JPH0751850B2 - 組立式建造物の構造体 - Google Patents
組立式建造物の構造体Info
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- JPH0751850B2 JPH0751850B2 JP7157992A JP7157992A JPH0751850B2 JP H0751850 B2 JPH0751850 B2 JP H0751850B2 JP 7157992 A JP7157992 A JP 7157992A JP 7157992 A JP7157992 A JP 7157992A JP H0751850 B2 JPH0751850 B2 JP H0751850B2
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- Japan
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- prefabricated building
- core assembly
- flange
- connecting unit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組立式建造物の構造
体、例えば組立式及び載置式立体駐車場構造体に関す
る。
体、例えば組立式及び載置式立体駐車場構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】組立式及び載置式立体駐車場構造体の従
来例としては、特開昭62−244940号公報に開示
されたものを挙げることができる。この立体駐車場構造
体は、分離自在に組み立てられ、地表面等の実質上平坦
な表面上に載置される。以下図9ないし図14を参照し
て同立体駐車場構造体について説明する。図9及び図1
0には、立体駐車場構造体2とこれに付設された斜路構
造体4とが示されている。立体駐車場構造体2は全体と
して直方体形状であり、平坦な地表面6上に載置されて
いる。付設斜路構造体4は全体として楔形状であり、同
様に地表面6上に載置されている。斜路構造体4の上面
は、地表面6から漸次上方に傾斜して立体駐車場構造体
2の上面まで延びている。
来例としては、特開昭62−244940号公報に開示
されたものを挙げることができる。この立体駐車場構造
体は、分離自在に組み立てられ、地表面等の実質上平坦
な表面上に載置される。以下図9ないし図14を参照し
て同立体駐車場構造体について説明する。図9及び図1
0には、立体駐車場構造体2とこれに付設された斜路構
造体4とが示されている。立体駐車場構造体2は全体と
して直方体形状であり、平坦な地表面6上に載置されて
いる。付設斜路構造体4は全体として楔形状であり、同
様に地表面6上に載置されている。斜路構造体4の上面
は、地表面6から漸次上方に傾斜して立体駐車場構造体
2の上面まで延びている。
【0003】立体駐車場構造体2は、図10及び図11
に概略が示されているように、角部用基幹組立要素8、
辺部用基幹組立要素10及び中央部用基幹組立要素12
を含んでいる。角部用基幹組立要素8は、実質上鉛直に
延びる柱を含んでいる。柱の下端には、略直角2等辺三
角形状である基板が固定されている。柱は基板における
直角の角部に位置している。基板と柱との間には適当な
補強部材が設けられている。柱の上端には、90度の角
度間隔をおいて水平に突出する2個の連結部材が固定さ
れている。角部用基幹組立要素8における各種部材、即
ち柱、基板、補強部材及び連結部材は、熔接等により相
互に固定されている。
に概略が示されているように、角部用基幹組立要素8、
辺部用基幹組立要素10及び中央部用基幹組立要素12
を含んでいる。角部用基幹組立要素8は、実質上鉛直に
延びる柱を含んでいる。柱の下端には、略直角2等辺三
角形状である基板が固定されている。柱は基板における
直角の角部に位置している。基板と柱との間には適当な
補強部材が設けられている。柱の上端には、90度の角
度間隔をおいて水平に突出する2個の連結部材が固定さ
れている。角部用基幹組立要素8における各種部材、即
ち柱、基板、補強部材及び連結部材は、熔接等により相
互に固定されている。
【0004】辺部用基幹組立要素10においては、柱の
下端に固定された基板は、上述した角部用基幹組立要素
8における基板の面積の略2倍の面積を有する略2等辺
三角形状であり、柱は基板の底辺中央部に位置してい
る。柱の上端には、90度の角度間隔をおいて水平に突
出する3個の連結部材が固定されている。その他の構成
は角部用基幹組立要素8と実質上同一である。
下端に固定された基板は、上述した角部用基幹組立要素
8における基板の面積の略2倍の面積を有する略2等辺
三角形状であり、柱は基板の底辺中央部に位置してい
る。柱の上端には、90度の角度間隔をおいて水平に突
出する3個の連結部材が固定されている。その他の構成
は角部用基幹組立要素8と実質上同一である。
【0005】中央部用基幹組立要素12においては、柱
の下端に固定された基板は、上述した辺部用基幹組立要
素10における基板の面積の略2倍の面積を有する略正
方形であり、柱は基板の中央部に位置している。柱の上
端には、90度の角度間隔をおいて水平に突出する4個
の連結部材が固定されている。その他の構成は角部用基
幹組立要素8と実質上同一である。
の下端に固定された基板は、上述した辺部用基幹組立要
素10における基板の面積の略2倍の面積を有する略正
方形であり、柱は基板の中央部に位置している。柱の上
端には、90度の角度間隔をおいて水平に突出する4個
の連結部材が固定されている。その他の構成は角部用基
幹組立要素8と実質上同一である。
【0006】図10及び図12に示す立体駐車場構造体
2においては、4角部の各々に、基板の底辺を内側に向
けて角部用基幹組立要素8が配置されている。外周四辺
の各々には、基板の頂角(直角である角部)を内側に向
けて辺部用基幹組立要素10が夫々2個所要間隔をおい
て配置されている。また、中央部には4個の中央部用基
幹組立要素12が配置されている。そして、隣接する柱
の上端間には梁部材14が連結されている。また隣接す
る柱の下端間には図示しないブレース部材が連結されて
いる。
2においては、4角部の各々に、基板の底辺を内側に向
けて角部用基幹組立要素8が配置されている。外周四辺
の各々には、基板の頂角(直角である角部)を内側に向
けて辺部用基幹組立要素10が夫々2個所要間隔をおい
て配置されている。また、中央部には4個の中央部用基
幹組立要素12が配置されている。そして、隣接する柱
