JPH0749147A - 湯張り装置付きの給湯器 - Google Patents

湯張り装置付きの給湯器

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JPH0749147A
JPH0749147A JP5227556A JP22755693A JPH0749147A JP H0749147 A JPH0749147 A JP H0749147A JP 5227556 A JP5227556 A JP 5227556A JP 22755693 A JP22755693 A JP 22755693A JP H0749147 A JPH0749147 A JP H0749147A
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JP
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hot water
water
initial
water level
water filling
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JP5227556A
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English (en)
Inventor
Yozo Kagami
要三 各務
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湯張り初期に於いて浴槽内の水漏れを検知でき
るようにすると共に水漏れがある場合には、湯張り動作
を停止させるようにすること。 【構成】湯張り初期の一定時間内の浴槽内水の上昇度合
が一定レベルか否か、又は、最終湯張り量よりも少ない
一定量の湯張りによって一定の初期水位に達するか否か
により水もれの有無等を判断し、水漏れ有りと判断され
た場合には、湯張り動作を停止するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯張り装置付きの給湯
器、特に、遠隔操作によって浴槽内に一定量の湯を自動
的に貯留させ得るようにした形式の給湯器に関するもの
であり、浴槽の排水栓が開放状態のまま、又は、不完全
に閉栓されたままで湯張りされた場合の不都合を防止す
るために、自動湯張りの際の貯留速度を検知して、通常
の自動湯張りより遅れている場合には、給湯を停止する
とともに警報するようにするものである。
【0002】
【従来技術及び課題】最近では、給湯器に自動湯張り機
能を付加したものが普及しており、概略、第6図に示す
構成を採用する。このものでは、熱交換器(1) を介する
被加熱回路(10)を通常の給湯回路(11)と浴槽(B) への湯
張り回路(12)とに分岐させ、この湯張り回路(12)の回路
に湯張り弁(13)を挿入するとともに、この湯張り弁(13)
を浴槽(B) 内の貯湯水位を検知する水位スイッチ(2) の
出力によって制御するようにしたものである。
【0003】従って、湯張り操作によって湯張り弁(13)
を開弁して被加熱回路(10)を湯張り回路(12)を介して浴
槽(B) に連通させると、給湯器からの湯が浴槽(B) に貯
留される。そして、浴槽(B) 内の貯湯量が最終の設定量
になると、これに対応する水位を水位スイッチ(2) が検
知して、このときの出力により、湯張り弁(13)が自動的
に閉弁され、湯張り動作が停止する。
【0004】すなわち、浴槽(B) 内の貯湯量が、一定水
位になると、自動的に給湯が停止されて、浴槽(B) への
湯張りが自動的に進行することとなる。ところが、この
従来のものでは、浴槽(B) 内の排水栓(14)を開放状態の
ままで湯張り操作した場合には、浴槽(B) 内に湯が殆ど
貯留されないこととなって、排水栓(14)から湯が排出さ
れたままで湯張り動作が進行し、湯張り動作が停止しな
い事態が生じる。
【0005】又、排水栓(14)を不完全閉のままで湯張り
した場合には、湯張りに長時間を要するとともに、湯張
り完了後において、浴槽(B) 内の湯が排出してしまう不
都合がある。これは、排水栓(14)の閉栓状態の判断が人
にまかされているからで、排水栓(14)が開放状態のまま
にある場合や不完全閉の状態にある場合を判断できない
からである。
【0006】[技術的課題]本発明は、このような、
『湯張り操作によって湯張り動作が進行し、浴槽(B)内
への貯湯量が最終の設定量に達した時点を最終貯湯量検
知手段によって検知し、このときの検知出力によって湯
張り動作を自動的に停止するようにした湯張り装置付き
の給湯器』において、排水栓(14)が開放のまま又は不完
