JPH0748322A - アミン類の製造方法 - Google Patents

アミン類の製造方法

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JPH0748322A
JPH0748322A JP6096567A JP9656794A JPH0748322A JP H0748322 A JPH0748322 A JP H0748322A JP 6096567 A JP6096567 A JP 6096567A JP 9656794 A JP9656794 A JP 9656794A JP H0748322 A JPH0748322 A JP H0748322A
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mol
chlorine
amide
reaction
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JP6096567A
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Inventor
Ralf Dr Pfirmann
ラルフ・プフイルマン
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/54Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by rearrangement reactions
    • C07C209/58Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by rearrangement reactions from or via amides

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来法の欠点がなく、入手が容易な出発原料
に基づいた、所望の化合物が高い収率で選られ、そして
それに加えて高い経費がかからずに工業的規模で行うこ
とができるアミンを製造する新規の方法を提供する。 【構成】 アミドをアルカリ水溶液中および/または水
性アルカリ懸濁液中でハロゲンまたは次亜ハロゲン酸塩
と、アルコールの存在下に反応させ、そして反応生成物
を加水分解、水素化または還元法によりアミンに転化し
てアミンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホフマン分解(Hof
mann degration)の有効な新規の変法に
よりアミンを製造する新規の方法であって、この方法に
より従来は複雑な方法でしか得られなかった生成物を簡
単に高い収率で得ることができる方法に関する。
【0002】この方法を使用して対応するアミド、特に
ベンズアミドからアミン、特にアニリンを製造するが、
これらのアミン類は液晶、植物防護剤および医薬品の製
造における重要な先駆体となる。例えば、2,6−ジハ
ロアニリン、特に2,6−ジフルオロアニリンおよび
2,6−ジクロロアニリンを本発明による方法によって
製造できる。加えて、4−トリフルオロメチルアニリン
または脂肪アミン、例えばシクロプロピルアミンを製造
することも可能である。製造できるアミンの使用および
出発原料の出所をこれらの例に基づいて略述する。
【0003】
【従来技術】2,6−ジフルオロアニリンは、例えば医
薬品(ヨーロッパ特許出願公開第497564号明細
書、PCT国際公開第9115464号明細書)および
ディスプレイ用の液晶(JP第0402977号公報)
の製造における中間体として使用されている。2,6−
ジクロロアニリンを加工して特に高活性医薬品(ヨーロ
ッパ特許出願公開第497 564号明細書、米国特許
第5130441号明細書、A.Andreani等、
Acta Pharm.Nord.4(2)、第93〜
96頁)とすることができる。その他の用途に加えて、
4−トリフルオロメチルアニリンは、駆虫薬(米国特許
第50334410号明細書)、抗炎症剤および免疫調
整剤(米国特許第5001124号明細書)を製造する
のに使用される。目下のところ最も重要であるシクロプ
ロピルアミンの用途は、弗化キノロンカルボン酸を製造
することであり(ドイツ特許出願公開第3420789
号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第275 971号
明細書)、そしてこの化合物は抗菌剤として非常に重要
となってきている。本発明により製造できる先駆体を、
引用文献に記載された方法により活性物質または活性化
合物に転化できる。
【0004】2,6−ジフルオロアニリンの出発原料で
ある2,6−ジフルオロベンズアミドは、2,6−ジフ
ルオロベンゾニトリルから文献から公知の方法(J.
