JPH0753422B2 - 複合材料を用いた筒状体 - Google Patents

複合材料を用いた筒状体

Info

Publication number
JPH0753422B2
JPH0753422B2 JP62048070A JP4807087A JPH0753422B2 JP H0753422 B2 JPH0753422 B2 JP H0753422B2 JP 62048070 A JP62048070 A JP 62048070A JP 4807087 A JP4807087 A JP 4807087A JP H0753422 B2 JPH0753422 B2 JP H0753422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting member
tubular member
tubular
end portion
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62048070A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63214427A (ja
Inventor
久儀 橋本
盛雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP62048070A priority Critical patent/JPH0753422B2/ja
Publication of JPS63214427A publication Critical patent/JPS63214427A/ja
Publication of JPH0753422B2 publication Critical patent/JPH0753422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば油、空圧シリンダ用チューブ、土木・
建設機械用ブームまたはアーム、クレーンのラチスブー
ム用パイプ、ロボットアーム等に用いて好適な複合材料
を用いた筒状体に関し、特に、複合材料としての繊維強
化樹脂製の筒状部材と金属製の取付部材との結合構造の
改良に関する。
〔従来技術〕
従来、接着性の樹脂を含浸させた繊維材料を巻回して成
形した繊維強化樹脂製筒状体は金属製筒状体に比較して
軽量、かつ、高強度であることから、次第に活用されて
いるが、この種の繊維強化樹脂製筒状体を例えば油圧シ
リンダ用チューブのように圧力容器として使用する場
合、該チューブの軸端側開口は、従来、第9図または第
10図に示す方法で施蓋していた。
第9図において、1はチューブ本体で、該チューブ本体
1は接着性の樹脂を含浸させた繊維材料を中空筒状に巻
回して成形したものからなっており、該チューブ本体1
の内周面1Aには軸方向一側寄りに位置してリング溝2が
周設されている。3はチューブ本体1の一端側開口を施
蓋するシリンダカバーで、該カバー3はチューブ本体1
の内径と同じ外径を有する厚肉円板からなっており、外
周面3AにはOリング4が装着されている。5は該カバー
3をチューブ本体1内に係止するためにリング溝2に嵌
合された環状平板からなる止め輪で、該止め輪5はカバ
ー3にかかる内圧を受承するようになっている。
一方、第10図は他の従来技術に係る油圧シリンダ用チュ
ーブを示す。図において、11は前記チューブ本体1と同
様に繊維強化樹脂材料によって成形したチューブ本体
で、該チューブ本体11の外周面11Aには一側の軸端寄り
に位置して雄ねじ12が形成されている。13はチューブ本
体11の一端側開口を施蓋するシリンダカバーで、該カバ
ー13はチューブ本体11より大径の肉厚円板状に形成さ
れ、内側面には環状のリング溝14が設けられた本体部13
Aと、該本体部13Aの内側面から筒状に突出形成され、内
周面には前記雄ねじ12に螺合する雌ねじ15が形成された
嵌合部13Bとからなっている。そして、該シリンダカバ
ー13はリング溝14にOリング16を装着した状態でチュー
ブ本体11に螺着されており、雄ねじ12と雌ねじ15の螺合
力によって内圧を受承するようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
而して、第9図に示した止め輪5を用いてカバー3を受
承する従来技術にあっては、チューブ本体1の内周面1A
にリング溝2を形成するための溝加工を行うから、この
溝加工によってチューブ1を形成している繊維材料が短
く切断されてしまうことになる。この結果、繊維方向に
は大きな強度を有する繊維強化樹脂の強度が部分的に失
われてしまうという欠点がある。また、チューブ本体1
は繊維材料を巻回して成形したものであるから、該チュ
ーブ本体1にリング溝2を形成すると該溝2の部分から
層間剥離が起こり易く、信頼性に欠けるという欠点があ
る。
叙上の如く、樹脂を含浸させた繊維材料を巻回して成形
