JPH07505406A - ペンテン誘導体,その製法および用途 - Google Patents
ペンテン誘導体,その製法および用途Info
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- JPH07505406A JPH07505406A JP5517970A JP51797093A JPH07505406A JP H07505406 A JPH07505406 A JP H07505406A JP 5517970 A JP5517970 A JP 5517970A JP 51797093 A JP51797093 A JP 51797093A JP H07505406 A JPH07505406 A JP H07505406A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ペンテン誘導体、その製法および用途
発明の分野
本発明は、新規ペンテン誘導体、その製法、および香料としてのその用途に関す
る。
従来の技術
多くの天然香料は、需要に対して充分な量で入手可能であるとはとても言えない
。香料として、ビヤクダン油が特に望ましく、重要である。これは、インドおよ
びマレ−シアに産する熱帯半寄生植物であるビヤクダンの心材から水蒸気蒸留に
よって得られる。心材は約10年を経てから現れ、それがより急速に成長し始め
るのは樹齢20年を経てからでしかない。樹齢30〜60年以上の充分成長した
木は抜かれるが、これは、その根に快い香の心材が特に豊富だからである[イー
・ティー・モリス(E、T、 Morris)、ドラゴコ・レポート(Dora
goco Report)、1983(30)、40]。そこで、香料の分野で
天然ビヤクダン油の適当な代替品を開発するための研究努力が続けられている理
由が理解できる。
適当な天然ビヤクダン油代替品開発の焦点のあらましは、文献[ビー・エム・ロ
ーレンス(B、 M、 Lawrence)、ビー・ディー・ムーカージー(B
、 D、 Mookherjee)、ビー・ジエイ・ライリス(B、 J、 f
illisX編)=「フレーバーズ・アンド・フラグランンーズ:ア・ワールド
・パースペクティブ(Flavors and Fragrances : A
World Perspective)J ;エルセピア・パブリシャーズ(E
lsevier Publishers)、アムステルダム、1988]におい
てアール・イー・ナイパワ−(R,E、 Na1pover)が説明している。
2.2.3− トリメチル−3−シクロペンテニル基を有するアルコール(就中
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)
−4−ペンテン−1−オールを包含する)が、欧州特許第155591B1号に
より知られている。
入手容易な香料の種類を増すため、流行の変化に適応するため、および日用品(
例えば化粧品および清浄組成物)用香料の需要拡大に対応するために、好ましい
香を有する新しい香料が香料工業において常に必要とされていることは、前記の
ような状況から明らかである。
更に、一定の品質で好都合に製造することができ、望ましい香の性質を有する(
すなわち、天然物に近く品質的に新規な快い香を充分な強度で有し、化粧品およ
び消費財の臭いに好ましい影響を与え得る)合成香料が、一般に常に必要とされ
ている。従って、本発明の課題は、特徴的な新しい香を有し、カリ、持続性、香
の強度および発散性の高い新規化合物を提供することであった。
発明の説明
一般式(1)で示される化合物は、上記要求をどの点でも高度に満足し、種々の
ニュアンスの香を有する持続性の高い香料として有利に使用し得るということが
わかった。とりわけ、一般式(I)で示される化合物は、構造的に関連した既知
の化合物と比較して、香の強度が改善されている(すなわち比較的低濃度で有効
である)ことがわかった。
すなわち、本発明は、一般式(I):
[式中、(置換基は個々に、)R1は水素またはメチル基であり、R1およびR
3は水素または炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R4は水素または基CH
R5R’(R’およびR6は水素または炭素原子数1〜6のアルキル基である)
であり、Xは基COまたは基CHOHである。ただし、(a)R2およびR3の
