ結合ストレプタビディンを加えた
後、前記のようにして、405nmにおける吸光度を測定
した。
【0090】抗原結合測定の結果を図4に示し、結合阻
害測定の結果を図5に示す。H鎖V領域の30位がアス
パラギンである。キメラ抗体およびH鎖V領域の30位
がセリンに変異しているキメラ抗体(NTS)は、ツニ
カマイシンによる糖付加阻害の影響を受けることなく、
同様の抗原結合性及び結合阻害活性を示した。従って、
H鎖V領域の30位のアミノ酸の変異及び糖鎖の有無は
抗原結合性に何ら影響を与えないことが明らかになっ
た。
【0091】SDS/PAGE及びウエスタンブロット
を用いたマウスSK2抗体の糖鎖の分析 マウスSK2抗体からFab断片およびFc断片をIm
muno PureFab Preparation
kit(Pierce社製)を用いて調製し、次にN−
グリカナーゼ(Genzyme社製)を用いて脱グリコ
シル化された断片を調製した。
【0092】これらの断片をSDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動にかけ、そして次にクマシーブリリアン
トブルー(Coomassie Brilliant
Blue,BioRad社製)により染色するか、又は
電気泳動的にニトロセルロースフィルターに移行させ
た。Fd断片に付加されている糖を分析するため、フィ
ルターをレクチンのパネル(Lectin−Link,
Genzyme社製)にかけた。
【0093】図3に示すごとく、マウスSK2抗体から
のFd断片はSDS/PAGEにおいて約34kd及び3
3kdのバンドを示し、この比率は約1:1であった。N
−グリカナーゼにより脱グリコシル化されたFd断片は
約29kdの分子量を示し、これはFd断片のアミノ酸組
成から計算した値と一致した。また、34kdのFd断片
と33kdのFd断片は種々のレクチンに対して異る反応
性を示した。
【0094】すなわち34kdのFdはDatura S
tramonium Agglutinin(DSA)
+、Ricinus Communis Agglut
inin(RCA)++、Phaseolus Vul
garis Erythrolectin(PHA−
E)+++、Concanavalin A(Con
A)−、Wheat Germ Agglutinin
(WGA)−であるのに対して、33kdのFdはDSA
−,RCA+,PHA−E+++,ConA−,WCA
−であった。これらの結果、マウスSK2抗体は、H鎖
V領域に少なくとも2つのタイプのN型糖鎖を有するこ
とが明らかになった。
【0095】実施例5再構成ヒトSK2抗体の作製 再構成ヒトSK2抗体L鎖V領域の作製 再構成ヒトSK2抗体L鎖を、PCR法によるCDR−
グラフティングにより作製した。この方法を図6に模式
的に示す。ヒト抗体REI由来のFRを有する再構成ヒ
ト抗体SK2(バージョン「a」)の作製のために8個
のPCRプライマーを使用した。外部プライマーA(配
列番号:34)及びH(配列番号:35)は、pUCベ
クターのDNA配列とハイブリダイズするように設計さ
れた。
【0096】CDR−グラフティングプライマーB(配
列番号:36)、C(配列番号:37)及びD(配列番
号:38)はセンスDNA配列を有し、そしてCDR−
グラフティングプライマーE(配列番号:39)、F
(配列番号:40)及びG(配列番号:41)はアンチ
−センスDNA配列を有しそしてそれぞれプライマー
B,C及びDの5′−末端のDNA配列に対する相補的
DNA配列(15〜35bp)を有する。
【0097】第一PCR段階において4つの反応A−
E,B−F,C−G、及びD−Hを行い、そして各PC
R生成物を精製した。第一PCRからの4つのPCR生
成物をそれら自体の相補性によりアッセンブリさせた
(WO92−19759参照)。次に、外部プライマー
A及びHを加えて、再構成ヒトSK2抗体L鎖V領域を
コードする全長DNAを増幅した(第2PCR)。前記
PCRにおいては、ヒト抗体REIからのFRに基く再
構成ヒトPM−1抗体L鎖V領域バージョン「a」をコ
ードするプラスミドpUC−RVL−PM1a−4(W
O92−19759)を鋳型として用いた。
【0098】第一PCR段階においては、10mM Tr
is−HCl(pH8.3),50mMKCl,250μM
dNTPs,1.5mM MgCl2 、100ngの鋳型
DNA、100pmole の各プライマー及び5uのAmp
li Taqを含有する100μlのPCR混合物を用
いた。各PCRチューブは50μlの鉱油で覆膜した。
最初に94℃で変性した後、94℃にて1分間、50℃
又は55℃にて1分間及び72℃にて1分間の反応サイ
クルを行い、次に72℃にて10分間インキュベートし
た。
【0099】PCR生成物A−E(187bp),B−F
(87bp),C−G(152bp)及びD−H(65bp)
を1.5%低融点アガロースゲルを用いて精製し、第二
PCRでアッセンブリした。第二PCRにおいては、1
μgの各第一PCRの生成物、及び5uのAmpli
Taqを含有する98μlのPCR混合物を、94℃に
て2分間、50℃にて2分間及び72℃にて2分間で2
サイクルインキュベートし、そして次に100pmole の
各外部プライマー(A及びH)を加えた。PCRチュー
ブを50μlの鉱油で覆い、そして前記と同一の条件で
30サイクルのPCRを行った。
【0100】第二PCRにより生じた399bpのDNA
断片を1.5%低融点アガロースゲルで精製し、Bam
HI及びHindIII で消化し、得られたDNA断片を
HEF発現ベクターHEF−VL −gkにクローニング
した。DNA配列決定の後、再構成ヒトSK2抗体L鎖
V領域のバージョン「a」の正しいアミノ酸配列をコー
ドするDNA断片を含むプラスミドをHEF−RVL−
SK2aと命名した。本プラスミドHEF−RVL−S
K2aに含まれるL鎖V領域のアミノ酸配列および塩基
配列を配列番号:52に示す。
【0101】再構成ヒトSK2抗体L鎖V領域のバージ
ョン「b」を、PCRを用いる変異誘発によって作製し
た。変異原プライマーFTY−1(配列番号:42)及
びFTY−2(配列番号:43)は、71位のフェニル
アラニンがチロシンに変異するように設計した。プラス
ミドHEF−RV1−SK2aを鋳型DNAとして用い
た。最終PCR生成物を精製し、BamHI及びHin
dIII で消化し、得られたDNA断片をHEF−発現ベ
クターHEF−VL −gkにクローニングしてプラスミ
ドHEF−RVL−SK2bを得た。本プラスミドHE
F−RVL−SK2bに含まれるL鎖V領域のアミノ酸
配列および塩基配列を配列番号:53に示す。
【0102】再構成ヒトSK2抗体H鎖V領域の作製 再構成ヒトSK2抗体H鎖V領域をコードするDNAを
次の様にして設計した。ヒト抗体DAWのFRをコード
するDNA配列をV領域(Kabat,E.A.ら、U
S Dept Health and Human S
ervices,US Government Pri
nting Offices,1991)の「codo
n usage」に基いて設計し、そしてマウスSK2
抗体H鎖V領域のCDRをコードするDNA配列とつな
げることにより、再構成ヒトSK2抗体H鎖V領域のバ
