JPH0750697A - 4相位相復調回路および4相位相復調回路の位相比較器 - Google Patents

4相位相復調回路および4相位相復調回路の位相比較器

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JPH0750697A
JPH0750697A JP9819294A JP9819294A JPH0750697A JP H0750697 A JPH0750697 A JP H0750697A JP 9819294 A JP9819294 A JP 9819294A JP 9819294 A JP9819294 A JP 9819294A JP H0750697 A JPH0750697 A JP H0750697A
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phase
circuit
amplitude
wave
input
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JP9819294A
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Kazuo Okada
一夫 岡田
Yoshihiko Kamo
良彦 加茂
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Fujitsu Ltd
Fujitsu General Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】4相位相復調回路において、入力されるQPS
K信号の入力振幅が変化しても検出出力が変化せず、動
作が安定で位相量に誤差のないものを得ることである。 【構成】QPSK信号入力端子をA/D変換器に結合
し、このA/D変換器の出力を2つに分岐してそれぞれ
乗算器とLPFを介して、クロックと復調データを生成
する位相差検出回路に結合し、再生搬送波を発振する発
振器をこの再生搬送波をcos(ωct)に変換するRO
Mテーブルを介して前記乗算器の一方に結合するととも
に、−sin(ωct)に変換するROMテーブルを介し
て前記乗算器の他方に結合する。乗算器に入力される再
生搬送波は、ROMテーブルにより正確に90°の差と
なる。また、入力された位相差による余弦波および正弦
波を加減算した出力と、振幅逆数生成回路により生成し
た余弦波または正弦波の振幅の逆数とを、乗算回路によ
り乗算して入力信号の振幅による変化を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星放送受信機におい
て、音声信号を復調するための4相位相復調回路(以
下、QPSK回路という)および、このQPSK回路に
用いられる位相比較器に関するものであり、入力された
QPSK信号と再生搬送波との位相差φが±(1/4)π
と±(3/4)πにおいて出力が0になる鋸波状の位相差
信号出力を得るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、衛星放送受信機は、図5に示す
ように、放送衛星(52)からの放送電波をアンテナ
(35)で受信し、受信した放送電波をBSコンバータ
(36)で1GHz帯の中間周波数帯に変換してBSチ
ューナ(37)に送られる。BSチューナ(37)では
選局回路(38)により希望するチャンネルを選択し
て、FM復調回路(39)でFM復調をした後、映像−
音声分離回路(40)で映像信号と音声信号に分離して
処理される。
【0003】これらの信号うち、映像信号は、デエンフ
ァシス回路(41)、エネルギー拡散信号除去回路(4
2)によって元の映像信号を再生し、テレビ受像機(4
3)の映像信号入力端子(44)に入力される。また、
音声信号は4相位相復調回路(45)、PCM復調回路
(46)によって復調され、デエンファシス回路(4
7)によって元の音声信号に再生される。そして前記テ
レビ受像機(43)の音声信号入力端子(48)に入力
されて衛星放送の受信を可能とする。
【0004】以上のような衛星放送受信機に利用される
QPSK回路(45)として、図6に示すものがあっ
た。このQPSK回路(45)は、入力端子(1)から
入力されたQPSK信号がA/D変換器(24)により
量子化され、位相差検出回路(49)によりVCO(3
0)からA/D変換器(51)を介して入力されている
