JPH07500971A - 新規な組織プラスミノーゲン活性化因子変異体 - Google Patents

新規な組織プラスミノーゲン活性化因子変異体

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JPH07500971A JP5511076A JP51107693A JPH07500971A JP H07500971 A JPH07500971 A JP H07500971A JP 5511076 A JP5511076 A JP 5511076A JP 51107693 A JP51107693 A JP 51107693A JP H07500971 A JPH07500971 A JP H07500971A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な組織プラスミノーゲン活性化因子変異体関連出願に対するクロス・リファ レンス本出願は、米国特許出願第07/808537号(1991年12月16 日出願)、および現在米国特許第5147643号となっている米国特許出願第 07/741120号(1991年8月5日出願)、ならびに、米国特許出願第 071071506号(198’7年7月9日に出願され、放棄される)、米国 特許出願第06/846697号(1986年4月1日に出願され、放棄される )、および米国特許出願第06/725468号(1985年4月22日に出願 され、・放棄される)の継続出願である米国特許出願第07/186494号( 1988年4月26日に出願され、放棄される)の継続出願であり、現在米国特 許第5073494号となっている米国特許出願第071522480号(19 90年5月11日出願)の、米国特許法120/121の下での継続出願である 。
発明の分野 本発明は、組織プラスミノーゲン活性化因子(t−PA)の特別な新規変異体を 目的とするものである。これらの変異体は、下記のような先行する開示により一 般的に包含されてはいるものの、基本的な組織プラスミノーゲン活性化因子の分 子またはセリンプロテアーゼであるトリプシンおよびキモトリプシンのモデルに 関する他の者の先行研究からは予測を許さない活性を表わす、新規な特異的誘導 体である。
本発明における好ましい態様として、組み替えDNA技術による係る変異体の製 造が企図され、同様に本発明は、係る技術に含まれる関連化合物および手段、即 ち、係る変異体をコードしているDNA単離物、発現ベクター、トランスフェク トされた宿主細胞およびこれらの各々を製造し使用する方法を包含する。本発明 に係る新規な変異体は、予想外に増強されたフィブリン特異性を有する。
発明の背景 プラスミノーゲン活性化因子は、チモーゲンであるプラスミノーゲンを凸性化し て、フィブリンを含む様々な蛋白を減成するセリンプロテアーゼであるプラスミ ンを生成する(Arg561−Va 1562における開裂による)。研究され ているプラスミノーゲン活性化因子には、細菌蛋白ストレプトキナーゼ、腎臓そ の他の場所で合成され、最初に尿から抽出された酵素ウロキナーゼ、および、血 管壁に沿って位置する細胞により産生される酵素、組織プラスミノーゲン活性化 因子(t−PA) 、がある。
これらプラスミノーゲン活性化因子の作用メカニズムはそれぞれ異なっているコ ストレプトキナーゼはプラスミノーゲンまたはプラスミンと複合体を形成してプ ラスミノーゲンを活性化する活性を生み出し、ウロキナーゼはプラスミノーゲン を直接開裂し、モしてt−PAは最大のプラスミノーゲン活性化活性を導くため にはフィブリンを必要とする。
t−PAは、一部にはそのフィブリン特異性およびインビボで血餅を溶解する大 きな能力の故に、心筋梗塞および肺動脈塞栓症のような血管疾患の処置において 驚くべき結果を示す、特に重要且つ強力な新しい生物学的薬物として同定され記 載されてきた。
組織プラスミノーゲン活性化因子は、最初に天然の材料から実質上純粋な単離物 として同定され、コレン等(欧州特許出願公開第041766号(1981年1 2月16日公開。1980年6月11日の最初の出願に基づく。)によって、必 要なプラスミノーゲン活性化因子の活性が試験された。米国特許第475260 3号(1988年6月21日登録)およびリジュケン等、ジャーナル・オブ・バ イオロシカ/l/−ケミストリー(J、Biol、Chem、)256巻703 5頁(1981)をも参照されたい。
続いて、譲受人の研究室の研究者等は、組み替えDNA技術によって、明瞭な環 境で、基礎となるDNAおよび推論されたアミノ酸配列により完全に特性決定さ れ、通常これに付随する蛋白を本質的に含まない、大量の組織プラスミノーゲン 活性化因子を産生じた。この仕事は、科学文献、および1982年5月5日の最 初の出願に基づいて1983年11月に公開された欧州特許出願公開第0936 19号に記録されている。1988年8月23日登録の米国特許第476607 5号、およびペニカ等、ネイチ+−(Nature) 、301巻214頁(1 983)をも参照されたい。上記の特許出願(EPO公開第093619号)は 、例えば基礎となるDNAの位置指定突然変異生成により製造された、アミノ酸 の置換、除去、付加、または置き換えにより様々に修飾された、種々のヒトプラ スミノーゲン活性化因子誘導体の製造を目的とするものである。
t−PAのプロテアーゼ開裂部位の修飾に関するさらなる特許文献については、 例えばEPO特許第241209号;1986年11月12日公開のEP201 153号; 1987年8月19日公開のEP23301.3号;1988年1 2月7日公開のEP293936号;および1988年12月7日公開のEP2 93934号:ならびにWO38/1011.9号を参照されたい。
1988年11月23日公開のEP292009号(優先権1987年5月22 日)は、274−277位に成るアミノ酸置換を有するt−PAを含む、t−P Ar類似体」に言及している。その他の、よりラジカルな類似体が記載されてい る。単一の276「類似体」は、イソロイシンがプロリンに置換されている。
野生型t−PAと比較して、フィブリノーゲンにより刺激される(または血漿に より刺激される)活性に対するフィブリンにより刺激される(または血漿血餅に より刺激される)活性の比率が高い、即ち、よりフィブリン(または血漿血餅) 特異的であってその結果、血餅の部位でのみ作用し全身的には作用しない、t− PA分子を提供することが望まれる。したがって、フィブリン特異的であって、 その結果としての改善された治療的および薬学的特性を表わす、t−PA分子を 提供することが、本発明の目的である。
血餅の部位でのみ活性であり、且つ他の血餅溶解剤より高レベルで有用な血餅溶 解剤の使用を許容する、処置のための条件を提供することがもう一つの目的であ る。
発明の要約 本出願は、予想外に増強されたフィブリン特異性を表わす、t−PAの新規な変 異体を目的とするものである。本発明に係る個々の特異的変異体は、野生型t− PAのアミノ酸配列の276位に相当する位置にイソロイシン以外のアミノ酸を 有するそれである。これらの変異体のうち幾つかは、275−277位の範囲内 にこれ以外のアミノ酸置換を持っていない。276位とは、成熟した野生型t− PA分子の合計527アミノ酸の配列のN末端から276番目のアミノ酸を意味 する。
これら276変異体の幾つかは、既知の275/276開裂部位における蛋白分 解的開裂に多少抵抗する。
したがって、開裂に対する抵抗性および/またはフィブリン特異性を付与するこ とに関して本明細書中に表わされる態様は、二つの特別な275/276および 277/278位の間のアミノ酸を修飾することである。個別的態様は、二つの 275/276および277/278位の間のアミノ酸を修飾すること、即ち、 例として、276t−PA変異体、例えばP276t−PA、D276t−PA 。
5276t−PASA276t−PA、H276t−PA、W276t−PA。
Y276t−PA等を作るアミノ酸276を修飾することである。本明細書中で 目的とされるその他のさらなる276変異体は、E275P276t−PA、P 2761277t−PA、およびE275P276I277t−PAであり、は ぼ270ないしほぼ279の領域内、またはその他の部位でのさらなる突然変異 生成が、本発明の文脈から、得られるt−PA分子の開裂され易さにより測定さ れる一つの終点、および/またはフィブリン特異性の増大により測定されるもう 一つの終点に従う。
