JPH0747171Y2 - 鋳造機の湯口まわりの予熱構造 - Google Patents

鋳造機の湯口まわりの予熱構造

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JPH0747171Y2
JPH0747171Y2 JP12688190U JP12688190U JPH0747171Y2 JP H0747171 Y2 JPH0747171 Y2 JP H0747171Y2 JP 12688190 U JP12688190 U JP 12688190U JP 12688190 U JP12688190 U JP 12688190U JP H0747171 Y2 JPH0747171 Y2 JP H0747171Y2
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理 伊藤
裕二 大原
宏恭 諏訪
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば低圧鋳造機の湯口部の予熱構造の改良
に関する。
(従来の技術) 従来例えばるつぼに密閉された溶湯にガス圧を加えいス
トークを介して溶湯をキャビティに注入するような低圧
鋳造機においては、溶湯をキャビティ内に導くためのス
トークの上部に湯口部が設けられている。そして加圧に
よってキャビティ内に溶湯を充填して加圧力を保持し、
溶湯が凝固を始め、湯口の上部付近まで凝固が進行した
ら加圧を止めて湯口から下の部分の溶湯を落下させ、る
つぼ内に戻す訳であるが、この際湯口より下の部分の溶
湯が凝固すると、るつぼ内の溶湯に塊が混入したり、又
は湯口が詰ったりして押湯効果が低下するなど好ましく
ないことから、湯口部まわりに予熱機構が設けられるの
が一般的である。そして予熱機構としては、例えば第4
図に示すように湯口部下部のスリーブ51等の内部にヒー
タ52を埋め込んだり、又は第3図に示すようにスリーブ
51等の外周にヒータ52を巻きつけたりする方法が知られ
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかし第4図に示すようなヒータ埋込方式では、ヒータ
52の周囲を保護体、耐熱材等で覆って埋め込む必要があ
ることから、スリーブ51等の肉厚が厚くなり、しかも内
部で断線等が発生するとヒータのみの交換では済まない
という問題があった。しかもヒータ線を均一に埋込むこ
とが難しいため、精密に温度制御が出来ないという難点
があった。
一方、第3図のようなヒータ巻き付け方式では、スリー
ブ51等と密着性に問題があり、しかも外部が保護されて
いないという問題があった。つまり密着性が悪い場合に
は当然加熱効果が劣り、又外的に保護されていない場合
には、擦れ等によって損傷を受け易くなるというもので
ある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決するため、本考案は、湯口に連なるス
トーク蓋に予熱機構を設けることとし、該ストーク蓋の
周側壁に薄肉部を設けた。そしてこの薄肉部に細径ヒー
タを巻き付けた。又この細径ヒータを溶射層で覆った。
(作用) 内部に埋め込むような煩わしさがなく、しかも溶射層に
よってヒータの密着性も良好となる。このため昇温効率
が向上し、又肉厚を均一に出来ることから精密な温度制
御が可能となる。又、ヒータの断線等があっても補修が
容易である。
(実施例) 本考案の予熱構造の実施例について添付した図面に基づ
き説明する。
第1図は鋳造機全体の縦断面図、第2図は、ストーク蓋
の一部拡大断面図である。
本考案の予熱構造は、例えば第1図に示す低圧鋳造機1
に適用され、この低圧鋳造機1は、周知のように保持炉
2の中にるつぼ3を備え、このるつぼ3の中に補給口9
から封入されたアルミ合金等の溶湯4をガス路5からの
圧縮空気又は不活性ガス等によって加圧して、ストーク
6から金型7のキャビティ8内に注入するようにしてい
る。そしてこの金型7の上型11は、油圧シリンダユニッ
ト12の駆動によって上下動可能となり、型閉めした状態
で下型13との間にキャビティ8を形成する。
一方、この鋳造機のストーク6の上部には中間ストーク
15が設けられ、この中間ストーク15上には更にストーク
蓋16が設けられている。この中間ストーク15とストーク
蓋16は、例えばキャビティ8に注入するゲートを複数箇
所とするような際に介装されるものであり、このストー
ク蓋16のゲート部には、それぞれ湯口としての湯口カラ
ー17が接続される。そして本考案の予熱構造は、このス
トーク蓋16に構成されているが、以下第2図に基づいて
説明する。
既述のようにストーク蓋16は、湯口カラー17に連通する
ゲート部18を備えており、このゲート部18と湯口カラー
17の接続部には、断熱部材19が設けられている。そして
溶湯の凝固は、断熱部材19より上方の湯口カラー17の部