全閉のまま湯張り動作が進行した場合には湯張り動作を
停止できるようにするため、湯張り開始初期における貯
湯速度の適否を検知できるようにすることをその技術的
課題とする。
【0007】*第1請求項の発明について
【0008】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
第1請求項の発明の技術的手段は『湯張り操作によって
出力状態になり且その設定時間が正常運転による湯張り
終了時点までの所要時間よりも大幅に短く設定されたタ
イマー(21)と、このタイマー(21)の設定時間内に浴槽
(B) に貯留されるべき初期水位を検知し且前記初期水位
以上の水位において出力状態となる初期水位検知手段
と、前記タイマー(21)と初期水位検知手段のOR出力回
路(20)とを具備し、このOR出力回路(20)の出力により
湯張り弁(13)を開弁状態に維持するようにするととも
に、初期水位検知手段の設定水位を正常運転時における
初期水位とした』ことである。(第1図参照)
【0009】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。湯張り操作によって、タイマー(21)が出力状態とな
るから、OR出力回路(20)の出力によって湯張り弁(13)
が開弁状態となり、湯張り回路(12)を介して、浴槽(B)
への給湯が開始される。このタイマー(21)の設定時間の
間はこのタイマー(21)の出力によって湯張り動作が継続
する。
【0010】初期水位は予め所定の水位に設定されてい
るから、排水栓(14)が完全に閉栓されている場合には、
前記設定時間内に貯湯水位が所定の初期水位に達し、こ
の時間内に初期水位検知手段が出力状態となる。従っ
て、以後はこの初期水位検知手段の出力に対応するOR
出力回路(20)の出力によって、湯張り弁(13)が開弁状態
に維持され、湯張り動作が継続する。そして、最終の貯
湯量に達すると、最終貯湯量検知手段がこれを検知し、
このときの出力によって湯張り弁(13)が自動的に閉弁さ
れる。
【0011】次に、排水栓(14)が開放されている場合及
びこの排水栓(14)が不完全閉の状態にある場合には、タ
イマー(21)の設定時間内に浴槽(B) 内の貯湯水位は初期
水位に達しない。従って、タイマー(21)の設定時間経過
時には、OR出力回路(20)からの出力がなく、湯張り弁
(13)は開弁状態に維持されないこととなる。即ち、湯張
り弁(13)が閉弁して湯張りが停止せしめられる。
【0012】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。排水栓(14)が開放されている場合及びこの排水
栓(14)が不完全閉の状態にある場合には、タイマー(21)
の設定時間経過時に湯張り弁(13)が閉弁して湯張りが停
止せしめられるから、異常な状態で湯張りが継続する不
都合が解消される。
【0013】さらに、タイマー(21)の設定時間は、正常
運転時の湯張り終了までの時間よりも大幅に短く設定さ
れているから、排水栓からの漏れ等の異常がある場合に
は、湯張り開始後の初期の段階で湯張り動作が停止され
るから、無駄な給湯が確実に防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を第2図から第3図に
基いて説明する。この実施例のものは、第2図に示すよ
うに、従来例と同様に、浴槽(B) 内への貯湯湯量を検知
するために、水位スイッチ(2) を採用したもので、ガス
回路及び被加熱回路(10),湯張り回路(12)などの構成は
既述の従来例と同様に構成されている。そして、初期供
給湯量検知手段としては、水位スイッチ(2) と同様に浴
槽(B) 内の水位を検知する補助水位スイッチ(22)が採用
されている。
【0015】この実施例のものは、第3図に示すような
電気回路となっている。以下、この回路の詳細を同図に
基づいて説明する。基本的には、器具の燃焼制御及び自
動点火さらには温度制御等のため、公知の主制御装置
(3) が採用され、これによって各部が制御されるように
なっている。そして、この主制御装置(3) は主スイッチ
(S) の閉成によって動作状態となる。
【0016】次に、自動湯張りのための電気回路とし
て、最終湯量検知手段としての水位スイッチ(2) と、初
期水位検知手段としての補助水位スイッチ(22)と、湯張
り弁(13)及びタイマー(21)が組み込まれている。湯張り
弁(13)への回路には、常閉状態にある水位スイッチ(2)
の出力接点が直列に挿入されており、この水位スイッチ
(2) と前記初期水位検知手段としての補助水位スイッチ
