JPH0748973B2 - スフレケーキの製造方法 - Google Patents

スフレケーキの製造方法

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JPH0748973B2
JPH0748973B2 JP3307369A JP30736991A JPH0748973B2 JP H0748973 B2 JPH0748973 B2 JP H0748973B2 JP 3307369 A JP3307369 A JP 3307369A JP 30736991 A JP30736991 A JP 30736991A JP H0748973 B2 JPH0748973 B2 JP H0748973B2
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潔 望月
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スフレケーキの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スフレケーキは、ココットなどの耐熱容
器にスフレ生地を入れオーブンで焼き、スフレ生地をふ
くらませて耐熱容器上縁より上方に盛り上げるようにし
て作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スフレケーキは容器よ
り上面が平面状でふっくらと盛り上がったのが好まれ
る。上面が平面状でなく、山状のものは、あたかもパン
のような印象を与えて好まれない。
【0004】また、スフレケーキは焼き上げ後、温かい
うちに直ちに食べるようにされるが、容器から盛り上が
ったスフレケーキが、僅かな時間の経過でぺちゃんこに
なって容器の上縁以下になることが多い。軟らかくふっ
くらとしているのが、スフレケーキの特徴であるので、
ぺちゃんこになると、スフレケーキの商品価値がなくな
ってしまう。
【0005】スフレケーキを容器の上縁より十分高く位
置させるためには、容器の周囲に上方に突出するように
全周にわたり紙をまいてスフレ生地を当初より容器の容
量以上入れて焼いているものがあるが、紙をまくためス
フレケーキを作るのに大変手間がかかる。さらに、容器
の上縁より十分上方へ突出させて焼き上げたスフレケー
キもあるが、それはふっくらと軟らかく焼き上がったも
のでなく、硬いものに限られ、これもスフレケーキの特
徴が全く出ていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、紙をまくなどの手間をかけることなく、
ふっくらと十分に盛り上がり、しかも、上面は平面状で
あるスフレケーキの製造方法を提供すべく、加熱した耐
熱容器の内面に無塩バターを塗布し、無塩バターを塗布
した耐熱容器に、湯煎で加温したスフレ生地にスフレ生
地に対して0.33〜0.50重量%の卵白を攪拌して作ったメ
レンゲを混合したメレンゲ混入のスフレ生地を入れ、メ
レンゲ混入のスフレ生地を入れた耐熱容器のスフレ生地
より上側の内面に無塩バターを塗布し、湯煎で250 〜28
0 ℃にて加熱するスフレケーキの製造方法である。
【0007】
【作用】無塩バターを塗布した耐熱容器に、メレンゲ混
入のスフレ生地を入れ、メレンゲ混入のスフレ生地を入
れた耐熱容器のスフレ生地より上側の内面に無塩バター
を塗布してスフレケーキを焼き上げるので、ふっくらと
盛り上がったスフレケーキが焼き上がる。また、卵白は
スフレ生地に対して0.33〜0.50重量%であるので、スフ
レ生地は十分にふくれ上がり、割れることもない。
【0008】
【実施例】本発明を添付する図面に示す具体的一実施例
に基づいて以下詳細に説明する。まず、スフレケーキ80
個分のスフレ生地の原材料とその分量は以下のとおりで
ある。
【0009】
【表1】
【0010】次に、スフレの生地の製造工程について述
べる。まず、第一工程として、黄卵24個分に無塩バター
160gを入れる。次に、第二工程として、牛乳1600ccにグ
ラニュー糖640gを入れて加熱し、バニラエッセンスを少
々加える。第三工程として、第一工程で得られた無塩バ
ターを入れた黄卵に薄力粉400gを篩にかけながら、第二
工程でできたグラニュー糖を入れた牛乳を冷まして、両
者を玉が出来ないように木ベラで混ぜ、混ぜ合わせたも
のを金ザルで濾過する。
【0011】第四工程として、クリームチーズ1600g を
裏ごしし、前記第三工程のものと混ぜ合わせてスフレケ
ーキ生地が出来上がる。次に、スフレケーキの製造工程
について述べる。 第一工程 図1に示すように、ココットなどの耐熱容器
1をオーブンで 200℃くらいに温めておく。
【0012】第二工程 焼き上げるオーブン2は 250〜
280℃で湯煎しておく。 第三工程 卵白を攪拌してメレンゲを作る。攪拌すると
卵白に空気が混入し、スフレ生地に混ぜて焼いたときふ
くれる。このメレンゲの量が少ないと十分にふくれず、
メレンゲの量が多すぎると割れるので、最適の配合が必
要で、下記の量が適当である。
【0013】
【表2】
【0014】上記の割合で、1個分であれば、ボール3
に 60gのスフレ生地Sを入れて湯煎で30〜40℃くらいに
温める。 第四工程 前記第三工程のスフレ生地SにメレンゲM、
1個分であれば 30gを加え、木ベラ (図示せず) でメレ
ンゲMの泡を潰さないようにまんべんなく、よく混ぜ合
わせる。泡を潰すと十分にふくれない。
【0015】第五工程 熱くなった耐熱容器1に油棒
(図示せず) で無塩バターNをむらなく底面を含む全内
面に塗布する。耐熱容器1は熱くなっているので、無塩
バターNを塗るとジューと音がする。耐熱容器1に無塩
バターNを十分に塗っていないと、抵抗が大きくて、焼
いた時にふっくらとふくれ上がらない。無塩バターNを
塗っていない部分がスフレを引っ張って割れが生じる。
【0016】第六工程 無塩バターNを塗った耐熱容器
1に、第四工程で作ったメレンゲMを混ぜたスフレ生地
Sをスフレケーキ1個であれば90gを静かに流し込む。 第七工程 メレンゲMを混入したスフレ生地Sの入った
耐熱容器1のスフレ生地Sの上側の内面全面にわたり液
状の無塩バターNを流し込み塗布する。ここで、耐熱容