March, Advanced Organic C
hemistry(1985年),第788頁)により
得られる。例えば2,6−ジフルオロベンゾニトリルを
水性アルカリ媒体中で過酸化水素と反応させることが可
能である(特開昭60−132942号公報)。2,6
−ジクロロベンズアミドは、2,6−ジクロロベンゾニ
トリルから同様な方法で製造できる。4−トリフルオロ
メチルベンズアミドは、例えば4−トリフルオロメチル
ベンゾニトリルから(J.X.Wang等、J.Che
m.Res.,Synop.,(12)第456〜45
7頁)または4−トリフルオロメチル安息香酸から
(D.E.Walch等、J.Med.Chem.12
(1969年)、第299〜303頁)製造できる。シ
クロプロパンカルボキシアミドを製造するいくつかの工
業的に実施可能な経路が存在する(ヨーロッパ特許出願
公開第365970号明細書、ドイツ特許出願公開第3
026094号明細書)。
【0005】ホフマン分解反応、例えば当該反応は、穏
やかな収率および選択率でしか進行せず、特に2,6−
ジ置換および/または電子欠乏であるアミドの場合には
穏やかな収率および選択率でしか進行しない。これに関
連して使用される急激な反応条件下に、アミドの加水分
解、環塩素化および酸化分解、特に窒素上での酸化によ
るものは、しばしば必要である高い反応温度により引き
起こされた副反応として生じる。数例において、高価な
または毒性の補助物質、例えば相間移動触媒を添加する
必要がある(JP61−271255号公報)。多くの
場合、これらの負の因子のためにこれらのアミンの製造
が不経済となってしまう。
【0006】2,6−ジ置換アミドの場合、水酸化物を
イソシアネート中間体に添加することは、立体問題のた
めに不都合であり、特に比較的に巨大な置換基が存在す
る場合に不都合である(Org.React.3,第2
77〜282頁(1946年))。
【0007】従って、ほとんどこのような反応は知られ
ていない。更にまた、出発化合物におけるアミド結合の
カルボキシレートへの加水分解が求電子置換基により促
進され(望ましくない)、それと同時に転移が遅延され
る。電子供与置換基、例えばアルコキシまたはヒドロキ
シル基に場合には転移が助長されるが、環塩素化も促進
されるので望ましくない(例えば、Haufer等、
J.Am.Chem.Soc.59、第121頁(19
37年)、同前、60、第2308頁(1937年)、
同前、61、第618頁(1939年))。温度が上昇
するのは望ましくない加水分解に対して転移に好都合で
あるが、試薬の強い酸化性およびハロゲン化性により昇
温により試薬の酸化およびハロゲン化が再び生じてしま
うことが知られている。そして、このことは特に酸化感
受性であるアミンの場合、特に芳香族アミンの場合不都
合であり、望ましくない。
【0008】アルキルアシル尿素の生成は、脂肪族およ
び脂環族アミドの場合の最も頻繁に生じる副反応であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記の欠点が
なく、入手が容易な出発原料に基づいた、所望の化合物
が高い収率で選られ、そしてそれに加えて高い経費がか
からずに工業的規模で行うことができるアミンを製造す
る新規の方法に対する非常に逼迫した要求があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
るアミンの製造方法によって達成される。この方法にお
いて、アミドをアルカリ水溶液および/または水性アル
カリ懸濁液中でアルコーの存在下にハロゲンまたは次亜
ハロゲン酸塩と反応させ、そして反応生成物を加水分
解、水素化または還元法によりアミンに転化する。驚く
べきことに、この新規の方法を使用して数多くのアミド
を対応するアミンに転化できる。従って、(C1
10)−アルキルアミドを用いて良好な結果が得られ、
その際アルキル残基を1個ないし4個の(C1 〜C4
−アルキル基、(C1 〜C4 )−アルコキシ基、弗素、