発振信号と位相比較されて信号処理回路(50)へ送ら
れる。
【0005】信号処理回路(50)からは、一方でクロ
ックおよび復調されたデータがクロック出力端子(3
2)およびデータ出力端子(33)から出力されるとと
もに、他方でD/A変換器(29)を介してVCO制御
信号が前記VCO(30)へ送られる。VCO(30)
は、信号処理回路(50)からのVCO制御信号により
QPSK信号の送信側の搬送波と位相差が0となるよう
に発振する。入力端子(1)から入力されるQPSK信
号は、cos(ωct+ψ)で表わされ、ωcは搬送波
の角周波数、ψはビットデータの情報を表わす情報成分
である。
【0006】また、QPSK回路(45)として、図7
に示すものがあった。このQPSK回路(45)は、入
力端子(1)から入力されたQPSK信号に、乗算器
(2)(3)によって90度の位相差を持つ2つの再生搬
送波をかけあわせ、それぞれの信号をLPF(6)(7)
を介してQPSK信号と再生搬送波の位相差φの余弦波
Acosφと正弦波Asinφとして出力し、これらA
cosφとAsinφを位相比較器(8)に入力してQ
PSK信号と再生搬送波の位相差信号を得る。Aは余弦
波および正弦波の振幅である。
【0007】このQPSK回路(45)の位相比較器
(8)は、QPSK信号と再生搬送波との位相差φが第
1、第2、第3、第4象限のいずれにあるかによって図
3に示すように切り換えられる2個の切換スイッチ(1
5)(16)が設けられており、余弦波の入力端子(9)
は、非反転器(13)を介して一方の切換スイッチ(1
5)の一方の切換端子(151)に接続されるととも
に、反転器(11)を介して前記一方の切換スイッチ
(15)の他方の切換端子(152)に接続されてい
る。
【0008】また、正弦波の入力端子(10)は、非反
転器(14)を介して他方の切換スイッチ(16)の一
方の切換端子(161)に接続されるとともに、反転器
(12)を介して前記他方の切換スイッチ(16)の他
方の切換端子(162)に接続されている。これら2個
の切換スイッチ(15)(16)の出力は加算器(17)
に接続されている。
【0009】この位相比較器(8)は、位相差φが第
1、第2、第3または第4象限のいずれにあるかによっ
て、切換スイッチ(15)(16)がそれぞれ切り換えら
れる。具体的には、加算器(17)の出力を、位相差φ
が第1象限のときはAsinφ−Acosφ、第2象限
のときは−Asinφ−Acosφ、第3象限のときは
−Asinφ+Acosφ、第4象限のときはAsin
φ+Acosφとするように切換スイッチ(15)(1
6)が切り換えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のQPSK回路
(45)のうち前者のものは、入力端子(1)に入力さ
れるQPSK信号の入力振幅が一定でないと位相比較回
路(49)からの検出出力が一定とならないという問題
点があった。また、QPSK信号の搬送波ωctと情報
成分ψの変化の周波数が近いと位相の判定が困難になる
という問題点があった。
【0011】また、後者のQPSK回路(45)の位相
比較器(8)の出力の振幅は、入力した余弦波Acos
φと正弦波Asinφの振幅Aとなり、振幅Aが小さく
なると位相差信号出力の振幅も小さくなる。このため、
この位相比較器(8)でQPSKの検波器のPLLを構
成すると、入力振幅Aにより引き込み特性が影響を受け
て不安定になるという問題点があった。
【0012】本発明は、入力されるQPSK信号の振幅
が一定でなても、安定した検出出力を得られるQPSK
回路を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のような課
題を解決するためになされたもので、第1の解決手段と
して、QPSK信号入力端子をA/D変換器に結合し、
このA/D変換器の出力を2つに分岐してそれぞれ乗算
器とLPFを介して、クロックとデータを復調する位相
差検出回路に結合し、再生搬送波を発振する発振器をこ
の再生搬送波をcos(ωct)に変換するROMテーブ
ルを介して前記乗算器の一方に結合するとともに、−s
in(ωct)に変換するROMテーブルを介して前記乗
算器の他方に結合してなるものである。
【0014】また、第2の解決手段として、入力された
QPSK信号と再生搬送波との位相差φによる余弦波A
cosφおよび正弦波Asinφを入力して、これら余
弦波と正弦波の加減算を行なう加算器と、前記余弦波ま
