JPH0750897A - 音声信号増幅装置 - Google Patents

音声信号増幅装置

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JPH0750897A
JPH0750897A JP16676093A JP16676093A JPH0750897A JP H0750897 A JPH0750897 A JP H0750897A JP 16676093 A JP16676093 A JP 16676093A JP 16676093 A JP16676093 A JP 16676093A JP H0750897 A JPH0750897 A JP H0750897A
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JP
Japan
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audio signal
howling
predetermined
filter means
pass
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Application number
JP16676093A
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Inventor
Satoshi Takahashi
高橋  慧
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Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音質の劣化を最小限にとどめてハウリング
(所定高域成分)を効果的に除去する音声信号増幅装置
を提供することを目的とする。 【構成】 音声信号中にハウリング(所定高域成分)が
発生すると高域除去フィルタ手段26を動作させて当該ハ
ウリングを除去する。そして、当該ハウリングが停止し
た場合には、高域除去フィルタ手段26を動作させないよ
うにして、高域周波数特性の劣化を防止し、音質の向上
を図ることができる。また、高域除去フィルタ手段26を
複数設けることにより、特定範囲の高域のみを除去する
ようにしたため、音声信号の高域成分が広範囲にわたっ
て除去されることを防止して、音質の向上を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声信号増幅装置に
関し、特にマイクロフォンのハウリングに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、放送スタジオ,録音スタジ
オ,音楽演奏会場などでは、マイクロフォンを使用し
て、音声を大きくしたり、必要な音声のみを取り出した
りする。このマイクロフォンを使用する場合、図18に
示すような音声信号増幅装置が必要とされる。
【0003】この従来の装置は、マイクロフォン2,ヘ
ッドアンプ4,マイクアンプ6,パワーアンプ8,スピ
ーカ10,ハウリングカット・フィルタ12,切換スイッチ
14を備えている。なお、ヘッドアンプ4の出力にマイク
ボリュームが、マイクアンプ6の出力にマスターボリュ
ームが接続されている。
【0004】この場合に、装置の増幅度,マイクロフォ
ン2とスピーカ10の距離,再生音場の周壁からの反射音
などによって、装置ループ全体が正帰還状態となって、
所定の高域周波数において一種の発振現象(ハウリン
グ)をおこす場合がある。この場合、スピーカ10から
「キィーン」という耳障りな高音が出力する。このハウ
リングは、一旦発生すると、何の措置もしないとそのま
ま出力し続ける。
【0005】ハウリングを出力させない方法の一つに、
手動で切換スイッチ14をS1に倒して、固定式のハウリ
ングカット・フィルタ12をONにして、音声信号からハ
ウリング(当該高域周波数)を除去する方法がある。た
だし、この方法は、ハウリング発生そのものを停止させ
るものではないので、一旦ハウリングカット・フィルタ
12をONにすると、通常、そのままの状態にしておかれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
音声信号増幅装置においては、次のような問題点があっ
た。
