JPH0748866A - 壁内配管構造及び該構造に用いられる配管壁ユニット - Google Patents

壁内配管構造及び該構造に用いられる配管壁ユニット

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JPH0748866A
JPH0748866A JP21696693A JP21696693A JPH0748866A JP H0748866 A JPH0748866 A JP H0748866A JP 21696693 A JP21696693 A JP 21696693A JP 21696693 A JP21696693 A JP 21696693A JP H0748866 A JPH0748866 A JP H0748866A
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JP
Japan
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wall
floor
pipe
unit
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP21696693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Tsukamoto
幸助 塚本
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】建築物の有効な床面積を減少させることなく配
管すること。 【構成】壁5を有する多数階のビル1において、壁の中
に、鞘管組立体14を、ビルに配管すべき階数Nに対応
した数だけ、上下方向に伸延させる形で設け、それら鞘
管組立体の一方の開口部15aを、ビルの同一階である
6階X6に、壁内から取り出す形で設け、それら鞘管組
立体の他方の開口部15bを、ビルの配管すべき各階X
に、それら鞘管組立体のうち少なくとも一つの鞘管組立
体を、壁内から取り出す形で設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物において、壁の
形成及び配管に用いるのに好適な壁内配管構造及び該構
造に用いられる配管壁ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物には、上下水道、ガス、空
調冷媒用等の管を建築物内に配管するために、建築物を
構成する各階の床を上下方向に貫通させる形で、上下方
向に連通するパイプシャフトを設けて、該パイプシャフ
ト内に、それらの本管となる竪管を設け、配管すべき各
階において、それら本管を成す竪管から枝管を取って各
階に分配する形で、建築物内に配管していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、建
築物の各階の限られた床面積の中に、パイプシャフトを
設ける面積を必要とするので、建築物としては、居室、
事務室等を形成するための本来の目的に利用し得る有効
な床面積が減少していた。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、建築
物の有効な床面積を減少させることなく配管し得る内配
管構造及び該構造に用いられる配管壁ユニットを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の内、第1
の発明は、壁(5)を有する多数階の建築物(1、1
A、1B、1C)において、前記壁の中に、案内管部材
体(14)を、前記建築物に配管すべき階数に対応した
数だけ、上下方向に伸延させる形で設け、それら案内管
部材体の一端(15a)を、前記建築物の同一階に、前
記壁内から取り出す形で設け、それら案内管部材体の他
端(15b、15c、15d)を、前記建築物の配管す
べき各階(X)に、それら案内管部材体のうち少なくと
も一つの案内管部材体を、前記壁内から取り出す形で設
けて構成される。
【0006】また、本発明の内、第2の発明は、壁面
(11a)が形成された壁本体(11)を有し、前記壁
本体の上下の両端部に、それぞれ接続部(11c、11
d)を形成し、前記壁本体内に、複数個の案内管部材
(15)を、それら案内管部材の一端(15a)が、該
壁本体の一方の前記接続部に開口する形で設けると共
に、それら案内管部材のうち少なくとも一つの案内管部
材の他端(15b、15c、15d)を、前記壁本体の
壁面上に開口する形で設け、かつ、それら案内管部材の
うち他の案内管部材の他端(15b)を、前記壁本体の
他方の前記接続部に開口する形で設けて構成される。
【0007】更に、本発明の内、第3の発明は、壁面
(11a)が形成された壁本体(11)を有し、前記壁
本体の上下の両端部に、それぞれ接続部(11c、11
d)を形成し、前記壁本体内に、複数個の案内管部材
(15)を、それら案内管部材の一端(15a)が、該
壁本体の壁面上の第1の配管取出位置(T)に開口する
形で設けると共に、それら案内管部材のうち少なくとも
一つの案内管部材の他端(15b、15c、15d)
を、前記壁本体の壁面上の第2の配管取出位置(S)に
開口する形で設け、かつ、それら案内管部材のうち他の
案内管部材の他端(15b)を、前記壁本体の一方の前
記接続部に開口する形で設けて構成される。
【0008】更に、本発明の内、第4の発明は、壁面
(11a)が形成された壁本体(11)を有し、前記壁
本体の上下の両端部に、それぞれ接続部(11c、11
d)を形成し、前記壁本体内に、少なくとも1つの案内
管部材(15)を、該案内管部材の一端(15a)が、
該壁本体の一方の前記接続部に開口する形で設けると共
に、前記案内管部材の他端(15b)を、前記壁本体の
他方の前記接続部に開口する形で設けて構成される。
【0009】更に、本発明の内、第5の発明は、壁面
(11a)が形成された壁本体(11)を有し、前記壁
本体の上下の両端部に、それぞれ接続部(11c、11
d)を形成し、前記壁本体内に、複数個の案内管部材
(15)を、それら案内管部材の一端(15a)が、該
壁本体の壁面上の第1の配管取出位置(T)に開口する
形で設けると共に、それら案内管部材の他端(15b)
を、前記壁本体の一方の前記接続部に開口する形で設け
て構成される。
【0010】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0011】
【作用】上記した構成により、本発明の内、第1の発明
は、建築物(1、1A、1B、1C)の各階(X)に対
して、同一階を基準位置として上下方向に連通した案内
管部材体(14)をそれぞれ配設することができるの
で、それら案内管部材体を案内として各階に配管すべき
管を配管することができるように作用する。また、本発
明の内、第2の発明は、一方の接続部(11c、11
d)に開口した各案内管部材(15)の一端(15a)
側からそれら案内管部材内に挿入された、配管すべき管
のうち、少なくとも1本の管を、壁面(11a)上に取
り出すことができ、かつ他の管を、上下方向に通過させ
ることができるように作用する。更に、本発明の内、第
3の発明は、壁面上の第1の配管取出位置(T)に開口
した案内管部材(15)の一端を介して、建築物に配管
すべき管を、それら案内管部材内に挿入することがで
き、また、該案内管部材内に挿入された配管すべき管の
うち、少なくとも1本の管を、壁面(11a)上の第2
の配管取出位置(S)に取り出すことができ、かつ他の
管を、上下方向に通過させることができるように作用す
る。更に、本発明の内、第4の発明は、前記一方の接続
部(11c、11d)に開口した各案内管部材(15)
の一端側からそれら案内管部材内に挿入された、配管す
べき管全てを、上下方向に通過させることができるよう
に作用する。更に、本発明の内、第5の発明は、壁面上
の第1の配管取出位置(T)に開口した案内管部材(1