本発明において、276位の変異体が、野生型t−PAに比べ予想外に増強され たフィブリン特異性を表わすことが判明した。このような276変異体の成る好 ましいものは、275−277の範囲内またはより広い270−279の範囲内 のどの位置にも、これ以外の変異を有していない。
さらに本発明の範囲内に含まれるのは、好ましい組み替えDNA技術の方法を使 用して本発明に係る変異体を製造するための手段および関連化合物、即ち、係る 変異体をコードしているDNA単離物、発現ベクター、トランスフェクトされた 宿主細胞およびこれらの各々を製造し使用するための方法である。
さらに別の態様において、本発明は、薬学上許容し得る担体と混合した治療的有 効量の本発明に係る変異体からなる、血管の状態または疾患を処置するための組 成物を目的とする。
さらに、薬学上許容し得る担体と混合した治療的有効量の本発明に係る変異体か らなる、フィブリンの沈着または癒着の形成もしくは再形成を防止するための組 成物が、本発明に包含される。
さらに別の態様において、本発明は、上に記載される適当な組成物の有効量を哺 乳動物に投与することからなる、哺乳動物の血管の状態または疾患を処置する方 法を提供する。
本発明の重要な側面は、よりフィブリン特異的であって、その結果非修飾t−P Aよりも選択的に血餅の部位に作用する、t−PA分子を取得することである。
図面の簡単な説明 図1は、ヒトt−PAのDNAの制限地図であり、5°および3′非翻訳領域な らびにブレーt−PAをコードしている配列を含んでいる。点を付した領域はt −PAの構造遺伝子を表わす。
図2a、bおよびCは、5°および3′非翻訳領域を含むt−PAのDNAおよ びアミノ酸配列を表わす図である。
図3は、S−2251検定における、野生型t−PA(活性=1. 0)と比較 した276位におけるt−PA変異体の活性を示す図である。この図において、 数字の前に現われる文字はその番号位置の天然のアミノ酸であり、数字の後に現 われる文字はその位置の変異体のアミノ酸である。rFnJは、その検定がフィ ブリンの存在下で行なわれるよう、フィブリノーゲンおよびトロンビンを添加し たことを示す。rFgJはフィブリノーゲンのみの添加を示す。rUnstim Jは、S−2251基質に加えてt−PA変異体およびプラスミノーゲンのみが 存在することを示す。
図4は、フィブリノーゲンの存在下でのプラスミノーゲン活性化の反応速度定数 を示す図である。。プラスミノーゲン活性化に対する反応速度定数に、およびに 31、の推定値は、無血清培地中、293細胞において発現されたt−PA変異 体の試料を用い、フィブリノーゲン(1,1μM)の存在下で決定した。
図5は、トロンビンを用いてフィブリノーゲンを凝固させた外は図4と同様の、 フィブリン存在下でのプラスミノーゲン活性化の反応速度定数を示す図である。
詳細な説明 本明細書中使用される、「組織プラスミノーゲン活性化因子」、「ヒト組織プラ スミノーゲン活性化因子」、「ヒトt−PAJ、またはrt−PAJとは、例え ば組替え細胞培養系により、プロテアーゼ部分を含みその他の点では人間の組織 にとって天然のプラスミノーゲン活性化因子に相当する生物活性型で産生される 、ヒト外因性(組織型)プラスミノーゲン活性化因子を意味する。配列全体にわ たるアミノ酸の相違によって立証される、天然の対立遺伝子変異が存在し、そし てこれが個体によって異なるということが理解されるであろう。さらに、グリコ ジル化のパターンは、宿主細胞の環境の性質に大きく依存するであろう。
さらに、この語は、配列全体の中に(天然に存在する)対立遺伝子を越える他の アミノ酸の相違を含む「生物学的等価分子」を意図する。これは、故意に導入さ れることもあれば、クローニングの際の過誤等により偶然導かれることもある。
本明細書中使用される「野生型t−PAJという語は、その内容を説明的に引用 して本明細書の一部とする、米国特許第4766075号(上記)により報告さ れている、cDNAによりコードされているt−PAを意味する。このようにコ ードされているt−PAは好適には、任意の天然の供給源由来、または293も しくは294細胞、チャイニーズハムスター卵巣細胞等を包含する任意の組み替 え発現系由来のt−PA分子である。
ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子の分子は、様々な他の蛋白、例えばトリプ シン、キモトリプシン、プラスミノーゲン、プロトロンビン、フィブロネクチン および表皮成長因子において同定されたホモローガスなまたは他の点で類似する 構造に関連して定義された、五つのドメイン(アミノ酸配列のつながり)を含む という事が、現在明らかであるようである。これらのドメインは、ヒト組織プラ スミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列のN末端から出発して、1)アミノ酸1 から上方に約44までを含むとして様々に定義されている、フィンガー領域(F )、2)アミノ酸約45から上方にアミノ#91まで伸びているとして様々に定 義されている、成長因子領域(C)(EGFとの相同性に基づいている)、3) アミノ酸約92から約173まで伸びているとして定義されている、クリングル 1 (Kl) 、4)アミノ酸約180からアミノ酸約261まで伸びていると して定義されている、クリングル2 (K2) 、および5)アミノ酸約264 からこの分子のC末端まで伸びているとして一般に定義されている、いわゆるセ リンプロテアーゼドメイン(−P)、と命名されている。これらのドメインは一 般に互いに隣接して位置するか、または短い「リンカ−」領域によって隔てられ ており、成熟型と推定される約1ないし527アミノ酸までのアミノ酸配列全体 を形作っている。
t−PAにおける「二本鎖開裂部位」は、少なくとも275位にアルギニン残基 を含んでいる。しかしながら、275位に隣接する、または数残基以内にある、 例えば約279までの様々なアミノ酸もまた、プラスミノーゲン活性化因子をそ の二本鎖型に変換する酵素により認識されるドメインの一部であると信じられて いる。したがって、このドメイン内の275位以外でまたは275位に加えてア ミノ酸の置換を行なえば、二本鎖型への変換に抵抗する、そして/または野生型 t−PAより高いフィブリン特異性を表わすt−PA変異体が生成するかも知れ ない。
成る特定の態様において、「−末鎖プラスミノーゲン活性化因子突然変異体」ま たは「変異体」は、二本鎖への変換に抵抗するプラスミノーゲン活性化因子であ る。これは、二本鎖活性化部位を規定する領域内での単一のまたは複数のアミノ 酸置換を特徴とする。修飾されると係る活性化部位は酵素により認識されず、故 に、通常ではプラスミノーゲン活性化因子をその二本鎖型に変換する酵素によっ て加水分解されない。
別の態様において、この変異体は予想外の増強されたフィブリン特異性、治療上 の価値の向上を与える性質を表わし、またはこれらは両方の性質を表わす。
本発明に係る変異体を製造するために、基礎となるDNAの突然変異を誘発する ための様々な方法を使用することができる。特に好ましい態様として本明細書に 例示される一つのこのような方法は、まず、突然変異させるべき領域をコードし ている配列を含む天然t−PA遺伝子のフラグメントを、ファージM13mp8 (−例として)の複製型に挿入して、M13mp8PAを形成させることを含む 。次いで、この挿入されたt−PA配列に対し相補的であるが置換されるべきア ミノ酸をコードしている1またはそれ以上のヌクレオチドトリブレットを含む合 成オリゴヌクレオチドを、M13mp8PAの一本鎖型とアニーリングして、二 本鎖領域を形成させる。この領域は、残りの相補鎖のDNAポリメラーゼI合成 のためのプライマーとしての役割を有する。複製および同定の後、この突然変異 体t−PA配列をさらに修飾または使用して、突然変異したt−PAポリペプチ ドの発現のための真核生物または原核生物ベクターを組み立てることができる。