【0007】アンプ4,6,8の増幅度が下げられるな
どの方法により、ハウリングが強制的に停止されたとき
に、ハウリングカット・フィルタ12をOFFにもどすの
を忘れて、ON状態のままにしておく場合がある。この
場合、音声信号は、ハウリングカット・フィルタ12の帯
域において常に除去されることになり、マイクロフォン
2の高域周波数特性が劣化するという問題があった。
【0008】また、ハウリングは次々と異なった周波数
帯域で連鎖して発生する性質があるため、ハウリングカ
ット・フィルタ12の除去帯域を広くする必要があり、マ
イクロフォンの周波数特性の劣化がさらに大きいという
問題もあった。
【0009】この発明は、上記の問題点を解決して、音
質の劣化を最小限にとどめてハウリングを効果的に除去
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の音声信号増幅
装置は、音声入力手段,増幅器,音声出力手段を備えた
音声信号増幅装置であって、該装置の所定部位に所定高
域周波数ごとに設けられ、音声信号の当該所定高域成分
を除去する複数の高域除去フィルタ手段と、前記高域除
去フィルタ手段に対応して前記所定高域周波数ごとに設
けられ、音声信号の当該所定高域成分を通過させる複数
の高域通過フィルタ手段と、前記高域通過フィルタ手段
により通過された音声信号の振幅と所定基準振幅とを比
較し、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえている場合
には対応する高域除去フィルタ手段を動作させ、音声信
号の振幅が所定基準振幅をこえていない場合には対応す
る高域除去フィルタ手段を動作させないように制御する
複数の制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項2の音声信号増幅装置は、請求項1
の音声信号増幅装置において、制御手段は、音声信号の
振幅が所定基準振幅をこえた回数が所定回数以上になっ
た場合、高域除去フィルタ手段を動作させたままにする
こと、を特徴としている。
【0012】請求項3の音声信号増幅装置は、請求項1
の音声信号増幅装置において、各高域除去フィルタ手段
は直列に接続されていること、を特徴としている。
【0013】請求項4の音声信号増幅装置は、音声入力
手段,増幅器,音声出力手段を備えた音声信号増幅装置
であって、該装置の所定部位に所定高域周波数ごとに直
列に設けられ、音声信号の当該所定高域成分を除去する
複数の高域除去フィルタ手段と、前記高域除去フィルタ
手段に対応して前記所定高域周波数ごとに設けられ、音
声信号の当該所定高域成分を通過させる複数の高域通過
フィルタ手段と、前記高域通過フィルタ手段により通過
された音声信号の振幅と所定基準振幅とを比較し、音声
信号の振幅が所定基準振幅をこえている場合には対応す
る高域除去フィルタ手段を動作させ、音声信号の振幅が
所定基準振幅をこえていない場合には対応する高域除去
フィルタ手段を動作させないように制御する複数の制御
手段と、複数の制御手段のいずれかにより各高域除去フ
ィルタ手段が動作させられると、前記増幅器のゲインを
所定値だけ下げるループ結合度調整手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の音声信号増幅装置によれば、音声信
号中に所定高域成分が発生すると高域除去フィルタ手段
を動作させて当該所定高域成分を除去する。そして、当
該所定高域成分が停止した場合には、高域除去フィルタ
手段を動作させないようにして、高域周波数特性の劣化
を防止し、音質の向上を図ることができる。
【0015】また、高域除去フィルタ手段を複数設ける
ことにより、特定範囲の高域のみを除去するようにした
ため、音声信号の高域成分が広範囲にわたって除去され
ることから防止し、音質の向上を図ることができる。
【0016】請求項2の音声信号増幅装置によれば、制
御手段は、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえた回数
が所定回数以上になった場合にのみ、高域除去フィルタ
手段を動作させたままにする。従って、瞬間的にしか発
生しない所定高域成分によって高域除去フィルタ手段が
動作したままになることを防止することができる。
【0017】請求項3の音声信号増幅装置によれば、各
高域除去フィルタ手段は直列に接続されている。従っ
