JPH0748512A - ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0748512A
JPH0748512A JP19623393A JP19623393A JPH0748512A JP H0748512 A JPH0748512 A JP H0748512A JP 19623393 A JP19623393 A JP 19623393A JP 19623393 A JP19623393 A JP 19623393A JP H0748512 A JPH0748512 A JP H0748512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
polyarylene sulfide
zinc oxide
silica
whiskers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19623393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3494227B2 (ja
Inventor
Shinobu Yamao
忍 山尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP19623393A priority Critical patent/JP3494227B2/ja
Publication of JPH0748512A publication Critical patent/JPH0748512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3494227B2 publication Critical patent/JP3494227B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 請求項1に記載の発明は、アミノ基を含有す
るポリアリーレンスルフィドと、シリカと、エポキシシ
ランカップリング剤と、三次元構造を有する酸化亜鉛ウ
ィスカーとを含有することを特徴とするポリアリーレン
スルフィド樹脂組成物である。 【効果】 この発明によると、線膨張係数の異方性が少
なく、かつ、機械的強度にも優れ、さらに耐熱性および
難燃性にも優れる、特にIC等の封止用に好適に使用さ
れるポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリアリーレンスル
フィド樹脂組成物に関し、更に詳しくは、線膨張係数の
異方性が小さく、しかも機械的強度に優れるといった特
長を有する、電子部品封止用に好適に使用することがで
きる、なかでも特にIC封止用に好適である熱可塑性樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、ポリアリーレンスルフィド樹脂(以下、PASと称
することがある。)は、優れた耐薬品性、機械的性質、
耐熱性、難燃性等を有することから、電気・電子分野、
自動車部品等の幅広い分野において、優れたエンジニア
リングプラスティックとして利用されている。
【0003】電子部品特にIC封止用の樹脂として、従
来は熱硬化性樹脂が用いられていたが、リサイクルが困
難である、スプールランナーの再利用ができない等の問
題によって、近年、熱可塑性の樹脂が注目されている。
それらのなかでも、PASはその優れた耐熱性、難燃性
により多くの検討がなされてきた。
【0004】このような熱可塑性樹脂をIC封止用に用
いる場合には、リードワイヤー、ボンディングワイヤー
を切断、変形することなく成形するために、樹脂の分子
量を下げ、線膨張係数を金属と接近させることが重要で
ある。そこで、多量の充填材を配合することが考えられ
たが、多量の充填材の配合によって、線膨張係数を金属
に近いものとすることはできた。しかしながら、成形品
の機械的強度が低下し、またクラックの発生などの新た
な問題が生じた。
【0005】そこで、上記問題を解決するために、例え
ば、特公平5−18351号公報には、PASに、シラ
ンカップリング剤を加えることによって、機械的強度を
向上させる方法が提案されている。しかし、ある程度の
靭性の向上効果はあるものの、十分であるとはいえな
い。また、特開昭57−158256号公報にはPAS
