JPH0749233B2 - 熱転写印刷シ−ト及び転写印刷法 - Google Patents

熱転写印刷シ−ト及び転写印刷法

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JPH0749233B2
JPH0749233B2 JP61231370A JP23137086A JPH0749233B2 JP H0749233 B2 JPH0749233 B2 JP H0749233B2 JP 61231370 A JP61231370 A JP 61231370A JP 23137086 A JP23137086 A JP 23137086A JP H0749233 B2 JPH0749233 B2 JP H0749233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱転写印刷(TTP)、殊に染料又は染料混合
物を有する転写シート、及び染料を転写シートからレシ
ーバーシートに加熱して転写する転写印刷法に関する。
本発明による熱転写印刷の形式では、熱転写性染料はシ
ート状基材に、通常染料を基材に結合するポリマー又は
樹脂結合剤を含有するインキの形で使用して転写シート
を形成する。次いでこれを、印刷すべき材料、レシーバ
ーシートと接触させ、選択的にパターンのインフオメー
シヨンシグナルと一緒に加熱し、これによつて転写シー
トの選択的に加熱した帯域からの染料がレシーバーシー
トに転写し、この上にパターンを形成し、その形状及び
濃度は転写シートに使用したパターン及び熱の強さに一
致する。
TTPの染料を選択する場合の重要な基準は、熱の性質、
色調の明るさ、定着性、例えば光及び熱の定着、及び転
写シートの製造で基材に使用するための容易さである。
適当な作業のためには、染料の転写シートに使用した熱
に対して予めきめられた関連性で均一に転写しなければ
ならず、従つてレシーバーシート上の色調の濃さは使用
した熱とスムースに関連し、十分な濃度のぼかしがレシ
ーバーシート上に得ることができる。色調の明るさはイ
エロー、シアン及びマゼンタの3種の重要な染料の色調
を有する広範囲の色調を得るために重要である。染料
は、転写シートからレシーバーシートに温度150〜400
℃、好ましくは300〜400℃で1〜10ミリセカンド(m se
c)間にマイグレーシヨンするのに十分に流動性でなけ
ればならないので、通常イオン性基及び水溶性基を有せ
ず、このようにして水媒体又は水と混合する媒体、例え
ば水及びアルカノールには容易に溶解しない。つまり多
くの安定な染料は、通常印刷産業で使用される溶剤、例
えば芳香族炭化水素、アルカノール及びアルキル−及び
シクロアルキル−ケトンには容易に溶解しない。染料は
適当な溶剤にとかした分散液として使用することができ
るが、染料を溶液から基材に使用する場合には、屡々明
るく光沢のあるスムースな最終印刷物がレシーバーシー
トに得られる。転写シートに十分な染料を使用し、これ
によつてレシーバーシートに濃い色調の印刷を得るため
には、特に比較的低い吸光係数を有する場合には、染料
はインキ媒体に容易に溶解するのが望ましい。更に、溶
液から転写シートに使用した染料は、結晶化に対して耐
性でなければならず、それ故転写シート上に無定形層と
してかなりの時間存在するのが重要である。
本発明の第1の特徴によつて、式: A−N=N−B−N=N−E I 〔式中Aは1個よりも大きくない不飽和の電子吸引基を
有するジアゾ化するフエニルアミン又はナフチルアミ
ン、A−NH2の残基を表わし、Bは場合により置換され
ているチオフエン−2,5−イレン又はチアゾル−2,5−イ
レン基を表わし、Eは芳香族カツプリング成分E−X
(Xはジアゾ化芳香族アミンで置換することのできる基
である)の残基を表わす〕のアゾ染料を含有する塗膜を
有する基材からなる熱転写印刷シートが得られる。
アミンA−NH2の残基Aは、好ましくは置換されていな
いか又は非イオン性基で置換されていてもよいフエニル