ージョン「a」をコードする全長DNAを設計した。
【0103】次に、このDNA配列のそれぞれ5′−側
及び3′−側にHindIII 認識部位/KOZAKコン
センサス配列及びBamHI認識部位/スプライスドナ
ー配列を付加して、HEF発現ベクターに挿入できるよ
うにした。こうして設計したDNA配列を6個のオリゴ
ヌクレオチドに分け、そして次に、これらのオリゴヌク
レオチドのアセンブリーを妨害する可能性のあるオリゴ
ヌクレオチド中の二次構造についてコンピューター解析
した。
【0104】6個のオリゴヌクレオチド配列を配列番
号:44〜49に示す。これらのオリゴヌクレオチドは
93〜96塩基の長さを有し、20〜24bpのオーバラ
ップ領域を有する。オリゴヌクレオチドの内の3個、す
なわち、HP1(配列番号:44)、HP3(配列番
号:46)及びHP5(配列番号:48)はセンスDN
A配列を有し、そして他の3個、すなわち、HP2(配
列番号:45)、HP4(配列番号:47)及びHP6
(配列番号:49)はアンチセンスDNA配列を有す
る。これら6個のオリゴヌクレオチドのPCR法による
アセンブリーの方法を図7に示す。
【0105】2pmole ずつの6種のオリゴヌクレオチド
及び5uのAmpli Taqを含有する98μlのP
CR混合物を、94℃にて2分間の最初の変性の後、9
4℃にて1分間、50℃にて1分間及び72℃にて1分
間のから成る3サイクルのインキュベーションを行い、
次に72℃にて10分間インキュベートした。50μmo
leずつのHP1及びHP6を外部プライマーとして添加
した後、PCRチューブを50μlの鉱油で覆い、そし
て94℃にて1分間の最初の変性の後、94℃にて1分
間、50℃にて1分間及び72℃にて1分間の30サイ
クルを行い、そして次に72℃にて10分間インキュベ
ートした。
【0106】448bpのDNA断片を1.5%低融点ア
ガロースゲルを用いて精製し、HindIII 及びBam
HIにより消化し、そして次にHEF発現ベクターHE
F−VH −gγ1にクローニングした。DNA配列決定
の後、正しいH鎖V領域のアミノ酸配列をコードするD
NA断片を含むプラスミドをHEF−RVH−SK2a
と命名した。本プラスミドHEF−RVH−SK2aに
含まれるH鎖V領域のアミノ酸配列および塩基配列を配
列番号:54に示す。
【0107】バージョン「b」を、PCR法による変異
誘発を用いて作製した。変異原プライマーRSK2−S
TNA(配列番号:50)及びRSK−STNB(配列
番号:51)を、30位のセリンがアスパラギンに変る
様に設計した。プラスミドRVH−SK2aを鋳型DN
Aとして使用した。最終PCR生成物を精製し、Bam
HI及びHindIII により消化し、そして次にHEF
発現ベクターHEF−VH −gγ1にクローニングし、
プラスミドHEF−RVH−SK2bを得た。本プラス
ミドHEF−RVH−SK2bに含まれるH鎖V領域の
アミノ酸配列および塩基配列を配列番号:55に示す。
【0108】再構成ヒトSK2抗体の各鎖を評価するた
め、まず、再構成ヒトSK2抗体L鎖のための2種類の
発現ベクターHEF−RVL−SK2a(バージョン
「a」)及びHEF−RVL−SK2b(バージョン
「b」)のいずれかと、キメラSK2抗体H鎖のための
発現ベクターHEF−SK2h−gγ1とによりCOS
細胞を前記のようにして同時トランスフェクションし、
前記のようにして抗体生成物を回収した後、前記のよう
にして抗原結合測定にかけた。
【0109】この結果を図8に示す。図8に示すよう
に、陽性対照としてのキメラ抗体(ChL/ChH)
と、再構成L鎖バージョン「a」とキメラH鎖とから成
る抗体(RVLa/ChH)、と再構成L鎖バージョン
「b」とキメラH鎖とから成る抗体(RVLb/Ch
H)との間には抗原結合性に差がなく、71位における
チロシン残基のフェニルアラニン残基への変化は抗原結
合性に影響を与えないことが示された。
【0110】次に、再構成ヒト化SK2抗体L鎖の2つ
のバージョンと再構成ヒト化SK2抗体H鎖の2つのバ
ージョンとの組合せを評価するため、HEF−RVL−
SK2aとRVH−SK2a、HEF−RVL−SK2
aとRVH−SK2b、HEF−RVL−SK2bとR
VH−SK2a、又はHEF−RVL−SK2bとRV
H−SK2bとによりCOS細胞を同時トランスフェク
ションし、前記のようにして得られた抗体について抗原
結合測定を行った。その結果を図9に示す。図9から明
らかな通り、再構成ヒトH鎖と再構成ヒトV鎖とのすべ
ての組合せが、キメラSK2抗体に匹敵する良好な抗原
結合性を示した。
【0111】なお、前記プラスミドHEF−RVL −S
K2bを含有する大腸菌はEscherichia c
oli DH5α(HEF−RVL SK2b)、および
プラスミドHEF−RVH −SK2aを含有する大腸菌
はEscherichiacoli DH5α(HEF
−RVH SK2a)として工業技術院生命工学工業技術
研究所(茨城県つくば市東1丁目1番3号)に、平成5
年4月21日に、各々FERM BP−4267、およ
びFERM BP−4268としてブダペスト条約に基
き国際寄託された。
【0112】これに対して、図10に示すように、結合
阻害(IL6とIL−6Rと結合を阻害する抗体の能
力)測定においては、再構成ヒトSK2抗体L鎖バージ
ョン「b」(RvLb)と再構成ヒトSK2抗体H鎖バ
ージョン「a」(RvHa)との組合せのみが、マウス
モノクローナル抗体SK2及びキメラSK2抗体に匹敵
する結合阻害活性を示し、この組合せがヒト抗体におけ
る機能的抗原結合部位を形成することが示唆された。
【0113】他方、再構成ヒトSK2抗体L鎖バージョ
ン「a」(RvLa)と再構成ヒトSK2抗体H鎖バー
ジョン「a」(RvHa)との組合せ、及びRvLaと
RvHbとの組合せは低い結合阻害活性を示し、L鎖中
の71位にフェニルアラニンを有する抗体は良好な抗原
結合活性を示すが機能的抗原結合部位を再形成すること
が示唆された。これらのことからヒト抗体L鎖のCDR
1領域に於けるループ構造には、71位のチロシンは機
能的な抗原結合部位を再構成するのに必須であると言え
る。
【0114】参考例1. ハイブリドーマSK2の作製 抗−ヒトIL−6モノクローナル抗体を産生するハイブ
リドーマはヒトIL−6で免役したBALB/cマウス
の脾臓細胞とマウス骨髄腫細胞株P3U1をポリエチレ
ングリコールを用いた常法により融合して作製した。I
L−6とIL−6Rの結合を阻害する活性を指標とした
スクリーニングを行い、結合阻害活性を有する17種の
クローンを得た。これらのクローンをマウスの腹腔内に
移植し、得られた腹水をプロテインAアガロースカラム
にかけ、精製マウスモノクローナル抗体を得た。
【0115】参考例2. マウスモノクローナル抗体S
K2のタイピング ハイブリドーマSK2から産生されるマウスモノクロー
ナル抗体SK2のL鎖およびH鎖のタイプを調べるため
に、マウスモノクローナル抗体アイソタイピングキット
(アマシャムインターナショナルplc社製)を用いて
タイピングを行った。その結果、SK2抗体はκ型軽鎖
およびγ1型重鎖を有することが明らかになった。
