JPH0750732A - 携帯用複写機 - Google Patents

携帯用複写機

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Publication number
JPH0750732A
JPH0750732A JP5211025A JP21102593A JPH0750732A JP H0750732 A JPH0750732 A JP H0750732A JP 5211025 A JP5211025 A JP 5211025A JP 21102593 A JP21102593 A JP 21102593A JP H0750732 A JPH0750732 A JP H0750732A
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JP
Japan
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image reading
printing
head
casing
image
Prior art date
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Application number
JP5211025A
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English (en)
Inventor
Michihiro Ota
通博 太田
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0750732A publication Critical patent/JPH0750732A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写領域が,画像読取ヘッドの横幅よりも広
い横幅であっても、任意サイズの印刷用紙を用いて、必
要な領域の画像を複写することができるようにする。 【構成】 外部の原稿Aを読み取る画像読取ヘッド11
を具備した第1の筐体部10内と、読み取った画像を外
部の印刷用紙B上に印刷する印刷ヘッドを具備した第2
の筐体部2とを、所定の位置関係で磁石14a,14
b,22a,22b又はヒンジ91等の連結手段で連結
し、一体的に手動移動させながら、読み取りスキャンと
印刷スキャンを連動して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取ヘッドの横幅
に係わりなく、例えばA4,B5サイズ等の外部の転写
紙に所望の横幅の画像情報を転写し得る携帯用複写機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用複写機としては、例えば、
特公平4−2031号に記載されたものが公知である。
この公報には、複写機本体内に、画像読取ヘッドを含む
画像情報の読み取り系、ロール状の転写紙、画像記録ヘ
ッドを含むロール状の記録紙への画像情報の記録系を備
えて構成された携帯用複写機が記載されている。この携
帯用複写機は、原稿上に置かれた後、ロール状の転写紙
の外部に露出する始端部分を原稿上に手で押さえて固定
しつつ、複写機本体をロール状の転写紙の始端に対して
逆方向へ移動させ、走査が実行される。転写紙を相対的
に随時外部へ引出しつつ、画像読取ヘッドで画像情報を
逐次読み取り、画像記録ヘッドで画像情報を転写紙上に
逐次複写する。
【0003】この他、例えば、特開昭58−22156
4号公報に記載されたものも公知である。この公報に
は、複写機本体を手で移動させて走査する場合、等間隔
目盛りを用いて、移動速度の基準信号を生成し、変速的
な移動を相対的な等速移動として認識する旨記載されて
いる。この場合、画像読取ヘッドが原稿上の画像情報と
等間隔目盛りの進行とを同時に読み取り、1つの目盛り
毎に、移動速度の積分を演算し、変速移動に等速移動へ
の補正をかける。
【0004】しかし、この場合も、転写紙は、ロール状
に巻かれて複写機本体内に収納されており、複写時に送
り出されるか、あるいは、始点を押さえつけて固定さ
れ、複写機本体の移動と共に相対的に引き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、転写
