JPH0753262B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPH0753262B2
JPH0753262B2 JP61315047A JP31504786A JPH0753262B2 JP H0753262 B2 JPH0753262 B2 JP H0753262B2 JP 61315047 A JP61315047 A JP 61315047A JP 31504786 A JP31504786 A JP 31504786A JP H0753262 B2 JPH0753262 B2 JP H0753262B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアミン透過性硬化塗装法に関するものであり、
さらに詳しくは塗膜物性特に可とう性と引張り強度のバ
ランスのとれた塗膜が得られるポリウレタン樹脂塗料を
用いるアミン透過性硬化塗装法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来塗装対象物をウレタン樹脂塗料で塗装し、次いで気
相状態にあるアミン雰囲気中で塗膜を硬化させる塗装方
法は知られており、多孔質素材としてのSMC、BMCなどに
塗装し、その発泡抑制のために用いられることも知られ
ている特開昭60−31533、58−5345)又RIMへの塗装とし
ては特開昭58−78737が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来のアミン透過性硬化法は、ポリウレタ
ン樹脂塗料をアミン触媒によって急速硬化せしめること
で塗膜を得る為、得られた塗膜は一般のポリウレタン塗
膜の特性と同等なものであり、塗膜の抗張力と伸び率の
関係をみると伸び率を大きくすると抗張力が低下し、抗
張力を大きくすると伸び率が低下する久点を有してい
た。
その為、SMCなど多孔質素材の中でも比較的大きな穴が
あいている材に塗装すると伸び率不足又は抗張力不足で
発泡抑制が不十分であったり、R−RIMなどガラス繊維
で強化されているRIM材などに塗装した場合、抗張力が
大であると鮮映性は良くなるが、伸び率不足により低温
物性が著しく劣り、実用性に欠ける問題点を有してい
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはこれら膜強度をバランスさせることを目的
として鋭意研究を重ねた結果、アミン気相状態で硬化可
能をポリウレタン樹脂塗料にウイスカーあるいはガラス
繊維を配合することにより、塗装後アミン気相中で硬化
させれば従来の問題点を解決できることを見出したもの
である。
本発明は塗装対象物をウレタン樹脂塗料で塗装し、次い
で気相状態にあるアミン雰囲気中で塗膜を硬化させる塗
装方法であって、該ウレタン樹脂塗料が樹脂成分100重
量部に対して長さが2〜30μで直径が長さの1/3以下で
あるウイスカーあるいはガラス繊維を5〜70重量部含有
することを特徴とする塗装方法である。
本発明は室温で短時間硬化させることが可能であるうえ
に、得られた塗膜はウイスカーあるいはガラス繊維の補
強効果により、抗張力と伸び率のバランスのとれた塗膜
となる為、SMCなどの比較的大きな多孔質素材の発泡抑
制、あるいはR−RIMなど熱による外観低下を生じる素
材の熱変動抑制に大きな効果を発揮するものである。こ
のことは従来のアミン透過性硬化塗装法が適用される分
野は勿論応用できることを意味しており、対象素材が大
巾に広がることにより、より低温短時間硬化の利点が生
かせるものである。
本発明において用いられるアミン気相状態で硬化可能な
ウレタン樹脂塗料はポリオールとしてアクリル、ポリエ
ステル、アルキド、ポリオレフィン、ポリエーテルなど
のポリオールが用いられ、又これら二種以上のポリオー
ルの組合せ樹脂系も使用できる。
又、本発明で使用に適したポリイソシアネートはトルイ
レンジイソシアネート(TDI)ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、メチレンジイソシアネート、キシ
レリンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、リミンジイソシアネート、