器1に無塩バターNを塗るのも抵抗を小さくして充分に
ふくれ上がらせるためである。
【0017】第八工程 耐熱容器1に入れたメレンゲM
混入のスフレ生地Sの上部表面を平らにするのと、耐熱
容器1内部のスフレ生地Sの密度を均一にするために、
耐熱容器1を火ばしで挟んでトントンと軽く上下に2〜
3回叩く。 第九工程 上火・下火とも 250〜 280℃で湯煎してある
オーブン2に、前記耐熱容器1を入れて8分で焼き揚げ
る。すると、スフレ生地Sはふくくれ上がり耐熱容器1
の上縁より上方に耐熱容器1の深さの3分の1以上も盛
り上がり、しかもその上面は平面である。
【0018】第十工程 焼き上がったスフレPに、純植
物性脂肪のホイップクリームCを上部に盛りつける。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述のように、200 ℃に加熱
した耐熱容器1の内面に無塩バターNを塗布し、無塩バ
ターNを塗布した耐熱容器1に、湯煎で加温したスフレ
生地に対して0.33〜0.50重量%の卵白を攪拌して作った
メレンゲMを混合したメレンゲM混入のスフレS生地を
入れ、メレンゲM混入のスフレS生地を入れた耐熱容器
1のスフレ生地Sより上側の内面に液状の無塩バターN
を流し込み塗布し、湯煎で250 〜280 ℃にて8分間加熱
するスフレケーキの製造方法であるので、紙を巻くなど
の手間をかけることなく、ふっくらとした十分に盛り上
がり、しかも上面は平面状であるスフレケーキを製造で
きる。また、スフレケーキを喫茶店などでお客様に提供
するには、お客様から注文を受けたら早く提供でき、お
店の誰もが焼くことができ、きれいに焼き上がったもの
でなければ、スフレケーキの商品化はできない。このよ
うに、製菓の特別な技術は必要でなく、女性従業員でも
アルバイト学生でも短時間で美しく焼くことができ、焼
き上がりは垂直で上部は平面で美しいスフレが焼き上が
る。この条件を満たさないので、スフレケーキが実際に
商品化されている例は殆どない。このため、従来は焼き
上がるのに15〜20分間かかっていたが、本発明では耐熱
容器1を予め200 ℃に加熱しておき、8分間の加熱で焼
き上がるようにしている。さらに、本発明のスフレケー
キの製造法は、耐熱容器1を温め、耐熱容器1の内面に
無塩バターNを塗り、スフレ生地を入れ、スフレ生地よ
り上側の内面に液状の無塩バターNを流し込み塗布し、
湯煎で加熱する単純な工程からなるので、お店の誰でも
このスフレケーキを焼くことができる。さらにその上
に、本発明は、スフレ生地より上側の内面に液状の無塩
バターNを塗布するので、内面に摩擦が少なくなりふっ
くらと均一の高さに盛り上がり、きれいなスフレケーキ
が焼ける。
【0020】本発明によると、焼きたての温かいスフレ
ケーキを提供できる。また、本発明はスフレケーキのみ
ならず、他のケーキの製造方法にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスフレケーキ製造方法の具体的一実施
例の第一工程から第十工程を模式図で示す。(一) は、
第一工程で、加熱した耐熱容器1の縦断面図である。
(二) は、第二工程で、オーブン2の正面図である。
(三) は、第三工程で、スフレ生地Sをボール3に入れ
た縦断面図である。(四)は、第四工程で、スフレ生地
Sを入れたボール3にメレンゲMを混入する状態の縦断
面図である。(五)は、第五工程で、耐熱容器1内面に
無塩バターNを塗った状態を示す縦断面図である。
(六)は、第六工程で、耐熱容器1にメレンゲMを混入
したスフレ生地Sを入れた状態を示す縦断面図である。
(七)は、第七工程で、スフレ生地Sを入れた耐熱容器
1のスフレ生地Sより上側の内面に無塩バターNを塗っ
た状態を示す縦断面図である。(八)は、第八工程で、
スフレ生地Sを入れた耐熱容器1を軽く叩いた状態を示
す縦断面図である。(九)は、第九工程で、スフレ生地
Sを入れた耐熱容器1をオーブン2で加熱する状態を示
す正面図である。(十)は第十工程で、スフレPが焼き
上がり、クリームCを盛りつけた状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1…耐熱容器 N…無塩バター S…スフレ生地 M…メレンゲ P…スフレ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 200 ℃に加熱した耐熱容器1の内面に無
    塩バターNを塗布し、無塩バターNを塗布した耐熱容器
    1に、湯煎で加温したスフレ生地に対して0.33〜0.50重
    量%の卵白を攪拌して作ったメレンゲMを混合したメレ
    ンゲM混入のスフレ生地Sを入れ、メレンゲM混入のス
    フレ生地Sを入れた耐熱容器1のスフレ生地Sより上側
    の内面に液状の無塩バターNを流し込み塗布し、湯煎で
    250 〜280 ℃にて8分間加熱するスフレケーキの製造方
    法。
JP3307369A 1991-11-22 1991-11-22 スフレケーキの製造方法 Expired - Fee Related JPH0748973B2 (ja)

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FR2744337B1 (fr) * 1996-02-06 1998-04-24 Franco Bruno Guy Francois Procede de fabrication de blanc d'oeuf sucre monte en neige, cuit et destine a la surgelation
JP2008054583A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Fuji Oil Co Ltd 気泡含有菓子生地の製造法

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渡辺長男外4名編「製菓事典」株式会社朝倉書店(1981、10、30)第369、370頁

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