JPH0752110A - 大断面の集成材 - Google Patents

大断面の集成材

Info

Publication number
JPH0752110A
JPH0752110A JP21805793A JP21805793A JPH0752110A JP H0752110 A JPH0752110 A JP H0752110A JP 21805793 A JP21805793 A JP 21805793A JP 21805793 A JP21805793 A JP 21805793A JP H0752110 A JPH0752110 A JP H0752110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamina
laminated
width
same
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21805793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiko Mogami
公彦 最上
Mamoru Kimura
衛 木村
Toshihiro Kusunoki
楠  寿博
Hideyuki Narita
秀幸 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP21805793A priority Critical patent/JPH0752110A/ja
Publication of JPH0752110A publication Critical patent/JPH0752110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】未生育の間伐材を有効に利用でき、製作が容易
で、所望の強度を有する大断面の集成材を提供するこ
と。 【構成】幅が集成材の幅Wと同じで所定の厚さを有する
第1のラミナ11A1〜11A6を成木の原木(例え
ば、スプルース)からつくり、厚さが第1のラミナの厚
さと同じで幅w1が集成材の幅Wよりも狭い第2のラミ
ナ12を未生育の間伐材(例えば、すぎ)からつくり、
複数の第2のラミナ12を並べることにより集成材と同
じ幅の分割ラミナ層になるようにし、複数の第1のラミ
ナ11A1〜11A6の間に、1以上の分割ラミナ層が
存するように、第1のラミナと第2のラミナを重ね、多
数のラミナを接着剤層Ba1、Ba2にて接合する。幅継
ぎ面の接着剤層Ba2は必要に応じて省略できる。 【効果】間伐材からつくった集成材の幅よりも狭いラミ
ナ12を使っても、所望の引張、圧縮及び曲げの耐力を
有する集成材を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大断面の集成材、特
に、未成木の原木(間伐材)からなるラミナと成木の原
木からなるラミナとを使ったつくった大断面の集成材に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築分野において集成材が盛んに
使用されるようになってきている。 (i)構造用の大断面の集成材は、所定の太さに生育し
た、すなわち、成木のべいまつ材を挽いて、幅20cm
〜22cm、厚さ2.5〜5cm程度のラミナを製作
し、このラミナをその長手方向(繊維方向)に平行に揃
えて積み重ね、且つそれらの接合面間に接着剤層を設け
て、一体に接合して製作されている。 (ii)また、所定の太さに生育していない、すなわち、未
生育の原木(すなわち、間伐材)を使って合板又は集成
材を製作することも多数提案(実開昭61ー31811
号公報、実開昭63ー144204号公報)されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(i)の大断面の集
成材は大スパンの建築構造の建造に使用され、大断面の
集成材は、一般に、幅が20cm以上あることが必要で
あり、この幅に対応する木材として北米産のべいまつ材
が広く使用されている。しかし、最近は、カナダ、アメ
リカにおいても、自然保護の立場から、べいまつの供給
が不足しはじめ、価格も高騰しつつあり、上記(i)の集
成材は、高価なものになつてしまっているという欠点が
ある。上記(ii)のように、未生育の間伐材を使う合板や
集成材も多数提案されているが、間伐材からは精々幅1
0cm程度のラミナしか製作できないから、これまでに
提案された方法では、合板や小スパンの構造用集成材を
製作することができても、未生育の間伐材から製作した
ラミナだけでは、大スパンの構造用材として使用できる
