JPH0749084A - クライオポンプ - Google Patents

クライオポンプ

Info

Publication number
JPH0749084A
JPH0749084A JP19441693A JP19441693A JPH0749084A JP H0749084 A JPH0749084 A JP H0749084A JP 19441693 A JP19441693 A JP 19441693A JP 19441693 A JP19441693 A JP 19441693A JP H0749084 A JPH0749084 A JP H0749084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cryopump
shutter
cryopanel
cooled
vacuum container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19441693A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihide Saho
典英 佐保
Hisashi Isokami
尚志 磯上
Yasuo Yamashita
泰郎 山下
Yasuo Kamiide
泰生 上出
Yoshikazu Okumura
義和 奥村
Masaya Hanada
磨砂也 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Hitachi Ltd
Japan Atomic Energy Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Japan Atomic Energy Research Institute filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP19441693A priority Critical patent/JPH0749084A/ja
Publication of JPH0749084A publication Critical patent/JPH0749084A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ再生時に、クライオパネル面上から離
脱したガスでクライオポンプ内の圧力が高くなっても、
該シャッターは閉まり勝手となり離脱ガスがクライオポ
ンプ外に漏洩することがなく、真空容器内の真空度を低
下させず、クライオポンプの再生運転を適正に行うこと
ができ、シャッター移動機構の配置スペースが小さいク
ライオポンプを提供する。 【構成】 真空容器2に配設され、液体ヘリウムで極低
温度に冷却されるクライオパネル3と、このクライオパ
ネル3を高温の輻射熱から保護し、液体窒素で低温度に
冷却される熱シールド板8とを備え、クライオポンプ1
のガス入口面と該クライオポンプ奥部との間を移動する
シャッター14をクライオポンプ1の内側に設け、この
シャッター14を移動させる駆動手段を当該シャッター
の背部または側部のいずれかに装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クライオポンプに係
り、例えば、核融合装置等で使用される極低温に冷却し
たクライオパネル面に、凝縮,吸着した排気ガス分子
を、短時間内にパネル面より離脱させ、クライオパネル
面を再生するのに好適なクライオポンプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の核融合装置の回りに複数基配置す
る、真空容器で構成した各中性粒子入射装置等で使用さ
れる複数基の大形のクライオポンプは、排気するガス分
子を、液体ヘリウム等の極低温冷媒で4.2K以下に冷
却したパネル面に凝縮,吸着するクライオパネルと、こ
のクライオパネルを高温部の輻射熱から防御する液体窒
素等の低温冷媒で約80Kに冷却した熱シールド板とを
有している。
【0003】このクライオポンプは長時間使用すると、
クライオパネル面に排気ガスが堆積し、排気性能が劣化
する。このため、周期的にクライオパネル面を被排気系
の真空空間と隔離し、かつ、クライオパネル面を加温し
て温度を上げ、パネル面に堆積した排気ガスを当該パネ
ル面から離脱させてクライオパネル面を再生しなければ
ならない。このような再生装置は、例えば、特開平1ー
125573号公報に記載されている。
【0004】すなわち、複数基の大形のクライオポンプ
の内の1つのクライオポンプの排気ガス入り口を、クラ
イオポンプ外に設置した駆動機構により移動する常温の
シャッターで塞ぎ、クライオポンプ内と真空容器内の真
空空間とを隔離する。その後、隔離したクライオポンプ
を加温して、クライオパネル面に、凝縮,吸着した排気
ガス分子をパネル面から離脱させクライオパネル面を再
生する。離脱したガス分子は前記クライオポンプ内と連