少なくとも一方はアルキル基であり、(b)2−メチル−4−(2,2,3−)
ジメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−1−オールは除外
する。コで示されるペンテン誘導体に関する。
R2およびR3がいずれもアルキル基であるペンテン誘導体(I)が特に好まし
い。
そのような誘導体は、R2およびR3の両方が水素である対応する誘導体と比較
して、香の強度が大きい。R2およびR3がメチルまたはエチルである化合物(
1)が特に好ましい。そのような化合物の中でも、(a) 3.3−ジメチル−
5−(2,2,3−)ジメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−5−ヘキセ
ン−2−オン
(b) 3.3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテ
ン−1−イル)−5−ヘキセン−2−オール
(c) 2.2−ジメチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテ
ン−1−イル)−4−ペンテン−1−アール
(d) 2.2−ジメチル−4−(2,2,3−1−ジメチル−3−シクロペン
テン−1−イル)−4−ペンテン−1−オール
が特に好ましい。
本発明によると、R2およびR3がそれぞれメチルまたはエチル基であるペンテ
ン誘導体(1)が最も好ましい。
本発明の好ましい一態様においては、R4は水素である。他の好ましい一態様に
おいて、R4はメチルである。
本発明の新規化合物(I)は、有機化学において既知の合成法によって合成する
。
特に適当な二合成法を、例として以下説明する:第一の方法においては、アリル
アルコール2−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテニル)−2−プロ
ペン−1−オールを、キャロル反応により、Xがカルボニル基である一般式(1
)のケトンに変換する。キャロル反応とは、γ−δ−不飽和ケトンへのアリルア
ルコールの転移であると理解される。アリルアルコールを、例えばアセト酢酸エ
ステルとの反応により、アセト酢酸アリルエステルに変換し、それを[3,3]
−シグマトロピー転移(クライゼン転移)によってα−アリルアセト酢酸に変換
し、その後、酸の熱脱炭酸によって所望のγ−δ−不飽和ケトンとする。アセト
酢酸アリルエステルは、そのものを使用するか、またはその場で生成することが
できる。また、アリルアルコールをメチルイソプロピルエーテルと共に(場合に
よってはその場で)対応するアリルビニルエーテルに変換し、次いで、アセト酢
酸アリルエステルと同様にケトン(りに転移させることもできる。
そのようにして得たケトン(1)を、次いでケト基に隣接する炭素原子において
、常套の方法によって例えばヨウ化メチルを使用してアルキル化し得る。アルキ
ル化剤の使用量は、所望のアルキル化度に応じて決める。カルボニル化合物1モ
ル当たり1〜5モル、好ましくは1〜3モルのアルキル化剤と、触媒量の相間移
動触媒とを通例使用し得る。実質的にモノ−、ジーおよびトリアルキル化生成物
の混合物が通例粗生成物として得られ、該粗生成物から標準的な方法(例えば蒸
留)によって個々の化合物(I)を分離し得る。
例えば複合水素化物(例えば水素化リチウムアルミニウム、または水素化ホウ素
リチウムもしくはナトリウム)を使用するもう一つの反応において、アルキル化
カルボニル化合物のカルボニル基をOH基に還元し得る。このようにして、一般
式(I)で示される他のペンテン誘導体を得ることができる。
第二の方法においては、一般式(■):[式中、R1は水素またはメチル基であ
る。]で示されるアリルアルコールと、一般式(■):CHR2R’−CHo
(m)
[式中、R2およびR3はそれぞれ水素または炭素原子数1〜5のアルキル基で
ある。ただし、R2およびR3の少なくとも一方はアルキル基である。コで示さ
れるアルデヒドとの反応によって、Xがカルボニル基で、R4が水素である化合
物(1)を合成する。この反応においては、化合物(II)および(II)から
中間体としてまずアセタールを生成し、アルコール1分子の脱離によって、やは
り中間体としてビニルアリルエーテルに変換し、それをクライゼン[3,3]−
シグマトロピー転移において本発明の対応する化合物(I)に変換する。特定の