に、ガラスビーズまたは石英ガラスと、ガラス繊維と、
有機シランとを添加する方法が提案されている。しか
し、ガラス繊維の配合量を多くすると素子内ワイヤーの
切断の危険が生じる、製造された素子の信頼性に劣ると
いう問題がある。特開昭62−158754号公報に
は、ポリフェニレンスルフィド(以下PPSと略称する
ことがある。)に、シリカと、繊維状無機充填剤と、エ
ポキシシランとを加える方法が提案されているが、繊維
状充填材を用いるので線膨張係数に異方性が生じ、やは
り素子の信頼性に問題がある。
【0006】すなわち、IC等の電子部品の封止用等に
使用することを目的とし、線膨張係数の異方性が少な
く、かつ、機械的強度にも優れる樹脂組成物が望まれて
いた。かかる問題を解決すべく、本発明の発明者らが鋭
意検討した結果、PASに、シリカと、シランカップリ
ング剤と、特異な立体構造を有する酸化亜鉛ウィスカー
とを配合してなる樹脂組成物が、線膨張係数の異方性が
少ないと同時に、機械的強度にも優れることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明は、特にIC等の
電子部品の封止用に適した、線膨張係数の異方性が少な
く、強度にも優れ、さらに耐熱性、難燃性に優れた樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための前記請求項1に記載の発明はアミノ基を含有する
ポリアリーレンスルフィドと、シリカと、エポキシシラ
ンカップリング剤と、三次元構造を有する酸化亜鉛ウィ
スカーとを含有することを特徴とするポリアリーレンス
ルフィド樹脂組成物であり、前記請求項2に記載の発明
は、前記ポリアリーレンスルフィドは、アミノ基を含有
するアリーレンスルフィド単位を0.1モル%以上含有
してなる前記請求項1に記載のポリアリーレンスルフィ
ド樹脂組成物であり、前記請求項3に記載の発明は、前
記ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物がIC封止用樹
脂組成物である前記請求項1に記載のポリアリーレンス
ルフィド樹脂組成物である。
【0008】以下、本発明のポリアリーレンスルフィド
樹脂組成物について詳述する。
【0009】−アミノ基を含有するポリアリーレンスル
フィド− この発明における前記アミノ基を含有するポリアリーレ
ンスルフィド樹脂(以下、アミノ化PASと称すること
がある。)は、次式(化1)で示されるところの、アミ
ノ基を含有するアリーレンスルフィド単位を少なくとも
含有する重合体樹脂である。
【0010】
【化1】
【0011】ただし、式中、Arは芳香環を有する構造
を示す。また、前記式中のアミノ基が芳香環に結合する
位置は任意である。前記式中においてR1 およびR2
それぞれ水素原子および炭化水素基を表し、R1 および
2 は互いに同一であっても良く、また互いに相違して
いても良い。R1 およびR2 が炭化水素基であるとき、
その炭化水素基としては、たとえばメチル基、エチル
基、およびプロピル基などの低級飽和炭化水素基、フェ
ニル基などの芳香族炭化水素基などを挙げることができ
る。R1 およびR2 として好ましいのは水素原子であ
る。前記式中nは正数を示し、具体的にはアミノ基が結
合する芳香核の構造に応じて決定される1〜8の任意の
正数である。
【0012】前記式中における芳香環を有する構造とし
ては、次式(化2)で示される構造を挙げることができ
る。
【0013】
【化2】
【0014】この発明におけるポリアリーレンスルフィ
ドは、前記式(化1)で示されるアリーレンスルフィド
単位の外に前記式(化2)で示される構造を有するアリ
ーレンスルフィド単位を含有していても良い。
【0015】この発明におけるポリアリーレンスルフィ
ドは、アミノ基を含有するアリーレンスルフィド単位の
含有量が、通常0.1モル%以上、好ましくは0.1〜
30モル%、更に好ましくは0.3〜10モル%、特に
好ましくは0.3〜5モル%である。
【0016】前記含有量が0.1モル%未満であると導
入されるアミノ基が少ないので、強度等の物性の向上効
果が少なく、含有量が30モル%を越えるとアミノ化P
ASの結晶化度が減少したり、耐熱性等の物性が逆に低
下するので好ましくない。
【0017】なお、アリーレンスルフィド単位におけ
