【発明の詳細な説明】
発明の名称
ディスク読み出し回路
技術分野
本発明はディスクドライブのディスク上のデータを読み出すディスク読み出し回
路に係り、特に、異なる帯域幅を有するデータのそれぞれの周波数に対応してフ
ィルタリングが可能なディスク読み出し回路に関することである。
背景技術
一般に、磁気記録モードのディスクは、パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサのような多様な装置において、データの読み出し及び記録に使われている。
しかし、前記ディスクの大きさは制限されているので、ディスク上にデータを可
能な限り多く貯蔵するためには、ディスク上に記録されるデータは圧縮されなけ
ればならない。
このような要求に応じて、ディスク上にそれぞれ異なる記録周期を有するデータ
の記録及び再生を可能にする装置が開発され、データの容量を高めた。前記装置
は複数の密度モードでデータの記録と再生が可能なディスクドライブで、最近米
国特許4,805,047号に“複数の密度モードで動作可能な読み出し/記録
時期ディスク装置(READ/WRITE MAGNETICDISにAPPA
RATtlS 0PERABLE IN PL[IRAL DENSITY M
ODES)”との名称で紹介されている。
前記米国特許に紹介されたディスクドライブのディスク読み出し回路は、図1に
示したように、ディスク上のデータを読み出すためのヘッド10、利得制御増幅
器11、前記ヘッド10から前記利得制御増幅手段11を通じて供給されるデー
タ中のサーボデータをフィルタリングするための第1フイルタ13、前記ヘッド
10から利得制御増幅手段11を通じて供給されるデータ中の情報データをフィ
ルタリングするための第2フイルタ14、前記相異なる帯域を有するサーボデー
タ及び情報データに該当する周波数を認識し、これに対応するフィルタをアクテ
ィブにするための信号を発生する信号制御器15、前記第1及び第2フィルタ1
3.14でフィルタリングされた信号を微分するための微分回路16、歪んだ信
号を除去するための差動比較手段17、及び前記サーボ及び情報データからワン
ショットパルスを形成するためのパルス発生器18から構成される。
ここで、前記利得制御増幅手段11は、前記ヘッド10から供給されるサーボデ
ータと情報データトを増幅し、この増幅されたデータを前記第1及び第2フィル
タ13.14に供給する。この際、前記信号制御器15が、前記ヘッド10から
供給される信号が前記サーボデータに対応する信号である時は、前記第1フイル
タ13をアクティブにし、又前記情報データに対応する信号である時は、前記第
2フィルタ手段14をアクティブにするように、サーボ信号を発生することによ
りデータをフィルタリングするための1つのフィルタを選択する。
一方、前記サーボデータと情報データとに使われる周波数帯域は同一でもよいが
、通常、この情報データ区間にさらに多くのデータを記録することができるよう
に、前記記情報データの周波数帯域がより高くなっている。現在は、前記情報デ
ータの記録密度を最大化するために、−名、ゾーンピットレコーディング(Zo
ne Bit Recording )方式が使用されており、この方式では、
前記ディスク上の全てのゾーンでサーボデータは同一な周波数より形成されるが
、情報データが記録される領域のデータは各ゾーン毎に相異なる帯域を有する周
波数で記録され、再生されるようになっている。
このような理由で、前記従来のディスクドライブ装置においては、前記サーボデ
ータ区間と情報データ区間とに記録されるデータに対応する周波数帯域の差が大
きくなる程、前記サーボデータと情報データとの信号品質に大きな差が発生する
。
結局、前記フィルタの機能が低下して、ディスクドライブの品質に大きな影響を
及ぼす問題点があった。
発明の開示
前記問題点を解決するために、本発明の目的は、前記相異なる周波数帯域のフィ
ルタリングを可能にする手段を含み、高品位の信号を提供するディスク読み出し
回路を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明のディスク読み出し回路は、複数のセクタに
分割された同心円を形成する複数のトラックを有し、各セクタが同一周波数を有
するサーボデータが記録された第1領域と、互いに異なる周波数を有する情報デ
ータが記録される第2領域とを有するディスクからデータを読み出す回路であっ