(22)の常開出力接点出力とが直列接続されている。
【0017】タイマー(21)は、設定時間だけその出力接
点が閉成状態(出力状態)になる常開出力接点(23)を具
備する構成のもので、この常開出力接点(23)と補助水位
スイッチ(22)の常開出力接点とが並列接続された構成で
あり、この並列回路が、OR出力回路(20)となる。そし
て、浴槽(B) の貯湯湯量水位が初期水位以上になると、
補助水位スイッチ(22)の出力接点が閉成状態に維持され
るものである。尚、この初期水位としては、正常時にお
ける湯張り開始後、正常運転時の湯張り終了までの所要
時間よりも大幅に短い数分〜10分程度の間に貯留される
湯の水位に設定しておく。当然のことながら、後述する
ようにタイマー(21)の設定時間は前記数分〜10分よりも
僅かに長く設定している。 上記タイマー(21)への回路
には湯張り操作用の湯張りスイッチ(24)が挿入されてお
り、この湯張りスイッチ(24)を閉成させると、湯張りが
開始される。
【0018】上記操作によって、タイマー(21)の常開出
力接点(23)が閉成されて湯張り弁(13)が導通状態になり
湯張り回路(12)を介して浴槽(B) と被加熱回路(10)とが
連通して湯張り動作が進行する。そして、浴槽(B) 内の
貯湯水位が初期水位に達すると、補助水位スイッチ(22)
が閉成されてタイマー(21)の設定時間経過後はこの補助
水位スイッチ(22)の接点側の回路により湯張り弁(13)が
導通し、開弁状態に維持される。又、浴槽(B) 内が所定
の最終貯湯水位に達すると、水位スイッチ(2) が開成し
て湯張り弁(13)が閉弁状態となり、湯張り回路(12)を介
する給湯が停止せしめられる。
【0019】排水栓(14)が開放のまま、あるいは、漏れ
のある状態のままで上記湯張りが進行する場合には、既
述の作用によって湯張り弁(13)が非導通となって閉弁せ
しめられ湯張りが停止される。特に、この実施例のもの
では、同図に示すように、警報回路が組み込まれている
から、タイマー(21)の設定時間内に浴槽(B) 内の貯湯水
位が初期水位に達しない場合には、警報ブザー(4) を鳴
動させるようになている。したがって、排水栓(14)の異
常が明確に判断できるものとなる。
【0020】この警報のための構成として、この実施例
では、タイマー(21)の常閉出力接点(41)と補助水位スイ
ッチ(22)の常閉出力接点との直列回路に警報ブザー(4)
が直列に接続された構成を採用する。この構成の採用に
より、タイマー(21)の設定時間内に浴槽(B) 内が初期供
給湯量に達しないときには湯張り弁(13)が閉弁されると
ともに、常閉出力接点(41)が復帰閉成した時点で警報ブ
ザー(4) が鳴動することとなる。なお、上記回路は有接
点回路によって警報ブザー(4) を制御する構成とした
が、これを無接点制御回路によって制御するようにする
ことも可能である。
【0021】上記実施例の構成は、主スイッチ(S) の閉
成によって主制御装置(3) が動作状態に置かれるように
なっているが、主制御装置(3) のうちの点火装置等の所
要部を湯張りスイッチ(24)の閉成によって動作状態とす
る形式の構成とすることも可能である。この為には、同
図の想像線で示すように、湯張りスイッチ(24)の閉成に
よって動作状態となるリレー(R) の出力接点によって主
制御装置(3) の所要部を導通させる構成とすればよい。
【0022】*第二請求項の発明について この第二請求項の発明は、上記第一請求項の発明と同様
の目的を達成するようにしたもので、給湯器からの供給
湯量とこれに対応する貯湯水位とを比較することによっ
て浴槽からの漏れを検知しようとするものである。
【0023】
【技術的手段】この第二請求項の発明の技術的手段は
『湯張り開始時からの供給湯量を計量し且この供給量が
最終貯湯量よりも大幅に少い初期供給湯量に達するまで
出力状態となる初期湯量検知手段と、前記初期供給湯量
に対応する浴槽(B) の初期水位を検知し且この初期水位
以上の水位において出力状態となる初期水位検知手段
と、前記初期湯量検知手段と初期水位検知手段のOR出
力回路(20)とを具備し、このOR出力回路(20)からの出
力により湯張り弁(13)を開弁状態に維持するようにし
た』ことである。(第4図参照)
【0024】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。湯張り操作によって、初期湯量検知手段が出力状態
となるから、OR出力回路(20)の出力によって湯張り弁
(13)が開弁状態となり、湯張り回路(12)を介して、浴槽
(B) への給湯が開始される。この初期湯量検知手段が初
期供給湯量を計量するまでは、この初期湯量検知手段か