る、アミノ基を含有する芳香環あるいはアミノ基を含有
しない芳香環には、さらにF、Cl、Br等のハロゲン
原子などの原子、または、メチル基等のアルキル基、ニ
トロ基、カルボン酸/金属塩、フェニル基等の置換基が
導入されていてもよい。
【0018】前記アミノ化PASは、例えばアミノ基を
含有するハロゲン化芳香族化合物と、ジハロ芳香族化合
物と、硫黄源とを有機極性溶媒中で、各種の方法を採用
することにより重縮合反応させることにより得ることが
できる。
【0019】前記アミノ基を含有するハロゲン化芳香族
化合物としては、たとえばモノクロルアニリン、N−ア
ルキルモノクロルアニリン、ジクロルアニリン、N−ア
ルキルジクロルアニリン等のクロル置換されたアニリン
類を挙げることができる。なお、前記アミノ基を含有す
るハロゲン化芳香族化合物はこのようなアニリン類に限
定されず、芳香族環にアミノ基を含有する物質であれば
良い。前記アミノ基を含有するハロゲン化芳香族化合物
は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を組合せて用
いてもよい。
【0020】前記ジハロ芳香族化合物としては、例えば
m−ジハロベンゼン、p−ジハロベンゼン等のジハロベ
ンゼン類;2,3−ジハロトルエン、2,5−ジハロト
ルエン、2,6−ジハロトルエン、3,4−ジハロトル
エン、2,5−ジハロキシレン、1−エチル−2,5−
ジハロベンゼン、1,2,4,5−テトラメチル−3,
6−ジハロベンゼン、1−ノルマルヘキシル−2,5−
ジハロベンゼン、1−シクロヘキシル−2,5−ジハロ
ベンゼン等のアルキル置換ジハロベンゼン類またはシク
ロアルキル置換ジハロベンゼン類;1−フェニル−2,
5−ジハロベンゼン、1−ベンジル−2,5−ジハロベ
ンゼン、1−p−トルイル−2,5−ジハロベンゼン等
のアリール置換ジハロベンゼン類;4,4’−ジハロビ
フェニル等のジハロビフェニル類、1,4−ジハロナフ
タレン、1,6−ジハロナフタレン、2,6−ジハロナ
フタレン等のジハロナフタレン類等を挙げることができ
る。これらのジハロ芳香族化合物における2個のハロゲ
ン元素は、それぞれフッ素、塩素、臭素またはヨウ素で
あり、それらは同一であってもよいし、互いに異なって
いてもよい。
【0021】前記硫黄源としては、硫化リチウム、硫化
ナトリウム等のアルカリ金属硫化物、硫化カルシウム、
硫化バリウム等のアルカリ土類金属硫化物などを挙げる
ことができる。また、前記アルカリ金属硫化物またはア
ルカリ土類金属硫化物は、水硫化リチウム、水硫化ナト
リウム等のアルカリ金属水硫化物、または、水硫化カル
シウム、水硫化バリウム等のアルカリ土類金属水硫化物
のそれぞれと、アルカリ金属水酸化物等の塩基との反応
によって得られるものであってもよい。
【0022】前記有機極性溶媒としては、例えばアミド
化合物、ラクタム化合物、尿素化合物、環式有機リン化
合物、スルホン系化合物等の有機溶媒を挙げることがで
きる。これらの好適例としては、N−アルキルラクタム
特にN−アルキルピロリドンおよびスルホランを挙げる
ことができる。
【0023】この発明においては、前記重縮合反応の際
に、活性水素含有ハロ芳香族化合物、1分子中に3個以
上のハロゲン原子を有するポリハロ芳香族化合物、ハロ
芳香族ニトロ化合物等の分岐剤、モノハロ芳香族化合
物、カルボン酸やスルホン酸などのアルカリ金属塩、塩
化リチウムなどのアルカリ金属ハロゲン化物等の分子量
調整剤などを適宜反応系に添加することにより得られた
ものであってもよい。前記分岐剤、分子量調整剤等の使
用により、重縮合反応により生成するアミノ化PASの
分岐度を増加させたり、分子量を更に増加させたり、あ
るいは残存含塩量を低下させるなど、アミノ化PASの
諸特性が改善される。
【0024】前記アミノ化PASの好適例としては、例
えば以下の(化3)で示されるアミノ基を有するフェニ
レンスルフィド単位を含有するポリフェニレンスルフィ
ド樹脂(以下、アミノ化PPSと称することがある。)
を挙げることができる。
【0025】
【化3】
【0026】この発明における前記アミノ化PASの好
ましい分子量は、分子量を表わす指標としての対数粘度
により表わすことができる。すなわち、α−クロロナフ
タレン溶液0.4g/dl、206℃の対数粘度の値が
通常0.07〜0.2であり、好ましくは0.1〜0.