基、好ましくは分子内水素結合を形成しなければ酸性水
素原子を有しない基である。不飽和の電子吸引性基と
は、多重(二重又は三重)結合少くとも1個を有し、原
子の少くとも1個が炭素よりも電気陰性である、原子少
くとも2個の基である。好ましい不飽和の電子吸引性基
の例は、−CN、−SCN、−NO2、−CONT2、−SO2NT2、−C
OT1、−SO2T1、−COOT2、−SO2OT2、COF、−COCl、−SO
2F及び−SO2Clであり、この場合Tは単独にH、C1
−アルキル又はフエニルであり、T1はC1 −アルキル
又はフエニルであり、T2はC1 −アルキルである。A
が不飽和の電子吸引性基の代りに有していてもよい他の
適当な置換分の例は、C1 −アルキル、C1 −アル
コキシ、C1 −アルコキシ−C1 −アルキル、C1
−アルコキシ−C1 −アルコキシ、−NT2、ハロゲ
ン、殊にCl、Br及びF、CF3、シアノ−C1 −アルキ
ル及びC1 −アルキルチオである。
Aは式: 〔式中RはH、CN、SCN、NO2、−CONT2−、−SO2NT2
−COT1、−CO2T1、−COOT2、−SO2OT2、COF、−COOl、
−SO2F、−SO2Clから選ばれており、各々のR1は単独に
H、C1 −アルキル、C1 −アルコキシ、F、Cl、
Br、CF3及び−NT2から選ばれており、nは1、2又は3
であり、各々のTは単独にH、C1 −アルキル又はフ
エニルを表わし、T1はC1 −アルキル又はフエニルを
表わし、T2はC1 −アルキルを表わす〕の基であるの
が好ましい。
Aで表わされるフエニル基及びナフチル基の例は、次の
ものである:フエニル、2−クロルフエニル、4−クロ
ルフエニル、2,4−ジクロルフエニル、2−トリフルオ
ルメチル−4−クロルフエニル、3,4−ジクロルフエニ
ル、2−ブロムフエニル、2−ニトロフエニル、4−ニ
トロフエニル、2−シアノフエニル、3−シアノフエニ
ル、4−シアノフエニル、2−トリフルオルメチルフエ
ニル、4−(メトキシカルボニル)フエニル、4−(エ
トキシカルボニニル)フエニル、4−メチルフエニル、
3−メチルフエニル、4−(メトルスルホニル)フエニ
ル、4−チオシアノフエニル、2−クロル−4−ニトロ
フエニル及び1−ナフチル。
場合により置換されているチオフエン−2,5−イレン又
はチアゾル−2,5−イル基Bは、好ましくは水素原子か
又は5位のジアゾ化アミン及び場合により3位及び/又
は4位に存在する他の非イオン性置換分で置換される基
を有する2−アミノチオフエン又は2−アミノチアゾー
ルから誘導される。3位及び4位の適当な置換分の例
は、前記のAに記載されたものである。4位の殊に好ま
しい置換分は、C1 −アルキル、C1 −アルコキ
シ、アリール、殊にフエニル及びNO2−フエニル、C1
−アルコキシ−CO、C1 −アルコキシ−C1 −ア
ルコキシ−CO−及びハロゲンである。
Bは式: 〔式中R2はCN、−COOT1、−COT1及び−CONT2から選ばれ
ており、R3はH又はC1 −アルキルを表わし、T及び
T1は前記のものを表わす〕の基であるのが好ましい。
適当な2−アミノチオフエン及び2−アミノチアゾール
の例は、次のものである: 2−アミノ−3−シアノチオフエン、 2−アミノ−3−シアノ−4−メチルチオフエン、 2−アミノ−3−アセチルチオフエン、 2−アミノ−3−(エトキシカルボニル)チオフエン、 2−アミノ−3−(アミノカルボニル)チオフエン、 2−アミノ−3−(ジメチルアミノカルボニル)チオフ
エン、 2−アミノチアゾール、 2−アミノ−4−メチルチアゾール。
カツプリング成分は、好ましくはXが置換性水素原子で
ある式、E−Hである。更にカツプリング成分は、場合
により置換されているアニリン、ナフチルアミン、ジア
ミノピリジン、アミノヘテロ芳香族物質、例えばテトラ
ヒドロキノリン及びジユロリジン又はヒドロキシピリト
ンである。殊に好ましいカツプリング成分は場合により
置換されているアニリン及びテトラヒドロキノリンであ