5)の一端を介して、建築物に配管すべき管を、それら
案内管部材内に挿入することができ、また、該案内管部
材内に挿入された配管すべき管を、全て上下方向に通過
させることができるように作用する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による壁内配管構造の一実施例を示
す模式図、図2は、本発明による壁内配管構造に用いら
れる配管壁ユニットの斜視図、図3は、図2に示した配
管壁ユニット同志の接続部分の詳細を示す断面図、図4
は、図2に示した配管壁ユニットの管取出部分の詳細を
示す断面図、図5は、別の壁内配管構造の例を示す模式
図、図6は、更に別の壁内配管構造の例を示す模式図、
図7は、更に別の壁内配管構造の例を示す模式図、図8
は、図7に示した配管壁ユニットの管取出部分の詳細を
示す断面図である。
【0013】本発明による壁内配管構造が適用されたビ
ル1は、図1に示すように、床スラブ3及び内外装を成
す壁5を有する多数階(本例では、6階建て)の建築物
として構築されており、床スラブ3には、床面3a及び
天井面3bが形成されている。壁5は、本発明による配
管壁ユニット10(10A(10A1〜10A5)、1
0B)、壁パネル6及び図示しない外装用壁パネル等か
ら構成されており、それら本発明による配管壁ユニット
10及び壁パネル6は、ビル1の各階X(X1〜X6)
を形成する上下方向(矢印A、B方向)に隣接する床ス
ラブ3、3の、下方の床スラブ3の床面3aと上方の床
スラブ3の天井面3bの間を接続する形で設けられてい
る。なお、本発明による配管壁ユニット10は、内装用
でも外装用でも良いが、本実施例においては、壁パネル
6も含めて内装用として説明する。
【0014】即ち、本発明による配管壁ユニット10
(10A(10A1〜10A5)、10B)は、図2に
示すように、耐火性を有する板状の2枚の配管壁ボード
12、12から成るユニット本体11を有しており、各
配管壁ボード12には、一面に化粧面12aが形成さ
れ、かつ他面(化粧面12aの背面)に取付面12bが
形成されている。ユニット本体11は、これら配管壁ボ
ード12、12が、それら化粧面12a、12aを背向
(取付面12b、12bを対向)させ、かつ、それら配
管壁ボード12、12の間隔を一定に保つように、図示
しない接続部材を介して接続される形で形成されてい
る。よって、ユニット本体11には、壁空間11bが、
それら配管壁ボード12、12の間に、上下方向(矢印
A、B方向)に伸延する形で形成され、また、壁空間1
1bには、後述する鞘管15が設けられる。また、ユニ
ット本体11は、それら配管壁ボード12、12の化粧
面12a、12aを、それらユニット本体11の壁面1
1a、11aと成す。また、ユニット本体11の上方
(矢印A方向)の端部には、ユニット本体11を床スラ
ブ3の天井面3b等と接続し得る上部接続部11cが形
成されており、ユニット本体11の下方(矢印B方向)
の端部には、ユニット本体11を床スラブ3の床面3a
等と接続し得る下部接続部11dが形成されている。ま
た、ユニット本体11の水平方向(矢印C、D方向)の
両端部には、ユニット本体11及び壁パネル6等を水平
方向に接続し得る横接続部11e、11fがそれぞれ形
成されている。
【0015】更に、各ユニット本体11には、可撓性を
有する鞘管15が、ビル1に配管すべき各階X(X1〜
X6)の各階数N(N=1〜6)に対応した所定の本数
(1〜6本)だけそれぞれ設けられており、配管壁ユニ
ット10(10A、10B)は、これらユニット本体1
1に設けられている鞘管15の数等により、ビル1の特
定の階X(X1〜X6)に対応する専用の配管壁ユニッ
ト10として形成される。ところで、鞘管15の両端部
には、それぞれ開口部15a、15bが設けられてお
り、鞘管15内には、図3に示すように、管30等の管
を案内し得る案内空間15cが、それら開口部15a、
15bを連通する形で、鞘管15の伸延方向に沿って形
成されている。なお、本実施例においては、ビル1にお
いて屋上等に設置された図示しない高架タンクから各階
X(X1〜X6)へ上水を供給するための給水用の管3
0を配管する場合等、最上階の6階X6から各階X(X
1〜X6)へ向けた流れの方向で供給する場合について
説明する。(なお、該流れの方向を逆に見れば、中央給
湯等において、ボイラー等と各室の給湯先との間で常に
循環させる温水を、各階X(X1〜X6)から最上階の
6階X6へ向けて戻す流れ等として見ることもできるの
で、流れの方向は限定されない。)
【0016】例えば、配管壁ユニット10Aのうち、図
2に示す配管壁ユニット10A5は、ビル1の5階X5
に対応する5階専用の配管壁ユニット10Aであり、配
管壁ユニット10A5のユニット本体11には、5階X
5の階数N(=5)に対応した5本の鞘管15が設けら
れている。即ち、配管壁ユニット10A5のユニット本
体11の上部接続部11cには、図3に示す一組のスリ
ーブブラケット18、18が、上部接続部11cに沿っ
て水平方向(図2中矢印C、D方向、図3中紙面垂直方
向)に所定間隔で5組設けられており、各スリーブブラ
ケット18には、図3に示すように、板状の接続部18
aが水平方向(矢印E、F方向)に突出する形で形成さ
れている。接続部18aには、薄い溝状の係合スリット
18bが、水平方向(図3中紙面垂直方向)に伸延する
形で形成されており、一組のスリーブブラケット18、
18は、それらの係合スリット18b、18bを矢印
E、F方向に対向させる形で、上部接続部11cの取付
面12b、12b側にそれぞれ取り付けられている。各
スリーブブラケット18には、水平方向(矢印E、F方
向)に突出する板状の係合フランジ16aが形成され
た、図3に示す雌スリーブ16が、図3に示すように、
係合フランジ16aをスリーブブラケット18の係合ス
リット18b内で摺動自在に係合させる形でそれぞれ設
けられており、各雌スリーブ16は、配管壁ユニット1
0A5の上部接続部11cよりも上方に、床スラブ3の
厚さの1/2以上の高さだけ突出している。よって、雌
スリーブ16は、スリーブブラケット18に対して水平
方向(図2中矢印C、D方向及び矢印E、F方向)に移
動自在な形で設けらる。また、各雌スリーブ16には、
それぞれ鞘管15が、各鞘管15の一方の開口部15a
を、上方(矢印A方向)に向けて開口する形で、雌スリ
ーブ16と連通接続されている。つまり、配管壁ユニッ
ト10A5の上部接続部11cには、5本の鞘管15
が、上部接続部11cにおいて、雌スリーブ16を介し
て、各鞘管15の一方の開口部15aを、上方(矢印A
方向)に向けて開口する形で、かつ水平方向(矢印C、
D方向及び矢印E、F方向)の位置を調整自在に設けら
れている。
【0017】また、これら5本の鞘管15のうち1本の
鞘管15は、前記上部接続部11cから配管壁ユニット
10A5のユニット本体11の壁空間11bを通って、
他方の開口部15bを、図2中矢印F方向側の壁面11
a上の5階取出位置S5に、外部へ向けて開口する形
で、ユニット本体11に設けられている。即ち、5階X
5において壁5の内装部分を形成する配管壁ユニット1
0A5のユニット本体11には、図4に示すように、鞘
管15の径よりも大きい径の取出孔11gが、配管壁ユ
ニット10A5の壁面11aの5階取出位置S5に、該
壁面11aを形成する配管壁ボード12を水平方向(矢
印E、F方向)に貫通する形で設けられており、ユニッ
ト本体11には、鞘管15の他方の開口部15bが、壁
空間11bから該取出孔11gを通って、壁面11a上
へ開口する形で設けられている。また、取出孔11gの
壁空間11b側には、耐火性を有する耐火カバー21
が、鞘管15と取出孔11gとの間隙を閉塞する形で、
取付面12bに密着して設けられている。
【0018】一方、その他の4本の鞘管15は、上部接
続部11cから配管壁ユニット10A5のユニット本体