大断面の集成材を製作することができないという欠点が
ある。この発明の解決しようとする課題は、従来の集成
材が具有する欠点を有しない大断面の集成材を提供する
こと、換言すると、未生育の間伐材を有効に利用でき、
製作が容易で、所望の強度を有する大断面の集成材を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、幅が集成材の幅と略同じで所定の厚さを
有する第1のラミナが成木の原木から作られ、厚さが第
1のラミナの厚さと略同じで幅が集成材の幅よりも狭い
第2のラミナが未成木の原木から作られ、第2のラミナ
を並べることにより集成材と略同じ幅の分割ラミナ層に
なるようにされ、集成材を構成する複数の第1のラミナ
の間に、1以上の分割ラミナ層が存するように、第1の
ラミナと第2のラミナが重ねられ、各ラミナが接着剤に
て接合されていることを特徴とする大断面の集成材にあ
る。大断面の集成材は、許容応力度及び繊維方向のヤン
グ率がにかよった樹種の原木からなるラミナを使って製
造する必要がある。そのため、好適な実施形態において
は、未成木の原木として、廉価で入手できるすぎの間伐
材を使用し、すぎと許容応力度及び繊維方向のヤング率
がにかよった成木の原木として、スプルース、すぎ、べ
いすぎ、えぞまつ、とどまつ、べにまつ又はもみの成木
の原木を使用して、大断面の集成材を製作する。大断面
の集成材に使う第1のラミナは、成木の原木から、幅が
集成材の幅と同じになり、長さが集成材の長さになり、
厚さが集成材の成(厚さ)の整数(成方向のラミナの
数)分の1になるように加工して製作する。実施例で
は、原木を挽いて形成した集成材と略同じ幅の一体の板
で第1のラミナを構成する例を説明するが、原木を挽い
て集成材と略同じ幅の板材を作り、この板材の2枚以上
を、繊維方向にフインガカージョイント又はスカーフジ
ョイントにて接合し、その長さを集成材の長さに略等し
くして、第1のラミナを製作してもよい。
【0005】大断面の集成材は、少なくとも第1のラミ
ナを3枚以上重ねて作り、それらの第1のラミナ間に、
第2のラミナを含む分割ラミナ層が少なくとも1層以上
存するようにする。第2のラミナは、未生育の原木を加
工して作るため、予め、長さが集成材の長さLよりも短
い板材を作り、その板材の2枚以上のものを、繊維方向
にフインガカージョイント又はスカーフジョイントにて
接合し、その長さを集成材の長さに略等しくする。しか
し、未生育の原木(間伐材)が長い場合には一体の材で
作ってもよい。大断面の集成材にプレストレスを導入し
たい場合には、2枚以上の第2のラミナを並べることに
より集成材と略同じ幅の分割ラミナ層にし、発泡樹脂か
らなる棒体の1本以上と第2のラミナの2枚以上とを並
べて集成材と略同じ幅の分割ラミナ棒体層を形成し、集
成材を構成する第1のラミナ間又は分割ラミナ層間に1
以上の上記分割ラミナ棒体層が存するように、第1のラ
ミナ、第2のラミナ及び棒体を重ね、各ラミナ等を接着
剤にて接合する。多数のラミナ等からなる集成材は、通
常、ラミナ、上記棒体等の互いに対面する面を接着剤に
て接合するが、ラミナの幅はぎ面(幅継ぎ面)は接着剤
で接合しなくてもよい場合がある。分割ラミナ層は、例
えば、集成材の幅の1/2〜1/4幅の第2のラミナを
2枚ないし3枚並べて形成される。材齢40〜50年程
度(直径にして25cm位)のすぎの間伐材は、一般に、
用途が少なく、廉価で入手でき、コスト上有利であり、
また、北欧産のスプルース材は、すぎの間伐材と同等に
廉価で入手できるが、すぎに比べて、強度と剛性がやや
高いため、第1のラミナとしてスプルース材からなるも
のを使い、第2のラミナとしてすぎの間伐材からなるも
のを使って大断面の集成材をつくると、所望の強度の大
断面の集成材を比較的に安価で提供することができる。
また、好適な実施形態においては、第2のラミナの互い
に対面する端縁(幅継ぎ面)を、第2のラミナの上側及
び下側の面に対して直角な凹凸面にし、対面する一方の
ラミナの凹凸面と他方のラミナの凹凸面とを密に接合で
きるようする。そうすると、横曲げに対する耐力を増大
させることができる。
【0006】
【実施例】実施例1は、図1に示され、普通(成木)の
スプルース材からなるラミナ11と秋田すぎの間伐材か
らなるラミナ12を交互に重ねて接合した集成材10A
の例である。ラミナ11A1〜11A6は、ヨーロッパ
産の成木のスプルースの原木を、幅が完成後の集成材の
幅W(例えば、21cm)になり、長さ(繊維方向の長
さ)が完成後の集成材の長さL(例えば、10m)にな
り、厚さhが完成後の集成材の成Hの整数(成方向のラ