紙が携帯用複写機の本体内にロール状に巻かれて収容さ
れ、複写時に必要な長さだけ引き出される構成であるの
で、転写紙の横幅は画像読取ヘッドの寸法に対応して小
さく限定されている。従って、画像読取ヘッドよりも大
きなサイズの転写紙へ複写処理を施すことは全く考えら
れない。
【0006】このため、原稿上において希望される複写
領域の横幅が画像読取ヘッドの横幅よりも大きい場合に
は、横に複数回に分けて連続的に複写した一枚の転写紙
を、後に切り貼りして複写画像の形態を整える等の人為
的な作業が必要となり、非常に使い勝手が悪い課題があ
った。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、複写領域が,画像読取ヘッドの横幅よりも広い
横幅であっても、任意サイズの印刷用紙を用いて、必要
幅の画像を複写することが可能な携帯用複写機を安価に
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る携帯用複写
機は、外部の原稿から画像情報を読み取るための画像読
取ヘッドを有する第1の筐体部と、前記画像読取ヘッド
が読み取った画像情報を受け取り、この画像情報を外部
の印刷用紙上に印刷する印刷ヘッドを有する第2の筐体
部と、前記第1の筐体部と第2の筐体部とを所定の相対
的位置関係で連結し、両者が一体的に手動操作されるこ
とを可能にする連結手段と、スイッチ操作に応じて、前
記画像読取ヘッドの読み取り動作と前記印刷ヘッドの印
刷動作とを連動して行う制御手段とを具備するものであ
る。
【0009】
【作用】原稿と印刷用紙は、この携帯用複写機の外部に
おいて、前記第1及び第2の筐体部の相対的位置関係に
対応する配置で静的に配置する。この原稿と印刷用紙に
対して前記連結手段によって連結された前記第1及び第
2の筐体部を一体的に手動で動かすと同時に、前記スイ
ッチ操作に応じて前記画像読取ヘッドの読み取り動作と
前記印刷ヘッドの印刷動作とを連動して行う。これによ
り、画像読取ヘッドの手動読み取りスキャンが行われる
と同時に印刷ヘッドの手動印刷スキャンが手動読み取り
スキャンに対応する量だけ行われ、読み取った画像イメ
ージが、そっくり転写印刷される。
【0010】第2の筐体部の印刷ヘッドは、外部に向か
って開放されているので、画像読取ヘッドの横幅の寸法
に係わりなく、任意サイズの印刷用紙を自在に使用する
ことができ、簡単に印刷用紙上における転写領域を自由
に拡大することが可能となる。これにより使用目的が大
きく広がる。
【0011】連結手段として、磁石の吸引力によって第
1及び第2の筐体部を連結する手段を使用することがで
きる。その場合、第1の筐体部と第2の筐体部は、別体
に分離されていてよく、複写時に両者を近づけて所定の
相対的位置関係で連結するようにすることができる。連
結時における第1の筐体部と第2の筐体部の所定の相対
的位置関係は、例えば、両者を積み重ねた状態である。
その場合は、原稿と印刷用紙の関係も重ね合わせた配置
となる。連結手段として磁石を使用した場合は、磁石の
極性の適切な設定によって、第1の筐体部が上、第2の
筐体部が下になるように、あるいはその逆に、あるいは
そのどちらにでも設定できるように、その相対的位置関
係を任意に設定することができる。その場合、原稿を印
刷用紙の上に配して原稿の読み取り位置の目視確認がで
きることを優先させたり、印刷用紙を原稿の上に配して
印刷用紙の印刷位置の目視確認ができることを優先させ
たりすることの選択が可能であり、使い勝手が良くな
る。
【0012】連結手段として、ヒンジ手段を使用し、第
1の筐体部と第2の筐体部とを開閉自在に連結し、かつ
任意の開き角度に設定し得るようにしてもよい。その場
合は、原稿と印刷用紙の配置が立体的であっても、これ
に対応させて第1の筐体部と第2の筐体部を任意の開き
角度に設定して複写を行うことができるので、立体物か
らの複写を容易に行うことができる。連結手段として、
第1の筐体部と第2の筐体部とを所定の相対的位置関係
で固定的に連結する部材を使用してもよい。この場合
は、第1の筐体部と第2の筐体部との位置関係が固定さ
れてしまうが、連結手段が単なる固定構造部材であるた
め、簡単であり、製造コストがかからない廉価なものと
なる。
【0013】一方、第1の筐体部と第2の筐体部とを、
別体に分離さした構成とし、磁石の吸引力により第1の