通し、前記真空容器外に設置した小形真空ポンプで排気
され、クライオポンプ内をクリーンにして前記真空容器
内の真空空間と同じ程度の真空圧力にする。
【0005】その後、クライオポンプを再冷却しパネル
面が所定の温度に達したのち、前記シャッターをクライ
オポンプ外の真空空間内で機械的に移動してクライオポ
ンプの排気ガス入り口を開き、クライオポンプにより真
空容器内の真空空間を排気する。次にシャッターは、隣
接の再生するクライオポンプの排気ガス入り口に移動し
て再生作業を行う。前記シャッターの移動距離は、クラ
イオポンプ群の幅をカバーする必要があるので数メート
ルに達する。なお、前記シャッターは、常時前記真空容
器内の真空空間に設置されているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
複数基の大形のクライオポンプ内の1つのクライオポン
プの排気ガス入り口を、クライオポンプ外より常温のシ
ャッターを真空空間内で機械的に移動して塞ぎ、クライ
オポンプ内と真空容器内の真空空間とを隔離するので、
以下の問題があった。 (1)クライオパネル面上のガスが多量に離脱するので
クライオポンプ内のガス濃度が高く、再生しようとする
クライオポンプ内の圧力は、クライオポンプ外の圧力よ
りも高くなる。したがって、クライオポンプの内側から
外側に、圧力差にシャッター面積を乗じた力がシャッタ
ーに作用する。この力は、シャッターを開くように作用
するので、クライオポンプ内外の気密性が阻害され、離
脱ガスがクライオポンプ外に漏洩する。
【0007】(2)上記シャッターを開くように作用す
る力に対抗するためには、シャッターをクライオポンプ
の外側から内側に押さえつける機構が必要となり、シャ
ッターの移動,固定保持構造が複雑となる。 (3)上記シャッターの移動,固定保持構造を真空容器
内の真空空間内に設置する必要があり、したがって真空
容器が大形化する。
【0008】(4)上記シャッターの移動,固定保持構
造を真空容器内の真空空間内に設置する必要があり、保
守点検を行う際に該真空容器内を大気に開放する必要が
ある。このため、保守点検作業に長時間を要するととも
に、保守点検後、該真空容器内の真空空間を正規の状態
に戻すのにも長時間を費やす。 (5)真空容器内の真空空間内で、上記シャッターは長
い距離を移動し、固定保持しなければならないので、大
気内での同様な作動に比べてトラブルが発生し易く、信
頼性が低下する。
【0009】しかし、例えば、最近の大形核融合装置に
使用する中性粒子入射装置では、クライオポンプの再生
運転は、真空容器内に再生排気ガスが漏洩しないクリー
ンな再生が必要で、かつ、再生運転の信頼性が高く、保
守点検作業が容易であり、真空容器内のシャッター移動
機構の配置スペースが小さいことが要請されている。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、ポンプ再生時に、クライオパ
ネル面上から離脱したガスでクライオポンプ内の圧力が
高くなっても、該シャッターは閉まり勝手となり離脱ガ
スがクライオポンプ外に漏洩することがなく、真空容器
内の真空度を低下させず、クライオポンプの再生運転を
適正に行うことができ、シャッター移動機構の配置スペ
ースが小さいクライオポンプを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るクライオポンプの構成は、第一の冷媒
で極低温度に冷却されるクライオパネルと、このクライ
オパネルを高温の輻射熱から保護し第二の冷媒で低温度
に冷却される輻射熱シールド体とを備え、真空容器に配
設されたクライオポンプにおいて、上記クライオポンプ
のガス入口面と該クライオポンプ奥部との間を移動する
シャッターをクライオポンプの内側に設け、このシャッ
ターを移動させる駆動手段を当該シャッターの背部およ
び側部の少なくともいずれかに装備したものである。
【0012】より詳しく述べれば、上記構成において、
シャッターを移動させる駆動手段は、当該シャッターの
背部に連結したリンク機構であること、または、当該シ
ャッターの側部に装備した回転形駆動機構であること、
あるいは、当該シャッターの側部に装備した回転形駆動
機構と、前記シャッターの背部に連結したリンク機構と
からなるもののいずれかである。さらに、クライオポン
プの内側に設けるシャッターを、第二の冷媒で低温度に
冷却したものである。
【0013】なお付記すれば、下記のとおりである。シ
ャッターをクライオポンプ内に内蔵し、クライオポンプ
排気運転時は該シャッターをクライオポンプの奥部に待
避し、クライオポンプ再生時には、該シャッターが排気
ガス入り口に移動し、ガス入り口面を内側から塞ぐよう
にする。シャッターは、熱シールド板を冷却する冷媒で
冷却する。また、該シャッターは真空容器の外側の大気
常温に設置した駆動制御装置の指令で移動する。例えば
駆動手段を回転形駆動機構およびリンク機構とし、前記