ミナの数)分の1(例えば、h=H/11=27.5/
11=2.5cm)になるように加工して製作する。こ
のラミナ11は、スプルースの原木を挽いた一体の板で
構成する。なお、ラミナ11A1〜11A6は、スプル
ースの原木を挽いて作った厚さh、幅Wの2枚以上の板
を、繊維方向にフインガカージョイント又はスカーフジ
ョイントにて接合し、長さを集成材の長さLに略等しく
して製作してもよい。ラミナ12は、秋田すぎの間伐材
の原木を挽いて、厚さhがラミナ11と同じで、幅w1
が集成材の幅Wの2分の1(例えば、Wが21cmの場
合には、W/2=10.5cm)で、長さ(繊維方向の
長さ)が完成後の集成材の長さLよりも短い板材を作
り、その板材の2枚以上のものを、繊維方向にフインガ
カージョイント又はスカーフジョイントにて接合し、そ
の長さを集成材の長さLに略等しくして製作する。
【0007】図1に示すように、ラミナ11A1の上
に、2枚のラミナ12を長さ方向(繊維方向)に揃えて
重ね、分割ラミナ層とする。これらのラミナ12の上
に、ラミナ11A2をそれらの長さ方向に平行に揃えて
重ね、ラミナ11A2の上に、2枚のラミナ12を長さ
方向に揃えて重ねる。同じやり方で、ラミナ11A3な
いし11A6、及びラミナ12を重ねる。各ラミナの互
いに対面するラミナ面間には接着剤層Ba1、Ba2を設
ける。そして、各ラミナの対向面を互いに圧接させて一
体に接合し、矩形の大断面の集成材10Aを製作する。
実施例1の集成材10Aは、ヨーロッパ産のスプルース
からなる集成材と同じ幅Wのラミナ11A1〜11A6
と、樹種としてスプルースと同じ分類に属する国内産の
秋田すぎの間伐材からなる集成材の幅の1/2幅w1
ラミナ12を相互に重ねて圧着して製造したものであ
り、ヨーロッパ産のスプルースがねばりのある樹種であ
るから、秋田すぎの間伐材からなる1/2幅w1のラミ
ナ12を強固に一体化することができる。
【0008】実施例2は、図2に示され、普通のスプル
ースからなる上記ラミナ11A1〜11A6と秋田すぎ
の間伐材からなるラミナ13を交互に重ねて接合した集
成材10Bの例である。ラミナ13は、幅w2を完成後
の集成材の幅Wの3分の1(例えば、Wが21cmの場
合には、W/3=7cm)にした点で、ラミナ12と異
なるが、その他の点ではラミナ12と同じである。図2
に示すように、ラミナ11A1の上に、3枚のラミナ1
3を長さ方向に揃えて重ね、分割ラミナ層とする。それ
らのラミナ13の上にラミナ11A2を長さ方向を平行
に揃えて重ね、ラミナ11A2の上に、3枚のラミナ1
3を長さ方向に揃えて重ねる。同じやり方で、ラミナ1
1A3ないし11A6及びラミナ13を重ねる。各ラミ
ナの互いに対面するラミナ面間には接着剤層Ba1、B
2を設ける。そして、各ラミナの対向面を互いに圧接
させて一体に接合し、矩形の大断面の集成材10Bを形
成する。実施例2の集成材10Bは、ヨーロッパ産のス
プルースからなる集成材と同じ幅Wのラミナ11A1〜
11A6と、樹種としてスプルースと同じ分類に属する
国内産の秋田すぎの間伐材からなる集成材の幅の1/3
幅w2のラミナ13を相互に重ねて圧着製造したもので
あり、ヨーロッパ産のスプルースがねばりのある樹種で
あるから、秋田すぎの間伐材からなる1/3幅w2のラ
ミナ13を強固に一体化することができる。
【0009】実施例3は、図3に示され、普通のスプル
ースからなるラミナ11A1〜11A7(ラミナ11A
7はラミナ11A1と同じ)と秋田すぎの間伐材からな
るラミナ13、14を交互に重ねて接合した集成材10
Cの例である。ラミナ14は、秋田すぎの間伐材の原木
を挽いて、厚さhがラミナ11と同じで、幅w3が集成
材の幅Wの3分の2(例えば、Wが21cmの場合に
は、2W/3=14cm)で、長さが完成後の集成材の
長さLよりも短い板材をつくり、その板材の2以上のも
のを、繊維方向にスカーフジョイント又はフインガカー
ジョイントにて接合し、その長さを完成後の集成材の長
さLに略等しくする。図3に示すように、ラミナ11A
1の上にラミナ13、14を長さ方向に揃えて重ね、分
割ラミナ層とする。これらのラミナ13、14の上に、
ラミナ11A2を揃えて重ねる。ラミナ11A2の上
に、ラミナ13、14をその長さ方向に平行に揃えて重
ねる。同じやり方で、ラミナ11A3ないし11A7及
びラミナ13、14を重ねる。各ラミナの互いに対面す
る面間には接着剤層Ba1、Ba2を設ける。そして、各
ラミナの対向面を互いに圧接させて一体に接合し、矩形
の大断面の集成材10Cを形成する。
【0010】実施例4は、図4に示され、普通のスプル