筐体部と第2の筐体部とを任意に重ね合わせて着脱可能
に連結するようにしてもよい。その場合、第1の筐体部
と第2の筐体部のどちらでも上にすることができるよう
に磁石の極性を設定し、かつ、制御手段のスイッチを第
1の筐体部と第2の筐体部の両方に設けるようにして、
どちらのスイッチによっても複写のON/OFF制御が
行えるようにするとよい。そうすると、第1の筐体部と
第2の筐体部のどちらを上にしても、複写のためのスイ
ッチ操作を容易に行うことができる。
【0014】第1の筐体部と第2の筐体部をヒンジによ
って360度開閉可能に連結する場合も、第1の筐体部
と第2の筐体部のどちらでも上にすることができるの
で、その場合も、制御手段のスイッチを第1の筐体部と
第2の筐体部の両方に設けるようにして、どちらのスイ
ッチによっても複写のON/OFF制御が行えるように
するとよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係わる
携帯用複写機の概略構成を示す要部断面図である。この
実施例の携帯用複写機は、画像読取系を内蔵する第1の
筐体部10と印刷系を内蔵する第2の筐体部20とが、
夫々別体の構成からなっており、両者間は信号伝送用の
ケーブル30で接続されている。第1の筐体部10に
は、画像読取系としての画像読取ヘッド11を内蔵して
おり、更に、制御装置12及び電源13を内蔵してい
る。また、第1の筐体部10には、連結手段である永久
磁石14a,14b、及び鉄等からなる磁路形成部材1
6が設けられており、上面には、複写スイッチ17が設
けられている。
【0016】画像読取ヘッド11は、第1の筐体部10
の底面側において受光面側を外部に開放して設置されて
おり、例えば窓、集光レンズ、イメージセンサ(各々図
示せず)を配置して構成されている。内蔵するイメージ
センサは、窓、集光レンズを経て原稿A上から入射され
る画像情報としての光の明暗を電気信号に変換し、制御
装置12へ出力する。尚、イメージセンサはラインセン
サからなっており、イメージ検知素子が一列に並んでお
り、各素子の検知信号が電子的にスキャンされるもので
ある。
【0017】複写スイッチ17は、例えば、押圧操作に
よってONまたはOFFの反転が繰り返されるスイッチ
であり、ON操作時には、第1の筐体部10の制御装置
12及び画像読取ヘッド11に対して画像読み取り動作
を行わせると共に、第2の筐体部20の印刷ヘッド21
に対して印刷動作を行わせる。OFF操作時には、これ
らの画像読み取り動作を印刷動作を停止させる。
【0018】制御装置12は、複写スイッチ17のON
操作に応じて、画像読取ヘッド11の読み取り動作と印
刷ヘッド21の印刷動作とを連動して行うための制御手
段である。例えば、制御装置12は、画像読取ヘッド1
1のラインイメージセンサを電子的にスキャンしてその
画像読取信号を取り込み、かつ、その画像読取信号に対
してシェーディング補正やA/D変換を行った後、変換
後の電気信号(イメージ情報)に増幅等の種々の処理を
施し、ケーブル30を介して第2の筐体部20の印刷ヘ
ッド21へ転送する。
【0019】電源13は、例えば、電池あるいは充電可
能なバッテリー等からなる。この電源13の電圧は画像
読取ヘッド11及び制御装置12に供給される。この電
源13の電圧が第2の筐体部20の印刷ヘッド21にも
与えられるようになっていてもよいし、第2の筐体部2
0において別途に電源を設けてもよい。
【0020】永久磁石14a,14bは、第1の筐体部
10内において極力大きく形成された収納部分の左右の
縁に沿って配置されており、磁路形成部材16を介して
互いに逆極となるように連結され、固定されている。
尚、永久磁石14a,14b間の距離を極力大きく取っ
てある理由は、第2の筐体部20との連結に安定性を得
るためである。
【0021】一方、第2の筐体部20の内部には、画像
記録系としての印刷ヘッド21、及び、連結手段として
の永久磁石22a,22bが設置されている。印刷ヘッ
ド21は、例えばサーマルヘッドを配置して構成されて
おり、ケーブル30を経て制御装置12から転送される
電気信号(イメージ情報)に応じて駆動し、感熱記録紙
からなる印刷用紙Bにイメージ情報を印刷記録する。印
刷ヘッド21は、画像読取ヘッド11のイメージセンサ
の1ライン読み取りスキャンに対応するイメージ情報を
1ライン印刷することができるものである。
