JPH07509781A - 自励式光学歪みゲージ - Google Patents
自励式光学歪みゲージInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
自励式光学歪みゲージ
技術分野
本発明は、基板内の歪みを検出する光学センサに関する。
従来の技術
光学歪みゲージ、特に圧力変換器に用いられる光学歪みゲージは、従来からよく
知られている。1992年4月7日にHockaday氏らに付与された米国特
許5.101.644号「光学圧力変換器」には小型のシリコン圧力変換器が開
示されている。この圧力変換器では、それぞれ1枚のシリコンウェハで構成され
ている単一振動ブリッジ(single vibrating bridge)
及び圧力応答ダイアフラムが用いられている。初期ウェハは、シリコンの単一ス
トランドが得られるようにエツチング及びレーザ加工によって微細加工され、そ
の各端部はブロックや他の支持部によって支持される。なお、これらのブロック
や他の支持部も、初期シリコンウェハからカットされたものである。
ダイアフラム、支持部、及びブリッジを、材質がそれぞれ共通している単一スラ
ブによって形成することで、Hockaday氏らによる圧力変換器は事実上温
度変化による歪みをなくしている。これは単体構造としたことで熱膨張係数がど
こでも同じとなっていることによる。
Hockaday式構造におけるブリッジにより発生する歪み度は、光線によっ
てブリッジ構造を励起することで測定される。なお、この光線の強度は、ブリッ
ジの基準固有周波数と歪みによる周波数変動とを加えたものに等しい周波数でパ
ルスとされている。光学デバイスは、)lockaday氏の特許ではより詳細
に説明されているが、干渉計により測定される反射光を通じてブリッジの振動周
波数をモニタし、また、ブリッジのすべての周波数が決定されるまで照射光のパ
ルス周波数を変動させる。
ブリッジの歪み量は、ブリッジの弾性係数、幾何的係数、縦弾性係数の関数とな
っており、これらは順次容易にダイアフラム表面での歪みに変換され得るもので
ある。従来技術に係るデバイスによれば、このように、温度に影響されず効率的
で簡素な歪み測定用の変換器が提供される。しかし、ブリッジの共振周波数の現
在値を測定するためには、ブリッジの測定された周波数を変換(interpr
et)でき、かつパルスビームの駆動周波数を変動させることのできる、比較的
複雑な測定システムが必要である。
本発明の概要
本発明によれば、温度による歪みに強い自励式光学歪みセンサが提供される。こ
のセンサは、実質的に平面となっている基板上に支持された一対の平行なブリッ
ジエレメントと、基板と、支持部材と、ブリッジエレメントとを有するとともに
、これらのすべては、均一にドーピングされた単一のシリコンウェハからカット
して得られたものである。
本発明に係るセンサは<110>結晶構造を有するシリコンから形成されるもの
である。この場合、平行なブリッジの各対向壁面は、これらの壁面が必ず<11
0>結晶面と同一系(same family)となるように位置することとな
るので、実質的に共に平行となるように形成される。
本発明に係るセンサは、一方のブリッジから入射される変調されていない光線で
駆動され、この光線は互いに平行である対向するブリッジ壁面によって形成され
るファプリー・ペロキャビティ内に入射する。上記対向する壁面の間隔を初期配
置において適切なものとすることで、無変調の光線を供給すると、このキャビテ
ィ内で光の強度が強められるようになる。
このように光学強度が強められることで、平行なブリッジエレメント内部での横
断面の温度勾配が生じ、ブリッジエレメントが横方向にずれる。この横方向のず
れによって、キャビティ間の距離は光エネルギが強められるように調整された距
離からずれる(”detunes″)ので、キャビティ内での光強度は減少する
。
キャビティにおける光強度が減少するにつれて、ブリッジの温度勾配も消滅して
いき、これによりブリッジ間の距離はもとに戻り、従ってこのサイクルの繰り返
しが可能な状態になる。これらブリッジとキャビティ内の光の強度は、このよう
にブリッジの固有周波数、従ってブリッジに加えられている応力、に応じた周波
数で振動(OCcilate)する。
上述したように、本発明に係るセンサ及びその一体化した支持部材及び基板は、
均一にドーピングされた単一のシリコン基板がらカットされており、従って熱膨
張係数が異なることはない。本発明に係るセンサの他の利点は、センサの駆動及
びモニタに用いられる装置が簡素な点である。このセンサは自励式であるという
特性を有するので、特に変調されていない光源を駆動源とすることができ、更に
、振動の測定装置は、キャビティから透過または反射された光線における周期的
な強度の変動を単に検出するだけのものでよい。