て、同時に複数の所定高域成分が発生した場合にも当該
高域除去フィルタ手段により除去することができる。
【0018】請求項4の音声信号増幅装置によれば、音
声信号中に複数の所定高域成分が発生した場合には、各
高域除去フィルタ手段が動作して当該所定高域成分を除
去する。そして、各高域除去フィルタ手段が動作させら
れると、ループ結合度調整手段により、増幅器のゲイン
を所定値だけ下げるようにしている。従って、当該所定
高域成分が連鎖して再発生しないようにすることができ
る。
【0019】
【実施例】図1に、この発明の一実施例による音声信号
増幅装置5の基本構成を示す。この装置5は、音声信号
を入力する音声入力手段20,音声信号を増幅する増幅器
22,音声信号を出力する音声出力手段24を備えた音声信
号増幅装置であって、以下の手段を備えている。
【0020】複数の高域除去フィルタ手段26は、増幅器
22と音声出力手段24との間に所定高域周波数ごとに設け
られ、音声信号の当該所定高域成分を除去する。複数の
高域通過フィルタ手段30は、高域除去フィルタ手段26に
対応して前記所定高域周波数ごとに設けられ、音声信号
の当該所定高域成分を通過させる。
【0021】複数の制御手段28は、高域通過フィルタ手
段30により通過された音声信号の振幅と所定基準振幅と
を比較し、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえている
場合にはコントロール信号C1,C2,・・,CNを出力させ
て対応する高域除去フィルタ手段26を動作させ、音声信
号の振幅が所定基準振幅をこえていない場合には対応す
る高域除去フィルタ手段26を動作させないように制御す
る。
【0022】図2に、図1の各手段を具体的なハードウ
エアで構成した場合におけるこの装置5のブロック図を
示す。この装置5は、音声入力手段であるマイクロフォ
ン2,増幅器であるヘッドアンプ4,マイクアンプ6お
よびパワーアンプ8,音声出力手段であるスピーカ10,
複数の高域除去フィルタ手段である周波数帯域の異なる
ハウリングカット・フィルタ50(この例では501,502,50
3,504の4個),複数の高域通過フィルタ手段である帯
域通過フィルタ(BPF)55(551,552,553,554),複
数の制御手段である制御回路60(601,602,603,604),
切換スイッチ70(端子700,701,702,703,704)を備えて
いる。
【0023】なお、BPF551には制御回路601が接続さ
れ、制御回路601により作成されるコントロール信号C1
の出力により、切換スイッチ70の端子701が接続されて
ハウリングカット・フィルタ501が接続される。また、
BPF552には制御回路602が接続され、制御回路602
より作成されるコントロール信号C2の出力により、切
換スイッチ70の端子702が接続されてハウリングカット
・フィルタ502が接続される。BPF503,504についても
同様である。
【0024】マイクロフォン2に入力された音声信号
は、通常の場合、切換スイッチ70の端子700が接続され
ているため、ヘッドアンプ4,マイクアンプ6,パワー
アンプ8を介してスピーカ10から増幅されて出力され
る。
【0025】ここで、装置5が正帰還の閉ループ状態と
なり、マイクロフォン2のハウリングが発生したとす
る。このハウリングは、一旦発生すれば、次々にその振
幅が増幅されて発振を続けるため、パワーアンプ8にて
飽和状態になり、高域の周波数でかつ振幅の大きな信号
となる。このハウリングは、装置の増幅度,マイクロフ
ォン2とスピーカ10との距離などによって、特定の周波
数となる。
【0026】例えば、図3aに示すように、中心周波数
2のハウリングP2が発生したとすると、ハウリングP
2は、まず各BPF55に与えられる。
【0027】ここで、図4aに、BPF55の通過周波数
帯域を示す。BPF551の中心周波数はf1、BPF552
の中心周波数はf2、BPF553の中心周波数はf3、B
PF554の中心周波数はf4である。従って、この例にお
けるハウリングP2は、BPF552(図示101)からのみ
取り出され、制御回路602に入力される。
【0028】次に、制御回路602において、図3bに示
すように、ハウリングP2の振幅が基準振幅Kをこえて
いるか否かを判断する。そして、基準振幅Kをこえてい
