JPH075224B2 - 紡糸巻取機 - Google Patents

紡糸巻取機

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JPH075224B2
JPH075224B2 JP2269241A JP26924190A JPH075224B2 JP H075224 B2 JPH075224 B2 JP H075224B2 JP 2269241 A JP2269241 A JP 2269241A JP 26924190 A JP26924190 A JP 26924190A JP H075224 B2 JPH075224 B2 JP H075224B2
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久男 西川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紡糸機から紡出された紡糸を高速で巻取る紡糸
巻取機に係わり、特に糸切換時にタレット板に突設され
たボビンホルダが旋回するタレット式の紡糸巻取機に関
する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の紡糸巻取機を第5図(側面図)及び第6
図(正面図)に基づいて説明する。この紡糸巻取機1は
本体フレーム2に対して水平軸3のまわりで180゜ずつ
旋回するタレット板4と、該タレット板4から片持ち状
に突設した2本のボビンホルダ5,6とタレット板4の背
面側に固定され上記ボビンホルダ5,6を回転駆動する誘
導モータ7,8と、本体フレーム2に対して垂直に昇降自
在になった昇降枠9に設けたタッチローラ10と、同じく
該昇降枠9に設けたトラバース装置11とから主に構成さ
れていて、昇降枠9は、その基端側に設けた接圧シリン
ダ12によって荷重を支えられ、昇降部材全重量と該接圧
シリンダ12による持上げ力との差圧力がタッチローラ10
のパッケージに対する接圧力となるようになっている。
なお、Bはボビン、Pは該ボビンBに巻かれたパッケー
ジ、13は満巻パッケージPのボビンBを押し出すプッシ
ャ装置である。
上述した紡糸巻取機の作動を以下に説明する。第5図に
おいて、ボビンホルダ5は巻取位置aになり、ボビンホ
ルダ6は待機位置bにある。巻取位置aにあるパッケー
ジが満巻きとなると、タレット板4が180゜旋回し、満
巻パッケージPが待機位置になり、空のボビンBが巻取
位置となる。そして、第6図に示されるうように、糸Y
はボビンBに接しながら、満巻パッケージPに巻き取ら
れる状態となり、図示されない糸渡し装置によって、糸
Yを満巻パッケージPからボビンBに移す。つぎに、待
機位置にあるボビンホルダ6の回転を止め、プッシャ装
置13で満巻パッケージPを図示されない玉揚台車に押し
出し、同時にボビンホルダ6に空のボビンBが挿入され
る。以上の動作の繰り返しによって、連続的に紡糸を巻
き取っていく。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ボビンホルダ5,6は片持ち支持された回転体
であり、さらにボビンBに巻形成された相当重量のパッ
ケージPを保持すると共に所定の接圧力がタッチローラ
10を介して負荷される構造である。さらに、近年の紡糸
巻取機では3000m/分以上の高速巻取が普通であり、その
ボビンホルダ5,6は徐々に長尺化されており、1200mmの
ものも実用化されている。また、ボビンホルダの長尺化
の傾向が続き、1600mmのものも検討されるようになって
いる。しかしながら、1600mmの長さになると、第5図及
び第6図で説明した片持ち方式のボビンホルダでは、構
造上無理が生じる。そこで、巻取位置にあるボビンホル
ダを両持ちにし、糸切換時には片持ちとなって、タレッ
ト板が旋回するものが提案されている。しかし、前述し
たように糸切換時にもボビンホルダは高速回転してお
り、ボビンホルダ長尺化に伴う構造上の無理から生じる
振動等が糸切換時に発生するという問題点を有してい
た。その結果、機械振動の増大による機械寿命の低下、
満巻パッケージの端面崩れや菊巻の助長、及び巻取位置
にあるボビンホルダへの振動の伝達によって内層糸がダ
メージを受ける等の恐れがある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、糸切
換時も含めボビンホルダの両持ちを可能としボビンホル
ダの長尺化ができる紡糸巻取機を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明における紡糸巻取機
は、本体フレームの一方側に設けられた旋回軸のまわり
で旋回するタレット板と、該タレット板に設けられた2
本の回転軸に沿って片持ち状に突設され、タレット板の
旋回によって巻取位置と待機位置とに交互に位置するよ
うにした2本のボビンホルダとを備えた紡糸巻取機にお
いて、2本のボビンホルダ先端側を着脱自在に支持して
両持ちとする第1アームをタレット板の前記旋回軸と同
軸に設け、該第1アームを支持すると共に第1アームを
巻取位置の前記回転軸を中心として揺動させる第2アー
ムを本体フレーム側の他方側に設け、前記第1アームが
前記旋回軸に対して旋回可能又は巻取位置の前記回転軸
に対して揺動可能であるように前記第2アームに支持さ
