JPH0749449Y2 - 光ケ−ブル用抗張力体 - Google Patents
光ケ−ブル用抗張力体Info
- Publication number
- JPH0749449Y2 JPH0749449Y2 JP1987094699U JP9469987U JPH0749449Y2 JP H0749449 Y2 JPH0749449 Y2 JP H0749449Y2 JP 1987094699 U JP1987094699 U JP 1987094699U JP 9469987 U JP9469987 U JP 9469987U JP H0749449 Y2 JPH0749449 Y2 JP H0749449Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber bundle
- fiber
- optical cable
- gpa
- tensile strength
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Description
【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、光ケーブルに用いられる抗張力体に関するも
のである。
のである。
光ファイバは許容伸びが小さいため、光ケーブルには通
常、光ファイバに規定以上の伸びを生じさせないように
するための抗張力体が用いられている。この抗張力体は
光ファイバの無誘導という特徴を活かす上ではノンメタ
リックであることが望ましい。従来、光ケーブル用のノ
ンメタリック抗張力体としては、G−FRP(ガラス繊維
強化プラスチック)線や、ポリアラミド繊維などが用い
られている。
常、光ファイバに規定以上の伸びを生じさせないように
するための抗張力体が用いられている。この抗張力体は
光ファイバの無誘導という特徴を活かす上ではノンメタ
リックであることが望ましい。従来、光ケーブル用のノ
ンメタリック抗張力体としては、G−FRP(ガラス繊維
強化プラスチック)線や、ポリアラミド繊維などが用い
られている。
これらの使用例を図面を参照して説明すると、第2図の
光ケーブルは、G−FRP線1の周囲に複数本の光ファイ
バ心線2を撚り合わせ、その外周に保護シース3を被覆
したものである。また第3図の光ケーブルは、光ファイ
バ心線2の周囲にポリアラミド繊維4を縦添えし、その
外周に保護シース3を被覆したものである。
光ケーブルは、G−FRP線1の周囲に複数本の光ファイ
バ心線2を撚り合わせ、その外周に保護シース3を被覆
したものである。また第3図の光ケーブルは、光ファイ
バ心線2の周囲にポリアラミド繊維4を縦添えし、その
外周に保護シース3を被覆したものである。
しかし、G−FRP線はガラス繊維束を熱硬化性樹脂で一
体に固めたものであるため剛性が大きく、光ケーブルと
した場合、可撓性が悪いという欠点がある。またポリア
ラミド繊維などの高抗張力繊維を使用すると、光ケーブ
ルの可撓性は良好となるが、繊維をそのまま縦添えする
ため、たるみが入りやすく、光ケーブル内で初期伸びが
発生するという欠点がある。
体に固めたものであるため剛性が大きく、光ケーブルと
した場合、可撓性が悪いという欠点がある。またポリア
ラミド繊維などの高抗張力繊維を使用すると、光ケーブ
ルの可撓性は良好となるが、繊維をそのまま縦添えする
ため、たるみが入りやすく、光ケーブル内で初期伸びが
発生するという欠点がある。
本考案は、上記のような従来技術の問題点を解決した光
ケーブル用抗張力体を提供するもので、その構成は、引
張弾性率(初期)が30GPa以上の超高分子量ポリエチレ
ンの一軸延伸フィラメントを多数本集合した繊維束の外
周に、同じ繊維または別な繊維による編組を施して前記
繊維束を締めつけ、前記繊維束および編組層を、その中
に熱可塑性樹脂を含浸させ固化させて一体化したことを
特徴とするものである。
ケーブル用抗張力体を提供するもので、その構成は、引
張弾性率(初期)が30GPa以上の超高分子量ポリエチレ
ンの一軸延伸フィラメントを多数本集合した繊維束の外
周に、同じ繊維または別な繊維による編組を施して前記
繊維束を締めつけ、前記繊維束および編組層を、その中
に熱可塑性樹脂を含浸させ固化させて一体化したことを
特徴とするものである。
本考案に使用する超高分子量ポリエチレンは、デカリン
溶媒135℃における極限粘土〔η〕が5dl/g以上、好まし
くは7〜30dl/gの範囲のものである。〔η〕が5dl/g未
満のものは、繊維化は容易であるが、延伸しても引張強
度のすぐれた繊維が得られない。一方〔η〕の上限は特
に限定されないが、30dl/gを越えるものは繊維化が困難
な傾向にある。上記の超高分子量ポリエチレンは、エチ
レンまたはエチレンと少量の他のα−オレフィン、例え
ばプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−ヘキセン等とを、いわゆる中低圧重合法で重合
して得られるポリエチレンの中で、はるかに分子量が高
い範ちゅうのものである。
溶媒135℃における極限粘土〔η〕が5dl/g以上、好まし
くは7〜30dl/gの範囲のものである。〔η〕が5dl/g未
満のものは、繊維化は容易であるが、延伸しても引張強
度のすぐれた繊維が得られない。一方〔η〕の上限は特
に限定されないが、30dl/gを越えるものは繊維化が困難
な傾向にある。上記の超高分子量ポリエチレンは、エチ
レンまたはエチレンと少量の他のα−オレフィン、例え
ばプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−ヘキセン等とを、いわゆる中低圧重合法で重合
して得られるポリエチレンの中で、はるかに分子量が高
い範ちゅうのものである。
また本考案に用いる超高分子量ポリエチレンの繊維と
は、上記超高分子量ポリエチレンの分子鎖が高度に配向
した高弾性率、高引張強度を有する繊維、テープ、ある
いはテープを解繊した繊維等である。このような特性を
有する繊維の製造方法は特に限定されないが、例えば特
開昭56−15408号公報、特開昭58−5228号公報に記載さ
れたような、超高分子量ポリエチレンを溶媒で希釈した
のち紡糸延伸する方法、あるいは特開昭59−108116号公
報、特開昭59−187614号公報に開示された方法等により
調製することができる。本考案で用いる超高分子量ポリ
エチレン繊維は、引張弾性率(初期)が30GPa以上、望
ましくは50GPa以上、さらに望ましくは約70GPa以上、引
張強度が1.5GPa以上、望ましくは1.7GPa以上、さらに望
ましくは約2.2GPa以上であって、伸びが6%以下、望ま
しくは4%以下のものが好ましい。
は、上記超高分子量ポリエチレンの分子鎖が高度に配向
した高弾性率、高引張強度を有する繊維、テープ、ある
いはテープを解繊した繊維等である。このような特性を
有する繊維の製造方法は特に限定されないが、例えば特
開昭56−15408号公報、特開昭58−5228号公報に記載さ
れたような、超高分子量ポリエチレンを溶媒で希釈した
のち紡糸延伸する方法、あるいは特開昭59−108116号公
報、特開昭59−187614号公報に開示された方法等により
調製することができる。本考案で用いる超高分子量ポリ
エチレン繊維は、引張弾性率(初期)が30GPa以上、望
ましくは50GPa以上、さらに望ましくは約70GPa以上、引
張強度が1.5GPa以上、望ましくは1.7GPa以上、さらに望
ましくは約2.2GPa以上であって、伸びが6%以下、望ま
しくは4%以下のものが好ましい。
なお繊維の集合方法は撚りピッチの大きいロープ撚りが
好ましいが、同方向に並べて集合することもできる。
好ましいが、同方向に並べて集合することもできる。
編組は繊維束を締めつけて、繊維束のバラケを防止し、
繊維束に適度の剛性を持たせるために施されるもので、
これに用いる繊維は必ずしも引張弾性率(初期)が30GP
a以上のものである必要はない。
繊維束に適度の剛性を持たせるために施されるもので、
これに用いる繊維は必ずしも引張弾性率(初期)が30GP
a以上のものである必要はない。
さらに繊維束と編組層は、その中の空隙に熱可塑性樹脂
を含浸、固化させて全体を一体化しておくと、初期伸び
を小さくする上でさらに効果的である。
を含浸、固化させて全体を一体化しておくと、初期伸び
を小さくする上でさらに効果的である。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示す。この光ケーブル用抗
張力体は、引張弾性率(初期)が30GPa以上の繊維とし
て超高分子量ポリエチレンの一軸延伸フィラメント(三
井石油化学(株)製テクミロン)を使用し、この繊維を
複数本束ねたものをロープ撚りして繊維束5を構成し、
その外周にポリエステルスパン系の糸による編組層6を
設けたものである。このような構造の抗張力体7は高い
抗張力とすぐれた可撓性を有し、しかも初期伸びは0.2
%以下と光ケーブルにきわめて適している。
張力体は、引張弾性率(初期)が30GPa以上の繊維とし
て超高分子量ポリエチレンの一軸延伸フィラメント(三
井石油化学(株)製テクミロン)を使用し、この繊維を
複数本束ねたものをロープ撚りして繊維束5を構成し、
その外周にポリエステルスパン系の糸による編組層6を
設けたものである。このような構造の抗張力体7は高い
抗張力とすぐれた可撓性を有し、しかも初期伸びは0.2
%以下と光ケーブルにきわめて適している。
また上記構造の抗張力体7に熱可塑性樹脂〔三井デュポ
ン(株)製ケミパールS−100(ポリオレフィン水性デ
ィスパージョンで、樹脂はアイオノマー樹脂)〕を含
浸、固化させたものは、可撓性がほとんど損なわれるこ
