JPH0753868Y2 - 定 盤 - Google Patents

定 盤

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JPH0753868Y2
JPH0753868Y2 JP1166989U JP1166989U JPH0753868Y2 JP H0753868 Y2 JPH0753868 Y2 JP H0753868Y2 JP 1166989 U JP1166989 U JP 1166989U JP 1166989 U JP1166989 U JP 1166989U JP H0753868 Y2 JPH0753868 Y2 JP H0753868Y2
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JP
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surface plate
groove
inverted
rust
pair
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JP1166989U
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JPH02104901U (ja
Inventor
孝男 堀江
鉄男 鷲見
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株式会社ナべヤ
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は定盤に係り、特にその上表面にストレートなT
溝が形成された、汎用性を有する定盤に関するものであ
る。
(背景技術) 従来から、鋳鉄からなる定盤は、高い剛性を有するとこ
ろから、各種機械等のベースとして、また工作用、組立
用、検査用等の物品の載置台(テーブル)等として、様
々な用途において用いられてきているが、近年、定盤の
汎用化が要望され、そのために、一つの定盤で多品種の
製品に対応し得るように、例えば、定盤上面に数本のT
溝を形成し、それを利用して、製品の位置決めや固定を
行なうようにされている。
そして、そのようなT溝の形成された定盤にあっては、
例えば環境試験が行なわれる環境室内での使用も、その
用途の一つに加えられている。この環境室とは、製品が
実際に使用されると予測される環境状態を人為的に作り
出すようにした部屋であって、その室内における製品の
防錆効果、寿命、その他の特性を検査することを目的と
するものである。より具体的には、例えば自動車のフレ
ーム等を前記環境室内に載置し、塩水の噴霧を行なっ
て、室内の温度を−30℃〜80℃で変化するように調整し
て、海岸を走行したような環境を作り、そして所定時間
経過後における該フレームの塗装状態や温度変化による
フレームの変形等を検査するのである。このような環境
室は、一般に、屋内フレーム、壁、床、及び試験装置か
ら構成されており、かかる床は、製品のサイズに拘わら
ず使用出来ることが要求されることから、その構成部材
として、前記T溝を有する定盤が使用されることとな
る。
ところで、上記の如き過酷な試験条件下では、定盤を構
成する鉄に錆が発生し易く、かかる定盤に発生した錆が
製品に付着したり、或いは錆による定盤表面の精度の低
下が、環境試験の内容によっては、検査に悪影響をもた
らす場合もある等、種々の問題が生じるのである。
そこで、このような錆を防止するために、かかる定盤に
対して、防錆塗料の塗装、焼付け、或いは電気メッキ等
を施すことにより、定盤の防錆機能を向上させることが
考えられている。
しかしながら、かかる塗装、焼付けによる対策では、特
にT溝部において、塗装時の塗りムラや塗り残しが生
じ、それによって錆を誘発する虞があると共に、かかる
手法により定盤表面に防錆塗膜を形成した場合には、該
定盤表面の面精度が悪く、そのために後加工を施す必要
があるが、形成される塗膜の厚さが薄いため、この後加
工を行なうに際しては、塗装を繰り返して、膜厚を確保
しなければならず、工程が繁雑になるという問題を内在
していた。
また、電気メッキ法を用いる場合は、全面に均一なメッ
キ層を形成し得ることから、前述の如き塗装による塗り
ムラ等にて惹起される錆の発生や工程の繁雑化は防止さ
れるが、かかる手法にあっても、形成されるメッキ層が
薄く(最大でも100μm程度)、それにより製品の脱着
及び固定時に傷、打痕等が付き易いことによって、錆を
誘発してしまうのである。更に、この電気メッキ法で
は、メッキされる製品が大きい場合には、そのままの形
態で電気メッキを行なうことが困難であるところから、
製品を細かく分割し、それぞれにメッキを施した後、組
み立てる必要があるため、メッキが施される製品のサイ
ズにも限界があったのである。
一方、上記の如き表面処理手法の他に、定盤に防錆効果
を付与するために、定盤の素材自体を、ステンレスやア
ルミニウム等の錆に強い材料を用いて形成することも考
えられるが、かかる材料により定盤を構成する場合に
は、コストが高くなったり、耐摩耗性が低下する等の問
題が生じることとなる。
そこで、本考案者らは、種々検討した結果、鋳鉄からな
る定盤の表面に防錆及び耐摩耗性を有する膜を形成する
ために、前記の塗装、焼付け、電気メッキ等による方法
に代えて、溶射法を採用することに着目したのである。