【0116】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAAGTTGC CTGTTAGGCT GTTGGTGCTG 40
【0117】配列番号:2 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGAGWCAG ACACACTCCT GYTATGGGT 39
【0118】配列番号:3 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGTGTGC TCACTCAGGT CCTGGSGTTG 40
【0119】配列番号:4 配列の長さ:43 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGGRCCC CTGCTCAGWT TYTTGGMWTC TTG 43
【0120】配列番号:5 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGATTTWC AGGTGCAGAT TWTCAGCTTC 40
【0121】配列番号:6 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGGTKCY YTGYTSAGYT YCTGRGG 37
【0122】配列番号:7 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGGCWTCA AGATGGAGTC ACAKWYYCWG G 41
【0123】配列番号:8 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGTGGGGAY CTKTTTYCMM TTTTTCAATT G 41
【0124】配列番号:9 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGTRTCCW CASCTCAGTT CCTTG 35
【0125】配列番号:10 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGTATATAT GTTTGTTGTC TATTTCT 37
【0126】配列番号:11 配列の長さ:38 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGAAGCCC CAGCTCAGCT TCTCTTCC 38
【0127】配列番号:12 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGATCCCGGG TGGATGGTGG GAAGATG 27
【0128】配列番号:13 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAAATGCA GCTGGGTCAT STTCTTC 37
【0129】配列番号:14 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGGATGGA GCTRTATCAT SYTCTT 36
【0130】配列番号:15 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAAGWTGT GGTTAAACTG GGTTTTT 37
【0131】配列番号:16 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGRACTTTG GGYTCAGCTT GRTTT 35
【0132】配列番号:17 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGACTCCA GGCTCAATTT AGTTTTCCTT 40
【0133】配列番号:18 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGCTGTCY TRGSGCTRCT CTTCTGC 37
【0134】配列番号:19 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGRATGGA GCKGGRTCTT TMTCTT 36
【0135】配列番号:20 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGAGAGTGC TGATTCTTTT GTG 33
【0136】配列番号:21 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGMTTGGG TGTGGAMCTT GCTATTCCTG 40
【0137】配列番号:22 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGGCAGAC TTACATTCTC ATTCCTG 37
【0138】配列番号:23 配列の長さ:38 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGGATTTTG GGCTGATTTT TTTTATTG 38
【0139】配列番号:24 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACTAGTCGAC ATGATGGTGT TAAGTCTTCT GTACCTG 37
【0140】配列番号:25 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGATCCCGGG CCAGTGGATA GACAGATG 28
【0141】配列番号:26 配列の長さ:379 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:pUC−SK2−VL 特徴: 1..60 sig peptide 61..279 mat peptide 配列
【0142】 ATG AGT GTG CTC ACT CAG GTC CTG GGG TTG CTG CTG CTG TGG CTT 45 Met Ser Val Leu Thr Gln Val Leu Gly Leu Leu Leu Leu Trp Leu -20 -15 -10 ACA GAT GCC AGA TGT GAC ATC CAG ATG ACT CAG TCT CCA GCC TCC 90 Thr Asp Ala Arg Cys Asp Ile Gln Met Thr Gln Ser Pro Ala Ser -5 -1 1 5 10 CTA TCT GTA TCA GTG GGA GAA ACT GTC ACC ATC ACA TGT CGA GCA 135 Leu Ser Val Ser Val Gly Glu Thr Val Thr Ile Thr Cys Arg Ala 15 20 25 AGT GAG AAT ATT TAC AGT AAT TTA GCA TGG TAT CAG CAG AAA CAG 180 Ser Glu Asn Ile Tyr Ser Asn Leu Ala Trp Tyr Gln Gln Lys Gln 30 35 40 GGA AAA TCT CCT CAG CTC CTG GTC TAT GCC GCA ACA TAC TTA GCA 225 Gly