る。これらの系の環の適当な置換分の例は、C1 −ア
ルキル、C1 −アルコキシ、C1 −アルキル−及び
フエニル−NH−CO−、C1 −アルキル−及びフエニル
−CO−NH−、ハロゲン、殊にCl及びBr、C1 アルキル
−CO−O−C1 −アルキル、C1 −アルコキシ−C1
−アルキル及びシアノ−C1 −アルキルである。
Eは、好ましくはアミノ基に結合し場合により置換され
ているC1 −アルキル基1個又は2個、及び場合によ
りアミノ基に対して3位に環置換分1個又は2位及び5
位に環置換分2個を有する4−アミノフエニル基であ
る。好ましい環置換分は、C1 −アルキル、殊にメチ
ル、C1 −アルコキシ、殊にメトキシ又はエトキシ及
びC1 −アルキル−CONH−殊にアセチルアミノ基であ
る。アミノ基の好ましい置換分は、単独にC1 −アル
キル、殊にエチル及び/又はブチル、アリール、殊にフ
エニル、C4 −シクロアルキル、及びOH、CN、ハロゲ
ン、殊にF、Cl又はBr、アリール、殊にフエニル、C1
−アルコキシ−C1 −アルコキシ、C1 −アルコ
キシ、C1 −アルキル−CO−、C1 −アルコキシ−
CO−、C1 −アルキル−COO−、C1 −アルコキシ
−O−C1 −アルコキシ−CO−及びC1 −アルコキ
シ−COO−から選ばれた基で置換されているC1 −ア
ルキルから選ばれている。
Eは式: 〔式中R4及びR5は単独にH、C1 −アルキル、アリー
ル、C4 −シクロアルキル及びOH、CN、ハロゲン、ア
リール、C1 −アルコキシ、C1 −アルコキシ−C1
−アルコキシ、C1 −アルキル−CO−、C1
アルコキシ−CO−、C1 −アルキル−COO−、C1
−アルコキシ−C1 −アルコキシ−CO−、C1 −ア
ルコキシ−COO−から選んだ基で置換されているC1
−アルキルから選ばれており、R6はH、C1 −アルキ
ル、C1 −アルコキシ及び−NHCOT1から選ばれてお
り、T1は前記のものを表わす〕の基であるのが好まし
い。
R4及び/又はR5で表わされるか又はこれらに含まれてい
るアリール基は、好ましくはフエニル又は置換されてい
るフエニルであり、適当な置換分の例は前述のAに記載
されたものである。
R4及びR5は同一か又は異なつたC2 −アルキルである
のが好ましく、殊にR4がエチルでありかつR5はn−プロ
ピル又はn−ブチルであるか、又はR4及びR5は両方とも
エチルであるか又は両方ともn−プロピル又は両方とも
n−ブチルであるのが好ましい。更にR6はH、メチル又
は殊にアセチルアミノであるのが好ましい。
E−Hで表わされるカツプリング成分の例は、次のもの
である: N,N−ジエチルアニリン、 N−n−ブチル−N−エチルアニリン、 3−メチル−N,N−ジエチルアニリン、 3−メチル−N,N−ジ(2−アセトキシエチル)アニリ
ン、 3−メチル−N−エチル−N−ベンジルアニリン、 3−メチル−N−n−ブチル−N−2−(エトキシカル
ボニル)エチルアニリン、 3−メチル−N−n−ブチル−N−〔3−(エトキシカ
ルボニル)プロピル〕アニリン、 3−メチル−N,N−ジ(n−プロピル)アニリン、 3−メチル−N−n−ブチル−N−エチルアニリン、 3−メトキシ−N,N−ジエチルアニリン、 3−メトキシ−N,N−ジ(2−〔エトキシカルボニル〕
エチル)アニリン、 3−アセチルアミノ−N,N−ジエチルアニリン、 3−アセチルアミノ−N,N−ジ(n−ブチル)アニリ
ン、 3−アセチルアミノ−N−エチル−N−(n−ブチル)
アニリン、 N,N−ジ(2−アセトキシエチル)アニリン、 N,N−ジ(2−シアノエチル)アニリン、 N−エチル−N−シアノエチルアニリン。
本発明による染料の好ましい亜群は、次式による: 〔式中RはH、−CN、−NO2、−CONT2−、−SO2NT2、−
COT1、−SO2T1、COOT2及びSC2OT2から選ばれており、各
々のR1は単独にH、ハロゲン、C1 −アルキル、C1
−アルコキシ、−NT2及びCF3から選ばれており、nは