この溶射法では、要求される特性を有する材料を用い
て、それを高温で溶融し、被加工物の表面に吹き付ける
ことにより、目的とする膜を形成するものであるところ
から、被溶射物の大きさに制限はなく、また溶射層を自
由な厚さにおいて形成することが出来、以て塗装や電気
メッキ等の手法にて惹起される問題点を解決し得ると共
に、製品の表面に防錆、耐摩耗性に富む材料からなる層
を容易に形成することが出来ることとなったのである。
しかしながら、かかる溶射法にあっても、T溝部の如き
複雑な形状を為す部分には、依然として溶射ムラが発生
し易いという問題は、解決されていなかったのである。
(解決課題) ここにおいて、本考案は、上記の如き事情を背景にして
為されたものであって、その解決すべき課題とするとこ
ろは、防錆・耐摩耗性が有利に向上され得た、表面にT
溝が設けられてなる定盤を提供することにある。
(解決手段) そして、本考案は、かかる課題を解決するために、平坦
な上面にストレートなT溝が設けられてなる定盤におい
て、該T溝を、前記平坦な上面に形成される矩形状横断
面の矩形溝と、該矩形溝内に嵌入されて固定せしめられ
る対称的な一対の逆L字形部材とから構成すると共に、
前記平坦な上面に、前記矩形溝の内面を含んで、防錆、
耐摩耗性材料からなる所定厚さの溶射層を形成せしめ、
更に前記T溝構成部材たる一対の逆L字形部材の全表面
にも、防錆・耐摩耗性部材からなる所定厚さの溶射層を
形成したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を示し、本考案を更に具体的
に明らかにすることとする。
先ず、第1図に、本考案の一実施例としての定盤が明ら
かにされているが、そこにおいて、10は、矩形状を呈す
る所定大きさの定盤であって、その平坦な上表面に、こ
こでは一方の端部だけしか図示されていないが、定盤10
の両端部にそれぞれ開口するように、真っ直ぐに延びる
T溝18が複数本形成されている。また、該定盤10の裏面
は、全体に開口する凹所とされて、該T溝18の形成部位
に相当する部分には補強リブ22が設けられている。
そして、前記T溝18は、定盤10の上表面に設けられた、
横断面が矩形状を為す溝12と、一方の横断面が逆L字形
を呈すると共に、他方がそれと対称を為す横断面を呈す
る、一対の逆L字形部材16a,16bとにより構成されてい
る。
更に詳しくは、第2図(a)〜(c)より明らかなよう
に、先ず、定盤10の平坦な上表面に、その全長に亘っ
て、所定深さに矩形溝12が形成され、そしてこの矩形溝
12の内面を含む平坦な表面全体には、必要に応じて、通
常の方法に従って、脱スケール、脱脂等の前処理が施さ
れた後、セラミックスや金属或いはその複合物等の如き
防錆性及び耐摩耗性を有する材料を用いて、通常の溶射
法、例えばプラズマ溶射法等により、溶射層14aが所定
厚さにおいて形成されているのである。一方、前記矩形
溝12と共にT溝18を構成する一対の逆L字形部材16a,16
bは、矩形溝12と同じ長さを有すると共に、それらを矩
形溝12内で対向配置することにより、目的とするT溝が
形成され得るような所定肉厚にて形成されており、そし
て前記と同様に、それらの全表面にも、溶射層14bが形
成されているのである。
ところで、本実施例にあっては、好ましくは、かかる溶
射層14a,14bの形成された定盤10の平坦な上面及び一対
の逆L字形部材16a,16bの各表面には、通常の手法に従
って、後処理として、熱処理からなる封孔処理が実施さ
れる。即ち、溶射により形成された溶射層内には、通
常、気孔が存在するところから、より高い防錆性・耐摩
耗性を付与するためには、そのような気孔に対して封孔
処理を行なう必要があり、これによって溶射層は緻密化
され、以て環境試験等において必要とされる充分な防錆
効果を付与し得るのである。そして、溶射及び封孔処理
が施された定盤10の平坦な表面及び一対の逆L字形部材
16a,16bには、それぞれ、最終的な仕上げ加工として、
それらの表面研削・研磨が施され、以て目的とする面精
度が得られることとなる。
そして、このようにして、加工の施された矩形溝12内
に、同様の加工が為された一対の逆L字形部材16a,16b
を、その内面がT字状を為すように対向させて配置する
ことにより、目的とするT溝18が構成されるのである。
また、本実施例にあっては、例えば第3図に示されるよ
うに、逆L字形部材16bに対して、その所定部位にボル
ト孔30が設けられている一方、矩形溝12の底部には、該
ボルト孔30に対応する位置に、ブッシュ28用の孔24が設
けられており、かかる孔24内に、耐錆性を有するステン
レス等からなる、中央に螺子孔を有するブッシュ28が嵌
挿され、接着剤等により固着されている。
そして、逆L字形部材16bが矩形溝12内へ配置された
後、ボルト孔30内にボルト26が挿入され、その先端部が
ブッシュ28に螺合せしめられることにより、逆L字形部
材16bが矩形溝12内に固定されるのである。
なお、ここでは、一方の逆L字形部材16bにのみボルト
孔を形成しているが、他方の逆L字形部材16aにも、同
様に、所定部位にボルト孔が形成され、それによって矩
形溝12内に固定され得ることは、言うまでもないところ
である。また、これらボルト孔30、ブッシュ用の孔24及
びボルト26にあっても、前記と同様な溶射法により、表
面に溶射層が形成されて、防錆・耐摩耗性を向上するた
