JPH07506364A - 新しい抗腫瘍性サイトカイン - Google Patents
新しい抗腫瘍性サイトカインInfo
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- JPH07506364A JPH07506364A JP5519395A JP51939593A JPH07506364A JP H07506364 A JPH07506364 A JP H07506364A JP 5519395 A JP5519395 A JP 5519395A JP 51939593 A JP51939593 A JP 51939593A JP H07506364 A JPH07506364 A JP H07506364A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
発明の名称 新しい抗腫瘍性サイトカイン且ユニ豊見
且豆ユ立互
本発明は一般的にはサイトカインに関連する。より具体的には、本発明は幅広い
抗腫瘍性作用を有する新しいサイトカインに関するものである。
洗」」1亘1日を町
細胞成長は成長刺激性と成長抑止性分子との間のバランスによって規制されると
見られる。これら成長規制サイトカインの間のインバランスは腫瘍成長における
メカニズムのひとつと考えられている。
腫瘍細胞および正常な細胞の成長を刺激するいくつかのサイトカインについても
明らかにされている。これらのサイトカインには、エビダーマル成長因子(EG
F) 、線維芽細胞成長因子(FGF) 、血小板誘導成長因子(PDGF)
、インシュリン状成長因子(ICF) 、インターロイキン(IL) 、コロニ
ー刺激性因子(C3F) 、および形質転換因子(TGF−αおよびTGF−β
)などを含んでいる。
対照的に、他のサイトカインは一定の腫瘍細胞の成長を抑止する。これらのサイ
トカインには、例えば、イターフエロン(IFN) 、リンフォトキシン(LT
) 、腫瘍壊死因子(TNF)、オンコスタチンM1アムフイレグリン、インタ
ーロイキン−1(IL−1)、インターロイキン−6(IL−6) 、およびT
GF−βなどが含まれる。
これらの成長刺激性および成長抑止性サイトカインはそのソース、その物理−化
学的性質、およびその基本構造が相互に異なっている。したがって、成長規制サ
イトカインの確認とその特徴付けは、腫瘍の成長を含めて、細胞の成長の理解に
とって決定的な重要性をもっている。
且ユニ亙監
本発明のひとつの実施例においては、新しい組成物が提供される。この新しい組
成物はオンコインヒピンと名づけられており、ヒト胎児赤芽球細胞によって分泌
され、分子量は5DA−PAGEで28kDa程度で、種々の抗腫瘍性作用を有
している。
ひとつの実施例において、本発明はオンコインヒピンと称される新しいヒト・サ
イトカイン調製する方法を提供する。
この方法は、ヒト胎児赤芽球細胞を培養するステップと、オンコインヒビンの形
成を誘発するステップと、そして条件づけられた細胞上澄液を取り出すステップ
とで構成されている。
本発明のさらに別の実施例においては、ヒト・オンコインヒビンを精製する方法
が提供される。この方法はヒト・オンコインヒビンを含む条件づけられた細胞上
澄液を限外ろ過するステップで構成される。その後、ヒト・オンコインヒビン内
で限外ろ過を透析する。その後、DEAEアフィゲル・ブルー・グロマトグラフ
イー、ナトリウムドデシルスルフェート−ポリアクリルアミド・ゲル電気泳動、
および逆相高性能液体クロマトグラフィーを行ってヒト・オンフインヒビンを精
製する。
本発明の別の実施例で、リンフオサイド、モノサイト、おおよびニューロフィル
を活性化して、腫瘍細胞を殺す新しい免疫調節子が提供される。この新しい免疫
調節子はヒト・オンコインヒビンを含んでいる。また、正常な細胞の成長を刺激
するための新しい成長因子が提供される。この成長因子はヒト・オンコインヒビ
ンを含んでいる。
本発明の他の実施例においては、オンコインヒビンの医薬品組成物と、有効な量
のオンコインヒビンを投与するステップで構成される、腫瘍細胞を措置する方法
が提供される。
1皿五墨工皇盈豆
上に述べた、およびそれに関連して明らかになる他の、本発明の特徴、利点およ
び目的をさらに詳細に理解できるように、その実施例を示す図面を以下に示す。
これらの図面は、本明細書の一部を構成するものである。しかしながら、以下の
図面は本発明の好ましい実施例を示すもので、したがって本発明の範囲を限定す
るものではない。本発明においては他に同様に有効な実施例をつくることも可能
である。
図1は、K−562細胞条件付は上澄液がMCF−7細胞の成長を抑止すること
を示している。
図2は、オンコインヒビンに関する標準的な生物検定を示している。
図3は、血清が存在する状態と、存在しない状態での、K−562細胞によるオ
ンコインヒビンの生産を示している。
図4は、オンコインヒビンの誘発に対するフォルボールエステルの影響を示して
いる。
図5は、オンコインヒビンの作用に対する限外ろ過の影響を示している。
図6は、ゲル浸透グロマトグラフイーによるオンコインヒビンの特徴付けを示し
ている。
図7は、SDSポリアクリルアミド・ゲル電気泳動によるオンコインヒビンの作
用を示している。
図8は、オンコインヒビンの5DS−PAGE分析を示してし)る。
図9は、DEAEアフィゲル・ブルー(上側パネル)およびQ−セファロース・
カラム(下側パネル)からのオンコインヒビン活性の結合溶離(binding
elution)を示してνする。
図1Oは、オンコインヒビンおよびTNFの用量に依存した抗増殖効果を示して
いる。
図11は、正常なヒト包皮線維芽細胞に対するオンコインヒビンの用量に依存し
た増殖効果を示している。
図12は、アクチマイシンDで処理したマウスL−929細胞に対するオンコイ
ンヒビンの影響を示している。
図13は、フォルボールエステルで処理した、あるいは処理していないに一56
2細胞の丁NFおよびLTに関するノーザン・プロット分析を示す。
図14は、ヒト悪性腫瘍A375細胞に対するオンコインヒビン(パネルA)お
よびオンコスタチンM(パネル卸の成長抑止効果の比較を示している。
図15は、正常な線維芽細胞に対するオンコスタチンMおよび比−6の成長抑止
効果を示している。
図16は、ヒト乳房腫瘍(MCF−7)細胞に対するIL−6効果を示している
。
図17は、ヒト乳房腫瘍細胞(MCF−7)に対するオンコインヒビンの作用へ
の、インターフェロン−γに対する抗体の影響を示している。
図18は、ヒト包皮線維芽細胞上のオンコインヒビン(下側パネル)ではなく、
TNF (上側パネル)に対するインターフェロン−γの抑止効果を示している
。
図19は、オンコインヒビンの存在下および不存在下
【こおけるヒト乳房腫瘍M
CF−7細胞の成長速度を示している。
図20は、MCF−7細胞のオンコインヒビンに対する露出時間の影響を示して
いる。