1、2又は3であり、R2はCN、−COT1、−CONT2及びCOO
T1から選ばれており、R3はH又はC1 −アルキルを表
わし、R4及びR5は単独にH、C1 −アルキル、フエニ
ル、C4 −シクロアルキル及びOH、CN、C1 −アル
コキシ、C1 −アルコキシ−C1 −アルコキシ、C1
−アルキル−CO−、C1 −アルコキシ−CO−、C1
−アルキル−COO−、ハロゲン、C1 −アルコキ
シ−C1 −アルコキシ−CO−、C1 −アルコキシ−
COO−及びフエニルから選んだ基で置換されているC1
−アルキルから選ばれており、R6はH、C1 −アル
キル、C1 −アルコキシ及び−NHCOT1から選ばれてお
り、T、T1及びT2は前記のものを表わす〕。
R及びR1から選ばれた置換分2個が存在する場合には、
これらは好ましくは2位と4位又は3位と4位にあり、
R及びR1から選ばれた置換分3個が存在する場合には、
これらは好ましくは2位、4位及び6位にある。
式V中の染料の殊に好ましい群では、RはH、CN、C1
−アルキル−SO2−及びC1 −アルコキシ−CO−か
ら選ばれ、R1はH、Cl、Br、CF3、C1 −アルキルか
ら選ばれ、R2はCNであり、R3はH又はメチルであり、R6
はC1 −アルキル−CONH−であり、n=1である。
式V中の染料の他の好ましい群は、R及びR3はHであ
り、nは2であり、各々のR1は単独にH、ハロゲン、殊
にF、Cl又はBr、C1 −アルキル、C1 −アルコキ
シ及びCF3から選ばれている。
本発明による染料の他の好ましい亜群は、次式による: 〔式中RはH、−CN、−NO2、−CONT2、−SO2NT2、−CO
T1、−SO2T1、COOT2及びSO2OT2から選ばれており、R1
H、ハロゲン、CF3、C1 −アルキル、C1 −アル
コキシ、−NT2から選ばれており、nは1、2又は3で
あり、R3はH又はC1 −アルキルを表わし、R4及びR5
は単独にH、C1 −アルキル、フエニル、C4 −シ
クロアルキル及びOH、CN、C1 −アルコキシ、C1
−アルコキシ−C1 −アルコキシ、C1 −アルキル
−CO−、C1 −アルコキシ−CO−、C1 −アルキル
−COO−、ハロゲン、C1 −アルコキシ−C1 −ア
ルコキシ−CO−、C1 −アルコキシ−COO−及びフエ
ニルから選んだ基で置換されているC1 −アルキルか
ら選ばれており、R6はH、C1 −アルキル、C1
アルコキシ及び−NHCOT1から選ばれている〕。
式VIの好ましい染料は、R及びR1がHであり、R3はH又
はメチルであり、R4及びR5はエチル、n−プロピル又は
n−ブチルから選ばれており、R6はH、メチル又はアセ
チルアミノである染料である。
式Vによる特別の染料の例では、次の第1表に示されて
いる。
式VIによる特別の染料の例は、次の第2表に示されてい
る: 一般に式I及び式Vの染料は、580〜700nmの範囲内で吸
収最大値を有し、青色〜帯青緑色の色調の印刷に、殊に
三色印刷で使用されるシアン色調に有用である。三色印
刷の他の重要な色調は黒色であり、本染料、殊に580〜6
60nmの範囲内の最大値を有する染料は、オレンジ色の色
調を有する染料と混合して黒色の色調を得るために使用
することができる。
このための適当なモノアゾ染料のオレンジ色は、次式の
置換されているフエニルアゾピリドン及びフエニルアゾ
アニリンである: 〔式中X及びX1は単独にH、C1 −アルキル、C1
−アルコキシ及びNO2から選ばれており、X2はC1
アルキルを表わし、X3はC1 10−アルキルを表わし、X4
及びX5は単独にH、C1 −アルキル、フエニル、C4
−シクロアルキル及びOH、CN、C1 −アルコキシ、
C1 −アルコキシ−C1 −アルコキシ、C1 −ア
ルキル−CO−、C1 −アルコキシ−CO、C1 −アル
キル−COO−、ハロゲン、C1 −アルコキシ−C1
−アルコキシ−CO−、C1 −アルコキシ−COO−及び
フエニルから選んだ基で置換されているC1 −アルキ
ルから選ばれており、X6はH、C1 −アルキル、C1