分まで進行したきた場合でも、断熱部材19より下方のゲ
ート部18のまわりの凝固は、阻止することが望ましい。
このため例えばFC製によるストーク蓋16の壁面外周には
ヒータ溝20が形成され、周側壁は薄肉部21とされてい
る。そしてこのヒータ溝20に例えば3mm径の細径ヒータ
線22が巻装されている。そして薄肉部21の肉厚は例えば
10mm程度であり、従来の埋込式の場合の肉圧の約30mm程
度に較べて約1/3の肉厚で済む。つまり従来のように埋
込む場合は保護体等の関係でヒータ線の径が10mm〜12mm
の極太径とならざるを得ないため、必要な強度を確保し
ようとするとヒータ線径の3倍程度の肉厚を必要とする
からである。又、こうして巻きつけられた細径ヒータ線
22上には、高融点金属であるモリブデンが溶射され、モ
リブデン溶射層23が、形成されている。このため細径ヒ
ータ線22とストーク蓋16の密着性が増し、昇温効率がき
わめてよい。又、薄肉部21の肉厚を均一に出来るので温
度制御が精密となり、例えばストーク蓋16の実体最低温
度550℃±10℃で制御することが出来るようになった。
尚、溶射金属はモリブデンに限られることがないのはい
うまでもない。
又、このように構成した本考案の予熱構造は、従来の埋
込式のように製作上の難点がなく、しかもヒータ線の断
線のような事態に容易に対応出来る。又単なる巻きつけ
方式に較べて密着性が良く、効果的に昇温せしめること
が出来る。
このため第1図に示するつぼ3内の溶湯4は、ガス路5
からのガス圧でストーク6内を上昇し、中間ストーク1
5、湯口カラー17を経てキャビティ8内に充填される。
そしてそのままガス圧を保持すると、キャビティ8内の
溶湯4は湯口から遠い部分から徐々に凝固し始め、湯口
カラー17の部分まで凝固が進行する。この間、細径ヒー
タ線22で予熱されているゲート部18付近の溶湯は凝固す
ることなく、最後まで押湯効果が発揮される。そして凝
固が完了してガス加圧を中止すると、ゲート部18付近の
溶湯はるつぼ3の中に落下する。この際、凝固塊がるつ
ぼ内に混入することもない。
(考案の効果) 以上のように本考案の湯口まわりの予熱構造は、極めて
簡易且つ安価な構成によって従来の不具合を改善するこ
とが出来た。このため予熱ショットを従来の約半分に削
減することが出来、又湯口詰りもなくなって押湯効果が
十分に発揮され、高品質の鋳造品を鋳造することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋳造機全体の縦断面図、第2図は本考案の予熱
構造を示すストーク蓋の一部拡大図、第3図,第4図は
予熱構造の従来例を示す。 尚同図中、1は鋳造機、3はるつぼ、6はストーク、8
はキャビティ、15は中間ストーク、16はストーク蓋、21
は薄肉部、22は細径ヒータ線、23はモリブデン溶射層を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大坪 信 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−33356(JP,U) 実開 昭53−67815(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造機の湯口まわりをヒータによって予熱
    する予熱構造において、 前記鋳造機は、湯口に連なるストーク蓋を備え、このス
    トーク蓋の周側壁に薄肉部を設けてこの薄肉部に細径ヒ
    ータを巻き付けるとともに、この細径ヒータを溶射層で
    覆ったことを特徴とする鋳造機の湯口まわりの予熱構
    造。
JP12688190U 1990-11-29 1990-11-29 鋳造機の湯口まわりの予熱構造 Expired - Fee Related JPH0747171Y2 (ja)

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JPH0483466U JPH0483466U (ja) 1992-07-21
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JP5359718B2 (ja) * 2009-09-14 2013-12-04 トヨタ自動車株式会社 予熱装置
JP6232825B2 (ja) * 2012-08-09 2017-11-22 日産自動車株式会社 低圧鋳造装置
JP7174845B2 (ja) * 2019-05-22 2022-11-17 本田技研工業株式会社 低圧鋳造装置

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JPH0483466U (ja) 1992-07-21

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