したチューブ本体1にリング溝2を形成することはチュ
ーブ本体1の強度を失わせるものであり、このためチュ
ーブの内圧を十分に上げることができないという欠点が
ある。
一方、第10図に示すようにカバー13をチューブ本体11に
螺着する他の従来技術にあっても、チューブ本体11の外
周面11Aに雄ねじ12を形成する時に繊維材料を切断する
ため、前述した従来技術と同様の欠点がある。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、本発明は金属製の取付部材をポンチ等を用いて塑性
変形させることにより、樹脂を含浸させた繊維材料から
なる繊維強化樹脂製の筒状部材と該取付部材とを強固に
結合することができ、繊維強化樹脂の利点を十分に活か
して、高強度化、軽量化等を図りうるようにした複合材
料を用いた筒状体を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために本発明は、樹脂を含浸
させた繊維材料からなる繊維強化樹脂製の筒状部材と、
該筒状部材の軸方向端部外形に対応する中空部が形成さ
れた金属製の取付部材と、先端側外周に基端側に向けて
漸次拡径するテーパ部を有し、前記筒状部材の端部内側
に該テーパ部側から挿嵌された補強部材とを備え、前記
取付部材の中空部内周壁には、該取付部材の端面を押圧
手段で軸方向に押圧することにより、前記筒状部材の端
部外周面に向けて内方に突出する押込み部を形成し、該
取付部材の押込み部によって前記筒状部材の端部を前記
補強部材のテーパ部との間で挟持するようにしてなる構
成を採用している。
この場合、前記取付部材が中空部の外方へと変形するの
を防止すべく、該取付部材の周囲を枠体で拘束してなる
構成とするのが好ましい。
また、前記取付部材の中空部内周壁には凹凸部を設け、
該凹凸部を前記筒状部材の端部外周面側へと押込んでな
る構成としてもよい。
さらに、前記筒状部材によってシリンダ用のチューブを
構成し、該チューブの端部を施蓋する有底筒状のカバー
を前記取付部材によって構成してもよい。
ここで、前記繊維材料には、炭素繊維、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維等が用いら
れ、該繊維材料に含浸させる樹脂には、熱硬化性と接着
性を有するエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミ
ド樹脂等が用いられる。そして、前記筒状部材は繊維材
料をフィラメントワインディング法、テープワインディ
ング法等を用いて所定の巻角で巻回して成形したもの、
あるいは一方向引抜材等によって構成される。
また、前記金属製の取付部材は高強度アルミニウム、軟
鋼、真鍮等の比較的変形し易い金属材料により構成され
る。一方、前記補強部材は高硬度で変形しにくい、例え
ばS45C等の焼入れした炭素鋼等によって構成される。
〔作用〕
上記構成により、樹脂を含浸させた繊維材料からなる繊
維強化樹脂製の筒状部材の端部を、取付部材の中空部内
に挿嵌すると共に、該筒状部材の端部内側には補強部材
をテーパ部側から挿嵌した状態で、金属材料からなる前
記取付部材の端面を押圧手段で軸方向に押圧すると、こ
のときに該取付部材は塑性変形して中空部の内周壁に内
方に突出する押込む部が形成されるから、該取付部材の
押込み部によって前記筒状部材の端部を前記補強部材の
テーパ部側への内方に弾性変形させることができ、前記
取付部材の押込み部と補強部材のテーパ部との間で前記
筒状部材の端部を強化に挟持することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第8図に基づき、
複合材料を用いた筒状体として油圧シリンダ用チューブ
を例に挙げて説明する。
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示してい
る。
図において、21は樹脂を含浸させた糸状の繊維材料22か
らなる繊維強化樹脂製の筒状部材を示し、該筒状部材21
は、例えばフィラメントワインディング法等の手段を用
いて、前記繊維材料22を中心軸O−Oに対して所定の巻
角θで所望の厚さになるまで交差巻付けした一層以上の
巻回層により長尺の円筒状に成形されている。そして、
該筒状部材21の軸方向端部21Aにはその内周側に位置し
て、後述する補強部材23の肉厚に対応する環状の段部21
Bが、例えば旋盤等の機械加工によって形成されてい
る。
ここで、前記繊維材料22は炭素繊維、ガラス繊維、アラ
ミド繊維、アルミナ繊維または炭化ケイ素繊維等が用い
られ、該繊維材料22に含浸させる樹脂には熱硬化性と接
着性を有するエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂またはポ
リイミド樹脂等が用いられる。かくして、筒状部材21は
硬い繊維材料22と軟かい樹脂とからなる複合材料(繊維