れば、ハウリングP2に基づいて、コントロール信号C2
が作成される。このコントロール信号C2の出力によっ
て、切換スイッチ70の端子702が接続されて、ハウリン
グカット・フィルタ502が接続される。
【0029】ここで、図4bに、ハウリングカット・フ
ィルタ50の除去通過帯域を示す。この図のように、ハウ
リングカット・フィルタ501の中心周波数f1(除去帯
域)は、図4aのBPF551の中心周波数f1(通過帯
域)と同じに設定されており、ハウリングカット・フィ
ルタ502とBPF552、ハウリングカット・フィルタ503
とBPF553、ハウリングカット・フィルタ504とBPF
554についても同様に設定されている。
【0030】これにより、BPF552から取り出された
中心周波数f2のハウリングP2は、中心周波数f2の除
去帯域を有するハウリングカット・フィルタ502(図示1
02)により除去される(図3c)。BPF551,553,554
から取り出されたハウリングP1,P3,P4についても同
様に除去される。
【0031】次に、コントロール信号Cを出力する制御
回路60の説明に移る。図5に示すように、制御回路60
は、各制御回路601,602,603,604ごとにコントロール信
号作成回路66(開始信号作成回路62および終了信号作成
回路64),信号連続作成回路68を備えている。開始信号
作成回路62は、音声信号の振幅を所定の基準振幅と比較
し、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえると、コント
ロール信号Cの開始信号を作成する。終了信号作成回路
64は、開始信号から所定時間持続して終了するコントロ
ール信号Cの終了信号を作成する。これにより、制御回
路60(601,602,603,604)ごとにコントロール信号C
(C1,C2,C3,C4)が作成される。
【0032】このコントロール信号Cは、図2におい
て、切換スイッチ70に入力され、ハウリングPの発生か
ら所定時間(この例では0.6秒)後にハウリングカッ
ト・フィルタ50をONにし、それから所定時間(この例
では1.8秒)後にOFFにする。なお、図6に開始信
号作成回路62を、図7に終了信号作成回路64を示す。ま
た、図8に信号連続作成回路68を示す。
【0033】以下、図9のタイムチャートにより、この
装置5の動作を説明する。まず、図6の開始信号作成回
路62において、コントロール信号Cの開始信号が作成さ
れる。
【0034】音声信号は、整流・積分回路102で積分さ
れた後、コンパレータ104に与えられる。コンパレータ1
04のしきい値は、通常の音声信号より大きく設定されて
おり、ハウリングPが生じていない場合はコンパレータ
104からは何も出力されない。ここで、ハウリングPが
発生する(図9a)と、整流・積分回路102からは図9
bのような波形が出力される。そして、コンパレータ10
4で波形整形されて、ハウリングPの発生から約0.2
秒遅れて立上がる(図示α)信号となる(図9c)。
次に、この信号はインバータ106で反転された後、積分
回路108,コンパレータ110,インバータ112次いで積分回
路114,コンパレータ116,インバータ118に与えられて、
同様に、約0.2秒ずつ計約0.4秒さらに遅れた信号
となる(図9d,9e)。これにより、トグル・フリッ
プフロップ(トグルFF)120から、ハウリングPが発
生して約0.6秒遅れて立上がる(図示β)信号Mが取
り出される(図9e)。この信号βをコントロール信号
Cの開始信号とする。
【0035】次に、図7の終了信号作成回路64により、
コントロール信号Cの終了信号が作成される。この回路
64は、第1段階回路82および第2段階回路84を備えてい
る。まず、第1段階回路82においては、図9cの出力が
インバータ122を介して、積分回路124に与えられ所定の
時定数により積分される(図9f)。そして、コンパレ
ータ126に与えられて信号Rが得られる(図9g)。こ
の信号Rは積分回路128を介して放電回路130に与えられ
る。放電回路130では、所定時間後に、積分回路124のコ
ンデンサの電圧を放電して信号RをONからOFFにす
る(図9h)。 一方、微分回路132は、終了信号作成
のための信号S(ハウリングPが発生して0.2秒後に
立上がる)を作成する(図9i)。この信号Sとコンパ