たは正弦波に基づいて、この余弦波または正弦波の振幅
Aの逆数を生成する振幅逆数生成回路と、この振幅逆数
生成回路と前記位相差信号出力を乗算する乗算器を具備
してなるものである。
【0015】振幅逆数生成回路は、余弦波または正弦波
を自乗する自乗回路と、この自乗回路の出力の高域成分
を除去し、変数として前記余弦波または正弦波の振幅A
だけを含む成分の信号を取り出す低域通過フィルタと等
価な平均化回路と、この変数として振幅Aだけを含む信
号から1/Aを生成する1/A生成回路とからなる。
【0016】
【作用】第1の解決手段は、QPSK信号入力端子に入
力したQPSK信号をA/D変換器で量子化し、この量
子化されたQPSK信号は乗算器によりの再生搬送波と
乗算されてLPFに入力される。LPFは乗算された信
号から搬送波成分を除去して位相差検出回路に送られ
る。位相差検出回路では、次段に接続されるPCM復調
器へ出力するクロックとデータが復調される。発振器か
ら出力された再生搬送波はROMテーブルに送られ、一
方のROMテーブルからは再生搬送波cos(ωct)に
変換されて前記乗算器の一方に送られ、他方のROMテ
ーブルからは再生搬送波−sin(ωct)に変換されて
前記乗算器の他方に送られる。
【0017】第2の解決手段は、入力された余弦波Ac
osφと正弦波sinφは、一方で加算器によって加減
算され、A(±cosφ±sinφ)となって出力され
る。他方で余弦波または正弦波のいずれかが自乗回路で
自乗され、例えば余弦波の場合、 A2cos2φ=A2/2−A2cosφ/2 となり、右辺2項の高域成分A2cosφ/2が平均化
回路で除去され、変数として振幅Aだけを含む右辺1項
の信号A2/2だけが取り出される。さらに、この信号
2/2を1/A回路で処理して1/Aを生成し、前記
加算器からの出力A(±cosφ±sinφ)とこの1
/Aとが乗算器で乗算され、振幅Aが消去されて出力す
る。
【0018】
【実施例】つぎに、本発明の第1実施例を図1に基いて
説明する。図1において(1)はQPSK信号入力端子
であり、A/D変換器(24)を介して2つに分岐して
デジタル乗算器(2)(3)の入力に接続され、このデジ
タル乗算器(2)(3)の出力は、デジタルLPF(2
7)(28)を介して位相差検出回路(34)に接続され
ている。
【0019】この位相差検出回路(34)は、一方で、
次段のPCM復調回路(46)への出力としてクロック
出力端子(32)とデータ出力端子(33)に接続さ
れ、他方で、VCO制御出力がD/A変換器(29)を
介して矩形波VCO(30)に接続されている。矩形波
VCO(30)の出力は、分周回路(31)を介してc
os(ωct)に変換するROMテーブル(25)と−s
in(ωct)に変換するROMテーブル(26)に接続
され、これらのROMテーブル(25)(26)はそれぞ
れ前記乗算器(2)(3)に接続されている。
【0020】以上の第1実施例の構成において、QPS
K入力端子(1)から入力されるQPSK信号は、co
s(ωct+ψ)で表わさる。ωcは搬送波の角周波数、
ψはビットデータの情報を表わす情報成分であり、(n
/4)π、(n=1,3,5,7)のいずれかの値をと
る。
【0021】入力端子(1)に入力されたQPSK信号
cos(ωct+ψ)は、A/D変換器(24)によって
量子化され、量子化されたQPSK信号はデジタル乗算
器(2)(3)によって、ROMテーブル(25)(26)
からの再生搬送波cos(ωct)、−sin(ωct)と
乗算されて、それぞれ cos(ωct+ψ)×cos(ωct) =1/2{cos(2ωct+ψ)+cosψ} …(1) cos(ωct+ψ)×{−sin(ωct)} =1/2{sin(2ωct+ψ)+sinψ} …(2) となる。
【0022】これらの再生搬送波が乗算された信号は、
デジタルLPF(27)(28)によって、上式(1)
(2)の第1項の搬送波成分が除去されて、それぞれ 1/2(cosψ) …(3) 1/2(sinψ) …(4) となり、位相差検出回路(34)に入力される。
【0023】位相差検出回路(34)は、 ψ=arctan(sinψ/cosψ) …(5) により、振幅とは無関係に一定した情報成分ψをデータ
出力端子(33)から次段のPCM復調回路(46)に
出力する。また、ψは前述のとおり(n/4)π、(n=
1,3,5,7)のいずれかの値をとるので、1/2(c
osψ)および1/2(sinψ)の符号(+−)によっ
てψ判定できる。また、位相判定の速さは、デジタルL