このセンサは、このように純粋な光学圧力センサ内での使用に適しており、この
場合はシリコン基板が圧力ダイアフラムを構成する。
このような圧力センサは電気的に不活性(passive)であり、サイズも小
さく、非常に広い温度範囲で動作可能であるうえ精度や較正が悪くなることもな
い。本発明に係る歪みセンサが適用可能な用途(potential appl
ications)としては、加速モニタ、温度モニタ、または他のデバイスが
挙げられ、それぞれ上述したものと同じ駆動及びモニタ装置を用いることができ
る。
図面の簡単な説明
図1に従来技術に係るシングルブリッジセンサの構造を示す。
図2に本発明に係る二重平行ブリッジ構造を示す。
図3にファプリー・ベロキャビティ及び反射/通過光線路の概略図を示す。
実施例
図面を参照し、ここでは特に図1を参照し、従来技術に係る、シングルブリッジ
歪みゲージ10を示す。これは上述したHockaday氏らの特許により詳細
に示されている。このシングルブリッジは、化学エツチング及びレーザエツチン
グ技術によってカットされた単一のシリコンで形成されており、シングルブリッ
ジ12は第1及び第2端面支持部材14.16の間に形成されて基板18の上方
に架は渡されるようにカットされている。この説明の背景として、基板18支持
部材14.16及びブリッジ12は、均質にドーピングされた結晶化シリコンウ
ェハからカットされて実質的に一枚岩の構造となっていることが留意すべき点で
ある。これらの物性は、このようにすみずみまで同一構造となっており、図1の
構造において熱膨張率に差がでることは全くなく、従って、上記したどのエレメ
ントの間でも残留応力や熱応力が課されることはない。
図2に本発明に係る二重平行ブリッジ構造20を示す。平行なブリッジ22.2
4は支持部材26.28間に形成され、これら支持部材はブリッジ22.24を
一体化した基板30の上方に支持する。
これらブリッジ22.24及び支持部材26.28は種々の方法により形成して
よく、Hockaday氏らの特許に記述されているレーザ化学エツチングプロ
セスや、他の種々の微細加工技術によって形成してもよい。
個々のブリッジ22.24は、個々のブリッジの幾何形状[即ち横断面の慣性モ
ーメントや長さ]、物性(即ち弾性係数)、及びブリッジエレメント22.24
に残留または加えられている縦応力(即ち回復力)に依存する固有共振周波数を
有する。
ブリッジの幾何形状や物性が実質的に一定に保たれているので、支持部材26.
28により課される縦応力は、基板30の変形(deformation)の結
果として、個々のブリッジ22.24の固有共振周波数を有する振動となる。
ブリッジ22.24の瞬間(1nstant)固有共振周波数は図3に概略が示
される光学装置を用いて検出される。図3はブリッジ22.24における支持部
材26.28の中間点における横断面図である。
各ブリッジ22.24の平行な対向面32.34は、図示されるようにファプリ
ー・ペロキャビティ36を形成する。表面32.34の距離は、センサを駆動す
る光線の波長をもとにして、構造的に製造可能となる長さに定められる。このよ
うにして、はぼ10(μm)、つまり概算で10〜20波長分の長さが好適であ
ると信じられる。
ファプリー・ベロキャビティ36は供給された光線38によってエネルギが与え
られ、例えば、ブリッジ22の外表面42に向かって設けられた光フアイバーケ
ーブル40によってエネルギが与えられる。光線38は、強度は変調されておら
ず、ブリッジ22によって一部は反射光44となり、一部は透過光46となる。
通常のシリコンウェハから形成されている本発明に係る歪みゲージの表面反射率
は30%程度である。従って、入射光38の光エネルギの49%はキャビティ3
6に入り、すると第2ブリツジエレメント24によって一部は反射光48となり
、一部は透過光50となる。
ファプリー・ベロキャビティ36がない場合、光線38の光エネルギの約24%
が第2ブリツジエレメント24の対向面52の外側へ抜ける。しかし、ファプリ
ー・ベロキャビティ36は、キャビティ36内の反射光及び再反射光54をつぎ
つぎと重ね合わせることによって光の強度を高める。この強度、従ってエネルギ
は、キャビティ36で強められ、各ブリッジエレメント22.24の横断面熱勾
配が生じる。この勾配はエレメント22.24を横方向に変形させ、対向面32
.34間の距離56を変える。
表面32.34間の距離56が変わることによって、キャビティ36におけるキ
ャビティ間の距離は光エネルギが強められるように調整された距離からずれる(
detuned)。つまり、キャビティ36では反射光56を重ね合わせること
ができなくなり、これによりキャビティ36内の光の強度は落ち込み、その結果
温度勾配は消滅する。
ブリッジエレメント22.24はこのようにして元の距離に戻り、従ってキャビ
ティ36内の光の強度が高められるようになり、その結果ブリッジエレメント2
