JPH0749876Y2 - 周波数特性調整回路付き疑似線路回路 - Google Patents

周波数特性調整回路付き疑似線路回路

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JPH0749876Y2
JPH0749876Y2 JP1990002212U JP221290U JPH0749876Y2 JP H0749876 Y2 JPH0749876 Y2 JP H0749876Y2 JP 1990002212 U JP1990002212 U JP 1990002212U JP 221290 U JP221290 U JP 221290U JP H0749876 Y2 JPH0749876 Y2 JP H0749876Y2
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正道 福井
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、共同聴視装置に使用する疑似線路回路に関
し、特に周波数特性調整回路付きのものに関する。
[従来の技術] 一般に、共同聴視装置における幹線や枝線では同軸ケー
ブルによってテレビジョン放送信号等を伝送するが、同
軸ケーブルで伝送することによって生じる減衰を補償す
るために、第6図に示すように同軸ケーブル2中に複数
の高周波増幅器4、4‥‥をカスケード接続している。
しかし、同軸ケーブル2は、いわゆる 特性を有しているので、単に増幅しただけでは、平坦な
周波数特性とすることはできない。そこで、増幅器に、
いわゆるチルト特性を持たせて、これを補償している。
また、同軸ケーブルの 特性は、その長さとも関連する。各高周波数増幅器4、
4‥‥のチルト特性とこれら増幅器4、4‥‥が補償し
ようとしている同軸ケーブル2の 特性が一致していない場合には、例えば第7図に示すよ
うな疑似線路回路6を設けて、同軸ケーブル2の 特性を対応する増幅器4、4‥‥のチルト特性と一致さ
せることが行われている。この疑似線路回路6は、入力
端子8と出力端子10との間に、直列に接続した抵抗器1
2、14を有し、これら抵抗器12、14の相互接続点に抵抗
器16の一端が接続され、他端がコンデンサ18を介して接
地されている。さらに、入力端子8と出力端子10との間
に、インダクタ20と抵抗器22との直列回路が接続されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、各増幅器4、4‥‥のチルト特性は固定である
ので、対応する同軸ケーブルの周波数特性を完全に補償
することができないことがあり、若干の偏差を生じる。
しかも、このような偏差は、各増幅器4、4‥‥によっ
て加算される。例えば第6図に示すA点では第8図に示
すような平坦な周波数特性を有していても、B点では第
9図に示すように若干の変動を生じ、C点においては第
10図に示すように大きな偏差を生じる。このような大き
な偏差を生じるのを防止する方法としては、例えば各増
幅器4、4‥‥にチルト特性を可変するための機能を付
加すればよいが、最近では各増幅器4、4‥‥を小型、
ユニット化する傾向があり、このような機能を各増幅器
4、4‥‥に付加することが不可能となってきた。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案は、入力端子と、
出力端子と、これら入力端子と出力端子との間に設けら
れた疑似線路回路と、上記入力端子と出力端子との間に
設けられた疑似線路回路と、上記入力端子と上記出力端
子との間に設けられた可変容量コンデンサと第1のイン
ダクタと第1の可変抵抗器との直列回路とを有してい
る。上記疑似線路回路は、上記入力端子と出力端子との
間に設けられた第2のインダクタと第1の抵抗器との直
列回路と、上記入力端子と上記出力端子との間に設けら
れた第2及び第3の抵抗器の直列回路と、第2及び第3
の抵抗器の接続点と接地電位点との間に設けられた第4
の抵抗器とコンデンサとの直列回路とを有するものであ
る。
また、上記第1のインダクタに、並列に第2の可変抵抗
器を接続したものとしてもよい。
[作用] このような解決手段によれば、第1及び第2のインダク
タ、可変容量コンデンサ並びにコンデンサによって共振
回路が構成される。この共振回路の周波数特性は3つの
共振周波数を持つ波うったものとなる。そして、可変容
量コンデンサの値を変化させることによって共振周波数
を変化させることができ、また第1または第2の可変抵
抗器の値を変化させることによって共振回路のQが変化
して、周波数特性のスロープを変化させることができ
る。
[実施例] 第1の実施例を第1図乃至第3図に示す。この実施例
は、第1図に示すように、疑似線路回路6を入力端子8
と出力端子10との間に有している。この疑似線路回路6
は上述した従来の疑似線路回路6と同一構成であるの
で、対応する構成要素に同一符号を付して、その詳細な
説明を省略する。この実施例では、さらに入力端子8と
出力端子10との間に、可変容量素子、例えば半固定コン
デンサ24とインダクタ26と可変抵抗器28とからなる直列
回路を接続している。
従来の疑似線路回路は、インダクタ20とコンデンサ18と
によって共振回路が構成されている。この共振回路は、
2次式によって表される周波数特性を有するので、単一
の共振周波数を持つものである。第1図に示す疑似線路
回路は、上記のインダクタ20、コンデンサ18が、半固定
コンデンサ24とインダクタンス26と共に共振回路を構成
しているので、4次式によって表される周波数特性を有
している。従って、第2図に示すように、3つの共振周
波数を有する波うった周波数特性となる(但し3つの共
振周波数のうち最も低い周波数ものは、共同聴視施設の
使用周波数の最低周波数70MHzよりも低いので、第2図
には示されていない)。そして、半固定コンデンサ24の
値を変化させることによって共振周波数が変化し、第2
図に示すように疑似線路回路の出力が0dBとなる周波数
が矢印で示すように変化し、可変抵抗器28を変化させる
ことによって周波数特性のスロープが変化し、第2図に