レータ126の信号RとがOR134に与えられる(図9
j)。OR134の出力はトグルFF136に与えられて信号
Tが作成される(図9k)。そして、信号Tの反転信号
U(図9m)がリセット・フリップフロップ(リセット
FF)138に与えられる。その後、リセットFF138の出
力(図9n)と信号UとがAND140に与えられて信号
Vが得られる(図9o)。次に、この信号Vは、第2段
階回路84に入力される。
【0036】第2段階回路84において、信号Vは積分回
路142,コンパレータ144に与えられる。この出力(図9
p)は、第1段階回路82と同様に、積分回路146,放電
回路148,微分回路150に与えられる。この出力信号と図
9iの信号SとがOR152に与えられる。そして、トグ
ルFF154から出力する信号Wは、信号Sで立上がり、
所定時間(2.2秒)後に立下がる(図示γ)信号とな
る(図9q)。この信号γをコントロール信号Cの終了
信号とする。
【0037】信号Wは、トグルFF120(図6参照)の
リセット信号となる。これにより、トグルFF120から
は、ハウリングPが発生して約0.6秒遅れて立上がり
(図示β)、その後1.8秒で立下がる(図示γ)コン
トロール信号Cが出力する(図9r)。以上のように、
コントロール信号Cが作成される。
【0038】例えば、発生したハウリングP2がBPF5
52を通過して制御回路602に入力された場合、コントロ
ール信号C2が出力され、切換スイッチ70の端子702が接
続されて、ハウリングP2が発生してから0.6秒後に
ハウリングカット・フィルタ502をONにして、ハウリ
ングP2が除去される(図9aの点線部のPE)。その後
1.8秒後にハウリングカット・フィルタ502がOFF
にされる。このとき、コントロール信号C1,C2,C3,C
4のいずれもが出力されていないときには、図10に示
す回路において、OR172からC0が出力され、切換スイ
ッチ70の端子700が接続される。このため、ハウリング
Pがカットされた後、音声信号は、ハウリングカット・
フィルタ50を通過しないので、音声信号の高域成分が除
去されないことになり、音質の向上を図ることができ
る。
【0039】なお、ハウリングPの発生が継続するよう
な場合には、図8の信号連続作成回路68を用いる。この
回路68は、トグルFF156,158,160,162、OR164、イン
バータ166を備えている。トグルFF120の出力Qの反転
信号QBは、複数(この例では4個)直列に接続したト
グルFF156,158,160,162に与えられる。この出力とト
グルFF120の出力QとがOR164に与えられて、図11
に示すように、コントロール信号Cが4回連続する信号
が作成される。これにより、ハウリングPが4回連続発
生した場合には、突発性のハウリングでないと判断され
て、ハウリングカット・フィルタ501を強制的にON状
態にして、以後のハウリングをカットする。
【0040】ここで、周波数帯域が異なるハウリングが
複数同時に発生した場合、図2の切換スイッチ70のよう
に択一に選択するスイッチに代えて、複数同時に接続す
るようなスイッチを用いて複数のハウリングカット・フ
ィルタ50を同時に動作させハウリングを除去することも
考えられる。
【0041】例えば、中心周波数f2と中心周波数f4
帯域のハウリングが同時に発生したとする。この場合、
複数同時に接続する切換スイッチ72によって、図12a
に示すように、ハウリングカット・フィルタ502とハウ
リングカット・フィルタ504とが同時に音声信号増幅回
路に接続される。このとき、図12bに示すようにハウ
リングカット・フィルタ502が動作して中心周波数f2
帯域が除去(図示103)され、図12cに示すように
ハウリングカット・フィルタ504が動作して中心周波数
4の帯域が除去(図示104)されればよい。
【0042】しかし、実際には、ハウリングカット・フ
ィルタ502において、中心周波数f2の帯域のハウリング
は除去されるが中心周波数f4の帯域のハウリングは通
過してしまい、ハウリングカット・フィルタ504におい
ては、中心周波数f4の帯域のハウリングは除去される
が中心周波数f2の帯域のハウリングは通過することに
なる。結局、ハウリングカット・フィルタ50のフィルタ
特性はフラットになってしまい、同時に複数のハウリン
グカット・フィルタ50を接続するようなスイッチ72を用