−アルコキシ及び−NHCOT1から選ばれている〕。
式VII及び式VIIIによる好ましい染料では、Xはアゾ結
合に対して2位又は4位のH又はNO2であり、X1はH、
メチル又はメトキシである。式VIIによる好ましい染料
では、X2はメチルであり、X3はメチル、エチル、n−ブ
チル又は2−エチルヘキシルである。式VIIIによる好ま
しい染料では、X4は2−シアノエチルであり、X5はエチ
ル又は2−アセトキシエチルであり、X6はHである。
しかしながらジスアゾオレンジ色染色を使用するのが好
ましい。それというのもこの染料は、式I、V及びVIの
青色染料と同じ堅牽性及び印刷性を有するからである。
特にこの染料によつて、光に対して堅牽な濃黒色の色調
が得られる。好ましいジスアゾオレンジ色染料は、次式
である: 〔式中X、X1、X2、X3及びX6は前記のものを表わす〕。
式IXの好ましい染料は、Xがアゾ結合に対して2位又は
4位のH又はNO2であり、X1はH、メチル又はメトキシ
であり、X2はメチルであり、X3はメチル、エチル、n−
ブチル又は2−エチルヘキシルであり、X6はHの染料で
ある。
式VII、VIII及びIXによるオレンジ色染料の特別の例は
次のものである: 1−(2−エチルヘキシル)−3−シアノ−4−メチル
−5−(2−ニトロ−4−メトキシフエニルアゾ)−6
−ヒドロキシピリド−2−オン、 4−(ニトロフエニルアゾ)−N−エチル−N−(2−
シアノエチル)アニリン、 4−(ニトロフエニルアゾ)−N−(2−シアノエチ
ル)−N−(2−アセトキシエチル)アニリン、 1−n−ブチル−3−シアノ−4−メチル−5−(4−
フエニルアゾフエニルアゾ)−6−ヒドロキシピリド−
2−オン。
式I、V又はVIの青色染料と黒色の色調を生じる混合物
を得るのに必要な式VII、VIII又はIXのオレンジ色染料
との相対的割合は、成分の色調と相対的濃度及び必要な
黒色の正確な色調による。
本染料は高分子量を有し、容易に昇華しない。それ故該
染料によつてTTPのすぐれた印刷、即ち使用した熱に対
して十分な関係の濃色調を有する均一な染色及びこのよ
うにして色濃度の均一な減成が得られることは驚異的で
ある。染料は常用のTTPの使用条件下に極めて大きい光
堅牽度を有する濃くて明るい色調を生じることができ
る。TTPに適当な染料でまれな十分な光堅牽度は、殊にR
3がC1 −アルキル−CONH−である本染料に対して驚
異的である。それというのもこの系の基を有する2種の
常用の染料、(3−アセチルアミノ−4−〔5−エチル
チオチアジアゾル−2−イルアゾ〕−N,N−ジエチルア
ニリン及び3−アセチルアミノ−4−〔3,4−ジシアノ
フエニルアゾ〕−N,N−ジエチルアニリンは、ポリエス
テル繊維に対して大きい光堅牽(5〜6)を有するが、
TTPのレシーバーシートでは小さい光堅牽度(<2)を
有するからである。
濃くて明るい色調の外に、本染料は広範囲の溶剤、殊に
印刷産業で広く使用される溶剤、例えばアルカノール、
例えばエタノール、イソプロパノール及びブタノール、
芳香族炭化水素、例えばトルエン及びケトン、例えばME
K、MIBK、殊にシクロヘキサノンで大きい溶解度を有す
る。これによつて、基材に対する染料の溶液からの使用
が促進され、レシーバーシートに明るくて光沢のある印
刷が得られる。好ましい溶剤の十分な染色性及び大きい
溶解度によつて、均一な濃色調が得られる。
基材はTTPの400℃までの温度に、20m secまでの時間で
あるが、かゝる短時間内にレシーバーシートへの転写を
行なうために染料により1方から他方に使用した熱を十
分に伝導するためには定型的に1〜10m sec耐えること
のできる任意のシート材料であつてもよい。適当な材料
の例は、紙、殊に均一な厚さの高品質紙、例えばコンデ
ンサー紙、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリアミ
ド、ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、コーポリマ