11の壁空間11bを通って、他方の開口部15bを、
下部接続部11dに下方(矢印B方向)に向けて開口す
る形で、ユニット本体11に設けられている。即ち、配
管壁ユニット10A5の下部接続部11dには、スリー
ブブラケット18、18が、図3に示すように、下部接
続部11dに沿って水平方向(図2中矢印C、D方向、
図3中紙面垂直方向)に所定間隔で4組設けられてお
り、一組のスリーブブラケット18、18は、それらの
係合スリット18b、18bを矢印E、F方向に対向さ
せる形で、下部接続部11dの取付面12b、12b側
にそれぞれ取り付けられている。各スリーブブラケット
18には、水平方向(矢印E、F方向)に突出する板状
の係合フランジ17aが形成された、図3に示す雄スリ
ーブ17が、図3に示すように、係合フランジ17aを
スリーブブラケット18の係合スリット18b内に係合
させる形で摺動自在にそれぞれ設けられており、各雄ス
リーブ17は、下部接続部11dよりも下方に、床スラ
ブ3の厚さの1/2程度の高さだけ突出している。ま
た、雄スリーブ17の外径は、雌スリーブ16の内径よ
りも小さく形成されている。
【0019】よって、雄スリーブ17は、スリーブブラ
ケット18に対して係合スリット18b内で水平方向
(図2中矢印C、D方向及び矢印E、F方向)に移動自
在に設けられており、配管壁ユニット10A(10A
5)の下部接続部11dに設けられた雄スリーブ17
と、下方に隣接する別の配管壁ユニット10A(10A
4)の上部接続部11cに設けられた雌スリーブ16と
は、図3に示すように、嵌入自在となる。また、各雄ス
リーブ17には、それぞれ鞘管15が、各鞘管15の他
方の開口部15bを、下方(矢印B方向)に向けて開口
する形で、雄スリーブ17と連通接続されている。つま
り、配管壁ユニット10A5の下部接続部11dには、
4本の鞘管15が、下部接続部11dにおいて、雄スリ
ーブ17を介して、各鞘管15の他方の開口部15b
を、下方(矢印B方向)に向けて開口する形で、かつ水
平方向(矢印C、D方向及び矢印E、F方向)の位置を
調整自在に設けられている。
【0020】従って、ビル1の5階X5に対応する5階
専用の配管壁ユニット10A5には、5階X5の階数N
(=5)に対応した5本の鞘管15が設けられており、
そのうち1本の鞘管15が、図1乃至図2に示すよう
に、配管すべき管30を5階X5に取出し得るように、
上部接続部11cと壁面11a上の5階取出位置S5と
の間を連通する形で設けられており、他の4本の鞘管1
5が、配管すべき管30が5階X5を上下方向に通過し
得るように、上部接続部11cと下部接続部11dとの
間を連通する形で設けられている。そこで、5階専用の
配管壁ユニット10A5と同様に、配管壁ユニット10
Aのうち、ビル1の4階X4に対応する4階専用の配管
壁ユニット10A4には、4階X4の階数N(=4)に
対応した4本の鞘管15が設けられており、図1に示す
ように、そのうち1本の鞘管15が、図1に示すよう
に、配管すべき管30を4階X4に取出し得るように、
上部接続部11cと壁面11a上の4階取出位置S4と
の間を連通する形で設けられており、他の3本の鞘管1
5が、配管すべき管30が4階X4を上下方向に通過し
得るように、上部接続部11cと下部接続部11dとの
間を連通する形で設けられている。また、3階X3に対
応する3階専用の配管壁ユニット10A3には、3階X
3の階数N(=3)に対応した3本の鞘管15が設けら
れており、そのうち1本の鞘管15が、図1に示すよう
に、配管すべき管30を3階X3に取出し得るように、
上部接続部11cと壁面11a上の3階取出位置S3と
の間を連通する形で設けられており、他の2本の鞘管1
5が、配管すべき管30が3階X3を上下方向に通過し
得るように、上部接続部11cと下部接続部11dとの
間を連通する形で設けられている。更に、2階X2に対
応する2階専用の配管壁ユニット10A2には、2階X
2の階数N(=2)に対応した2本の鞘管15が設けら
れており、そのうち1本の鞘管15が、図1に示すよう
に、配管すべき管30を2階X2に取出し得るように、
上部接続部11cと壁面11a上の2階取出位置S2と
の間を連通する形で設けられており、他の1本の鞘管1
5が、配管すべき管30が2階X2を上下方向に通過し
得るように、上部接続部11cと下部接続部11dとの
間を連通する形で設けられている。更に、1階X1に対
応する1階専用の配管壁ユニット10A1には、1階X
1の階数N(=1)に対応した1本の鞘管15が、図1
に示すように、配管すべき管30を1階X1に取出し得
るように、上部接続部11cと壁面11a上の1階取出
位置S1との間を連通する形で設けられており、配管壁
ユニット10A1には、配管すべき管30が1階X1を
上下方向に通過し得るような鞘管15は設けられていな
い。
【0021】更に、最上階の6階X6に設けられる配管
壁ユニット10Bのユニット本体11には、6階X6の
階数N(=6)に対応した6本の鞘管15が設けられる
が、図2に示すように、前述した配管壁ユニット10A
(10A1〜10A5)と異なり、これら鞘管15の各
一方の開口部15aは、図2中矢印F方向側の壁面10
a上の集中取出位置Tに、外部へ向けて開口する形で設
けられている。即ち、6階X6において壁5の内装部分
を形成する配管壁ユニット10Bのユニット本体11に
は、図2に示すように、鞘管15の径よりも大きい径の
取出孔11hが、配管壁ユニット10Bの壁面11a上
の集中取出位置Tに、該壁面11aを形成する配管壁ボ
ード12を水平方向(矢印E、F方向)に貫通する形
で、水平方向(矢印C、D方向)に所定間隔で6か所に
設けられており、ユニット本体11には、各鞘管15の
一方の開口部15aが、壁空間11bから該取出孔11
hを通って壁面11a上へ開口する形で設けられてい
る。また、各取出孔11hの壁空間11b側には、図4
に示すような要領で、耐火カバー21が、各鞘管15と
取出孔11hとの間隙を閉塞する形で、取付面12bに
密着してそれぞれ設けられている。
【0022】また、これら6本の鞘管15のうち1本の
鞘管15は、集中取出位置Tの壁面11a上から配管壁
ユニット10Bのユニット本体11の壁空間11bを通
って、他方の開口部15bを、図2中矢印F方向側の壁
面11a上の6階取出位置S6に、外部へ向けて開口す
る形で、ユニット本体11に設けられている。即ち、6
階X6において壁5の内装部分を形成する配管壁ユニッ
ト10Bの壁面11a上の6階取出位置S6には、取出
孔11gが設けられており、配管壁ユニット10Bに
は、鞘管15の他方の開口部15bが、壁空間11bか
ら該取出孔11gを通って壁面11a上へ開口する形で
設けられている。また、取出孔11gの壁空間11b側
には、図4に示すような要領で、耐火カバー21が、鞘
管15と取出孔11gとの間隙を閉塞する形で、取付面
12bに密着して設けられている。
【0023】一方、その他の5本の鞘管15は、集中取
出位置Tの壁面11a上から配管壁ユニット10Bのユ
ニット本体11の壁空間11bを通って、他方の開口部
15bを、下部接続部11dに下方(矢印B方向)に向
けて開口する形で、ユニット本体11に設けられてい
る。即ち、配管壁ユニット10Bの下部接続部11dに
は、スリーブブラケット18、18が、下部接続部11
dに沿って所定間隔で5組設けられており、各スリーブ
ブラケット18には、雄スリーブ17が、スリーブブラ
ケット18に対して水平方向(矢印C、D方向及び矢印
E、F方向)に移動自在にそれぞれ設けられている。各
雄スリーブ17には、それぞれ鞘管15が、各鞘管15
の他方の開口部15bを、下方(矢印B方向)に向けて
開口する形で接続されている。つまり、配管壁ユニット
10Bの下部接続部11dには、5本の鞘管15が、下
部接続部11dにおいて、雄スリーブ17を介して、各
鞘管15の他方の開口部15bを、下方(矢印B方向)