いただけでは、複数同時に発生した周波数帯域の異なる
ハウリングは除去されないという問題が生じる。
【0043】このような場合、ハウリングカット・フィ
ルタ50を直列にならべるとともに、各ハウリングカット
・フィルタ50ごとにアナログスイッチ74を用いることに
より、上記問題を解決することができる。
【0044】図13に、この発明の一実施例による音声
信号増幅回路における高域フィルタ除去手段90の一例を
示す。ハウリングカット・フィルタ501〜504は、直列に
ならべられている。この場合、コントロール信号Cに
は、コントロール信号C1〜C4のほかに、コントロール
信号C1〜C4をインバータ1801〜1804により反転させた
コントロール信号CB1〜CB4が用いられる。
【0045】すなわち、ハウリングが発生するときに
は、コントロール信号C1〜C4がアナログスイッチ741
〜744に出力されて、ハウリングカット・フィルタ501
504は帯域除去動作を開始する。一方、ハウリングが発
生しないときには、コントロール信号CB1〜CB4がア
ナログスイッチ741〜744に出力されて、ハウリングカッ
ト・フィルタ501〜504は帯域除去動作を停止する。
【0046】上記の例において、ハウリングカット・フ
ィルタ502は、コントロール信号C2を受けて、アナログ
スイッチ742により帯域除去動作を開始し、ハウリング
カット・フィルタ504もコントロール信号C4を受けてア
ナログスイッチ744により帯域除去動作を開始する。な
お、ハウリングカット・フィルタ501,503は、これらの
帯域でハウリングが発生していないため、コントロール
信号CB1,CB3を受けて帯域除去動作を停止してい
る。図14に、同時に発生した2つのハウリングが除去
される状態を示す。この図のように、中心周波数f2
帯域のハウリング(図示105)および中心周波数f4
の帯域のハウリング(図示106)が同時に除去される
ことになる。
【0047】このような高域フィルタ除去手段90によ
り、周波数帯域が異なるハウリングが複数同時に発生し
た場合にも、当該ハウリングを除去することができる。
【0048】一方、ハウリングは次々と異なった周波数
帯域で連鎖して発生する性質がある。
【0049】例えば、ハウリングP2次いでP4が発生し
て、それぞれハウリングカット・フィルタ502,504がO
NとなってハウリングP2,P4が除去された後に、異な
る周波数帯域の例えばハウリングP3が連鎖して発生す
るような場合である。
【0050】このような場合、この実施例においては、
複数のハウリングP2,P4の発生により、各ハウリング
カット・フィルタ502,504のON状態を続けてハウリン
グP2,P4が出力しないようにするとともに、ハウリン
グカット・フィルタ502,504のON信号によりマイクア
ンプ6のゲインを所定値(1〜2dB)だけ下げて、ハ
ウリングP3の連鎖発生を防止するようにしている。図
15に、この発明の一実施例による音声信号増幅装置7
のブロック図を示す。
【0051】この装置7は、図2の装置5に加えてゲイ
ン減少信号回路65および自動アッテネータ92を備えてい
る。ゲイン減少信号回路65はOR94,遅延回路96,リセ
ットFF98を、自動アッテネータ92はアナログスイッチ
76,抵抗器R1,R2を備えている。図16に、このゲイ
ン減少信号回路65の動作を表わすタイムチャートを示
す。なお、この装置7には前述したハウリングカット・
フィルタ50を直列に並べた高域除去フィルタ手段90が用
いられている。
【0052】まず、ハウリングP2次いでP4が発生する
(図16a,b)。そうすると、ハウリングカット・フ
ィルタ502,504は、コントロール信号C2,C4(図16
c,d)を受けてONとなり、ハウリングP2,P4が除
去される。このコントロール信号C2,C4は、ゲイン減
少信号回路65のOR94に与えられる。その出力(図16
e)は遅延回路96により遅延され(例えば数100mse
c)、リセットFF98に与えられる。この出力(図16
f)がゲイン減少信号GSとなる。
【0053】このゲイン減少信号GSを受けて、自動ア
ッテネータ92のアナログスイッチ76は762側に倒れ抵抗
1が接続されて、マイクアンプ6のゲインが1〜2dB
だけ下げられる。これにより、ハウリングP2,P4以後
のハウリングP3が連鎖して発生しないようにすること