れるようにしたものである。
〔作用〕
巻取位置におけるボビンホルダは本体フレームの一方側
のタレット板と本体フレームの他方側の第1アームによ
ってその回転軸にそって両持ち支持される。巻取位置の
ボビンホルダに満巻パッケージが形成され、待機位置の
ボビンホルダの空ボビンとの間で糸渡しが行われる場
合、タレット板と第1アームは同軸の旋回軸を有するの
で、タレット板が旋回しても、2本のボビンホルダの両
持ちを保持したまま、巻取位置と待機位置の切替えが行
われる。そして、待機位置に切り替わった満巻パッケー
ジのボビンホルダは回転が停止するまで、両持ちのまま
である。つぎに、待機位置のボビンホルダから満巻パッ
ケージを抜き出す場合、第1アームはボビンホルダ先端
側と着脱自在であると共に巻取位置の回転軸を中心にし
て揺動自在であるので、まずボビンホルダ先端との係合
が解かれ、ついで満巻パッケージの押し出しに支障ない
位置まで退避させるが、巻取位置のボビンホルダは両持
ち支持されたままである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の紡糸巻取機の側面図、第2図は本発明
の紡糸巻取機の正面図である。なお、第1図及び第2図
においては、第5図及び第6図と同様の作動をする部分
に同じ符号を付してその説明を省略する。
第5図及び第6図のものと相違する部分はボビンホルダ
5,6の先端の支持構造である。以下、この支持構造を詳
細に説明する。
第1図及び第2図において、本体フレームの底部先端2A
に、門型フレーム20が立設されている。この門型フレー
ム20に第2アーム21が揺動自在に支持され、この第2ア
ームに第1アーム22が旋回自在に支持されている。
つぎに、第3図及び第4図により第1アーム22と第2ア
ーム21の構造の詳細を説明する。
第1アーム22は、その中心に軸受箱23を有し、その両端
の等距離にシリンダ24を有している。シリンダ24内には
ピストン25が摺動自在に嵌入されている。ピストン25に
はコーン26が圧入されており、コーン26先端内に支持軸
27が軸受28により回転自在に支持されている。支持軸27
の先端は円錐形となっており、ボビンホルダ6の円錐孔
6aに係合する。前述したシリンダ24とピストン25は空圧
アクチュエータを構成しており、cポートに圧縮空気が
導入されるとピストン25は退出し、ボビンホルダ6と支
持軸27の係合を解く。dポートに圧縮空気が導入される
とピストン25は進出し、ボビンホルダ6を支持軸27に係
合させる。このように、支持軸27はボビンホルダに対し
て、旋回自在であると共に係脱自在である。そして、第
1アーム22の旋回中心は、第1図示の水平軸31と同軸と
なっている。
第2アーム21は、一端に第1アーム22の軸受箱23に軸受
29を介して嵌入される軸30を有し、他端に軸受箱31を有
している。軸受箱31は、門型フレーム20に固設されたシ
リンダ32に圧入された軸受33を介して揺動自在に支持さ
れている。この第2アーム21の揺動角度を制御するため
に、軸受箱31外周にピニオン34が圧入され、シリンダ装
置35先端に取付けられたラック36がこのピニオン34と噛
み合うようになっている。結局、第2アーム21は本体フ
レームの底部先端2Aに続く門型フレーム20に揺動自在に
支持され、第1アーム22は第2アーム21に旋回自在に支
持されている。そして、第2アーム21の旋回中心はボビ
ンホルダ5と同軸である。
第3図に明瞭に示されるように、第1アーム22のシリン
ダ24の一方は巻取位置aに位置し、他方は待機位置bに
位置している。また、第1アーム22の軸受箱23はタレッ
ト板の旋回中心Oに位置している。したがって、待機位
置bにあるボビンホルダと第1アーム22の係合を解き、
シリンダ装置35を進出させると、ラック36とピニオン34
の噛み合いによって、第2アーム21は巻取位置aを中心
として二点鎖線位置に揺動する。この揺動状態では、第
1アーム22と第2アーム21は満巻パッケージPの押し出
しと干渉しない位置となる。
ところで、高速回転するボビンホルダは巻取位置にある
時間が長いので、巻取位置でのボビンホルダ5の両持ち
支持を確実にするための構造を第4図により説明する。
門型フレーム20に固設されたシリンダ32には、ピストン
37が摺動自在に嵌入されている。このピストン37先端は
軸受38で形成される係合穴39が設けられており、第1ア
ーム22のシリンダ24後端の小径部24aがこの係合穴39に
嵌入されるようになっている。前述したシリンダ32とピ
ストン37は空圧アクチュエータを構成しており、eポー
トに圧縮空気が導入されるとピストン37は退出し、小径
部24aと係合穴39の係合を解く。fポートに圧縮空気が
導入されるとピストン37は進出し、小径部24aと係合穴3
9とを係合させる。このように、巻取位置aにある第1
アーム22のシリンダ24は、第2アーム21のピストン37と
シリンダ32を介して、門型フレーム20に一直線上に支持
される。したがって、巻取位置aにあるボビンホルダ5
の両持ち支持の剛性が上がる。なお、ピストン37先端の
軸受38に代わり、公知のチャック手段を用いることが好
ましい。チャック手段は例えば平行穴やテーパピン係合
による場合に比較して、平行を維持した確実な係合を行
うことができる。