20であり、特に好ましくは0.15〜0.20であ
る。前記値が0.07未満であると粘度が低すぎて、成
形品の機械的強度が劣ることがある。一方、0.2を越
えると粘度が高くなり、流動性が悪くなり、特に素子の
ボンディングワイヤーの変形が起こるなどの問題を生じ
る。
【0027】前記アミノ化PASのナトリウム含有量は
150ppm以下が好ましい。150ppmを越えると
素子内の金属部品の腐食が起こり易くなる。
【0028】この発明における前記アミノ化PASの配
合量としては、前記アミノ化PAS、前記シリカおよび
酸化亜鉛ウイスカーの合計量に対して通常30〜60重
量%であり、30〜50重量%が好ましく、特に30〜
45重量%が好ましい。前記含有量が、30重量%未満
であると粘度が高くなりすぎ、成形性に劣ることがあ
る。一方、60重量%を越えると線膨張係数が大きくな
る。
【0029】−シリカ− 前記シリカとしては、溶融および/または結晶シリカを
用いることができる。前記シリカはエポキシシラン、ア
ミノシラン等によるシランカップリング剤による表面処
理を施してあっても、施していなくてもよい。平均粒径
が50μm以下のものが好ましい。平均粒径が50μm
を越えると樹脂組成物の流動性が低下する。前記シリカ
のナトリウム含有量は、5ppm以下であることが好ま
しく、特に3ppm以下であること好ましい。5ppm
を越えるとNa+ が素子中に溶出して素子の信頼性を低
下させるので好ましくない。
【0030】前記シリカの配合量としては、前記アミノ
化PAS、前記シリカおよび酸化亜鉛ウイスカーの合計
量に対して5〜70重量%であり、20〜70重量%が
好ましく、特に50〜70重量%が好ましい。前記含有
量が、5重量%未満であると組成物の線膨張係数が大き
くなることがある。一方、70重量%を越えると流動性
が不足して成形後の素子の歩留りが低下する等の問題を
生じることがある。
【0031】−エポキシシランカップリング剤− 前記エポキシシランカップリング剤としては、分子中に
少なくとも一つのエポキシ基を有するアルコキシシラン
またはハロシランであって、例えばβ−(3,4−シク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、ビニル−トリス(2−メトキシエト
キシ)シラン、メチルトリメトキシシランを挙げること
ができる。これらのなかでも、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシランおよびγ−グリシドキシプロピル
ジメトキシシランが効力が優れているので好ましい。
【0032】この発明におけるエポキシシランカップリ
ング剤の配合量は、前記アミノ化PAS、前記シリカお
よび前記酸化亜鉛ウイスカーの合計量に対して0.01
〜2重量部であり、0.1〜1.5重量%が好ましく、
特に0.5〜1.0重量%が好ましい。前記含有量が、
0.01重量部未満であると配合した効果が表われず、
一方、2重量部を越えると流動性が悪くなる。
【0033】−酸化亜鉛ウイスカー− この発明において重要なことの一つは、酸化亜鉛ウイス
カーは三次元構造を有することである。この発明で使用
される酸化亜鉛ウイスカーは、概略的に言うと、正四面
体の中心から各頂点に伸びる線状部分を備えたテトラポ
ットのような形状を有する。このようにこの発明におけ
る酸化亜鉛ウイスカーは三次元の特異な構造を有するか
ら、組成物における線膨張係数に異方性がなくなり、し
かも強度に関しても異方性がなくなる。
【0034】この発明における酸化亜鉛ウイスカーは、
その材質としてウイスカー表面が少なくとも酸化亜鉛で
形成されていれば良く、またウイスカーそれ自体が酸化
亜鉛で形成されていても良い。この発明で使用される前
記酸化亜鉛ウイスカーは、金属亜鉛を酸素雰囲気で加熱
酸化することにより得ることができる。前記酸化亜鉛ウ
イスカーの嵩比重は0.02〜0.1であるのが好まし
い。
【0035】前記酸化亜鉛ウイスカーの配合量として
は、前記アミノ化PAS、前記シリカおよび酸化亜鉛ウ
イスカーの合計量に対して、通常5〜65重量%であ
り、10〜55重量%が好ましく、特に20〜30重量
%が好ましい。
【0036】前記含有量が、5重量%未満であると線膨
張係数の異方性を減少させる効果が小さいことがある。
一方、65重量%を越えると流動性低下による成形不
良、および素子の歩留りの低下などの問題が生じる。
【0037】形状は3次元構造を有するものが好まし
く、それらのなかでも正四面体の中心より各頂点にむか
って、針状結晶が成長した構造(テトラポットのような
形状)を有するものが特に好ましい、このような形状の
酸化亜鉛ウイスカーを用いると特に線膨張係数の異方性
が少なくなり、強度に優れた樹脂組成物が得られる。
【0038】−その他の成分− 本発明に係るポリアリーレンスルフィド樹脂組成物に
は、前記各成分の外に、必要に応じてこの発明の目的を
阻害しない範囲でその他の成分を添加・配合してもよ
い。
【0039】前記その他の成分としては、例えば無機フ
ィラー、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、着色剤等の各種
の添加剤、ポリアミド、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂および/または熱
硬化性樹脂、水素添加SBS、水素添加NBR、シリコ
ーンゴム、フッ素ゴム等のゴム類、顔料等を挙げること
ができる。
【0040】前記無機フィラーとしては、例えば酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化アルミ
ナ等の酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウム等の水酸化物、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、ドロマイト等の炭酸塩、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、
亜硫酸カルシウム等の亜硫酸塩、珪酸カルシウム等の珪
酸塩、炭化ケイ素、チッ化ケイ素、チッ化ホウ素等のセ
ラミック、チタン酸カルシウムウイスカー、アルミナウ
イスカー、マグネシアウイスカー、黒鉛ウイスカー、炭
化ケイ素ウイスカー等のウイスカー、ガラス繊維、アラ
ミッド繊維、炭素繊維等の無機繊維その他、タルク、ク
レー、マイカ、ガラスビーズ、カーボンブラック、ケイ
ソウ土、アスベスト、ゼオライトを挙げることができ