ースからなるラミナ11A1〜11A5と秋田すぎの間
伐材からなるラミナ12、13を交互に重ねて接合した
集成材10Dの例である。図4に示すように、ラミナ1
1A1の上に、3枚のラミナ13を長さ方向に揃えて重
ね、分割ラミナ層とし、これらのラミナ13の上に2枚
のラミナ12を長さ方向に揃えて重ね、分割ラミナ層と
する。それから、これらのラミナ12の上に、ラミナ1
1A2を平行に揃えて重ねる。同じやり方で、ラミナ1
2、13及びラミナ11A3ないし11A5を重ねる。
各ラミナの互いに対面する面間には接着剤層Ba1、B
2を設ける。そして、各ラミナの対向面を互いに圧接
させて一体に接合し、矩形の大断面の集成材10Dを形
成する。
【0011】実施例5は、図5に示され、普通のスプル
ースからなるラミナ11A1〜11A4と秋田すぎの間
伐材からなるラミナ12、13を交互に重ねて接合した
集成材10Eの例である。図5に示すように、ラミナ1
1A1の上に3枚のラミナ13を長さ方向に揃えて重
ね、分割ラミナ層とし、これらのラミナ13の上に2枚
のラミナ12を長さ方向に揃えて重ね、分割ラミナ層と
する。それから、これらのラミナ12の上に3枚のラミ
ナ13を長さ方向に揃えて重ね、このラミナ13の上に
ラミナ11A2を平行に揃えて重ねる。同じやり方で、
ラミナ12、13及びラミナ11A3ないし11A4を
重ねる。各ラミナの互いに対面するラミナ面間には接着
剤層Ba1、Ba2を設ける。そして、各ラミナの対向面
を互いに圧接させて一体に接合し、矩形断面の長い集成
材10Eを形成する。
【0012】実施例6は、図6及び図7に示され、普通
のスプルースからなるラミナ21A1〜21A8、秋田
すぎの間伐材からなるラミナ22、23、24及び発泡
スチロールからなる角棒25を重ねて接合した集成材2
0Fの例である。ラミナ21A1〜21A8は、成木の
スプルースの原木を、幅が完成後の集成材の幅W(例え
ば、23cm)と同じで、長さが完成後の集成材の長さ
L(例えば、10m)と同じで、厚さhが完成後の集成
材の成Hの整数(成H方向のラミナの数)分の1(例え
ば、h=H/21=52.5/21=2.5cm)にな
るように加工して製作する。このラミナ21A1〜21
A8は、スプルースの原木を挽いて一体の板で構成す
る。なお、ラミナ21A1〜21A8は、スプルース材
の原木を挽いて作った厚さh、幅Wの2枚以上の板を、
繊維方向にフインガカージョイント又はスカーフジョイ
ントにて接合し、長さを完成後の集成材の長さLに略等
しくしてもよい。ラミナ22は、秋田すぎの間伐材の原
木を挽いて、厚さhがラミナ21と同じで、幅w4が完
成後の集成材の幅Wから厚さhの2倍を引いた値の3分
の1[例えば、Wが23cm、厚さhが2.5cmの場
合には、(W−2h)/3=6cm]で、長さが完成後
の集成材の長さLよりも短い板材を作り、この板材の2
以上のものを、繊維方向にフインガカージョイント又は
スカーフジョイントにて接合し、長さを完成後の集成材
の長さLに略等しく製作する。
【0013】ラミナ23は、秋田すぎの間伐材の原木を
挽いて、厚さhがラミナ21A1〜21A8と同じで、
幅w5が完成後の集成材の幅Wからラミナ22の幅w4
2倍を引いた値[例えば、Wが23cm、w4が6cm
の場合は11cm]で、長さが完成後の集成材の長さL
よりも短い板材を作り、この板材の2枚以上のものを、
繊維方向にフインガカージョイント又はスカーフジョイ
ントにて接合し、長さを完成後の集成材の長さLに略等
しく製作する。ラミナ24は、秋田すぎの間伐材の原木
を挽いて、厚さhがラミナ21A1〜21A8と同じ
で、幅w6が完成後の集成材の幅Wの2分の1[例え
ば、Wが23cmの場合は11.5cm]で、長さが完
成後の集成材の長さLよりも短い板材を作り、この板材
の2以上のものを、繊維方向にフインガカージョイント
又はスカーフジョイントにて接合して、長さを完成後の
集成材の長さLに略等しくして製作する。角棒25は、
発泡スチロールを加工してラミナ21A1〜21A8、
22、23、24の厚さhを一辺とする正四角形棒を作
り、この正四角形棒を完成後の集成材の長さL(例え
ば、10m)に略等しく切断し或いは繋いで製作する。
図6に示すように、ラミナ21A1の上に3枚のラミナ
22及び2本の角棒25を長さ方向に揃えて重ね、分割
ラミナ棒体層とする。これらのラミナ22及び角棒25
の上にラミナ21A2を長さ方向に揃えて重ね、これら
のラミナ21A2の上に、3枚のラミナ22及び2本の
角棒25を長さ方向に揃えて重ね、これらのラミナ22
及び角棒25の上にラミナ21A3を長さ方向に揃えて
重ねる。ラミナ21A3の上に、2枚のラミナ22及び
