JPH0749831B2 - ピストンと連接棒の連結構造 - Google Patents

ピストンと連接棒の連結構造

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JPH0749831B2
JPH0749831B2 JP41583290A JP41583290A JPH0749831B2 JP H0749831 B2 JPH0749831 B2 JP H0749831B2 JP 41583290 A JP41583290 A JP 41583290A JP 41583290 A JP41583290 A JP 41583290A JP H0749831 B2 JPH0749831 B2 JP H0749831B2
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JP
Japan
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connecting rod
piston
holding cylinder
spherical
screw hole
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重昭 堀内
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関におけるピスト
ンと連接棒の連結構造、組立寸法の管理が容易な、ピス
トンと連接棒の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人の出願に係る特願平2-85663 号
のピストンと連接棒の連結構造によれば、従来のピスト
ンピンによる連結構造に比べて、連接棒のピストンに対
する揺動中心がピストン冠面へ大幅に接近し、その分だ
けクランク軸の腕と連接棒を長くすれば、シリンダの寸
法は変えないでも排気量が増大し、機関の出力増加が可
能になる。
【0003】図2に示すように、上述のピストンと連接
棒の連結構造では、スカート部2aに支持した押え23
の球面凹部に、連接棒21の先端部の椀状の受板16の
球面凸部が摺接可能に支持され、受板16の球面凹部
に、球面凸部を有する摺動体9を挟んで、ピストン冠部
2aが摺接可能に支持される。押え23の球面凹部と受
板16の球面凸部との隙間と、受板16の球面凹部と摺
動体9の球面凸部との隙間は、押え23を支持する保持
筒26のスカート部2aの内周面へのねじ込み量により
加減される。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】したがつて、連接棒
21の大端部中心48からピストン冠面までの組立寸法
hは、連接棒21の大端部中心48から受板16の球面
凹部中心までの寸法cと、摺動体9の厚さ寸法dと、ピ
ストン冠部2aの厚さ寸法eとの各加工誤差と摺接部の
隙間とにより差異が生じ、機関の圧縮比にバラツキが生
じ、また組立寸法が長すぎると、ピストン冠面が吸排気
弁に衝突する恐れがある。
【0005】本発明の目的は上述の問題に鑑み、部品の
加工寸法と組立寸法の管理が容易で、連接棒の大端部中
心からピストン冠面までの組立寸法が常に所定の値にな
る、ピストンと連接棒の連結構造を提供することにあ
る。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の構成はピストン冠部の下面に形成した球
面凸部に、連接棒の先端部に形成した椀状の受板の球面
凹部を摺接させ、環状の押えに設けた球面凹部を受板の
下面に摺接させ、スカート部の内周面に形成したねじ孔
に段付きの保持筒を螺合して、保持筒の上端面をねじ孔
の内端面に当接させ、かつ保持筒の保持面にシムを挟ん
で押えを支持するようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明では加工の容易な、ピストン冠面からピ
ストン冠部の下面までの寸法と、ピストン冠面からスカ
ート部のねじ孔の内端面までの寸法と、保持筒の上端面
から保持面までの寸法の各精度を管理すれば、押えを支
持する保持筒をピストンのスカート部のねじ孔へ、保持
筒の上端面がねじ孔の内端面へ当接するまで締め付ける
だけで、連接棒の大端部中心からピストン冠面までの寸
法が所定の値に組み立てられる。この場合、保持筒の保
持面とピストン冠部の下面との間に挟まれる、押え、受
板、摺動体の加工誤差による組立上のバラツキは、保持
筒の保持面またはピストン冠部の下面に、隙間を調整す
るシムを挟めば吸収され、連接棒の大端部中心からピス
トン冠面までの組立寸法が正確に得られる。