PF(27)(28)の通過域の広さに対応して大きくで
きる。例えば、デジタルLPF(27)(28)の次数が
4ぐらいの広い通過域のものは4個のデータから位相判
定できる。
【0024】さらに位相差検出回路(34)は、QPS
K信号の送信側の搬送波の位相と、矩形波VCO(3
0)より発生する再生搬送波の位相差とを比較しその差
を0とするVCO制御信号を、D/A変換器(29)で
アナログに変換して矩形波VCO(30)に加える。矩
形波VCO(30)は、再生搬送波ωctのN倍の周波
数で発振し、これが分周回路(31)によって1/Nに
分周されてROMテーブル(25)(26)に入力され
る。矩形波VCO(30)の出力はアナログであるが、
矩形波であるので実質的なデジタル信号である。
【0025】ROMテーブル(25)は、矩形波VCO
(30)からの信号に応じて選択されたcos(ωct)
の再生搬送波が出力して乗算器(2)に入力される。ま
た、ROMテーブル(26)は、前記cos(ωct)と
直交(−90度)する−sin(ωct)の再生搬送波が
出力して乗算器(3)に入力される。このデジタル乗算
器(2)(3)のデータが再びデジタルLPF(27)(2
8)を介して位相差検出回路(34)で比較され、D/
A変換されたVCO制御信号が矩形波VCO(30)に
加えられる。この動作を位相差が0になるまで繰返えし
てクロックと復調出力がそれぞれの出力端子(32)(3
3)からPCM復調回路(46)へ送られる。
【0026】以上の実施例では、再生搬送波を生成する
矩形波VCO(30)をアナログ形としたため位相差検
出回路(34)の出力をD/A変換器(29)でアナロ
グに変換して入力するようにしたが、矩形波VCO(3
0)をデジタル形とした場合には、D/A変換器(2
9)を省略することができる。
【0027】つぎに、本発明の第2実施例を図2ないし
図4に基づいて説明する。図2において、(1)はQP
SK信号の入力端子であり、A/D変換器(24)を介
して乗算器(2)と乗算器(3)のそれぞれ一方の入力
端子に接続されている。一方の乗算器(2)の他方の入
力端子にはVCOなどによる再生搬送波発生器(4)か
らの再生搬送波が入力されており、他方の乗算器(3)
の他方の入力端子には位相を90度遅らせる遅延回路
(5)を介して前記再生搬送波発生器(4)から再生搬
送波が入力されている。前記乗算器(2)(3)の出力
は、それぞれローパスフィルタ(6)(7)を介して位相
比較器(8)の入力端子(9)(10)に接続されてい
る。
【0028】位相比較器(8)には、QPSK信号と再
生搬送波との位相差が第1、第2、第3、第4象限のい
ずれにあるかによって切り換えられる2個の切換スイッ
チ(15)(16)が設けられており、余弦波の入力端子
(9)は、非反転器(13)を介して一方の切換スイッ
チ(15)の一方の切換端子(151)に接続されると
ともに、反転器(11)を介して前記一方の切換スイッ
チ(15)の他方の切換端子(152)に接続されてい
る。
【0029】また、正弦波の入力端子(10)は、非反
転器(14)を介して他方の切換スイッチ(16)の一
方の切換端子(161)に接続されるとともに、反転器
(12)を介して前記他方の切換スイッチ(16)の他
方の切換端子(162)に接続されている。これら2個
の切換スイッチ(15)(16)の出力は加算器(17)
に接続され、この加算器(17)の出力は乗算機(1
8)の一方の入力端子に接続されている。前記切り換え
スイッチ(15)(16)はデジタル回路のゲート回路で
構成される。
【0030】正弦波の入力端子(10)は、さらに、自
乗回路(20)、低域通過フィルタと等価な平均化回路
(21)、ROMテーブルからなる1/A生成回路(2
2)からなる、振幅逆数生成回路(23)を介して、前
記乗算器(18)の他方の入力に接続され、この乗算器
(18)は出力端子(19)に接続されている。
【0031】以上の第2実施例の構成において、入力端
子(1)から入力されたQPSK信号は、A/D変換器
(24)により量子化されてデジタルのデータ信号に変
換され、乗算器(2)(3)によって再生搬送波発生器
(4)からの90度の位相差を持つ2つの再生搬送波が
かけあわせられる。それぞれのデータ信号はLPF
(6)(7)を介してQPSK信号と再生搬送波の位相差
φの余弦波Acosφと正弦波Asinφのデータ信号
として位相比較器(8)の入力端子(9)(10)にそれ
ぞれ入力する。