及び上記のメチロール付加物、又は3〜5量体など更に
はこれらの混合物である。
本発明において用いられるアミン気相状態として使用す
るアミンは、第3アミンが好ましく例えばトリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブ
チルアミン、トリアミルアミンなどの脂肪族第3アミ
ン、ジメチルアニリン、ジエチルトリアミン、トリベン
ジルアミン、などの芳香族アミン、N−メチルモルホリ
ン、N−エチルモリホリン、あるいはトリエタノールア
ミン、メチルジエタノールアミン、ジメチルエタノール
アミン、ジエチルエタノールアミン、ジブチルエタノー
ルアミン、ジ(2−エチルヘキシル)エタノールアミ
ン、エチルジエタノールアミン、トリイソプロパノール
アミン、ジブチルイソプロパノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン、ジブチルイソプロパノールアミンな
どのアルカノールアミンが使用でき中でもジメチルエタ
ノールアミン、トリエチルアミンが好ましい。
上記アミン類による雰囲気としては、気相中のアミン濃
度が約10〜3000ppm好ましくは、300〜1200ppmが適して
おり、温度は0〜80℃好ましくは20〜40℃が適してい
る。アミン気相中の通過時間は樹脂組成、膜厚、アミン
の種類、温度および濃度などによって異るが、一般的に
は1〜10分間、好ましくは2〜4分間である。
なお、塗装後のアミン気相中での処理後、必要であれば
更に100℃以下の温度で3〜20分間加熱しても良い。
本発明に用いられるウイスカーあるいはガラス繊維は、
大きさをあまり限定しなくても本発明の目的とする効果
は得られるものであるがより効果を生じる為、長さ2〜
30μの範囲でかつ直径が長さの1/3以下であり、好まし
くは長さが5〜20μ、直径が長さの1/3以下であるもの
が使用される。ここで言うライスカーはひげ状の結晶性
化合物であり、例えば炭化ケイ素、窒化ケイ素、チタン
酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸カルシウムなど
があげられる。
ここで長さが30μをこえると塗膜外観が悪くなり、2μ
以下では抗張力と伸び率のバランスがくずれて、効果が
半減し、更に直径が長さの1/3より大きくなると本発明
の効果を悪くする傾向となり長さ及び直径の範囲を限定
する方がより一層の効果を生じるものである。
ウレタン樹脂塗料中の樹脂成分に対するウイスカーある
いはガラス繊維の配合量は樹脂成分100重量部に対して
5〜70重量部であり好ましくは8〜50重量部である。
ウイスカーあるいはガラス繊維の配合量が5PHR(PHRは
樹脂100重量部に対する重量部量を示す)より少ない場
合は、得られた塗膜として抗張力−伸び率のバランスの
良い塗膜が得られず、又70PHRより多くなると塗膜外観
が劣り、塗料のコストも高くなるので好ましくない。
本発明に用いられるアミン気相中硬化のウレタン樹脂塗
料には勿論、公知の種々の着色顔料(体質顔料)などの
顔料類、界面活性剤、消泡剤、レベリング剤などの添加
剤、エステル、ケトン、脂肪族または芳香族の炭化水素
系溶剤などを含有できる。
本発明方法によるウレタン樹脂塗料で塗装し、次いでア
ミン雰囲気中で塗膜を硬化させると、この時形成される
塗膜はアミン気相中で完全に硬化しない状態であって
も、その後高温にさらしても何ら異状を生じないことが
判明した。
又本発明に用いるアミン気相硬化のウレタン樹脂塗料を
塗装する方法はエアースプレー、エアレススプレー、静
電スプレーなど公知の塗装法が適用される。
更に本発明にて形成されたウレタン塗膜の上に更に熱硬
化性樹脂塗料あるいは、ウレタン樹脂塗料を塗装するこ
とも可能である。
〔実 施 例〕
以下実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 アミン気相硬化用ウレタン樹脂塗料(神東塗料製アクリ
ル系ベポン#30:S顔料分/樹脂分(以下P/Bと示す)=
0.7/1固型分58%)−比較塗料No.1とする−100重量部に
テイスモD(大塚化学製チタン酸カリウムウイスカー)
8.3重量部(20PHR)を添加して塗料を得、この塗料108.