図21は、ヒト乳房腫瘍MCF−7細胞の形態に対するオンコインヒビンの影響
とTNFの影響との比較を示している。
1阜二韮朧l盈里
マウス結合繊維細胞株L929 (CCL l) 、 K−562(CCL−2
43) 、 U−937(CRL−1543) 、 HL−60(CCL−24
0) 、ラジ(CCL−86) 、ジュルカット(CRL−8163) 、 B
T 20 (HTB−19) 。
MC:F−7(HTB−22) 、 5K−BR−3(HTB−30) 、 Z
R−75−L (CRL−1500) 、 PRMI 7951 (HTB−6
6) 、 A375 (CRL−16i9) 、 A−431(CRL−155
5) 、 ME−180(HTB 83) 、 OV(:AR−3(HTB−1
61) 。
He La (CCL−2) 、 Hep−2(HB−8065) 、およびN
IH3T3 (CRL−1618)を含む種々の細胞株がアメリカ・タイプ・カ
ルチャー・コレクション(ミツドランド州ロックビル)からめられた。TNF−
抵抗性NIH3T3細胞は、K、 Totpal、 R,LaPu5hin、H
9N、 JlanthaswamyおよびB、B、Aggarwal、 Lym
phokineおよびCytokine Res、 10 (1991) 35
9−367にのべられているように分離された。 Gen−Probe (カリ
フォルニア州すンディエゴ)から購入したバイオ・アッセイ・キットを用いて、
マイコプラズマ汚染に関するテストを行った。
すべての細胞培養物は、週ごとの継代を通じて継続的な指数的成長状態で維持さ
れた。細胞の一部は、週に二度、継代培養された。細胞は加湿培養器内で1.空
気中5%CO1の存在下、グルタミン(2mM)、ペニシリン(100ユニツト
/ml )、およびストレプトマイシン(100μg/ml) 、およびウシ胎
児血清(10%)で補足したRPMI 1640培地内で培養した。
条件付けを行ったヒト胎児赤芽球培養株に−562は、ヒトの乳房腫瘍細胞株M
CF−7に対する成長抑止的作用をつくりだす。
腫瘍細胞の成長は抑止するが、正常な細胞の成長は抑止しないその能力により、
この作用は「オンコインヒビン(腫瘍抑止因子)jと呼ばれている。
オンコインヒビンの生産および導入のために、ヒト赤芽球細胞株に−562を、
グルタミン(2mM)、ペニシリン(100ユニツト/ml) 、およびストレ
プトマイシン(100μg/ml)でおぎなった10%胎児性仔ウシ血清を含む
RPMI 1640培地内で培養した。細胞の密度が0,8XIO“細胞/ml
に達すると、遠心分離で細胞を取り出し、細胞を血清なしの培地で一度洗浄し、
その後血清を含まない状態で、グルタミン、ペニシリン、およびストレプトマイ
シンを含むRPMI−1640培地に移した。オンコインヒビンをつくりだすた
めに、これらの細胞の1×lO“/mlを、血清を含まないRPMI 1640
培地内で定常培養条件の下で、T175フラスコ(Falcon)内で48時間
培養し、その後、フォルボールエステル(100ng/ml )で37℃の温度
下、48時間培養した。その後、遠心分離で条件づけられた細胞上澄液を採取し
、0.22ミクロン・フィルター(Falcon)によってろ過し、さらに特徴
付けを行うまで、4℃の温度で保存した。
オンコインヒビンを濃縮するために、K−562細胞株からの条件付けを行った
をPM−10薄膜(Amicon Corp、)によって限外ろ過し、そして、
20mM Tris、 pH8,0で透析した。
図1で、腫瘍細胞成長の抑止作用が3つの別個の方法で調査された。これらの方
法とは、(1)トリパン・ブルー染色後、血球計算盤上で細胞を数える方法と、
(2)結晶バイオレット染料摂取法、および(3)三重水素化チミジン組み込み
法、の3つであった。オンコインヒビンは、これら3つの方法のいずれにおいて
も、用量に依存する方法で、明らかに細胞の成長を抑止する。簡便さと感度の両
方の理由がら、オンコインヒビンに関する生物検定を行うための標的として、M
CF−7細胞株を用いた。オンコインヒビンによる三重水素化チミジンの取り込
みの抑止は、このサイトカインを検出する上で、高度に鋭敏な方法であることが
分かった。
オンコインヒビンに関する生物検定は5XIO″個の細胞を96ウエル平底ウエ
ルプレートに入れて、CO1培養器内で37℃の温度で、O,1mlのRPMI
1640培地で一墨夜培養することによって行われる。そして、培地を取り出
して、テストサンプルの2倍希釈液を最終的な体積が001m1になるように加
えて、37℃の温度で、24時間、培養が続けられた。最後の6時間に、三重水
素化チミジン(0,5μC110,05m1/well)を加えた。24時間の
培養時間後、培養液を取り出し、細胞を、O,1mlのトリプシン(0,5%)
およびEDTA (5,3mM)を用いて、37℃の温度下、30分間の処理を
行って、細胞を取り出した。円(Dカムブリッジ細胞ハーベスタを用いて、細胞
を取り出し、ベータ・カウンターを用いて、細胞に組み込まれた放射性を潤定し
た。
データは、オンコインヒビンの存在下で細胞に取り込まれたdpmの量を培養液
だけが存在している状態で取り込まれたdpmの量で割って、その量に100を
掛けた量で表現された。細胞の成長可能性を50%抑止するのに必要なオンコイ
ンヒビンの量をサイトカインの1ユニツトと定義した。図1に示されているよう
に、オンコインヒビンは、これら3つの方法のすべてによって示されるように、
細胞の成長を用量に依存する形態で抑止する。
図2で、24時間以内の期間では、MCF−7のオンコインヒビンに対する用量
に依存した作用が観察できる。シミジンの取り込みにおける50%抑止を達成す
るのに必要なサンプルの希釈率の逆数がオンコインヒビンの1ユニツトとして定
義された。
図3で、血清を含まない状態での、オンコインヒビンの生産に関する調査が行わ
れた。血清を含まない状態が選ばれたのは、血清を含むサンプルからの蛋白質の
精製が困難だからである。これらの結果は、明らかに、血清が存在しない状態で
もオンコインヒビンかに一562細胞から分泌されることを示している。
我々は、種々の作用因子がオンコインヒビンの生産を誘発するかどうか調べた。
カルシウムイオン泳動、コンカナヴアリンA、フィトヘマググルチニン、および
フォルボールエステルについての調べられた。図4はフォルボールエステルがオ
ンコインヒビンの生産量を増大することを示している。したがって、フォルボー
ルエステルはに一562細胞からのオンコインヒビンの生産を最適化するために
用いることができる。
細胞をフォルボールエステル(100ng/ml )に露出させた場合、オンコ
インヒビンの生産量が4倍程度増大することが観察された。オンコインヒビンの
誘発が最も活発なのは、細胞をフォルボールエステルで48時間(表1)、そし
て培養液1mlあたり1×】0“個の細胞密度(表■)で培養を行った場合であ
った。
以下余白
l
フオルボールエスールによる旦ΣK −562鳳皇からのオンコインとビンの”