塩素または臭素原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオ
ロメチル基、(C1 〜C4 )−アルコキシカルボニル基
またはベンジルオキシ基(そのフェニル残基1個ないし
3個の(C1 〜C4 )−アルキル基、(C1 〜C4 )−
アルコキシ基、弗素、塩素または臭素原子ニトロ基、シ
アノ基、トリフルオロメチル基または(C1 〜C4 )−
アルコキシカルボニル基を持つことができる)により置
換することが可能である。
【0011】多くの場合、本発明方法は、芳香族アミン
の製造に有効であるとみなされ、その際芳香族残基はフ
ェニル、ナフチルまたはヘテロアリール、例えばピリジ
ン、チオフェンまたはピロールであることが可能であ
る。芳香族残基を任意の数の塩素、弗素または臭素原子
またはトリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、カルボキ
シル、(C1 〜C4 )−アルコキシカルボニル、(C1
〜C4 )−アルキルまたは(C1 〜C4 )−アルコキシ
基で置換することもできる。
【0012】アミドを塩素、臭素、次亜塩素酸ナトリウ
ムまたは次亜臭素酸ナトリウムと水性アルカリ媒体中で
アルコールの存在下に反応させる。元素状ハロゲンをア
ルカリ性を有する溶液に配量添加するのと同等の次亜ハ
ロゲン酸塩溶液(漂白液)を使用して本発明方法を行う
ことができる。ハロゲンの使用量のは、次亜ハロゲン酸
塩溶液がハロゲンが使用するアルカリ性を有する溶液と
接触した際にその場で生成するので反応条件を記載する
のに条件である。従って、塩素または臭素は、各々分解
すべきアミド1モルに基づいて約1モルないし約5モ
ル、特に約1.01モルないし2モル、特に好ましくは
約1.02モルないし約1.2モルの量で使用される。
工業的規模で入手に優れているので塩素を使用するのが
好ましい。ハロゲンを滴下(臭素)または気体状で通過
させる(塩素)ことができる。反応温度をバッチの寸法
に依存して、これに関する好適な配量添加時間は発熱で
進行する反応の際に発生する熱の必要な除去により測定
される適用する配量添加時間に関する上記の条件で約
0.5時間ないし約16時間、好ましくは約1時間ない
し4時間である。
【0013】漂白液、すなわち次亜ハロゲン酸塩水溶液
を配量添加する場合には操作上理由のため一般に元素状
ハロゲンよりも実験室規模で有利であるが、この場合、
溶液1kg当たり約30ないし約250gの活性塩素、
好ましくは溶液1kg当たり約100ないし約160g
の活性塩素または溶液1kg当たり約60ないし550
g、好ましくは約200ないし350gの活性臭素の含
有量を有する溶液を使用する。
【0014】ホフマン分解型の反応を実施するに当たっ
て、約−15℃ないし約80℃、好ましくは約10℃な
いし約40℃の温度が通常使用される。これらの低温
は、低温の結果として従来方法において数多くの副生成
物を導いた塩素の酸化効果が著しく減少するので特に有
利である。
【0015】本発明によると、アミドのアミンへの分解
は、アルコールの存在下に行われる。この意味で、付加
的にアルコキシ(C1 〜C4 )基、弗素、塩素または臭
素原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基ま
たはアルコキシ(C1 〜C4)−カルボニル基で置換さ
れてもよいいかなる構造の(C1 〜C8 )−アルカノー
ルを、フェニル残基がアルキル(C1 〜C4 )基、アル
コキシ(C1 〜C4 )基、弗素、塩素または臭素原子、
ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基またはアル
コキシ(C1 〜C4 )−カルボニル基で置換されてもよ
いフェニルメタノールと同様にアルコールとして使用で
きる。第1アルコール、特にメタノール、エタノールお
よびベンジルアルコールが特に好適である。
【0016】多くの場合、アミド1モル当たり1ないし
20モル、特に1.1ないし10モル、好ましくは1.