シャッターの側部および背部に装備する。クライオポン
プの移動,運搬時に共に移動できるように前記駆動手段
をクライオポンプに一体化する。
【0014】
【作用】上記技術的手段の働きは次のとおりである。ク
ライオポンプ再生時に、シャッターがクライオポンプ内
部から排気ガス入り口に移動してガス入口面を内側から
塞ぐ。したがって、再生時に、クライオパネル面上から
離脱したガスでクライオポンプ内の圧力が高くなって
も、クライオポンプの内側から外側に、圧力差にシャッ
ター面積を乗じた力が該シャッターに作用するので、該
シャッターは閉まり勝手となりシール性能が高まる。よ
って、クライオポンプ内外の気密性が高まり、離脱ガス
がクライオポンプ外に漏洩することがなく、真空容器内
の真空度を低下させずにクリーンに保つことができる。
【0015】また、上記力に対抗するように、前記シャ
ッターをクライオポンプの内側から外側に押さえつける
機構が不必要となり、固定保持構造が簡単で済む。さら
に、シャッターを移動させる駆動手段を、配置スペース
が小さくて済む回転形駆動機構およびリンク機構とし、
該シャッターの側部または背部で、かつクライオポンプ
内に配置するので、クライオポンプを小形化することが
できる。すなわち、従来のごとく真空容器内のクライオ
ポンプ前面部の真空空間内に、前記シャッターの移動空
間を必要とせず、クライオポンプを小形化でき、真空容
器内部を小形化することができる。
【0016】また、シャッター移動方向と直角方向に移
動する駆動要素(リンク機構)の動きで該シャッターを
移動させるので、クライオポンプ移動方向、すなわち、
クライオポンプ奥行き方向にクライオポンプ移動距離分
のストロークを確保する駆動要素を配置するスペースが
必要でなく、クライオポンプを小形化して真空容器を小
形化することができる。
【0017】クライオポンプの移動,運搬時に共に移動
できるように前記駆動手段をクライオポンプに一体化
し、真空容器にクライオポンプを挿入するときに前記駆
動手段を同時に搬入できる。このため、クライオポンプ
設置時に新たにシャッターの調整を必要とせず設置コス
トを低減できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1ないし図5を
参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係るクライ
オポンプの冷却システムの構成例を示す説明図、図2
は、本発明の一実施例に係る3個のクライオパネルを組
み合わせたクライオポンプ1ユニットの上部断面図、図
3は、図2のX−X矢視断面のクライオポンプに真空容
器を合わせて示す断面図である。まず、クライオポンプ
の冷却システムの概略機器構成を図1に示す。
【0019】図1に示すように、クライオポンプ1は、
核融合装置の中性粒子入射装置やスペースチャンバー等
を構成する真空容器2内に複数台(図1では3台)配置
される。図1において、4は、第一の冷媒である液体ヘ
リウムを製造するヘリウム液化装置、5は、ヘリウム液
化装置4内で製造された液体ヘリウムの供給およびヘリ
ウムガス回収のための配管、9は、第二の冷媒である液
体窒素の窒素貯蔵タンクまたは窒素液化機(以下窒素液
化装置として説明する)、10は、窒素液化機9からの
液体窒素の供給および窒素ガス回収のための配管であ
る。
【0020】12は、クライオポンプのガス入口面に係
る開口部、13は、後述するシャッターの駆動制御装
置、15は、後述するクライオパネルから離脱した排気
ガスを導く配管、16は配管15を接続する真空ポンプ
である。
【0021】本実施例のクライオポンプ1の構成の詳細
を図2,3に示す。図2,3において、3は、被排気ガ
スを凝縮,吸着させるクライオパネルで、このクライオ
パネル3は、ステンレス鋼,銅,アルミニウ等の金属製
であり、当該クライオパネル内に液体ヘリウム配管1
7、冷却冷媒流路18を設けている。図2の例では、ク
ライオポンプ1ユニットの中にクライオパネル3は3個
配設されている。
【0022】6は液体ヘリウムタンク、7は、各クライ
オパネル3に近接して配設された複数個(図2では4
個)のルーバブラインド、8は、クライオパネル3を高
温の輻射熱から保護する輻射熱シールド体に係る熱シー
ルド板である。ルーバブラインド7および熱シールド板
8の表面は、輻射熱を効率よく吸収するように黒色処理
されている。
【0023】11は液体窒素タンク、14はシャッター
で、このシャッター14は、ステンレス鋼,銅,アルミ
ニウ等の金属製であり、当該シャッター14内に冷却冷
媒流路23を設けている。19はルーバホルダーで、ス
テンレス鋼,銅,アルミニウ等の金属製のルーバブライ
ンド7が該ルーバホルダー19と櫛歯状に組み合わさ
れ、組み合わせ部はろう付け,溶接,半田付け等で冶金
的に一体化されている。20は、輻射熱シールド体に係
る前面熱シールド板、24は、クライオポンプ1の外枠
である。
【0024】また、25,26は、クライオポンプ1の