の上端間には梁部材14が連結されている。また隣接す
る柱の下端間には図示しないブレース部材が連結されて
いる。
【0007】各基幹組立要素8、10及び12の各連結
部材と梁部材14とは、例えば図12ないし図14に示
すように連結されている。番号16は連結部材であっ
て、H形鋼により形成されている。梁部材14も実質上
同一断面のH形鋼により形成されている。連結部材16
と梁部材14とは、その端部が互いに突き合わされ、そ
れぞれ連結部材16と梁部材14とに跨がって配置され
た8枚の連結プレート(継板)18ないし32を介して
図示しないボルト及びナットにより締め付け固定され
る。すなわち、連結部材16と梁部材14の上面には連
結プレート18が位置付けられ、その下面の両側には、
連結プレート22及び24が各H形の水平上部を挟んで
位置付けられ、図示しない12本の高張力鋼ボルトとナ
ットにより締め付け固定される。連結部材16と梁部材
14の下面には連結プレート20が位置付けられ、その
上面の両側には、連結プレート26及び28が各H形の
水平下部を挟んで位置付けられ、図示しない12本の高
張力鋼ボルトとナットにより締め付け固定される。連結
部材16と梁部材14の両側部には、連結プレート30
及び32が各H形の垂直部を挟んで位置付けられ、図示
しない6本の高張力鋼ボルトとナットにより締め付け固
定される。図示の例において、ボルト装着用の孔34
は、上部に12個、下部に12個、側部に6個の合計3
0個が、連結部材16、梁部材14及び各連結プレート
18ないし32の所定の位置に形成される。使用される
ボルトの数は合計30本である。
部材と梁部材14とは、例えば図12ないし図14に示
すように連結されている。番号16は連結部材であっ
て、H形鋼により形成されている。梁部材14も実質上
同一断面のH形鋼により形成されている。連結部材16
と梁部材14とは、その端部が互いに突き合わされ、そ
れぞれ連結部材16と梁部材14とに跨がって配置され
た8枚の連結プレート(継板)18ないし32を介して
図示しないボルト及びナットにより締め付け固定され
る。すなわち、連結部材16と梁部材14の上面には連
結プレート18が位置付けられ、その下面の両側には、
連結プレート22及び24が各H形の水平上部を挟んで
位置付けられ、図示しない12本の高張力鋼ボルトとナ
ットにより締め付け固定される。連結部材16と梁部材
14の下面には連結プレート20が位置付けられ、その
上面の両側には、連結プレート26及び28が各H形の
水平下部を挟んで位置付けられ、図示しない12本の高
張力鋼ボルトとナットにより締め付け固定される。連結
部材16と梁部材14の両側部には、連結プレート30
及び32が各H形の垂直部を挟んで位置付けられ、図示
しない6本の高張力鋼ボルトとナットにより締め付け固
定される。図示の例において、ボルト装着用の孔34
は、上部に12個、下部に12個、側部に6個の合計3
0個が、連結部材16、梁部材14及び各連結プレート
18ないし32の所定の位置に形成される。使用される
ボルトの数は合計30本である。
【0008】以上のように、連結プレート、ボルト及び
ナットを利用して、各基幹組立要素8、10又は12の
各連結部材と梁部材14とが分離自在に連結される。上
述した通りに構成された略直方体形状の基礎骨組構造体
の上面、すなわち基幹組立要素8、10及び12並びに
梁部材14の上面によって規定される平面には、図1
1、図12及び図14に2点鎖線で部分的に示すよう
に、複数のチャンネル形の鋼製床板36がボルト及びナ
ットを利用して分離自在に装着される。
ナットを利用して、各基幹組立要素8、10又は12の
各連結部材と梁部材14とが分離自在に連結される。上
述した通りに構成された略直方体形状の基礎骨組構造体
の上面、すなわち基幹組立要素8、10及び12並びに
梁部材14の上面によって規定される平面には、図1
1、図12及び図14に2点鎖線で部分的に示すよう
に、複数のチャンネル形の鋼製床板36がボルト及びナ
ットを利用して分離自在に装着される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の立体駐車場
構造体は以上のように構成されているので、従来の立体
駐車場と比べて相当短期間で且つ安価に、多数の要素を
使用して分離自在に組立られ、土地に固着することなく
地表面等の実質上平坦な表面に載置されて使用され、土
地用途の変更等の際には多数の要素に分離して搬出し、
他の場所においてそのまま再利用することができる、従
来の立体駐車場とは概念を全く異にする、新規かつ優れ
たメリットを有するものである。しかしながら前記立体
駐車場構造体は、別の局面からみて、次のような解決す
べき課題を有している。 (1)前記立体駐車場構造体は、角部用基幹組立要素、
辺部用基幹組立要素及び中央部用基幹組立要素を含んで
いる。これらの各要素は、全体の構造体の一部をユニッ
ト化したものであり、そのメリットは評価される。しか
しながらこれらの基幹組立要素はそれぞれ実質上構成が
相違する。すなわち角部、辺部及び中央部における基
板、及び柱上端の連結部材は、それぞれ構成が相違す
る。したがって、部品の種類が比較的多くなり、その
分、製作工程が増加し、製作費が高くなる。 (2)各基幹組立要素は、柱と基板と連結部材とを有
し、これらは溶接等により相互に固定され、大型化され
ている。したがって、ユニット化のメリットは有するも
のの、それらを運搬する際に嵩張り、その分、輸送効率
が低下する。また施工現場での運搬も大変である。 (3)各基幹組立要素の連結部材と梁部材との連結に
は、連結プレート、ボルト等、多数の部品が使用され
る。その結果、施工工程が多くなり、施工時間が長くな
る。また施工費が高くなる。 (4)各基幹組立要素の連結部材及び梁部材を含む梁天
端側の上面には、直接、又は根太を介して床部材が取り
付けられる。前記上面は一般に平坦な一つの面上に位置
付けられている。しかしながら、前記構造体において
は、各基幹組立要素の連結部材と梁部材との連結におい
て、それらの上面側(梁天端側)に連結プレートが使用
されているので、その箇所だけ前記上面から突出する。
その結果、床部材あるいは根太の、この突出部に当接す
る部分には特別の加工を施す必要が生ずる。その分、加
工工程、加工費用が増加する。また施工作業が煩雑とな
り、施工時間が長くなる。
構造体は以上のように構成されているので、従来の立体
駐車場と比べて相当短期間で且つ安価に、多数の要素を
使用して分離自在に組立られ、土地に固着することなく
地表面等の実質上平坦な表面に載置されて使用され、土