Lys Ser Pro Gln Leu Leu Val Tyr Ala Ala Thr Tyr Leu Ala 45 50 55 GAT GGT GTG CCA TCA AGG TTC AGT GGC AGT GGA TCA GGC ACA CAG 270 Asp Gly Val Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Gln 60 65 70 TAT TCC CTA AAG ATC AAC AGC CTG CAG TCT GAA GAT TTT GGG AGT 315 Tyr Ser Leu Lys Ile Asn Ser Leu Gln Ser Glu Asp Phe Gly Ser 75 80 85 TAT TAC TGT CAA CAT TTT TGG GGT ACT CCT CCG TTC GGC TCG GGG 360 Tyr Tyr Cys Gln His Phe Trp Gly Thr Pro Pro Phe Gly Ser Gly 90 95 100 ACA AAG TTG GAA ATA AAA C 379 Thr Lys Leu Glu Ile Lys 105
【0143】配列番号:27 配列の長さ:457 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:マウス 直接の起源 クローン:pUC−SK2−VH 特徴: 1..57 sig peptide 58..457 mat peptide 配列
【0144】 ATG GGC AGA CTT ACA TTC TCA TTC CTG CTA CTG ATT GTC CCT GCA 45 Met Gly Arg Leu Thr Phe Ser Phe Leu Leu Leu Ile Val Pro Ala -15 -10 -5 TAT GTC CTG TCC CAG GTT ACT CTG AAA GAG TCT GGC CCT GGG ATA 90 Tyr Val Leu Ser Gln Val Thr Leu Lys Glu Ser Gly Pro Gly Ile -1 1 5 10 TTG CAG CCC TCC CAG ACC CTC AGT CTG ACT TGT TCT TTC TCT GGT 135 Leu Gln Pro Ser Gln Thr Leu Ser Leu Thr Cys Ser Phe Ser Gly 15 20 25 TTT TCA CTG AAC ACT TCT GGT ATG ACC GTA GGC TGG ATT CGT CAG 180 Phe Ser Leu Asn Thr Ser Gly Met Thr Val Gly Trp Ile Arg Gln 30 35 40 CCT TCA GGG AAG GGT CTG GAG TGG CTG GCA CAC ATT TGG TGG AAT 225 Pro Ser Gly Lys Gly Leu Glu Trp Leu Ala His Ile Trp Trp Asn 45 50 55 GAT GAT AAG TAC TAT AAC CCA GCC CTG AAA GGC CGG CTC ACA ATC 270 Asp Asp Lys Tyr Tyr Asn Pro Ala Leu Lys Gly Arg Leu Thr Ile 60 65 70 TCC AAG GAT ACC TCC AAC AAC CAG GTA TTC CTC AAG ATC GCC AGT 315 Ser Lys Asp Thr Ser Asn Asn Gln Val Phe Leu Lys Ile Ala Ser 75 80 85 GTG GTC ACT GCA GAT ACT GCC ACA TAC TAC TGT GCT CGA ATG GAG 360 Val Val Thr Ala Asp Thr Ala Thr Tyr Tyr Cys Ala Arg Met Glu 90 95 100 GAT TAC GAC GAA GCT ATG GAC TAC TGG GGT CAA GGA ACC TCA GTC 405 Asp Tyr Asp Glu Ala Met Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Thr Ser Val 105 110 115 ACC GTC TCC TCA G 418 Thr Val Ser Ser 120
【0145】配列番号:28 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CCTGGATCCA CTCACGTTTT ATTTCCAACT TTGTC 35
【0146】配列番号:29 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GATAAGCTTG CCGCCACCAT GAGTGTGCTC ACTCAG 36
【0147】配列番号:30 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GATAAGCTTG CCGCCACCAT GGGCAGACTT ACATTC 36
【0148】配列番号:31 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TGTTGGATCC ACTCACCTGA AGAGACAGTG ACTGAGGTTC 40
【0149】配列番号:32 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CAGAAGTGGA CAGTGAAAAA CCAGA 25
【0150】配列番号:33 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TTTTTCACTG TCCACTTCTG GTATGAC 27
【0151】配列番号:34 配列の長さ:17 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 AACAGCTATG ACCATGA 17
【0152】配列番号:35 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GAATTCGGAT CCACTCACGT TTGATT 26
【0153】配列番号:36 配列の長さ:39 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GAATATTTAC AGTAATTTAG CATGGTACCA GCAGAAGCC 39
【0154】配列番号:37 配列の長さ:45 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TGCTGATCTA CGCCGCAACA TACTTAGCAG ATGGTGTGCC AAGCA 45
【0155】配列番号:38 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TTGGGGTACT CCTCCGTTCT GGCCAAGGGA CCAAGGT 37