ーを含有するセルロース及びポリアルキレンのフイル
ム、その金属化版及びラミネートフイルム、殊に染料が
付着するポリエステルを配合したラミネートである。か
ゝるラミネートは好ましくはポリエステルの外に、ポリ
エステルから熱源を分離するために耐熱性材料の裏塗
り、例えば熱硬化性樹脂、例えばシリコン又はポリウレ
タンを有する。基材の厚さは、その熱の性質によつて広
範囲内で変動してもよいが、好ましくは50μm以下、更
に好ましくは10μm以下である。
塗膜は、好ましくは結合剤及び式I、V又はVIの染料1
種又は数種又は式VII、VIII及び/又はIXの染料とその
混合物を含有する。結合剤対染料の割合は、染料の基材
との十分な付着を得、保存の間の染料のマイグレーシヨ
ンを阻止するためには、好ましくは少くとも1:1、更に
好ましくは1.5:1〜4:1である。
結合剤は、染料を基材に結合するのに適当な任意の樹脂
又はポリマー材料であつてもよい。適当な結合剤の例は
次のものである:セルロース誘導体、例えばエチルヒド
ロキシエチルセルロース(EHEC)、ヒドロキシプロピル
セルロース(HPC)、エチルセルロース、メチルセルロ
ース、酢酸セルロース及び酢酸酪酪セルロース、炭水化
物誘導体、例えば澱粉、アルギン酸誘導体、アルキド樹
脂、ビニル樹脂及びその誘導体、例えばポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラル及びポリ
ビニルピロリドン、アクリレート及びアクリレート誘導
体から誘導されたポリマー及びコーポリマー、例えばポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸メチル及びスチレン/
アクリレートコーポリマー、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、例えばメラミン、ポリ尿素及びポリウレタン
樹脂、オルガノシリコン、例えばポリシロキサン、エポ
キシ樹脂及び天然樹脂、例えばトラガカントゴム及びア
ラビヤゴム。
更に塗膜の他の添加剤、例えば硬化剤、保存剤その他を
含有していてもよく、これらのもの及び他の成分はヨー
ロツパ特許公開公報第133011号、第133012号及び第1110
04号に詳細に記載されている。
本発明のもう1つの特徴によつて、式Iの染料を塗布し
た転写シートをレシーバーシートと、染料がレシーバー
シートと接触させ、選択的に転写シートの表面を加熱
し、これによつて転写シートの加熱面の染料が選択的に
レシーバーシートに転写することからなる転写印刷法が
得られる。
転写シートは、好ましくは温度200〜400℃、更に好まし
くは>300℃に0.5〜20m sec、更に好ましくは1〜10m s
ec間加熱するが、転写シートはレシーバーシートの面と
接触する。
レシーバーシートは、好ましくは白色のポリエステル基
材、殊にポリエチレンテレフタレート(PET)からな
る。式Iの染料はPETから製造した繊維材料の染色に公
知であるが、繊維材料の浸染又は捺染による染色は、染
料がPETに浸透し、この中に固着する時間及び温度の条
件下に行なう。熱転写印刷では、時間は短かいので、PE
Tの浸透は余り効力はなく、基材は好ましくは受容層を
備え、この層の側に染料が使用され、染料は迅速に拡散
してレシーバーシートに安定な画像を形成する。かゝる
受容層は、共押出又は溶液塗布技術により、染料に対し
て基材よりも浸透性である変性ポリエステル又は異なる
ポリマー材料の薄い層を有していてもよい。受容層の性
質は、得られた印刷の色調の濃さ及び品質に或る程度影
響するが、本染料によつて、他の染料と比較して、特別
のレシーバーシート上の熱転写印刷に提案された特に濃
くて十分な品質の印刷物が得られることが判明した。レ
シーバーシートと受容層とのデザインは、ヨーロツパ特
許第133011号及び第133012号明細書に記載されている。
実施例 例中のすべての部は“重量部”である。