と の イフオルボールエステル(100mg/ml )の存在している状態
と、存在していない状態の両方で、K−562細胞(1×10”/+++1 )
を血清を含まない培地(RPMl−1640)で、CO,培養器内で、37℃の
温度下、時間を変えて培養し、条件付けをおこなった培地を遠心分離で取り出し
た。サンプルを「材料と方法Jに示したように、MCF−7細胞上でl:2倍の
シリアル希釈でテストした。
0、1 89 56
0.5 65 41
零 K−562細胞は血清を含まない培地(RPMI−1640)で、表に示し
た細胞密度で72時間、CO3培養器内で37℃の温度下で培養された。条件づ
けられた培地を遠心分離で取り出して、MCF−7細胞上でアル希釈でテストし
た。
図5で、オンコインヒビンの特徴付けと精製を行うために、細胞で条件付けした
培地を10,000分子量カット・オフ(PM−10)薄膜を用いて限外ろ過に
より濃縮した。フィルター(フロー・スルー、またはFT)によって捕らえられ
なかったフラクションの活性は低かったのに対して、補足されたフラクションあ
るいは濃縮物(C)の活性は標準バッファー(開始物質、SM)の場合より比例
的に高かった。この結果はオンコインヒビンの活性が保持され、濃縮されたこと
を示している。
これら3つのテスト結果も、オンコインヒビンの分子量が10.000以上であ
ることを示した。
図6に示すゲル透過高速蛋白質液体グロマトグラフィー実験のパネルaとパネル
bで、オンコインヒビンのサンプルを。
0.1%仔ウシ血清アルブミンおよび0.01%ナトリウムアジドを含むフォス
フェート緩衝食塩水で予め均衡させたスベロース−6カラム(Pharmaci
a)上に入れた。二〇カラムを室温で、1分あたり0.5mlの流速で作動させ
、各フラクションのサイズを0.5mlとした。このカラムは分子量標準(Sc
hwarz/Mann。
Cambridge、 MA)で較正した。後者はアポフェリチン(480kD
a)、アルファ・アミラーゼ(20kDa) 、ガンマ−グロブリン(160k
Da) 、仔ウシ血清アルブミン(67kDa) 、オーバルアルブミン(45
kDa) 、キモトリプシノゲン(24kDa) 、およびサイトクロムC(1
2,4kDa)を含んでいた。
図6で、オンコインヒビンの分子量は25kDa程度と見られある。オンコイン
ヒビンの分子量は非変性条件下でスペロースー6上でゲル透過高速蛋白質グロマ
トグラフイーで検査された。フォスフェート緩衝食塩水、pH7,4で行ったゲ
ルろ過の結果は2つの顕著な活性ピークを示し、ひとつは排他容積(exclu
ded volume)と一致し、2番目のピークはほぼ25kDa程度の分子
量と対応していた(図6、パネルB)。図7および8に示すナトリウムドデシル
スルフェート−ポリアクリルアミド・ゲル泳動(SDS−PAGE )の実験で
は、基本的に15%ポリアクリルアミド・ゲルはくここに引例として採用した、
Nature 227 (1970) 680−685による) IJ、 K、
Laemmliにしたがって行われ、銀染色で蛋白質が見えるようにされた。
予備的なゲル泳動および活性の溶離(elution of activity
)を行うために、固定、染色を行う前にゲルの一部をカミソリの刃で40以」二
の異なった断片にスライスし、50mMの重炭酸アンモニウムを一昼夜分散させ
た試験管内で溶離させ、そのフラグジョンを20mM トリス、p)18.0で
透析し、その生物学的活性の評価を行った。
図7で、オンコインヒビンの分子量をさらに正確に確認するだめに、5DS−P
AGE分析を行った。電気泳動後、ゲルをスライスし、50mM重炭酸重炭酸ア
ンモニウム夜溶離させ、オンコインヒビンの活性を評価した。適用されたオンコ
インヒビンの活性の50%以上は、30kDa程度の分子量領域で再現された(
recovered)。ダイ・フロント近くの領域でも、lO%程度以下の活性
が認められた。
図8で、5DS−PAGEおよび銀染色したゲル上での生物学的に活性を示した
フラクションで再度テストを行ったところ、28kDa程度の分子量のところで
、単一の顕著な帯が確認された。
図9、パネルaおよびパネルbで、オンコインヒビンのアニオン交換樹脂への結
合、およびそれからの溶離を調べた。
ひとつのカラム(1cm+X5cm)をアニオン交換樹脂Q−セファロースを充
填し、20InMトリス、pH8,0で均衡化させた(均衡緩衝液)。均衡緩衝
液で透析したオンコインヒビンのサンプルを0.5ml/分の流速でカラムに負
荷した。そのカラムを均衡化緩衝液ですすいでから、NaC1の濃度を変えて(
0−IM)溶かした。種々のフラクションの蛋白質濃度と生物学的活性について
調べた。
DEAEアフィゲル・ブルー・クロマトグラフィー:第二のカラム(1cmx5
cm)をDEAEアフィゲル・ブルー樹脂を充填して、その後、20mM トリ
ス、pH8,0(均衡化緩衝液)で均衡化させた。透析で均衡化緩衝液に対して
予め均衡化させたオンコインヒビンのサンプルを、0.5ml/分の流速でカラ
ムに負荷した。このカラムを均衡化緩衝液ですすいで、その後濃度を変えた(0
−LM)のNaC1に溶かした。種々のフラクションについて、その蛋白質濃度
と生物学的活性が調べられた。
図9のパネルaとパネルbは、オンコインヒビンがアニオン交換樹脂に結合する
と共に、それから溶離することができる。Q−セファロースおよびDEAEアフ
ィゲルの両方に対して、20mM トリス、pH8,0緩衝液内でオンコインヒ
ビンの結合活性が示された。結合したオンコインヒビンはDEAEアフィゲル・
ブルーから2011IMトリス緩衝液内に0.2M NaC1を加えたもの、お
よびQ−セファロースからは0.5M NaC1を用いてそれぞれ溶離された。
オンコインヒビンは広範な腫瘍細胛の成長を抑止した(表■)6オンコインヒビ
ンの抗増殖作用は三重水素化チミジンと取り込みによって調べた。
1旦
TNFとオンコインヒビンとの間の
腫瘍細胞に対する特性の差
赤芽球症細胞株(K562 )94 2組織球リンパ腫(U−937) 54
1組織球リンパ腫(U−937−CF−1) +3 0骨髄腫促進性リンパ腫(
HL−60) too lパーキット・リンパ腫(ラージ)760T細胞リンパ
腫(ジャーケラト) 74 36骨髄性白血病(KG−1) 43 8
骨髄性白血病(KG−1a) 60 13骨髄性白血病(ML−1a) 59
0.1骨髄性白血病(ML−1b) 35 0.1単球白血病(THP−1)
81 1
乳房悪性腫瘍(BT20) 24 2
乳房悪性腫瘍(BT20TNFR) 60 3乳房悪性腫瘍(MCF7)10
乳房悪性腫瘍(SK−BH3) 52 0乳房悪性腫瘍(ZR−75−1) 6
1黒色腫(RPMI 7951) 73 0黒色腫(A375 )76 0
表皮悪性腫瘍(A−431) 82 0歯頚部悪性腫瘍(ME−180) 20
0子宮悪性腫瘍(OVCAR−3) 27 1歯頚部悪性腫瘍(HeLa)
55 14肝臓癌(HepG−2) 83 20