地用途の変更等の際には多数の要素に分離して搬出し、
他の場所においてそのまま再利用することができる、従
来の立体駐車場とは概念を全く異にする、新規かつ優れ
たメリットを有するものである。しかしながら前記立体
駐車場構造体は、別の局面からみて、次のような解決す
べき課題を有している。 (1)前記立体駐車場構造体は、角部用基幹組立要素、
辺部用基幹組立要素及び中央部用基幹組立要素を含んで
いる。これらの各要素は、全体の構造体の一部をユニッ
ト化したものであり、そのメリットは評価される。しか
しながらこれらの基幹組立要素はそれぞれ実質上構成が
相違する。すなわち角部、辺部及び中央部における基
板、及び柱上端の連結部材は、それぞれ構成が相違す
る。したがって、部品の種類が比較的多くなり、その
分、製作工程が増加し、製作費が高くなる。 (2)各基幹組立要素は、柱と基板と連結部材とを有
し、これらは溶接等により相互に固定され、大型化され
ている。したがって、ユニット化のメリットは有するも
のの、それらを運搬する際に嵩張り、その分、輸送効率
が低下する。また施工現場での運搬も大変である。 (3)各基幹組立要素の連結部材と梁部材との連結に
は、連結プレート、ボルト等、多数の部品が使用され
る。その結果、施工工程が多くなり、施工時間が長くな
る。また施工費が高くなる。 (4)各基幹組立要素の連結部材及び梁部材を含む梁天
端側の上面には、直接、又は根太を介して床部材が取り
付けられる。前記上面は一般に平坦な一つの面上に位置
付けられている。しかしながら、前記構造体において
は、各基幹組立要素の連結部材と梁部材との連結におい
て、それらの上面側(梁天端側)に連結プレートが使用
されているので、その箇所だけ前記上面から突出する。
その結果、床部材あるいは根太の、この突出部に当接す
る部分には特別の加工を施す必要が生ずる。その分、加
工工程、加工費用が増加する。また施工作業が煩雑とな
り、施工時間が長くなる。
【0010】この発明の主目的は、部品の種類を著しく
少なくすることにより、製作及び施工効率を著しく向上
させ、施工時間を大幅に短縮するとともに施工費用を著
しく低減できる、組立式建造物の構造体を提供すること
である。
少なくすることにより、製作及び施工効率を著しく向上
させ、施工時間を大幅に短縮するとともに施工費用を著
しく低減できる、組立式建造物の構造体を提供すること
である。
【0011】この発明のその他の目的は、この発明に従
って構成された組立式建造物の構造体の実施例につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明
らかになるであろう。
って構成された組立式建造物の構造体の実施例につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明
らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記主目的を達成するた
め、この発明によれば、地面に位置付けられる基礎部材
と下端が該基礎部材上に設けられて鉛直に延びる柱とを
含む複数の基幹組立要素と、隣接する基幹組立要素の柱
の上端部間に連結される複数個の梁部材とを備えた組立
式建造物の構造体において、該基幹組立要素の各々は、
該柱の上端に90度の角度をおいて水平に突出する4個
の連結部材を備えた梁連結ユニットを含むとともに、該
柱と該基礎部材間及び該柱と該梁連結ユニット間がそれ
ぞれ分離自在に連結されるよう構成され、該構造体の中
央部、辺部及び角部は実質上共通の該基幹組立要素によ
り構成されたことを特徴とする組立式建造物の構造体、
が提供される。
め、この発明によれば、地面に位置付けられる基礎部材
と下端が該基礎部材上に設けられて鉛直に延びる柱とを
含む複数の基幹組立要素と、隣接する基幹組立要素の柱
の上端部間に連結される複数個の梁部材とを備えた組立
式建造物の構造体において、該基幹組立要素の各々は、
該柱の上端に90度の角度をおいて水平に突出する4個
の連結部材を備えた梁連結ユニットを含むとともに、該
柱と該基礎部材間及び該柱と該梁連結ユニット間がそれ
ぞれ分離自在に連結されるよう構成され、該構造体の中
央部、辺部及び角部は実質上共通の該基幹組立要素によ
り構成されたことを特徴とする組立式建造物の構造体、
が提供される。
【0013】
【作用】各基幹組立要素は、それぞれ実質上共通の基礎
部材、柱及び梁連結ユニットから構成される。しかも各
基幹組立要素の構成部材は、互いに分離自在に連結され
るよう構成されている。すなわち、基礎部材、柱及び梁
連結ユニットは、それぞれ構造体の中央部、辺部及び角
部のいずれにも共通して使用することができるので、そ
れぞれ同一仕様で製作されるとともに施工の形態も共通
化される。その結果、製作効率及び施工効率が著しく向
上する。また、各基幹組立要素を構成する、基礎部材、
柱及び梁連結ユニットは、互いに分離して積み込み、積
み降ろし、運搬が可能であるからそれらの作業が容易と
なり、運搬及び輸送効率が大幅に向上する。また構造体
の中央部、辺部及び角部のいずれにおいても、基礎部
材、柱及び梁連結ユニット間の連結及び梁連結ユニット
の各々の連結部材の少なくとも2個と梁部材間の連結
は、それぞれボルトによる圧縮方向の締付作業のみによ
り行うことができるので、作業形態が共通化及び単純化
され、施工効率は著しく向上され、施工時間が大幅に短
縮されるとともに施工費用も著しく低減される。更にま
た、梁天端側に突出部材がなくなるので、床部材あるい
は根太に特別の加工を施すことなく装着することができ
る。したがってこの面においても施工効率が向上する。
部材、柱及び梁連結ユニットから構成される。しかも各
基幹組立要素の構成部材は、互いに分離自在に連結され
るよう構成されている。すなわち、基礎部材、柱及び梁
連結ユニットは、それぞれ構造体の中央部、辺部及び角
部のいずれにも共通して使用することができるので、そ
れぞれ同一仕様で製作されるとともに施工の形態も共通
化される。その結果、製作効率及び施工効率が著しく向
上する。また、各基幹組立要素を構成する、基礎部材、
柱及び梁連結ユニットは、互いに分離して積み込み、積
み降ろし、運搬が可能であるからそれらの作業が容易と
なり、運搬及び輸送効率が大幅に向上する。また構造体
の中央部、辺部及び角部のいずれにおいても、基礎部
材、柱及び梁連結ユニット間の連結及び梁連結ユニット
の各々の連結部材の少なくとも2個と梁部材間の連結
は、それぞれボルトによる圧縮方向の締付作業のみによ
り行うことができるので、作業形態が共通化及び単純化
され、施工効率は著しく向上され、施工時間が大幅に短
