JPH0748646A - 高強度マグネシウム基合金及びその製造方法 - Google Patents

高強度マグネシウム基合金及びその製造方法

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JPH0748646A
JPH0748646A JP5053990A JP5399093A JPH0748646A JP H0748646 A JPH0748646 A JP H0748646A JP 5053990 A JP5053990 A JP 5053990A JP 5399093 A JP5399093 A JP 5399093A JP H0748646 A JPH0748646 A JP H0748646A
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Akira Kato
晃 加藤
Takeshi Masumoto
健 増本
Akihisa Inoue
明久 井上
Hidehiko Horikiri
秀彦 堀切
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TPR Co Ltd
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Teikoku Piston Ring Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度のマグネシウム基合金を提供する。 【構成】 一般式Mga Alb Cac d e (ただ
し、M:Ti、Zrの1種又は2種、R:Ce、La、
Nd、Pr、Y、Mm(ミッシュメタル)の1種又は2
種以上)において、原子%でaが65〜95.6%、b
が0〜22.5%であってbが0〜10%のときcが
4.4〜12.5%、bが10〜22.5%のときcが
0〜12.5%、dが0〜3%、eが0〜4%の範囲に
それぞれ限定した組成を持つ急冷凝固マグネシウム基合
金に熱間塑性加工を施し、微細結晶質からなる母相にM
g−Al、Mg−Ca及びAl−Caの金属間化合物の
1種又は2種以上を析出・分散させた。微細結晶質より
なる母相中に微細な金属間化合物が充分に析出・分散し
ているので、著しい高強度を発揮すると共に高温におい
ても強度低下が少ない。また、遷移金属を含んでいない
ので、耐食性にも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度に優れた高強度マ
グネシウム基合金、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネシウムの比重は1.74で、工業
用金属材料中最も軽量である上、機械的性質もアルミニ
ウム基合金に比較して見劣りしないので、主として航空
機あるいは自動車材料に、特に軽量化や低燃費化に対応
する材料として注目されてきた。しかし、マグネシウム
基合金は強度的に不十分であり、例えば、Alを5〜1
0%、Znを1〜3%含有するMg−Al−Zn系(A
Z91C、鋳造材、T6処理)でも、引張強さが280
MPa、引張耐力(0.2%耐力)が120MPaにし
か過ぎない。さらに、高温強度については、温度の上昇
と共に引張強さが低下し、100℃において25kg/
mm2 を割り、250℃においては僅かに10kg/m
2 までに低下する。
【0003】そこで、急冷凝固粉末を用いた耐熱性高強
度マグネシウム基合金が種々提案されている。例えば特
開平3−90530号公報には、Mg−Al−Zn系の
合金溶湯を急冷凝固して得た粉末を、200〜350℃
でプレス引抜きし、平均結晶粒径3μm未満の微細結晶
質母相に微細金属間化合物粒子を析出・分散させた高強
度マグネシウム基合金で、破壊荷重が570〜590M
Paのものが開示されている。
【0004】また、特開平3−236442号公報に
は、Mg−Al−Zn系の合金溶湯を急冷凝固して得た
粉末を、真空中で150〜300℃の温度で熱間圧縮す
ることによりバルク形状物とし、微細結晶質母相に微細
金属間化合物粒子を均一に分散させた高強度マグネシウ
ム基合金で、硬度が約70〜82Rs、0.2%降伏強
さが53〜70ksi(約490MPa)のものが開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
急冷凝固粉末を用いた高強度マグネシウム合金の発明に
おいては、0.2%耐力が最も高いもので560MPa
であり、航空機、鉄道車両、自動車の軽量化を進める上
で、さらに高い強度のマグネシウム基合金の出現が望ま
れている。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、従来のマグネシウム基合金よりもさらに高い室温
強度を維持した高強度マグネシウム基合金を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の高強度マグネシウム基合金は、一般式で、Mga
b Cac d e 、ただし、M:Ti、Zrの1種又
は2種、R:Ce、La、Nd、Pr、Y、Mm(ミッ
シュメタル)の1種又は2種以上、65≦a≦95.