常温の外枠24に固定した電動モーター、27,28
は、これらのモータ回転軸に固定支持したロッド、2
9,30は連結部、31はリンク支持台で、これらは、
シャッター14を、クライオポンプ1のガス入口面であ
る開口部12と該クライオポンプ奥部との間を移動させ
る駆動リンク機構を構成している。
【0025】本実施例のクライオポンプの動作を説明す
る。まず、クライオポンプの冷却システムを説明する。
クライオポンプ1のクライオパネル3を冷却する第一の
冷媒である液体ヘリウムは、ヘリウム液化装置4内で製
造され配管5により、各クライオポンプ1上部に内蔵さ
れた液体ヘリウムタンク6内に供給される。クライオポ
ンプ1で加熱されて蒸発したヘリウムガスは、配管5を
通ってヘリウム液化装置4に戻り、再び液化される。
【0026】被排気ガスは排気運転時にクライオポンプ
1の開口部12よりクライオパネルに凝固して排気され
る。クライオポンプ再生時には開口部12がシャッター
の駆動制御装置13で移動をコントロールされるシャッ
ター14で閉じられ、クライオパネルから離脱した排気
ガスは配管15を通り真空ポンプ16でクライオポンプ
1外に放出される。
【0027】一方、クライオポンプ1のルーバブライン
ド7および熱シールド板8を冷却する第二の冷媒である
液体窒素は、窒素液化装置9から配管10により液体窒
素タンク11内に供給される。クライオポンプ1内で蒸
発した窒素ガスは、配管10を通って窒素液化装置に戻
り、再び液化されるか、または、大気に放出される。液
体ヘリウムタンク6および液体窒素タンク11内の液体
ヘリウム、液体窒素は自然循環によりクライオポンプ1
内に供給される。
【0028】クライオパネル3内では、液体ヘリウムが
ヘリウム配管17,冷却冷媒流路18を介して自然循環
で流れ、クライオパネル3は4.5K以下の極低温に冷
却される。また、シャッター14内では、液体窒素が冷
却冷媒流路23を介して自然循環で流れ、シャッター1
4は約80K以下の低温に冷却される。さらに、前面熱
シールド板20は、ルーバホルダー19に溶接等で冶金
的に一体化されている。ルーバホルダー19は、同ホル
ダーにろう付け等で冶金的に一体化された配管21内を
自然循環で流動する液体窒素により温度約80Kに冷却
される。
【0029】ステンレス鋼,銅,アルミニウ等の金属製
の背面熱シールド板、側面熱シールド板等の熱シールド
板8も、同様にろう付け等で冶金的に一体化された配管
22内を自然循環で流動する液体窒素により温度約80
Kに冷却される。
【0030】図2、図3は、クライオポンプ再生時にク
ライオポンプ1内、すなわち、外枠24内を当該外枠2
4と隔離するために、開口部12をシャッター14で閉
鎖する前の位置を示している。シャッター14で開口面
12を閉じる場合に、駆動制御装置13からの制御信号
により、電動モーター25が図3に対し左回転、電動モ
ーター26が右回転し、ロッド27,28先端の連結部
29,30がそれぞれ左方向に移動する。これに伴っ
て、シャッター14は左方向に押し出され開口面12を
閉じる。
【0031】シャッター14は、フレキシブル管39を
介して移動中でも液体窒素タンク11内の液体窒素が冷
却冷媒流路23に送給され冷却される。クライオポンプ
1内をシャッター14で外部と隔離したのち、クライオ
パネル3への液体ヘリウムの供給を停止する。液体ヘリ
ウムタンク6およびクライオパネル3内に残留している
液体ヘリウムは定常にクライオパネル3に侵入する熱で
蒸発し次第に液面が低下する。これにともなって、クラ
イオポンプ1の温度が次第に上昇し、クライオパネル3
に凝固していた被排気ガスがクライオポンプ1内に放出
される。
【0032】このとき、クライオポンプ1内の圧力はク
ライオポンプ外の圧力よりも高くなり、この圧力差によ
ってシャッター14の長手方向の中央部を複数箇所でシ
ールリング38にシャッター14をさらに均等に押しつ
けることができる。このため、シャッター14が良好に
シールリング38に接触することにより外部との気密性
が増し、再生時にクライオポンプ内の被排気ガスが真空
容器2内に漏れ込むことを防止できる。そこで、弁35
を開いて放出された排気ガスを真空ポンプ16でクライ
オポンプ1外に排気し、クライオパネル3の表面に凝固
堆積した被排気ガスを完全に除去しクライオパネル3を
再生する。
【0033】この再生運転が終了した後、弁35を閉じ
て、液体ヘリウムタンク6に液体ヘリウムを再び供給し
クライオパネル3を冷却し所定の温度まで冷却する。次
に、開口面12を開放する場合、電動モーター25,2
6をそれぞれ逆回転させ、シャッター14を右方向、ク
ライオポンプ奥部に後退させる。この操作により、開口
面12から流入する被排気ガスをクライオパネル3で所
定の排気速度で排気する。各3台のクライオポンプ1を
周期的に別々にこのようにして再生することにより、常
に2台のクライオポンプ1を排気運転する。
【0034】本実施例では、シャッター14をワイヤー