一枚のラミナ23を長さ方向に揃えて重ね、分割ラミナ
層とし、これらのラミナ22、23の上に2枚のラミナ
24を長さ方向に揃えて重ね、これらのラミナ24の上
に2枚のラミナ22及び一枚のラミナ23を長さ方向に
揃えて重ね、これらのラミナ22、23の上にラミナ2
1A4を平行に揃えて重ねる。
【0014】同じやり方で、ラミナ22、23、24及
びラミナ21A5、21A6を重ねる。ラミナ21A6
とラミナ21A8の間には、ラミナ21A1とラミナ2
1A3の間と同じやり方で、ラミナ22、角棒25及び
ラミナ21A7を重ねる。各ラミナの互いに対面する面
間には接着剤層Ba1、Ba2を設ける。そして、各ラミ
ナの対向面を互いに圧接させて一体に接合し、矩形の大
断面の集成材10Fを形成する。なお、ラミナ21A2
及びラミナ21A7は、2枚のラミナ24からなる分割
ラミナ層で置き換えてもよい。集成材10Eは、発泡ス
チロールからなる角棒25を埋め込んだ部分に発熱ドリ
ルを回転させながら捩じ込んで、角棒25を溶解させて
PC鋼棒又はPC鋼索を通す貫通孔26を形成すること
ができる。これらの貫通孔26にそれぞれPC鋼棒又は
PC鋼索を通し、PC鋼棒又はPC鋼索に適宜の手段で
引張力を導入すると、集成材10Eにプレストレスを容
易に導入することができる。なお、上記発熱ドリルは長
い軸の先端に発熱体を取付け、軸を回転させながら移動
させ得るようにしたものである。
【0015】実施例7は、図8に示され、秋田すぎの間
伐材からなるラミナ12〜14、22〜24の端縁(幅
継ぎ面)の形状についての例である。前記の実施例1な
いし6のラミナ12〜14、22〜24の互いに対面す
る端縁(幅継ぎ面)を、図8に示すように、ラミナ12
〜14、22〜24の上下面に対して直角な波形の凹凸
面に加工し、一方のラミナの端縁の波形の凹凸面と他方
のラミナの端縁の波形の凹凸面とが密に接合できるよう
にする。前記の凹凸として、例えば、図8に示すような
多数の小さな円弧を短い直線で連結した波形を使うこと
ができるが、それ以外の凹凸でもよい。なお、凹凸面は
機械加工により形成する。実施例7のように、一方のラ
ミナの波形面と他方のラミナの凹凸面とを接合させて、
多数のラミナを積み重ねると、秋田すぎの間伐材からな
るラミナの相互の剪断力が増す。そのため、幅狭のラミ
ナを使って作った集成材であっても、集成材と同じ幅の
一体の板材からなるラミナのみを使って作った集成材の
横曲げに対する耐力と殆どかわらない横曲げに対する耐
力を期待できる。実施例1ないし6において、各ラミナ
12〜14、22〜24の具体的な寸法をあげて説明し
た。しかし、寸法の例示は、説明を分かり易くするため
にしただけで、この発明の集成材の構成を限定するもの
ではない。なお、実施例1ないし6において、多数のラ
ミナ等をその互いに対面する面間に接着剤層Ba1、B
2を設けて接合する例を説明したが、幅はぎ面(幅継
ぎ面)に設ける接着剤層Ba2は、必須のものでなく、
必要に応じて、省略することができる。実施例1ないし
5の集成材10A〜10Eは、例えば、建築物の柱又は
梁として使用することができる。実施例6の集成材10
Fは、建築物の梁として使用することがである。
【0016】
【発明の作用効果】この発明は、特許請求の範囲の欄に
記載した構成を備えることにより、次の(イ)ないし
(ホ)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載の大断面の集成材は、幅が集成材の
幅と略同じで所定の厚さを有する第1のラミナを成木の
原木から作り、厚さが第1のラミナの厚さと略同じで幅
が集成材の幅よりも狭い第2のラミナを未成木の原木か
ら作り、第2のラミナを並べることにより集成材と略同
じ幅の分割ラミナ層になるようにし、集成材を構成する
複数の第1のラミナの間に、1以上の分割ラミナ層が存
するように、第1のラミナと第2のラミナを重ね、各ラ
ミナを接着剤にて接合してあるから、未成木の原木から
作られた集成材の幅よりも狭い第2のラミナを使って集
成材をつくっても、集成材の主軸方向の引張、圧縮及び
曲げの耐力を損なうことがない。したがって、未成木の
原木、すなわち、間伐材を有効に利用できる。 (ロ)請求項2記載のようにすると、すぎの間伐材が廉
価で入手できるから、所望の強度の大断面の集成材を比
較的に安価で提供することができる。第1のラミナを構
成する樹種と第2のラミナを構成する樹種とは、許容応
力度及び繊維方向のヤング率がにかよっているから、第
1のラミナと第2のラミナとを重ねてつくった大断面の