6、0≦b≦22.5であって、0≦b≦10のとき
4.4≦c≦12.5、10<b≦22.5のとき0≦
c≦12.5、0≦d≦3、0≦e≦4、(a、b、
c、d、eはいずれも原子%)、の組成を持ち、微細結
晶質からなる母相に、Mg−Al、Mg−Ca及びAl
−Caの金属間化合物の1種又は2種以上が分散した組
織を有することを特徴とするものである。
【0008】上記一般式Mga Alb Cac d e
おいて、原子%でa、b、c、d、eをそれぞれ限定し
たのは以下の理由による。つまり、aが上記範囲より大
きい場合、及びb、c、d、eがそれぞれ上記範囲より
小さい場合は、溶質原素量が少ないため金属間化合物の
分散が不十分となり、高強度化を図れないからである。
また、aが上記範囲より小さい場合、及びb、c、d、
eがそれぞれ上記範囲より大きい場合は、金属間化合物
が粗大化するため、靱性が低下し、脆くなるからであ
る。
【0009】なお、上記M元素はTi、Zrのうちから
選ばれる1種または2種以上の元素であり、結晶粒の粗
大化を抑制させる効果が得られる。上記R元素はCe、
La、Nd、Pr、Y、Mm(ミッシュメタル)のうち
から選ばれる1種または2種以上の元素であり、非晶質
形成能を向上させる効果を発揮する。なお、Mm(ミッ
シュメタル)とはLa、Ceを主要元素とし、その他の
希土類(ランタノイド系列)元素及び不可避不純物(S
i、Mg、Fe、Ag等)を含有する複合体の通称であ
る。
【0010】これらM元素、R元素は、それぞれ0≦d
≦3.0、0≦e≦4.0の範囲内でAl又はCaに対
して置換される。また、本発明の高強度マグネシウム基
合金の製造方法は、一般式で、Mga Alb Cac d
e 、ただし、M:Ti、Zrの1種又は2種、R:C
e、La、Nd、Pr、Y、Mm(ミッシュメタル)の
1種又は2種以上、65≦a≦95.6、0≦b≦2
2.5であって、0≦b≦10のとき4.4≦c≦1
2.5、10<b≦22.5のとき0≦c≦12.5、
0≦d≦3、0≦e≦4、(a、b、c、d、eはいず
れも原子%)、の組成を持つ急冷凝固マグネシウム基合
金に、熱間塑性加工を施し、微細結晶質からなる母相に
Mg−Al、Mg−Ca及びAl−Caの金属間化合物
の1種又は2種以上を析出・分散させることを特徴とす
るものである。
【0011】上記急冷凝固マグネシウム基合金として
は、非晶質、非晶質と微細結晶質との混合相、又は微細
結晶質のいずれかの組織を有するものを用いることがで
きる。このような急冷凝固マグネシウム基合金は、例え
ば、上記組成を有する合金溶湯を少なくとも102 ℃/
秒の冷却速度で急速に冷却する液体急冷凝固法により得
ることができる。液体急冷凝固法としては、数100m
g程度の薄片を得るガン法、ピストン・アンビル法、あ
るいは薄帯を連続的に得ることができる遠心法、単ロー
ル法、双ロール法、粉体が得られるスプレー法、細線と
して得られる回転液中紡糸法などがある。
【0012】本発明には、単ロール法、双ロール法また
は高圧溶湯噴霧法が特に有効である。これらの方法では
102 〜106 ℃/秒程度の冷却速度が得られる。この
単ロール法、双ロール法により薄帯を製造するには、ノ
ズル孔を通して約300〜10000rpmの範囲の一
定速度で回転している直径30〜300mmの銅あるい
は鋼製のロールに溶湯を噴出する。これにより幅が約1
〜300mm厚さが約5〜500μmの急冷凝固薄片を
製造することができる。
【0013】回転液中紡糸法により、急冷凝固細線を得
るには、約50〜500rpmで回転するドラム内に遠
心力により保持された深さ1〜10cmの冷却液層を形
成し、この回転する冷却液層中に、ノズル孔を通じ、ア
ルゴン背圧にて、溶湯を噴出することにより得られる。
高圧溶湯噴霧法により急冷凝固粉末を得るには、滴下さ
せた溶湯に40〜150kgf/cm2 の高圧の窒素、
アルゴン、ヘリウムガス、空気などを吹きつけ溶湯を急
冷凝固させる。
【0014】液体急冷凝固法等によって得られた急冷凝
固マグネシウム基合金が、非晶質であるか、非晶質と微