下記の検定を用いて、フィブリノーゲン(またはフラグメント)の存在下で色素 生成プラスミン基質S−2251を使用するプラスミノーゲンからプラスミンへ の変換の反応速度定数を決定することにより、この変異体の酵素活性を検定する 。
「フィブリン特異性」という表現は、S−2251検定(−末鎖または二本鎖型 のいずれかにおいて)において、野生型rt−PAよりも、フィブリノーゲン依 存特異活性に対するフィブリン依存特異活性の高い比率を表わす変異体の活性を 意味する。好ましくは、少なくとも1.5の比率が臨床上有利であることが判明 するであろう。
本明細書中使用される「−適性発現系」とは、該変異体をコードしているDNA 配列を一過性に、即ち安定でないかも知れない方法で発現する、t−PA変異体 コード化ベクターによってトランスフェクトされた細胞を含む細胞培養を意味す る。このような細胞は、「一過性発現が可能である」と考えられる。
本発明におけるt−PA変異体は、成る特異的性質を表わすよう、本明細書に記 載されるように天然配列を変化させることに加えて、所望により、該分子の天然 配列の他の領域における残基の置換、除去、または挿入を含んでいてよい。これ らは「生物学的に等価な分子」と考えることができる。
例えば、本明細書中の変異体は、好適には、少な(とも、フィンガードメイン、 成長因子ドメイン、および/またはクリングル1ドメインの一部を欠くことがで き、そして/またはアミノ酸184および/または117を取り巻くグリコジル 化部位のグリコジル化能を欠くことができ、そして、好適には、クリングルlま たは2の推定リジン結合部位におけるアミノ酸の修飾を含む。
このような変異体の個別的例は、アミノ酸工ないし44を欠(分子および184 位にアスパラギン酸を有する分子を包含する。アミノ酸1ないし44を欠く変異 体は、Wo89100197号(上記)により詳細に記載されている。
その他の例は、変異体T103Nのように、グリコジル化部位がクリングル−1 ドメインに挿入されているものである。さらなる例は、1またはそれ以上のアミ ノ酸置換が94および95位または293−305位になされているもの、およ び466−470位のアミノ酸が除去されているものである。
上記の全ての変異体は、その修飾が本明細書に記載されている特定の性質のため の基準を尚満足させるならば、所望により分子の他の様々な領域で修飾されてい てよい。係る修飾は、例えば以下の物を包含する:1、クリングル1の修飾、例 えば約92ないし179の除去、および/または、2、クリングル2の修飾、例 えば、約1.74−261の除去または約205−215、特に210−213 のアミノ酸の領域における修飾、および/または、3、アミノ酸約244−25 5.特に252またはその部位、および/または、4、アミノ酸約233−24 2、特に236−238、および/または、5、アミノ酸184のような既知の グリコジル化部位、および/または、6.1988年5月20日出願の同時係属 米国出願第07/196909号(この記載は引用して本明細書の一部とする) に記載の、成長因子ドメイン内のグリコジル化。要約すると、t−PA分子をそ の成長因子ドメイン内、好ましくは67−69位でN−または〇−結合グリコシ ル化し、ここで67位のチロシンは、t−PA分子の半減期を変えるためにアス パラギン残基に置き換えられている。
これらの修飾の多くは、天然t−PAに比較してクリアランス速度およびフィブ リン結合を有意に変えることができる。当業者は、任意の個別的例において所望 とされる各変異体の最適な性質が何かという事を、適当な検定によって決定する 事ができるであろう。
上記のような配列の変化をもたらすために天然分子中の適当なアミノ酸を変化さ せまたは挿入する修飾は、当分野において知られる任意の手段、例えば下記のよ うな、位置指定突然変異生成または関連する蛋白をコードしているDNA中への 適当な配列のライゲーションによって達成される。
本発明に係るt−PA変異体を即時的に明示する目的のため、数字は、推定の成 熟t−PAの527アミノ酸配列に沿ったアミノ酸残基/位置を意味する事を記 載しておく。米国特許4766075号に対応するEPA093619号を参照 されたい。本明細書中の図2a、2bおよび2cをも参照されたい。アミノ酸の 表記は、アミノ酸の一文字アルファベット、即ち:Asp D アスパラギン酸  lie I イソロイシンThr T スレオニン Leu L ロインンS er S セリンTyr Y チロシンGlu E グルタミン酸 Phe F  フェニルアラニンPro P プロリン His HヒスチジンGly G  グリシジ Lys K リジンAla A アラニン Arg RアルギニンC ys Cラスティン TrpW トリプトファンVal V バリン Gin  Q グルタミンMetM メチオニン Asn N アスパラギンを使用する。
数字の前に現われる文字はその番号の位置における天然アミノ酸であり、数字の 後に現われる文字はその位!における変異体アミノ酸である。この系によると、 276位におけるプロリン置換は1276Pと表現されることになる。
A、総論。
本発明に係るt−PA誘導体は、1)メチオニンをその第一アミノ酸としく構造 遺伝子の前にあるATG開始シグナルコドンによって存在する)、または、2) メチオニンが細胞内または細胞列で開裂する場合は、その通常の第一アミノ酸を もって、または、3)そのシグナルポリペプチドまたはその常套的シグナルポリ ペプチド以外の複合体化蛋白のいずれかと共に[ここでそのシグナルポリペプチ ドまたは複合体は、細胞内または細胞外環境において特異的に開裂可能である] 、または、4)非本質的な、余分のポリペプチドを開裂除去する必要無しに、成 熟型で直接発現により、製造される。いずれにせよ、様々な形でこのようにして 製造されたヒト突然変異t−PAは、回収され、種々の血管の状態または疾患、 例えば心筋梗塞、卒中、・肺動脈塞栓症、深部静脈血栓症、末梢動脈閉塞および その他の血栓性状態の処置のために好適なlノベルまで精製される。
「発現ベクター」は、その中に含まれているDNA配列を発現することのできる ベクターであって、係る配列が、それらの発現をもたらすことのできる他の配列 と機能的に結合し、且つこれらがエピソームまたは染色体DNAの内在部分とし て宿主生物中で複製され得るベクターを包含する。
「組み替え宿主細胞」とは、組み替えDNA技術を用いて組み立てられた発現ベ クターによってトランスフェクトされた細胞を意味する。
B、宿主細胞培養およびベクター。
本明細書中に開示されるベクターおよび方法は、広範囲の原核生物および真核生 物の宿主細胞に好適に使用される。例えば、E、coli K12株294(A TCCNo、31446)は特に有用である。使用できる他の微生物株は、例え ばE、coliBおよびE、cili X1776 (ATCCNo、3153 7)である。熱論これらの例は例示を意図しており、限定的なものではない。
原核生物に加えて、酵母培養のような真核生物もまた使用できる。多細胞生物か ら誘導された細胞の培養が、現在選択される宿主である。原則として、このよう な細胞培養はいずれも使用可能であるが、を動物物由来の細胞が最も興味深く、 これらの細胞の培養中での増殖(組織培養)は、反復可能な手法となっている。
ティシュ−・カルチャー、アカデミツク・プレス、クルースおよびバターソノ編 、(1973)を参照されたい。このような有用な宿生セルラインは、VERO およびHeLa細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞セルライン、 例えばDHPR”″ CHO−Kl細胞(ATCCNo、CCL61)、W13 8、BHK、CO3−7,293およびMDCKセルラインである。
以下に開示される例は、trpプロモーター系を用いる大腸菌の使用、および、 プロモーターとしてSV40複製起点を含む発現ベクターを用いるCHO細胞の 使用を述べている。しかしながら、これらに代わる原核生物または真核生物の宿 主細胞培養の使用もまた充分当分野における技術の範囲内にあるであろう。
C1使用された方法。
1、トランスフェクション。