る。
【0041】前記その他の成分の含有量は、この発明の
目的を害しない範囲において適宜選択することができ
る。
【0042】−ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物の
調製− この発明に係るポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
は、少なくとも前記アミノ化PASと前記シリカと前記
エポキシシランカップリングと前記酸化亜鉛ウイスカー
とを前記所定の割合になるように配合し、また、必要に
応じて前記その他の成分を配合し、これを例えば溶融混
練することによって調製することができる。
【0043】前記溶融混練は、通常の公知の方法によっ
て行うことができるが、いずれにしても、その際、前記
各成分を樹脂中に均一に混合・分散させることにより、
所定の樹脂組成物とする。
【0044】前記溶融混練には、通常の2軸押出機、単
軸押出機等を好適に用いることができる。前記溶融混練
の条件としては、特に制限はないが、必要に応じて添加
されるその他の成分の分解あるいは発泡を制限するため
に、極端な高温度や極端に長い滞留時間を避けるのが好
ましい。具体的な温度としては、通常280〜350℃
であり、285〜330℃が好ましい。
【0045】このようにして、調製されたポリアリーレ
ンスルフィド樹脂組成物は、通常、ペレット等の二次加
工用材料、特に金型成形用材料や射出成形用材料として
好適な形状・サイズに造粒または切断されて取得され
る。
【0046】
【実施例】以下に、この発明の実施例につき説明する
が、この発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。なお、以下の実施例および比較例においては、
シリカとして電気化学工業(株)製の表面未処理の溶融
シリカFB35、FB74およびFS784を用いた。
これらの平均粒径およびナトリウム含有量は以下のとお
りである。
【0047】FB35 ;平均粒径11.8μm、Na
含有量1.0ppm FB74 ;平均粒径31.5μm、Na含有量0.7
ppm FS784;平均粒径12.5μm、Na含有量1.1
ppm エポキシシランカップリング剤として東レダウコーティ
ング社製のSH6040、酸化亜鉛ウイスカーとして松
下アムテック(株)製のパナテトラ(嵩比重0.1g/
cm3 、表面未処理)、チタン酸カリウムウイスカー
(針状ウイスカー)として大塚化学(株)製ティスモD
101をそれぞれ用いた。
【0048】(実施例1〜3および比較例1〜4) −PPS1(直鎖状PPS)の製造− 撹拌機を備えた重合反応槽中に、含水硫化ナトリウム
(Na2 S・5H2 O)840モルとLiCl830モ
ルとN−メチルピロリドン(以下、NMPと称する。)
510Lとを入れ、減圧下で145℃に保ちながら1時
間脱水処理を行なった。次いで、反応系を45℃に冷却
した後、重合反応槽にp−ジクロロベンゼン898モル
を添加し、260℃で3時間重合反応を行なった。この
ようにして得られた重合反応物を熱水で5回洗浄し、次
いでNMPで1回洗浄し、最後に水で3回洗浄した。次
いで185℃で乾燥することにより、対数粘度ηinh が
0.16、ナトリウム含有量が95ppmである直鎖状
PPS樹脂を得た。
【0049】−PPS2(アミノ化PPS)の製造− 脱水処理時のLiClの配合量を833モルにして、重
合反応をp−ジクロロベンゼン912モルおよびジクロ
ルアニリン41.5モルをいれて、240℃で5時間の
重合反応した外は上記PPS1の場合と同様にして、ア
ミノ化PPSを得た。得られたアミノ化PPSの対数粘
度ηinh は0.15であり、ナトリウム含有量は90p
pmであった。
【0050】以上により得られた直鎖状PPSまたはア
ミノ化PPSと、表1に示したシリカとエポキシシラン
カップリング剤とウイスカーとを、表1に示す組成でド
ライブレンドした。このドライブレンド品を単軸押出機
(東芝機械(株)製、TEM35B;直径20mm)を
使用して、290℃の樹脂温度で溶融混練し造粒するこ
とにより、PPS樹脂組成物のペレットを得た。次い
で、得られたペレットをシリンダー温度290℃、金型
温度135℃で金型成形することによって試験片を作成
した。
【0051】
【表1】
【0052】得られたPPS樹脂組成物の試験片を用い
て、アイゾッド強度および曲げ強度を測定し、結果を表
1に示した。なお、両測定はそれぞれ、ASTM D2
56およびASTM D790に準拠した。
【0053】また、前記試験片の中央部より切削して得
た試料を用いて、昇温速度5℃/minで昇温し、40
℃におけるMDおよびTDの線膨張係数を測定した。異
方性を評価するため線膨張係数の比(TD/MD)を計
算し、表1に示した。
【0054】
【発明の効果】この発明によると、線膨張係数の異方性
が少ないと同時に、機械的強度にも優れ、さらに耐熱
性、難燃性に優れた樹脂組成物を提供することができ
る。この発明の樹脂組成物は上記特長を有することによ
り、IC等の電子部品の封止に特に好適に使用すること
ができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ基を含有するポリアリーレンスル
    フィドと、シリカと、エポキシシランカップリング剤
    と、三次元構造を有する酸化亜鉛ウィスカーとを含有す
    ることを特徴とするポリアリーレンスルフィド樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記ポリアリーレンスルフィドは、アミ
    ノ基を含有するアリーレンスルフィド単位を0.1モル
    %以上含有してなる前記請求項1に記載のポリアリーレ
    ンスルフィド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリアリーレンスルフィド樹脂組成
    物がIC封止用樹脂組成物である前記請求項1に記載の
    ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物。