網膜腫(Weri−Rb−1) 60 33網膜腫(Y−79) 92 46
膠芽腫(LG) ’ 84 2.3
マウス線繊芽細胞(NIH3T3) 11 35マウス線繊芽細胞(LTRI
000) 85 27マウス線繊芽細胞(L929) 0 1正常なヒト包皮線
維芽細胞 31+ 189腫瘍細胞(5000/ウエル)をTNF (0,2,
czg/ml)またはオンコインヒビン(フォルボールエステルで誘発し、濃縮
)で、37℃の温度下、72時間培養し、その後で、上に述べたチミジン取り込
みを基準としてそれぞれの細胞成長可能性(%)の判定を行った。
図1O、パネルA−Dで、表■に示した細胞株の一部でのオンコインヒビンの用
量に依存した作用を調べ、TNFと比較した。表■および図10に示した結果か
ら、NCF−7に加えて、オンコインヒビンがいくつか異なった種類の白血病、
黒色腫、および肝臓癌の成長を抑止できることは明らかである。マウスの細胞の
成長も抑止された。したがって、インターフェロンの場合とは違って、オンコイ
ンヒビンは特定の腫瘍に限って効果を発揮するものではないと見られる。
成長検定に関する図11および12で、細胞は96−ウェル・ファルコン・プレ
ートで0.1mlの培地(10%FBSを含むI’lPMI−1640)で一旦
夜培養された。その後、培地を取り出し、ヒト・オンコインヒビンのシリアル希
釈液をO,1mlの体積で入れた。
37℃の温度下、72時間培養した後、培地を取り出して、B、B。
Aggarwal、 Human Iymphotoxin、 Meth、 o
f Enzymol、、 116 :441−448 (1985) (引用に
より本文に組み入れ)に述べられているような結晶バイオレット染色によって、
成長可能な細胞についての測定を行った。細胞の成長可能性を調べる染料取り込
み法は、トリプシン溶液による分離および血球計算盤によるカウンティングによ
って判定される細胞数と関係している。それぞれの細胞成長性の割合はテスト・
サンプルが存在している状態での光学密度をテスト・サンプル(培地)が存在し
ない場合の光学密度で割って、Iooをかけたものである。LTおよびTNFの
場合、細胞毒性検定は、2o x +o’ L −929細胞をアクチノマイシ
ンD(1Mg/ml )で培養した後、サイトカインで24時間培養することを
除いて、成長抑止検定の場合とほぼ同様に行われた。
細胞成長刺激検定。細胞成長刺激検定は、基本的には、に引用により本文に組み
入れているVilcek et al、、 J、 Exp。
Med、163 : 632−643 (1986)に述べられている手順にし
たがって行われた。簡単にいうと、パッセージ・レベル+2−16(集団倍加レ
ベル24−32程度に相当)での融合ヒト2倍体包皮線維芽細胞を、細胞成長刺
激検定に用いた。ヒト・オンコインヒビンの影響を調べるために、細胞(8XI
O”/ウェル)を96−ウェル・ファルコン・プレートで培地(RPMI−16
40+ 10%FBS) 0.1mlに入れた。CO3培養器内で、37℃の温
度下で一昼夜培養し、その後、培地を取り出して、サイトカインのシリアル希釈
液を0.2mlの容積で層状に入れた。5日間培養した後、メディアを静かに注
いで、結晶性バイオレットで染色した。すべての判定は三重に行われた。細胞成
長性の割合は、成長性検定の場合と同様に計算された。
[′ト1]TdR組み込み検定を行うために、ヒトの線維芽細胞を培養し、サイ
トカインで5日間処理した。最後の24時間に、三重水素化チミジン(6,7C
i/mモル; New England Nuclear。
Boston、 MA)をそれぞれのウェル(0,5μCi/ウェル)に加えた
。その後、培養培地を取り出して、ウェルをリン酸緩衝食塩水で二度洗浄し、E
DTA (5,3mM)を含むトリプシン(0,5%)溶液を加えて、細胞を切
り離した。その後、PI−ID細胞ハーベスタ−(Cambridge Tec
hnology Inc、Watertown、 HA)の助けをかりて細胞懸
濁物を取り出し、希釈水に二度すすいだ。
液体シンチレーション・カウンター(モデル1600TR; PackardC
olMeriden、 CT)で、フィルターについた放射能を測定した。こう
した方法で判定されたヒト線維芽細胞のチミジン取リ込み量は細胞の成長性と関
係している。腫瘍細胞成長抑止に関する研究では、細胞を最終体積0. I+i
lとなるまで、サイトカインで3日間培養し、その後、チミジン取り込み量で判
定した。
図11で、オンコインヒビンは通常のヒト包皮線維芽細胞の成長を刺激すると見
られる。オンコインヒビンは腫瘍細胞の成長は抑止するが、通常のヒト包皮線維
芽細胞の増殖は増進した。
図12で、TNFおよびLTの場合と同様、オンコインヒビンはアクチノマイシ
ンDで処理したL−929細胞を細胞溶解する。
L−929細胞に対するオンコインヒビンの抗腫瘍性作用は抗LTおよび抗TN
F抗体のいずれによっても中性化されない(表■参照)。つまり、オンコインヒ
ビン調剤においては、ELISA検定で、有意な量のTNFあるいはLTは検出
されなかった(表V)。表■は、TNF/LTに抵抗性のあるいくつかの種類の
細胞(SK−BR−3,)IeLa、 A431.0CAVR−3,A375お
よびRPMI−7951など)はオンコインヒビンに対しては非常に敏感である
。オンコインヒビンは、TNF/LT (NIH3T3−LTRおよびBT−2
07NFR)に対する抵抗性で分離され、オンコインヒビンに対して感作性があ
ると認められた細胞株でも、TNF/LTがら区別することができる(表m参照
)。
1U又
サンプル 抗 体 相対細胞成長性% 中性化%オンコインヒビン なし 58
Q
+抗−TNF 58 0
+抗−LT 60 0
+抗−TNF十抗LT 56 4
TNF なし 39 Q
+抗−TNF 100 100
+抗−LT 44 5
+抗−TNF 38 0
置したL−929細胞に対する、残存している中性化TNFまたはLT活性の影
響に関する検定を行った。
以下余白
、五N−
玉二匹1綴蓼堕ソ1制Lユa≦オ企≦LL之よ」Lzのl・°J[1の一々のサ
イトカインの一1″、*TNF−β (LT) 2+0
血清を含まないに一562細胞で条件づけた培地を、オンコインヒビンの供給源
をして用い、標準的なEl、ISA検定(R&DSystem)によって、種々
のサイトカインのレベルの判定を行った。NDの判定は行われていない。
TNFおよびI7■はそれぞれモノサイトおよびリンフオサイドの生成物で、さ
まざまな細胞の成長を抑止する。オンコインヒビンの場合と同様、リンフォトキ
シンとTNFはMCF−7細胞の成長を抑制するが、大きな濃度のTNFおよび
LT (10,000ユニット/m1)が必要である。
オンコインヒビンがTNFでもLTでもないことをさらに確認するために、いず
れかのサイトカインに関する遺伝子を捜すために、ノーザン・プロット検定を行
った。ノーザン・プロット分析では、K−562細胞株で処理したフォルボール