【0156】配列番号:39 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TTACTGTAAA TATTCTCACT TGCTCTACAG GTGATGGTCA C 41
【0157】配列番号:40 配列の長さ:45 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACCATCTGCT AAGTATGTTG CGTCGTAGAT CAGCAGCTTT GGAGC 45
【0158】配列番号:41 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CGGAGGAGTA CCCCAAAAAT GTTGGCAGTA GTAGGT 36
【0159】配列番号:42 配列の長さ:31 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGTACCGACT ACACCTTCAC CATCAGCAGC C 31
【0160】配列番号:43 配列の長さ:31 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GGTGAAGGTG TAGTCGGTAC CGCTACCGCT A 31
【0161】配列番号:44 配列の長さ:95 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GATAAGCTTG CCACCATGGA CTGGACCTGG AGGGTCTTCT TCTTGCTGGC 50 TGTAGCTCCA CGTGCTCACT CCCAAGTGAC TCTGAGGGAG TCTGG 95
【0162】配列番号:45 配列の長さ:93 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 AGTACTTAAT GAGAAGCCAG AGAAGGTGCA GGTGAGTGTC AGAGTCTGTG 50 TAGGTCTCAC AAGGGCAGGT CCAGACTCCC TCAGAGTCAC TTG 93
【0163】配列番号:46 配列の長さ:95 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TTCTCTGGCT TCTCATTAAG TACTTCTGGT ATGACCGTAG GCTGGATTCG 50 CCAACCTCCT GGAGAGGCAC TGGAGTGGCT GGCACACATT TGGTG 95
【0164】配列番号:47 配列の長さ:96 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CTGGTTCTTG GATGTGTCTT TGGAGACGGC CAGTCGGCCT TTCAGGGCaG 50 GGTTATAGTA CTTATCATCA TTCCACCAAA TGTGTGCCAG CCACTC 96
【0165】配列番号:48 配列の長さ:98 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TCCAAAGACA CATCCAAGAA CCAGGTTGTC CTGTCCATGA ACACCGTGGG 50 TCCCGGGGAC ACAGCCACAT ATTACTGTGC AAGAATGGAG GATTACGA 98
【0166】配列番号:49 配列の長さ:94 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GTCGGATCCA CTCACCTGAG GAGACGGTGA CCAGAATCCC TTGGCCCCAG 50 TAGTCCATAG CTTCGTCGTA ATCCTCCATT CTTGCACAGT AATA 94
【0167】配列番号:50 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TTCTCATTAA ATACTTCTGG TATGACCGTA 31
【0168】配列番号:51 配列の長さ:31 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 ACCAGAAGTA TTTAATGAGA AGCCAGAGAA G 31
【0169】配列番号:52 配列の長さ:376 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:HEF−RVL−SK2a
【0170】特徴:ヒトIL−6に対する再構成ヒトS
K2抗体のL鎖V領域バージョン(a)及びそれをコー
ドする遺伝子 アミノ酸 −19−−1:leader アミノ酸 1−23:FR1 アミノ酸 24−34:CDR1 アミノ酸 35−49:FR2 アミノ酸 50−56:CDR2 アミノ酸 57−88:FR3 アミノ酸 89−96:CDR3 アミノ酸 97−106:FR4 配列
【0171】 ATG GGA TGG AGC TGT ATC ATC CTC TTC TTG GTA GCA ACA GCT ACA 45 Met Gly Trp Ser Cys Ile Ile Leu Phe Leu Val Ala Thr Ala Thr -15 -10 -5 GGT GTC CAC TCC GAC ATC CAG ATG ACC CAG AGC CCA AGC AGC CTG 90 Gly Val His Ser Asp Ile Gln Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser Leu -1 1 5 10 AGC GCC AGC GTG GGT GAC AGA GTG ACC ATC ACC TGT AGA GCA AGT 135 Ser Ala Ser Val Gly Asp Arg Val Thr Ile Thr Cys Arg Ala Ser 15 20 25 GAG AAT ATT TAC AGT AAT TTA GCA TGG TAC CAG CAG AAG CCA GGA 180 Glu Asn Ile Tyr Ser Asn Leu Ala Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly 30 35 40 AAG GCT CCA AAG CTG CTG ATC TAC GCC GCA ACA TAC TTA GCA GAT 225 Lys Ala Pro Lys Leu Leu Ile Tyr Ala Ala Thr Tyr Leu Ala Asp 45 50 55 GGT GTG CCA AGC AGA TTC AGC GGT AGC GGT AGC GGT ACC GAC TTC 270 Gly Val Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Phe 60 65 70 ACC TTC ACC ATC AGC AGC CTC CAG CCA GAG GAC ATC GCT ACC TAC 315 Thr Phe Thr Ile Ser Ser Leu Gln Pro Glu Asp Ile Ala Thr Tyr 75 80 85 TAC TGC CAA CAT TTT TGG GGT ACT CCT CCG TTC GGC CAA GGG ACC 360 Tyr Cys Gln His Phe Trp Gly Thr Pro Pro Phe Gly Gln Gly Thr 90 95 100 AAG GTG GAA ATC AAA C 376 Lys Val Glu Ile Lys 105