【0022】永久磁石22a,22bは、第2の筐体部
20内において極力大きく形成された収納部分の左右の
縁に沿って互いに上記永久磁石14a,14bと同じ間
隔をあけて配置されており、磁路形成部材23を介し
て、永久磁石14a,14bにおいて互いに対向する側
の極性とも互いに逆極となるように連結され、固定され
ている。従って、第1の筐体部10と第2の筐体部20
との連結位置関係は,永久磁石14a,14b,22
a,22bの極性の関係から、画像読取ヘッド11と印
刷ヘッド21とが平行に配列される所定の連結位置関係
に限られる。
【0023】次に、その動作について説明する。まず、
第1の筐体部10の底面(画像読取ヘッド11の露出
面;つまり第2の筐体部20との連結面)と第2の筐体
部20の上面(第1の筐体部10との連結面)との間に
原稿Aを配す。そして、第1の筐体部10の底面と第2
の筐体部20の上面とを重ね合わせ、両者を永久磁石1
4a,14b,22a,22bの磁力で連結した後、図
2に示すように、第2の筐体部20の底面を感熱記録紙
B上の所望の位置に載置する。尚、図2では、原稿Aと
感熱記録紙Bとの配列関係が少しずれているが、その理
由は、感熱記録紙B上において実行する画像情報の印刷
位置を考慮したものである。
【0024】次に、使用者が原稿A及び感熱記録紙Bの
一端を手で摘んで抑えながら、第1の筐体部10及び第
2の筐体部20を原稿A上の所望の位置、例えば区画
(イ)(図2参照)へ移動させ、画像読取ヘッド11を
点線aの位置(図2参照)に静止させる。そして、複写
スイッチ17をON操作すると、制御装置12の働きに
よって、画像読取ヘッド11が原稿A上における区画
(イ)の横一列の1ライン分の画像情報を読み取って電
気的イメージ信号に変換する主走査(横走査)が開始さ
れる。ここで制御装置12は、電気信号に変換された1
ライン分のイメージ情報に対して種々の処理を施し、ケ
ーブル30を経て印刷ヘッド21へ転送する。そして、
印刷ヘッド21は、受け取ったイメージ情報に基づいて
熱転写処理を実行し、感熱記録紙Bに1ライン分の画像
情報を記録する。
【0025】同時に、使用者が原稿A及び感熱記録紙B
上の適当な個所、例えばX,X’点を手で押さえつつ、
第1の筐体部10を点線bの位置へ向けて移動させる
と、第2の筐体部20も永久磁石14a,14b,22
a,22bの作用により追従移動する。この第1及び第
2の筐体部10,20の手動移動によって、画像読取ヘ
ッド11及び印刷ヘッド21が連動して動き、原稿A上
における区画(イ)の縦方向への副走査(たて走査)が
行われることになる。この手動による副走査と前記主走
査との組み合わせによって、原稿A上における区画
(イ)のイメージが画像読取ヘッド11によって読み取
られ、そのイメージ情報が印刷ヘッド21に順次転送さ
れて印刷がなされる。この結果、印刷ヘッド21は点線
bの位置へ向けて移動しながら印刷を行い、感熱記録紙
Bには、原稿A上における区画(イ)の画像情報が全て
複写される。
【0026】続いて、スイッチ17の操作によって、一
旦、複写OFFとし、使用者が原稿A及び感熱記録紙B
の別の一端を手で摘んで抑えながら、第1の筐体部10
及び第2の筐体部20を原稿A上の別の所望の位置、例
えば原稿A上の区画(ロ)(図2参照)へ移動させて、
画像読取ヘッド11を点線cの位置(図2参照)に静止
させる。それから、スイッチ17の操作によって複写O
Nとして、前述と同様に、第1及び第2の筐体部を移動
して手動の副走査を行い、所望の区画(ロ)の複写を行
う。即ち、この場合も、使用者が原稿A及び感熱記録紙
B上の適当な個所、例えばY,Y’点を手で抑えつつ、
第1の筐体部10を点線dの位置へ向けて移動させる
と、この移動に第2の筐体部20も永久磁石14a,1
4b,22a,22bの作用により追従し、画像読取ヘ
ッド11及び印刷ヘッド21が連動して動き、原稿A上
における区画(ロ)の縦方向への副走査(たて走査)が
行われることになる。この手動による副走査と前記主走
査との組み合わせによって、原稿A上における区画
(ロ)のイメージが画像読取ヘッド11によって読み取
られ、そのイメージ情報が印刷ヘッド21に順次転送さ
れて印刷がなされる。従って、感熱記録紙Bには、原稿
A上における区画(ロ)の画像情報が全て複写される。
【0027】この実施例においては、複写機本体を、読