強化樹脂)によって形成され、樹脂の割合は40〜70%程
度となるから、後述の取付部材24によって容易に変形さ
れる。
23は筒状部材21の段部21B内に嵌合された補強部材を示
し、該補強部材23は高硬度で変形しにくい、例えばS45C
等の焼入れした炭素鋼等によって短尺の円筒状に形成さ
れ、取付部材24を筒状部材21の端部21A外周側に結合す
るときに、該端部21Aの内周側が縮径するのを防止する
ようになっている。そして、該補強部材23の内径は筒状
部材21の内径に対応し、その長さ寸法は取付部材24に対
応する寸法をもって形成されている。また、該補強部材
23の先端側外周には基端側に向けて漸次拡径するテーパ
部23Aが形成され、該補強部材23は筒状部材21の段部21B
内にテーパ部23A側から挿嵌されている。
ここで、該補強部材23は筒状部材21の外径D1が58mm、内
径D2が50mm、段部21Bの径dが56mm程度のときに、その
長さ寸法lが段部21Bの深さに対応して10mm程度に形成
され、テーパ部23Aの長さl1は5〜7mm程度、テーパ角α
は0.1〜1.0度程度に形成される(第3図、第4図参
照)。そして、該補強部材23のテーパ部23Aは筒状部材2
1の端部21Aが後述の押込み部26により部分的に縮径され
るのを補償すると共に、該端部21Aをテーパ部23Aに沿っ
て曲げ変形させ、該端部21Aの抜け強度を高めるように
なっている。なお、該補強部材23の外径は段部21Bの径
dに対応する径をもって形成されるが、段部21Bの径d
よりも数μm〜数10μm程度大きく、または小さく形成
するようにしてもよい。
24は筒状部材21の端部21A外周側に固着された金属製の
取付部材を示し、該取付部材24は、例えば高強度アルミ
ニウム、軟鋼、真鍮等の比較的塑性変形し易く、冷間加
工の容易な金属材料によって大径で、かつ補強部材23に
対応する長さ寸法をもって形成され、該取付部材24の中
央部には筒状部材21の端部21A外径に対応する径をもっ
た中空部としての嵌合穴24Aが軸方向に穿設されてい
る。また、該取付部材24には嵌合穴24Aの径方向外側に
位置して、ボルト挿通穴24B,24B,…が周方向に所定間隔
をもって列設され、該取付部材24の一側端面には各ボル
ト挿通穴24Bに挿通されるボルトによりシリンダカバー
やロッドカバー(いずれも図示せず)が固着されるよう
になっている。そして、該取付部材24は筒状部材21の端
部21Aに補強部材23と径方向で対向するように挿嵌さ
れ、その後、後述のポンチ27で嵌合穴24A近傍の他側端
面に加圧凹部25を打形することにより塑性変形されて、
嵌合穴24Aの内周壁に第2図中に示す如き押込み部26を
形成し、該取付部材24と補強部材23との間で筒状部材21
の端部21Aを挟持するように、該端部21Aに結合固着され
る。なお、筒状部材21の図示しない他側端部にも該取付
部材24と同様の取付部材を結合する。
27は油圧プレス等によって筒状部材21の軸方向に押圧さ
れ、取付部材24の他側端面に加圧凹部25を形成するよう
になった押圧手段としてのポンチを示し、該ポンチ27は
硬質の金属材料から筒状部材21の外径にほぼ対応する内
径をもって段付円筒状に形成され、その先端側には軸方
向に凹湾曲状に突出する小径突部27Aが設けられてい
る。ここで、該ポンチ27は筒状部材21の外径が、例えば
58mmの場合、これよりも僅かに大きい内径をもって形成
され、小径突部27Aの先端側は径方向に1mm程度の肉厚を
もって形成される。
そして、該ポンチ27は筒状部材21の外周側に第2図中に
示す如く挿通され、例えば22トン程度の押荷重をもって
図示しない油圧プレス等により矢示A方向に押圧され、
取付部材24の嵌合穴24A近傍の他側端面に小径突部27Aの
先端側で1mm程度の深さをもって加圧凹部25を打形す
る。このとき、取付部材24は該加圧凹部25により取付部
材24内に生じる塑性流動等の作用に基づき、嵌合穴24A
の内周壁が筒状部材21の端部21A外周面側へと、第2図
中の矢示B方向に内方へと押込まれて、凸湾曲状の押込
み部26が形成され、該押込み部26により筒状部材21の端
部21Aは取付部材24と補強部材23との間に強く挟持され
て、該筒状部材21と取付部材24は結合されるようにな
る。この場合、押込み部26は加圧凹部25とほぼ対応する
容積となり、筒状部材21の端部21Aは該押込み部26によ
り対応部位が、例えば1mm程度補強部材23のテーパ部23A
側へと縮径される。なお、ポンチ27は2分割可能に形成
しておいてもよい。
さらに、28は加圧凹部25の打形時に、取付部材24が嵌合
穴24Aの外方へと変形するのを防止する枠体としての保
護筒を示し、該保護筒28は耐変形性の高い金属材料等か
ら取付部材24の外径に対応する内径をもって形成され、
該取付部材24の外周側を拘束するようになっている。ま
た、該取付部材24の一側端面等には当て板(図示せず)