【0172】配列番号:53 配列の長さ:376 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:HEF−RVL−SK2b
【0173】特徴:ヒトIL−6に対する再構成ヒト化
SK2抗体のL鎖V領域バージョン(b)及びそれをコ
ードする遺伝子 アミノ酸 −19−−1:leader アミノ酸 1−23:FR1 アミノ酸 24−34:CDR1 アミノ酸 35−49:FR2 アミノ酸 50−56:CDR2 アミノ酸 57−88:FR3 アミノ酸 89−96:CDR3 アミノ酸 97−106:FR4 配列
【0174】 ATG GGA TGG AGC TGT ATC ATC CTC TTC TTG GTA GCA ACA GCT ACA 45 Met Gly Trp Ser Cys Ile Ile Leu Phe Leu Val Ala Thr Ala Thr -15 -10 -5 GGT GTC CAC TCC GAC ATC CAG ATG ACC CAG AGC CCA AGC AGC CTG 90 Gly Val His Ser Asp Ile Gln Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser Leu -1 1 5 10 AGC GCC AGC GTG GGT GAC AGA GTG ACC ATC ACC TGT AGA GCA AGT 135 Ser Ala Ser Val Gly Asp Arg Val Thr Ile Thr Cys Arg Ala Ser 15 20 25 GAG AAT ATT TAC AGT AAT TTA GCA TGG TAC CAG CAG AAG CCA GGA 180 Glu Asn Ile Tyr Ser Asn Leu Ala Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly 30 35 40 AAG GCT CCA AAG CTG CTG ATC TAC GCC GCA ACA TAC TTA GCA GAT 225 Lys Ala Pro Lys Leu Leu Ile Tyr Ala Ala Thr Tyr Leu Ala Asp 45 50 55 GGT GTG CCA AGC AGA TTC AGC GGT AGC GGT AGC GGT ACC GAC TAC 270 Gly Val Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Tyr 60 65 70 ACC TTC ACC ATC AGC AGC CTC CAG CCA GAG GAC ATC GCT ACC TAC 315 Thr Phe Thr Ile Ser Ser Leu Gln Pro Glu Asp Ile Ala Thr Tyr 75 80 85 TAC TGC CAA CAT TTT TGG GGT ACT CCT CCG TTC GGC CAA GGG ACC 360 Tyr Cys Gln His Phe Trp Gly Thr Pro Pro Phe Gly Gln Gly Thr 90 95 100 AAG GTG GAA ATC AAA C 376 Lys Val Glu Ile Lys 105
【0175】配列番号:54 配列の長さ:418 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:HEF−RVH−SK2a
【0176】特徴:ヒトIL−6に対する再構成ヒト化
SK2抗体のH鎖V領域バージョン(a)及びそれをコ
ードする遺伝子。 アミノ酸 −19−−1:leader アミノ酸 1−30:FR1 アミノ酸 31−37:CDR1 アミノ酸 38−51:FR2 アミノ酸 52−67:CDR2 アミノ酸 68−99:FR3 アミノ酸 100−109:CDR3 アミノ酸 110−120:FR4 配列
【0177】 ATG GAC TGG ACC TGG AGG GTC TTC TTC TTG CTG GCT GTA GCT CCA 45 Met Asp Trp Thr Trp Arg Val Phe Phe Leu Leu Ala Val Ala Pro -15 -10 -5 CGT GCT CAC TCC CAA GTG ACT CTG AGG GAG TCT GGA CCT GCC CTT 90 Arg Ala His Ser Gln Val Thr Leu Arg Glu Ser Gly Pro Ala Leu -1 1 5 10 GTG AGA CCT ACA CAG ACT CTG ACA CTC ACC TGC ACC TTC TCT GGC 135 Val Arg Pro Thr Gln Thr Leu Thr Leu Thr Cys Thr Phe Ser Gly 15 20 25 TTC TCA TTA AGT ACT TCT GGT ATG ACC GTA GGC TGG ATT CGC CAA 180 Phe Ser Leu Ser Thr Ser Gly Met Thr Val Gly Trp Ile Arg Gln 30 35 40 CCT CCT GGA GAG GCA CTG GAG TGG CTG GCA CAC ATT TGG TGG AAT 225 Pro Pro Gly Glu Ala Leu Glu Trp Leu Ala His Ile Trp Trp Asn 45 50 55 GAT GAT AAG TAC TAT AAC CCT GCC CTG AAA GGC CGA CTG GCC GTC 270 Asp Asp Lys Tyr Tyr Asn Pro Ala Leu Lys Gly Arg Leu Ala Val 60 65 70 TCC AAA GAC ACA TCC AAG AAC CAG GTT GTC CTG TCC ATG AAC ACC 315 Ser Lys Asp Thr Ser Lys Asn Gln Val Val Leu Ser Met Asn Thr 75 80 85 GTG GGT CCC GGG GAC ACA GCC ACA TAT TAC TGT GCA AGA ATG GAG 360 Val Gly Pro Gly Asp Thr Ala Thr Tyr Tyr Cys Ala Arg Met Glu 90 95 100 GAT TAC GAC GAA GCT ATG GAC TAC TGG GGC CAA GGG ATT CTG GTC 405 Asp Tyr Asp Glu Ala Met Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Ile Leu Val 105 110 115 ACC GTC TCC TCA G 418 Thr Val Ser Ser 120