に向けて開口する形で、水平方向(矢印C、D方向及び
矢印E、F方向)の位置を調整自在に設けられている。
【0024】更に、壁パネル6は、図2中2点鎖線で示
すように、耐火性を有する板状の2枚の壁ボード7、7
を有しており、各壁ボード7の一面には、化粧面7aが
形成されている。これら壁ボード7、7は、それら化粧
面7a、7aを背向させ、かつ、それら壁ボード7、7
の間隔を一定に保つように、図示しない接続部材を介し
て接続される形で形成されている。よって、壁パネル6
には、壁空間6bが、それら壁ボード7、7の間に、上
下方向(矢印A、B方向)に伸延する形で形成され、ま
た、壁パネル6は、それら壁ボード7、7の化粧面7
a、7aを、壁面6a、6aと成す。また、壁パネル6
の上方(矢印A方向)の端部には、壁パネル6を床スラ
ブ3の天井面3b等と接続し得る上部接続部6cが形成
されており、壁パネル6の下方(矢印B方向)の端部に
は、これら壁パネル6を床スラブ3の床面3a等と接続
し得る下部接続部6dが形成されている。また、壁パネ
ル6の水平方向(矢印C、D方向)の両端部には、これ
ら配管壁ユニット10A、10B及び壁パネル6等を水
平方向に接続し得る横接続部6e、6fがそれぞれ形成
されている。
【0025】配管壁ユニット10(10A、10B)及
び壁パネル6は、以上のような構成を有するので、ビル
1を構築する場合、ビル1の各階X(X1〜X6)に対
応する、これら配管壁ユニット10A(A1〜A5)、
10Bと、壁パネル6を工場等で製造し、ビル1の構築
現場に搬入する。そして、ビル1の各階X(X1〜X
6)を成す床スラブ3が形成されたら、該スラブ3上
に、各階X(X1〜X6)に対応する配管壁ユニット1
0A(A1〜A5)、10Bと、壁パネル6を、各階X
(X1〜X6)を形成する上下方向(矢印A、B方向)
に隣接する床スラブ3、3の、下方の床スラブ3の床面
3aと上方の床スラブ3の天井面3bの間を接続する形
で立設して、順次壁5を形成する。なお、2階X2から
6階X6の床面3aを成す床スラブ3を形成する際、各
階X(X2〜X6)の床スラブ3には、配管壁ユニット
10A、10Bを設置すべき位置、即ち、竪管を配管す
べき位置に、配管壁ユニット10A、10Bの壁空間1
1bの横断面形状(細長い長方形状)相当の配管孔3c
を、該床スラブ3を上下方向に貫通する形で設けてお
く。
【0026】即ち、1階X1の床スラブ3及び2階X2
の床スラブ3が形成されたら、1階X1の床スラブ3の
床面3a上の竪管を配管すべき位置に、1階専用の配管
壁ユニット10A1を、該ユニット10A1の下部接続
部11dを該床面3aに接続する形で、1階X1の床面
3a上に設置する。また、配管壁ユニット10A1は、
該ユニット10A1の上部接続部11cを、該上部接続
部11cに設けられた雌スリーブ16を2階X2の床ス
ラブ3の配管孔3cに挿入する形で、該床スラブ3の天
井面3bに接続する。更に、雌スリーブ16が挿入され
た該床スラブ3の配管孔3cには、図3に示すように、
ロックウール等の耐火性を有する断熱部材22を、雌ス
リーブ16内及び該雌スリーブ16と接続される雄スリ
ーブ17が挿入される部分を除いて、耐火性を満足させ
る形で密に充填する。すると、1階X1の床面3a上に
は、配管壁ユニット10A1が、壁5の1階X1部分の
一部を形成する共に、配管壁ユニット10A1の壁面1
1a上の1階取出位置S1に、1本の鞘管15の開口部
15bが取出され、更に、配管壁ユニット10A1の鞘
管15が、雌スリーブ16を介して、2階X2の床スラ
ブ3の配管孔3cに、上方を向けて開口する形で、設置
される。次に、配管壁ユニット10A1の水平方向の横
接続部11e、11fに、適宜壁パネル6等を接続し
て、壁5の1階X1部分を形成する。
【0027】次に、このように1階X1に配管壁ユニッ
ト10A1が設置されて3階X3の床スラブ3が形成さ
れたら、2階X2の床スラブ3の床面3a上に、2階専
用の配管壁ユニット10A2を、該床スラブ3の前記配
管孔3cに、該ユニット10A2の下部接続部11dに
設けられた雄スリーブ17を、該2階X2の床スラブ3
の配管孔3cに挿入設置されている配管壁ユニット10
A1の雌スリーブ16に嵌入する形で、該ユニット10
A2の下部接続部11dを該床面3aに接続して、2階
X2の床面3a上に設置する。また、配管壁ユニット1
0A2は、該ユニット10A2の上部接続部11cを、
該上部接続部11cに設けられた2個の雌スリーブ16
を3階X3の床スラブ3の配管孔3cに挿入する形で、
該床スラブ3の天井面3bに接続する。更に、配管壁ユ
ニット10A2の雌スリーブ16が挿入された3階X3
の床スラブ3の配管孔3cには、図3に示すように、断
熱部材22を、雌スリーブ16内及び該雌スリーブ16
と接続される雄スリーブ17が挿入される部分を除い
て、耐火性を満足させる形で密に充填する。すると、2
階X2の床面3a上には、配管壁ユニット10A2が、
壁5の2階X2部分の一部を形成する共に、該ユニット
10A2の鞘管15を、1階X1に設けられた配管壁ユ
ニット10A1の鞘管15と、雄スリーブ17及び雌ス
リーブ16を介して上下方向に連通する形で、設置され
る。また、配管壁ユニット10A2の壁面11a上の2
階取出位置S2に、1本の鞘管15の開口部15bが取
出され、更に、配管壁ユニット10A2の2本の鞘管1
5が、雌スリーブ16を介して、3階X3の床スラブ3
の配管孔3cに、上方を向けて開口する形で、設置され
る。次に、配管壁ユニット10A2の水平方向の横接続
部11e、11fに、適宜壁パネル6等を接続して、壁
5の2階X2部分を形成する。
【0028】このように、上下方向に隣接する配管壁ユ
ニット10A(10A1)、10A(10A2)を、各
階Xの床スラブ3の配管孔3cを介して、上方のユニッ
ト10Aの雄スリーブ17を下方のユニット10Aの雌
スリーブ16に嵌入する形で積層設置する工程を繰り返
すことにより、各配管壁ユニット10A(10A1〜1
0A5)を、ビル1の1階X1から5階Xまで設置す
る。そして、最後に、最上階の6階X6において、6階
X6の床スラブ3の床面3a上に、6階専用の配管壁ユ
ニット10Bを、該床スラブ3の配管孔3cに、該ユニ
ット10Bの下部接続部11dに設けられた5個の雄ス
リーブ17を、該6階X6の床スラブ3の配管孔3cに
挿入設置されている配管壁ユニット10A5の雌スリー
ブ16に嵌入する形で、該ユニット10Bの下部接続部
11dを該床面3aに接続して、6階X6の床面3a上
に設置する。また、該ユニット10Bの上部接続部11
cを、屋上の床スラブ3の天井面3bに接続する。する
と、6階X6の床面3a上には、配管壁ユニット10B
が、壁5の6階X6部分の一部を形成する共に、該ユニ
ット10Bの5本の鞘管15を、5階X5に設けられた
配管壁ユニット10A5の5本の鞘管15と、雄スリー
ブ17及び雌スリーブ16を介して上下方向に連通する
形で、設置される。また、6階X6の配管壁ユニット1
0Bの壁面11aには、集中取出位置Tに、6本の鞘管
15の開口部15aがそれぞれ取出されると共に、6階
取出位置S6に、1本の鞘管15の開口部15bが取出
される。次に、配管壁ユニット10Bの水平方向の横接
続部11e、11fに、適宜壁パネル6等を接続して、
壁5の6階X6部分を形成する。
【0029】以上のようにして、ビル1の竪管を配管す
べき位置に、配管壁ユニット10A(10A1〜10A
5)、10Bが、図1に示すように、上下方向(矢印
A、B方向)に積層設置されると、それら積層設置され
た配管壁ユニット10A、10Bの中には、1〜6本の
鞘管15が、各案内空間15cを上下方向に連通する形
でそれぞれ一つに接続されて、6組の鞘管組立体14を
形成する形で設けられる。即ち、ビル1の壁5の中に
は、ビル1内に配管すべき全階数N(=6)に対応した
6組の鞘管組立体14が、上下方向に連通する形で設け