集成材は、強固に一体化でき、所望の強度を有する。 (ハ)請求項3記載のようにすると、すぎの間伐材が廉
価で入手でき、また、北欧産のスプルース材も比較的に
廉価で入手できるから、大断面の集成材のコストを低減
することができる。また、幅広の第1のラミナを構成す
るスプルースは、すぎに比べて強度と剛性がややたか
く、ねばりがあるから、すぎの間伐材からなる幅狭の第
2のラミナを強固に一体化する効果がある。 (ニ)請求項4記載のようにすると、集成材の発泡樹脂
の棒体を埋め込んだ部分は、発熱ドリルによりPC鋼棒
又はPC鋼索を通す貫通孔を容易に形成することがで
き、集成材へのプレストレスの導入が容易になる。 (ホ)請求項5記載のようにすると、幅狭の第2のラミ
ナを使って作った大断面の集成材であっても、集成材と
同じ幅の一体の板材からなるラミナのみを使って作った
集成材の横曲げに対する耐力と殆どかわらない前記耐力
を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の集成材の端面図
【図2】実施例2の集成材の端面図
【図3】実施例3の集成材の端面図
【図4】実施例4の集成材の端面図
【図5】実施例5の集成材の端面図
【図6】実施例6の集成材の端面図
【図7】実施例6の集成材に貫通孔をあけたものの端面
【図8】実施例7の集成材の幅狭のラミナの端縁の形状
を示す平面図
【符号の説明】
10A〜10F 集成材 11A1〜11A6 スプルースからなるラミナ 12〜14 秋田すぎの間伐材からなるラミナ 21A1〜21A8 スプルースからなるラミナ 22〜24 秋田すぎの間伐材からなるラミナ 25 発泡スチロールからなる角棒 26 貫通孔 Ba1、Ba2 接着剤層 H 集成材の成 W 集成材の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 秀幸 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅が集成材の幅と略同じで所定の厚さを有
    する第1のラミナが成木の原木から作られ、厚さが第1
    のラミナの厚さと略同じで幅が集成材の幅よりも狭い第
    2のラミナが未成木の原木から作られ、第2のラミナを
    並べることにより集成材と略同じ幅の分割ラミナ層にな
    るようにされ、集成材を構成する複数の第1のラミナの
    間に、1以上の分割ラミナ層が存するように、第1のラ
    ミナと第2のラミナが重ねられ、各ラミナが接着剤にて
    接合されていることを特徴とする大断面の集成材。
  2. 【請求項2】幅が集成材の幅と略同じで所定の厚さを有
    する第1のラミナがスプルース、すぎ、べいすぎ、えぞ
    まつ、とどまつ、べにまつ又はもみの成木の原木から作
    られ、厚さが第1のラミナの厚さと略同じで幅が集成材
    の幅よりも狭い第2のラミナがすぎの間伐材から作ら
    れ、2枚以上の第2のラミナを並べることにより集成材
    と略同じ幅の分割ラミナ層になるようにされ、集成材を
    構成する3以上の第1のラミナのそれぞれの間に1以上
    の分割ラミナ層が存するように、第1のラミナと第2の
    ラミナが重ねられ、各ラミナが接着剤にて接合されてい
    ることを特徴とする大断面の集成材。
  3. 【請求項3】幅が集成材の幅と略同じで所定の厚さを有
    する第1のラミナがスプルース、すぎ、べいすぎ、えぞ
    まつ、とどまつ、べにまつ又はもみの成木の原木から作
    られ、厚さが第1のラミナの厚さと略同じで幅が集成材
    の幅よりも狭い第2のラミナがすぎの間伐材から作ら
    れ、かつ第2のラミナの厚さに略等しい径又は辺の棒体
    が発泡した樹脂材で作られ、2枚以上の第2のラミナを
    並べることにより集成材と略同じ幅の分割ラミナ層にな
    るようにされ、2枚以上の第2のラミナと1本以上の前
    記棒体を並べることにより集成材と略同じ幅の分割ラミ
    ナ棒体層になるようにされ、集成材を構成する3以上の
    第1のラミナのそれぞれの間に1以上の上記分割ラミナ
    層又は分割ラミナ棒体層が存するように、第1のラミ
    ナ、第2のラミナ及び前記棒体が重ねられ、各ラミナ等
    が接着剤にて接合されていることを特徴とする大断面の
    集成材。
  4. 【請求項4】第1のラミナが成木のスプルースから作ら
    れ、第2のラミナがすぎの間伐材から作られていること
    を特徴とする請求項1、2又は3項記載の大断面の集成
    材。
  5. 【請求項5】第2のラミナの互いに対面する端縁が、第