【0178】配列番号:55 配列の長さ:418 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成 起源 生物名:マウス及びヒト 直接の起源 クローン:HEF−RVH−SK2b
【0179】特徴:ヒトIL−6に対する再構成ヒト化
SK2抗体のH鎖V領域バージョン(b)及びそれをコ
ードする遺伝子。 アミノ酸 −19−−1:leader アミノ酸 1−30:FR1 アミノ酸 31−37:CDR1 アミノ酸 38−51:FR2 アミノ酸 52−67:CDR2 アミノ酸 68−99:FR3 アミノ酸 100−109:CDR3 アミノ酸 110−120:FR4 配列
【0180】 ATG GAC TGG ACC TGG AGG GTC TTC TTC TTG CTG GCT GTA GCT CCA 45 Met Asp Trp Thr Trp Arg Val Phe Phe Leu Leu Ala Val Ala Pro -15 -10 -5 CGT GCT CAC TCC CAA GTG ACT CTG AGG GAG TCT GGA CCT GCC CTT 90 Arg Ala His Ser Gln Val Thr Leu Arg Glu Ser Gly Pro Ala Leu -1 1 5 10 GTG AGA CCT ACA CAG ACT CTG ACA CTC ACC TGC ACC TTC TCT GGC 135 Val Arg Pro Thr Gln Thr Leu Thr Leu Thr Cys Thr Phe Ser Gly 15 20 25 TTC TCA TTA AAT ACT TCT GGT ATG ACC GTA GGC TGG ATT CGC CAA 180 Phe Ser Leu Asn Thr Ser Gly Met Thr Val Gly Trp Ile Arg Gln 30 35 40 CCT CCT GGA GAG GCA CTG GAG TGG CTG GCA CAC ATT TGG TGG AAT 225 Pro Pro Gly Glu Ala Leu Glu Trp Leu Ala His Ile Trp Trp Asn 45 50 55 GAT GAT AAG TAC TAT AAC CCT GCC CTG AAA GGC CGA CTG GCC GTC 270 Asp Asp Lys Tyr Tyr Asn Pro Ala Leu Lys Gly Arg Leu Ala Val 60 65 70 TCC AAA GAC ACA TCC AAG AAC CAG GTT GTC CTG TCC ATG AAC ACC 315 Ser Lys Asp Thr Ser Lys Asn Gln Val Val Leu Ser Met Asn Thr 75 80 85 GTG GGT CCC GGG GAC ACA GCC ACA TAT TAC TGT GCA AGA ATG GAG 360 Val Gly Pro Gly Asp Thr Ala Thr Tyr Tyr Cys Ala Arg Met Glu 90 95 100 GAT TAC GAC GAA GCT ATG GAC TAC TGG GGC CAA GGG ATT CTG GTC 405 Asp Tyr Asp Glu Ala Met Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Ile Leu Val 105 110 115 ACC GTC TCC TCA G 418 Thr Val Ser Ser 120
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、それぞれL鎖及びH鎖の発現のために
有用な、ヒトEFI−αプロモーター/エンハンサーを
含んで成る発現プラスミドHEF−VL −gk及びHE
F−VH −gγ1を示す。
【図2】図2は、本発明の抗体ペプチドの発現のために
有用な、ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)プロモ
ーター/エンハンサー系を含んで成る発現ベクターを示
す。
【図3】図3は、SK2抗体がグリコシル化されている
ことを示す電気泳動図である。
【図4】図4は、ヒトIL−6に結合する本発明のキメ
ラ抗体の能力の確認のためのELISAの結果を示すグ
ラフである。
【図5】図5は、ヒトIL−6へのIL−6の結合を阻
害する本発明のキメラ抗体の能力の確認のためのELI
SAの結果を示すグラフである。
【図6】図6は、再構成ヒトSK2抗体L鎖V領域の第
一バージョン(バージョン「a」)の作製のダイヤグラ
ムである。
【図7】図7は、再構成ヒトSK2抗体H鎖V領域の第
一バージョン(バージョン「a」)の作製のダイヤグラ
ムである。
【図8】図8は、ヒトIL−6への結合についての、再
構成ヒトL鎖+キメラH鎖から成る抗体の能力を示すグ
ラフである。
【図9】図9は、ヒトIL−6への結合についての、本
発明の4種類の再構成ヒトSK2抗体の能力をキメラ抗
体のそれと比較して示すグラフである。
【図10】図10は、IL−6RへのIL−6の結合を
阻害する本発明の4種類の再構成ヒト化SK2抗体の能
力を、SK2キメラ抗体及びマウスモノクローナル抗体
SK2のそれと比較して示すグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:91) (C12N 1/21 C12R 1:19)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に定義されるアミノ酸配列: CDR1:Arg Ala Ser Glu Asn Ile Tyr Ser Asn Leu Ala CDR2:Ala Ala Thr Tyr Leu Ala Asp CDR3:Gln His Phe Trp Gly Thr Pro Pro またはその一部から成る3個の相補性決定領域(CD
    R)およびフレームワーク領域(FR)を含むL鎖可変
    領域(V領域)、並びにヒトL鎖定常領域(C領域)か
    ら構成されるヒトインターロイキン−6(IL−6)に
    対する抗体のL鎖。
  2. 【請求項2】 前記L鎖V領域のFRがマウス抗体由来
    であることを特徴とする請求項1に記載のL鎖。
  3. 【請求項3】 前記L鎖V領域が配列番号:26に示さ
    れるアミノ酸配列を有することを特徴とする請求項1に
    記載のL鎖。
  4. 【請求項4】 前記L鎖V領域のFRがヒト抗体由来で
    あることを特徴とする請求項1に記載のL鎖。
  5. 【請求項5】 前記L鎖V領域のFRがヒト抗体REI
    由来であることを特徴とする請求項1又は4に記載のL
    鎖。