取面を外部に開放する画像読取系を備える第1の筐体部
10と、印刷面を外部に開放する画像記録系を備える第
2の筐体部20とに分割して、読取面と印刷面を互いに
同一の中軸上において同一の方向を向けつつ、双方の第
1及び第2の筐体部10,20を永久磁石14a,14
b,22a,22bで連結するように構成したので、原
稿Aを第1及び第2の筐体部10,20の互いに向き合
う連結面間に配すと共に、感熱記録紙Bを第2の筐体部
20の印刷面下に配する時、原稿A及び感熱記録紙Bの
横幅の寸法を規制するものは何もなく、従って、ケーブ
ル30が妨げとならない限り、任意のサイズの感熱記録
紙を用いることができる。
【0028】また、第1の筐体部10及び第2の筐体部
20を結合した後の複写処理時には、使用者の手で重ね
合わせが固定化された原稿A及び感熱記録紙Bに対し
て、第1の筐体部10及び第2の筐体部20を同時に上
下左右の所望の方向に、相対的に移動させることが自在
にできるので、感熱記録紙B上には、原稿A上の所望の
位置の画像情報を順次横方向に並べて記録していくこと
が可能となる。従って、希望する複写領域の横幅が画像
読取ヘッド11の横幅よりも広い場合であっても、幅広
の複写像を得る際には、従来の如く、1枚のロール状の
転写紙を切り貼りする等の面倒な作業が必要なく、第1
の筐体部10及び第2の筐体部20を移動させるだけで
簡単に実行することができ、利用範囲が広くなり、使い
勝手が向上する。
【0029】さらに、複写処理時における画像読取ヘッ
ド11の副走査の速度は、第1の筐体部10及び第2の
筐体部20の移動速度に等しく、常に1:1の関係にあ
るので、走査速度の検出装置や紙送り機構等を設ける必
要がなく、低コストで生産することが可能である。
【0030】図1に示した第1の実施例は、第1の筐体
部10と第2の筐体部20の上下関係が固定であり、上
に来る第1の筐体部10が画像読取ヘッド11を具備し
ており、更に、制御装置12と電源13及び複写スイッ
チ17を具備している。しかし、これに限らず、印刷ヘ
ッド21と画像読取ヘッド11は逆の関係で配置されて
いてもよい。すなわち、上に来る第1の筐体部10が制
御装置12と電源13及び複写スイッチ17を具備して
いると共に、印刷ヘッド21を具備し、下に来る第2の
筐体部20の方に画像読取ヘッド11を具備するように
してもよい。その場合は、印刷用紙Bが原稿Aの上に位
置することになり、印刷状態が目視できることになる。
ただし、原稿Aが印刷用紙Bにさえぎられて見にくくな
るため、印刷用紙Bは透過性のよい薄手の紙とするのが
よい。
【0031】更に、本発明の第2の実施例として、分離
された2つの筐体部が上下のどちらにでも配置できるよ
うに構成することもできる。図3は、そのような第2の
実施例に係わる携帯用複写機の概略構成を示す断面図で
ある。尚、図1と対応する部分には同一符号を付して説
明を省略する。この実施例の携帯用複写機は、画像読取
系を内蔵する第1の筐体部40と画像処理系及び印刷系
を内蔵する第2の筐体部50とをケーブル60で互いに
接続して構成されている。各筐体部40,50の上面の
一部が44,53となっており、その凹所44,53に
複写スイッチ17a,17bが夫々が設けられていて、
各スイッチ17a,17bの頂部が各筐体部40,50
の上面より高くならないように配慮されている。
【0032】第1の筐体部40の内部には、画像読取ヘ
ッド11の他、連結手段としての永久磁石42a,42
bが設置されており、永久磁石42a,42bの略中心
の位置の2点間は、磁路形成部材43により連結されて
いる。従って、永久磁石42a,42bの互いに同一方
向を向く端部は、同一の極性を帯びる。例えば、各上方
を向く端部がN極である場合、各下方を向く端部はS極
となる。一方、上面の略中央には、凹所44が形成され
ており、この凹所44の中央に複写スイッチ17aが設
置されている。
【0033】第2の筐体部50の内部には、制御装置1
2、電源13、印刷ヘッド21の他、連結手段としての
永久磁石51a,51bが設置されており、永久磁石5
1a,51bの略中心の位置の2点間は、磁路形成部5
2により連結されている。従って、永久磁石51a,5
1bの互いに同一方向を向く端部は、同一の極性を帯び
る。この場合、磁性方向は、第1の筐体部40の永久磁
石42a,42bの磁性方向を考慮して、各上方を向く