    2のラミナの上側及び下側の面に対して直角な凹凸面に
    され、対面する一方のラミナの凹凸面と他方のラミナの
    凹凸面とが密に接合し得るようになっていることを特徴
    とする請求項1、2、3又は4項記載の集成材。
JP21805793A 1993-08-10 1993-08-10 大断面の集成材 Pending JPH0752110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21805793A JPH0752110A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 大断面の集成材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21805793A JPH0752110A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 大断面の集成材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0752110A true JPH0752110A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16713975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21805793A Pending JPH0752110A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 大断面の集成材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752110A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100251623B1 (ko) * 1997-12-02 2000-04-15 윤성용 목제복합욕조제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100251623B1 (ko) * 1997-12-02 2000-04-15 윤성용 목제복합욕조제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8561373B1 (en) Bamboo I-beam with laminated web and flanges
US6497080B1 (en) Z-stud structural member
JP2001503343A (ja) 構造用積層材製品とその製法
CN100406214C (zh) 斜行型单板叠层材及其制造方法
US9896844B2 (en) I-joists and method of fabrication thereof
JP3367018B2 (ja) 金属複合木質梁材
CA2082768C (en) Diagonal veneer laminate
US10195821B1 (en) Bamboo laminated construction panel and method of manufacture
GB2106561A (en) Wooden girder
JPH0752110A (ja) 大断面の集成材
JP2014094497A (ja) 単板集成材積層体
JP3252275B2 (ja) 竹を素材とする建築材料及びその製造方法
JP2007015114A (ja) 小径木を利用した木質パネル及びその製造方法
JP4699627B2 (ja) 集成材の製造方法及びこの製造方法により形成された集成材
CN109072614B (zh) 改进的木材连结件
JPH0525983B2 (ja)
JPH08187706A (ja) 集成材
CA1325096C (en) Laminated veneer round pole
WO2005037541A1 (en) Oriented fibre structural wood products and methods of manufacture
Wan Abdul Rahman et al. Bending Behaviour of Different Types of Timber I-Joist
JPH0225302A (ja) 構造用集成材およびその製作方法
JP2004082588A (ja) 木質面材
JP3858177B2 (ja) 斜行型単板積層材
JP3859013B2 (ja) 斜行型単板積層材の製造方法
JPH0331562B2 (ja)