られる。そして、それら6組の鞘管組立体14の一方の
開口部15aは、最上階の6階X6といったビル1の同
一階に、壁5の6階X6部分を成す配管壁ユニット10
Bの壁空間11b内から壁面11a上の集中取出位置T
に開口して取り出される形で設けられる。また、それら
6組の鞘管組立体14の他方の開口部15bは、ビル1
の配管すべき各階X(X1〜X6)に、最上階の6階X
6の集中取出位置Tから連通する形で、該他方の開口部
15bが、少なくとも一つずつ各階X(X1〜X6)の
配管壁ユニット10A(10A1〜10A5)の壁面1
1a上の各階取出位置S(S1〜S6)に開口して取り
出される形でそれぞれ配設される。即ち、ビル1の壁5
には、最上階の6階X6の集中取出位置Tから各階X
(X1〜X6)の各階取出位置S(S1〜S6)まで上
下方向に連通した鞘管15の集合体である鞘管組立体1
4が、各階X(X1〜X6)に対して1本ずつ分配され
る形で設けられる。
【0030】そこで、最上階の6階X6において、鞘管
15の内径よりも小さく、かつ樹脂、銅等から成る可撓
性を有する管30を、配管壁ユニット10Bの集中取出
位置Tに開口した6組の鞘管組立体14に対して、各鞘
管組立体14の一方の開口部15aから、各鞘管組立体
14の上下方向に連通した案内空間15cにそれぞれ挿
入する。すると、各鞘管組立体14内に挿入された管3
0は、各鞘管組立体14の上下方向に連通した案内空間
15cに案内される形で、各鞘管組立体14内を下方に
向けて移動し、各階X(X1〜X6)の配管壁ユニット
10A(10A1〜10A5)の各階取出位置S(S1
〜S6)に開口した各鞘管組立体14の他方の開口部1
5bにそれぞれ到達する。そして、各階X(X1〜X
6)において、6階X6の一方の開口部15aから連続
して挿入された管30は、該管30の先端部が各階X
(X1〜X6)に開口した各鞘管組立体14の他方の開
口部15bからそれぞれ取り出される。従って、ビル1
の壁5内に、最上階の6階X6の集中取出位置Tから各
階X(X1〜X6)の各階取出位置S(S1〜S6)ま
で連続した1本の管30を、各階X(X1〜X6)に対
してそれぞれ竪管として配管することができる。
【0031】次に、ビル1の6階X6において、集中取
出位置Tに開口している6本の鞘管組立体14の開口部
15a側に、それら鞘管組立体14をまとめる形で上流
ヘッダ31を設けて、上流ヘッダ31を、元管32等を
介して、屋上等に設けられた図示しない上水を貯溜する
高架タンク等と接続する。一方、ビル1の各階X(X1
〜X6)において、このように配管された管30には、
例えば、図2に示すように、計量用のメータ35を取り
付けたり、メータ35の先に下流ヘッダ36を設けて、
該下流ヘッダ36から所定数の枝管37を取る形で分岐
して同一階の各室に配設する。すると、ビル1の各階X
(X1〜X6)の各室に対して、図示しない高架タンク
から、上流ヘッダ31、管30、メータ35、下流ヘッ
ダ36及び枝管37を介して、上水を供給することがで
きる。なお、配管壁ユニット10A、10Bの壁空間1
1bに配管し得る最大の口径の管30を使用しても、1
本の管30により各階X(X1〜X6)に対して上水を
充分に供給できない場合は、図1に示すように、別の配
管壁ユニット10A、10Bを上下方向に積層設置し
て、各階X(X1〜X6)に配管される管30の本数を
増やすことにより、各階X(X1〜X6)への供給量を
増加することが可能である。
【0032】以上のように、ビル1の壁5を形成する配
管壁ユニット10A、10Bを上下方向に積層設置する
ことにより、ビル1の各階X(X1〜X6)に対して、
最上階の6階X6等の同一階を基準位置として上下方向
に連通した鞘管組立体14をそれぞれ配設することがで
きるので、それら鞘管組立体14を案内として各階X
(X1〜X6)に管30を配管することができる。よっ
て、ビル1の壁5内に、管30を竪管として配管し得る
ので、各階X(X1〜X6)において、該管30から分
岐する形で各室に配管でき、ビル1内に配管するために
は、ビル1の床面積として、従来のようにパイプシャフ
トを設ける面積を必要としない。従って、ビル1等の建
築物において、居室、事務室等を形成するための本来の
目的に利用し得る有効な床面積を減少させることなく配
管し得る。即ち、ビル1の壁5内に管30を竪管として
配管し得るようにしたことにより、配管壁ユニット10
は、ビル1の壁5を形成するように設ければどのように
設けても良いので、従来よりもビル1内において配管し
得る位置の自由度が高くなり、ビル1の各階Xの平面計
画の自由度が高くなる。更に、ビル1の各階Xに対して
竪管となる管30を配管し得るようにしたことにより、
ビル1に配管した管を破損等の不具合により新しい管に
更新する必要が生じた場合でも、該不具合の生じた管の
みを新しい管に交換して更新すれば良いので、従来のよ
うにビル1の各階Xに共有される本管となる竪管等を更
新するのに比較して容易である。更に、配管壁ユニット
10を設置することにより、ビル1の壁5が形成される
と共に、ビル1の各階Xに対して竪管となる管30を配
管し得る準備ことにより、作業工程が短縮されるばかり
か、配管作業者による実際の配管作業は、ビル1の壁5
が形成された後に集中して行えば良く、従来のようにビ
ル建築の合間を縫って分断される形で配管作業をしなく
て済むので、短期間で効率良くかつ経済的に配管作業を
実施し得る。
【0033】また、別の壁内配管構造の例として、配管
壁ユニット10A、10Bの壁空間11bに配管し得る
最大の口径に管30の口径を設定することにより、配管
壁ユニット10A、10Bの壁空間11bに必要な本数
の管30を配管し得ない場合等、例えば、図5に示す9
階建てのビル1Aにおいて、9本の管30を配管する必
要があるが、配管壁ユニット10A、10Bの壁空間1
1bには、最大5本の管30しか配管できない場合に
は、以下のようにして配管することができる。即ち、図
5に示す9階建てのビル1Aにおいて、最上階の9階X
9を基準として各階X(X9〜X1)に配管する際、図
5に示すように、一組の上下方向に積層設置された配管
壁ユニット10A、10B(図中左方)により、9階X
9に集中取出位置Tを設定して、9階X9から5階X5
までの各階(X9〜X5)に各階取出位置S(S9〜S
5)を設定して、9階X9の集中取出位置Tから各階取
出位置S(S9〜S5)まで上下方向に連通した5組の
鞘管組立体14を形成し、また、別の一組の上下方向に
積層設置された配管壁ユニット10A、10C、10D
(図中右方)により、9階X9に集中取出位置Tを設定
して、途中階の4階X4から1階X1までの各階(X4
〜X1)に各階取出位置S(S4〜S1)を設定して、
9階X9の集中取出位置Tから各階取出位置S(S4〜
S1)まで上下方向に連通した4組の鞘管組立体14を
形成する。これにより、9階X9から5階X5までは、
一方の一組の配管壁ユニット10A、10Bが形成する
5組の鞘管組立体14により5本の管30を各階(X9
〜X5)にそれぞれ配管し、また、4階X4から1階X
1までは、別の一組の配管壁ユニット10A、10C、
10Dが形成する4組の鞘管組立体14により4本の管
30を各階(X4〜X1)にそれぞれ配管するように、
分割配管することができる。なお、図5に示す例におい
ては、一方の一組の配管壁ユニット10A、10Bと、
別の一組の配管壁ユニット10A、10C、10Dと
の、2組の配管壁ユニット10に分けて設けたが、必要
に応じて三組、四組等と複数組の配管壁ユニット10に
分けて設けても良いことは言及するまでもない。また、
一方の一組の配管壁ユニット10A、10Bと、別の一
組の配管壁ユニット10A、10C、10Dとを、間隔
をおいて離して設けたが、ビル1Aの壁5を形成するよ
うに設ければどのように設けても良く、隣接して設けて
も良い。例えば、ビル1Aの壁5のうち図示しない角部
分を利用して、二組の配管壁ユニット10を、該角部分