【0032】入力端子(9)から入力した余弦波Aco
sφは、切換スイッチ(15)により非反転器(13)
または反転器(11)のいずれか一方を介して加算器
(17)の一方の入力端子に入力され、入力端子(1
0)から入力した正弦波Asinφは、切換スイッチ
(16)により非反転器(14)または反転器(12)
のいずれか一方を介して加算器(17)の他方の入力端
子に入力される。
【0033】切換スイッチ(15)は、QPSK信号と
再生搬送波の位相差φが図4に示すように第1象限およ
び第2象限にあるとき、すなわちAsinφが正のとき
に反転器(11)側に切り換えられ、第3象限および第
4象限にあるとき、すなわちAsinφが負のときに非
反転器(13)側に切り換えられる。切換スイッチ(1
6)は、前記位相差φが第2象限および第3象限にある
とき、すなわちAcosφが負のときに反転器(12)
側に切り換えられ、第1象限および第4象限にあると
き、すなわちAcosφが正のときに非反転器(14)
側に切り換えられる。
【0034】入力端子(10)から入力された正弦波A
cosφは、さらに、自乗回路(20)に入力される。
この自乗回路(20)の出力は、 A2sin2φ=A2((1−cos2φ)/2)=A2/2−A2cosφ/2 …(1) となり、このデータ信号が平均化回路(21)に入力さ
れる。ここで、φの変化はQPSKのビット伝送速度で
あるから、低域通過フィルタと等価な平均化回路(2
1)により右辺第2項のA2cosφ/2がカットさ
れ、変数は振幅Aだけを含む右辺第1項のA2/2だけ
がデータ信号としてROMテーブルからなる1/A生成
回路(22)に入力される。
【0035】1/A生成回路(22)は、入力されたデ
ータ信号に対応する1/AのデータをROMテーブルか
ら選択してデータ信号として出力し、乗算器(18)に
よってこの1/Aのデータ信号と前記加算器(17)か
らの出力(±Acosφ±Asinφ)がかけあわせら
れて位相差信号として出力される。すなわち、出力端子
(19)から出力される位相差信号の振幅は、加算器
(17)の出力信号の係数A(振幅)が消去されて、入力
端子(9)(10)から入力される余弦波Acosφと正
弦波Asinφの振幅Aに左右されず、常に一定の振幅
となって出力される。
【0036】以上の第2実施例では、1/A回路(2
2)にROMテーブルを用いた例を説明したが、本発明
はこれに限られるものではなく、汎用の除算器や専用の
論理回路を用いても良い。以上の第2実施例では、As
inφやAcosφの符号の反転および非反転のため
に、反転器(11)および(12)に対応して非反転器
(13)および(14)を設けたが、反転器(11)お
よび(12)の利得を1にすれば、非反転器(13)お
よび(14)を設ける必要はない。
【0037】以上の第2実施例では、Asinφの入力
端子(10)側からデータ信号を自乗回路(20)に入
力するようにしたが、Acosφの入力端子(9)側か
ら入力するようにしても良い。この場合、式(1)は A2cos2φ=A2((1−sin2φ)/2)=A2/2+A2sin
φ/2 となるが、平均化回路(21)の出力で右辺第2項のA
2sinφ/2がカットされて右辺第1項のA2/2だけ
が残るので結果は同一である。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように、QPSK回路の
1部を除いてまたはすべてをデジタル回路化したので、
回路パラメータにばらつきがなく動作が安定し、入力さ
れるQPSK信号の振幅と無関係に安定した位相差検出
出力が得られ、また、QPSK信号の搬送波ωctと情
報成分ψの変化の周波数が近くても位相の判定が容易に
できる。さらに、矩形波VCOで生成した再生搬送波を
ROMテーブルによってcos(ωct)と−sin(ω
ct)に変換してデジタル乗算器に入力するようにした
ので、直交する再生搬送波をデジタル的に正確に生成せ
しめることができ位相量の誤差がない。
【0039】さらに、振幅逆数生成回路を位相比較器に
利用すれば、入力した余弦波および正弦波の振幅Aに左
右されない常に一定な振幅の安定した位相差信号出力が
得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の4相位相復調回路のブロ
ック図である。
【図2】本発明の第2実施例の4相位相復調回路のブロ
ック図である。
【図3】位相比較器の出力を示す特性図である。
【図4】第2図のスイッチの切り換え状態を示す説明図