らの出力によって湯張り動作が継続する。
【0025】初期供給湯量は予め所定に設定されている
から、排水栓(14)が完全に閉栓されている場合には、前
記初期供給湯量を浴槽に供給した時点で、浴槽内の水位
が所定の水位に達し、この時点で初期水位検知検知手段
(22)が出力状態となる。従って、以後はこの初期水位検
知手段の出力に対応するOR出力回路(20)の出力によっ
て、湯張り弁(13)が開弁状態に維持され、湯張り動作が
継続する。そして、最終の貯湯量に達すると、貯湯量検
知手段がこれを検知し、このときの出力によって湯張り
弁(13)が自動的に閉弁される。
【0026】次に、排水栓(14)が開放されている場合及
びこの排水栓(14)が不完全閉の状態にある場合には、初
期湯量検知手段が初期供給湯量供給時に浴槽(B) 内の水
位は初期水位に達しない。従って、初期湯量検知手段が
初期供給湯量を検知した時には、OR出力回路(20)から
の出力がなく、湯張り弁(13)は非導通となって開弁状態
に維持されないこととなる。即ち、湯張り弁(13)が閉弁
して湯張りが停止せしめられる。
【0027】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。この第二請求項の発明は、浴槽からの漏れがあ
る場合や栓をし忘れた場合に初期供給湯量供給時点で、
湯張り弁(13)を閉弁させるから、第一請求項の発明の効
果と全く同様の効果を有する。
【0028】特に、この第二請求項の発明の場合には、
浴槽へ供給する初期供給湯量とこれに対応する初期水位
を比較するものであるから、給湯器の単位時間当りの給
湯量が変化しても、浴槽からの水漏れの有無が検知出来
る。
【0029】
【実施例】第二請求項の発明の実施例を、第2図及び第
5図に基づいて説明する。この実施例では、初期供給湯
量の設定値としては最終貯湯量よりも大幅に少い0.1 m3
〜0.2 m3程度に設定し、ガス回路及び水回路の構成は第
一請求項の発明の実施例(第2図のもの)と同様に構成
されている。そして、これの電気回路は第5図のように
構成される。
【0030】この電気回路の構成は、第3図に示す第一
請求項の発明の実施例のそれと基本的に大差ないが、初
期湯量検知手段は、上記した設定値に対応する信号を出
力する設定器(51)と、第2図の想像線で示すように、湯
張り回路(12)に挿入された流量計(52)と、前記設定器(5
1)及び流量計(52)の出力を比較し、流量計(52)の計量値
が設定値に成るまでは出力状態にあり且流量計(52)の計
量値が設定値になった時点で非出力状態となる比較演算
装置(53)とから構成される。そして、この比較演算装置
(53)の出力電圧がスイッチングトランジスター(54)のベ
ースに印加されている。このスイッチングトランジスタ
ー(54)としては、PNPトランジスターが採用されてお
り、比較演算装置(53)からの出力があると、回路が開成
される。
【0031】前記スイッチングトランジスター(54)と補
助水位スイッチ(22)の常開出力接点が並列に接続されて
おり、この並列回路が、湯張り弁(13)に直列接続され
る。したがって、この実施例の場合には、前記スイッチ
ングトランジスター(54)と補助水位スイッチ(22)の常開
出力接点との並列回路が、OR出力回路(20)となる。
【0032】以上の構成により、流量計(52)の計量値が
設定値に達した時点で、浴槽内の貯湯水位が初期水位に
達していない場合には、湯張り弁(13)が非導通状態にお
かれることとなり、湯張りが自動的に停止せしめられ
る。次に、湯張り弁(13)と並列にリレー(R1)が直列に接
続されており、その常開出力接点が補助湯水位スイッチ
(22)の常閉出力接点と直列に接続されて、ブザー(4) の
回路に直列に挿入されている。 これにより、流量計(5
2)による計量値が設定値に成った時点で、浴槽(B) 内が
初期水位に達していない場合には、ブザー(4) が鳴動す
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一請求項の本発明の原理説明図
【図2】その発明の実施例の説明図
【図3】その電気回路の説明図
【図4】第2請求項の発明の原理説明図
【図5】第二請求項の発明の実施例の電気回路図
【図6】従来例の説明図
【符号の説明】
(B) ・・・・浴槽 (21)・・・・タイマー (22)・・・・補助水位スイッチ (20)・・・・OR出力回路 (13)・・・・湯張り弁 (52)・・・・流量計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 湯張り装置付きの給湯器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯張り装置付きの給湯