もし甚だしい細胞壁障壁の無い細胞を宿生細胞として使用するならば、トランス フェクションは、グラハム等、ヴアイロロジ−(Vi roIog3’) 、5 2巻546頁(1978)に記載のように、燐酸カルシウム沈澱化法によって実 施することができる。しかしながら、核注入またはプロトプラスト融合もまた使 用できる。
実質的な細胞壁構造を含む原核生物細胞を使用するならば、好ましいトランスフ ェクション法は、コーエン等、プロシーディングズ・オン・ザ・ナショナル・ア カデミ−・オン・サイエンシズ−USA (Proc、Natl、Acad、S c i、USA) 、69巻2110頁(1972)により記載される塩化カル シウムによる方法である。
2、ベクターの組み立て。
所望のコード化および調節配列を含む適当なベクターの組み立てには、自体既知 の標準的ライゲーション技術を用いる。分離されたプラスミドまたはDNAフラ グメントを開裂し、調製し、そして必要なプラスミドの作成のために望まれる形 に再うイゲーノヨンする。
3、位置特異的突然変異生成。
本発明に係るt−PA変異体の製造は、好ましくは、より早(製造された該蛋白 の変異体または非変異体をコードしているDNAの位置特異的突然変異生成によ って達成する。位置特異的突然変異生成は、所望の突然変異のDNA配列をコー ドしている特異的オリゴヌクレオチド配列、ならびに、交差する連結部の両側で 安定な二本鎖を形成させるに充分な大きさおよび配列複雑性を有するプライマー 配列を提供するための、充分な数の隣接するヌクレオチドを使用することによっ て、t−PA変異体の製造を可能にする。典型的には、長さ約20ないし25ヌ クレオチドのプライマーが好ましく、配列の連結部の両側で約5ないし10の残 基が変えられる。一般に、位置特異的突然変異生成の技術は、アーデルマン等、 DNA、2巻183頁(1983)のような刊行物に例示されるように、当分野 において良く知られており、その記載は引用して本明細書の一部とする。
理解されるように、位置特異的突然変異生成技術は、典型的には、−末鎖および 二本鎖型の両者に存在するファージベクターを使用する。位置指定突然変異生成 に有用な典型的ベクターは、例えばメンング等、サード・クリーブランド・ンン ポジアム・オン・マクロモレキュールズ・アンド・リコンビナント・DNA、A 、ウオルトン編、エルセヴイア、アムステルダム(1981)(その記載は引用 して本明細書の一部とする)により開示されるような、M13ファージのような ベクターを包含する。これらのファージは市販品が容易に入手可能であり、それ らの使用は一般に当業者に良く知られている。これとは別に、−重鎖ファージ複 製起点を含むプラスミドベクター(ヴエイラ等、メソッズ・イン・エンザイモロ シー(Meth、Enzymol、)、153巻3頁(1987))を用いて一 本鎖DNAを得ることもてきる。
一般に、本発明に係る位置指定突然変異生成は、まず、適切なt−PAをコード しているDNA配列をその配列内に含む一本鎖ベクターを得ることによって実施 される。所望の突然変異した配列を有するオリゴヌクレオチドブライマーを、一 般には合成によって、例えばフレア等、プロンーディングズ・オン・ザ・ナショ ナル・アカデミ−・オン・サイエンシズ・USA (Proc、Nat ]、A cad、Sci、USA)、75巻5765頁(1978)の方法によって製造 する。
次いでこのプライマーを一重鎖t−PA配列含有ベクターとアニーリングし、E 。
coliポリメラーゼIクレノウフラグメントのようなりNA重合酵素を作用さ せ、突然変異を有する鎖の合成を完成する。このようにして、第一の鎖は元の突 然変異していない配列をコードしており、第二の鎖は所望の突然変異を有してい るヘテロ二本鎖が形成される。次にこのヘテロ二本鎖ベクターを使用してJMI 01細胞のような適当な細胞を形質転換し、32p−標識された突然変異生成プ ライマーからなる放射性プローブとハイブリダイズさせることにより、突然変異 した配列の配置を有する組み替えベクターを含むクローンを選択する。
このようなりローンを選択した後、突然変異したt−PA領領域除去し、を−P A産生のための適当なベクター、一般には適当な真核生物宿主の形質転換に典型 的に用いられる型の発現ベクター中に入れることができる。本発明の状況におい て、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞または293(グラハム等、ジ ャーナル・オン・ジェネラル・ヴアイロロジー(J、Gen、Virol、)、 36巻59頁(1977)により記載のヒト腎臓細胞)は、長時間の安定なt− PA産生菌の製造に好ましい。しかしながら本発明はCHO産生に限定されるこ とはなく、特に試験目的のため該酵素の一過性の産生のみを所望する場合は、そ の他の多数の細胞型が好適に使用されることがわかっている。例えば、分析目的 のためのt−PA変異体産生のための簡便な系を提供する、293細胞を用いる 一過性の系が、下に記載される。
4、開裂/ライゲーション技術。
t−PAをコードしているDNA配列中に突然変異を起こすもう一つの方法は、 制限酵素による消化によってt−PAをコードしているDNAを適当な位置で開 裂させ、適切に開裂したDNAを回収し、所望アミノ酸および平滑端を有するポ リリンカーのようなフランキング領域をコードしているオリゴヌクレオチドを合 成しくまたは、ポリリンカーを使用する代わりに、t−PAAコードDNAの開 裂にも用いられた制限酵素でこの合成オリゴヌクレオチドを消化し、それにより 粘着末端を作り出す)、そしてこの合成りNAをt−PAコード化槽構造遺伝子 残りの部分にライゲーションすることを含む。
5、宿生細胞培養およびベクター。
最終的にはチャイニーズハムスター卵巣(CHO)による発現がt−PA産生に は好ましいが、本明細書中に開示されるベクターおよび方法は、広範囲の真核生 物の宿主において好適に使用される。
無油一般に、DNA配列の最初のクローニングおよび本発明において有用なベク ターの組み立てには、原核生物が好ましい。例えば、E、coli K12株2 94 (ATCCNo、31446)およびE、coli株W3110(ATC CNo、27325)が特に有用である。その他の好適な微生物菌株は、E。
coli BおよびE、coli X1776 (ATCCNo、31537) のような大腸菌菌株を包含する。これらの例は熱論、限定ではなく例示を意図し ている。
原核細胞は発現にも社用である。前記の菌株、ならびにバチルス・サブティリス のようなバチルス属、およびその他の腸内細菌科、例えばサルモネラ・ティフィ ムリウムまたはセラティア・マルセサラス、および種々のシュードモナス種は、 発現のために有用な宿主の例である。
一般に、その宿主細胞と両立し得る種から誘導された調節配列およびレプリコン を含むプラスミドベクターが、それら宿主と共に使用される。ベクターは、通常 、複製部位、ならびに形質転換された細胞における表現型の選択を可能にするマ ーカー配列を持っている。例えば、大腸菌は、典型的には、大腸菌種から誘導さ れたプラスミドpBR322を用いて形質転換される(例えばボリヴアー等、ジ ーン(Gene) 、2巻95頁C1977)を参照されたい) 。pBR32 2プラスミド、または他の細菌プラスミドまたはファージは、その細菌が自身の 蛋白の発現に使用することのできるプロモーターを含むか、または含むよう修飾 されねばならない。
組み替えDNAの組み立てに最も一般的に使用されるプロモーターは、β−ラク タマーゼ(ペニシリナーゼ)およびラクトースプロモーター系(チャンク等、ネ イチャー(Nature)、’ 375巻615頁(1978):イタクラ等、 サイエンス(Sc 1ence) 、198巻1056頁(1977);ゲ’ソ デル等、ネイチャー (Nature) 、281巻544頁(1979))お よびトリプトファン(trp)プロモーター系(ゲラデル等、ヌクレイツク・ア ンズ・リサーチ(Nucl、Ac1ds Res、)、8巻4057頁(198 0);EPO出願公開第36776号)、およびアルカリホスファターゼ系を包 含する(さらに、例えばジ−ベンリスト等、セル(Ce l l) 、20巻2 69頁(1980)を参照されたい)。