05ないし5モルの量で使用するのが有意義であるとみ
なされる。
【0017】アルコールをアルカリ性を有する溶液また
は懸濁液と一緒に混合物中で使用する。後者はアルカリ
金属またはアルカリ土類金属化合物から製造できる。ア
ルカリ性を有するかゝる化合物は、例えば水酸化物、炭
酸塩、炭酸水素塩、燐酸塩、燐酸水素塩、燐酸二水素塩
または酸化物あるいは同様の化合物またはこれらの混合
物、特に対応するアルカリ金属化合物、好ましくは水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムおよび
/または炭酸カリウムである。アルカリ性を有する化合
物は、分解すべきアミドに基づいて約1モルないし約3
0モル、好ましくは約3モルないし約15モル、特に好
ましくは約5モルないし約10モルである。水溶液の濃
度は使用するアミドに依存するが、代表的には約1モル
/リットルないし約20モル/リットル、好ましくは約
3モル/リットルないし約10モル/リットルの量であ
る。実際には、アルカリ性を有する水性懸濁液の量は、
困難なしに反応混合物をなおも攪袢可能となるように選
択される。反応時間は、反応の性質により有効な表面の
冷却に依存した計量添加の速度に依存して約0.5ない
し約16時間である。中間体として生じるイソシアネー
トが反応条件下に求核性であるアルコールによっておそ
らく捕捉されるので、ホフマン分解の意味で進行する本
発明による反応の第1の反応生成物は、おそらく所望の
アミンのアルキルカーボネートであろう。その結果、驚
くべきことに酸化感受性アミンはハロゲンの酸化効果が
回避され、従って緩慢な形式でしか加水分解、水素化に
よりあるいは一般に還元により転移段階の後にアミンが
放出できない。
【0018】アミン、特にアニリンをカルバメートから
得ることは公知である(T.W.Greene,P.
G.M. Wuts、Protective Grou
psin Organic Chemistry(19
91年)、第317〜348頁)。本発明の場合、アミ
ノ基の脱離は、存在し得る過剰の塩素または臭素を分解
した後に単に本発明による反応混合物を加熱することに
よって達成される。場合により、置換ベンジルカルバメ
ートをアルカリ条件下に80ないし100℃で10時間
未満で加水分解でき、一方単純アルカリカルバメートは
同一温度で96時間までの反応時間を要する。
【0019】一般に、反応生成物は、相分離により簡単
に単離でき、その結果として使用したアルコールとの混
合物となる。相分離は付加的溶剤、例えばトルエンまた
はキシレンの添加により改良または引き起こされる。除
去されたアルコールは、場合により分離・精製後に本発
明による方法に再び導入できる。
【0020】場合により置換されたベンジルアルコール
を使用することは、対応するベンジルカルバメートが比
較的単純に加水分解により分解でき従って価格的に有効
であるので特に便利である(T.W. Greene,
前述、第335〜341頁)。
【0021】遷移金属触媒、特に活性炭に担持されたパ
ラジウムの存在下での水素ガスを使用した水素化が特に
簡単であることが判る。パラジウムの他に、ニッケルま
たは白金が遷移金属として使用するのに好適である。水
素化は、約1.1バールないし約100バールの水素圧
で約10℃ないし約80℃の温度で溶剤として低級脂肪
アルコールまたは単純芳香族または脂肪族炭化水素、例
えばヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシ
レン、メタノール、ブタノール、イソプロパノールまた
はエタノール中でスムーズに進行する。貴金属触媒は、
約0.05ないし約3重量%、好ましくは約0.3ない
し1重量%(純粋遷移金属として計算)の量で使用され
る。
【0022】別法として、いわゆる新規の中間体を合成
するためのトランスファー水素化を使用することも可能
である(T.W.Greene等.,前述,第156〜
160頁)。
【0023】代表的には、水素化母液中での最終生成物
の濃度は、約10ないし500g/リットル、好ましく
は約100ないし300g/リットルである。非置換ベ
ンジルアルコールとの反応により得られた生成物を使用
する場合、所望のアミンに加えてトルエンが得られる。
このため、トルエンが水素化の溶剤として好ましい。一