器、特に、遠隔操作によって浴槽内に一定量の湯を自動
的に貯留させ得るようにした形式の給湯器に関するもの
であり、浴槽の排水栓が開放状態のまま、又は、不完全
に閉栓されたままで湯張りされた場合の不都合を防止す
るために、自動湯張りの際の貯留速度を検知して、通常
の自動湯張りより遅れている場合には、給湯を停止する
とともに警報するようにするものである。
【0002】
【従来技術及び課題】最近では、給湯器に自動湯張り機
能を付加したものが普及しており、概略、図4に示す構
成を採用する。このものでは、熱交換器(1)を介する
被加熱回路(10)を通常の給湯回路(11)と浴槽
(B)への湯張り回路(12)とに分岐させ、この湯張
り回路(12)の回路に湯張り弁(13)を挿入すると
ともに、この湯張り弁(13)を浴槽(B)内の貯湯水
位を検知する水位スイッチ(2)の出力によって制御す
るようにしたものである。
【0003】従って、湯張り操作によって湯張り弁(1
3)を開弁して被加熱回路(10)を湯張り回路(1
2)を介して浴槽(B)に連通させると、給湯器からの
湯が浴槽(B)に貯留される。そして、浴槽(B)内の
貯湯量が最終の設定量になると、これに対応する水位を
水位スイッチ(2)が検知して、このときの出力によ
り、湯張り弁(13)が自動的に閉弁され、湯張り動作
が停止する。
【0004】すなわち、浴槽(B)内の貯湯量が、一定
水位になると、自動的に給湯が停止されて、浴槽(B)
への湯張りが自動的に進行することとなる。ところが、
この従来のものでは、浴槽(B)内の排水栓(14)を
開放状態のままで湯張り操作した場合には、浴槽(B)
内に湯が殆ど貯留されないこととなって、排水栓(1
4)から湯が排出されたままで湯張り動作が進行し、湯
張り動作が停止しない事態が生じる。
【0005】又、排水栓(14)を不完全閉のままで湯
張りした場合には、湯張りに長時間を要するとともに、
湯張り完了後において、浴槽(B)内の湯が排出してし
まう不都合がある。これは、排水栓(14)の閉栓状態
の判断が人にまかされているからで、排水栓(14)が
開放状態のままにある場合や不完全閉の状態にある場合
を判断できないからである。
【0006】
技術的課題本発明は、このような、『湯張り操作に
よって湯張り動作が進行し、浴槽(B)内への貯湯量が
最終の設定量に達した時点を最終貯湯量検知手段によっ
て検知し、このときの検知出力によって湯張り動作を自
動的に停止するようにした湯張り装置付きの給湯器』に
おいて、排水栓(14)が開放のまま又は不完全閉のま
ま湯張り動作が進行した場合には湯張り動作を停止でき
るようにするため、湯張り開始初期における貯湯速度の
適否を検知できるようにすることをその技術的課題とす
る。
【0007】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
発明の技術的手段は『湯張り操作によって出力状態に
なり且その設定時間が正常運転による湯張り終了時点ま
での所要時間よりも大幅に短く設定されたタイマー(2
1)と、このタイマー(21)の設定時間内に浴槽
(B)に貯留されるべき初期水位を検知し且前記初期水
位以上の水位において出力状態となる初期水位検知手段
と、前記タイマー(21)と初期水位検知手段のOR出
力回路(20)とを具備し、このOR出力回路(20)
の出力により湯張り弁(13)を開弁状態に維持するよ
うにするとともに、初期水位検知手段の設定水位を正常
運転時における初期水位とした』ことである。(図1
照)
【0008】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。湯張り操作によって、タイマー(21)が出力状態
となるから、OR出力回路(20)の出力によって湯張
り弁(13)が開弁状態となり、湯張り回路(12)を
介して、浴槽(B)への給湯が開始される。このタイマ
ー(21)の設定時間の間はこのタイマー(21)の出
力によって湯張り動作が継続する。
【0009】初期水位は予め所定の水位に設定されてい
るから、排水栓(14)が完全に閉栓されている場合に
は、前記設定時間内に貯湯水位が所定の初期水位に達
し、この時間内に初期水位検知手段が出力状態となる。
従って、以後はこの初期水位検知手段の出力に対応する
OR出力回路(20)の出力によって、湯張り弁(1
3)が開弁状態に維持され、湯張り動作が継続する。そ
して、最終の貯湯量に達すると、最終貯湯量検知手段が
これを検知し、このときの出力によって湯張り弁(1
3)が自動的に閉弁される。