縮されるとともに施工費用も著しく低減される。更にま
た、梁天端側に突出部材がなくなるので、床部材あるい
は根太に特別の加工を施すことなく装着することができ
る。したがってこの面においても施工効率が向上する。
【0014】
【実施例】以下、図1ないし図8を参照しながら、この
発明に従って改良された組立式建造物の構造体を、実施
例に基づいて詳細に説明する。なお図1ないし図8にお
いて、同一部分は同一番号で示す。ただし、各基幹組立
要素については実質上共通の構成を有するが、説明の便
宜上、角部、辺部及び中央部において、異なる番号を使
用するものとする。図1において、組立式建造物の構造
体50は、その中央部用基幹組立要素52、辺部用基幹
組立要素54及び角部用基幹組立要素56と、隣接する
基幹組立要素の柱(後述する)の上端部間に連結される
複数個の梁部材58とを備えている。この発明において
は、各基幹組立要素52ないし56は実質上共通に構成
されているので、ここではそれらを代表して、中央部用
基幹組立要素52の構成を説明する。図2において、基
幹組立要素52は、地面に位置付けられる基礎部材60
と、下端が基礎部材60上に設けられて鉛直に延びる柱
62と、柱62の上端に連結される梁連結ユニット64
とを含んでいる。
発明に従って改良された組立式建造物の構造体を、実施
例に基づいて詳細に説明する。なお図1ないし図8にお
いて、同一部分は同一番号で示す。ただし、各基幹組立
要素については実質上共通の構成を有するが、説明の便
宜上、角部、辺部及び中央部において、異なる番号を使
用するものとする。図1において、組立式建造物の構造
体50は、その中央部用基幹組立要素52、辺部用基幹
組立要素54及び角部用基幹組立要素56と、隣接する
基幹組立要素の柱(後述する)の上端部間に連結される
複数個の梁部材58とを備えている。この発明において
は、各基幹組立要素52ないし56は実質上共通に構成
されているので、ここではそれらを代表して、中央部用
基幹組立要素52の構成を説明する。図2において、基
幹組立要素52は、地面に位置付けられる基礎部材60
と、下端が基礎部材60上に設けられて鉛直に延びる柱
62と、柱62の上端に連結される梁連結ユニット64
とを含んでいる。
【0015】基礎部材60は、平面から見て略正方形の
コンクリートブロックから構成されている。基礎部材6
0内には、図示しない鉄筋が補強部材として配置されて
おり、またその上面から8本のスタッドが突出するよう
設けられている。基礎部材60は、その底部は平坦で所
定の厚さを有する。基礎部材60が載置される地表面は
平坦で十分な地耐力を有するよう整地される。基礎部材
60は、整地後の地表面に、図4に示すように浅く埋め
られることが望ましいが、平坦な地表面に載置されるだ
けでもよい。柱62は中空円筒部材から構成され、鋼管
から作られている。柱62の上端及び下端にはフランジ
部材66が溶接により固定されている。各フランジ部材
66は、それぞれ8個の孔が形成された実質上共通の円
板部材から構成されている。柱62は、フランジ部材6
6の一方の8個の孔を基礎部材60の8本のスタッドに
挿入し、図示しないナットにより締め付けて、基礎部材
60に分離自在に直立して連結される(図4参照)。柱
62の上端及び下端のフランジ部材66が実質上共通の
部材から構成されていることにより、組立の際の柱62
の天地が拘束されないので、作業効率が向上する。
コンクリートブロックから構成されている。基礎部材6
0内には、図示しない鉄筋が補強部材として配置されて
おり、またその上面から8本のスタッドが突出するよう
設けられている。基礎部材60は、その底部は平坦で所
定の厚さを有する。基礎部材60が載置される地表面は
平坦で十分な地耐力を有するよう整地される。基礎部材
60は、整地後の地表面に、図4に示すように浅く埋め
られることが望ましいが、平坦な地表面に載置されるだ
けでもよい。柱62は中空円筒部材から構成され、鋼管
から作られている。柱62の上端及び下端にはフランジ
部材66が溶接により固定されている。各フランジ部材
66は、それぞれ8個の孔が形成された実質上共通の円
板部材から構成されている。柱62は、フランジ部材6
6の一方の8個の孔を基礎部材60の8本のスタッドに
挿入し、図示しないナットにより締め付けて、基礎部材
60に分離自在に直立して連結される(図4参照)。柱
62の上端及び下端のフランジ部材66が実質上共通の
部材から構成されていることにより、組立の際の柱62
の天地が拘束されないので、作業効率が向上する。
【0016】基幹組立要素52は、柱62の上端に、9
0度の角度をおいて水平に突出する4個の連結部材68
を備えた梁連結ユニット64を含んでいる。図2ととも
に図3ないし図6を参照して、梁連結ユニット64は、
その中央部に位置付けられた基幹部材70を含んでい
る。基幹部材70は中空円筒部材から構成され、鋼管か
ら作られている。連結部材68の各々は後述する装着部
材を含め、実質上共通の部材から構成されるとともにそ
れらの基端部は基幹部材70に溶接により固定されてい
る。基幹部材70はその上端及び下端に設けられた上フ
ランジ部材72及び下フランジ部材74を含んでいる。
下フランジ部材74には、8個の孔が形成されている。
この孔は、柱62の上端に設けられたフランジ部材66
の孔と整合するよう位置付けられている。梁連結ユニッ
ト64の上面は実質上平坦な面となるよう構成されてい
る。梁連結ユニット64は、下フランジ部材74を、柱
62の上端に設けられたフランジ部材66上に、各孔を
整合させた状態で載置し、高張力ボルト及びナットによ
り締め付けて、柱62上に分離自在に連結される。な
お、上フランジ部材72を下フランジ部材74と実質上
共通の部材から構成することにより、上フランジ部材7
2上に柱62を高張力ボルト及びナットにより容易に継
ぎ足すことができる。また継ぎ足さないまでも、部品の
共通化のメリットが得られる。なお実施例では、上フラ
ンジ部材72は下フランジ部材74より小さい。
0度の角度をおいて水平に突出する4個の連結部材68
を備えた梁連結ユニット64を含んでいる。図2ととも
に図3ないし図6を参照して、梁連結ユニット64は、
その中央部に位置付けられた基幹部材70を含んでい
る。基幹部材70は中空円筒部材から構成され、鋼管か
ら作られている。連結部材68の各々は後述する装着部
材を含め、実質上共通の部材から構成されるとともにそ
れらの基端部は基幹部材70に溶接により固定されてい
る。基幹部材70はその上端及び下端に設けられた上フ
ランジ部材72及び下フランジ部材74を含んでいる。