を形成するように、直角に隣接させる形で配設すること
により、該角部分の内側の空間を、それら二組の配管壁
ユニット10により共有することが可能となり、ビル1
Aの各階Xにおける平面配置上の同一位置に、配管すべ
き管30を取り出すことができるので、各階X共有の水
洗い場を設置したり、計量用のメータを設置したりする
には、大変都合が良くなる。また、特に、ビル1Aの各
階Xにおける平面配置上の同一位置に、配管すべき管3
0を取り出したい場合は、複数組の配管壁ユニット10
を、壁5の厚さ方向に重ね合わせるように隣接させる形
で設置することも考えられる。
【0034】ここで、配管壁ユニット10Dは、配管壁
ユニット10Bにおける壁面11a上の取出孔11gか
ら取り出される鞘管15が設けられてないものに相当
し、配管壁ユニット10Dに設けられる全ての鞘管15
は、集中取出位置Tから下部接続部11dまで連通する
形で設けられている。即ち、配管壁ユニット10Dは、
ユニット本体11を有しており、ユニット本体11内に
は、4本の鞘管15が、それら鞘管15の一方の開口部
15aを、該ユニット11の壁面11a上の集中取出位
置Tに開口する形で設けられている。また、それら4本
の鞘管15の他方の開口部15bが、ユニット本体11
の下部接続部11dに開口する形で設けられている。ま
た、配管壁ユニット10Cは、配管壁ユニット10Aに
おける壁面11a上の取出孔11gから取り出される鞘
管15が設けられてないものに相当し、配管壁ユニット
10Cに設けられる全ての鞘管15は、上部接続部11
cから下部接続部11dまで連通する形で設けられてい
る。即ち、配管壁ユニット10Cは、ユニット本体11
を有しており、ユニット本体11内には、4本の鞘管1
5が、それら鞘管15の一方の開口部15aを、該ユニ
ット11の上部接続部11cに開口する形で設けられて
いる。また、それら4本の鞘管15の他方の開口部15
bが、ユニット本体11の下部接続部11dに開口する
形で設けられている。つまり、別の一組の上下方向に積
層設置された配管壁ユニット10A、10C、10Dに
おいては、最上階の9階X9から5階X5までの各階X
(X9〜X5)には、各鞘管15を取り出す必要がない
ので、最上階の9階X9には、配管壁ユニット10Dを
設置することにより、配管すべき管30を通過させるこ
とができ、8階X8から5階X5までの各階X(X8〜
X5)には、配管壁ユニット10Cを設置することによ
り、配管すべき管30を通過させることができる。
【0035】更に、更に別の壁内配管構造の例として、
図6に示すビル1Bにおいて、屋上配管取出部49、室
外機41及び室内機42等から成る空調設備40の配管
をする場合、空調設備40には、室外機41から室内機
42へ冷媒を供給する冷媒供給管43と、室内機42か
ら室外機41へ冷媒を戻す冷媒戻り管44といった、冷
媒を循環させるための2本の冷媒管を配管する必要があ
るが、通常、これら冷媒供給管43及び冷媒戻り管44
の口径は小さいので、断熱材等を介して、これら2本の
管43、44を1組にまとめたものを、各階X(X1〜
X10)の各階取出位置S(S1〜S10)において、
それぞれ取出して、各階X(X1〜X10)の各室に分
配するようにしても良い。但し、前述した壁内配管構造
と異なり、ビル1Bの屋上XRを形成する床スラブ3に
も、床スラブ3を上下方向に貫通させる形で、各室外機
41からの1組の冷媒供給管43及び冷媒戻り管44の
竪管部分を配管する位置に、配管孔3cを設け、該屋上
XRの床スラブ3には、箱状の屋上配管取出部材49
を、当該配管孔3cから風雨が侵入することを防止し得
るように設ける。また、最上階の10階X10には、1
0本の鞘管15を屋上配管取出部材49に、前記屋上X
Rの配管孔3cを介して配設し得るように、配管壁ユニ
ット10Bの代わりに、配管壁ユニット10A10を設
ける。なお、配管壁ユニット10A10には、10階X
10の階数N(=10)に対応した10本の鞘管15が
設けられており、そのうち1本の鞘管15が、管43、
44を10階X10に取出し得るように、上部接続部1
1cと壁面11a上の10階取出位置S10との間を連
通する形で設けられており、他の9本の鞘管15が、管
43、44が10階X10を上下方向に通過し得るよう
に、上部接続部11cと下部接続部11dとの間を連通
する形で設けられている。
【0036】更に、ビルに中央給湯方法による給湯設備
を設置する場合、例えば、図7に示すビル1Cの給湯設
備50のように、ボイラー、ポンプ等から成る給湯設備
50の温水供給装置51を、図7に示すように、ビル1
Cの地階XBに設けて、温水供給装置51により1箇所
で温水を大量に製造し、温水供給装置51により製造さ
れた温水を給湯ヘッダ55を介して分配して、地階XB
から10階X10へ向けて流す形で各階X(X1〜X1
0)の給湯先に温水を供給し、各階X(X1〜X10)
から再び温水供給装置51に温水を戻すといった、温水
供給装置51と各階X(X1〜X10)の給湯先との間
で、常に温水を循環させる温水の循環経路を取る場合が
ある。このような温水の循環経路として、各階X(X1
〜X10)に、地階XBから各階X(X1〜X10)へ
向けて温水を供給する温水供給管52を配管すると共
に、各階X(X1〜X10)から最上階の10階X10
へ向けて流す温水戻り管53を配管して、10階X10
に戻りの温水を一旦集めた後に、10階X10から地階
XBへ向けて温水を戻すことが考えられる。この場合、
ビル1Cの壁5には、各階X(X1〜X10)に対し
て、地階XBを基準として温水供給管52を上方に向け
て配管し、かつ最上階の10階X10を基準として温水
戻り管53を下方に向けて配管して、各階X(X1〜X
10)の各階取出位置S(S1〜S10)において、温
水供給管52及び温水戻り管53の2本の管を取り出す
必要がある。
【0037】そこで、更に別の壁内配管構造の例とし
て、図7に示すビル1に、それら温水供給管52及び温
水戻り管53を配管し得るように、ビル1Cに積層設置
される配管壁ユニット10A’(10A’1〜10A’
9)、10B’を、前述した配管壁ユニット10A、1
0Bのように最上階の10階X10を基準として各階X
(X1〜X10)に配設し得る下方に向けた鞘管15を
設けるのに加えて、地階XBを基準として各階X(X1
〜X10)に配設し得る上方に向けた鞘管15を設け
て、配管壁ユニット10A’、10B’の取出孔11g
から、それら上下方向から配設された2本の鞘管15、
15を取り出すように形成すれば良い。即ち、配管壁ユ
ニット10A’、10B’は、前述した上下方向に積層
した配管壁ユニット10A、10Bと、前述した上下方
向に積層した配管壁ユニット10A、10Bを上下方向
を反転させたものとを、組み合わせたものから形成され
得る。よって、配管壁ユニット10A’、10B’に
は、ビル1Cに配管すべき全階数N(=10)の本数、
即ち、本例では10本の鞘管15が、いずれの配管壁ユ
ニット10A’、10B’にも設けられる。
【0038】即ち、配管壁ユニット10A’は、配管壁
ユニット10Aに対応したものであり、壁面11a上の
取出孔11gから鞘管15(15A、15B)の2つの
開口部15c、15dが取り出されるものに相当する。
例えば、ビル1Cの9階X9に対応する9階専用の配管
壁ユニット10A’9のユニット本体11内には、ビル
1Cに配管すべき全階数N(=10)に対応した10本
の鞘管15が設けられており、そのうち1本の鞘管15
は、図8に示すように、壁面11aの9階取出位置S9
において、鞘管15A、15Bに分割されて、それら鞘
管15A、15Bの分割開口部15c、15dが、壁空
間11bから該取出孔11gを通って、壁面11a上へ
それぞれ開口する形で設けられている。また、取出孔1
1gの壁空間11b側には、耐火性を有する耐火カバー
21Aが、それら鞘管15A、15Bと取出孔11gと