て、
前記ディスクに記録されたデータを電気的信号としてピックアップするためのピ
ックアップ手段と、前記ピックアップされた電気的信号中から、前記サーボデー
タに対応する信号だけをフィルタリングするための第1フィルタ手段と、
前記ピックアップされた電気的信号中から、前記情報データの各周波数に対応す
る信号をフィルタリングするための複数個のフィルタより構成される第2フィル
タ手段と、前記相異なる帯域を有する前記データの各周波数を認識し、これを対
応される前記フィルタ手段に供給するための信号制御手段を有し、前記ピックア
ップされた電気的信号が前記サーボデータに対応する信号なら、前記第1フィル
タ手段をアクティブにし、前記電気的信号が前記情報データに対応する信号なら
、相異なる帯域を有するデータに該当する各データの周波数帯域を認識して、前
記第2フィルタ手段の対応するフィルタをアクティブにするための制御信号を発
生するフィルタ選択制御手段とを具備することを特徴とするまた、本発明のディ
スク読み出し回路は、複数のセクタに分割された同心円を形成する複数のトラッ
クを有し、各セクタが同一周波数のサーボデータを有する第1領域と相異なる周
波数の情報データを有する第2領域とから成るディスクからデータを読み出すデ
ータ読み出し回路であって、前記ディスクに記録された前記データを電気的信号
としてピックアップするためのピックアップ手段と、前記ピックアップされた電
気的信号中から前記サーボデータに対応する信号だけをフィルタリングするため
の第1フィルタ手段と、
前記ピックアップされた電気的信号中から前記情報データに対応する信号だけを
フィルタリングするための第2フィルタ手段と、
前記ピックアップされた電気的信号が前記サーボデータに対応する信号なら、前
記第1フィルタ手段をアクティブにし、前記情報データに対応する信号なら、前
記第2フィルタ手段をアクティブにするための制御信号を発生するフィルタ選択
制御手段を具備することを特徴とする
図面の簡単な説明
本発明の他の特徴は、添付した図面と結びつけて説明される好適な実施例の次の
詳細な説明から明らかになる。図面で同一の部材には同一な参照番号を使用した
。
図1は従来のディスク読み出し回路のブロック図である。
図2は前記ディスク上に書かれたデータがデジタル信号に変換される過程を示し
た図である。
図3はサーボデータの形態を示した図である。
図4はディスク上に記録される各データ領域の構成を示した図である。
図5A、図5B、図5Cはゾーンピット記録モードの各ゾーンに記録されるデー
タの周波数帯域幅を示した図である。
図6は本発明によるディスク読み出し回路のブロック図である。
発明を実施するための最良の態様
図2の参照番号31は、ヘッドから供給される信号の波形を示し、参照番号32
は、前記ヘッドから供給される信号31を増幅した信号の波形を示し、参照番号
33は、前記増幅された信号32をフィルタ処理した信号の波形を示し、参照番
号34は、前記フィルタリングされた信号33をデジタル信号に変換した信号の
波形図を示す。ここで、ディスクドライブ装置は、前記ヘッドから供給される一
信号31をフィルタリングして歪みを除去したのちに、デジタルデータに変換す
ることにより、データを検出する。
図3に示したように、ディスク上に記録されたサーボデータは、トラック固有の
位置を示すための位置データ(Gray Code)と、ヘッドをトラックの中
心に位置させるためのデータ(A。
B)と、及び同期を取るためのデータ(POSTAMBLE)とから構成され、
これは使用者により実際に使用される情報データと区分される。前記2つのタイ
プのデータの周波数は相異なり、前記サーボデータは御名サーボライタと呼ばれ
る回路によって記録と読み出しがされる。前記サーボデータが記録されるディス
ク上の領域は、実際に使用者が使うデータ領域、即ち情報データ領域と区分され
る。
一般に、ゾーンピット記録方式では、記録されるトラックがゾーンとセクタによ
って形成され、前記セクタは、一般的に、製造工程で記録されるサーボデータを
記録する領域と情報データを記録する領域とに区分される。前記各ゾーン上に形
成されるセクタの数はそれぞれ異なる。これを図4を参照にしてもっと詳細に説
明すると、前記ディスクはディスクの中心の回りで同心円を形成するゾーンに区
画され、前記各ゾーンはさらに細分するセクタより構成される。前記セクタはま
た、サーボデータが記録される領域と情報データが記録される領域とに区分され