ができる。
【0054】つまり、ハウリングが発生した後、マイク
アンプ6のゲインを下げて、装置7が正帰還状態の閉ル
ープから無帰還状態の開ループにするようにして、次に
異なる周波数帯域のハウリングが連鎖して発生しないよ
うにしている。
【0055】なお、制御回路60の出力を受けたゲイン減
少信号回路65に代えて、パワーアンプ8から直接出力を
受けた図17に示すような回路67により、ハウリングが
発生するとゲイン減少信号GSを出力するようにしても
よい。
【0056】また、この実施例では、アナログスイッチ
と抵抗とによる自動アッテネータ32を用いているが、モ
ータ駆動の自動アッテネータを用いてもよい。
【0057】なお、この実施例では、パワーアンプ8の
出力に基づいてハウリングを検出しているが、該信号経
路のいずれの箇所、例えば、マイクロフォン2,ヘッド
アンプ4またはマイクアンプ6のいずれの信号に基づい
てハウリングを検出してもよい。
【0058】また、この実施例においては、増幅器と音
声出力手段との間に高域除去フィルタ手段を設けている
が、該信号経路のいずれの箇所、例えば、音声入力手段
と増幅器との間に設けてもよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1の音声信号増幅装置は、複数の
高域除去フィルタ手段(ハウリングカット・フィルタ)
が音声信号増幅装置の所定部位に所定高域周波数(ハウ
リング周波数)ごとに設けられ、音声信号の当該所定高
域成分(ハウリング)を除去する。この高域除去フィル
タ手段は、後述の制御手段によってその動作が制御され
る。複数の高域通過フィルタ手段(BPF)は、前記高
域除去フィルタ手段に対応して前記所定高域周波数ごと
に設けられ、音声信号の当該所定高域成分を通過させ
る。
【0060】複数の制御手段は、前記高域通過フィルタ
手段により通過された音声信号の振幅と所定基準振幅と
を比較し、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえている
場合には対応する高域除去フィルタ手段を動作させ、音
声信号の振幅が所定基準振幅をこえていない場合には対
応する高域除去フィルタ手段を動作させないように制御
する。
【0061】従って、音声信号中に所定高域成分が発生
すると高域除去フィルタ手段を動作させて当該所定高域
成分を除去する。そして、当該所定高域成分が停止した
場合には、高域除去フィルタ手段を動作させないように
して、高域周波数特性の劣化を防止し、音質の向上を図
ることができる。
【0062】また、高域除去フィルタ手段を複数設ける
ことにより、特定範囲の高域のみを除去するようにした
ため、音声信号の高域成分が広範囲にわたって除去され
ることから防止し、音質の向上を図ることができる。こ
れにより、音質の劣化を最小限にとどめて所定高域成分
を効果的に除去する音声信号増幅装置を提供することが
できる。
【0063】請求項2の音声信号増幅装置は、さらに、
制御手段が、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえた回
数が所定回数以上になった場合、高域除去フィルタ手段
を動作させたままにする。従って、瞬間的にしか発生し
ない所定高域成分によって高域除去フィルタ手段が動作
したままになることを防止することができる。これによ
り、音質の劣化を最小限にとどめて所定高域成分を効果
的に除去する音声信号増幅装置を提供することができ
る。
【0064】請求項3の音声信号増幅装置は、さらに、
各高域除去フィルタ手段が直列に接続されている。従っ
て、同時に複数の所定高域成分が発生した場合にも当該
高域除去フィルタ手段により除去することができる。こ
れにより、音質の劣化を最小限にとどめて所定高域成分
を効果的に除去する音声信号増幅装置を提供することが
できる。
【0065】請求項4の音声信号増幅装置は、音声信号
中に複数の所定高域成分が発生した場合には、各高域除
去フィルタ手段が動作して当該所定高域成分を除去す
る。そして、各高域除去フィルタ手段が動作させられる
と、ループ結合度調整手段(自動アッテネータ)によ
り、増幅器のゲインを所定値だけ下げるようにしてい
る。従って、当該所定高域成分が連鎖して再発生しない