原核生物に加えて、酵母のような真核微生物もまた本発明において好適に使用さ れる。真核微生物の中ではサツカロミセス・セレビシアエ、または通常のパン酵 母が最も一般的に使用されるが、他の数多くの菌株もまた一般的に利用可能であ る。例えば、サツカロミセスにおける発現のためには、プラスミドYRp7(ス ティンヒコーム等、ネイチ+−(Nature)、282巻39頁(1979) ;キングズマン等、ジー:/ (Gene) 、7巻141頁(1979);ツ エンバー等、ジーン(Gene) 、10巻157頁(1980))が一般に使 用される。
このプラスミドは、トリプトファン中で増殖する能力を欠く突然変異酵母株、例 えばATCCNo、44076またはPEP4−1 (ジョーンズ、ジェネティ クス(Genet 1cs) 、85巻12頁(1977))のための選択マー カーを提供するtrpl遺伝子を既に含んでいる。この酵母宿主細胞ゲノムの性 格としてのt rpl損傷の存在は、次に、トリブトファン不在下での増殖によ り形質転換を検出するための効果的な環境を提供する。
酵母ベクターにおける好適なプロモーター配列は、3−ホスホグリセラードキナ ーゼのためのプロモーター(ヒララマン等、ジャーナル・オブ・バイオロジカル ・ケミストリー(J、Biol、Chem、) 、255巻2073頁(198 0))またはその他の解糖系酵素、例えばエノラーゼ、グリセルアルデヒド−3 =ホスフアートデヒドロゲナーゼ、ヘキソキナーゼ、ピルビン酸デカルボキシラ ーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、グルコース−6−ホスファ−トイツメラーゼ、 3−ホスホグリセラードムターゼ、ピルビン酸キナーゼ、トリオースホスファ− トイツメラーゼ、ホスホグルコースイソメラーゼ、およびグルコキナーゼのため のプロモーター(ヘス等、J、Adv、Enzyme Reg、 、7巻149 巻(1968);ホランド等、バイオケミストリー(Biochemistry )、17巻4900頁(1978))を包含する。酵母と共存し得るプロモータ ー、複製起点および終止配列を含んでいる任意のプラスミドベクターが適当であ る。
微生物に加えて、多細胞生物から誘導される細胞の培養もまた宿主として使用で きる。原則として、を動物物または無を動物物培養の如何に拘らず、任意のこの ような細胞培養が使用できる。しかしながら、を動物物細胞に対する興味が最も 大であり、近年、培養中のを動物物細胞(組織培養)の増殖が、より普通になっ てきている[ティシュ−・カルチャー、アカデミツク・プレス、クルースおよび バダーリン編(1973)]。このような有用な宿生セルラインは、V E R ,OおよびHeLa細胞、CHOセルライン、ならびにW2B5、BHK、CO 3−7,293、およびMDCKセルラインである。係る細胞のための発現ベク ターは通常、(必要ならば)複製起点、発現されるべき遺伝子の正面に位置し必 要なリポソーム結合部位があればそれに沿って位置するプロモーター、RNAス プライス部位、ポリアデニル化部位、および転写ターミネータ−配列を含む。
哺乳動物細胞における使用のためには、発現ベクター上の調節機能がしばしばウ ィルス材料によって提供される。例えば、一般に用いられるプロモーターは、ポ リオーマ、アデノウィルス2、および最も頻繁にはシミアンウィルス40(SV 40)から誘導される。SV40の初期および後期プロモーターは共にSV40 ウィルスの複製起点をも含むフラグメントとして該ウィルスから容易に取得され るため、これらのプロモーターが特に有用である(フィアス等、ネイチャー(N ature) 、273巻113頁(1978))。さらに、調節配列がその宿 主細胞系と共存し得るならば、所望の遺伝子配列に通常付随する調節配列または プロモーターを利用することもまた可能であり、且つしばしば望ましい。
複製起点は典型的には、SV40または他のウィルス源(例えばポリオーマ、ア デノ、VSV、BPV)から誘導されるような外因性の起点を含むベクターを組 み立てることによって、または、宿主細胞の染色体複製メカニズムによって、供 給される。もしそのベクターが宿主細胞の染色体中に統合されるならば、しばし ば後者で充分である。
細胞培養により、満足できる量のヒトt−PAが産生される。しかしながら、二 次コード化配列を使用する改良は、産生のレベルをさらに向上させるのに役立つ 。この二次コード化配列は、外部的調節パラメータ、例えばメソトレキサート( MTX)により影響を受けるジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)を含んでお り、したがって、MTX濃度の調節によって発現を調節することができる。
好適な宿主細胞は、ウアラウプおよびチェイシン、プロシーディングズ・オブ・ ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・USA (Proc、Na tl、Acad、Sci、USA)、77巻4216頁(1980)による記載 のように調製され増殖される、DHFR活性を欠<CHOセルラインである。
一方、MTXに対する結合親和性の低いDHFR蛋白が調節配列として用いられ るならば、DHFR欠損細胞を使用する必要はない。突然変異体のDHFRはM TXに対して耐性であるため、宿主細胞がそれ自身MTX感受性である限り、M TX含有培地を選択の手段として使用することができる。MTXを吸収すること のできる殆どの真核生物細胞は、MTXに対して感受性であるように見える。
このような有用なセルラインの一つは、CHOライン、CHO−Kl (ATC CNo、CCL61)である。
6 使用可能な典型的クローニングおよび発現法。
宿主細胞として哺乳動物細胞を使用する場合、トランスフェクションは一般に、 グラハムおよびファン・デル・イブ、ヴアイロロジー(Vjrology)、5 2巻546頁(1978)に記載されるような燐酸カルシウム沈澱法によって実 施する。しかしながら、核注入、電気穿孔、またはプロトプラスト融合のような 、細胞にDNAを導入するその他の方法もまた好適に使用される。
酵母を宿主として使用する場合、トランスフェクションは一般に、ヒネン、ブロ ンーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・U SA (Proc、Nat ]、Acad、Sci、USA) 、75巻192 9−1933頁(1978)に教示されるようにポリエチレングリコールを用い て達成する。
実質的な細胞壁構造を含む原核生物細胞を使用する場合、トランスフェクション の好ましい方法は、コーエン等、プロンーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・ アカデミ−・オブ・サイエンシズ・USA (Proc、Nat ]、Acad 、SC1、USA) 、69巻2110頁(1972)に記載のようにカルシウ ムを使用するカルシウム処理、またはより近年は電気穿孔である。
所望のコード化および調節配列を含む好適なベクターの組み立てには、標準的な ライゲーション技術を使用する。分離されたプラスミドまたはDNAフラグメン トを開裂し、組み立て、所望の形に再ライゲーションして、必要なプラスミドを 形作る。
開裂は、適当な緩衝液中での制限酵素(または酵素)による処理によって行なう 。一般に、プラスミドまたはDNAフラグメント約1μgを、緩衝溶液約20μ m中の酵素約1単位と共に使用する(個々の制限酵素についての適当な緩衝液お よび基質量は、製造者により明記されている)。37℃で約1時間のインキュベ ーション時間が適当である。インキュベーションの後、蛋白をフェノールおよび クロロホルムによる抽出によって除去し、核酸をエタノールによる沈澱化によっ て水性画分から回収する。
平滑末端が必要な場合は、調製物をDNAポリメラーゼIのフレノウフラグメン ト(フレノウ)10単位と共に15℃で15分間処理し、フェノール−クロロホ ルム抽出し、エタノール沈澱させることができる。
開裂したフラグメントの大きさによる分離は、ゲラデル等、ヌクレイ・ツク・ア ンス・リサーチ(Nuclejc Ac1ds Res、)、8巻4057頁( 1980)に記載の6%ポリアクリルアミドゲルを用いて実施する。