エステルと、処理しないフォルボールエステルを、それぞれ75− cmフラス
コ内でlXl0’細胞/mlでシードし、蛋白質キナーゼCアクチベータで24
時間培養し、その後、遠心分離で取り出した。引用により本文に組み入れたCh
irgwin、 et al、。
Biochem、 18 : 5294−5299 (1979)およびMan
iatis、 et al、。
Mo1ecular Cloning 188−209 (1982)によって
示されているグアレジニウムイソシアネートフェノール−クロロフォルム法によ
って、細胞から総RNAを抽出した。RNAの比率を260nm/280nmと
して、1.9以上の吸収率と、20 X 10“個の細胞あたり100μg R
NAの産出率が確認された。
電気泳動を行うために、75−100Vで2.2Mのフォルムアルデヒドを含ん
でいる0、8%アガロース・ゲル上で3時間程度培養して、20μgのRNAを
分別した。その後、ゲルを68℃の温度で1時間、ジエチルピロカーボネート処
理水に露出し、その後、RNAをHybondナイロン薄膜(Amersham
Corp、、 ArlingtonHeArlln、 IL、 )に移した。
移送後(3時間)、フィルターをSSC(SSC: 0.15M塩化ナトリウム
、15u+M酢酸ナトリウム、15關クエン酸ナトリウム、pH7、O)で二度
すすぎ、マイクロシール・バッグに入れ今。
7%SDS、 500mMリン酸ナトリウム、1 mM EDTAを含む緩衝液
、pH7,2(ハイブリダイゼイション緩衝液)内で、65℃の温度下、1時間
、予備ハイブリダイゼイションを行った。その後、フィルターをTNFまたはL
T cDNAプローブ(特殊活性2XIO″cpm/μgDNA)でハイブリダ
イズした。ハイブリダイゼイション後、薄膜をサーモン精液DNA (200μ
g/+al )を含んだハイブリダイゼイション緩衝液内で65℃の温度で、数
度洗浄した。このフィルターをKodak XAR−5フイルムに一70℃の温
度で1−3日間露出した。予備ハイブリダイゼイション、ハイブリダイゼイショ
ン、洗浄、そしてフィルター取り出しの連続的なサイクル手順を実行した。エチ
ジウム・ブロマイド(ethidium bro+cide)染色後のゲルの検
査と、同じフィルターのアクチンまたはグリセルアルデヒド3−フォスフェート
デヒドロジェナーゼ(GAPDH)のいずれかに関するcDNAとのリハイブリ
ダイゼイションによって、レーンが同じように付加されることが示された。プロ
ット分析計ベータスコープ603 (Betagen Corp、、 Walt
ham、 MA)を用いて放射能カウントを行うためのフィルターの走査か、走
査密度計(HelenaLaboratories Inc、BeaumonL
、TX)を用いた光学密度用走査オートラジオグラムによって、バンド密度測定
を行った。図13に示されているように、K−562細胞でLTおよびTNFの
いずれに関しても、mRNAの表現は観察されなかった。さらに、ゲルろ過およ
び5DS−PAGE実験により、オンコインヒビンの分子量がTNFおよびLT
のいずれとも異なっていることが確認される。
図19で、ヒト乳房腫瘍細胞が培地の培養株で急速に成長することが示されてい
る。しかしながら、培養株にオンコインヒビンを加えると、これらの細胞の成長
は認められなかった。
これらの細胞の成長を抑止するのに必要な露出時間について判定するために、こ
れらの細胞を異なった時間オンコインヒビンに露出した。図20で、培地からサ
イトカインを取り出すと、オンコインヒビンの成長抑止効果が中止された。これ
らの結果は、オンコインヒビンの継続的存在の必要性を示唆している。
図21で、MCF−7細胞の形態をオンコインヒビンで措置した後に調べ、 T
NFと比較した。その結果、TNFとオンコインヒビンがそれぞれ乳房腫瘍細胞
の成長を抑止する方法が異なっていることが示された。TNFは細胞のラウンド
−アップ(round−up)を誘発し、それが培養皿からの分離を引き起こす
が、オンコインヒビンは細胞の拡大、あるいは膨張を引き起こす。
後者は細胞の透過性に対するオンコインヒビンの影響の結果かもしれない。オン
コインヒビンはまた、ヒト乳房腫瘍細胞のコロニー形成も抑止する。
オンコインヒビンの安定性に関する研究。オンコインヒビンを有機溶剤(アセト
ニトリルまたはメタノール、またはプロパツール)、酸性法i (HCI、トリ
クロロ酢酸、または酢酸)、アルカリ性溶液(Na01!、水酸化アンモニウム
)、または界面活性剤(SDS、 Tween 10)で、室温下、2時間処理
して、その後、冷温室で、−昼夜、20mM hリス塩酸、pH8,0で透析し
て、生物学的活性についての評価を行った(表■および■)。
熱安定性に関する実験では、オンコインヒビンを異なった時間、異なった温度に
露出して、その生物学的活性を直接判定した。オンコインヒビンの生物学的活性
は80℃の温度下で60分間は安定しているが、100℃の温度に30分間露出
するとその活性の50%程度の喪失が観察された(表■)。
表ユ
々のご でのオンコインヒビンの1、゛・4 60 256 +00
表■で、オンコインヒビンをプロナーゼE、トリプシン、キモトリプシン、およ
びV8スタフ・プロテアーゼで処理し、その後、その生物学的活性を分析した。
その結果、オンコインヒビンがプロテアーゼEで完全に消失できること、したが
って、それが蛋白質であることが示された。その活性はトリプシンによる処理に
は部分的に影響を受け、キモトリプシンおよびv8プロテアーゼには完全に抵抗
性を示すことが認められた。デオキシボヌグレアーゼはオンコインヒビンの活性
には何の影響も示さなかった。
以下余白
1Cユ
オンコインヒビンの 主に文・する 白 、の−酵−−一襄 1−一一一叉 差
」」u幻]aな し 10% (Wハυ 100
プロナーゼE 10%(W/W) 0.2トリプシン 10%(W/W) 50
V8スタフ・プロターゼ 10%(W/W) +00キモトリプシン 10%(
W/W) +00デオキシボヌクレアーゼ 10%(W/W) 100オンコイ
ンヒビンを種々の酵素と共に、37℃の温度下で、20mM トリス緩衝液、p
H8,0内で24時間培養して、その後、10%血清を追加して反応を中止させ
、オンコインヒビンの活性についての評価を行った。
洗浄剤に対するオンコインヒビンの安定性:オンコインヒビンのサンプルを種々
の濃度のSDS、負電荷洗浄剤あるいはTween 20、中性洗浄剤を用いて
2時間処理し、透析し、そして、生物学的活性を評価した。同じ洗浄剤で処理し
た胎児血清アルブミンをコントロールとして用いた。これらの実験の結果を表V
に示す。SDSあるいはTween 20のいずれかで蛋白質を処理した場合、
生物学的活性の喪失は認められなかった。
SDSの場合、オンコインヒビンの生物学的活性は用量に比例する形でかなり増
大することが見られた。Tween 20の場合、この増大傾向は有意なもので
はなかった。
ノい!