下フランジ部材74には、8個の孔が形成されている。
この孔は、柱62の上端に設けられたフランジ部材66
の孔と整合するよう位置付けられている。梁連結ユニッ
ト64の上面は実質上平坦な面となるよう構成されてい
る。梁連結ユニット64は、下フランジ部材74を、柱
62の上端に設けられたフランジ部材66上に、各孔を
整合させた状態で載置し、高張力ボルト及びナットによ
り締め付けて、柱62上に分離自在に連結される。な
お、上フランジ部材72を下フランジ部材74と実質上
共通の部材から構成することにより、上フランジ部材7
2上に柱62を高張力ボルト及びナットにより容易に継
ぎ足すことができる。また継ぎ足さないまでも、部品の
共通化のメリットが得られる。なお実施例では、上フラ
ンジ部材72は下フランジ部材74より小さい。
【0017】各連結部材68はH形鋼をベースとして構
成されており、それぞれの先端部には矩形の連結プレー
ト部材76が溶接により固定されている。各連結プレー
ト部材76は梁連結ユニット64の平坦な上面に直交し
て設けられ、この例では16個の孔が形成されている。
各連結プレート部材76はそれぞれ実質上共通の部材か
ら構成されている。各連結プレート部材76とH形鋼と
の間には、幾つかの補強プレートが溶接により固定され
ている。はり連結ユニット64は、全体として多くの共
通部材から構成されているので、比較的安価に製作する
ことができる。
成されており、それぞれの先端部には矩形の連結プレー
ト部材76が溶接により固定されている。各連結プレー
ト部材76は梁連結ユニット64の平坦な上面に直交し
て設けられ、この例では16個の孔が形成されている。
各連結プレート部材76はそれぞれ実質上共通の部材か
ら構成されている。各連結プレート部材76とH形鋼と
の間には、幾つかの補強プレートが溶接により固定され
ている。はり連結ユニット64は、全体として多くの共
通部材から構成されているので、比較的安価に製作する
ことができる。
【0018】梁連結ユニット64の4個の連結部材68
とこれに連結される4本の梁部材58とは、それらの上
面が実質上同一面となるよう各先端部が突き合わされ
て、互いに圧縮状態で連結される。梁部材58の各々は
H形鋼をベースとして構成されており、それぞれの先端
部には矩形の他の連結プレート部材78が溶接により固
定されている。梁部材58の各々のH形鋼の断面は、各
連結部材68のそれと実質上同一である。他の連結プレ
ート部材78の各々は、梁部材58の上面に直交して設
けられ、この例では16個の孔が形成されている。他の
連結プレート部材78の各々はそれぞれ実質上共通の部
材から構成されている。各連結プレート部材76とH形
鋼との間には、幾つかの補強プレートが溶接により固定
されている。補強プレートも各連結部材68間で共通で
ある。なお、連結プレート部材76と他の連結プレート
部材とは、それぞれ実質上共通の部材から構成されてい
る。梁連結ユニット64の4個の連結部材68と梁部材
58の各々とは、各連結プレート部材76とこれに対応
する他の連結プレート部材78とが当接された状態で、
互いに締付ボルト手段、例えば図示しない16本の高張
力ボルト及びナットにより圧縮方向に分離自在に締結さ
れる。
とこれに連結される4本の梁部材58とは、それらの上
面が実質上同一面となるよう各先端部が突き合わされ
て、互いに圧縮状態で連結される。梁部材58の各々は
H形鋼をベースとして構成されており、それぞれの先端
部には矩形の他の連結プレート部材78が溶接により固
定されている。梁部材58の各々のH形鋼の断面は、各
連結部材68のそれと実質上同一である。他の連結プレ
ート部材78の各々は、梁部材58の上面に直交して設
けられ、この例では16個の孔が形成されている。他の
連結プレート部材78の各々はそれぞれ実質上共通の部
材から構成されている。各連結プレート部材76とH形
鋼との間には、幾つかの補強プレートが溶接により固定
されている。補強プレートも各連結部材68間で共通で
ある。なお、連結プレート部材76と他の連結プレート
部材とは、それぞれ実質上共通の部材から構成されてい
る。梁連結ユニット64の4個の連結部材68と梁部材
58の各々とは、各連結プレート部材76とこれに対応
する他の連結プレート部材78とが当接された状態で、
互いに締付ボルト手段、例えば図示しない16本の高張
力ボルト及びナットにより圧縮方向に分離自在に締結さ
れる。
【0019】図3ないし図6に示すように、角部基幹組
立要素56においては、梁連結ユニット64の2個の連
結部材68と2本の梁部材58とが、各先端部が突き合
わされて同様に連結される。梁連結ユニット64の残り
の2個の連結部材68の各先端部、すなわち連結プレー
ト部材76の外側には、補助梁部材80が図示しないボ
ルト及びナットにより分離自在に締結される。補助梁部
材80はこの例では溝型鋼により構成されている。図7
及び図8は、補助梁部材80をH形鋼により構成した例
を示す。H形鋼の水平上部と水平下部とが切り欠かれ、
この切欠き部に連結部材68の連結プレート部材76が
嵌合され、連結プレート部材76とH形鋼の垂直部とが
図示しないボルト及びナットにより分離自在に締結され
る。なお図1から理解できるように、辺部基幹組立要素
54においては、梁連結ユニット64の3個の連結部材
68と3本の梁部材58とが、各先端部が突き合わされ
て同様に連結される。梁連結ユニット64の残りの1個
の連結部材68の先端部には、角部基幹組立要素56に
おいて説明した通りの形態により、補助梁部材80が連
結される。
立要素56においては、梁連結ユニット64の2個の連
結部材68と2本の梁部材58とが、各先端部が突き合
わされて同様に連結される。梁連結ユニット64の残り
の2個の連結部材68の各先端部、すなわち連結プレー
ト部材76の外側には、補助梁部材80が図示しないボ
ルト及びナットにより分離自在に締結される。補助梁部
材80はこの例では溝型鋼により構成されている。図7
及び図8は、補助梁部材80をH形鋼により構成した例
を示す。H形鋼の水平上部と水平下部とが切り欠かれ、
この切欠き部に連結部材68の連結プレート部材76が
嵌合され、連結プレート部材76とH形鋼の垂直部とが
図示しないボルト及びナットにより分離自在に締結され
る。なお図1から理解できるように、辺部基幹組立要素
54においては、梁連結ユニット64の3個の連結部材
68と3本の梁部材58とが、各先端部が突き合わされ
て同様に連結される。梁連結ユニット64の残りの1個
の連結部材68の先端部には、角部基幹組立要素56に
おいて説明した通りの形態により、補助梁部材80が連