仮想線で示すように共振周波数における出力レベルが変
化する。
上記の直列回路を設けていない従来の疑似線路回路6の
出力は、第2図に仮想線で示すように本来は偏差0の平
坦な特性となるはすであるが、上述した理由により同図
に実線で示すように負側及び正側にピークを有した状態
に変動することがある。このような場合、可変抵抗器28
を調整することによって点線で示すように平坦な特性に
近づけることができる。また、半固定コンデンサ24を調
整することによって、半固定コンデンサ24、インダクタ
20、26、コンデンサ18によって構成されている共振回路
の共振周波数が変化し、同図に矢印で示すように偏差O
となる周波数が変化する。従って、半固定コンデンサ2
4、可変抵抗器28を調整することによって、この周波数
特性調整回路付き疑似線路回路の周波数特性を、第2図
に仮想線で示す偏差0の平坦な特性に近づけることがで
きる。
この周波数特性調整回路付き疑似線路回路は、第3図
(a)、(b)に示すように、直方体状のケース29に収
められ、同図(a)に示すように、その正面側に設けた
円形の窓30、32から調整具(図示せず)を挿入して、半
固定コンデンサ24、可変抵抗器28を調整する。入力端子
8、出力端子10は、同図(b)に示すように背面側にピ
ンの形状で取り出されている。34は接地電位端子であ
る。このようなケース29に収容された周波数特性調整回
路付き疑似線路回路は、図示しないケース内のプリント
基板上に形成された増幅器4、4‥‥の疑似線路回路取
り付け位置に取り付けられる。なお、この周波数特性調
整回路付き疑似線路回路は、全ての増幅器4、4‥‥に
設けられるのではなく、実際に各増幅器4、4‥‥を設
置した状態で各増幅器の出力をモニタし、その結果に基
づいて何段かおきの増幅器4、4‥‥に設ける。他の増
幅器4には、通常の疑似線路回路を設ける。このように
設けることによって、各増幅器4、4‥‥の後段側に従
来のものでは生じていた第10図に示すような周波数特性
の大きなずれを補償できる。
第2の実施例を第4図及び第5図に示す。この実施例
は、インダクタ26に並列に可変抵抗器36を付加した以
外、第1の実施例と同様に構成されている。同等部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。
この第2の実施例によれば、第5図に示すように負側に
のみピークを有する形状に周波数特性がなったとき、可
変抵抗器36を操作することによって点線で示すように周
波数特性を偏差0に近づけることができる。
[考案の効果] 以上のように、本考案は、第2のインダクタとコンデン
サとを有する疑似線路回路に、可変容量コンデンサと第
1のインダクタと第1または第1及び第2の可変抵抗器
を設けたものであるので、3つの共振周波数を有する波
うった周波数特性となる。そして、可変容量コンデンサ
を調整することによって共振周波数を変化させることが
でき、可変抵抗器の値を調整することによって周波数特
性のスロープを調整することができる。よって、共同聴
視装置に使用されている増幅器のチルト特性によって同
軸ケーブルの周波数特性を補償することができずに、波
うった周波数特性になっている場合に、可変容量コンデ
ンサや可変抵抗器を調整することによって、同軸ケーブ
ルの周波数特性を補償することができる。従って、高周
波増幅器が小型、ユニット化され、周波数特性調整機能
を付加することができない場合でも、共同聴視装置にお
けるカスケード接続された複数の増幅器の後段のものに
生じていた周波数特性の大きなずれを補償することがで
きる。また、疑似線路回路に周波数特性調整回路を設け
たものであるので、共同聴視装置がシステムとして完成
した後に、周波数特性のずれが発見された場合にも、通
常の疑似線路回路に代えて、本考案による周波数特性調
整回路付き疑似線路回路を使用することによって周波数
特性のずれを補償することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による周波数特性調整回路付き疑似線路
回路の第1の実施例の回路図、第2図は同実施例の周波
数特性図、第3図(a)は同第1の実施例の正面図、第
3図(b)は同第1の実施例の側面図、第4図は同第2
の実施例の回路図、第5図は同第2の実施例の周波数特
性回路図、第6図は共同聴視装置の一部のブロック図、
第7図は従来の疑似線路回路の回路図、第8図は第6図
のA点の周波数特性、第9図は第6図のB点の周波数特
性図、第10図は第6図のC点の周波数特性図である。 6……疑似線路回路、8……入力端子、10……出力端
子、24……半固定コンデンサ(可変容量コンデンサ)、
26……インダクタ、28……第1の可変抵抗器、36……第
2の可変抵抗器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸ケーブルを介してカスケード接続され
    た複数の高周波増幅器において、これら高周波増幅器の
    任意のものに設けられるものであって、 入力端子と、出力端子と、これら入力端子と出力端子と
    の間に設けられた疑似線路回路と、上記入力端子と上記
    出力端子との間に設けられた可変容量コンデンサと第1
    のインダクタと第1の可変抵抗器との直列回路とを、有
    し、上記疑似線路回路は、上記入力端子と出力端子との
    間に設けられた第2のインダクタと第1の抵抗器との直
    列回路と、上記入力端子と上記出力端子との間に設けら
    れた第2及び第3の抵抗器の直列回路と、第2及び第3
    の抵抗器の接続点と接地電位点との間に設けられた第4
    の抵抗器とコンデンサとの直列回路とを有する周波数特
    性調整回路付き疑似線路回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の周波数特性調整回路付き疑
    似線路回路における上記第1のインダクタに、並列に第
    2の可変抵抗器を接続してなる周波数特性調整回路付き
    疑似線路回路。
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