JP19623393A 1993-08-06 1993-08-06 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 Expired - Fee Related JP3494227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19623393A JP3494227B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19623393A JP3494227B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0748512A true JPH0748512A (ja) 1995-02-21
JP3494227B2 JP3494227B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=16354419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19623393A Expired - Fee Related JP3494227B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3494227B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1006575A3 (en) * 1998-12-02 2001-01-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Composition for resin sealing a semiconductor device, resin sealed semiconductor device and method of manufacturing the same
DE19882709B4 (de) * 1997-09-29 2010-11-25 Polyplastics Co. Ltd. Polyarylensulfidharz-Zusammensetzung, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19882709B4 (de) * 1997-09-29 2010-11-25 Polyplastics Co. Ltd. Polyarylensulfidharz-Zusammensetzung, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung
EP1006575A3 (en) * 1998-12-02 2001-01-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Composition for resin sealing a semiconductor device, resin sealed semiconductor device and method of manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3494227B2 (ja) 2004-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0319300B1 (en) Method of producing a polyphenylene sulfide composition
JP3610990B2 (ja) 接着性に優れたポリアリーレンスルフィド
JP3623833B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
JP3624410B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
EP0828780A1 (en) Polyarylene sulfide and a composition thereof
CN114729188B (zh) 汽车冷却部件用聚苯硫醚树脂组合物及汽车冷却部件
JPWO2009125556A1 (ja) ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物及び有機溶剤に接するポリアリーレンサルファイド樹脂成形品
JP3618018B2 (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物
JP4277368B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
JP3494227B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
JP4887904B2 (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂、その製造方法およびそれからなる成形品
JPH08302190A (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
JP3501165B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
EP0330488A1 (en) Internal lubricant for glass reinforced polyarylene sulfide
JP4775609B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物および光学式ピックアップ用パーツ
JP4090880B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂
EP0533187A1 (en) Poly(arylene sulfide) resin composition
JP3116366B2 (ja) ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物
CN114729189A (zh) 汽车冷却部件用聚苯硫醚树脂组合物及汽车冷却部件
JP3603431B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物
JP3556996B2 (ja) 接着性に優れたポリアリーレンスルフィド
JPH04211926A (ja) 耐熱性樹脂成形品の製造方法
JPH04202363A (ja) ポリアリ―レンサルファイド樹脂組成物
JP3216248B2 (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物
JP3603433B2 (ja) ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees