JPH0753760B2 - 鶏卵抗体結合不溶性担体及びそれを用いた物質の精製方法 - Google Patents
鶏卵抗体結合不溶性担体及びそれを用いた物質の精製方法Info
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- JPH0753760B2 JPH0753760B2 JP22306090A JP22306090A JPH0753760B2 JP H0753760 B2 JPH0753760 B2 JP H0753760B2 JP 22306090 A JP22306090 A JP 22306090A JP 22306090 A JP22306090 A JP 22306090A JP H0753760 B2 JPH0753760 B2 JP H0753760B2
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Description
られる不溶性担体に、リガンドとして鶏卵抗体を結合さ
せた鶏卵抗体結合不溶性担体及びそれを用いた物質の精
製方法に関する。
マトグラフィー、疎水性クロマトグラフィー、アフィニ
ティクロマトグラフィー、ゲル濾過等種々の方法が知ら
れており、それぞれ目的物質の特性に従って、これらの
方法の単独又は2以上の組合せにより精製がなされてい
る。
ィーは、高純度に精製する手段として有効なものとして
利用されている。
高い特異的親和性を有する2種類の物質の一方を固定相
として用い、その固定相に対する親和性の差を利用し
て、目的物質と不純物とを分離するクロマトグラフィー
である。例えば、酵素と基質、抗原と抗体、ホルモンと
受容体、レクチンと多糖類などの間に働く特異的相互作
用を利用して、相互作用を有する物質の一方を不溶性担
体に共有結合させたものをクロマトグラフィー用固定相
とし、他方の物質をカラムの通過中に捕捉して吸着さ
せ、次いで溶出処理により目的とする他方の物質を純化
する方法である。
種々のものが知られているが、例えばProtein Aを不溶
性担体に結合したものや、抗体を用いたイムノアフィニ
ティクロマトグラフィーでは、リガンドとしてウサギIg
G、ヤギIgG、マウスのモノクローナル抗体等が一般的に
用いられている。
差を利用するものであるので、固定相に結合させたリガ
ンドと吸着される目的物質との間にある程度の結合力が
要求される。
処理における条件がきびしくなるという問題がある。即
ち、溶出処理は通常pHの変化を利用して抗体と抗原の結
合力を弱めることにより行なう。従って、溶出条件とし
ては目的物質が変性しないpH条件が望ましく、通常タン
パク質及びウイルス等は、アルカリ性下で変性を受けや
すい為、pHを酸性に変化させる目的物質の溶出が好まれ
ている。しかしながら一般的に抗原抗体反応は、非常に
強固な結合である為pH2.0以下の溶出条件を用いないと
目的物質の溶出が不可能なことが多い。例えばウサギIg
G、ヤギIgGをリガンドとしたイムノアフィニティクロマ
トグラフィーでは、通常pH2.0以下の溶出条件が用いら
れる。しかし、このような溶出条件で溶出すると吸着さ
れた目的タンパク質までが変性するという問題があるた
め、リガンドとしてはpH3〜5といった緩和な条件で溶
出できるものを用いるのが好ましい。また、溶出条件が
pH2以下というきびしい条件では、リガンドが担体から
はずれやすくなることが知られており、従って、そのよ
うな条件下で使用した場合、はずれた微量のリガンドが
溶出液中に混入する一方、アフィニティー吸着体の寿命
も短縮化するという問題がある。
スト面で高価な上に一般に溶出条件がきびしいことか
ら、これに代わる溶出条件の緩和なかつ安価に供給でき
る抗体をリガンドとして用いることが当業界で要請され
ている。
ロマトグラフィーにおけるリガンドとして鶏卵抗体を用
いた鶏卵抗体結合不溶性担体及びそれを用いた物質の精
製方法を提供することにある。
た結果、鶏卵抗体をリガンドとして結合させた鶏卵抗体
結合不溶性担体を用いたアフィニティクロマトグラフィ
ーにおいて、緩和な溶出条件で吸着物質を溶出できるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
を特徴とする鶏卵抗体結合不溶性担体、 (2) 前記(1)記載の鶏卵抗体結合不溶性担体を用
いたアフィニティクロマトグラフィーにより、物質を精
製する方法、並びに (3) 前記(1)記載の鶏卵抗体結合不溶性担体を用
いたアフィニティクロマトグラフィーにより、不純物を
吸着除去する方法、 に関する。
産生した卵から調製されるものを用いる。
性などの点からは、白色レグホン系、ロードアイランド
レッド系、横斑プリマスロック系、ニューハンプシャー
系等の卵用種を用いるのが特に好ましい。
等、鶏を免疫することのできる方法であれば特に制限は
ない。
あるいはウイルス等が挙げられ、特に限定されるもので
はない。例えばタンパク質としては、C反応性タンパク
質、牛血清アルブミン(BSA)、各種の補体成分、IgG,I
gA、IgM,IgE,IgD,ヘモグロビン、組織プラスミノーゲン
活性化因子(TPA)等の血液成分、尿カリクレイン、尿
トリプシンインヒビター等の尿成分、α−フェトプロテ
ィン、癌胎児性抗原等の癌マーカー抗原及びインターロ
イキン、α,β,γ−インターフェロン等のサイトカイ
ン類、その他プロテインA等種々のものが挙げられる。
またウイルスとしては、ロタウイルス、インフルエンザ
ウイルス、エイズウイルス、ポリオウイルス等が挙げら
れる。
悪影響を与えない程度の量を適宜選択すればよい。
与すると、抗原に特異的に反応する抗体が鶏卵中に得ら
れる。
疫すると良い。
ト)、FIA(フロイント不完全アジュバント)等のアジ
ュバントを併用しても免疫しても良い。
と、鶏卵中から十分な抗体価を有する抗体を調製するこ
とができる。
ラジオイムノアッセイ,マイクロタイター法等を用いて
測定することができ、免疫後に2週間程度の間隔で抗体
価を測定することにより抗体価の推移を追跡することが
できる。
卵の卵黄に含まれる免疫グロブリンを抽出、分離するこ
とによって得ることができる。
硫酸やポリエチレングリコール(PEG),寒天,カラギ
ナン,ファーセレラン,ペクチン,キサンタンガム、ア
ルギン酸、アルギン酸塩、アルギン酸誘導体等を用いて
リポタンパク質を沈澱させ、その上清から分離、精製す
る方法(Journal of Immunological Methods,46,63-68,
1981/Immunological Communication,9(5),475-493,1
980/特開昭63-215699号/特開昭64-38098号)や、プロ
パノール,クロロホルム等を用いた抽出法など通常、免
疫グロブリンの抽出、分離に用いられる公知の種々の方
法が用いられるが、カラギナン、キサンタンガム、ペク
チン等を用いるのが好ましい。
疫した鶏の卵より、鶏卵を分離し、次いで卵黄液からカ
ラギナン等を用いて卵黄リポタンパク質を除去した卵黄
水溶性タンパク質をイオン交換クロマトグラフィー、疎
水性クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフ
ィー、ゲル濾過、硫酸ナトリウム塩析、塩酸アンモニウ
ム塩析等の公知のタンパク質精製方法により精製された
精製鶏卵抗体が用いられる。
ニティクロマトグラフィーにおいて使用できるものであ
ればいずれでもよく、特に限定されるものではない。通
常、セルロースゲル、デキストランゲル、アガロースゲ
ル、ポリアクリルアミドゲル、及び多孔性ガラス等が用
いられる。
やヤギIgGをリガンドとして結合させる場合と同様に、
常法により行なうことができる。即ち、通常担体として
セルロース、デキストラン、アガロースを用いる場合、
臭化シアン等のハロゲン化シアンを用いて担体を活性化
し、抗体を結合させる方法、過ヨウ素酸を用い担体を活
性化し、抗体を結合させる方法、1,4−ビス−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)−ブタン等のエポキシドを用い担体
を活性化し、抗体を結合させる方法、及びハロゲン化ト
リアジン等の架橋試薬を用い担体に活性基を導入し、抗
体を結合させる方法、また、担体としてポリアクリルア
ミドを用いる場合は、まず担体をアミノエチル誘導体、
ヒドラジド誘導体あるいはカルボキシル誘導体に変え、
抗体を結合させる方法により行なう。
を前記の方法により調製し、該鶏卵抗体をリガンドとし
て不溶性担体に結合したものを用いて、常法によりアフ
ィニティクロマトグラフィーを行なう。リガンドに吸着
された目的物質の溶出処理は通常pH約3〜5という緩和
な条件で行なうことができる。
られた抗マウスIgG鶏卵抗体をリガンドとして不溶性担
体に結合させたものを用い、アフィニティクロマトグラ
フィーを行なう場合、試料としてのマウス血清をカラム
ヘアプライすることにより、マウス血清中のマウスIgG
がリガンドである抗マウスIgG鶏卵抗体に吸着し、次い
でpH4の緩和な溶出条件で目的物質であるマウスIgGを回
収することができる。
て得られた抗ロタウイルス鶏卵抗体をリガンドとして不
溶性担体に結合させたものを用い、アフィニティクロマ
トグラフィーを行なう場合、試料として、培養細胞で感
染増殖させた粗ロタウイルスをカラムヘアプライするこ
とにより、ロタウイルスのみがリガンドである抗ロタウ
イルス鶏卵抗体に吸着し、次いでpH4の緩和な溶出条件
により目的物質であるロタウイルスを回収することがで
きる。
純物の除去にも利用することができる。即ち、鶏卵抗体
が不純物に対するものであれば、アフィニティクロマト
グラフィーを行なうことにより溶出画分には不純物が回
収され、素通り画分中に目的物質を回収することができ
る。
いて培養する場合が多いが、目的物質の精製においては
不純物としての仔牛胎仔血清を積極的に除去することが
必要である。また、例えばモノクローナル抗体を精製す
る場合には、ハイブリドーマを培養したマウスの腹水由
来の不純物を積極的に除去する必要がある。このような
場合に、これら不純物に対する鶏卵抗体を調製してアフ
ィニティクロマトグラフィーを行なうと、不純物を有効
に除去することができる。
方法を用いた精製工程と不純物の除去方法を用いた除去
工程を組み合わせることにより、より高純度に目的物質
を精製することができる。
クロマトグラフィーを行なう場合、従来からリガンドと
して用いられているウサギIgG、ヤグIgGを用いた場合と
比較して、溶出条件が従来法ではpH2以下であるのに対
し、pH3〜5と緩和であるので、流出される目的物質が
変性するおそれがないという優れた効果を有する。ま
た、溶出条件がきびしい従来法では、リガンドが不溶性
担体からはずれる、いわゆるリガンドのもれが生じ溶出
液中に微量のリガンドが混入するという問題や、またそ
のためアフィニティー吸着体の寿命が短縮化するという
問題があることが知られている。しかし、本発明では溶
出条件が緩和であるのでリガンドのもれのおそれもな
く、アフィニティー吸着体の寿命も長いという効果を有
する。
の抗体生産量はウサギ1匹当たりと比較して、13.7倍で
あること等から、抗体の供給面においても安価にかつ安
定供給できるとう利点をも有している。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
(STD Jw)を用いた。抗原は精製マウスIgG(カッペル
社)を用いた。免疫は抗原溶液(1mg/ml)を等量のフロ
イント完全アジュバンドと乳化し、産卵鶏1羽及びウサ
ギ1匹あたり1回、抗原1mgを筋肉注射することにより
行った。免疫は隔週間隔で初回免疫を含めて4回繰り返
した。
1年間にわたり、その鶏卵を採取した。これにより、年
間1羽あたり平均210個の抗マウスIgG鶏卵抗体の精製に
使える鶏卵が得られた。
に常法に従い、全採血をしその血清を分離した。ウサギ
1匹あたり平均52mlの抗マウスIgGウサギIgGの精製に使
える抗血清が得られた。
間1羽あたり平均214個のコントロール鶏卵が得られ
た。又、ウサギからは全採血により1匹あたり平均50ml
のコントロール血清が得られた。
ク社性のELISA 96穴プレートへ抗原として用いたマウス
IgGを常法に従いコーティングした。ブロッキングには
オボアルブミンを用いた。マウスIgGコーティングプレ
ートへPBS−Tween(0.5%Tween20を含む生理的リン酸バ
ッファー,pH7.2)で1000倍希釈した卵黄及びウサギ血清
を添加(100μl/ウエル)し、室温で2時間放置した。
次いで各ウエルをPBS−Tweenで洗浄した後、2次抗体と
してアルカリフォスファターゼを結合させた抗鶏卵抗体
(IgY)ウサギIgG及び抗ウサギIgGヤギIgG(ザイメット
社)を用い、それぞれ対応するウエルへ添加(100μl/
ウエル)した。室温2時間放置後、各ウエルをPBS−Twe
enで洗浄し、基質としてp−ニトロフェニルホスフェー
ト(シグマ社)を用い、酵素反応(室温15分間)を行わ
せ、プレートリーダーにより波長405nmにおける吸光度
を測定した。初回免疫後の卵黄及びウサギ血清中のマウ
スIgG特異的抗体価の推移を第1図に示す。
え均質化した。この卵黄2倍希釈液に2倍量のλ−カラ
ギナン水溶液(1.5mg/ml)を混合し、卵黄リポタンパク
質を凝集させた。30分間室温に放置した後、遠心分離
(10,000×g,10分間)でリポタンパク質を沈澱として除
去した。その上清を濾紙(アドバンテック東洋No.2ペー
パーフィルター)で吸引濾過した。濾液に対し、リン酸
2ナトリウムを20mMとなるよう溶解し、3N塩酸を加え
て、pH8.0とした。この液をあらかじめ20mMリン酸バッ
ファーpH8.0で平衡化したDEAEセファセルカラムへアプ
ライし、同バッファーで非吸着物を充分洗浄した。カラ
ムから吸着タンパク質の溶出は、200mMリン酸バッファ
ーpH8.0で行なった。溶出液へ15%(W/V)となるよう硫
酸ナトリウムを溶解し、生じた不溶物(塩析物)を遠心
分離(10,000×g,10分間)で集めた。塩析物は20mMリン
酸バッファーpH8.0に溶解し、同様の硫酸ナトリウム塩
析操作をさらに2回繰り返した。最終の塩析物は、10mM
リン酸バッファーpH8.0に溶解し、同バッファーに対し
透析した。透析後の溶液は、0.45μmのメンブレンフィ
ルターを通した後、凍結乾燥した。
上昇した鶏卵1個(卵黄15g)からタンパク質量として6
5mgのIgYが得られた。
量の10mMリン酸バッファーpH7.0(0.15NaCl含む)を加
え、さらに血清と等量の飽和硫酸ナトリウム液を加え、
33%硫安塩析を行なった。塩析物を遠心分離(10.000×
g,10分間)で回収し、50mMリン酸バッファーpH8.0(0.1
5MNaClを含む)に溶解した。この液をSuperose 12 pre
p.gradeを用いたゲル濾過で、IgG画分を得た。IgG画分
を、20mMトリス塩酸バッファーpH8.3に対し透析した。
次いで、常法に従い、DEAEイオン交換クロマトグラフィ
ー(MonoQ,ファルマシア社)を行い、IgGを吸着させ20m
Mトリス塩酸バッファーpH8.3、0〜0.2MNaClでグラジエ
ント溶出を行い、精製IgG画分を得た。これを10mMリン
酸バッファーpH8.0に対し透析した後、凍結乾燥した。
たり、タンパク質量として、10.3mgのウサギIgGが得ら
れた。
ゲル濾過分析(Superose 12HR 10/30)及びレムリーら
によるSDS−電気泳動法により行なった。
分析でシングルピークであり、かつ、SDS−電気泳動分
析で、抗体のH鎖及びL鎖のみが確認され、IgY及びウ
サギIgGは、純品にまで精製されたことが確認された。
スIgG特異的結合抗体の割合を、マウスIgGをリガンドと
したアフィニティークロマトグラフィーで非吸着画分と
吸着画分に分け、それぞれのタンパク質量を測定するこ
とにより測定した。
カッペル社製の精製マウスIgGである。ゲルは、シアノ
ジエンブロマイド(CN−Br)活性化セファロース4B(フ
ァルマシア社)を使用し、ファルマシア社のマニュアル
に従い、ゲル1mlあたり10mgのマウスIgGを結合させた。
含む)pH8.0に溶解した。それぞれをマウスIgG−セファ
ロース4B(1mlゲル)カラムへアプライし、50mMリン酸
バッファー(0.5MNaCl含む)pH8.0で非吸着抗体を洗浄
し、次いで0.1M炭酸ナトリウム液(0.5MNaCl含む)pH1
1.3で吸着抗体を溶出した。カラムへのアプライ抗体、
非吸着抗体及び吸着抗体の量を波長280nmにおける吸光
度をタンパク質量として算出し、以下の結果(表−1)
を得た。尚、コントロールとしては、非免疫産卵鶏の卵
黄及び非免疫ウサギの血液から、IgY及びウサギIgGを精
製し、上記と同様の操作を行なった。
いては、▲E1% 280nm▼=14.8、うさぎIgGについては▲
E1% 280nm▼=13.5の吸光係数を用いた。
鶏の鶏卵抗体(IgY)では、抗体全量の28%が、またウ
サギ血清抗体(IgG)では、抗体全量の52%がマウスIgG
特異的結合抗体であることが示された。
及びウサギ1匹あたりで比較すると、産卵鶏では年間21
0個の鶏卵より3150mlの卵黄が得られ、これより抗マウ
スIgG鶏卵抗体が13,650mg精製される。この中に含まれ
るマウスIgG特異的結合抗体は、3,822mgである。
より、抗マウスIgGウサギIgGが536mg精製される。この
中に含まれるマウスIgG特異的結合抗体は、279mgであ
る。
ウスIgG特異的結合抗体生産量は、ウサギを用いる従来
法に比較し、13,7倍であることが示された。