ライゲーションのためには、好適には正しい対形成ができるよう末端を整えた所 望の構成成分のほぼ当モル量を、DNA0.5μgにつきT4DNAリガーゼ約 10単位で処理する(開裂したベクターを構成成分として使用する場合は、細菌 性アルカリホスファターゼで前処理することにより、開裂したベクターの再ライ ゲーションを防ぐことが有用であるかも知れない)。
組み立てられたプラスミド中に正しい配列を確認する分析のためには、このライ ゲーション混合物を典型的にはE、coliK12株294 (ATCC314 46)または他の適当な大腸菌株の形質転換に使用し、うまくできた形質転換体 を適宜アンピシリンまたはテトラサイクリン耐性によって選択する。形質転換体 由来のプラスミドを調製し、制限地図作成および/またはメリック等、ヌクレイ ・νり・アンス・リサーチ(Nucleic Ac1ds Res、)、9巻3 09頁(1981)の方法またはマクサム等、メソッズ・オブ・エンザイモロ9 −(Methods of Enzymology)、65巻499頁(198 0)の方法によるDNA配列決定によって分析する。
該DNAを哺乳動物細胞の宿主中に導入し、培地中で安定な形質転換体について 選択した後、およそ20000−500000nM濃度のMTXSDHFR活性 の競合的阻害剤の存在下で宿主細胞培養を増殖させることにより、DHFR蛋白 コード化配列の増幅を行なう。有効な濃度範囲は熱論、DHFR遺伝子および蛋 白の性質ならびに宿主の特性に高度に依存する。明確に、一般的に定義される上 限および下限は確認することができない。適当な濃度の他の葉酸類似体またはD HFRを阻害する他の化合物を使用することもできる。しかしながら、MTX自 身が簡便であり、容易に入手でき、そして有効である。
「プラスミド」は、小文字のpとこれに続くアルファベットおよび数字の記載に よって表記される。本発明における出発プラスミドは市販品を入手でき、無制限 に一般に入手可能であり、または公表されている方法に従って係る入手し得るプ ラスミドから組み立てることができる。さらに、その他の同等のプラスミドは、 当分野で知られており且つ当業者にとって明らかであろう。
DNAの「消化」とは、DNAの成る位置でのみ作用する酵素を用いたDNAの 酵素的開裂を意味する。このような酵素は制限酵素と呼ばれ、各々が特異的な部 位は制限部位と呼ばれる。本明細書中で使用される種々の制限酵素は市販品を入 手することができ、酵素の供給者により確立されたそれらの反応条件、補助因子 およびその他の要件が用いられた。方法および試薬は常套的なものである(T。
マニアティス等、1982、モレキュラー・クローニング、133−134頁) 。
制限消化物からの与えられたDNAフラグメントの「回収」または「分離」とは 、一般的に知られる方法、電気泳動によりポリアクリルアミドゲルまたはアガロ ースゲル上でその消化物を分離することを意味する。例えば、R,ローン等、1 981、ヌクレイツク・アンス・リサーチ(Nucleic Ac1ds Re s、)、9巻6103−6114頁、およびり、ゲラデル等、1980、ヌクレ イツク・アンス・リサーチ(Nucleic Ac1ds Res、)% 8巻 4057頁を参照されたい。
「サザン分析」は、E、サザン、1975、ジャーナル・オブ・モレキュラー・ バイオロジー(J、Mo1.Biol、)、98巻503=517頁の方法、お よびT、マニアティス等、197訳セル(Ce I I) 、15巻687−7 01頁に記載のハイブリダイゼーションによって、消化物またはDNA含有組成 物中のDNA配列の存在を、既知の標識されたオリゴヌクレオチドまたはDNA フラグメントとのハイブリダイゼーションによって確認する方法である。
「形質転換」または「トランスフェクション」とは、DNAを生物中に導入し、 その結果そのDNAが染色体外要素または染色体への統合体として複製可能とな ることを意味する。
「ライゲーション」とは、二つの二本鎖核酸フラグメントの間にホスホジエステ ル結合が形成される過程を意味する(T、マニアテイス等、同、46頁)。
D、薬用組成物。
本発明に係る化合物は、本発明に係るt−PA生成物を薬学上許容し得る担体媒 質と混合して合する既知の方法に従って製剤化し、薬学上有用な組成物を製造す ることができる。他のヒト蛋白、例えばヒト血清アルブミンを包含する好適な担 体媒質およびそれらの製剤は、例えばレミントンズ・ファーマンニーティカル・ サイエンシズ、16版、1980、マック・パブリッシング・COo、オスロ等 編、に記載されており、その記載は引用して本明細書の一部とする。このような 組成物は典型的には、本発明に係る変異体の有効量、例えば約0.5ないし約5 mg/mlを、適当量の担体媒質と共に含有させて、宿主への有効な投与に好適 な薬学上許容し得る組成物を製造する。本発明に係るt−PA変異体は、心臓血 管系疾患または同状態に冒されている対象に非経口的に、またはそれが有効な形 で血流に運ばれることを保証する他の方法によって投与することができる。
本発明の実施に用いられる変異体t−PA生成物の臨床的投与に特によく適合す る組成物は、例えば無菌水溶液、または凍結乾燥蛋白のような無菌水和剤を包含 する。一般に、適当量の薬学上許容し得る塩を、一般にその製剤を等張とするに 充分な量で、さらにその製剤中に含有させることが望ましい。アルギニン塩基お よび燐酸のようなpH調節剤もまた典型的には、適当なpH1一般に5.5ない し7.5を維持するに充分な量で含有させる。さらに、水性製剤の貯蔵寿命また は安定性の改善のために、グリセロールのような物質をさらに含有させるのが望 ましい。このようにして、変異体t−PA製剤は、非経口投与のために、そして 特に静脈内投与のために適当なものとされる。
本発明に係る薬用組成物の用量および所望の薬物濃度は、意図される個々の用途 に応じて変わり得る。例えば、深部静脈血栓症または末梢血管性疾患の処置にお いては、約005ないし約0.2mg/kgといった程度の「ポーラス」用量、 そしてこれに続く、好ましくは約3μg/mlといった程度のほぼ一定の血中濃 度を維持するためになされる約0.1ないし約0.2mg/kg程度の投与が典 型的には好ましい。
しかしながら、一般的に注入能が利用できない救急医療施設に関連する使用のた めには、そして一般に基礎となる疾患の危機的性格(例えば、塞栓、梗塞)の故 に、一般に、約0.3mg/kg程度の静脈内ポーラスといったような幾分大量 の初期用量を供することが望ましいであろう。
例えば、本発明に係るt−PA変異体は、好適には、心臓血管疾患または病態に 冒されている対象に非経口的に投与される。用量および用量率は、他の心臓血管 、血栓溶解剤の臨床研究の際に現在用いられている量と等しいまたはこれより高 いものであってよく、例えば、静脈内または動脈内用量として約1−2mg/k g体重を心筋梗塞、肺動脈塞栓症等に罹患している人間の患者に1.5ないし1 2時間投与することができる。本発明に係る変異体は野生型t−PAより副作用 が低いため、高用量が耐容され、より迅速且つより完全な血栓の溶解がもたらさ れる。
適当な用量型の一つの例として、t−PA50mg、アルギニン、燐酸、および ポリソルベート80を含有するバイアルを、注射用滅菌水50m1で再構成し、 適当な用量の0.9%塩化ナトリウム注射水と混合する。
本発明に係るt−PA変異体は、さらに、フィブリンの沈着または癒着の形成も しくは再形成の防止に有用である。この用途の一つの態様は、1987年11月 25日出願の同時係属米国07/125319号に記載されており、その記載は 引用して本明細書の一部とする。一般に、このような処置は、フィブリンまたは 癒着の形成の可能性のある部位に組成物を局所投与することを含み、ここで該組 成物は、治療的有効量のt−PA変異体を、その部位で約3日間なしル2週間の 間連続放出する僅かに可溶な形で含む。典型的には、t−PA変異体は、外科手 術、感染、外傷、または炎症後の癒着の形成またはフィブリン沈着を防止するに 充分な用量で投与する。典型的には、この量は0.02mg/g (ゲル)ない し25mg/g (ゲル)であり、好ましい量は0.20mg/g (ゲル)な いし約2.5mg/g (ゲル)、最も好ましくは0.25mg/gないし約1 .0mg/g (ゲル)である。