洗浄亙工世膝側ル8− による の
オンコインヒビンの − に・ る
硫酸ドデシルナトリウム な し 19 1000.01% 23 124
0.05% 45 243
0.10% 61 330
0.50% 59 319
Tween−200,01% 24 1300.05% 24 130
0.10% 16 88
旦旦すよ[
グリシン pl(2,00,1M 240 300酢 酸 pH2,41,0M
256 320酢酸ナトリウム pH4,00,IM 83 104酢酸ナト
I功ム pH6,o O,1M 76 95トリス塩酸 pH8,o O,02
M 80 100NaHCO,I)旧0.0 0.IM 92 11.5NH,
OHp)+11.4 1.0M 185 231メタノール 50% 81/2
+98プロパツール 50% 56/3 140アセトン 70% 2372
6 117エタノール 70% 56/4 143アセトニトリル 50% +
5374 374オンコインヒビンサンプルを種々の試薬で処理し、透析オンコ
インヒビンサンプルは20訃トリス緩衝液、pH8,0内で、種々の試薬と共に
1時間、室温で培養して、その後、−昼夜透析してから、残存している生物学的
活性に関する評価を行った。SおよびPはそれぞれ上澄液とペレットを示してい
る。
還元剤に対するオンコインヒビンの安定性:オンコインヒビンを種々の濃度のジ
チオトレイトールで2時間処理し、その後、透析して、生物学的活性の評価を行
った。これらの実験の結果を表■に示す。オンコインヒビンの活性がDTTによ
る措置に対して不安定であることは明らかである。1mMDTTで処理した場合
、50%の活性喪失、また、loomM DTTで処理した場合は、67%の活
性喪失が認められた。
lユ
々の に文 るオンコ ンヒビンの“
ul−皮 五−一一 盈
還元剤(DTT) 256 100
1mM 128 50
10mM 96 38
100mM 84 33
トリクロロ酢酸 5%Sup、 11 4Ppt、 256 96
硫酸アンモニウム 70%Sup、11 2Ppt、 538 98
ング肺(CCL−64)細胞に対しては活性を示さなかった。オンし、その後で
、生物学的活性に関する評価を行った。
オンコインヒビンはトリクロロ酢酸および硫酸アンモ二つムによって濃縮するこ
とができる。オンコインヒビンを種々の濃度のTCAまたはNH,So、で処理
し、遠心分離して、再懸濁透析し、その後、生物学的活性の評価を行った。表■
に示1結果は、オンコインヒビンのすべての活性が5%TCAか70シ(SAS
)硫酸アンモニウムによって沈降されることを示している。したがって、これら
の結果はまた、オンコインヒビシの蛋白質との結合性をも示している。
アンフイレグリンはフォルボールエステルで処理したMCF7細胞から分離され
、A431細胞の成長を抑止する糖蛋白質である。アンフイレグリンは22.5
kDaの見かけ分子量をもっている。オンコインヒピンとオンフィレグリンの両
方とも、腫瘍細胞の成長を抑止する。しがしながら、オンコインヒヒンはフォル
ボールエステルで処理したMCF〜7細胞によってIJ生産されない。第二に、
オンフィンとピンとアンフィレグリンの両方ともA431細胞に対して抗増殖性
を示すが(表m参照)、アンフイレグリンはオンコインヒビンとは対照的に、ヒ
ト黒色腫(A375) 、ヒトの乳房の腺悪性腫瘍(ZR−75−1またはMC
Fi)、ヒトの肺の腺悪性腫瘍(A−549) 、ヒト結朋悪性腫瘍D(334
7) 、ヒト・リンパ腫T細胞(CEM) 、ヒトIBV形質転換B細胞、ヒト
喉頭表皮悪性腫()Iep2)、仔ウシ胎児心臓内皮細胞(CRL−1395)
、マウスBALB/3T3、およびミコインヒビンの場合と同様、アンフイレ
グリンはヒト腺維芽細胞の増殖は刺激する。ヒト腺維芽細胞に加えて、アンフイ
レグリンはヒト脳下垂体腫瘍細胞(CRL 7386) 、ヒト卵巣悪性腫瘍細
胞(HTB 77) 、アフリカ・ミドリザル腎臓細胞(BSC−1)、および
ラット腎臓細胞(NRK)など、いくつかの腫瘍細胞の成長を刺激する。しかし
ながら、オンコインヒビンの分子量はアンフイレグリンの分子量とはかなり違っ
ており、後者の成熟した形態は84アミノ酸長蛋白質である。
オンコインヒビンは2.0−10.0のpH領域で、酸性およびアルカリ性の両
方の状態に対して安定している(表■参照)。
IFN−α、 IFN−β、 II、−2、IL−4、IL−8、C3F−1、
GM−C5F、 TGF−β、コンスタンチンM、およびアンフイレグリンなど
、いくつかのサイトカインはp1]2でも安定性を示すことが報告されている。
コンスタンチンM、アンフイレグリン、C3F−1およびIL−4はアルカリ状
態(pH12)に対しても安定性を示す、二とが確認された。最近、分子量6
kDa程度の蛋白質である類脂質溶解促進因子(LPF)がA375骨髄腫細胞
株から分離されたが、これは96℃で10分間の加熱、プロテアーゼK(10M
g/ml) 、トリプシン、プロナーゼ、RNase、 DNaseおよび過ヨ
ウ素酸塩による酸化に対して安定性を示す。LPFは生物学的活性をまったく伴
わずに、トリクロロ酢酸(10%)で沈降させることができる。オンコインヒビ
ンは80℃での30分間の加熱に対しても安定していることが確認され、100
℃の加熱で、活性の一部だけが失われた(表■)。オンコインヒビンをトリプシ
ンlO%(W/W)で37℃の温度下、24時間処理したところ、生物学的活性
の一部が失われた。これはC3F−1、GM−CSFおよびLTで観察されたこ
とと同様である。オンコインヒビンの生物学的活性は0.5%SDSに対しても
安定であった。
オンコインヒビンは、TKFが塩基性蛋白質(pi 8−9.0)であり、ゲル
ろ過による見かけ分子量が56kDaであり、0.4Mα−メチルマンノシドを
用いてコンコナバリンA−セパロースから分離できる点で、ヒト・マクロファー
ゼーモノサイト・ハイブリドーマから分離されるサイトカインである腫瘍致死因
子(TKF)とは異なっている。
オンコスタチンMはフォルボールエステルで処理したU−937細胞から分離し