等を使用せずに移動できるので、シャッター移動駆動要
素数が少なくて済み、移動駆動要素のトラブルが少なく
なり駆動機構の信頼性を大幅に向上することができる効
果がある。また、シャッター14長手方向の中央部を複
数箇所でシールリング38にシャッター14をさらに均
等に押し付けることができる。このため、シャッター1
4が良好にシールリング38に接触することにより外部
との気密性が増し、再生時にクライオポンプ1内の被排
気ガスが真空容器2内に漏れ込むことを防止できる効果
がある。
【0035】本実施例によれば、クライオポンプ再生時
に、シャッター14がクライオポンプ内部から排気ガス
入口に移動して外枠24の開口部12を内側から塞ぐ。
したがって、再生時に、クライオパネル3面上から離脱
したガスでクライオポンプ1内の圧力が高くなっても、
クライオポンプ1の内側から外側に、圧力差にシャッタ
ー面積を乗じた力が該シャッター14に作用するので、
該シャッター14は閉まり勝手となりシール性能が高ま
る。よって、クライオポンプ内外の気密性が高まり、離
脱ガスがクライオポンプ1外に漏洩することがなく、真
空容器2内の真空度を低下させずにクリーンに保つこと
ができる。また、シャッターをクライオポンプの内側か
ら外側に押さえつける大がかりな機構が不必要となり、
固定保持構造が簡単で済む。
【0036】また、真空容器2内のクライオポンプ前面
部の真空空間内に、シャッター14の移動空間を必要と
せず、シャッター系を含むクライオポンプを小形化でき
真空容器2内部を小形化することができる。さらに、ク
ライオポンプ1の移動時に共に移動できるようにシャッ
ター14の駆動手段をクライオポンプ1に一体化してい
るので、真空容器2にクライオポンプ1を挿入するとき
に駆動手段を同時に搬入できる。このため、クライオポ
ンプ設置時に新たにシャッター14の調整を必要とせず
設置コストを低減できる。
【0037】〔実施例 2〕次に、図4は、本発明の他
の実施例に係るクライオポンプの上部断面図である。図
4は、図3のクライオポンプの上部に対応するもので、
図中、図3と同一符号のものは先の実施例と同等部であ
るから、その説明を省略する。図4に示す実施例が先の
図3に示した実施例と相違するところは、シャッターを
移動させる駆動手段である。
【0038】図4において、32は、クライオポンプ1
の常温の外枠24に両端を固定したレール、33は、レ
ール32上を自走する回転形駆動機構に係る電動モータ
付き車輪である。本実施例では、電動モータ付き車輪3
3をシャッター14の側端部に装備し、該電動モータ付
き車輪33をレール32上に転動させて、シャッター1
4を直接移動させる。この場合、シャッター14はフレ
キシブル管39を介して移動中でも液体窒素タンク11
内の液体窒素で冷却される。
【0039】クライオポンプ再生時に、シャッター14
で開口面12を閉じる場合に、電動モーター付き車輪3
3が図4に対し左回転し、電動モータ付き車輪33を支
持したシャッター14は左方向に押し出され開口面12
を閉じる。開口面12を開く場合には、電動モータ付き
車輪33を逆回転させればシャッター14が右方向に移
動する。このようにして、シャッター14はクライオポ
ンプ1の奥まで後退する。
【0040】本実施例では、シャッターをリンク機構等
を使用せずに移動できるので、シャッター移動駆動要素
数が少なくて済み、移動駆動要素のトラブルが少なくな
り駆動機構の信頼性を大幅に向上することができるとい
う効果がある。また、シャッター14移動用の電動モー
タ付き車輪33をクライオポンプに一体化できるので、
真空容器2にクライオポンプを挿入するとき駆動手段を
同時に搬入できるので、クライオポンプ設置時に新たに
シャッターの調整を必要とせず設置コストを低減でき
る。
【0041】なお、本実施例では、各シャッター14の
上側端に回転形駆動機構を配置したが、各シャッター1
4の下端にも回転形駆動機構を配置すれば、シールリン
グ38にシャッター14をさらに均等に押しつけること
ができる。このため、シャッター14が良好にシールリ
ング38に接触することにより外部との気密性が増し、
再生時にクライオポンプ1内の被排気ガスが真空容器2
内に漏れ込むことを防止できる。
【0042】また、シャッター14の移動機構をシャッ
ター14に直接取り付けるので、クライオポンプ1の奥
行き方向を短く、コンパクトなクライオポンプを提供で
きる。また、シャッター14の質量が大きい場合におい
ても、この質量をレール32で支持でき、シャッター1
4を良好に移動することができる効果がある。
【0043】〔実施例 3〕次に、図5は、本発明のさ
らに他の実施例に係るクライオポンプの上部断面図であ
る。図5は、図3のクライオポンプの上部に対応するも
ので、図中、図3と同一符号のものは先の実施例と同等
部であるから、その説明を省略する。図5に示す実施例
は、シャッター側部に装備した回転形駆動機構と、図3
に示したシャッター背部に連結したリンク機構とからな