アリルアルコールおよびイソブチルアルデヒドを出発物質とするこの種の反応に
ついて、ケイ・シー・プラノツク(K、C,Brannock)が、ザ・ジャー
ナル・オン・ジ・3379において説明している。このアリルアルコールとアル
デヒドとの反応は通例、触媒活性量の酸、例えばスルポン酸、カルボン酸または
ルイス酸の存在下に行う。
この第二の方法によって得られるアルデヒドを、当然更に変化させることができ
る。すなわち、例えば複合水素化物(例えば水素化リチウムアルミニウム、また
は水素化ホウ素リチウムもしくはナトリウム)によってカルボニル基をOH基に
還元することにより、一般式(I)で示される他のペンテン誘導体を得る。また
、アルデヒドをグリニヤール試薬との反応により、対応する他のペンテン誘導体
(I)に変換し得る。
従って、本発明は、一般式(I):
[式中、(lf置換基個々に、)R1は水素またはメチル基であり、Rzおよび
R3は水素または炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R4は水素または基C
HR5R’(R5およびR6は水素または炭素原子数1〜6のアルキル基である
)であり、Xは基COまたは基CHOHである。ただし、(a) R2およびR
3の少なくとも一方はアルキル基であり、(b)2−メチル−4−(2,2,3
−)ジメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−1−オールは
除外する。]で示されるペンテン誘導体の製法であって、(a) 一般式(■)
:
[式中、R1は水素またはメチル基である。]で示されるアリルアルコールと、
一般式(■):CHR2R”−CHo (m)
[式中、R2およびR3はそれぞれ水素または炭素原子数1〜5のアルキル基で
ある。ただし、R2およびR3の少なくとも一方はアルキル基である。]で示さ
れるアルデヒドとを反応させるか、または
(b) 一般式(■):
[式中、R1は水素またはメチル基である。コで示される化合物をアルキル化し
、
および要すれば次いで、例えば複合水素化物を用いて、カルボニル基をOH基に
還元することによる方法にも関する。
本発明の化合物(I)は、顕著な香の性質を有する。従って、本発明は、一般式
(I)で示される化合物の香料としての用途にも関する。
XがCOである化合物(I)は、ベルガモツトおよびルーバーブの新鮮な果物様
相の強い木様香によって特徴付けられる。同様の効果は、そのようなケトンを還
元することによって生成するアルコール、すなわちXがCHOHである化合物(
1)からも得られ、その場合の香の特徴は、果物様相を有する強いビヤクダンノ
ートである。R2およびR3がアルキル基である化合物は、R2および/または
R3が水素である対応する化合物と比較して、とりわけ香の強度が顕著に高いこ
とによって特徴付けられる。そのような本発明の新規化合物は、製剤のへラドノ
ートにおいて比較的低濃度でビヤクダンノートを発する。
式(I)で示される化合物は香料組成物中で、調和、発散性および持続性を向上
する。化合物(I)の用量は、組成物の他の成分を考慮して、所望の香に応じて
変化する。
ペンテン誘導体(I)がビヤクダンノートを有するという事実は、予知可能では
なかったのであり、次のような一般的認識を再確認するものである:香の知覚メ
カニズムも、香の知覚に対する化学構造の影響も充分には解明されていないので
、既知香料の香の性質から、構造的に関連のある化合物の性質に関して何ら確実
な情報を得ることはできず、それ故、既知の香料の構造に加えるある変更が香の
性質に変化をもたらすか、および、そのような変化が好ましいものであるか否か
を予見することは、通例不可能である。
式(I)の化合物は、その香の性質の故に、既知の組成物の改良および強化にも
特に適当である。式CI’)の化合物が、非常に一般的に組成物の改良に寄与す
る顕著に強い香を有することは、特筆すべきである。
式(1)の化合物は、多くの既知の香料成分、例えば天然、合成または部分合成
物である他の香料、精油および植物抽出物と組み合わせ得る。天然香料は、揮発
性の高い成分、中程度の成分および低い成分を包含し得、合成香料は、実質的に
どのような種類の香料をも包含する。例を以下に示す:(a)天然物、例えばツ
リーモスアブソリュート(B aum+eoos −A bsolue)、バジ
ル油、シトラス油(例えばベルガモツト油、マンダリン油など)、マスチックア