細結晶質との混合相であるか、又は微細結晶質であるの
かの区別は、通常のX線回折法によって知ることができ
る。すなわち、非晶質の存在は、非晶質組織特有のハロ
ーパターンを示し、微細結晶質相が含まれる場合は、そ
れに起因する回折ピークが観察される。
【0015】急冷凝固マグネシウム基合金に熱間塑性加
工を施す手段としては、引抜き、圧延、鍛造、押出等を
採用することができる。この熱間塑性加工は、液体急冷
凝固法等によって得られた急冷凝固マグネシウム基合金
にそのまま施すことも可能であるが、急冷凝固マグネシ
ウム基合金をCu、Al又はそれらの合金製の金属缶に
充填して行うことが好ましい。つまり液体急冷凝固法等
によって得られた急冷凝固マグネシウム合金が粉末であ
ればそのまま金属缶に充填し、リボン、薄片、線材等で
あればそのまま若しくは粉砕した後、金属缶に充填して
熱間塑性加工することが好ましい。なお、急冷凝固して
から粉末等を金属缶に充填するに到るまで、粉末等の酸
化を防ぐため、酸素量1ppm以下の高清浄度の雰囲気
中で行うことが好ましい。また、金属缶に充填された粉
末等は塑性加工に先立って真空脱ガスすることが好まし
い。さらに、熱間塑性加工時の加工温度は200〜45
0℃とすることが好ましい。200℃未満では粉末固化
が充分でなくバルク化が不十分となり、また非晶質が微
細結晶化しない上に金属間化合物が充分に析出しない。
加工温度が450℃を越えると母相の微細結晶が粗大化
して強度が低下する。
【0016】
【作用】本発明の高強度マグネシウム基合金は、一般式
Mga Alb Cac d e において、a、b、c、
d、eがそれぞれ原子%で所定の範囲に限定されている
ので、微細結晶質よりなる母相中に、微細なMg−A
l、Mg−Ca及びAl−Caの金属間化合物の1種又
は2種以上が充分に析出・分散され、最適な微細結晶質
組織とされている。
【0017】したがって、本発明の高強度マグネシウム
基合金は、極めて高い強度を維持することができるとと
もに、高い靱性を維持することができ脆くなることもな
い。ここで、母相が非晶質の場合、結晶化温度以上では
相変態により結晶化してしまい、強度が低下する。しか
し、本発明の高強度マグネシウム基合金は、母相が微細
結晶質よりなるので、このような相変態が起こらず、高
温での熱的安定性が高い。
【0018】また、母相中に微細で熱的安定性の高い金
属間化合物が充分に分散しており、この金属間化合物が
高温で母相中の変形を充分に抑制するため、高強度を発
揮するとともに、高温においても強度低下が少ない。さ
らに、本発明の高強度マグネシウム基合金は、耐食性を
低下させるCuやNi等の遷移金属を含んでいないの
で、遷移金属を含むものと比べて耐食性が優れる。
【0019】また、本発明の高強度マグネシウム基合金
の製造方法は、一般式Mga AlbCac d e にお
いて、a、b、c、d、eがそれぞれ原子%で所定の範
囲に限定された組成をもつ急冷凝固マグネシウム基合金
に、熱間塑性加工を施すものであり、これにより微細結
晶質の母相が得られるとともに、この母相中に微細なM
g−Al、Mg−Ca及びAl−Caの金属間化合物の
1種又は2種以上が充分に析出・分散された最適な微細
結晶質組織を有する高強度マグネシウム基合金が得られ
る。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を比較例と対比して説明し本
発明の効果を明らかにする。 (実施例1)表1に示す化学成分のMg合金を、雰囲気
高周波溶解により溶解し、母合金を作製した。この母合
金をアルゴンガス雰囲気下で高周波炉にて775℃に溶
解後、ヘリウムガスの圧力100kgf/cm2 の条件
下で、高圧溶湯噴霧法により、急冷凝固マグネシウム基
合金よりなる非平衡相粉末(非晶質単相、非晶質と結晶
質との混合相、又は微細結晶質)を作製した。
【0021】
【表1】 得られた粉末のうち、25μm以下に分級した粉末を温
度400℃、加圧力500〜1000MPa、押出比1
0:1で押し出し、直径6mm、長さ270mmの円柱