般に、触媒から濾取された溶液を蒸発させ、そして必要
により熱時に引き続いて濾過することによって最終生成
物が単離される。これについて、本発明による方法によ
り製造されたアニリンが特に最終生成物として大気酸
化、特に加熱時に大気酸化される非常に高い傾向にある
ので、酸化防止添加剤、ヒドラジンまたはヒドラジニウ
ム塩、特にあるいは2,6−ジ−tert−ブチル−4
−メチルフェノールの存在下に操作するのが好都合であ
る。
【0024】加水分解および水素化に加えて、一般的還
元方法もアミンを遊離させるのに使用できる。還元法と
は、反応生成物と有機アルミニウムヒドラジド、水素化
ホウ素、水素化珪素、金属および/またはヒドラジンと
の反応を意味すると理解される。
【0025】価値ある所望の新規生成物は、材料の性質
(凝集の状態、溶解挙動)に依存して通例の単離および
精製法により得ることができる。液状生成物の場合、溶
剤を添加することによって改良できる単純相分離が特に
好適である。製造すべきアミンの多くが水蒸気揮発性で
あるので、水蒸気蒸留が穏やかであり工業的規模で容易
に効を奏する反応混合物からの生成物の分離方法であ
る。固形の生成物は、濾過または抽出により単離し、そ
して引き続いて結晶化により精製できる。蒸留とクロマ
トグラフィーの両者を液状または固形生成物の精製に使
用できるが、一般には液状生成物は分別される。
【0026】本発明方法の特に好ましい態様において、
2,6−ジフルオロベンズアミドを反応させて2,6−
ジフルオロアニリンとする。
【0027】
【実施例】以下の実施例は、本発明方法を限定すること
なしに本発明方法を説明するものである。
【0028】例1 180gのベンジルアルコールおよび269g(6.7
25モル)の水酸化ナトリウムを450gの水中に導入
する。220g(0.9モル)の2−ベンジルオキシ−
6−フルオロベンズアミドを20℃で添加し、そして4
0℃でよく攪袢しながら通過させる(15リットル/
時)。反応をガスクロマトグラフィーにより監視し、そ
して2.5時間後に停止し、その際に転移が完結する。
【0029】この時点で、メチルtert−ブチルエー
テル(MTBE)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、そして溶剤を除去するすることによって、過剰の塩
素を破壊した後、この混合物を95℃で3時間加熱する
という条件で(例3も参照;しかし、この段階はここで
は省略する)、2−ベンジルオキシ−6−フルオロアニ
リンを淡褐色粘稠粘オイル分として単離する。
【0030】方法a 一度過剰の塩素を亜硫酸ナトリウムの添加により破壊し
たら、水性母液を95℃で3時間加熱する。有機相を水
相と分離し、200mlのメタノール中に取り、そして
その後5gのPd/C(5%Pd、50%水分)と一緒
にH2 雰囲気(若干の過圧)下にベンジルオキシ基を有
する化合物がもはや検出されなくなるまで激しく攪袢す
る。触媒を濾別し、次いでメタノールで洗浄する。メタ
ノールのうちのほとんどを不活性ガス下に留去し、そし
て300gのトルエンを添加する。冷却(0℃)後、淡
褐色ないし暗灰色に着色した60.9g(0.48モ
ル、53%)の2−アミノ−3−フルオロフェノールが
乾燥後に得られる(含有率(GC):100%)。更
に、定量ガスクロマトグラフィーにより示される通り、
24.2g(0.19モル、21%)の生成物が黒色母
液中に含まれている。母液を更に別のバッチに再使用す
る。
【0031】方法b 攪袢せずに数分後、相分離し、そして300gのメタノ
ールを有機相に添加し、次いでこの後者の混合物を5g
のPd/C(5%Pd、50%水分)と一緒にH2 雰囲
気(若干の過圧)下に激しく攪袢する。少量の副生成
物、主成分としての2−アミノ−3−フルオロフェノー
ル以外に溶剤を表す。触媒を濾別し、次いでメタノール
で洗浄する。不活性ガス下に、ほとんどのメタノールが
濾液から留去され、そして300gのトルエンを添加す
る。冷却(0℃)および乾燥後、65.3g(0.51
モル、57%)の淡褐色の2−アミノ−3−フルオロフ
ェノールが得られる(含有率(GC):100%)。ガ
スクロマトグラフィーで分析によると、更に28.2g
(0.22モル、25%)の生成物が母液中に含有され