ブソリュート、テンニンカ油、パルマローザ油、パチュリ油、ブチグレン油、ウ
オームウッド油、ミルラ油、乳香油、
(b)アルコール、例えばファルネソール、ゲラニオール、リナロール、ネロー
ル、フェニルエチルアルコール、ロデイノール、桂皮アルコール、サンダロール
(S andalore) [3−メチル−5−(2,2,3−トリメチルシク
ロペンタ−3−エン−1−イル)−ペンタン−2−オール]、サンプラ(S a
ndela) [3−イソカンフイル−(5)−シクロヘキサノール]、
(C)アルデヒド、例えばシトラール、へりオナール(Helional、商標
)、α−ヘキシル桂皮アルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアール(L
1lial、商標耳p−t−ブチルーα−メチルジヒドロ桂皮アルデヒド]、
メチルノニルアセトアルデヒド、
(d)ケトン、例えばアリルイオノン、α−イオノン、β−イオノン、イソラル
デイン(I 5oraldein)、メチルイオノン、(e)エステル、例えば
アリルフェノキシアセテート、ベンジルサリチレート、シンナミルプロピオネー
ト、シトロネリルアセテート、シトロネリルエトキシレート、デンルアセテート
、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エチルアセトアセテート、ヘキセニ
ルイソブチレート、リナリルアセテート、メチルジヒドロンヤスモネート、ベチ
ベリルアセテート、シクロへキシルサリチレート、並びに香料中に通例用いられ
る池の種々の成分、例えばムスクケトン、インドール、p−メタン−8−チオー
ル−3−オン、メチルオイゲノール、アンプロキサン(Ambroxan)。
更に、式(I)の化合物は、既知の広範な組成物の香を不快に圧倒することなく
円やかにし、調和させるということも特徴とする。R2およびR3の両方がアル
キル基であるペンテン誘導体(I)が、この点で特に優れている。
本発明の化合物はキシル中心を有するので、種々の立体形状で存在し得る。本発
明の化合物は通常の合成において異性体混合物として生成し、その形態で香料と
して使用する。
本発明の化合物またはその混合物は、香料組成物中に、組成物全体に対して1〜
70重量%の量で使用し得る。本発明の化合物(I)の混合物および上記のよう
な組成物は、化粧品製剤(例えばローション、クリーム、シャンプー、石鹸、軟
膏、パウダー、エアロゾル、練歯磨、含轍剤、防臭剤)の若番にも、アルコール
含有香料(例えばコロン、化粧水、エキス)中にも使用し得る。本発明の化合物
またはその混合物は、工業製品、例えば洗剤、繊維製品柔軟剤および繊維製品処
理製剤、または煙草に若番するためにも使用し得る。そのような種々の製品に若
番するためには、上記組成物を、嗅覚に作用する有効量、とりわけ製品全体に対
して0.05〜2重量%の濃度で加える。しかし、そのような値に制限すること
を意図するものではない。熟練した調香師は、より低い濃度でも効果を達成し得
、またはより高い濃度で新たな効果を創造し得るからである。
以下の実施例は、本発明を制限することなく説明することを意図するものである
。
5−(2,2,3−)ジメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−5−ヘキセ
ン−2−オン
方法: 500a+1三つロフラスコ内で、2−(2,2゜3−トリメチル−3
−シクロペンテニル)−2−プロペノール(α−カンホレンアルデヒドとホルム
アルデヒドとを縮合し、水素化リチウムアルミニウムで還元して合成したもの)
110g(0,66モル)を、アセト酢酸エチルエステル172.3g(1,3
3モル)と混合し、得られた混合物にN、N−ジメチルアミノピリジン1.5g
を加えた。次いで、混合物を攪拌しながら還流温度に2時間加熱し、そのエステ
ル変換の間に遊離したエタノールを留去した。その後、遊離エタノールを除去し
ながら温度を200℃に高め、そのレベルに6時間保った。反応を完了するため
に、更に100gのアセト酢酸エステルを加え、混合物を200℃に14時間加
熱した。
処理: 反応生成物をビグ口=(Vigreux)カラムおよび回転バンド(D
rehband)カラム内で蒸留することにより精製した。留出物の大部分が、
頭部温度127〜b
であった。
特性: 生成物のTRスペクトルCNaC1上のフィルム)は、1955.17