の作製 ファルマシア社製シアノフェンブロマイド活性化セファ
ロース4B 10.0gを1mM HCl中で膨潤させ、ガラスフィル
ター(3G)上で充分洗浄した。次いでカップリングバッ
ファー(0.1M NaHCO3,0.5M NaClバッファーpH8.3)で充
分洗浄した、リガンドとして、実施例2で得られた抗マ
ウスIgG鶏卵抗体(IgY)330mgを、カップリングバッフ
ァーに溶解し、ゲル懸濁液と混合し、室温2時間でカッ
プリング反応を行なった。ゲル懸濁液とリガンド溶液の
比率は1:2で行なった。ゲルをブロッキング試薬(0.2M
グリシン,pH8.0)に移し、室温2時間で未反応活性基
をブロッキングした。次いで、ゲルをガラスフィルター
上でカップリングバッファー、0.1M酢酸バッファー(0.
5M NaCl含む)pH4.0、カップリングバッファーの順で充
分洗浄した。以上により、リガンド結合率98%で、抗マ
ウスIgG鶏卵抗体(IgY)−セファロース4Bゲル33mlが得
られた。
ギIgGを用い、上記と同様の操作を行い、リガンド結合
率97.5%で抗マウスIgGウサギIgG−セファロース4Bゲル
33mlが得られた。
mlをカラム(φ1.6cm×5cm)にパッキングし、50mMリン
酸バッファーpH8.0(0.5M NaCl含む)で平衡化した。
ァーに溶解し(10mg/ml)、それぞれのカラムへ500μl
アプライした。
ーとして、まず0.1M酢酸バッファーpH4.0(0.5M NaCl含
む)、次いでグリシン/塩酸バッファーpH2.0(0.5M Na
Cl含む)を用い、pH4.0とpH2.0の2段階ステップワイズ
溶出を行なった。溶出は試料のアプライ方向とは逆方向
で行なった。
ション)し、波長280nmにおける吸光度を測定した(第
2図)。pH4及びpH2溶出におけるマウスIgGの回収率を
波長280nmにおける吸光度より求めた結果を、表−2に
示す。
分について、リガンドとして用いた抗体(ウサギIgG及
びIgY)の検出を行なった結果、pH4.0の溶出ではリガン
ド抗体は検出されなかったが、pH2.0の溶出ではいずれ
のリガンド抗体も検出された。
グラフィーでリガンドとして用いられているウサギIgG
では、吸着物質の溶出にpH2.0以下の溶出条件が必要で
あるが、IgYをリガンドとしたアフィニティークロマト
グラフィーでは、pH4.0という比較的マイルドな溶出条
件で吸着物質が溶出回収できることが判明した。
フィー精製〉 マウス血清(5ml)を33%飽和度で硫酸アンモニウム塩
析した。塩析物を50mMリン酸バッファー(0.5M NaCl含
む)pH8.0に溶解し、同バッファーに対して充分透析
し、粗マウスIgG試料とした。実施例3で調製した抗マ
ウスIgG鶏卵抗体(IgY)−セファロース4Bゲル20mlをカ
ラムにパッキングし、50mMリン酸バッファーpH8.0(0.5
M NaCl含む)で平衡化した。このカラムへ粗マウスIgG
試料をアプライし、平衡化バッファーで充分洗浄した。
その後、0.1M酢酸バッファーpH4.0(0.5M NaCl含む)で
吸着タンパク質を溶出し、マウスIgG34mgを得た。
法)で72%であった。またその純度は、試験例2のゲル
濾過分析でシングルピーク、かつレムリーのSDS−電気
泳動においても、IgGのH鎖及びI鎖のみが確認される
ものであった。
体(マウスIgG1クラス)を産生するマウスハイブリドー
マを、10%仔牛胎児血清を含むRPMI培地で培養した。そ
の培養上清1000mlを、分画分子量10,000の限外濾過膜を
用い、50mMリン酸バッファーpH8.0(0.5M NaCl含む)に
バッファー交換した。この液を実施例4で用いた抗マウ
スIgG鶏卵抗体−セファロース4Bカラムへアプライし、
非吸着タンパクを平衡化バッファーで充分洗浄した。次
いで0.1M酢酸バッファーpH4.0(0.5M NaCl含む)で吸着
タンパクを溶出させ、ヒトスーパーオキシドディスムタ
ーゼモノクローナル抗体10mgを回収した。マウスIgG1の
回収率は、酵素免疫側定法(サンドイッチ法)で、76%
であった。また、その純度は、ゲル濾過分析でシングル
ピークかつ、レムリーのSDS−電気泳動においてもIgGの
H鎖及びL鎖のみが確認されるものであった。
体(マウスIgG1)を産生するマウスハイブリドーマを、
10%仔牛胎児血清を含むRPMI1640培地で培養し、遠心で
細胞を集めMEM培地で洗浄した後、PBSに懸濁した。これ