インキ1 染料1,3−アセチルアミノ−4−(3−シアノ−5−フ
エニルアゾチオフエン−2−イル)−N,N−ジエチルア
ニリン0.1gを、クロロホルム5mlにとかした溶液に、EHE
C(特別の低粘度の品位)をクロロホルムにとかした2.7
%の溶液9.5mlを加えた。更にインキ16種を、インキ1
と同じ方法によつて染料1の代りに、第1表に記載の染
料2〜13を用いて製造した。染料が容易に溶解しない場
合には、混合物を40℃に加熱し、染料が完全に溶解する
まで撹拌し、次いでこれを冷却し、使用する前に室温で
少くとも2時間放置した。これらのインキは後にインキ
2〜13と記載する。
インキ14〜18 次のインキ5種を、染料1 0.1g、EHEC(特別の低粘
度)0.2gを溶剤9.7gにとかした溶液に溶解し、40℃で1
時間撹拌して製造した。
例 1 転写シートを、インキ1を厚さ6μのポリエチレンテレ
フタレートのシートに使用し、針金をまいた金属のマイ
ヤー(Meyer)バーを用いて製造し、シートの表面に24
ミクロンのインキの湿性フイルムを設けた。インキを熱
空気で乾燥した。シートは後にTS1と記載する。
例2〜18 更に転写シート17種を、例1の方法でインキ1の代り
に、インキ2〜18を用いて製造した。これらの転写シー
トは、後にTS2〜TS18と記載する。
例19 TS1のサンプルを、TS1の印刷面と接触する側に受容塗膜
層を有す白色のポリエステルを基質とする複合構造を有
するレシーバーシートとサンドイツチにはさんだ。サン
ドイツチを転写印刷機のドラムに装入し、接近した間隔
のピクセル(pixel)のマトリツクス上に通し、このマ
トリツクスは選択的にパターンのインフオメーシヨンシ
グナルによつて、温度>300℃に2〜10m sec間加熱し
た。これによつて加熱時間に比例して、ピクセル(pixe
l)と接触する転写シートの位置の染料の量が、転写シ
ートからレシーバーシートに熱転写された。ピクセル
(pixel)の列上を通つた後に、転写シートをレシーバ
ーシートから離した。後に印刷レシーバーシートをRS1
と記載する。
例20〜36 更にレシーバーシート17種を、例19の方法でTS1の代り
に転写シートTS2〜TS18を用いて製造した。得られたレ
シーバーシートは、後にRS2〜RS18と記載する。
インキ、転写シート及びレシーバーシートの評価。
各々のインキの安定性及び転写シートの印刷の品質を、
視覚による検査で評価した。インキは、沈殿物が室温で
2週間存在しない場合に著しく安定であり、転写シート
は同じ時間結晶化を有しない場合に著しく安定であつ
た。レシーバーシートの刷りの品質は、反射色濃度に関
して濃度計(さくらデジタル濃度計)によつて評価し
た。評価の結果は第3表に記載されている。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: A−N=N−B−N−N−E I 〔式中Aは1個よりも大きくない不飽和の電子吸引性基
    を有するジアゾ化するフエニルアミン又はナフチルアミ
    ンA−NH2の残基を表わし、Bは場合により置換されて
    いるチオフエン−2,5−イレン又はチアゾル−2,5−イレ
    ン基を表わし、Eは芳香族カツプリング成分E−X(X
    はジアゾ化芳香族アミンで置換することのできる基であ
    る)の残基を表わす〕のアゾ染料を含有する塗膜を有す
    る基材からなる熱転写印刷シート。
  2. 【請求項2】Aは式: 〔式中RはH、CN、SCN、NO2、−CONT2−、−SO2NT2
    −COT1、−SO2T1、−COOT2、−SO2OT2、COF、−COCl、
    −SO2F、−SO2Clから選ばれており、各々のR1は単独に
    H、C1 −アルキル、C1 −アルコキシ、F、Cl、
    Br、CF3及び−NT2から選ばれており、nは1、2又は3
    であり、各々のTは単独にH、C1 −アルキル又はフ
