JPH075152B2 - 高流動点物質を固化貯蔵するタンク - Google Patents

高流動点物質を固化貯蔵するタンク

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JPH075152B2
JPH075152B2 JP61086544A JP8654486A JPH075152B2 JP H075152 B2 JPH075152 B2 JP H075152B2 JP 61086544 A JP61086544 A JP 61086544A JP 8654486 A JP8654486 A JP 8654486A JP H075152 B2 JPH075152 B2 JP H075152B2
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JP
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tank
net
pour point
high pour
solidified
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JP61086544A
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範人 玉野
裕亮 市川
典彦 迎町
健二 早乙女
升 橋本
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JGC Corp
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JGC Corp
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的
【産業上の利用分野】
本発明は、原油、重油、アスファルト、ナフタリンなど
の高流動点物質を、固化状態で貯蔵するための貯蔵タン
クの改良に関する。
【従来の技術】
高流動点物質を固化貯蔵してあるタンクの内容物を払い
出すときは、一般にボトムヒータにスチームを供給して
加熱し、溶融液状化する。ところが、溶融の進行過程で
上層に残っていた固体状の内容物(以下、単に「固化
油」という)の魂がタンク壁面の支持を失って落下し、
ボトムヒータなどの設備を損傷するおそれがある。 この対策として、たとえばタンクの側壁に沿ってヒータ
を設け、側壁部からも固化油を溶融させることによって
ボトム部分の固化油が溶融して熱膨張する圧力を逃がす
とともに、ボトムヒータ上に固化油沈降受部材を設け
て、ヒータを保護することが提案されている(特公昭57
−183990号)。しかし、側壁にヒータを設けることはタ
ンクの構造を複雑にし、建設費および運転費を高くする
ので好ましくない。とくに、既存の固化貯蔵タンクに適
用しようとすると、大改造を必要とする。
【発明が解決しようとする問題点】
本発明の第一の目的は、上記の問題点を解決し、高流動
点物質の溶融時における固化油の沈降落下がひきおこす
衝撃を防止した構造の、固化貯蔵タンクを提供すること
にある。 本発明の第二の目的は、既存の固化貯蔵タンクにわずか
な改造を加えるだけで、従って低いコストで建設できる
固化貯蔵タンクを提供することにある。 発明の構成
【問題点を解決するための手段】
図面を参照して説明すれば、第1図ないし第3図に示す
ように、本発明の高流動点物質の固化貯蔵タンクは、ボ
トムヒータ2を有するタンク1の内部に、ほぼ水平にネ
ット3を1段または多段に張り、固体の高流動点物質が
溶融して生じる未溶融固体の沈降物の大きさを制限し、
それにより上記の固化油が沈降落下して生じる衝撃を防
止したことを特徴とする。 ネット3は、タンクの内壁および(または)タンク内に
設けた複数の支柱4に、フック5によって支持する。支
柱は、通常はタンクの中心と、そこから同心円上の位置
に立ててあるので、それらを利用する。フック5をタン
ク内壁に設け、タンクの水平断面全体にわたってネット
を張ってもよい。図示した例では、ネットは3段張って
あるが、もちろん、1段、2段でもよいし、4段以上設
けてもよい。 ネット3の材質は、ポリアミドやガラス繊維のような合
成繊維または無機質繊維であってもよいが、高流動点物
質の溶融を遠くするために、熱伝導率の高い金属製のワ
イヤーロープを用いることが有利である。その材料に
は、なるべく耐食性の高いものをえらぶ。上記支柱4の
基端部をタンク底部のボトムヒーター2に接触させて、
または近接して設け、これに熱伝導率の高い金属性のワ
イヤーロープからなるネット3を張った態様が、より好
ましい。 ネット3の網目31の構造は、図示のような分岐点32を有
する蜘蛛の巣状のほか、ハニカム状、菱形など所望の形
状とすることができる。要は、大きな沈降物が生じない
ようにすればよい。網目の大きさやネットの段数を決定
するためのめやすとして、たとえば、C重油の直径1mの
球状の固体が高さ12mのC重油中を落下する場合を考え
ると、その固体の終末沈降速度は0.88m/secとなり、衝
突時の荷重は650kgに達すると推算される。 ネット3には適宜個所に複数個のブイまたは浮き6を設