を、予めプリスタン投与しておいたBALB/cマウス(雄、
6weeks)の腹腔内に、マウスあたり1〜2×107cells注
射した。ハイブリドーマの注射後約10日目に開腹し、マ
ウスあたり5mlの腹水を得た。採取した腹水は遠心(300
0rpm,20min)後、硫安分画(0〜50%飽和)を行い、遠
心して得られる沈澱物を50mMリン酸バッファー(pH8.0,
0.5NaCl含む)に溶解後、同バッファーに対して充分透
析した。透析内液を実施例4で用いた抗マウスIgG鶏卵
抗体−セファロース4Bカラムへアプライし、非吸着タン
パクを平衡化バッファーで充分洗浄した。次いで0.1M酢
酸バッファー(pH4.0,0.5MNaCl含む)で吸着タンパク質
を溶出させ、ヒトスーパーオキシドディスムターゼモノ
クローナル抗体50mgを回収した。マウスIgGの回収率はE
LISA(サンドイッチ法)で68%であった。また、その純
度はゲル濾過分析でシングルピークかつ、レムリーのSD
S−電気泳動においてもIgGのH鎖とL鎖のみが確認され
るものであった。
製〉 ヒトロタウイルスMo株(血清型3型)で免疫した産卵鶏
の卵黄より、実施例2と同じ方法で鶏卵抗体(IgY)を
精製した。このIgYを実施例3と同様の方法でシアノジ
ェンブロマイド活性化−セファロース4Bゲル1mlあたり1
0mg結合させ、抗ヒトロタウイルス鶏卵抗体−セファロ
ース4Bを調製した。
体価の推移を示した図である。 第2図は、イムノアフィニティカラム溶出画分の波長28
0nmにおける吸光度を示した図である。
Claims (7)
- 【請求項1】鶏卵抗体をリガンドとして結合させている
ことを特徴とする鶏卵抗体結合不溶性担体。 - 【請求項2】請求項(1)記載の鶏卵抗体が、予め抗原
で免疫された鶏が産生した卵から調製されるものである
鶏卵抗体結合不溶性担体。 - 【請求項3】請求項(2)記載の抗原がタンパク質であ
る鶏卵抗体結合不溶性担体。 - 【請求項4】請求項(2)記載の抗原がウィルスである
鶏卵抗体結合不溶性担体。 - 【請求項5】請求項(1)、(2)、(3)又は(4)
記載の鶏卵抗体結合不溶性担体を用いたアフィニティク
ロマトグラフィーにより、物質を精製する方法。 - 【請求項6】請求項(1)、(2)、(3)又は(4)
記載の鶏卵抗体結合不溶性担体を用いたアフィニティク
ロマトグラフィーにより、不純物を吸着除去する方法。 - 【請求項7】請求項(5)又は(6)記載のアフィニテ
ィクロマトグラフィーにおいて、pH3〜5の溶出条件下
で吸着物質を溶出することを特徴とする請求項(5)又
は(6)記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22306090A JPH0753760B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 鶏卵抗体結合不溶性担体及びそれを用いた物質の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP22306090A JPH0753760B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 鶏卵抗体結合不溶性担体及びそれを用いた物質の精製方法 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH04103600A JPH04103600A (ja) | 1992-04-06 |
| JPH0753760B2 true JPH0753760B2 (ja) | 1995-06-07 |
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ID=16792206
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| JP (1) | JPH0753760B2 (ja) |
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-
1990
- 1990-08-24 JP JP22306090A patent/JPH0753760B2/ja not_active Expired - Fee Related
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