【0010】次に、排水栓(14)が開放されている場
合及びこの排水栓(14)が不完全閉の状態にある場合
には、タイマー(21)の設定時間内に浴槽(B)内の
貯湯水位は初期水位に達しない。従って、タイマー(2
1)の設定時間経過時には、OR出力回路(20)から
の出力がなく、湯張り弁(13)は開弁状態に維持され
ないこととなる。即ち、湯張り弁(13)が閉弁して湯
張りが停止せしめられる。
【0011】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。排水栓(14)が開放されている場合及びこの
排水栓(14)が不完全閉の状態にある場合には、タイ
マー(21)の設定時間経過時に湯張り弁(13)が閉
弁して湯張りが停止せしめられるから、異常な状態で湯
張りが継続する不都合が解消される。
【0012】さらに、タイマー(21)の設定時間は、
正常運転時の湯張り終了までの時間よりも大幅に短く設
定されているから、排水栓からの漏れ等の異常がある場
合には、湯張り開始後の初期の段階で湯張り動作が停止
されるから、無駄な給湯が確実に防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2から図3に基い
て説明する。この実施例のものは、図2に示すように、
従来例と同様に、浴槽(B)内への貯湯湯量を検知する
ために、水位スイッチ(2)を採用したもので、ガス回
路及び被加熱回路(10),湯張り回路(12)などの
構成は既述の従来例と同様に構成されている。そして、
初期供給湯量検知手段としては、水位スイッチ(2)と
同様に浴槽(B)内の水位を検知する補助水位スイッチ
(22)が採用されている。
【0014】この実施例のものは、図3に示すような電
気回路となっている。以下、この回路の詳細を同図に基
づいて説明する。基本的には、器具の燃焼制御及び自動
点火さらには温度制御等のため、公知の主制御装置
(3)が採用され、これによって各部が制御されるよう
になっている。そして、この主制御装置(3)は主スイ
ッチ(S)の閉成によって動作状態となる。
【0015】次に、自動湯張りのための電気回路とし
て、最終湯量検知手段としての水位スイッチ(2)と、
初期水位検知手段としての補助水位スイッチ(22)
と、湯張り弁(13)及びタイマー(21)が組み込ま
れている。湯張り弁(13)への回路には、常閉状態に
ある水位スイッチ(2)の出力接点が直列に挿入されて
おり、この水位スイッチ(2)と前記初期水位検知手段
としての補助水位スイッチ(22)の常開出力接点出力
とが直列接続されている。
【0016】タイマー(21)は、設定時間だけその出
力接点が閉成状態(出力状態)になる常開出力接点(2
3)を具備する構成のもので、この常開出力接点(2
3)と補助水位スイッチ(22)の常開出力接点とが並
列接続された構成であり、この並列回路が、OR出力回
路(20)となる。そして、浴槽(B)の貯湯湯量水位
が初期水位以上になると、補助水位スイッチ(22)の
出力接点が閉成状態に維持されるものである。尚、この
初期水位としては、正常時における湯張り開始後、正常
運転時の湯張り終了までの所要時間よりも大幅に短い数
分〜10分程度の間に貯留される湯の水位に設定してお
く。当然のことながら、後述するようにタイマー(2
1)の設定時間は前記数分〜10分よりも僅かに長く設
定している。上記タイマー(21)への回路には湯張り
操作用の湯張りスイッチ(24)が挿入されており、こ
の湯張りスイッチ(24)を閉成させると、湯張りが開
始される。
【0017】上記操作によって、タイマー(21)の常
開出力接点(23)が閉成されて湯張り弁(13)が導
通状態になり湯張り回路(12)を介して浴槽(B)と
被加熱回路(10)とが連通して湯張り動作が進行す
る。そして、浴槽(B)内の貯湯水位が初期水位に達す
ると、補助水位スイッチ(22)が閉成されてタイマー
(21)の設定時間経過後はこの補助水位スイッチ(2
2)の接点側の回路により湯張り弁(13)が導通し、
開弁状態に維持される。又、浴槽(B)内が所定の最終
貯湯水位に達すると、水位スイッチ(2)が開成して湯
張り弁(13)が閉弁状態となり、湯張り回路(12)
を介する給湯が停止せしめられる。
【0018】排水栓(14)が開放のまま、あるいは、
漏れのある状態のままで上記湯張りが進行する場合に
は、既述の作用によって湯張り弁(13)が非導通とな
って閉弁せしめられ湯張りが停止される。特に、この実
施例のものでは、同図に示すように、警報回路が組み込
まれているから、タイマー(21)の設定時間内に浴槽
(B)内の貯湯水位が初期水位に達しない場合には、警
報ブザー(4)を鳴動させるようになている。したが