18(C=C)、1639(C=C)、1358および1160cr’に吸収帯
を示した。
香: リナリルアセテート、ベルガモツト、バジルノート、花様、木様3.3−
ジメチル−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)=5−
ヘキセン−2−オン
この実施例は、ヨウ化メチルによる実施例1のケトンのアルキル化を説明するも
のである。
方法: 乾燥11反応器内で、水酸化カリウム粉末93.3g(1,72モル)
を無水トルエンlQQm7?に、乾燥窒素を通しながら懸濁させ、その後、クラ
ウンエーテルである18−クラウン−6(0,83g)を加えた。次いで、実施
例1のケトン177g(0,86モル)を加え、ヨウ化メチル273.6g(1
,9モル)を攪拌混合物に3時間にわたって加えた。この添加後、混合物を室温
で一晩攪拌した。
処理: 反応混合物を氷水11に注ぎ、トルエン相を分離した。水相を、全部で
300m++のエーテルで抽出した。合した有機相を10%塩酸および塩化ナト
リウム溶液で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、原管内で前蒸留
した。
回転バンドカラム内で更に精密な分別を行うことによって、融点75〜77℃7
0.02ミリバールの生成物57.6gを得た(収率:理論値の29%)。TR
スペクトルCNaC1上のフィルム)は、2956.1717(C=C)、16
38(C=C)、1460.1360.1068および894cm”に吸収帯を
示した。
香、ベルガモツト、ルーバーブノート、木様実施例3
3.3−ジメチル=(2,2,3−1−ジメチル−3−ンクロペンテン−1−イ
ル)−5−ヘキセン−2−オール
この実施例は、実施例2におけるケトンのアルキル化後、カルボニル基を選択的
にOH基に還元することを説明するものである。
方法= 11三つロフラスコに、エタノール20OmJ中のナトリウムボラナー
ト15g(0,4モル)を入れた。次いで、その懸濁液に実施例2のケトン11
7g(0゜5モル)の溶液を2時間にわたって加えた後、混合物を更に1時間攪
拌した。
処理: 過剰のナトリウムボラナートを分解するために、水150膳lを加え、
混合物を一晩攪拌した。次いでそれをエーテルで抽出し、エーテル相を中性にな
るまで水洗した後、炭酸カリウムで乾燥した。濾過および濃縮後、生成物を原管
で前蒸留し、得られた粗生成物(96g)を次いで回転バンドカラム内での分別
蒸留に付した。頭部温度87〜95℃10.1ミリバールで主フラクション68
g(=理論値の37.5%)を得た。ガスクロマトダラムは異性体混合物である
ことを示していた(2つの主なピークが混合物の65%を構成)二特性: IR
スペクトル(NaCjj上のフィルム)は、3367(OH)、2958.16
37(C=C)、1462.1375.1361および891cm−’に吸収帯
を2.2−ジメチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1
−イル)−4−ペンテン−1−アール
この実施例は、アリルアルコールとアルデヒドとの反応を説明するものである。
この方法においては、XがCOでR4が水素である化合物(I)が得られる。
方法: リフト攪拌機を取り付けた250m1オートクレーブに、2−(2,2
,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−プロペン−1−オー
ル(α−カンホレンアルデヒドをホルムアルデヒドと縮合し、アルデヒド基を還
元することによって合成したもの)30g(0,18モル)を、イソブチルアル
デヒド72g(1モル)およびピバル酸1.5gと共に入れた。オートクレーブ
を窒素でパージ後、密閉した。オートクレーブを190℃に加熱すると、圧力が
自然に18バールになった。その後、そのような条件下に混合物を7時間加熱し
た。
処理: 冷却後、過剰のイソブチルアルデヒドを留去し、残渣60gを12cs
ビグローカラム内で蒸留した。留出物21gが得られ、それを更に回転バンドカ
ラム内で精製した。78.〜80℃10.04ミリバールで、主フラクション1
2.1g(理論値の28%)が留出した;そのGC純度は84%であった。
特性: TRスペクトルCNaC1上のフィルム)は、2958.292g(H
−CO)、1726(CH=O)、1636(C=C)、1467.1362.