ている。母液を更に別のバッチに再使用する。
【0032】例2 60g(1.5モル)の水酸化ナトリウム、40g
(0.37モル)のベンジルアルコールおよび25.8
g(0.164モル)の2,6−ジフルオロベンズアミ
ドをまず140gの水に導入する。5リットル/時の塩
素流をこの懸濁液に通過させる(穏やかな発熱)。1時
間後、反応を終了させ、塩素の配量添加を停止し、そし
て水蒸気を100℃で溶液中に通過させるが、この段階
において該溶液は橙色である。6時間後、2,6−ジフ
ルオロアニリンは流出せず(passover)、母液
の2相は分離しており、そして水相(MTBE)の抽出
により無視できる量の付加的な2,6−ジフルオロアニ
リンしか得られない。有機相を一緒にし(88.2
g)、そして定量分析により19.4g(0.15モ
ル、92%)の2,6−ジフルオロアニリン含有量であ
ることが判る。生成物は、分留により純粋な形態で得ら
れる(常圧)。
【0033】例3 120gのメタノール、70gの水、30g(0.75
モル)の水酸化ナトリウムおよび24.5g(0.1モ
ル)の2−ベンジルオキシ−6−フルオロベンジルアミ
ドをまず導入し、そして40℃に加熱する。塩素を通過
させると(4リットル/時)、最初に無色だった懸濁液
がしばらくして褐色化し、そして反応が発熱であるので
温度が保持されるので加熱を停止することが可能とな
る。25分後、GCで示される通りに反応が終了する。
最初に存在していた懸濁液の代わりに透明な溶液が得ら
れる。メタノールを弱い減圧下に(50℃)留去し、そ
して得られた2−ベンジルオキシ−6−フルオロ−N−
カルボキシメトキシアニリンの懸濁液を100℃で48
時間加熱する。混合物を冷却した後、50gのトルエン
を添加し、相分離し、そして2gのMgSO4 および1
gの活性炭を有機相に添加し、そしてこれを数時間攪袢
する。濾過およびロータリーエバポレーターによる溶剤
の除去の後、19.8g(91mモル、91%)の2−
ベンジルオキシ−6−フルオロアニリンが、更に反応さ
せるのに優れた純度(GC:96%以上)を有する褐色
透明オイル分として得られる。
【0034】常套の方法(特に濾過および再結晶)によ
り単離・精製される中間体の48時間の加水分解を省く
以外例1に既述した方法に従って2−ベンジルオキシ−
6−フルオロ−N−カルボメトキシアニリンを単離でき
る。
【0035】例4(文献から公知の方法による比較例) 110gの水、109.4g(1.368モル)の50
%水酸化ナトリウ溶液および86.4g(0.547モ
ル)の2,6−ジフルオロベンズアミドをまず導入し、
次いで262.5g(0.602モル)の17%次亜塩
素酸ナトリウム溶液を65℃で1時間かけて配量添加す
る。反応の発熱性ゆえに加熱を停止することが可能であ
る。70℃で更に30分後、混合物を100℃に加熱
し、そして水蒸気を通過させる。一度さらに生成物が留
出しなくなったら、蒸留物中の有機相を分離し、水相を
引き続いてnーヘキサン(30g)で抽出し、そして硫
酸マグネシウムで乾燥させた一緒にした有機相を常圧で
短いVigreuxカラムで蒸留する。33.5g
(0.26モル、47%)の2,6−ジフルオロアニリ
ンが154〜156℃で淡黄色液として留出する。
【0036】例5 190.0g(1モル)の2,6−ジクロロベンズアミ
ドを336.7g(6モル)の水酸化カリウムと一緒に
100gの水および250gのエタノール中で混合し、
そして懸濁液を50℃に加熱する。塩素を55℃で4時
間通過させ(6リットル/時)、次いで過剰のハロゲン
を亜硫酸ナトリウムで分解させ、そしてしかる後、混合
物を99℃で36時間加熱する。その後、水蒸気を10
0℃で混合物に通過させ、そして生成物を留取する。蒸
留物を0〜10℃の冷たさで攪袢し、そして2,6−ジ
クロロアニリンを引き続いて吸引下に濾取する。乾燥
後、147.3g(0.909モル、91%)の2,6
−ジクロロアニリンが無色固体として得られる。
【0037】例6 189.1g(1モル)の4−トリフルオロメチルベン
ズアミドおよび108g(1モル)のベンジルアルコー
ルを800gの水に懸濁させた296.4g(4モル)
の水酸化カルシウムおよび80gの水酸化ナトリウムの
懸濁液中に導入し、そして520g(1.04モル)の
14.8%次亜塩素酸ナトリウムを6時間以内に20℃