が当接され、該取付部材24等を軸方向で拘束するように
なっている。なお、該取付部材24と筒状部材21の結合力
をさらに強くしたい場合には、取付部材24の外周側や両
端面側等に予圧力を加えるようにし、これによって取付
部材24の周囲を拘束するようにしてもよい。
本実施例による油圧シリンダ用チューブは上述の如き構
成を有するもので、次にその製造方法について説明す
る。
まず、筒状部材21の内径に対応する外径を有し、外周面
が所定の表面精度をもって仕上られたマンドル等の型材
(図示せず)を用意し、該筒状部材21を成形すべく、こ
の型材の外周面側に引張力をかけながら、樹脂を含浸さ
せた糸状の繊維材料22をフィラメントワィンディング法
を用いて一定の巻角θで所定の厚さになるまで交差巻付
けし、複数の巻回層を形成する。この場合、内側の巻回
層は筒状部材21の内圧に対する耐圧性能を高めるべく、
巻角θを中心軸O−Oに対して90度に近い、例えば40〜
85度程度とし、外側の巻回層は引張強度や曲げ強度等を
高めるべく、巻角θを零度に近い、例えば5〜30度程度
とする。そして、この状態で硬化炉(図示せず)内に入
れて、繊維材料22に含浸させた樹脂を熱硬化させ、前記
型材を引抜いて筒状部材21を形成する。
次に、該筒状部材21の端部21A内周側に機械加工等を施
して段部21Bを形成する。そして、該段部21B内に補強部
材23をテーパ部23A側から第4図中に示すように嵌挿す
ると共に、筒状部材21の端部21A外周側に取付部材24を
嵌合穴24Aを介して嵌挿する。この場合、筒状部材21の
端部21Aに取付部材24を嵌挿した後、補強部材23をテー
パ部23Aを利用して段部21B内に嵌挿するようにしてもよ
い。
次に、筒状部材21、補強部材23および取付部材24の端面
をそろえると共に、該取付部材24の周囲を保護筒28等で
拘束する。そして、筒状部材21の外周側にポンチ27を挿
通し、該ポンチ27を油圧プレス等で取付部材24の他側端
面に向けて押圧し、該ポンチ27の小径突部27Aにより加
圧凹部25を打形して、嵌合穴24Aの内周壁に押込み部26
を形成し、該押込み部26により筒状部材21の端部21Aを
補強部材23のテーパ部23A側へと部分的に縮径させるこ
とによって、該筒状部材21の端部21Aを取付部材24と補
強部材23との間で強く挟持させ、該取付部材24を端部21
Aに結合固着させる(第5図参照)。
而して、本実施例によれば、取付部材24の押込み部26に
より筒状部材21の端部21Aを補強部材23のテーパ部23A側
への部分的に縮径させるようにしたから、筒状部材21の
端部21Aは第2図、第5図中に示す如く、押込み部26と
テーパ部23Aとの間で部分的に曲げ変形されつつ、取付
部材24と補強部材23との間に強く挟持されるようにな
り、該取付部材24と筒状部材21との抜け強度を大幅に高
めることができる。
また、取付部材24には筒状部材21の端部21Aに対応する
中空部としての嵌合穴24Aを形成しているから、該嵌合
穴24A内に筒状部材21の端部21Aを嵌挿し、筒状部材21の
段部21B内に補強部材23を嵌挿したときに、筒状部材21
の端部21A内に補強部材23を仮位置決めできると共に、
端部21Aの外周側には取付部材24を仮位置決めすること
ができる。そして、筒状部材21の端部21Aに補強部材23
と取付部材24とを仮位置決めした状態で、該取付部材24
に押込み部26を形成することによって、該押込み部26と
補強部材23のテーパ部23Aとの間で筒状部材21の端部21A
を挟持させたときには、取付部材24を筒状部材21の端部
21Aに正確に結合でき、該筒状部材21に対して取付部材2
4が軸方向に位置ずれしたり、傾いたりするのを効果的
に防止できる。
さらに、前記押込み部26は取付部材24の嵌合穴24A内周
壁側に凸湾曲状に形成されるから、筒状部材21の素材で
ある糸状の繊維材料22を該押込み部26によって切断する
ようなことはなく、該繊維材料22の強度を十分に活して
両者を強固に一体化でき、取付部材24を筒状部材21に対
して確実に抜止め、廻止めすることができる。そして、
当該チューブの引張強度を大幅に向上でき、信頼性を高
めることができる。また、結合部分となる押込み部26等
は内部に隠れているから、当該チューブの外観を損なう
ことなく、スマートに形成できる。
さらに、筒状部材21の端部21Aに取付部材24をポンチ27
等を用いて、冷間加工により結合するから、全体の工程
を簡単化でき、生産性が高く、加圧用の油圧プレス等も
小規模な設備とすることができる。また、引張強度等が
要求される筒状部材21には繊維強化樹脂材を、ボルト挿
通穴24B等に硬度が要求される部分には金属製の取付部
材24を適宜に使用して、両者を強固に結合できるから、
設計の自由度が増加して、最適設計が可能となる。そし
て、当該チューブ全体に対する取付部材24等の金属部分
を最小限に少なくできるから、引張強度等を大きくでき