となく、初期伸びが0.1%以下とさらに良好になる。
ン(株)製ケミパールS−100(ポリオレフィン水性デ
ィスパージョンで、樹脂はアイオノマー樹脂)〕を含
浸、固化させたものは、可撓性がほとんど損なわれるこ
となく、初期伸びが0.1%以下とさらに良好になる。
以上説明したように本考案に係る抗張力体は、引張弾性
率(初期)が30GPa以上の繊維を多数本集合した繊維束
の外周に、同じ繊維または別な繊維による編組を施して
前記繊維束を締めつけ、前記繊維束および編組層を、そ
の中に熱可塑性樹脂を含浸させ固化させて一体化した構
造であるので、高抗張力で、可撓性にすぐれ、しかも初
期伸びが極めて小さいという利点があり、光ケーブルの
抗張力体にきわめて好適である。
率(初期)が30GPa以上の繊維を多数本集合した繊維束
の外周に、同じ繊維または別な繊維による編組を施して
前記繊維束を締めつけ、前記繊維束および編組層を、そ
の中に熱可塑性樹脂を含浸させ固化させて一体化した構
造であるので、高抗張力で、可撓性にすぐれ、しかも初
期伸びが極めて小さいという利点があり、光ケーブルの
抗張力体にきわめて好適である。
第1図は本考案の一実施例に係る光ケーブル用抗張力体
の一部を段剥ぎ状態で示す側面図、第2図および第3図
はそれぞれ従来の光ケーブルの断面図である。 5……繊維束、6……編組層、7……光ケーブル用抗張
力体。
の一部を段剥ぎ状態で示す側面図、第2図および第3図
はそれぞれ従来の光ケーブルの断面図である。 5……繊維束、6……編組層、7……光ケーブル用抗張
力体。
Claims (1)
- 【請求項1】引張弾性率(初期)が30GPa以上の超高分
子量ポリエチレンの一軸延伸フィラメントを多数本集合
した繊維束の外周に、同じ繊維または別な繊維による編
組を施して前記繊維束を締めつけ、前記繊維束および編
組層を、その中に熱可塑性樹脂を含浸させ固化させて一
体化したことを特徴とする光ケーブル用抗張力体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987094699U JPH0749449Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | 光ケ−ブル用抗張力体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987094699U JPH0749449Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | 光ケ−ブル用抗張力体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS642206U JPS642206U (ja) | 1989-01-09 |
| JPH0749449Y2 true JPH0749449Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=30958424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987094699U Expired - Lifetime JPH0749449Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | 光ケ−ブル用抗張力体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0749449Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2830143B2 (ja) * | 1989-08-29 | 1998-12-02 | 住友電気工業株式会社 | 光ケーブル |
| NL1022023C2 (nl) * | 2002-11-29 | 2004-06-03 | Dsm Nv | Kunstmatige tussenwervelschijf. |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61153611A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-12 | Toyobo Co Ltd | 可撓性抗張力線 |
| JPS6238611U (ja) * | 1985-08-22 | 1987-03-07 |
-
1987
- 1987-06-22 JP JP1987094699U patent/JPH0749449Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS642206U (ja) | 1989-01-09 |
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