たサイトカインで、チミジン取り込み検定で、ヒト骨髄腫細胞株A375の成長
を抑止する。刺激を与えないU−937はこの遺伝子を表現せず、こうした活性
を示さない。フィトヘマググルチニンで活性化したヒト抹消向Tリンパ腫はこの
遺伝子を表現し、またこうした活性を示す。オンコスタチンMは5DS−PAG
Eで測定して28kDa、またゲルろ過で測定して!8kDaの分子量を有する
糖蛋白質である。これはTGF−βとは相乗効果を発揮するが、インターフェロ
ンとは相乗効果を示さない。オンコスタチンMはHTB 10神経腫瘍細胞、A
−549肺悪性腫瘍細胞と、A375およびSKMEL−28骨髄腫細胞の成長
を抑止することが示されているが、L−929細胞の増殖は抑止しない。対照的
に、オンコインヒビンはフォルボールエステルの存在している状態と、存在して
いない状態との両方でに一562細胞によってつくりだされる( U−937細
胞ではつくりだされない)そしてL−921細胞に影響する。さらに、オンコイ
ンヒビンとは対照的に、オンコスタチンMはA375細胞に対しては比較的弱い
成長抑止性しか示さない(図14)。
形質転m成長因子fj (TGF−β) ハ5DS−PAGE上テ分子量25k
Daのホモ2量体であり、ヒト血管表皮細胞、TおよびBリンパ腫を含むいくつ
かの種類の表皮性および腸間膜由来の細胞株の成長を抑止するサイトカインであ
る。A−549、MCF−7細胞もautocrine的形態でTGF−βによ
って、その成長が抑止された。しかしながら、オンコインヒビンの場合とは違っ
て、TGF−βは血小板、骨質、リンパ球など広範な細胞によってつくりだされ
、その作用を調べる前に、酸活性化を必要とする。
加えて、TGF−βは還元状態下で、5DS−PAGE上で12.5kDaの分
子量を有している。
サイトカインELISA検定:オンコインヒビン調剤における公知のサイトカイ
ン(TNF、 LT、 IL−1、IL−6およびIL−8)の存在を調べるた
めに、市場で入手できる(R&D 5ystea+)定量的「サンドウィッチ」
酵素免疫検定手法を用いた。この会社が提示している標準的な手順を用いた。簡
単に言うと、種々のサイトカインに特殊性を発揮するモノクローナル抗体をマイ
クロタイター・プレート上にコートして、−昼夜放置し、抗体を不活性化した。
その後、サンプルをピペットでウェルに入れ、サイトカインがあった場合、不活
性化された抗体で捕らえた。結合していないサンプル蛋白質を洗い流した後、特
定のサイトカインに特性を示す酵素結合ポリクローナル抗体をウェルに加えて、
最初の培養で結合されていたサイトカインと結合させた。結合していないポリク
ローナル抗体−酵素試薬を除去するために洗浄を行った後、基質溶液をウェルに
加えたところ、最初の段階で結合したサイトカインの量に応じて、色が発生した
。テストされたサンプルと共に、公知のサイトカイン濃度標準を用いて、一連の
ウェルを作成した。光学密度とこれらの標準ウェルにおけるサイトカイン濃度の
関係を示す曲線が、これらサンプルの光学密度とこの標準曲線との比較によって
作成された。その後、未知のサンプルのサイトカインの濃度を計算した(表V)
。
インターロイキン−1は活性化モノサイトおよび線維芽細胞によってつくりださ
れるサイトカインであり、分子量は17kDa、卵巣悪性腫瘍、A375骨髄種
、K−562およびある種の乳房腫瘍細胞株を含む腫瘍細胞株の成長を抑制する
。しかしながら、オンコインヒビンはその供給源、分子量、および腫瘍特殊性に
おいてインターロイキン−1と違っている。オンコインヒビンの粗製剤を、EL
ISAでIL−Iの存在に関して調べた。
表Vに示す結果は、我々の調製したオンコインヒビンにはIL−1蛋白質は含ま
れていない。
インターロイキン−6はいろいろな種類の刺激へ反応して、広い範囲の種類の細
胞によってつくりだされるサイトカインである。特に、IL−6も、通常のヒト
線維芽細胞、U−937、ヒト骨髄腫細胞株A375、RPMI−7951など
によってつくりだされる。IL−6は骨髄性白血病、および乳房悪性腫瘍細胞株
の成長を抑止する。供給源、誘発方法、および腫瘍細胞標的特性に基づいて、I
L−6はオンコインヒビンのものとは異なったサイトカインのようである。さら
に、通常オンコインヒビンの標的として用いられるMCF−7細胞はインターロ
イキン−6の影響は受けないようである(図16参照)。また、オンコインヒビ
ンとは対照的に、IL−6は通常のヒト線維芽細胞の成長を抑止することも認め
られた(図15)。
5DS−PAGEで分子量が20−25kDaの範囲のサイトトキシンであるイ
ンターフェロン−γは種々のミトーアンで活性化された場合T−リンパ球によっ
てつりだされ、ある腫瘍の腫瘍細胞株の成長を抑止する。このサイトカインは酸
性領域のpHに対しては非常に敏感である。オンコインヒビンはその供給源、誘
発方法、およびpH安定性がインターフェロン−γとは異なっている。インター
フェロン−γはまた、ヒト線維芽細胞に対する影響においてもオンコインヒビン
とは異なっている。
オンコインヒビンTNF−誘発線維芽細胞の増殖を促進するのに対して、インタ
ーフェロン−γはそれを抑止する(図18)。
さらに、インターフェロン−γにはオンコインヒビンの活性を低下させず、かえ
ってそれを強化する(図17)。
したがって、本発明は広範な抗腫瘍性作用を示す新しいサイトカインを提供する
ものである。このサイトカイン、つまりオンコインヒビンはヒトの赤芽球腫細胞
によって分泌され、5DS−PAGEでの分子量は28kDa程度である。オン
コインヒビンの生産はフォルボールエステルが存在していると、増進されるよう
である。オンコインヒビンはまた、広範な物質に対して安定性を示し、また、広
いp+1領域と、高温に対しても安定している。
その多様な抗腫瘍活性から、オンコインヒビンは悪性腫瘍およびリンパ腫を3む
多様な腫瘍性疾患の治療に用いることが考えられる。オンコインヒビンは、薬学
的に受け入れ可能な基質を含む医薬品組成物の一部としてヒトおよび動物に投与