るものである。図5において、40は、レール32上を
転動し、シャッターを移動させる回転形駆動機構に係る
移動軸受である。
【0044】この実施例では、図2,3に示した第一の
実施例のリンク機構に加えて、クライオポンプ1の常温
の外枠24に両端を固定したレール32をシャッター1
4を挟み込む位置に配置し、シャッター14側端部に装
備した移動軸受41がシャッター14の移動とともにレ
ール32上を転がり、シャッター14の水平方向の位置
を一定にできる。したがって、シャッター14の質量が
大きい場合においても、この質量をレール32で支持で
きるので、シャッター14を良好に移動することができ
る効果がある。
【0045】なお、図5ではシャッター14上端部にレ
ール32を設置した場合を示したが、さらに下端部にも
同様なレール、移動軸受を設け、シャッター14の上下
端部で、水平方向の位置を一定にしシャッター14をさ
らに良好に移動できる効果がある。また、上記の各実施
例では、シャッター14を液体窒素で冷却しているが、
シャッター14が常温の場合であっても、同様な移動機
構を適用できることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ポンプ再生時に、クライオパネル面上から離脱し
たガスでクライオポンプ内の圧力が高くなっても、該シ
ャッターは閉まり勝手となり離脱ガスがクライオポンプ
外に漏洩することがなく、真空容器内の真空度を低下さ
せず、クライオポンプの再生運転を適正に行うことがで
き、シャッター移動機構の配置スペースが小さいクライ
オポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクライオポンプの冷却
システムの構成例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る3個のクライオパネル
を組み合わせたクライオポンプ1ユニットの上部断面図
である。
【図3】図2のX−X矢視断面のクライオポンプに真空
容器を合わせて示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るクライオポンプの上
部断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に係るクライオポン
プの上部断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 クライオポンプ 2 真空容器 3 クライオパネル 4 ヘリウム液化装置 5,10 配管 6 液体ヘリウムタンク 7 ルーバブラインド 8 熱シールド板 9 窒素液化装置 11 液体窒素タンク 12 開口部 13 駆動制御装置 14 シャッター 17 ヘリウム配管 18,23 冷却冷媒流路 25,26 電動モータ 27,28 ロッド 29,30 連結部 32 レール 33 電動モータ付き車輪 40 移動軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 泰郎 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 上出 泰生 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 奥村 義和 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の1 日本原子力研究所那珂研究所内 (72)発明者 花田 磨砂也 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の1 日本原子力研究所那珂研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の冷媒で極低温度に冷却されるクラ
    イオパネルと、このクライオパネルを高温の輻射熱から
    保護し第二の冷媒で低温度に冷却される輻射熱シールド
    体とを備え、真空容器に配設されたクライオポンプにお
    いて、 上記クライオポンプのガス入口面と該クライオポンプ奥
    部との間を移動するシャッターをクライオポンプの内側
    に設け、 このシャッターを移動させる駆動手段を当該シャッター
    の背部および側部の少なくともいずれかに装備したこと
    を特徴とするクライオポンプ。
  2. 【請求項2】 シャッターを移動させる駆動手段は、当
    該シャッターの背部に連結したリンク機構であることを
    特徴とする請求項1記載のクライオポンプ。
  3. 【請求項3】 シャッターを移動させる駆動手段は、当
    該シャッターの側部に装備した回転形駆動機構であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のクライオポンプ。
  4. 【請求項4】 シャッターを移動させる駆動手段は、当