である。
【図5】一般的な衛星放送受信機のブロック図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
(1)…QPSK信号入力端子、(2)(3)…乗算
器、(4)…再生搬送波発生器、(5)…遅延回路、
(6)(7)…LPF、(8)…位相比較器、(9)…
余弦波の入力端子、(10)…正弦波の入力端子、(1
1)(12)…反転器、(13)(14)…非反転器、
(15)(16)…切換スイッチ、(17)…加算器、
(18)…乗算機、(19)…出力端子、(20)…自
乗回路、(21)…平均化回路、(22)…1/A生成
回路、(23)…振幅逆数生成回路、(24)…A/D
変換器、(25)(26)…ROMテーブル、(27)
(28)…デジタルLPF、(29)…D/A変換器、
(30)…VCO、(31)…分周回路、(32)…ク
ロック出力端子、(33)…データ出力端子、(34)
…位相差検出回路、(35)…アンテナ、(36)…B
Sコンバータ、(37)…BSチューナ、(38)…選
局回路、(39)…FM復調回路、(40)…映像−音
声分離回路、(41)…デエンファシス回路、(42)
…エネルギー拡散信号除去回路、(43)…テレビ受像
機、(44)…映像信号入力端子、(45)…4相位相
復調回路、(46)…PCM復調回路、(47)…デエ
ンファシス回路、(48)…音声信号入力端子、(5
2)…放送衛星。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】QPSK信号入力端子をA/D変換器に結
    合し、このA/D変換器の出力を2つに分岐してそれぞ
    れ乗算器とLPFを介して、クロックとデータを復調す
    る位相差検出回路に結合し、 再生搬送波を発振する発振器をこの再生搬送波をcos
    (ωct)に変換するROMテーブルを介して前記乗算器
    の一方に結合するとともに、−sin(ωct)に変換す
    るROMテーブルを介して前記乗算器の他方に結合して
    なることを特徴とする4相位相復調回路。
  2. 【請求項2】入力されたQPSK信号と再生搬送波との
    位相差φによる余弦波Acosφおよび正弦波Asin
    φを入力して、これら余弦波と正弦波の加減算を行な
    い、前記位相差φが±(1/4)πと±(3/4)πにおい
    て出力が0になる鋸波状の位相差信号出力を得るものに
    おいて、 前記余弦波または正弦波に基づいて、この余弦波または
    正弦波の振幅Aの逆数を生成する振幅逆数生成回路と、
    この振幅逆数生成回路と前記位相差信号出力を乗算する
    乗算器を具備してなることを特徴とする4相位相復調回
    路の位相比較器。
  3. 【請求項3】振幅逆数生成回路は、余弦波または正弦波
    を自乗する自乗回路と、この自乗回路の出力の高域成分
    を除去し、変数として前記余弦波または正弦波の振幅A
    だけを含む成分の信号を取り出す低域通過フィルタと等
    価な平均化回路と、この変数として振幅Aだけを含む信
    号から1/Aを生成する1/A生成回路とからなること
    を特徴とする請求項2記載の4相位相復調回路の位相比
    較器。
JP9819294A 1993-04-12 1994-04-12 4相位相復調回路および4相位相復調回路の位相比較器 Withdrawn JPH0750697A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1071964C (zh) * 1995-08-16 2001-09-26 三菱电机株式会社 依据运算求相位的qpsk解调装置
US6977879B1 (en) 1999-12-20 2005-12-20 Fujitsu Limited Apparatus for adjusting phase of clock signal based on phase error calculated from sampled values of readout signal

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CN1071964C (zh) * 1995-08-16 2001-09-26 三菱电机株式会社 依据运算求相位的qpsk解调装置
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