癒着形成の防止のためにt−PAが典型的に製剤化される媒質は、この酵素を癒 着が形成されそうな部位に位置させるための半固体の、粘液質の薬用不活性担体 である。このような担体は、長鎖炭化水素または植物油および、飽和および不飽 和脂肪酸グリセリドの混合物または修飾された飽和および不飽和脂肪酸グリセリ ドの混合物からなるロウを包含する。例は、ワセリンまたは半合成グリセリド類 のような半固体媒質、ポリヒドロキシ溶媒、例えばグリセロール、長鎖炭化水素 、生物腐食性ポリマー、またはリポソームを包含する。
以下の実施例は本発明の実施のために現在知られている最良の方法を例示するこ とを意図しているに過ぎず、本発明はそれにより限定されると解してはならない 。
本明細書中の文献および特許出願の引用は全て説明的に引用して本明細書の一部 とするものである。
E、実施例 本発明に係るt−PA変異体の組み替え産生のための発現ベクター の調製および利用。
1、プラスミドpRK7−t−PAの組み立て。
プラスミドpRK7を、t−PA変異体の生成のためのベクターとして使用した 。pRK7は、CIaIおよびH4ndl I Iの間のポリリンカー領域中の エンドヌクレアーゼ制限部位の順序が逆転している外はpRK5 (1989年 3月15日公開のEP公開No、307247号)と同一である。制限エンドヌ クレアーゼHindI I I (ATG開始コドンの5゛の49塩基対を切断 する)および制限エンドヌクレアーゼBa ] I (TGA停止コドンの下流 276塩基対を切断する)で切断することにより、t−PA CDNA (ペニ カ等、ネイチャー(Nature)、301巻214頁(1983))を、ベク ターへの挿入のために調製した。このcDNAを、前もってHindlllおよ びSma Iで切断したpRK7に、標準的ライゲーション法を用いてライゲー ションした(マニアティス等、モレキュラー・クローニングニア・ラボラトリ− ・マニュアル、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−、ニューヨーク 、1982)。この組み立て物をpRK7−t−PAと命名した。
2、発現プラスミドpRK−t−PAの突然変異生成。
t−PA cDNAの位置指定突然変異生成を、アマーンヤム・コーポレーショ ンから購入したキット(カタログ番号RPN1253)を用い、ティラー等、ヌ クレイツク・アラス・リサーチ(Nucl、Ac1ds、Res、)、13巻8 765頁(1985)の方法によって実施した。所望の突然変異体を生成させる ため、所望のアミノ酸置換をコードしている配列のオリゴヌクレオチドを合成し 、プライマーとして使用した。これらのオリゴヌクレオチドは、標準的方法によ り製造した一本鎖pRK7−t−PAとアニーリングした(ヴイエラ等、メソッ ズ・イン−エンザイモロジ−(Meth、Enz、)、143巻3頁(1987 ))。
3種のデオキシリボヌクレオチド、デオキシリポアデノシン(dATP) 、デ オキシリポグアノシン(dGTP) 、およびデオキシリポチミジン(dTTP )の混合物を、キットの製造者によりそのキット中に供給される、dCTP ( aS)と呼ばれる修飾チオーデオキシリボシトシンと合し、−重鎖pRK7−t −PAに加え、オリゴヌクレオチドをこれとアニーリングした。
この混合物にDNAポリメラーゼを添加すると、突然変異を受けた塩基を除いて はpRK7−t−PAと同一のDNA鎮が生成した。さらに、この新たなりNA 鎖は、dCTPの代わりに制限エンドヌクレアーゼ消化からこれを保護する働き をするdCTP (aS)を含んでいた。適当な制限酵素でヘテロ二本鎖の鋳型 鏑に切れ目を入れた後、この鋳型鎖を、Exo I I Iヌクレアーゼで突然 変異原性オリゴマーを含む領域を過ぎて消化した。次いで、反応を停止させて一 部だけが一本鎖である分子を取り去る。次いで、完全な二本鎖DNAホモ二本鎖 分子を、4種の全デオキシリボヌクレオチド三燐酸、ATP、およびDNAリガ ーゼの存在下でDNAポリメラーゼにより生成させた。
以下のオリゴヌクレオチドを調製し、pRK7−t−PA分子生成のためのプラ イマーとして使用した: 変異体* オリゴ数 y烈 I276P 439 GAGCCCTCCTTTGGGGCGAAACTGAG GI276P、に277I 467 G^^GAGCCCTCCAATGGGG CG^^ACTGAGGI276PSK277^ 468 GAAGAGCCC TCCGGCGGGGCGAAACTGAGGI276Y 471 CCCTC CTTTATAGCGAAACTGAGGI276^ 472. CCCTCC TTTGGCGCGA^^CTGAGG* 注二アミノ酸位置番号の左側の文字 はその位置の天然アミノ酸であり、右側の文字は変異体アミノ酸である。図3を 参照されたい。
3、細菌の形質転換およびDNA調製。
上の方法を用いて生成した変異体t−PA組み立て物を、コンピテントな細胞の 調製および形質転換のための標準的CaCl2法(マニアティス等、上記)を用 いて、大腸菌宿主菌株MM294tonA中に導入した。MM294tonA( これはT1ファージに対して耐性である)は、TnlOトランスボラスのt。
nA遺伝子への挿入およびこれに続く不正確な切除により製造した。次にこの遺 伝子を、トランスポゾン挿入突然変異生成(タレックナー等、ジャーナル・オブ ・モレキュラー・バイオロジー(J、Mo1.Bias、L 116巻125− 159頁(1977))を用いて、大腸菌宿主MM294 (ATCC3144 6)に挿入した。
細菌形質転換体の個々のコロニーを選択し、カルベニンジン150μg/mlを 含有するLBブロス35m1に飽和するまで増殖させた。キアゲン・Inc。
から購入したキット(カタログ番号41021)を用いてDNAを抽出および精 製した。プラスミドを、配列決定ならびに制限エンドヌクレアーゼ消化およびア ガロースゲル電気泳動によって分析した。
4、ヒト胚腎臓293細胞のトランスフェクション(小規模)。
293細胞を6ウエル平板に70%密集となるまで増殖させた。t−PAプラス ミドDNA突然変異体2.5ugを150m1の1mMトリス−HCl、0゜1 mM EDTA、0.227M CaCl2に溶解した。50mM HEPES 緩衝液(pH7,35)150μl、280mM NaC!、1.5mM Na Po、をこれに加え(ポルテックスで撹拌しながら滴下)、25℃で10分間沈 澱を生成させた。次に、懸濁した沈澱を、6ウエル平板のそれぞれのウェル中の 細胞に加え、インキュベーター中で4時間落ち着かせた。次いで培地を吸引して 除き、PBS中の20%グリセロール1mlを30秒間加えた。細胞を、最初3 m1次いで1mlの無血清培地で2回洗浄した。次に、新たな培地3mlを加え 、細胞を5日間インキュベートした。次いで培地を集め、検定した。
−重鎖のt−PAが必要な場合、その方法は、細胞の発育相の間、プラスミノー ゲンを涸渇させた血清を使用する外は上記と同様であった。
生物検定。
A、t −PA定量。
細胞培養土消中に存在するt−PAの量を、野生型t−PAに対して作成したポ リクローナル抗体を用いるELI SA法によって測定した。
B、S−2251検定(プラスミノーゲン活性化因子検定)。
この検定はt−PA活性のための間接的検定である。この検定においては プラ スミノーゲンをt−PAの作用によってプラスミンに変換し、プラスミンはS− 2251基質を開裂させてパラニトロアニリド発色団を放出させる。この発色団 の生成を時間を追って測定する。フィブリン刺激、フィブリノーゲン刺激、およ び非刺激検定の方法は先に詳説されている(ベネット等、JRC,266巻51 91−5201頁(1991))。この検定のために、全ての試料は検定前にセ ファロース−プラスミンと共にインキュベートした。プラスミンによる開裂を受 け易い試料はこの工程中に二本鎖に変換された。
上に開示されたオリゴヌクレオチド(オリゴ数437.439および466ない し474)を用いて製造された変異体は、S−2251検定にしたがって活性を 試験する時、図3に示される結果を与えた。
このデータから、フィブリンの存在下では全ての変異体が、野生型t−PAと等 しいまたはより大きいプラスミノーゲン活性化因子活性を示すことがわがる。