1194および900cm−’に吸収帯を示した。
香: 花様、果物様、木様、ビヤクダンノート実施例5
2.2−ジメチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−
イル)−4−ペンテン−1−オール
この実施例は実施例4のアルデヒドのカルボニル基を選択的にOH基に還元す−
ることを説明するものである。
方法: 250+/三つロフラスコに、エタノール100+17!中のナトリウ
ムボラナー) 2g(0,05モル)を入れた。次いで、その懸濁液に実施例4
のアルデヒド15g(0,068モル)の溶液を連続的に加え、穏やかな発熱反
応が鎮まった後、混合物を更に1時間攪拌した。
処理: 反応混合物をアンモニウムクロリド溶液/氷に注ぎ、エーテルで抽出し
た。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。原管(空気浴温度:
140℃)で前蒸留後、粗生成物を回転バンドカラム内で更に精製した。頭部温
度82〜84℃10.05ミリバールで主フラクション5.9gを分離した(理
論値の39%:GC純度=95%)。
特性: IRスペクトル(NaC4上のフィルム)は、3368(OH)、29
55.1634(C=C)、1464.1384.1045(C−0)、898
および803cm”に吸収帯を示した。
香: 果物様、ビヤクダン
実施例6
3.3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1
−イル)−ヘキサ−5−エン−2−オール方法: 乾燥500+el三つロフラ
スコ内で、マグネシウム片[99,5%、リーデル・デーヘ−ン(Riedel
de Haen)]3.6g(0,15モル)を無水エーテル100m7!に
懸濁させ、ヨードメタン[99%、フル力(Fluka)]21.6g(0,1
5モル)を、反応開始後に混合物が一定の還流下に保たれるような速度で滴下し
た(約25分間)。このように調製したグリニヤール試薬に、水分の不存在下、
実施例4に従って合成したアルデヒド(71%)22.0g(0,1モル)のエ
ーテル(100m/)溶液を、滴下中に反応混合物が反応熱の放出により沸騰し
続けるように、連続的に滴下した(約20分間)。この添加後、混合物を室温で
更に4時間攪拌した。
処理: 混合物を水冷飽和塩塩化アンモニウム溶液500m1に注ぎ、30分間
攪拌した。エーテル相を分離し、水相をエーテルで繰り返し抽出した。合した工
し、濃縮し、原管で蒸留した。留出物20g(GC純度85%)を、回転バンド
カラムで分別した。頭部温度104〜106℃10.05 ミリバールで主フラ
クション12g(理論値の71%)が得られた(ジアステレオマー混合物のGC
純度:99゜7%)
分析: lRスペクトル(Na(J’上のフィルム)は、3387(−OH)、
3075.3033.2958.1633(C=C)、1463.1383.1
361(ジメチル)、1092(C−0)および898cm−’に吸収帯を示す
。
香: 木様、果物様、ビャクダン
3、組成物例1
ベンジルアセテート 150
アトリノン(Atrinon) [ヘンケル(Henkel) ] 150ゲラ
ニオール 120
ベチベリルアセテート brut 100セドレノール(Cedrenol)
50セダーウツド油 Florida 50DPG 40
オークモス・レジノイド 40
グアイル(Guajyl)アセテート30/クランパー(Cyclamber)
(ヘンケル)30イソラルデイン70 30
ベンゾフエノン 30
パチユリ油 30
乳香レジノイド 25
シクロへキシルサリチレート(ヘンケル)25ベルガモツト油 20
ラベンダー油 20
β−ナフチルメチルケトン 20
クマリン 20
上記混合物中のジプロピレングリコール(DPG)40部に代えて、3.3−ジ
メチル−5−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)−
ヘキサ−5−エン−2−オール(実施例6)40部を用いると、このベースの木
様およびドライスパイス様の香が良好に組み合わさり、ムスクノートを有する組
成物が得られる。このような効果は、従来のビヤクダンノートまたは既知の合成
ムスク香料からは達成できないものである。
ボアアンブレン・フォルテ(Boisaa+brene forte) (ヘン
ケル) 150ベルガモツト油 1arok、 100ラバンジン油 gros
so 100
ジヤスマシクラート(Jasmacyclat) (ヘンケル) 100シトロ
ネロール rein 80
イソラルデイン70 80
シトラール 50