って、排水栓(14)の異常が明確に判断できるものと
なる。
【0019】この警報のための構成として、この実施例
では、タイマー(21)の常閉出力接点(41)と補助
水位スイッチ(22)の常閉出力接点との直列回路に警
報ブザー(4)が直列に接続された構成を採用する。こ
の構成の採用により、タイマー(21)の設定時間内に
浴槽(B)内が初期供給湯量に達しないときには湯張り
弁(13)が閉弁されるとともに、常閉出力接点(4
1)が復帰閉成した時点で警報ブザー(4)が鳴動する
こととなる。なお、上記回路は有接点回路によって警報
ブザー(4)を制御する構成としたが、これを無接点制
御回路によって制御するようにすることも可能である。
【0020】上記実施例の構成は、主スイッチ(S)の
閉成によって主制御装置(3)が動作状態に置かれるよ
うになっているが、主制御装置(3)のうちの点火装置
等の所要部を湯張りスイッチ(24)の閉成によって動
作状態とする形式の構成とすることも可能である。この
為には、同図の想像線で示すように、湯張りスイッチ
(24)の閉成によって動作状態となるリレー(R)の
出力接点によって主制御装置(3)の所要部を導通させ
る構成とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】その発明の実施例の説明図
【図3】その電気回路の説明図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】 (B)・・・・浴槽 (21)・・・・タイマー (22)・・・・補助水位スイッチ (20)・・・・OR出力回路 (13)・・・・湯張り弁 (52)・・・・流量計
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯張り操作によって湯張り動作が進行
    し、浴槽(B) 内への貯湯量が一定量に達した時点を最終
    貯湯量検知手段によって検知し、このときの検知出力に
    よって湯張り動作を自動的に停止するようにした湯張り
    装置付きの給湯器において、湯張り操作によって出力状
    態になり且その設定時間が正常運転による湯張り終了時
    点までの所要時間よりも大幅に短く設定されたタイマー
    (21)と、このタイマー(21)の設定時間内に浴槽(B) に貯
    留されるべき初期水位を検知し且前記初期水位以上の水
    位において出力状態となる初期水位検知手段と、前記タ
    イマー(21)と初期水位検知手段のOR出力回路(20)とを
    具備し、このOR出力回路(20)の出力により湯張り弁(1
    3)を開弁状態に維持するようにするとともに、初期水位
    検知手段の設定水位を正常運転時における初期水位とし
    た湯張り装置付きの給湯器。
  2. 【請求項2】 湯張り操作によって湯張り動作が進行
    し、浴槽(B) 内への貯湯量が一定量に達した時点を最終
    貯湯量検知手段によって検知し、このときの検知出力に
    よって湯張り動作を自動的に停止するようにした湯張り
    装置付きの給湯器において、湯張り開始時からの供給湯
    量を計量し且この供給量が最終貯湯量よりも大幅に少い
    初期供給湯量に達するまで出力状態となる初期湯量検知
    手段と、前記初期供給湯量に対応する浴槽(B) の初期水
    位を検知し且この初期水位以上の水位において出力状態
    となる初期水位検知手段と、前記初期湯量検知手段と初
    期水位検知手段のOR出力回路(20)とを具備し、このO
    R出力回路(20)からの出力により湯張り弁(13)を開弁状
    態に維持するようにした湯張り装置付きの給湯器。
JP5227556A 1993-09-13 1993-09-13 湯張り装置付きの給湯器 Pending JPH0749147A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135912A (en) * 1979-04-11 1980-10-23 Sekisui Chem Co Ltd Water-service installation to bath tub

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55135912A (en) * 1979-04-11 1980-10-23 Sekisui Chem Co Ltd Water-service installation to bath tub

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