る上に、軽量化を図りうる等、種々の効果を奏する。
次に、第6図は本発明の第2の実施例を示し、本実施例
の特徴は、前記第1の実施例で述べた取付部材24とほぼ
同様の取付部材31に、嵌合穴31Aの内周壁に位置して周
方向に伸長する凹凸部32を軸方向に列設したことにあ
る。そして、該凹凸部32は前記実施例と同様にポンチ27
で取付部材31の端面に加圧凹部25を打形したときに、前
記実施例で述べた押込み部26と同様に径方向内向きに押
込まれて、筒状部材21の端部21A外周面に喰込むように
なり、取付部材31を筒状部材21の端部21Aに強固に結合
固着する。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記第
1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、凹凸部32を端部21Aの外周面に
喰込ませるから、結合強度をさらに高めることができ
る。なお、凹凸部32は三角形、四角形、台形状等の断面
形状をもって形成してもよく、また、ローレット加工等
の手段を用いて形成してもよい。
次に、第7図は本発明の第3の実施例を示し、本実施例
の特徴は、筒状部材21の端部21Aに取付部材としてシリ
ンダカバー41を結合固着するようにしたことにある。こ
こで、該シリンダカバー41は前記第1の実施例で述べた
取付部材24と同様の金属材料により形成され、補強部材
23と同様の長さ寸法を有し、内周側が中空部としての嵌
合穴41Aとなった筒部41Bと、該筒部41Bの一端側を閉塞
した底部41Cとから構成されている。また、該底部41Cの
内面側には筒状部材21とシリンダカバー41との間をシー
ルするOリング42等が装着されるようになっている。そ
して、該シリンダカバー41は嵌合穴41A内に筒状部材21
の端部21Aを嵌挿した状態で、前記実施例と同様にポン
チ27等により筒部41Bの端面に加圧凹部25が打形され、
筒状部材21の端部21Aに結合固着されるようになってい
る。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記第
1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、取付部材としてのシリンダカバ
ー41を直接固着したから、当該シリンダの組立作業をさ
らに簡略化できる。なお、筒状部材21の他側端部にはロ
ッドカバーをシリンダカバー41と同様に固着してもよ
い。
次に、第8図は本発明の第4の実施例を示し、本実施例
の特徴は、筒状部材51の端部51A内周側に内向きに突出
するように補強部材52を嵌合し、該端部51Aの外周側に
嵌挿された取付部材53の他側端面に加圧凹部25等を打形
することにより、該取付部材53と補強部材52との間で筒
状部材51の端部を強固に挟持させて、該筒状部材51と取
付部材53を結合固着したことにある。ここで、該筒状部
材51、補強部材52および取付部材53は前記第1の実施例
で述べたものと同様に形成され、取付部材53には中空部
としての嵌合穴53A、各ボルト挿通穴53B等が形成されて
いるものの、筒状部材51の端部51A内周側は段部等を設
けず、直接的に補強部材52がテーパ部52A側から嵌合さ
れている。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記第
1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、筒状部材51の端部51A内周側に
段部等を設けることなく、補強部材52を嵌合しているか
ら、筒状部材51の強度をフルに活かすことができ、例え
ばロボットアーム等にも最適に用いることができる。
なお、前記第3および第4の実施例でも、嵌合穴41A(5
3A)の内周壁に第2の実施例と同様に凹凸部32等を形成
しておくようにしてもよい。
また、前記各実施例では、筒状部材21(51)をフィラメ
ントワィンディング法によって形成するものとして述べ
たが、これに替えて筒状部材21(51)をテープ状の繊維
材料を用いるテープワィンディング法、織物状の繊維材
料を用いるハンドレイアップ法等の手段により形成して
もよく、あるいは繊維強化樹脂の一方向引抜材等を用い
て形成してもよい。
さらに、前記各実施例では、油圧シリンダ用チューブを
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、空
圧シリンダ用チューブ、土木・建設機械用ブームまたは
アーム、クレーンのラチスブーム用パイプ、ロボットア
ーム、CFRP製シャフト、自動車用ドライブシャフト等に
適用してもよい。また、筒状部材21(51)等は必ずしも
円筒状に限らず、適宜に角筒状に形成してもよいことは
勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明によれば、繊維強化樹脂によ