2.24は横方向の変形及び回復が周期的に繰り返されるようになる。
ブリッジエレメント22.24は、このようにして、特に変調されてない光線3
8をかけるだけで、瞬間固有周波数またはそれに近い周波数で振動するようにな
り、これにより上記のような自励特性が得られる。振動するブリッジ22.24
の周波数は光強度センサ58によって測定される。なお、この光強度センサ58
は、キャビティ36内からの透過光の強度を測定するために光フアイバトランス
ミッタ40と向かい合うように配置されている。当業者であれば理解されること
だが、キャビティ36内の光強度の変動が生じ、その振動数は、振動するブリッ
ジ22.24の振動数に等しくなり、その結果、透過光50の強度もまたブリッ
ジ22.24の振動の周波数にあわせて増大及び減少する。
あるいは、ブリッジ22の外側表面42がらの反射光及び透過光44の強度と変
動の周波数もまた、適当なセンサ6oによって測定することもでき、さらに、同
様に、強度の変動の周波数は、ブリッジ22.24の振動の周波数と一致する。
単一ブリッジ構造のHockaday氏らの特許に示されるように、本発明に係
る二重ブリッジ装置は<110>シリコンの単一スラブによって形成することが
好ましい。この場合、ブリッジ22.24の表面32.34は、シリコンの結晶
構造の立体配置によって絶対的に平行に保たれる。このように両者が提携して必
ず平行となる(unfailing parallel alignment)
ことで、ファプリー・ペロキャビティ36が確実に適切な動作を行うようになる
。
本発明に係る二重ブリッジ構造の模範的な寸法としては、一対の二重ブリッジは
、対向する表面間の距離を10(μm)とし各ブリッジの長さを1.000(a
m )、高さを40(μm)、及び厚さを2.5(μm)とする。適切な配向
性を有する<110>シリコンを用いた場合のヤング率の値は1.69E11(
N/m”)であり、この際の結晶化シリコンの結晶密度は2.33E3 (kg
/mつ。計算値によれば、応力や歪みが加えられていない状態での、この構造に
おける共振周波数は22KHzとなる。
以上説明したように、本発明に係る構造においては、単一で一枚のシリコンから
カットし、また形成する構造とすることで、事実上温度の影響を受けなくなる。
これは、この構造をなす全てのエレメントにおける材質の熱膨張係数が等しいこ
とによる。しがし、ヤング率の値には僅かな変動があり、その値は−62,5p
pm/Cであることが知られている。当業者であれば理解されることだが、この
ようなシリコンの物性の熱における変化を導入することによって、ブリッジエレ
メント22.24における固有周波数は僅かに変動することとなる。
Claims (5)
- 1.それぞれ第1支持部材及び第2支持部材によって支持される第1及び第2の ブリッジを有し、前記各ブリッジ及び支持部材は、均質にドーピングされた単一 のシリコンウエハからカットされたものであり、 前記第1ブリッジは、前記第2ブリッジに対向する壁部を有し、前記第2ブリッ ジは、前記第1ブリッジの壁部に平行に対向する壁部を有し、前記各平行なブリ ッジの壁部間はファブリー・ペロキャビティとなっていることを特徴とする自励 式光学歪みゲージ。
- 2.前記第1ブリッジ内に光線を透過させる手段と、前記ブリッジに近接して配 置され、前記ファブリー・ペロキャビティ内部の光エネルギの強度を測定する手 段と、を有することを特徴とする請求項1記載の自励式光学歪みゲージ。
- 3.前記ウエハは、<110>面で規定される結晶構造を有し、前記第1及び第 2ブリッジの各平行な壁部は、前記<110>面に一致するようにカットされて いることを特徴とする請求項1記載の自励式光学歪みゲージ。
- 4.単一のシリコンウエハからなるダイアフラムを有し、このダイアフラムは、 それぞれの表面が、他方のブリッジの対応する平行な表面に対向し、これら平行 な対向面間はファブリー・ペロキャビティとなる、第1及び第2のブリッジと、 発光端を有し、一方のブリッジに対して、このブリッジを通じて光線エネルギが 前記キャビティ内に入射されるように配置された光ファイバと、 前記ウエハの外周を覆うように設けられて、前記ウエハの一方の側面と共に第1 キャビティを形成し、かつ、前記ハウジングは前記ウエハの他方の側面と共に第 2キャビティを形成する外部ハウジングと、 を有することを特徴とする光学圧力センサ。
- 5.前記ブリッジに近接して配置され、前記ファブリー・ペロキャビティからの 透過光のうち少なくとも前記ブリッジの一方からの透過光の強度の測定を行う光 強度測定手段を有することを特徴とする請求項4記載の圧力センサ。
Applications Claiming Priority (3)
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