つぎに、上述した紡糸巻取機の作動を第1図及び第2図
に基づいて説明する。
まず、第1図及び第2図において、巻取位置aにおいて
満巻パッケージが形成されると、シリンダ24とピストン
37の係合が解かれ、タレット板4が旋回(動作)し、
満巻パッケージPが待機位置bとなり、空ボビンBが巻
取位置aとなってタッチローラ10に転接するようにな
り、満巻パッケージPから空ボビンBに糸渡しが行われ
る。動作と同時に、ボビンホルダ5,6の先端を両持ち
支持する第1アーム22も同じ水平軸3を中心として旋回
する(シリンダ24とピストン37の係合は解かれてい
る)。この第1アーム22の旋回完了後、シリンダ24とピ
ストン37は再び係合し、巻取位置aにあるボビンホルダ
5は確実に両持ち支持される。糸渡し完了後、誘導モー
タ8はブレーキ状態になって待機位置bにあるボビンホ
ルダ6は減速される。この減速状態でも、ボビンホルダ
6は両持ち支持されたままである。そして、減速が完了
し停止状態になると、支持軸27とボビンホルダ6の係合
が解かれる(第4図の実線状態参照)。つぎに、第2ア
ーム21が巻取位置aを中心として方向に揺動する。す
なわち、第1アーム22と第2アーム21は、満巻パッケー
ジPの軸方向押し出しに支障のない二点鎖線位置に退避
する。しかし、巻取位置aのボビンホルダ5の両持ち支
持は維持されたままである。そして、プッシャ装置13に
よって、満巻パッケージPは図示されない自動玉揚装置
等に押し出される(動作)。代わりに、ボビンホルダ
6に空のボビンBが挿入されると、第2アーム21は巻取
位置aを中心として方向に揺動し、。支持軸27とボビ
ンホルダ6は再び係合し、次回の糸切換に備える。
以上の動作のように、満巻パッケージPの押し出しの一
時期を除いて、ボビンホルダ5,6は両持ち支持されたま
まであり、ボビンホルダ5,6の高速回転中は必ず両持ち
支持されている。なお、シリンダとピストンで形成され
るアクチュエータやシリンダ装置の作動のタイミングの
制御は、誘導モータ8等のコントローラ18の指令に基づ
いて作動する電磁弁装置19によって行われる。
なお、以上の実施例はボビンBを装着するボビンホルダ
5,6を内蔵モータ8で直接駆動する、いわゆるスピンド
ルドライブ型の紡糸巻取機について説明したが、ボビン
ホルダに装着されたボビンBに転接するタッチローラを
駆動することによりボビンBを間接的に駆動するいわゆ
るフリクションドライブ型の紡糸巻取機にも適用され
る。
〔発明の効果〕
本発明における紡糸巻取機は、本体フレームの一方側の
旋回自在なタレット板に2本のボビンホルダを片持ち状
に突設したタレット式紡糸巻取機であっても、本体フレ
ームの他方側の第1、第2アームによって、巻取位置の
ボビンホルダを常時両持ち状態とし、待機位置のボビン
ホルダも回転停止まで両持ち状態を可能とし、満巻パッ
ケージから空ボビンへの糸渡し動作に支障が生じないよ
うにしたので、巻取の全段階においてボビンホルダの長
尺化等による振動抑制対策を可能にするという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の紡糸巻取機の側面図、第2図は本発明
の紡糸巻取機の正面図、第3図は第1図のA矢視図、第
4図は第3図のB−B線断面図、第5図は従来の紡糸巻
取機の側面図、第6図は従来の紡糸巻取機の正面図であ
る。 2……本体フレーム、5,6……ボビンホルダ、20……門
型フレーム、21……第2アーム、22……第1アーム、P
……パッケージ、B……ボビン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体フレームの一方側に設けられた旋回軸
    のまわりで旋回するタレット板と、該タレット板に設け
    られた2本の回転軸に沿って片持ち状に突設され、タレ
    ット板の旋回によって巻取位置と待機位置とに交互に位
    置するようにした2本のボビンホルダとを備えた紡糸巻
    取機において、 2本のボビンホルダ先端側を着脱自在に支持して両持ち
    とする第1アームをタレット板の前記旋回軸と同軸に設
    け、該第1アームを支持すると共に第1アームを巻取位
    置の前記回転軸を中心として揺動させる第2アームを本
    体フレーム側の他方側に設け、前記第1アームが前記旋
    回軸に対して旋回可能又は巻取位置の前記回転軸に対し
    て揺動可能であるように前記第2アームに支持されるよ
    うにしたことを特徴とする紡糸巻取機。
JP2269241A 1990-10-05 1990-10-05 紡糸巻取機 Expired - Fee Related JPH075224B2 (ja)

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ITRM910745A IT1249449B (it) 1990-10-05 1991-10-03 Macchina avvolgitrice di filati.
DE4133232A DE4133232C2 (de) 1990-10-05 1991-10-07 Spulautomat für gesponnene Fäden

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