3重量部に対して硬化剤としてタケネートD−1110N(武
田薬品社製キシリレンジイソシアネート)を10重量部用
いた。
SMCをIPAで脱脂した後、上記塗料を35μの膜厚になる様
にスプレー塗装し、2分/20℃でセッティングの後ジメ
チルエタノールアミン600ppmの気相中で風速0.8m/secに
し2分間/30℃放置した。その後30℃×10分乾燥後硬化
塗膜を得た 実施例2 実施例1で得た硬化塗膜の上にメラミンアルキド塗料
(神東塗料製グリミン#100)白を塗装し、140℃×40分
焼付て計65μの塗装系塗膜を得た。
実施例3 ポリオレフィン系アミン気相硬化用ウレタン樹脂塗料
(神東塗料製ベポン#2012:P/B=0.8/1固型分57%)−
比較塗料No.2とする−100重量部にデントールWK−100
(大塚化学製チタン酸カリウムウイスカー)4.4重量部
(10PHR)の添加して、塗料を得、この塗料104.4重量部
に対して、硬化剤としてタケネートD−110Nを16重量部
用いた。
素材としてR−RIMを用いた以外は実施例1と同様な手
法にて硬化塗膜を得た。
実施例4 実施例3で得た硬化塗膜の上にポリウレタン樹脂塗料
(神東塗料製ポリン#1)白を塗装し80℃×30分乾燥
し、計65μの塗装系塗膜を得た。
実施例5 実施例1でテイスモDの代わりに長さ20μ、直径3μの
ガラス繊維を24.9重量部(60PHR)用いる以外は実施例
1と同様な手法にて硬化塗膜を得た。
実施例6 実施例5で得た硬化塗膜の上にグリミン#100白を塗装
し、140℃×40分焼付、計65μの塗装系塗膜を得た。
実施例7〜10 比較塗料No.1に表−3で示す割合のガラス繊維を添加し
た以外は実施例5と同様な手法で35μの塗膜を得た。
比較例1 比較塗料No.1を100重量部タケネートD−110Nを16重量
部硬化剤として用い実施例1と同様な硬化条件で硬化さ
せ、35μの硬化塗膜を得た。
比較例2 比較例1で得た硬化塗膜を用いてこの上にグリミン白を
塗装し、140℃×80分焼付、計65μの塗装系塗膜を得
た。
比較例3 比較塗料No.2を100重量部、タケネートD−110Nを16重
量部硬化剤として用い素材としてR−RIMを使用し実施
例1と同様な硬化条件で35μの硬化塗膜を得た。
比較例4 比較例3で得た硬化塗膜の上にポリン#1白を塗装し、
80℃×30分乾燥し計65μの塗装系塗膜を得た。
比較例5 ティスモDを1.6重量部(4PHR)用いた以外は実施例1
と同様な手法にて35μの硬化塗膜を得た。
比較例6 比較例5で得た硬化塗膜の上にグリミン#100白を塗装
し、180℃×80分焼付、計65μと塗装系塗膜を得た。
比較例7 テイスモDを31.1重量部(75PHR)用いた以外は実施例
1と同様な手法で55μの硬化塗膜を得た。
比較例8 比較例7で得た硬化塗膜の上にグリミン#100白を塗装
し、140℃×40分焼付、計65μの塗装系塗膜を得た。
実施例1〜10、比較例1〜8について塗装性能試験を行
った結果を表1〜2にまた使用したガラス繊維及びウイ
スカーにつき表3〜4に示す。
テスト方法 抗張力−塗膜を20m/mの長さに切りテンシヨン引張り試
験機でテストする。
伸び率−同上 塗膜外観−目視チェック ピンホール性−目視チェック 鮮映性−PGDにて測定 ○−良好 △−やや不良 ×−不良 〔発明の効果〕 本発明の方法に従うとウレタン樹脂塗料がウイスカーあ
るいはガラス繊維で強化されている為、抗張力−伸び率
のバランスのとれた塗膜が、室温一速硬化にて形成され
る効果がある為、熱硬化性プラスチックの発泡抑制、外
観向上の効果が著しく大となる強じんでかつ柔軟性のあ
る新しいタイプの塗膜となり、広く他の素材にも応用が
可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装対象物をウレタン樹脂塗料で塗装し、
    次いで気相状態にあるアミン雰囲気中で塗膜を硬化させ
    る塗装方法であって、該ウレタン樹脂塗料が樹脂成分10
    0重量部に対して長さが2〜30μで直径が長さの1/3以下
    であるウイスカーあるいはガラス繊維を5〜70重量部含
    有することを特徴とする塗装方法。
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