これに対して、これらの変異体は、フィブリノーゲンの存在下または刺激剤の不 在下では、野生型より低い活性を有していた。これらの結果は、この変異体が野 生型t−PAよりフィブリン特異的であることを示している。
野生型t−PAに比べこれらの変異体のフィブリン特異性が何倍であるかを、フ ィブリノーゲン存在下における変異体の相対活性に対するフィブリン存在下にお けるそれの比を取ることによって決定した。結果を下の第1表に示す。本発明者 等の試験では、S−2251検定における野生型t−PAのプラスミノーゲン活 性化因子の活性は、フィブリンが使用される時、フィブリノーゲンに比べほぼ6 倍である(ベネット等、JBC,266巻5191−5201頁(1991)) 。変異体についての値はその相違を超える。
第1表 Des 275−277 12.3 I276P、に277A 6.5 1276P、に277] 7.5 1276P 9.7 275/276にPro挿入 2.4 I276D 6.0 12763 19.7 !276A 5.4 12768 16.5 1276W 7.1 1276Y 7.6 本発明に係る全てのフィブリン特異性変異体についての触媒定数を図4および5 に示す。全ての変異体を同じセットの中でトランスフェクトし、条件培地の試料 を二重に2回検定した。誤差の棒はこれらの結果の標準偏差を示す。図4に示さ れる結果から、フィブリノーゲンの存在下における全変異体の活性低下は、k3 1の低下に起因することが明らかである。KMに反映される、この刺激剤の存在 下におけるプラスミノーゲンに対する親和性は、これらの突然変異によって変わ らないように見える。図5の結果は、殆どの変異体はフィブリン存在下で野生型 に匹敵するに、およびk、1を有することを示している。
1本鎖から2本鎖への変換部位におけるt−PAの変異体が、増強されたフィブ リン特異性を持っているという発見は興味深い。276位における単一のアミノ 酸置換がこの効果をもたらすことから、残基276は明らかに関与している。
さらに、1276Pの場合がそうであり得るように(この変異体の残基275お よび276の間のアルギニン−プロリン結合は加水分解に対し、比較的抵抗性で あるに違いない)、恐らくはその開裂かに277の後であっても、同じ表現型が 、該分子が一本鎖型を維持しているか否かに拘らず、観察される(des275 −277)。本発明者らはさらに、275位の単一アミノ酸置換変異体、R27 5Eのフィブリン特異性の増大について試験した。血漿による二本鎖変換を受け 得ないこの変異体は、フィブリン特異性増大の徴候を示さなかった。むしろこの 変異体は、フィブリノーゲン存在下で通常より活性が大きいということから、野 生型t−PAよりフィブリン特異性が低かった。
本発明の好ましい態様を記載してきたが、開示される態様に対して種々の修飾を 施すことができるという事、そして係る修飾は本発明の範囲内にあることが意図 されているという事が、当業者には明らかであろう。
GTTCTGAGCACAGGGCTGGAGAG^^^ACCTC丁GCGA GG^^AGGGAAGGAGCAA6CCGTG^CCAGGAACACCC GACTCCTCAAAAGCAAATGAGATCCCGCCTCTTCTr CTrCAGAAGACACTGCAAAGGCGCAGTGCTTC’rCT ACAGACTTCTCCAGACCCkCCkCkCCGCAGAAGCGG GACGAGACCCTACAGGAGAGGGAAGAGTGCATrT?C CCAGATACTTCCCAffI’rGGAAGTT?’rCAGGACT rGGTCTGATTTCAGGATACTCTGTCAG^τGGGAAGA CATGAATGCACACTAGCCTCTCCAGGAATGCCTCCT CCCTGGGCAGAAAGTGG CCATGCCACCCTGTTTT  CAGCT` 入AGCCCAACCTCCTGACCTGTCACCGTGAGCAGCTT TGGAAACAGGACCACAAAAATGAAAGCATGTCTCAA TAGTAAAAGATAACAAG入TCTrTCAGGAAAGACGGA TTGCATTAGAAATAGACAGTATATrTATAGTCACAA GAGCCCAGCAGGGCCTCL))rGTTGG(2GCAGGCW; GCTGGCCCGTCATGTTCCTCAAAAG CACCCTrG入C GTCAAGTCTCCTI”CCCCT’!’rCCCCACs CCCTGGCrCTCAGAAGGTATrCC?!TrGTGTACAGT GTGTAAAGTGTAJIATCCTT’f’rTCTTrATAAACT TTAGAGTAGCATGAGAGAA’ITGTATCAT!?GAACA ACTAGGCTTCAGCATATI’rATAGCAATCCATGTTA GTTrTTACT!TCTGTTGCCACAACCCTGTrTTATAC TGTACTrAAT入入^TTCAGATATATT!TrCACAG?’l ”ITrCCFIG.2C 野生型t−P^と比較した活性 Figure 3 0.00.10.20.30.40.50.60.70.80.00.1 0. 20.30.40.50.60.70.8Figure 5A 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.OFigure 5B フロントページの続き (51) int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号Cl2N 15109 //(C12N 9/64 C12R1:19) 8314−4C (72)発明者 パオニ、ニコラス・エフアメリカ合衆国カリフォルニア945 56、モラガ、シャイ・ドライブ51番 I A61K 37154 ACB (72)発明者 ベネット、ウィリアム・エフアメリカ合衆国カリフォルニア9 4003、サン・マテオ、モンテレー・ストリート3437番

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.野生型t−PAのアミノ酸配列の276位にイソロイシン以外のアミノ酸を 有する、フィブリン特異的なヒト組織プラスミノーゲン活性化因子(t−PA) 変異体。
  2. 2.該アミノ酸がプロリンである、請求項1に記載の変異体。
  3. 3.des275−277t−PA;275/276位間のプロリン挿入t−P A;1276Dt−PA;1276St−PA;1276At−PA1276H t−PA;1276Wt−PA;1276Yt−PA;1276P、K277A t−PA;1276P、K2771t−PA;および1276Pt−PAよりな る群から選ばれる、請求項1に記載のヒト組織プラスミノーゲン活性化因子変異 体。
  4. 4.該アミノ酸がアスパラギン酸である、請求項1に記載の変異体。
  5. 5.該アミノ酸がセリンである、請求項1に記載の変異体。
  6. 6.該アミノ酸がアラニンである、請求項1に記載の変異体。
  7. 7.該アミノ酸がヒスチジンである、請求項1に記載の変異体。
  8. 8.該アミノ酸がトリプトファンである、請求項1に記載の変異体。
  9. 9.該アミノ酸がチロシンである、請求項1に記載の変異体。
  10. 10.1276Sヒト組織プラスミノーゲン活性化因子。
  11. 11.1276Pヒト組織プラスミノーゲン活性化因子。
  12. 12.請求項1に記載の変異体をコードしているDNA配列。
  13. 13.請求項12に記載のDNAを発現することのできる発現ベクター。
  14. 14.請求項13に記載のベクターによりトランスフェクトされた細胞培養。
  15. 15.請求項12に記載のDNAを発現のための鋳型として使用し、コードされ ている変異体を発現生成物として生成させる工程を含む方法。
  16. 16.薬学上許容し得る担体と混合した請求項1に記載の変異体の治療的有効量 を含む、血管の状態もしくは疾患を処置し、またはフィブリンの沈着もしくは癒 着の形成もしくは再形成を防止するための組成物。
  17. 17.請求項16に記載の組成物の有効量を投与することからなる、哺乳動物に おいて、血管の状態もしくは疾患を処置し、またはフィブリンの沈着もしくは癒 着の形成もしくは再形成を防止する方法。
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