めに寄与することとなるが、該ボルト孔30及びブッシュ
用の孔24は、何れも、逆L字形部材16b及び矩形溝12に
予め設けられ、それらに溶射が施される際に、同時に溶
射されることとなり、何等工程の複雑化を惹起すること
はないのである。
このように、本実施例にあっては、所定のT溝が、一対
の逆L字形部材を矩形溝内に対向配置せしめることによ
って構成されるものであるところから、該T溝を容易に
構成し得、定盤の汎用化が図られ得ると共に、矩形溝を
含む定盤の平坦な上表面と、一対の逆L字形部材とに、
それぞれ、溶射を容易に施すことが出来、これによっ
て、従来の如き、T溝内の塗りムラにより惹起されてい
た発錆を有利に防止することが出来、環境試験等の厳し
い条件下でも充分耐え得る防錆性・耐摩耗性を有する定
盤を提供し得たのである。
以上、本考案の一つの実施例を詳細に説明してきたが、
本考案は上記の記述以外にも、本考案の趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
例えば、本考案にあっては、防錆性・耐摩耗性を有する
材料を溶射する方法として、公知の溶射手法の何れもが
採用され得、また溶射される材料としても、防錆性・耐
摩耗性を有するものであれば、何れも採用され得るが、
特に好適には、金属の酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化
物、ケイ化物や、サーメット等のセラミックス若しくは
それを含む材料が用いられる。
また、上記実施例においては、T溝を構成する矩形溝と
一対の逆L字形部材とを固定するボルトにも溶射を施し
ているが、仮にボルトに錆が発生しても、その取替えが
容易であることから、ボルトへの溶射は必ずしも必要で
はない。更に、矩形溝と一対の逆L字形部材との固定
も、ボルトによる固定に何等限定されることなく、その
他、通常の固定方法の何れもが採用され得る。
さらに、本考案に係る定盤にあっては、上述の如き環境
試験のみの使用に限定されることなく、その他、目的に
応じて種々の状況下にて用いられ得るものである。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に係る定盤にお
いて、T溝が、定盤の平坦な上面に設けられた矩形溝
と、それとは別体に形成された一対の逆L字形部材とか
ら構成されているところから、それぞれの表面に防錆・
耐摩耗性材料からなる溶射層を容易に且つ均一に形成す
ることが出来、また、それらを組み合わせることによっ
て容易にT溝を形成することが出来ることから、T溝内
面の塗りムラ等による発錆を回避し得て、全体としての
防錆、耐摩耗性を有利に向上し得ると共に、汎用性を有
する定盤が容易に得られることとなったのである。
また、本考案にあっては、T溝を含む定盤の表面への皮
膜の形成において、従来の塗装やメッキ等の手法に代え
て、溶射法を用いることにより、溶射層を充分な厚さに
おいて形成することが出来、それによって後加工も容易
となり、定盤の面精度を維持することが出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る定盤の一例を示す斜視図であ
り、第2図(a)は、該定盤の矩形溝を示す断面図であ
り、第2図(b)は、本考案に係る一対の逆L字形部材
を示す断面図であり、第2図(c)は、矩形溝に一対の
逆L字形部材を嵌め込んで、T溝を形成した状態を示す
断面図であり、また第3図は、逆L字形部材を矩形溝に
固定する方式の一例を示す断面図である。 10:定盤、12:矩形溝 14a,14b:溶射層 16a,16b:逆L字形部材 18:T溝、22:補強リブ 26:ボルト、28:ブッシュ 30:ボルト用孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦な上面にストレートなT溝が設けられ
    てなる定盤において、 該T溝を、前記平坦な上面に形成される矩形状横断面の
    矩形溝と、該矩形溝内に嵌入されて固定せしめられる対
    称的な一対の逆L字形部材とから構成すると共に、前記
    平坦な上面に、前記矩形溝の内面を含んで、防錆・耐摩
    耗性材料からなる所定厚さの溶射層を形成せしめ、更に
    前記T溝構成部材たる一対の逆L字形部材の全表面に
    も、防錆・耐摩耗性部材からなる所定厚さの溶射層を形
    成したことを特徴とする定盤。
JP1166989U 1989-02-02 1989-02-02 定 盤 Expired - Lifetime JPH0753868Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5434955B2 (ja) 2011-04-28 2014-03-05 三菱電機株式会社 ヒートポンプ給湯機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5434955B2 (ja) 2011-04-28 2014-03-05 三菱電機株式会社 ヒートポンプ給湯機

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JPH02104901U (ja) 1990-08-21

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