端部をN極、各下方を向く端部をS極とする。一方、上
面の略中央には、凹所53が形成されており、この凹所
53の中央に複写スイッチ17bが設置されている。
【0034】この第2の実施例においては、複写スイッ
チ17a,17bのどちらの操作にも応答して複写ON
または複写OFFに設定できるようになっている。ま
た、連結用の磁石の極性が上記のように設定されている
ので、第1及び第2の筐体部40,50の上下関係をど
ちらにしても、両筐体部を連結することができる。すな
わち、図では、印刷ヘッド21を具備する第2の筐体部
50が第1の筐体部40の上に位置し、印刷用紙Bが原
稿Aの上に配置されているが、その逆に、第1の筐体部
40を第2の筐体部50の上に位置させ、原稿Aが印刷
用紙Bの上に配置されるようにすることもできる。複写
の動作は、上記第1の実施例の場合と同様である。
【0035】図4は本発明の第3の実施例に係わる携帯
用複写機の構成を示す概念図である。尚、同図において
図1と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。この実施例の携帯用複写機は、第1の筐体部70
は、印刷面が下側に臨んだ印刷ヘッド21と、制御装置
12及び電源13が設置されており、その上面に複写ス
イッチ17が設けられている。第2の筐体部80には、
読取面が下側に臨んだ画像読取ヘッド11が設けられて
いる。印刷ヘッド21と画像読取ヘッド11は逆の関係
で配置されていてもよい。
【0036】第1の筐体部70と第2の筐体部80はそ
れぞれの一端側でヒンジ91によって開閉自在に連結さ
れている。このヒンジ91により、第1の筐体部70及
び第2の筐体部80は、ヒンジ91を支点として連結の
角度を0゜〜90゜あるいは180゜あるいは360゜
等任意に広げることが可能である。なお、各筐体部7
0,80において、ヒンジ91の反対側寄りに、画像読
取ヘッド11及び印刷ヘッド21を設けるのがよい。
【0037】この第3の実施例においては、特に、第1
の筐体部70及び第2の筐体部80が、ヒンジ91によ
り、その連結の角度を自由に設定することができる。図
4のように、印刷ヘッド21を具備する筐体部70を上
に、画像読取ヘッド11を具備する筐体部80を下に配
置した場合は、原稿Aを下に、印刷用紙Bを上に配置し
て複写を行う。更に、図5に示すように、複写すべき原
稿が、例えば三角垂状に立体的に形成されている原稿
A’である場合においても、ヒンジ91を所望の開き角
度に設定することにより、感熱記録紙Bに対して複写を
行うことが簡単にできる。図4の状態からヒンジ91を
略360度回して、画像読取ヘッド11を具備する筐体
部80を上に、印刷ヘッド21を具備する筐体部70を
下に配置するようにすることができ、その場合は、原稿
Aを上に、印刷用紙Bを下に配置して複写を行うことが
できる。なお、そのような360度反転の場合に支障な
く複写スイッチ操作が行えるように、図3の例のように
各筐体部の上面の凹所にスイッチを夫々設けるように図
4の実施例を変形すると好ましい。
【0038】図6は本発明の第4の実施例に係わる携帯
用複写機の概略構成を示す概念図である。尚、同図にお
いて図1と対応する部分には同一符号を付して説明を省
略する。この実施例では、画像読取ヘッド11、制御装
置12、電源13及び複写スイッチ17を設けた第1の
筐体部120と、印刷ヘッド21を設けた第2の筐体部
130とが、固定連結部140を介して一体的に固定連
結されている。この場合も、印刷ヘッド21と画像読取
ヘッド11は逆の関係で配置されていてもよい。 この
第4の実施例の場合、画像読取ヘッド11及び印刷ヘッ
ド21の配置関係があらかじめ決定されており、使い勝
手が多少劣るものの、安価に構成することができる。な
お、図4や図5の実施例のように、2つの筐体部の一端
側に連結構造物(ヒンジ91や固定連結部140)が設
けられるものの場合は、その部分で原稿Aまたは印刷用
紙Bがひっかかるのそれ以上の移動は得られない。その
ような場合は、画像読取ヘッド11のラインスキャン
(主走査)方向を図4又は図6の横方向(図7のたて方
向)とするとよい。図7は、その場合のラインスキャン
(主走査)方向と、手動による副走査方向を示したもの
である。なお、ケーブル30,60を使用する代わりに