【0008】加工誤差の異なる摺動体、押えまたは保持
筒を予め区分しておき、適当なものを選択して組み付け
てもよい。
【0009】
【発明の実施例】図1に示すように、本発明によるピス
トン2はピストン冠部2aの上面に非対称なくぼみから
なる燃焼室4が設けられ、外周面の上半部に複数のリン
グ溝3が設けられ、スカート部2bの内周面はねじ孔4
7に加工される。ピストン冠部2aの軸心部は燃焼室4
の底部を囲むように下方へ突出され、突出部の下面7は
平坦になつている。ピストン冠部2aの下面7に突出部
を囲むように環状の油溜5が形成される。ピストン冠部
2aの重量と熱負荷を減じるために、ピストン冠部2a
の下面7に空部8が設けられ、蓋8aにより閉鎖され
る。
【0010】燃焼室4の周囲を効果的に油で冷却するた
めに、油溜5に環状の仕切板6が嵌合支持される。仕切
板6に180°の位相を異にして、仕切板6の外周縁部
を切り欠いてなる入口6aと通孔からなる出口6bとが
設けられる。ピストン冠部2aの下面7に、球面凸部1
5を有する摺動体9が摺接可能に重ね合される。
【0011】連接棒21の先端部に椀状の受板16が一
体に形成され、受板16の球面凹部17が摺動体9の球
面凸部15へ摺接可能に係合される。受板16の球面凹
部17と摺動体9の球面凸部15との係合を保持するた
めに、受板16の下面の球面凸部18は、環状の押え2
3の球面凹部24に摺接可能に支持される。受板16は
球面凹部17のほぼ軸心に軸方向の通路19を設けら
れ、かつ連接棒21を前後方向に貫通する出口通路20
と連通される。
【0012】摺動体9の平坦な上面に、潤滑のための軸
方向の通路13と環状の溝12とが形成される。摺動体
9の上面に溝12と通路13とを結ぶ複数の溝通路34
が設けられる。摺動体9の内部に外周面から溝12へ延
びる複数の通路10と、溝12から球面凸部15へ延び
る複数の通路14とが設けられる。通路13の下半部は
摺動体9の重量を軽減するために大径とされる。
【0013】押え23を受板16の下側へ組み付ける都
合上、押え23は2分割体を環状に組み合せたうえ、押
え23にスリーブ22を外嵌される。押え23は保持筒
26の内部へ嵌合され、押え23の下端面を、スカート
部2bのねじ孔に螺合した段付きの保持筒26の段部す
なわち保持面25に支持される。
【0014】保持筒26の弛みを防止するために、スカ
ート部2bの内周面に環状溝28が設けられ、環状溝2
8の円錐面28aと保持筒26の下端面との間に、止め
輪27が係合される。止め輪27は弾性的に拡開変形し
て下部の円錐面が環状溝28の円錐面28aに係合し、
保持筒26のねじ込み量の如何に拘らず保持筒26の弛
みを阻止する。
【0015】連接棒21に対するピストン2の軸心回り
の回転を抑え、かつピストン2に対する連接棒21の左
右揺動を可能とするために、押え23の球面凹部24に
子午線方向の左右1対の溝24aが形成され、受板16
の球面凸部18に結合した球29が溝24aに係合され
る。押え23に外嵌した断面逆L字形のスリーブ22の
上壁内面に結合した球30が、押え23の上端面の孔に
係合される。スリーブ22の外周面に結合した球31
が、スカート部2bの内周面に設けた軸方向の溝32に
係合される。
【0016】押え23に仕切板6の入口6aへ向つて延
びる入口通路33が設けられ、この入口通路33へ向つ
て、図示してないシリンダの下端部に配設した油ジエツ
トから油が噴射される。油ジエツトから噴射された油
は、入口通路33、仕切板6の入口6aを経て油溜5へ
流入し、ここで二手に別れて反対方向へ油溜5を半周し
つつピストン冠部2aを冷却し、反対側の出口6bから
仕切板6の下側の空部へ流出する。
【0017】仕切板6の下側の空部の油は通路10を経
て溝12へ流入し、溝12の油は溝通路34で摺動体9
とピストン冠部2aとの摺接部を潤滑して通路13,1
9へ流れ、また通路14を経て球面凹部17と球面凸部
15の摺接部を潤滑して通路19へ流れる。通路19の
油は出口通路20を経て連接棒21の外へ流出し、図示
してないクランク室へ戻る。また、仕切板6の下側の空
部の油は、押え23の球面凹部24と受板16の球面凸
部18との摺接部を潤滑する。
【0018】図2に示すように、本発明によれば、所定
の組立寸法(連接棒21の大端部中心48からピストン
冠面までの長さ)を得るために、ピストン2について、
ピストン冠面からピストン冠部2aの下面7までの寸法
eと、ピストン冠面からねじ孔47の内端面46までの
寸法bを所定の寸法に仕上げる。この加工は、ピストン
冠面を基準とするものであるから容易である。また、保
持筒26について、上端面から保持面25までの寸法a