することも可能であろう。その多様な抗腫瘍活性から、オンコインヒビンは腫瘍
性疾患の再発の防止においても有益であろう。加えて、腫瘍性細胞を有するホス
トへのオンコインヒビンの投lすは、そうしたホストの生き残り時間を延長する
可能性もある。また、腫瘍性細胞は、インビトロで、つまり、腫瘍性細胞を含む
骨髄の措置と治療において、オンコインヒビンによって措置することも可能であ
ろう。ここに述べたような腫瘍性細胞の治療法は従来の癌化学治療において良く
知られており、したがって、当業者は、過度に実験を繰り返さなくても、オンコ
インヒビンの適当な用量、および投与経路について判断することができるであろ
う。
オンコインヒビンはまた、新しい免疫調節子としても有益である可能性がある。
オンコインヒビンは腫瘍細胞を殺すリンパ球、モノザイト、そしてニュートロフ
ィルを活性化する。
加えて、オンコインヒビンは成長因子として臨床的な有用性を示す可能性もある
。オンコインヒビンは通常の細胞の成長を促進する。
結論として、本発明およびここに開示されている本願に述べられている目的と課
題の達成によく適合している。本発明の精神と範囲を逸脱せずに、方法や装置に
一定の修正を加えることは可能である。また、変更が可能であり、さらに、申請
される請求項に述べられている各要素またはステップは基本的に同じ、あるいは
同様の方法で基本的に同じまたは同様の結果を達成するための、すべての同等の
要素またはステップにも適用されるものである。本発明はその原理が適用可能な
あらゆる形態で適用されるものとする。したがって、本発明は上にのべた課題と
目的の達成と利点の提供、およびそれらと本質的に関連する課題および目的の達
成、および利点の提供に良く適合している。
(%)
(%)
1:64 1:32 1:16 1:8 1:4 1:21:5121:256
1:1281=64に821:161=81:41:2FIG、 5
(CV; A370 nM)
Gum/n’11P、IE )
(′[uIP)
MWSMI 2. 3 3 2 1SMFIG、 8
TNF LT
3° FIG、 13
FIG、 9B
TNF
NF
TNF
TNF
TNF
NF
TNF
TNF
(%)
(%)
1:64 1;32 1:16 1:8 1:4 1:2(U/ml)
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FIG、 17
NF
フロントページの続き
(51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号Cl2P 21100
K 9282−4B//(C12P 21100
C12R1:91)
I
Claims (26)
- 1.ヒト赤芽球細胞によって分泌される蛋白質で、分子量が28,000kDa 程度、そして、抗腫瘍活性を示す蛋白質を含む組成物。
- 2.該蛋白質が基本的には不純物を含んでいない請求項1の組成物。
- 3.該蛋白質の生産がフォルボールエステルによって促進される請求項18の組 成物。
- 4.該蛋白質がオンコインヒビンに関する標準検定で活性を示し、SDS−PA GEによって基本的に均一である請求項1の組成物。
- 5.該蛋白質が約2から約8のpH領域で安定しており、さらに、約4℃から約 100℃の温度範囲で安定している請求項1の組成物。
- 6.悪性腫瘍、およびリンパ腫で構成されるグループから選択される疾患を措置 するための請求項1の組成物の使用。
- 7.悪性腫瘍を治療するための、そして上記悪性腫瘍が、乳房悪性腫瘍、黒色腫 、子宮頚悪性腫瘍、卵巣悪性腫瘍、および肝臓癌で構成されるグループから選択 される請求項1の組成物の使用。
- 8.ヒト赤芽球細胞を培養するステップと、オンコインヒビンを誘発させるステ ップと、そして条件づけられた細胞上澄液を採取するステップとで構成される、 ヒト・オンコインヒビンの調製する方法。
- 9.さらに、その上澄液を濃縮するステップを含んでいる請求項8の方法。
- 10.請求項8の方法によって調製されたヒト・オンコインヒビン。
- 11.さらに、フォルボールエステルでオンコインヒビンの生産を増進するステ ップを含む請求項8の方法。
- 12.該赤芽球細胞が細胞株K562からのものである請求項8の方法
- 13.該細胞がRPMP培地で培養される請求項8の方法。
- 14.オンコインヒビンの生産が血清を含まない培地で誘発される請求項8の方 法。
- 15.さらに、薬学的に許容可能な担体を含む請求項1の医薬品組成物。
- 16.請求項15の組成物を有効な量だけ投与するステップを含む腫瘍細胞を措 置するための方法。
- 17.上記腫瘍細胞が、リンパ腫、乳房悪性腫瘍、黒色腫、子宮頚悪性腫瘍、卵 巣悪性腫瘍、および肝臓癌で構成されるグループから選択される請求項16の方 法。
- 18.該腫瘍細胞がヒトまたは動物の体内で発生する請求項16の措置法。
- 19.該組成物が種瘍状態の再発を防ぐ請求項16の措置法。
- 20.該組成物が該腫瘍細胞のホストの生き残り時間を延長する請求項16の措 置法。
- 21.該腫瘍細胞がイン・ビトロである請求項16の措置法。
- 22.ヒト・オンコインヒビンを含む条件づけられた細胞上澄液を限外ろ過する ステップと、 限外ろ過された上澄液を透析するステップと、DEAEアフィゲル・ブルー・ク ロマトグラフィーを実施するステップと、 ナトリウムドデシルスルフェートーポリァクリルァミド・ゲル電気泳動を実施す るステップと、そして逆層高性能液体クロマトグラフィーを実行するステップ とで構成されるヒト・オンコインヒビンを精製する方法。
- 23.請求項22の方法で調製されたヒト・オンコインヒビン。
- 24.ヒト・オンコインヒビンを含む、腫瘍細胞を殺すリンパ球、モノサイト、 およびニューロフィルを活性化するための免疫調節子。
- 25.ヒト・オンコインヒビンを含む、正常の細胞の成長を促進するための成長 因子。
- 26.該正常細胞が線維芽細胞である、請求項24の成長因子。
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