けるのが好ましい。高流動点物質が固化する時には収縮
し、ネット3に下向きの力を及ぼすので、これを吸収す
るために、ネットを上に凸に浮き上らせておくためであ
る。 ブイまたは浮き6は、金属製の中空体であってもよい
が、製作が容易なところから、比重0.6以下の耐熱性お
よび耐食性を有し、適度の強度がある発泡合成樹脂の成
形品が有利である。発泡合成樹脂の具体例としては、ポ
リウレタン、フェノールまたはセルロースアセテートな
どがある。 図において、7は溶融した液体の払い出し管である。
【作用】
本発明の固化貯蔵タンクから内容物を払い出すに当っ
て、ボトムヒータ2にスチームを通して加熱すると、ま
ずヒータ周囲の固化油8が溶融する。それとともにヒー
ターの熱が支柱4を通じてネット3に伝えられ、ネット
に接している部分の固化油が溶融して溶融油9となる。
この状況は第4図(固化貯蔵時)および第5図(加熱開
始時)に示すとおりである。ネット3および支柱4の熱
伝導率が高ければ、それだけその周囲の固化油の溶融が
迅速に行なわれる。タンク底部で固化油が溶融してひき
おこされる熱膨張や圧力上昇は、ネット3および支柱4
の周囲が溶融しているため、容易に上部に逃れる。 第6図に示す、タンク上層部に残った固化油の塊81は、
ネット3に支持され、ネット3の網目31を通過する大き
さになったときに始めて沈降する。従って、大きな固化
油がそのまま沈降することはなく、落下による衝撃は生
じない。このとき、ネット3を多段に設けた好ましい態
様においては、上段の網目31を通って落下した固化油の
塊81が下段のネットに突き当るから、沈降速度が遅くな
り、より小さな塊状となって、ゆるやかに沈降する。下
段のネットの網目の大きさを上段のネットの網目より小
さく設定することにより、落下する固化油の塊の大きさ
をコントロールすることができる。このようにして溶融
が進行し、題7図に示すようにすべて溶融油9となる。 発明の効果 本発明の固化貯蔵タンクは、内容物である高流動点物質
の払い出しに当って、そのボトムヒーターによる加熱溶
融を、ネットによって固化油の大きな塊が沈降落下する
のを防止しながら、安全に行なうことができる。ネット
として高い熱伝導率を有するワイヤーロープを使用する
ことにより、溶融時間を速くすることもできる。加熱溶
融の最中で固化油が浮遊状態にあるときに地震が起った
場合にも、ネットは固化油の塊が支柱およびタンク側板
に衝突することを防ぐ役目をする。 このネットを張った固化貯蔵タンクは構造簡単であるか
ら、低いコストで建設でき、とくに既存のボトムヒータ
ーを有する固化貯蔵タンクに適用するときは、それにわ
ずかな改造を加えるだけで提供できるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の高流動点物質を固化貯
蔵するタンクの代表的な例を示すものであって、第1図
は蓋を除いて内部を示した平面図、第2図は断面図、第
3図はネットの拡大説明図である。 第4図ないし第7図は、いずれも本発明の固化貯蔵タン
クの作用を説明するための概念的な断面図であって、第
4図は固化貯蔵時を、第5図は加熱溶融の初期の段階
を、第6図は加熱と溶融が進行した段階を、そして第7
図は溶融が完了した段階を、それぞれ示す。 1…タンク、2…ボトムヒータ 3…ネット、31…網目、32…分岐点 4…支柱、5…フック 6…ブイ(または浮き)、7…払い出し管 8…固化油、9…溶融油

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムヒータを有するタンクの内部に、ほ
    ぼ水平にネットを1段または多段に張り、固体の高流動
    点物質の一部が溶融して生じる未溶融固体の沈降物の大
    きさを制限したことを特徴とする高流動点物質を固化貯
    蔵するタンク。
  2. 【請求項2】ネットを、タンクの内壁および(または)
    タンク内に設けた支柱によって支持する特許請求の範囲
    第1項のタンク。
  3. 【請求項3】ネットを、熱伝導率の高い耐食性の材料か
    らなるワイヤーロープで形成した特許請求の範囲第1の
    タンク。
  4. 【請求項4】ネットに複数個の浮きまたはブイをとりつ
    け、高流動点物質の溶融状態においてネットが上に凸に
    浮き上るようにした特許請求の範囲第1項のタンク。
  5. 【請求項5】浮きまたはブイを、比重0.6以下であって
    耐熱性および耐食性を有する発泡合成樹脂で形成した特
    許請求の範囲第4項のタンク。
JP61086544A 1986-04-15 1986-04-15 高流動点物質を固化貯蔵するタンク Expired - Lifetime JPH075152B2 (ja)

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JPS62251379A JPS62251379A (ja) 1987-11-02
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