結される。
【0020】図1に示す組立式建造物の構造体50は、
概ね次のように組み立てられる。基礎部材60が載置さ
れる16か所の地表面は平坦で十分な地耐力を有するよ
う整地される。基礎部材60は、整地後の地表面に、図
4に示すように浅く埋められた状態で載置されるか、単
に平坦な地表面に載置される。各基礎部材60上に柱6
2が直立して連結される。柱62上に梁連結ユニット6
4が、また各梁連結ユニット64間に梁部材58が連結
される。次いで補助梁部材80が各梁連結ユニット64
の外側に連結される。梁連結ユニット64、梁部材58
及び補助梁部材80の上面は、実質上平坦な一つの面上
に位置付けられる。これらの上面には、例えば図12に
2点鎖線で示すような複数のチャンネル形の鋼製床板3
6がボルト及びナットを利用して分離自在に装着され
る。前記上面には、突出する部材が存在しないので、床
板36は、特別の加工を施すことなく装着される。基礎
部材60、柱62及び梁連結ユニット64は、それぞれ
構造体2の中央部、辺部及び角部のいずれにも共通して
使用することができるので、中央部、辺部及び角部に応
じた部材の仕分け、選択が不要となる。なお図1の構造
体50においては、図9ないし図11に示す従来の構造
体2に含まれるブレース部材は使用されていない。
概ね次のように組み立てられる。基礎部材60が載置さ
れる16か所の地表面は平坦で十分な地耐力を有するよ
う整地される。基礎部材60は、整地後の地表面に、図
4に示すように浅く埋められた状態で載置されるか、単
に平坦な地表面に載置される。各基礎部材60上に柱6
2が直立して連結される。柱62上に梁連結ユニット6
4が、また各梁連結ユニット64間に梁部材58が連結
される。次いで補助梁部材80が各梁連結ユニット64
の外側に連結される。梁連結ユニット64、梁部材58
及び補助梁部材80の上面は、実質上平坦な一つの面上
に位置付けられる。これらの上面には、例えば図12に
2点鎖線で示すような複数のチャンネル形の鋼製床板3
6がボルト及びナットを利用して分離自在に装着され
る。前記上面には、突出する部材が存在しないので、床
板36は、特別の加工を施すことなく装着される。基礎
部材60、柱62及び梁連結ユニット64は、それぞれ
構造体2の中央部、辺部及び角部のいずれにも共通して
使用することができるので、中央部、辺部及び角部に応
じた部材の仕分け、選択が不要となる。なお図1の構造
体50においては、図9ないし図11に示す従来の構造
体2に含まれるブレース部材は使用されていない。
【0021】以上この発明を、実施例に基づいて詳細に
説明したが、この発明は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内においてさまざまな変形あ
るいは修正ができるものである。例えば、梁連結ユニッ
トの角部及び辺部の補助梁部材に連結される連結部材の
先端部の構成(角部は2か所、辺部は1か所)は、必要
に応じ、連結部材及び補強プレートを取り外した構成と
してもよい。その場合には、梁連結ユニットは、中央部
に対し完全な共通化ではないが、4個の連結部材を備え
ている点で、実質上共通であるといえる。また、梁連結
ユニットの角部及び辺部に連結される補助梁部材に換え
て他の部材が装着されることも考えられる。更にまたこ
の発明を載置式の構造体に適用した例により説明した
が、載置式でない構造体にもこの発明は適用できる。そ
の場合、基礎部材は地面に打ち込まれた基礎に変わる
が、この発明の趣旨は達成でき、前記した多くのメリッ
トが得られるものである。
説明したが、この発明は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内においてさまざまな変形あ
るいは修正ができるものである。例えば、梁連結ユニッ
トの角部及び辺部の補助梁部材に連結される連結部材の
先端部の構成(角部は2か所、辺部は1か所)は、必要
に応じ、連結部材及び補強プレートを取り外した構成と
してもよい。その場合には、梁連結ユニットは、中央部
に対し完全な共通化ではないが、4個の連結部材を備え
ている点で、実質上共通であるといえる。また、梁連結
ユニットの角部及び辺部に連結される補助梁部材に換え
て他の部材が装着されることも考えられる。更にまたこ
の発明を載置式の構造体に適用した例により説明した
が、載置式でない構造体にもこの発明は適用できる。そ
の場合、基礎部材は地面に打ち込まれた基礎に変わる
が、この発明の趣旨は達成でき、前記した多くのメリッ
トが得られるものである。
【0022】
【発明の効果】以上、一実施に基づいて説明したこの発
明による主な効果は、次の通りである。 (1)組立式建造物の構造体の中央部、辺部及び角部に
位置付けられる各基幹組立要素は、それぞれ実質上共通
の基礎部材、柱及び梁連結ユニットから構成される。し
かもそれらの各部材は、互いに分離自在に連結されるよ
う構成されている。すなわち、基礎部材、柱及び梁連結
ユニットは、それぞれ構造体の中央部、辺部及び角部の
いずれにも共通して使用することができるので、部品の
共通化が著しく促進される。図1の例においては、16
か所における各基幹組立要素の各3種類の部材が全て共
通化される。その結果、各部材はそれぞれ同一仕様で製
作されるので、製作効率が著しく向上し、製作費用も大
幅に低減される。この部品共通化の効果は、組立式建造
物の構造体の規模が大きくなるほど絶大となる。 (2)また構造体の中央部、辺部及び角部のいずれの基
幹組立要素においても、基礎部材、柱及び梁連結ユニッ
ト間の連結は、それぞれ実質的に共通の作業形態で行う
ことができるので、施工効率は著しく向上され、施工時
間が大幅に短縮されるとともに施工費用も著しく低減さ
れる。 (3)各基幹組立要素を構成する、基礎部材、柱及び梁
連結ユニットは、互いに分離して積み込み、積み降ろ
し、運搬が可能であるからそれらの作業が容易となり、
運搬及び輸送効率が大幅に向上する。 (4)構造体の中央部、辺部及び角部のいずれにおいて
も、梁連結ユニットの各々の連結部材の少なくとも2個
とこれに連結される梁部材の連結は、それらの上面が実
質上同一面となるよう各先端部が突き合わされ、締付ボ
ルト手段による圧縮方向の締付作業のみにより行うこと
ができる。その結果、これらの連結における作業形態が
共通化及び単純化され、施工効率は著しく向上され、施
工時間が大幅に短縮されるとともに施工費用も著しく低
減される。更に、締付ボルト手段のみにより互いに圧縮
状態で連結されることにより、梁連結ユニット及び梁部
材の上面の床部材側からの荷重による所定の曲げモーメ