    エニルを表わし、T1はC1 −アルキル又はフエニルを
    表わし、T2はC1 −アルキルを表わす〕の基である、
    特許請求の範囲第1項記載の熱転写印刷シート。
  3. 【請求項3】Bは式: 〔式中R2はCN、−COOT1、−COT1及び−CONT2から選ばれ
    ており、R3はH又はC1 −アルキルを表わし、T及び
    T1は前記のものを表わす〕の基である、特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の熱転写印刷シート。
  4. 【請求項4】Eは式: 〔式中R4及びR5は単独にH、C1 −アルキル、アリー
    ル、C4 −シクロアルキル及びOH、CN、ハロゲン、ア
    リール、C1 −アルコキシ、C1 −アルコキシ−C1
    −アルコキシ、C1 −アルキル−CO−、C1
    アルコキシ−CO−、C1 −アルキル−COO−、C1
    −アルコキシ−C1 −アルコキシ−CO−、C1 −ア
    ルコキシ−COO−から選んだ基で置換されているC1
    −アルキルから選ばれており、R6はH、C1 −アルキ
    ル、C1 −アルコキシ及び−NHCOT1から選ばれてお
    り、T1は前記のものを表わす〕の基である、特許請求の
    範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の熱転写
    印刷シート。
  5. 【請求項5】染料は式: 〔式中RはH、−CN、−NO2、−CONT2−、−SO2NT2、−
    COT1、−SO2T1、COOT2及びSO2OT2から選ばれており、各
    々のR1は単独にH、ハロゲン、C1 −アルキル、C1
    −アルコキシ、−NT2及びCF3から選ばれており、nは
    1、2又は3であり、R2はCN、−COT1、−CONT2及びCOO
    T1から選ばれており、R3はH又はC1 −アルキルを表
    わし、R4及びR5は単独にH、C1 −アルキル、フエニ
    ル、C4 −シクロアルキル及びOH、CN、C1 −アル
    コキシ、C1 −アルコキシ−C1 −アルコキシ、C1
    −アルキル−CO−、C1 −アルコキシ−CO−、C1
    −アルキル−COO−、ハロゲン、C1 −アルコキ
    シ−C1 −アルコキシ−CO−、C1 −アルコキシ−
    COO−及びフエニルから選んだ基で置換されているC1
    −アルキルから選ばれており、R6はH、C1 −アル
    キル、C1 −アルコキシ及び−NHCOT1から選ばれてお
    り、T、T1及びT2は前記のものを表わす〕である、特許
    請求の範囲第1項記載の熱転写印刷シート。
  6. 【請求項6】R及びR3はHであり、nは2であり、各々
    のR1は単独にH、ハロゲン、C1 −アルキル、CF3
    びC1 −アルコキシから選ばれている、特許請求の範
    囲第5項記載の熱転写印刷シート。
  7. 【請求項7】転写印刷法において、式: A−N=N−B−N=N−E I 〔式中Aは1個よりも大きくない不飽和の電子吸引性基
    を有するジアゾ化するフエニルアミン又はナフチルアミ
    ンの残基を表わし(ANH2)、Bは場合により置換されて
    いるチオフエン−2,5−イレン又はチアゾル−2,5−イレ
    ン基を表わし、Eは芳香族カツプリング成分E−X(X
    はジアゾ化芳香族アミンで置換することのできる基であ
    る)の残基を表わす〕の染料を塗布した転写シートをレ
    シーバーシートと、染料がレシーバーシートと接触さ
    せ、選択的に転写シートの表面を温度200〜400℃で0.5
    〜20ミリセカンド加熱し、これによつて転写シートの加
    熱面の染料が選択的にレシーバーシートに転写すること
    を特徴とする、転写印刷法。
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