で配量添加する。引き続いて混合物を35℃で6時間加
熱し、次いで50gのトルエンを20℃で溶液に添加す
る。相分離し、そして300gのメタノールを有機相に
添加する。若干の水素圧で40℃で20時間、激しく攪
袢しながら3gの活性炭に担持したパラジウム(5%
Pd、50%水分)を使用して混合物を水素化する。触
媒を残存混合物から濾別し、そして溶剤を留去する。残
存する残留物を蒸留すると、淡黄色4−トリフルオロメ
チルアニリンが12Torr/81〜86℃で留出す
る。129.1g(0.801モル、80%)のトリフ
ルオロメチルアニリンが得られる。
【0038】例7 20gのベンジルアルコールを添加した150gの30
%水酸化ナトリウム溶液中に8.5g(0.1モル)の
シクロプロパンカルボキシアミドを10℃で導入する。
17.6g(0.11モル)の臭素をこの温度で30分
以内に滴下する。引き続いて、反応を完結させるために
混合物を40℃で1時間加熱し、そして亜硫酸ナトリウ
ムを使用して過剰の水素を分解する。その後、混合物を
10分間水分離装置上で沸騰させ、その後更にシクロプ
ロピルアミンはもはや留出しない。相分離し、次いで少
量の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして4.8g(8
4mモル、84%)のシクロプロピルアミンをマイクロ
蒸留装置中で48〜51℃で蒸留する。
【0039】例8 261.2g(1.66モル)の2,6−ジフルオロベ
ンズアミドを232.3g(2.15モル)のベンジル
アルコール中に懸濁させ、懸濁液を55℃に加熱し、そ
して233.3g(2.08モル)の50%水酸化カリ
ウム溶液を2時間以内に滴下する。この後、60℃に昇
温し、そして攪袢を更に3時間続ける。引き続いて、更
に600gの水、280g(7モル)の水酸化ナトリウ
ムおよび185g(1.71モル)のベンジルアルコー
ルを10℃で添加し、そして塩素を40℃で3時間通過
させる(15〜18リットル/時)。相分離し、500
mlのメタノールおよび7gのPd/C(5% Pd、
50%水分)を有機相に添加し、そして水素化を例1b
に記載の通り行う。例1bと同様にして処理した後、1
23.5g(0.97モル、59%)の2−アミノ−3
−フルオロフェノールが淡灰色光沢フレーク状物として
得られる。
【0040】例9 1段階法での2,6−ジフルオロベンゾニトリルから製
造された2−アミノ3−フルオロフェノール 69.9g(0.5モル)の2,6−ジフルオロベンゾ
ニトリルおよび237g(1.2モル)の6−規定水酸
化ナトリウム溶液をまず200mlのベンジルアルコー
ルに導入する。221g(1.95モル)の30%過酸
化水素溶液をこの混合物に30分以内に滴下し、温度を
配量添加のはじめの20℃から50℃に上昇させ、次い
でこの値で保持する。5時間後(2−ベンジルオキシ−
6−フルオロベンズアミドへの完全な転移がGCにより
示される)、混合物を冷却し、そして200gの水およ
び60g(1.5モル)の水酸化ナトリウムで捕捉す
る。反応をガスクロマトグラフィーにより監視しながら
塩素を30℃で2時間通過させ(10リットル/時)、
そして一度アミドが消失すると反応を停止する。相分離
し、そして例8に記載の通り更に処理を行う。32.4
g(0.255モル、51%)の2−アミノ−3−フル
オロフェノールが褐色ないし黒色粉末として得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 217/86

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミドをアルカリ水溶液中および/また
    は水性アルカリ懸濁液中でハロゲンまたは次亜ハロゲン
    酸塩と、アルコールの存在下に反応させ、そして反応生
    成物を加水分解、水素化または還元法によりアミンに転
    化するアミンの製造方法。
  2. 【請求項2】 アルキル残基が1個ないし4個の(C1
    〜C4 )−アルキル基、(C1 〜C4 )−アルコキシ
    基、弗素原子、塩素原子または臭素原子、ニトロ基、シ
    アノ基、トリフルオロメチル基、(C1 〜C4 )−アル
    コキシ基カルボニルまたはベンジルオキシ基(そのフェ