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による音声信号増幅装置の
構成を示す図である。
【図2】上記の音声信号増幅装置のブロック図を示す。
【図3】ハウリングPの一例を示す図である。
【図4】BPF55の通過帯域およびハウリングカット・
フィルタ50の除去帯域を示す図である。
【図5】制御回路60の構成を示す図である。
【図6】開始信号作成回路62を示す図である。。
【図7】終了信号作成回路64を示す図である。
【図8】信号連続作成回路68を示す図である。
【図9】上記の音声信号増幅装置のタイムチャートを示
す図である。
【図10】コントロール信号C0の作成回路を示す図で
ある。
【図11】コントロール信号Cが連続して作成された状
態を示す図である。
【図12】同時に2つのハウリングが発生した状態を示
す図である。
【図13】この発明の一実施例による音声信号増幅回路
における高域フィルタ除去手段90の一例を示す。
【図14】同時に発生した2つのハウリングが除去され
る状態を示す図である。
【図15】この発明の一実施例による音声信号増幅装置
のブロック図を示す。
【図16】ゲイン減少信号回路65の動作を表わすタイム
チャートを示す図である。
【図17】ゲイン減少信号回路67を示す図である。
【図18】従来の音声信号増幅装置を示す図である。
【符号の説明】
20・・・音声入力手段(マイクロフォン) 22・・・増幅器 24・・・音声出力手段(スピーカ) 26・・・高域除去フィルタ手段(ハウリングカット・フ
ィルタ) 28・・・制御手段 30・・・高域通過フィルタ手段(BPF)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声入力手段,増幅器,音声出力手段を備
    えた音声信号増幅装置であって、 該装置の所定部位に所定高域周波数ごとに設けられ、音
    声信号の当該所定高域成分を除去する複数の高域除去フ
    ィルタ手段と、 前記高域除去フィルタ手段に対応して前記所定高域周波
    数ごとに設けられ、音声信号の当該所定高域成分を通過
    させる複数の高域通過フィルタ手段と、 前記高域通過フィルタ手段により通過された音声信号の
    振幅と所定基準振幅とを比較し、音声信号の振幅が所定
    基準振幅をこえている場合には対応する高域除去フィル
    タ手段を動作させ、音声信号の振幅が所定基準振幅をこ
    えていない場合には対応する高域除去フィルタ手段を動
    作させないように制御する複数の制御手段と、 を備えたことを特徴とする音声信号増幅装置。
  2. 【請求項2】請求項1の音声信号増幅装置において、 制御手段は、音声信号の振幅が所定基準振幅をこえた回
    数が所定回数以上になった場合、高域除去フィルタ手段
    を動作させたままにすること、 を特徴とする音声信号増幅装置。
  3. 【請求項3】請求項1の音声信号増幅装置において、 各高域除去フィルタ手段は直列に接続されていること、 を特徴とする音声信号増幅装置。
  4. 【請求項4】音声入力手段,増幅器,音声出力手段を備
    えた音声信号増幅装置であって、 該装置の所定部位に所定高域周波数ごとに直列に設けら
    れ、音声信号の当該所定高域成分を除去する複数の高域
    除去フィルタ手段と、 前記高域除去フィルタ手段に対応して前記所定高域周波
    数ごとに設けられ、音声信号の当該所定高域成分を通過
    させる複数の高域通過フィルタ手段と、 前記高域通過フィルタ手段により通過された音声信号の
    振幅と所定基準振幅とを比較し、音声信号の振幅が所定
    基準振幅をこえている場合には対応する高域除去フィル
    タ手段を動作させ、音声信号の振幅が所定基準振幅をこ
    えていない場合には対応する高域除去フィルタ手段を動
    作させないように制御する複数の制御手段と、 複数の制御手段のいずれかにより各高域除去フィルタ手
    段が動作させられると、前記増幅器のゲインを所定値だ
    け下げるループ結合度調整手段と、 を備えたことを特徴とする音声信号増幅装置。
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JP5-133087 1993-06-03
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