    該シャッターの側部に装備した回転形駆動機構と、前記
    シャッターの背部に連結したリンク機構とからなること
    を特徴とする請求項1記載のクライオポンプ。
  5. 【請求項5】 クライオポンプの内側に設けるシャッタ
    ーを、第二の冷媒で低温度に冷却したことを特徴とする
    請求項1ないし4記載のいずれかのクライオポンプ。
JP19441693A 1993-08-05 1993-08-05 クライオポンプ Withdrawn JPH0749084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19441693A JPH0749084A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 クライオポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19441693A JPH0749084A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 クライオポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0749084A true JPH0749084A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16324245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19441693A Withdrawn JPH0749084A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 クライオポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0749084A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008300806A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Canon Inc 基板処理装置、露光装置及びデバイス製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008300806A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Canon Inc 基板処理装置、露光装置及びデバイス製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0918159B1 (en) Cryopump
EP0510656B1 (en) Evacuation system and method therefor
US4614093A (en) Method of starting and/or regenerating a cryopump and a cryopump therefor
KR100239605B1 (ko) 저온 펌프
WO1993021441A1 (en) Cryopump water drain
JP4669787B2 (ja) 水の再生方法及び装置
AU2023369875A1 (en) System for direct air capture of carbon dioxide
CN102652246B (zh) 用于低温冷却/液化的方法和设备
JPH0749084A (ja) クライオポンプ
US4475349A (en) Continuously pumping and reactivating gas pump
JP3019471B2 (ja) クライオポンプ
JP3961050B2 (ja) 真空排気装置
JPH0749085A (ja) クライオポンプ
CN220396098U (zh) 一种低温液体泵
JP3699159B2 (ja) 核融合装置の真空排気システム
JPH08219020A (ja) クライオポンプ
JPH05195952A (ja) クライオパネル装置
JP2509951B2 (ja) 核融合装置用クライオポンプ
JPH07229667A (ja) 低温液化ガスを用いた冷却装置
CN223203190U (zh) 低温泵和半导体设备
JP4182905B2 (ja) コールドトラップおよび真空排気装置
JPS60156983A (ja) コ−ルドトラツプ
CN223062599U (zh) 一种稳定性好的低温真空泵
AU2024299443A1 (en) Roller guide and floating track system for use with a direct air carbon capture system
JP3526413B2 (ja) クライオポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20031205