を所定の寸法に仕上げる。このように加工すれば、ピス
トン2のねじ孔47へ保持筒26を、保持筒26の上端
面がねじ孔47の内端面46へ当接するまでねじ込め
ば、ピストン冠部2aの下面7と保持面25との間に、
摺動体9、受板16、押え23が挟まれることになり、
受板16のピストン2に対する軸線方向の位置の誤差
は、ピストン冠部2aと摺動体9の間にシム7aを挟む
か、保持面25と押え23の間にシム25aを挟むこと
により吸収され、所定の組立寸法hが得られる。
【0019】シムを用いる代りに、摺動体9の寸法d
と、押え23の寸法kと、保持筒26の寸法aについ
て、予め加工誤差の度合に応じて区分したものから選択
して組み合せてもよい。
【0020】なお、上述の各実施例では、ピストン冠部
2aの下面7に球面凸部15を有する摺動体9を摺接さ
せているが、両者を一体に構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、ピストン冠部の
下面に摺動体を当接し、摺動体の下面に形成した球面凸
部に、連接棒の先端部に形成した椀状の受板の球面凹部
を摺接させ、環状の押えに設けた球面凹部を受板の下面
に摺接させ、スカート部の内周面に形成したねじ孔に保
持筒を螺合して、保持筒の上端面をねじ孔の内端面に当
接させ、保持筒の保持面に押えを支持し、かつ摺動体の
下面または保持筒の保持面にシムを挟んだので、ピスト
ン冠面からピストン冠部下面までの寸法精度と、ピスト
ン冠面からねじ孔の内端面までの寸法精度と、保持筒の
上端面から保持面までの寸法精度を管理するだけで、連
接棒の大端部中心からピストン冠面までの組立寸法が正
確に得られ、部品の加工と組立作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピストンと連接棒の連結構造を示
す正面断面図である。
【図2】同構造を分解して示す正面断面図である。
【符号の説明】
2:ピストン 2a:ピストン冠部 2b:スカート部 7:下面 7a:シム 9:摺動体 15:球面凸部 15a:溝 16:受板 17:球面凹部 18:球面凸部 21:連接棒 23:押え 24:球面凹部 25:保持筒 25a:シム 26:保持筒 27:止め輪 27a:円錐面 28:環状溝 28a:円錐面 46:内端面 47:ねじ孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストン冠部の下面に形成した球面凸部
    に、連接棒の先端部に形成した椀状の受板の球面凹部を
    摺接させ、環状の押えに設けた球面凹部を受板の下面に
    摺接させ、スカート部の内周面に形成したねじ孔に段付
    きの保持筒を螺合して、保持筒の上端面をねじ孔の内端
    面に当接させ、かつ保持筒の保持面にシムを挟んで押え
    を支持することを特徴とする、ピストンと連接棒の連結
    構造。
  2. 【請求項2】ピストン冠部の平坦な下面にシムを挟ん
    で、上面が平坦で下面が球面凸部をなす摺動体を当接
    し、連接棒の先端部に形成した椀状の受板の球面凹部
    に、摺動体の球面凸部を摺接させ、環状の押えに設けた
    球面凹部を受板の下面に摺接させ、スカート部の内周面
    に形成したねじ孔に段付きの保持筒を螺合して、保持筒
    の上端面をねじ孔の内端面に当接させ、かつ保持筒の保
    持面に押えを支持することを特徴とする、ピストンと連
    接棒の連結構造。
  3. 【請求項3】請求項1,2に記載のピストンと連接棒の
    連結構造において、前記シムの代りに寸法の異なる保持
    筒、摺動体、押えの少くとも1つを選択して組み付け
    る、ピストンと連接棒の連結部の組立方法。
JP41583290A 1990-12-29 1990-12-29 ピストンと連接棒の連結構造 Expired - Lifetime JPH0749831B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997012163A1 (fr) * 1995-09-26 1997-04-03 Isuzu Motors Limited Structure de liaison entre un piston et une bielle
JP4721014B2 (ja) * 2007-03-30 2011-07-13 三菱自動車工業株式会社 内燃機関のピストン
CN117515073A (zh) * 2022-07-29 2024-02-06 比亚迪股份有限公司 制动器活塞、制动器及车辆

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