材を得た。押し出しによって得た円柱材は真密度であっ
た。なお、粉末作製から押し出しまで供試材は常に酸素
量、水分量ともに1ppm以下の高清浄度の雰囲気下で
実施した。
【0022】得られた円柱材について、X線回折を実施
した結果、表1に示す金属間化合物が母相のMgととも
に観察された。またTEM(Transmission Electron Mi
croscopy:透過電子顕微鏡)観察を実施した結果、平均
粒径が約0.5μmのMg母相中に、粒径約50nmの
金属間化合物が観察された。次に、円柱材の引張試験を
円柱材より作製した引張試験片により、インストロン型
試験機を用いて行った。得られた結果を表1に示す。
【0023】表1に示したように、常温における引張耐
力(0.2%耐力)は600〜620MPaであって、
従来の結晶質材のうち最も高いもの(560MPa程
度)に比べてより高強度を達成していることが判明し、
本発明の効果が確認された。また、本実施例に係る高強
度マグネシウム基合金は、上記したように微細な結晶質
よりなる母相中に、微細な金属間化合物が析出・分散し
ていることから、熱的安定性に富み、高温においても強
度低下が少ないと予想される。さらに、遷移金属を含ん
でいないことから、耐食性にも優れると予想される。
【0024】(実施例2)表2に示す化学成分のMg合
金を、実施例1と同様の方法により溶解し、同様の条件
で急冷凝固して作製した非平衡相粉末から実施例1と同
様の条件で熱間塑性加工して円柱材を得て、円柱材より
作製した硬さ試験片により、ビッカース硬度計を用いて
ビッカース硬度を測定した。その結果を表2に示す。ま
た得られた円柱材について、X線回折を実施した結果、
表2に示す金属間化合物が母相のMgとともに観察され
た。さらにTEM(Transmission Electron Microscop
y:透過電子顕微鏡)観察を実施した結果、平均粒径が
約0.5μmのMg母相中に、粒径約50nmの金属間
化合物が観察された。
【0025】また、表2に示す化学成分のMg合金を、
雰囲気高周波溶解により溶解し、母合金を作製した。こ
の母合金を、アルゴンガス雰囲気下で高周波炉にて77
5℃に溶解後、ヘリウムガス100kgf/cm2 の条
件下で、単ロール法により急冷凝固マグネシウム基合金
よりなるリボンを作製した。そして、このリボンを40
0℃の温度で加熱処理することにより、上記実施例1と
同様の条件で押出しにより熱間塑性加工して得た円柱材
と同等の金属組織をもつリボン材を得た。このリボン材
について、ねばさを評価した結果を表2に示す。これ
は、リボン材を真ん中で折り曲げて両端部を重ね、破壊
することなく両端部が密着するか否かを調べる密着曲げ
試験により行った。なお、表2中、Ducとあるのは、
Ductile(ねばい)の略で、破壊することなく両
端部が密着したもので、Briとあるのは、Britt
le(脆い)の略で、リボン材が破壊したものである。
【0026】
【表2】 これらの結果から、本発明の組成の範囲内にあり、微細
結晶質からなる母相中に微細な金属間化合物が析出した
本実施例に係る高強度マグネシウム基合金は、いずれも
硬さがHv130以上であり、かつ高い靱性を維持して
いることが確認された。
【0027】(実施例3)表3に示す化学成分のMg合
金を、実施例1と同様の方法により溶解し、同様の条件
で急冷凝固して作製した非平衡相粉末から実施例1と同
様の条件で熱間塑性加工して円柱材を得て、円柱材より
作製した硬さ試験片により、ビッカース硬度計を用いて
ビッカース硬度を測定した。その結果を表3に示す。
【0028】また、表3に示す化学成分のMg合金から
実施例2と同様の単ロール法によりリボン材を作製し、
実施例2と同様の方法によりねばさを評価した。その結
果を表3に示す。
【0029】
【表3】 これらの結果から、本発明の組成の範囲内にある本実施
例に係る高強度マグネシウム基合金は、いずれも硬さが
Hv130以上であり、かつ高い靱性を維持しているこ
とが確認された。