ントに対しては、初期圧縮力により応ずることができ
る。曲げモーメントが初期圧縮力を越えた場合には、締
付ボルト手段の引張力により応ずることができる。従っ
て従来の締付ボルト手段の剪断力による連結に比較して
強度上有利である。 (5)梁連結ユニットの各々の連結部材の少なくとも2
個とこれに連結される梁部材とが突き合わされ、締付ボ
ルト手段のみにより圧縮方向に締め付けて連結されるよ
う構成されているので、従来使用していた多数の連結プ
レートは全て不要となり、しかもボルトの数も著しく少
なくすることができる。例えば、図12ないし図14に
示す従来の例においては、1か所の連結に、連結プレー
トが8枚、ボルトが30本使用されているが、この発明
の実施例においては、同等の荷重条件で、図2に示すよ
うに、16本のボルトだけで連結される。したがって、
1か所の連結に、連結プレートが8枚、ボルトが14本
節約される。1個の梁連結ユニット当たり、連結プレー
トが32枚、ボルトが56本節約されることになる。し
たがって、構造体全体の部品の節約は大変な数となり、
施工費用の大幅な低減をはかることができる。 (6)更にまた、梁天端側に突出部材がなくなるので、
床部材あるいは根太に特別の加工を施すことなく装着す
ることができる。したがってこの面においても施工効率
が向上する。 (7)梁連結ユニットと梁部材との連結作業は、柱の上
端という高い位置で行われる。したがって部品点数が少
ないということは、作業ミスによる部品の落下の危険性
がそれだけ低くなり、安全性が向上する。
明による主な効果は、次の通りである。 (1)組立式建造物の構造体の中央部、辺部及び角部に
位置付けられる各基幹組立要素は、それぞれ実質上共通
の基礎部材、柱及び梁連結ユニットから構成される。し
かもそれらの各部材は、互いに分離自在に連結されるよ
う構成されている。すなわち、基礎部材、柱及び梁連結
ユニットは、それぞれ構造体の中央部、辺部及び角部の
いずれにも共通して使用することができるので、部品の
共通化が著しく促進される。図1の例においては、16
か所における各基幹組立要素の各3種類の部材が全て共
通化される。その結果、各部材はそれぞれ同一仕様で製
作されるので、製作効率が著しく向上し、製作費用も大
幅に低減される。この部品共通化の効果は、組立式建造
物の構造体の規模が大きくなるほど絶大となる。 (2)また構造体の中央部、辺部及び角部のいずれの基
幹組立要素においても、基礎部材、柱及び梁連結ユニッ
ト間の連結は、それぞれ実質的に共通の作業形態で行う
ことができるので、施工効率は著しく向上され、施工時
間が大幅に短縮されるとともに施工費用も著しく低減さ
れる。 (3)各基幹組立要素を構成する、基礎部材、柱及び梁
連結ユニットは、互いに分離して積み込み、積み降ろ
し、運搬が可能であるからそれらの作業が容易となり、
運搬及び輸送効率が大幅に向上する。 (4)構造体の中央部、辺部及び角部のいずれにおいて
も、梁連結ユニットの各々の連結部材の少なくとも2個
とこれに連結される梁部材の連結は、それらの上面が実
質上同一面となるよう各先端部が突き合わされ、締付ボ
ルト手段による圧縮方向の締付作業のみにより行うこと
ができる。その結果、これらの連結における作業形態が
共通化及び単純化され、施工効率は著しく向上され、施
工時間が大幅に短縮されるとともに施工費用も著しく低
減される。更に、締付ボルト手段のみにより互いに圧縮
状態で連結されることにより、梁連結ユニット及び梁部
材の上面の床部材側からの荷重による所定の曲げモーメ
ントに対しては、初期圧縮力により応ずることができ
る。曲げモーメントが初期圧縮力を越えた場合には、締
付ボルト手段の引張力により応ずることができる。従っ
て従来の締付ボルト手段の剪断力による連結に比較して
強度上有利である。 (5)梁連結ユニットの各々の連結部材の少なくとも2
個とこれに連結される梁部材とが突き合わされ、締付ボ
ルト手段のみにより圧縮方向に締め付けて連結されるよ
う構成されているので、従来使用していた多数の連結プ
レートは全て不要となり、しかもボルトの数も著しく少
なくすることができる。例えば、図12ないし図14に
示す従来の例においては、1か所の連結に、連結プレー
トが8枚、ボルトが30本使用されているが、この発明
の実施例においては、同等の荷重条件で、図2に示すよ
うに、16本のボルトだけで連結される。したがって、
1か所の連結に、連結プレートが8枚、ボルトが14本
節約される。1個の梁連結ユニット当たり、連結プレー
トが32枚、ボルトが56本節約されることになる。し
たがって、構造体全体の部品の節約は大変な数となり、
施工費用の大幅な低減をはかることができる。 (6)更にまた、梁天端側に突出部材がなくなるので、
床部材あるいは根太に特別の加工を施すことなく装着す
ることができる。したがってこの面においても施工効率
が向上する。 (7)梁連結ユニットと梁部材との連結作業は、柱の上
端という高い位置で行われる。したがって部品点数が少
ないということは、作業ミスによる部品の落下の危険性
がそれだけ低くなり、安全性が向上する。
【図1】この発明に係る組立式建造物の構造体の一実施
例を示す平面概略図であって、図11に対応する図。
例を示す平面概略図であって、図11に対応する図。
【図2】図1のA部を分解して示す斜視概略図。
【図3】図1のB部拡大平面図。
【図4】図3のC−C矢視断面図。
【図5】図3のD−D矢視断面図であって、梁連結ユニ
ット付近を示す図。
ット付近を示す図。
【図6】図3を裏面から見た図であって、梁連結ユニッ
トから上部のみを示す図。
トから上部のみを示す図。
【図7】図3のE部の他の実施例を示す図。
【図8】図7のF−F矢視断面図。
【図9】従来の組立及び載置式立体駐車場構造体及びこ
れに付設された斜路構造体を示す正面図。
れに付設された斜路構造体を示す正面図。
【図10】図9に示す立体駐車場構造体の斜面概略図。
【図11】図10に示す立体駐車場構造体の平面概略
図。
図。
【図12】図10に示す立体駐車場構造体における連結
部材と梁部材との連結構造を示す側面図。
部材と梁部材との連結構造を示す側面図。
【図13】図12の平面図。
【図14】図12のG−G矢視断面図。
50 この発明に係る組立式建造物の構造体 52 中央部用基幹組立要素 54 辺部用基幹組立要素 56 角部用基幹組立要素 58 梁部材 60 基礎部材 62 柱 64 梁連結ユニット 68 連結部材 76 連結プレート部材 78 他の連結プレート部材 80 補助梁部材
Claims (8)
- 【請求項1】 地面に位置付けられる基礎部材と下端が