って形成した筒上部材の端部内周側に補強部材をテーパ
部側から挿嵌すると共に、外周側に金属製の取付部材を
嵌挿し、該取付部材の中空部内周壁には、該取付部材の
端面を押圧手段で軸方向に押圧することにより、前記筒
状部材の端部外周面に向けて内方に突出する押込み部を
形成し、該取付部材の押込み部によって前記筒状部材の
端部を前記補強部材のテーパ部との間で挟持する構成と
したから、筒状部材の繊維材料を切断することなく、該
筒状部材と取付部材を強固に結合でき、引張強度等を大
幅に高めて信頼性を確実に向上できる。
そして、補強部材の先端側には基端側に向けて漸次拡径
するテーパ部を設けているから、前記取付部材の中空部
内周壁を内方に押込んで押込み部を形成したときに、こ
の押込み部により筒状部材の端部を補強部材のテーパ部
側へと縮径(弾性変形)させることができ、この縮径部
分を補強部材のテーパ部に沿って曲げ変形させつつ、取
付部材と補強部材との間で筒状部材の端部を強く挟持で
き、抜け強度を大幅に高めることができる。
また、前記筒状部材の端部内に補強部材を挿嵌したとき
に、該補強部材を筒状部材の端部に仮位置決めできると
共に、前記筒状部材の端部外側に取付部材を挿嵌したと
きには、該取付部材を筒状部材の端部に対して仮位置決
めすることができ、これによって筒状部材の端部を補強
部材のテーパ部と取付部材との間で挟持したときに、該
取付部材を筒状部材の端部に正確に結合でき、該筒状部
材に対して取付部材が位置ずれしたりするのを効果的に
防止できる。さらに、前記筒状部材と取付部材を結合す
るための設備等も簡素化でき、結合時の作業性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は油圧シリンダ用チューブの部分縦断面図、第2図
は組立て状態を示す第1図の要部拡大図、第3図は第1
図中に示す筒状部材の半断面図、第4図は第3図に示す
筒状部材の段部内に補強部材を嵌合させた状態を示す半
断面図、第5図は第4図に示す筒状部材の端部に取付部
材を結合した状態を示す半断面図、第6図は第2の実施
例に係るチューブの組立て状態を示す半断面図、第7図
は第3の実施例を示すチューブの半断面図、第8図は第
4の実施例を示すチューブの半断面図、第9図は従来技
術のチューブを示す部分縦断面図、第10図は他の従来技
術によるチューブを示す部分縦断面図である。 21,51……筒状部材、21A,51A……端部、22……繊維材
料、23,52……補強部材、23A,52A……テーパ部、24,31,
53……取付部材、24A,31A,53A……嵌合穴、25……加圧
凹部、26……押込み部、27……ポンチ、28……保護筒、
32……凹凸部、41……シリンダカバー。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂を含浸させた繊維材料からなる繊維強
    化樹脂製の筒状部材と、該筒状部材の軸方向端部外形に
    対応する中空部が形成された金属製の取付部材と、先端
    側外周に基端側に向けて漸次拡径するテーパ部を有し、
    前記筒状部材の端部内側に該テーパ部側から挿嵌された
    補強部材とを備え、前記取付部材の中空部内周壁には、
    該取付部材の端面を押圧手段で軸方向に押圧することに
    より、前記筒状部材の端部外周面に向けて内方に突出す
    る押込み部を形成し、該取付部材の押込み部によって前
    記筒状部材の端部を前記補強部材のテーパ部との間で挟
    持する構成としてなる複合材料を用いた筒状体。
  2. 【請求項2】前記取付部材が中空部の外方へと変形する
    のを防止すべく、該取付部材の周囲を枠体で拘束してな
    る特許請求の範囲(1)項記載の複合材料を用いた筒状
    体。
  3. 【請求項3】前記取付部材の中空部内周壁には凹凸部を
    設け、該凹凸部を前記筒状部材の端部外周面側へと押込
    んでなる特許請求の範囲(1)項記載の複合材料を用い
    た筒状体。
  4. 【請求項4】前記筒状部材によってシリンダ用のチュー
    ブを構成し、該チューブの端部を施蓋する有底筒状のカ
    バーを前記取付部材によって構成してなる特許請求の範
    囲(1)項記載の複合材料を用いた筒状体。
JP62048070A 1987-03-03 1987-03-03 複合材料を用いた筒状体 Expired - Lifetime JPH0753422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62048070A JPH0753422B2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 複合材料を用いた筒状体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62048070A JPH0753422B2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 複合材料を用いた筒状体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63214427A JPS63214427A (ja) 1988-09-07