の間隙を閉塞する形で、取付面12bに密着して設けら
れている。分割された一方の鞘管15Aは、温水戻り管
53を上方階である10階X10から9階X9に取出し
得るように、該鞘管15Aの一方の開口部15aを、該
ユニット11の上部接続部11cに上方に向けて開口し
て、上部接続部11cと壁面11a上の9階取出位置S
9との間を連通する形で設けられており、分割された他
方の鞘管15Bは、温水供給管52を下方階から9階X
9に取出し得るように、該鞘管15Bの他方の開口部1
5bを、該ユニット11の下部接続部11dに下方に向
けて開口して、下部接続部11dと壁面11a上の9階
取出位置S9との間を連通する形で設けられている。な
お、これら鞘管15A、15Bの他方の開口部15a、
15bは、適宜雌スリーブ16、雄スリーブ17を介し
て、各接続部11c、11dに取り付けられている。ま
た、他の9本の鞘管15が、温水戻り管53が9階X9
を上下方向に通過し得るように、一方の開口部15aを
ユニット本体11の上部接続部11cに上方に向けて開
口し、他方の開口部15bを、該ユニット11の下部接
続部11dに下方に向けて開口して、それら上部接続部
11cと下部接続部11dとの間を連通する形で設けら
れている。(なお、配管壁ユニット10A、10Bの構
成と同等なところは、説明を省略し詳述しない。)配管
壁ユニット10A’9と同様に、他の各階X(X1〜X
10)専用の配管壁ユニット10A’(10A’1〜1
0A’8)、配管壁ユニット10B’も形成される。な
お、配管壁ユニット10B’は、配管壁ユニット10B
に対応するものであり、配管壁ユニット10B’のユニ
ット本体11内に設けられる鞘管15(15A)の一方
の開口部15aは、配管壁ユニット10A’と異なり、
上部接続部11cに開口する代わりに、壁面11a上の
集中取出位置Tに開口する形で設けられている。
【0039】従って、これら配管壁ユニット10A’
(10A’1〜10A’9)、配管壁ユニット10B’
を、上下方向に積層設置してビル1Cの壁5を形成する
ことにより、ビル1Cには、地階XBから各階X(X1
〜X10)の各階取出位置S(S1〜S10)まで上下
方向に連通した10組の鞘管組立体14が形成されると
共に、各階X(X1〜X10)の各階取出位置S(S1
〜S10)から10階X10の集中取出位置Tまで上下
方向に連通した10組の鞘管組立体14が形成される。
そこで、地階XBから各階X(X1〜X10)の各階取
出位置S(S1〜S10)まで上下方向に連通した10
組の鞘管組立体14内に、それぞれ温水供給管52を、
各階Xの各階取出位置Sから地階XBに向けて挿入し
て、地階XBにおいて、それら温水供給管52の一端を
給湯ヘッダ55と接続し、各階X(X1〜X10)にお
いて、それら温水供給管52の他端を、各階Xの給湯先
に温水を供給する形で分岐配管する。また、各階X(X
1〜X10)の各階取出位置S(S1〜S10)から1
0階X10の集中取出位置Tまで上下方向に連通した1
0組の鞘管組立体14内に、それぞれ温水戻り管53
を、10階X10の集中取出位置Tから各階Xの各階取
出位置Sに向けて挿入して、10階X10において、そ
れら温水戻り管53の一端を上流ヘッダ31Aと接続
し、各階X(X1〜X10)において、それら温水戻り
管53の他端に、各階Xの給湯先から温水を戻す形で分
岐配管する。これにより、ビル1Cには、地階XBと1
0階X10との間で温水が循環するように配管し得る。
【0040】なお、上述の実施例においては、配管壁ユ
ニット10のユニット本体11は、2枚の配管壁ボード
12、12を張り合わせる形で形成したが、ユニット本
体11内に鞘管15を設けることができれば何でも良
く、例えば、ユニット本体11は、コンクリート等から
形成して、鞘管15をコンクリート内に埋設する形で設
けても良い。また、上述の実施例においては、配管壁ユ
ニット10を積層することにより形成される鞘管組立体
14内に、管30、43、44、52、53等の管を挿
入して、ビル内に竪管として配管したが、ビル内に配線
すべき電線等を配線することに利用し得ることは言及す
るまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内、第1
の発明は、壁5等の壁を有する多数階のビル1、1A、
1B、1C等の建築物において、前記壁の中に、鞘管組
立体14等の案内管部材体を、前記建築物に配管すべき
階数N等の階数に対応した数だけ、上下方向に伸延させ
る形で設け、それら案内管部材体の開口部15a等の一
端を、前記建築物の同一階に、前記壁内から取り出す形
で設け、それら案内管部材体の開口部15b、分割開口
部15c、15d等の他端を、前記建築物の配管すべき
各階X等の各階に、それら案内管部材体のうち少なくと
も一つの案内管部材体を、前記壁内から取り出す形で設
けて構成したので、
【0042】建築物の各階に対して、同一階を基準位置
として上下方向に連通した案内管部材体をそれぞれ配設
することができるので、それら案内管部材体を案内とし
て各階に配管すべき管を配管することができる。よっ
て、建築物の壁内に、配管すべき管を竪管として配管し
得るので、各階において、該管から分岐する形で各室に
配管でき、建築物内に配管するためには、建築物の床面
積として、従来のようにパイプシャフトを設ける面積を
必要としない。従って、建築物において、居室、事務室
等を形成するための本来の目的に利用し得る有効な床面
積を減少させることなく配管し得る。
【0043】また、本発明の内、第2の発明は、壁面1
1a等の壁面が形成されたユニット本体11等の壁本体
を有し、前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ上部接
続部11c、下部接続部11d等の接続部を形成し、前
記壁本体内に、複数個の鞘管15等の案内管部材を、そ
れら案内管部材の開口部15a等の一端が、該壁本体の
一方の前記接続部に開口する形で設けると共に、それら
案内管部材のうち少なくとも一つの案内管部材の開口部
15b、分割開口部15c、15d等の他端を、前記壁
本体の壁面上に開口する形で設け、かつ、それら案内管
部材のうち他の案内管部材の開口部15b等の他端を、
前記壁本体の他方の前記接続部に開口する形で設けて構
成したので、
【0044】一方の接続部に開口した各案内管部材の一
端側からそれら案内管部材内に挿入された、配管すべき
管のうち、少なくとも1本の管を、壁面上に取り出すこ
とができ、かつ他の管を、上下方向に通過させることが
できるので、前記第1の発明において、本第2の発明に
よる配管壁ユニットを建築物の各階に設けることによ
り、各階において、各階に配管すべき管を取り出し、か
つ各階において取出し不要な管を上下方向に通過させる
ことに使用することができる。
【0045】更に、本発明の内、第3の発明は、壁面1
1a等の壁面が形成されたユニット本体11等の壁本体
を有し、前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ上部接
続部11c、下部接続部11d等の接続部を形成し、前
記壁本体内に、複数個の鞘管15等の案内管部材を、そ
れら案内管部材の開口部15a等の一端が、該壁本体の
壁面上の集中取出位置T等の第1の配管取出位置に開口
する形で設けると共に、それら案内管部材のうち少なく
とも一つの案内管部材の開口部15b、分割開口部15
c、15d等の他端を、前記壁本体の壁面上の各階取出
位置S等の第2の配管取出位置に開口する形で設け、か
つ、それら案内管部材のうち他の案内管部材の開口部1
5b等の他端を、前記壁本体の一方の前記接続部に開口
する形で設けて構成したので、
【0046】壁面上の第1の配管取出位置に開口した案
内管部材の一端を介して、建築物に配管すべき管を、そ
れら案内管部材内に挿入することができ、また、該案内
管部材内に挿入された配管すべき管のうち、少なくとも