る。前記ゾーンはディスクの中心に近接するほど円周が短くなり、セクタの数も
少なくなる。反対に、ディスクの中心から遠くなるほどセクタの数が増加する。
この際、前記各ゾーンにデータが記録されて再生される時間は同一なので、周波
数と時間との関係から、前記各ゾーンのデータ領域においてデータが記録されて
再生される周波数はそれぞれ異なる。
このような理由で、図5に示したように、前記各ゾーンのデータの周波数帯域が
異なり、ゾーン3の周波数はこれに対応するサーボデータの周波数との差が極め
て異なる。その上、多いセクタを有するゾーンである場合には、周波数の差がさ
らに大きくなる。
これを解決するために、本発明のディスクドライブ装置は、図6に示したように
、前記ディスクlから記録されたデータを電気的信号としてピックアップするた
めのピックアップ20と、前記ピックアップ20から供給されるデータを利得制
御増幅するための利得制御増幅器21と、前記ピックアップされた電気的信号中
から前記サーボデータに対応する信号だけをフィルタリングするための第1フィ
ルタ部23と、前記ピックアップされた電気的信号中から前記情報データのそれ
ぞれ異なる帯域を有する周波数に対応する信号をフィルタリングするための数個
のフィルタより構成される第2フィルタ部24と、前記各周波数を認識し、これ
に対応するフィルタをアクティブにするためのサーボ信号を発生するフィルタ選
択制御器25と、前記第1及び第2フイルタ部23.24でフィルタリングされ
た信号を微分するための微分回路26と、歪みを除去するための差動比較器27
と、前記データからワンショットパルスを発生するためのパルス発生器28とか
ら構成される。
ここで、前記利得制御増幅器21は、前記ピックアップ20によって供給される
電気的信号を前記フィルタ選択制御器25へ供給する。又、前記フィルタ選択制
御器25は、前記ピックアップされた電気的信号が前記サーボデータに対応する
時には前記第1フィルタ部23をアクティブにする。一方、前記電気的信号が情
報データに対応する時には、前記フィルタ選択制御器25が各周波数帯域を認識
し、第2フィルタ部24で前記認識された周波数帯域に対応するフィルタをアク
ティブにするためのサーボ信号を発生して、信号をフィルタリングする。
前記方法によってフィルタリングされた信号は、前記微分回路25で微分されて
出力される。前記微分された信号の歪みは前記差動比較器26で除去され、前記
パルス発生器28を通じて、歪んでないコード化されたデータ信号が形成されて
出力される。
即ち、前記のように構成された本発明のディスクドライブ装置では、制御命令が
入力されるとかサーボデータを読む命令が発生されると、前記サーボデータの周
波数に対応するフィルタを前記フィルタ選択制御器25が選択し、情報データを
読む命令が発生されると、これに対応する周波数帯域のフィルタを選択する。
本発明のディスクドライブ装置の又他の実施例としては、前記第2フィルタ部2
4の代わりに帯域の調整が可能なプログラマブルフィルタを使用するとか、抵抗
、インダクタ及びコンデンサなどの受動素子を利用して、該当データの周波数帯
域のフィルタリングを制御してフィルタリングを遂げることもできる。
本発明のディスクドライブのデータ読み出し回路は、多数の相異なる周波数帯域
を有するデータがディスク上の同一のトラック上に記録及び再生を可能にする。
このように、高密度のデータ蓄積が可能である。前記データに該当するそれぞれ
の周波数に対応してフィルタリングを実施して、信号のフィルタリングを最適化
することにより、ディスクドライブの信号品質を顕著に高める。
今まで、本発明の原理、最適な実施例及び作動モードと説明した。しかし、本発
明は論議された特定の実施例に限らない。
前述した実施例は限定されたものではなく一例と見なされるべきで、次のクレー
ムによって定義される本発明の範囲を外れない限り、当分野の通常の知識を有し
た者による多数の実施例に適用されつる多様性が認めらるべきである。
〈産業上の利用可能性〉
前述した通り、本発明は、ディスクドライブ上で相異なる周波数帯域をフィルタ
リングすることができディスク上のデータを読み出すデータのフィルタリング回
路に適用される。
しかし、これに限定されず、本発明はディスクドライブにおけるどんなディスク
読み出し回路にも適用されつる。
図1
図4
図5A 図5B 図5C
ゾーンl ゾーン2 ・/−73