DP0 45
0−ズマリー油 40
オークモス・アブソリュート 30
オレンジ油 hell 30
リナロール 30
イランイランIP 30
ベチバー油 20
ゼラニウム油 Bourbon 20
ラベンダー・アブソリュート20
シナモンリーフ油 15
コリアンダー油 15
タイム油 15
パチユリ油 10
システ(Ciste)アブソリュート 10カーネーシヨン油 5
マザーウオート油 5
上記組成中のジプロピレングリコール45部に代えて、実施例5に従って合成し
た2、2−ジメチル−4−(2,2,3−トリメチル−シクロペンタ−3−エン
−1−イル)−ペンタ−4−エン−1−オールを同量使用すると、香料組成物に
、持続性で強いバルサム様ムスク様アンダートーンと、果物様トップノート(全
体の印象のナチュラル感を向上する)とが付与される。
国際調査報告
^hJ HANG ANr’J E: X IIs NNE: X iEフロン
トページの続き
(51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号C07C45/45
49/21 9049−4H
CIIB 9100 D 2115−4HM 2115−4H
I
Claims (9)
- 1.一般式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、(置換基は個々に、)R1は 水素またはメチル基であり、R2およびR3は水素または炭素原子数1〜5のア ルキル基であり、R4は水素または基CHR5R6(R5およびR6は水素また は炭素原子数1〜6のアルキル基である)であり、Xは基COまたは基CHOH である。ただし、(a)R2およびR3の少なくとも一方はアルキル基であり、 (b)2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンチン−1− イル)−4−ペンチン−1−オールは除外する。]で示されるペンテン誘導体。
- 2.R2およびR3の両方がアルキル基である請求項1記載のペンテン誘導体。
- 3.R2およびR3がメチルまたはエチルである請求項1または2記載のペンテ ン誘導体。
- 4.R4がメチル基である請求項3記載のペンテン誘導体。
- 5.R4が水素である請求項3記載のペンテン誘導体。
- 6.一般式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、(置換基は個々に、)R1は 水素またはメチル基であり、R2およびR3は水素または炭素原子数1〜5のア ルキル基であり、R4は水素または基CHR5R6(R5およびR6は水素また は炭素原子数1〜6のアルキル基である)であり、Xは基COまたは基CHOH である。ただし、(a)R2およびR3の少なくとも一方はアルキル基であり、 (b)2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンチン−1− イル)−4−ベンチン−1−オールは除外する。]で示されるペンテン誘導体の 製法であって、(a)一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、R1は水素またはメチル基 である。]で示されるアリルアルコールと、一般式(III):CHR2R3− CHO(III) [式中、R2およびR3はそれぞれ水素または炭素原子数1〜5のアルキル基で ある。ただし、R2およびR3の少なくとも一方はアルキル基である。]で示さ れるアルデヒドとを反応させるか、または (b)一般式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)[式中、R1は水素またはメチル基 である。]で示される化合物をアルキル化し、 および要すれば次いで、例えば複合水素化物を用いて、カルボニル基をOH基に 還元することによる方法。
- 7.請求項1〜6のいずれかに記載のペンテン誘導体の香料としての用途。
- 8.請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)で示されるペンテン誘導体1種ま たはそれ以上を、組成物全体に対して1〜70重量%の量で含有する香料組成物 。
- 9.請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)で示されるペンテン誘導体1種ま たはそれ以上の、化粧品製剤、工業製品またはアルコール含有香料中の香料とし ての用途。
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