1本の管を、壁面上の第2の配管取出位置に取り出すこ
とができ、かつ他の管を、上下方向に通過させることが
できるので、前記第1の発明において、本第3の発明に
よる配管壁ユニットを設けることにより、建築物の同一
階において、建築物に配管すべき管を、壁面上からそれ
ら案内管部材内に挿入することができ、また、少なくと
も1本の管を壁面上に取り出すことに使用することがで
きる。
【0047】更に、本発明の内、第4の発明は、壁面1
1a等の壁面が形成されたユニット本体11等の壁本体
を有し、前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ上部接
続部11c、下部接続部11d等の接続部を形成し、前
記壁本体内に、少なくとも1つの鞘管15等の案内管部
材を、該案内管部材の開口部15a等の一端が、該壁本
体の一方の前記接続部に開口する形で設けると共に、前
記案内管部材の開口部15b等の他端を、前記壁本体の
他方の前記接続部に開口する形で設けて構成したので、
【0048】一方の接続部に開口した各案内管部材の一
端側からそれら案内管部材内に挿入された、配管すべき
管全てを、上下方向に通過させることができるので、前
記第1の発明において、本第4の発明による配管壁ユニ
ットを建築物の所定の階に設けることにより、該所定の
階において取出し不要な管全てを上下方向に通過させる
ことに使用することができる。
【0049】更に、本発明の内、第5の発明は、壁面1
1a等の壁面が形成されたユニット本体11等の壁本体
を有し、前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ上部接
続部11c、下部接続部11d等の接続部を形成し、前
記壁本体内に、複数個の鞘管15等の案内管部材を、そ
れら案内管部材の開口部15a等の一端が、該壁本体の
壁面上の集中取出位置T等の第1の配管取出位置に開口
する形で設けると共に、それら案内管部材の開口部15
b等の他端を、前記壁本体の一方の前記接続部に開口す
る形で設けて構成したので、
【0050】壁面上の第1の配管取出位置に開口した案
内管部材の一端を介して、建築物に配管すべき管を、そ
れら案内管部材内に挿入することができ、また、該案内
管部材内に挿入された配管すべき管全てを、上下方向に
通過させることができるので、前記第1の発明におい
て、本第5の発明による配管壁ユニットを設けることに
より、建築物の同一階において、建築物に配管すべき管
全てを、壁面上からそれら案内管部材内に挿入すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による壁内配管構造の一実施例
を示す模式図である。
【図2】図2は、本発明による壁内配管構造に用いられ
る配管壁ユニットの斜視図である。
【図3】図3は、図2に示した配管壁ユニット同志の接
続部分の詳細を示す断面図である。
【図4】図4は、図2に示した配管壁ユニットの管取出
部分の詳細を示す断面図である。
【図5】図5は、別の壁内配管構造の例を示す模式図で
ある。
【図6】図6は、更に別の壁内配管構造の例を示す模式
図である。
【図7】図7は、更に別の壁内配管構造の例を示す模式
図である。
【図8】図8は、図7に示した配管壁ユニットの管取出
部分の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C……建築物(ビル) 5……壁(壁) 11……壁本体(ユニット本体) 11a……壁面(壁面) 11c……接続部(上部接続部) 11d……接続部(下部接続部) 14……案内管部材体(鞘管組立体) 15a……一端(開口部) 15b……一端、他端(開口部) 15c……他端(分割開口部) 15d……他端(分割開口部) N……階数(階数) S……第2の配管取出位置(各階取出位置) T……第1の配管取出位置(集中取出位置) X……各階(各階)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁を有する多数階の建築物において、 前記壁の中に、案内管部材体を、前記建築物に配管すべ
    き階数に対応した数だけ、上下方向に伸延させる形で設
    け、 それら案内管部材体の一端を、前記建築物の同一階に、
    前記壁内から取り出す形で設け、 それら案内管部材体の他端を、前記建築物の配管すべき
    各階に、それら案内管部材体のうち少なくとも一つの案
    内管部材体を、前記壁内から取り出す形で設けて構成し
    た壁内配管構造。
  2. 【請求項2】 壁面が形成された壁本体を有し、 前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ接続部を形成
    し、 前記壁本体内に、複数個の案内管部材を、それら案内管
    部材の一端が、該壁本体の一方の前記接続部に開口する
    形で設けると共に、 それら案内管部材のうち少なくとも一つの案内管部材の
    他端を、前記壁本体の壁面上に開口する形で設け、か
    つ、それら案内管部材のうち他の案内管部材の他端を、
    前記壁本体の他方の前記接続部に開口する形で設けて構
    成した壁内配管構造に用いられる配管壁ユニット。
  3. 【請求項3】 壁面が形成された壁本体を有し、 前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ接続部を形成
    し、 前記壁本体内に、複数個の案内管部材を、それら案内管
    部材の一端が、該壁本体の壁面上の第1の配管取出位置
    に開口する形で設けると共に、 それら案内管部材のうち少なくとも一つの案内管部材の
    他端を、前記壁本体の壁面上の第2の配管取出位置に開
    口する形で設け、かつ、それら案内管部材のうち他の案
    内管部材の他端を、前記壁本体の一方の前記接続部に開
    口する形で設けて構成した壁内配管構造に用いられる配
    管壁ユニット。
  4. 【請求項4】 壁面が形成された壁本体を有し、 前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ接続部を形成
    し、 前記壁本体内に、少なくとも1つの案内管部材を、該案
    内管部材の一端が、該壁本体の一方の前記接続部に開口
    する形で設けると共に、 前記案内管部材の他端を、前記壁本体の他方の前記接続
    部に開口する形で設けて構成した壁内配管構造に用いら
    れる配管壁ユニット。
  5. 【請求項5】 壁面が形成された壁本体を有し、 前記壁本体の上下の両端部に、それぞれ接続部を形成
    し、 前記壁本体内に、複数個の案内管部材を、それら案内管
    部材の一端が、該壁本体の壁面上の第1の配管取出位置
    に開口する形で設けると共に、 それら案内管部材の他端を、前記壁本体の一方の前記接
    続部に開口する形で設けて構成した壁内配管構造に用い
    られる配管壁ユニット。
JP21696693A 1993-08-09 1993-08-09 壁内配管構造及び該構造に用いられる配管壁ユニット Pending JPH0748866A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097252A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Sekisui House Ltd 柱状壁及び建築物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097252A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Sekisui House Ltd 柱状壁及び建築物

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