適宜の無線式通信カプラを使用してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、外部の
原稿を読み取る画像読取ヘッドと外部の印刷用紙に対し
て印刷を行う印刷ヘッドとを個別に具備した第1及び第
2の筐体部を所定の相対的位置関係で連結し、この相対
的位置関係に対応して外部に配置された原稿と印刷用紙
に対して第1及び第2の筐体部を一体的に手動で動かす
と同時に、スイッチ操作に応じて読み取り動作と印刷動
作とを連動して行うようにしたので、画像読取ヘッドの
手動読み取りスキャンが行われると同時に印刷ヘッドの
手動印刷スキャンが手動読み取りスキャンに対応する量
だけ行われ、読み取った画像イメージを、そっくり転写
印刷することができる。ここで、印刷ヘッドは、外部に
向かって開放されているので、画像読取ヘッドの横幅の
寸法に係わりなく、任意サイズの印刷用紙を自在に使用
することができ、簡単に印刷用紙上における転写領域を
自由に拡大することが可能となる、という優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる携帯用複写機の
概略構成を示す一部断面側面図。
【図2】図1に示す第1の実施例の携帯用複写機の使用
例を示す平面図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わる携帯用複写機の
概略構成を示す一部断面側面図。
【図4】本発明の第3の実施例に係わる携帯用複写機の
概略構成を示す一部断面側面図。
【図5】図4に示す第3の実施例の携帯用複写機の使用
例を示す斜視図。
【図6】本発明の第4の実施例に係わる携帯用複写機の
概略構成を示す一部断面側面図。
【図7】図4または図6に示す実施例の使用例を示す平
面図。
【符号の説明】
10,40,70,120 第1の筐体部 11 画像読取ヘッド 12 制御装置 13 電源 14a,14b,22a,22b,42a,42b,5
1a,51b 磁石 16,23,43,52 磁路形成部材 17 複写スイッチ 20,50,80,130 第2の筐体部 21 印刷ヘッド 91 ヒンジ 140 固定連結部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の原稿から画像情報を読み取るため
    の画像読取ヘッドを有する第1の筐体部と、 前記画像読取ヘッドが読み取った画像情報を受け取り、
    この画像情報を外部の印刷用紙上に印刷する印刷ヘッド
    を有する第2の筐体部と、 前記第1の筐体部と第2の筐体部とを所定の相対的位置
    関係で連結し、両者が一体的に手動操作されることを可
    能にする連結手段と、 スイッチ操作に応じて、前記画像読取ヘッドの読み取り
    動作と前記印刷ヘッドの印刷動作とを連動して行う制御
    手段とを具備する携帯用複写機。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、磁石の吸引力により前
    記第1の筐体部と第2の筐体部とを連結するものである
    請求項1に記載の携帯用複写機。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、ヒンジ手段により前記
    第1の筐体部と第2の筐体部とを開閉自在に連結し、か
    つ任意の開き角度に設定し得るものである請求項1に記
    載の携帯用複写機。
  4. 【請求項4】 前記連結手段は、前記第1の筐体部と第
    2の筐体部とを所定の相対的位置関係で固定的に連結す
    る部材からなるものである請求項1に記載の携帯用複写
    機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段のスイッチが前記第1の筐
    体部と第2の筐体部の両方に設けられている請求項1に
    記載の携帯用複写機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1909478A3 (en) * 2006-09-29 2008-10-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Multifunctional peripheral

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