    ニル残基も1個ないし3個の(C1 〜C 4 )−アルキル
    基、(C1 〜C4 )−アルコキシ基、弗素、塩素または
    臭素原子、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基
    または(C1 〜C4 )−アルコキシカルボニル基を持つ
    ことができる)により置換されてもよい(C1 〜C10
    −アルキルアミドを使用する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 芳香族アミドを使用する請求項1の方
    法。
  4. 【請求項4】 芳香族残基が場合により任意の数の塩
    素、弗素または臭素原子またはトリフルオロメチル、ニ
    トロ、シアノ、カルボキシル、(C1 〜C4 )−アルコ
    キシカルボニル、(C1 〜C4 )−アルキルまたは(C
    1 〜C4 )−アルコキシ基で置換されたフェニル、ナフ
    チルまたはヘテロアリールである請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 アミドを水性アルカリ媒体中で塩素、臭
    素、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜臭素酸ナトリウム
    とアミド1モル当たり1ないし5モル、特に1.01な
    いし2モル、好ましくは1.02ないし1.2モルの量
    で反応させる請求項1ないし4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】 活性塩素を水溶液1kg当たり30ない
    し250g、特に100ないし160gの量で使用し、
    そして活性臭素を水溶液1kg当たり60ないし550
    g、特に200ないし350gの量で使用する請求項5
    の方法。
  7. 【請求項7】 アミドを−15℃ないし80℃、特に0
    ℃ないし50℃、好ましくは10℃ないし40℃の温度
    で反応させる請求項1ないし6いずれかの方法。
  8. 【請求項8】 1個ないし3個の(C1 〜C4 )−アル
    コキシ基、弗素、塩素または臭素原子、ニトロ基、シア
    ノ基、トリフルオロメチル基または(C1 〜C4 )−ア
    ルコキシカルボニル基で置換されてもよい(C1
    8 )−アルノール、特に第1アルコール、好ましくは
    メタノールまたはエタノールを使用する請求項1ないし
    7のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 フェニル残基が1個ないし3個の(C1
    〜C4 )−アルキル基、(C1 〜C4 )−アルコキシ
    基、弗素、塩素または臭素原子、ニトロ基、シアノ基、
    トリフルオロメチル基または(C1 〜C4 )−アルコキ
    シカルボニル基で置換されてもよいベンジルアルコール
    を使用する請求項1ないし7のいずれかの方法。
  10. 【請求項10】 アルコールをアミド1モル当たり1な
    いし20モル、特に1.1ないし10モル、好ましくは
    1.05ないし5モルの量で使用する請求項1ないし9
    のいずれかの方法。
  11. 【請求項11】 アルカリ金属またはアルカリ土類金属
    水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、燐酸塩、燐酸水素塩、燐
    酸二水素塩または酸化物あるいはこれらの混合物、特に
    水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの水溶液または
    水性懸濁液を使用する請求項1ないし10のいずれかの
    方法。
  12. 【請求項12】 2,6−ジフルオロベンズアミドを
    2,6−ジフルオロアニリンに転化する請求項1ないし
    11のいずれかの方法。
JP6096567A 1993-05-11 1994-05-10 アミン類の製造方法 Withdrawn JPH0748322A (ja)

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