  6. 【請求項6】 前記L鎖V領域が下記アミノ酸配列: (a)FR1:Asp Ile Gln Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser Leu Ser Ala Ser Val Gly Asp Arg Val Thr Ile Thr Cys FR2:Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Lys Ala Pro Lys Leu Leu Ile Tyr FR3:Gly Val Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Phe Thr Phe Thr Ile Ser Ser Leu Gln Pro Glu Asp Ile Ala Thr Tyr Tyr Cys FR4:Phe Gly Gln Gly Thr Lys Val Glu Ile Lys (b)FR1:Asp Ile Gln Met Thr Gln Ser Pro Ser Ser Leu Ser Ala Ser Val Gly Asp Arg Val Thr Ile Thr Cys FR2:Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Lys Ala Pro Lys Leu Leu Ile Tyr FR3:Gly Val Pro Ser Arg Phe Ser Gly Ser Gly Ser Gly Thr Asp Tyr Thr Phe Thr Ile Ser Ser Leu Gln Pro Glu Asp Ile Ala Thr Tyr Tyr Cys FR4:Phe Gly Gln Gly Thr Lys Val Glu Ile Lys またはその一部から成る4個のFRのいずれか1組を含
    むことを特徴とする請求項1に記載のL鎖。
  7. 【請求項7】 前記ヒトL鎖C領域がκC領域であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のL鎖。
  8. 【請求項8】 下記に定義されるアミノ酸配列: CDR1:Thr Ser Gly Met Thr Val Gly CDR2:His Ile Trp Trp Asn Asp Asp Lys Tyr Tyr Asn
    Pro Ala Leu Lys Gly CDR3:Met Glu Asp Tyr Asp Glu Ala Met Asp Tyr またはその一部から成る3個のCDRおよびFRを含む
    H鎖V領域、並びにヒトL鎖C領域から構成されるヒト
    IR−6に対する抗体のH鎖。
  9. 【請求項9】 前記H鎖V領域のFRがマウス抗体由来
    であることを特徴とする請求項8に記載のH鎖。
  10. 【請求項10】 前記H鎖V領域が配列番号:27に示
    されるアミノ酸配列を有することを特徴とする請求項8
    に記載のH鎖。
  11. 【請求項11】 前記H鎖V領域のFRがヒト抗体由来
    であることを特徴とする請求項8に記載のH鎖。
  12. 【請求項12】 前記H鎖V領域のFRがヒト抗体DA
    W由来であることを特徴とする請求項8に記載のH鎖。
  13. 【請求項13】 前記H鎖V領域が下記のアミノ酸配
    列: (a)FR1:Gln Val Thr Leu Arg Glu Ser Gly Pro Ala Leu Val Arg Pro Thr Gln Thr Leu Thr Leu Thr Cys Thr Phe Ser Gly Phe Ser Leu Ser FR2:Trp Ile Arg Gln Pro Pro Gly Glu Ala Leu Glu Trp Leu Ala FR3:Arg Leu Ala Val Ser Lys Asp Thr Ser Lys Asn Gln Val Val Leu Ser Met Asn Thr Val Gly Pro Gly Asp Thr Ala Thr Tyr Tyr Cys Ala Arg FR4:Trp Gly Gln Gly Ile Leu Val Thr Val Ser Ser (b)FR1:Gln Val Thr Leu Arg Glu Ser Gly Pro Ala Leu Val Arg Pro Thr Gln Thr Leu Thr Leu Thr Cys Thr Phe Ser Gly Phe Ser Leu Asn FR2:Trp Ile Arg Gln Pro Pro Gly Glu Ala Leu Glu Trp Leu Ala FR3:Arg Leu Ala Val Ser Lys Asp Thr Ser Lys Asn Gln Val Val Leu Ser Met Asn Thr Val Gly Pro Gly Asp Thr Ala Thr Tyr Tyr Cys Ala Arg FR4:Trp Gly Gln Gly Ile Leu Val Thr Val Ser Ser またはその一部から成る4個のFRのいずれか1組を含
    むことを特徴とする請求項8に記載のH鎖。
  14. 【請求項14】 前記ヒトC領域がγ−1C領域または
    γ−4C領域であることを特徴とする請求項8に記載の
    H鎖。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載のL鎖および請求項8
    に記載のH鎖からなるヒトインターロイキン−6に対す
    る抗体。
  16. 【請求項16】 前記V領域のFRがマウス抗体由来で
    あることを特徴とする請求項15に記載の抗体。
  17. 【請求項17】 前記V領域のFRがヒト抗体由来であ
    ることを特徴とする請求項15に記載の抗体。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載のアミノ酸配列または
    その一部からなる3個のCDRおよびFRを含むL鎖V
    領域ならびにヒトL鎖C領域からなるヒトインターロイ
    キン−6に対する抗体のL鎖をコードするDNA。
  19. 【請求項19】 前記L鎖V領域が配列番号52または
    53で示されるヌクレオチド配列であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第18項記載のDNA。
  20. 【請求項20】 請求項8に記載のアミノ酸配列または
    その一部からなる3個のCDRおよびFRを含むH鎖V
    領域ならびにヒトH鎖C領域からなるヒトインターロイ
    キン−6に対する抗体のH鎖をコードするDNA。
  21. 【請求項21】 前記H鎖V領域が配列番号54または
    55で示されるヌクレオチド配列であることを特徴とす
    る請求項20に記載のDNA。
  22. 【請求項22】 請求項18または19に記載のDNA
    またはその一部を含む組換えベクター。
  23. 【請求項23】 請求項20または21に記載のDNA
    またはその一部を含む組換えベクター。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の組換えベクターお
    よび請求項23に記載の組換えベクターにより同時形質
    転換された形質転換体。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の形質転換体を培養
    し、次いで、産生された目的とする抗体を分離すること
    を特徴とする遺伝子組換え技術を使用した、ヒトインタ
    ーロイキン−6に対する抗体の製造方法。
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