【0030】(比較例)表4に示す化学成分のMg合金
を、実施例1と同様の方法により溶解し、同様の条件で
急冷凝固して作製した非平衡相粉末から実施例1と同様
の条件で熱間塑性加工して円柱材を得て、円柱材より作
製した硬さ試験片により、ビッカース硬度計を用いてビ
ッカース硬度を測定した。その結果を表4に示す。
【0031】また、表4に示す化学成分のMg合金から
実施例2と同様の単ロール法によりリボン材を作製し、
実施例2と同様の方法によりねばさを評価した。その結
果を表4に示す。
【0032】
【表4】 これらの結果から、本発明の組成の範囲外にある比較例
に係る高強度マグネシウム基合金は、いずれも脆く、靱
性不足であることが確認された。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る高強
度マグネシウム基合金は、Mg、Ca、Al等の最適組
成範囲により、微細結晶質よりなる母相中に、微細なM
g−Al、Mg−Ca及びAl−Caの金属間化合物の
1種又は2種以上が充分に析出・分散され、最適な微細
結晶質組織とされている。
【0034】このため、本発明の高強度マグネシウム基
合金は、極めて高い強度を維持することができるととも
に、高い靱性を維持することができ脆くなることもな
い。また、高温での熱的安定性が高く、高温においても
強度低下が少ない。さらに、本発明の高強度マグネシウ
ム基合金は、耐食性を低下させるCuやNi等の遷移金
属を含んでいないので、遷移金属を含むものと比べて耐
食性が優れる。
【0035】したがって、本発明に係る高強度マグネシ
ウム基合金を採用すれば、軽量化が進められる航空機や
自動車等の要請に有効に応えることができる。
フロントページの続き (71)出願人 000215785 帝国ピストンリング株式会社 東京都中央区八重洲1丁目9番9号 (72)発明者 加藤 晃 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 増本 健 宮城県仙台市青葉区上杉3丁目8番22号 (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内無番地 川内住宅 11−806 (72)発明者 堀切 秀彦 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2丁目2番55号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式で、Mga Alb Cac
    d e 、ただし、M:Ti、Zrの1種又は2種、 R:Ce、La、Nd、Pr、Y、Mm(ミッシュメタ
    ル)の1種又は2種以上、 65≦a≦95.6、 0≦b≦22.5であって、 0≦b≦10のとき4.4≦c≦12.5、 10<b≦22.5のとき0≦c≦12.5、 0≦d≦3、 0≦e≦4、 (a、b、c、d、eはいずれも原子%)、の組成を持
    ち、微細結晶質からなる母相に、Mg−Al、Mg−C
    a及びAl−Caの金属間化合物の1種又は2種以上が
    分散した組織を有することを特徴とする高強度マグネシ
    ウム基合金。
  2. 【請求項2】 一般式で、Mga Alb Cac
    d e 、ただし、M:Ti、Zrの1種又は2種、 R:Ce、La、Nd、Pr、Y、Mm(ミッシュメタ
    ル)の1種又は2種以上、 65≦a≦95.6、 0≦b≦22.5であって、 0≦b≦10のとき4.4≦c≦12.5、 10<b≦22.5のとき0≦c≦12.5、 0≦d≦3、 0≦e≦4、 (a、b、c、d、eはいずれも原子%)、の組成を持
    つ急冷凝固マグネシウム基合金に、熱間塑性加工を施
    し、微細結晶質からなる母相にMg−Al、Mg−Ca
    及びAl−Caの金属間化合物の1種又は2種以上を析
    出・分散させることを特徴とする高強度マグネシウム基
    合金の製造方法。
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