該基礎部材上に設けられて鉛直に延びる柱とを含む複数
の基幹組立要素と、隣接する基幹組立要素の柱の上端部
間に連結される複数個の梁部材とを備えた組立式建造物
の構造体において、 該基幹組立要素の各々は、該柱の上端に90度の角度を
おいて水平に突出する4個の連結部材を備えた梁連結ユ
ニットを含むとともに、該柱と該基礎部材間及び該柱と
該梁連結ユニット間がそれぞれ分離自在に連結されるよ
う構成され、 該構造体の中央部、辺部及び角部は実質上共通の該基幹
組立要素により構成されたことを特徴とする組立式建造
物の構造体。 - 【請求項2】 該梁連結ユニットの各々は更にその中央
部に位置付けられた基幹部材を含み、該連結部材の各々
は実質上共通の部材から構成されるとともにそれらの基
端部は該基幹部材に連結され、該基幹部材はその上端及
び下端に設けられた上フランジ部材及び下フランジ部材
を含み、該梁連結ユニットの各々の上面は実質上平坦な
面となるよう構成されたことを特徴とする請求項1記載
の組立式建造物の構造体。 - 【請求項3】 該上フランジ部材と下フランジ部材とは
実質上共通の部材から構成されたことを特徴とする請求
項2記載の組立式建造物の構造体。 - 【請求項4】 該柱の各々の上端及び下端にはフランジ
部材が設けられ、該柱の各々は、該フランジ部材の一方
を介して該基礎部材に連結され、該フランジ部材の他方
を該梁連結ユニットの該下フランジ部材に連結すること
により該梁連結ユニットに連結されるよう構成されたこ
とを特徴とする請求項2又は請求項3記載の組立式建造
物の構造体。 - 【請求項5】 該柱の各々に設けられた該フランジ部材
の各々は、実質上共通の部材から構成されたことを特徴
とする請求項4記載の組立式建造物の構造体。 - 【請求項6】 該梁連結ユニットの各々の該連結部材の
少なくとも2個とこれに連結される該梁部材とは、それ
らの上面が実質上同一面となるよう各先端部が突き合わ
されて、互いに締付ボルト手段のみにより圧縮方向に分
離自在に連結されるよう構成されたことを特徴とする請
求項1又は請求項2記載の組立式建造物の構造体。 - 【請求項7】 該連結部材の各々の先端部には連結プレ
ート部材が該上面に直交して設けられ、該連結部材の該
先端部と連結される該梁部材の各々の先端部には連結プ
レート部材が該上面に直交して設けられ、それぞれの連
結プレート部材が当接された状態で該締付ボルト手段の
みにより締結されたことを特徴とする請求項6記載の組
立式建造物の構造体。 - 【請求項8】 該連結部材の各々に設けられた連結プレ
ート部材と該梁部材の各々に設けられた連結プレート部
材とは、実質上共通の部材から構成されたことを特徴と
する請求項7記載の組立式建造物の構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7157992A JPH0751850B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 組立式建造物の構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7157992A JPH0751850B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 組立式建造物の構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05280212A JPH05280212A (ja) | 1993-10-26 |
| JPH0751850B2 true JPH0751850B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=13464752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7157992A Expired - Lifetime JPH0751850B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 組立式建造物の構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751850B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006291696A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-10-26 | Mitsuo Sasaki | 載置式棚構造ユニット及び載置式棚構造 |
| FR2994581B1 (fr) * | 2012-08-20 | 2014-08-29 | Duplipark | Element de structure porteur d’un plancher pour une installation a ossature metallique de stationnement de vehicules evolutive et sans contreventement |
| FR3023568A1 (fr) * | 2014-07-10 | 2016-01-15 | Gerard Guyonnet | Dispositif de charpente metallique pour assembler des poutres metalliques sur des poteaux metalliques |
| CN105781175A (zh) * | 2014-12-15 | 2016-07-20 | 哈尔滨市三和佳美科技发展有限公司 | 自助式双层停车台 |
| KR101884647B1 (ko) * | 2016-03-11 | 2018-08-02 | 주식회사 엔케이에이치플랜트 | 스틸 하우스 골조 시공에 사용되는 h 형 골조 유닛 세트 |
| JP7681455B2 (ja) * | 2021-07-28 | 2025-05-22 | 株式会社Gourikiコーポレーション | 駐車設備 |
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-
1992
- 1992-03-27 JP JP7157992A patent/JPH0751850B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05280212A (ja) | 1993-10-26 |
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