JPH0753422B2 true JPH0753422B2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=12793085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62048070A Expired - Lifetime JPH0753422B2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 複合材料を用いた筒状体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753422B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4756392B2 (ja) 2008-11-27 2011-08-24 トヨタ自動車株式会社 電池
JP7558825B2 (ja) * 2021-01-28 2024-10-01 三光合成株式会社 ロボットアーム
CN119974580B (zh) * 2025-03-31 2025-11-18 东华大学 一种热塑复合材料与金属混合结构铆钉的制作与自加热铆接方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338450B2 (ja) * 1973-12-20 1978-10-16
JPS5644622A (en) * 1979-09-19 1981-04-23 Sumitomo Electric Ind Ltd Bonding of fiber-reinforced plastic pipe and metal fitting
JPS59131420A (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 Kureha Chem Ind Co Ltd 可撓性チユ−ブの接合方法及び接合治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63214427A (ja) 1988-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5375953A (en) Blind rivet
JP2003004060A (ja) 継手及び動力伝達シャフト並びに継手の製造方法
US4952429A (en) Separating pot for glandless electrical or magnetic drive assemblies
JP7036042B2 (ja) 圧力容器
JPH0510218B2 (ja)
JPS63214429A (ja) 複合材料を用いた筒状体
JPS63214427A (ja) 複合材料を用いた筒状体
GB2119479A (en) Yoke in a universal joint
US20030157988A1 (en) Fiber reinforced plastic propeller shaft
JPH03236946A (ja) 繊維強化樹脂製シリンダチューブの製造法
JPH0336660B2 (ja)
JPH0544906B2 (ja)
US20020051678A1 (en) Flanged ball pin and method for manufacturing thereof
JPS63214430A (ja) 複合材料を用いた棒状体
JP3173075B2 (ja) プロペラシャフトの製造方法
JPH04140514A (ja) 動力伝達軸およびその製造方法
JPS63251666A (ja) ピストンロッド組立体及びその製造方法
US5473806A (en) Method for preventing cold welding especially of blind rivets
JPH0791433A (ja) プロペラシャフトおよびその製造方法
JPH033111B2 (ja)
JPS6358059B2 (ja)
US20190309776A1 (en) Connection system for connecting two or more overlapping layers of material, and related joint and connection method
US3749427A (en) High pressure hose coupling
JPS63186075A (ja) 弁箱のシ−ト固定構造
JPS6037226A (ja) 二部材の結合方法