JPH0753930B2 - 板状綿製造装置 - Google Patents

板状綿製造装置

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JPH0753930B2
JPH0753930B2 JP61285296A JP28529686A JPH0753930B2 JP H0753930 B2 JPH0753930 B2 JP H0753930B2 JP 61285296 A JP61285296 A JP 61285296A JP 28529686 A JP28529686 A JP 28529686A JP H0753930 B2 JPH0753930 B2 JP H0753930B2
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fiber grain
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善文 宝田
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株式会社彌生
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、原料綿から板状綿を連続して製造するため
の板状綿製造装置に関するものである。
(従来技術) 綿原料から板状綿を製造する方法として、従来から一般
に第5図に示すような装置を使用する方法が行なわれて
いる。この従来の板状綿製造装置は、カタメ綿と称され
る板状綿を製造するためのもので、繊維粉砕機101で原
料綿をランダムに粉砕し、そのランダムに粉砕した多数
の繊維粒A1を順次コンベヤ装置(たとえばバーコンベ
ヤ)105上に所定厚さT1だけ堆積させた後、その繊維粒
堆積体B1を圧縮成形装置106で板状綿B2に圧縮成形し得
るように構成されている。圧縮成形装置106は、上記コ
ンベヤ装置105と回転ドラム(ネットドラム)107との間
で繊維粒堆積体B1を圧縮させて該繊維粒堆積体Bを適宜
小厚さT2の板状綿B2に成形するためのものである。又、
コンベヤ装置105の下面側にはサクション装置108が設置
されていて、該サクション装置108による空気吸引作用
により、繊維粒堆積体B1をコンベヤ装置105上面側に吸
着させた状態で搬送させるようにしている。コンベヤ装
置105及び回転ドラム107はそれぞれ通気性を有してお
り、繊維粒堆積体B1の圧縮時に該繊維粒堆積体B1中の空
気が該コンベヤ装置105及び回転ドラム107を通って排除
される。尚、カタメ綿とは、木綿、合繊、麻、羊毛など
の綿主材料中に140℃前後の温度で溶解する性質を有す
る繊維を混合してなる混合材料を加熱処理して製造され
るもので、上記加熱溶解繊維を原料綿粉砕時に同時に混
入させておき、板状綿B2に成形後にその板状綿を加熱処
理することにより、加熱溶解繊維によって綿主材料が小
範囲づつ点状あるいは層状に固着されるようになる。こ
のカタメ綿は、普通の綿(上記主材料だけの綿)より弾
力性に優れており、たとえば寝具用の中綿として使用さ
れる。
ところで、この種の板状綿(カタメ綿)製造業界におい
ては、板状綿を製造する際に、各単位繊維粒A1中に含ま
れる空気の量をできるだけ少なく(繊維粒を圧縮させ
る)して、板状綿における綿成分の充填密度と高めるこ
とに苦心している。即ち、繊維粉砕機101においてラン
ダム粉砕された各繊維粒A1中には多量の空気が含まれて
いて大径に膨張しておりしかも該繊維粒A1自体の弾性が
あるため、圧縮成形装置106において繊維粒堆積体B1全
体を圧縮しても該圧縮成形装置106部分を通過したとき
に各繊維粒の復元作用が働いて該繊維粒堆積体がかなり
の厚さまで復元され、従って製造される板状綿中の充填
密度が低下するようになる。
ところが、第5図に示す従来の板状綿製造装置では、繊
維粉砕機101においてランダム粉砕された大径繊維粒A1
と堆積体B1を、コンベヤ装置105と回転ドラム107によっ
て圧縮成形するだけなので、圧縮された繊維粒堆積体B1
中の繊維粒A1には依然として大きな弾発力を有してお
り、圧縮成形装置106通過後の繊維粒堆積体の厚さが大
きく膨らんで比較的綿成分の密度の低い板状綿しか製造
できないという問題があった。又、繊維粒堆積体B1の厚
さT1を大きくするとサクション装置108による吸着作用
が低下して、該繊維粒堆積体B1の上層側の繊維粒A1が回
転ドラム107側にくっついて板状綿製造が困難となる問
題もある。
又、この従来の板状綿製造装置では、原料綿が繊維粉砕
機101側に投入される範囲W1と最終的に製造される板状
綿B2の幅W2とが常にほぼ同幅となり、製造すべき板状綿
B2の幅W2の調整が困難であるとともに、繊維粉砕機101
側において該繊維粉砕機の長さ方向の位置によって原料
綿の投入量が異なると繊維粒堆積体B1の厚さにバラつき
ができ、製造される板状綿B2の厚さ又は密度にバラつき
が生じるという問題もある。
(発明の目的) 本願発明は上記した従来の板状綿製造装置の問題点に鑑
み、綿成分の密度の高い板状綿を製造し得るとともに、
該板状綿の密度を均一にし得るようにした板状綿製造装
置を提案することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本願発明の板状綿製造装置は、上記目的を達成すべくな
されたもので、第1図ないし第4図に例示するように、
繊維粉砕機1によって原料綿からほぐされた空気混じり
の大径繊維粒Y1を順次前記繊維粉砕機1側から連続して
供給するための繊維粒供給装置2と、該繊維粒供給装置
2の出口部2aの直下近傍位置において水平方向に前記大
径繊維粒Y1の直径より小さい間隔の隙間Sを隔てて並置
された一対の多孔性の回転ドラム31,31を有しさらに該
回転ドラム31,31をその相互に対向する面がそれぞれ上
方から下方に走行する如く回転せしめて前記大径繊維粒
Y1が前記両回転ドラム31,31間の隙間Sを通過する際に
該大径繊維粒Y1を該回転ドラム31,31で圧縮して該大径
繊維粒Y1中の空気を排除して小径繊維粒Y2とする如く作
用する繊維粒圧縮装置3と、該繊維粒圧縮装置3を前記
繊維粒供給装置2の出口部2aとともに水平直線方向に所
定長さ範囲だけ往復移動せしめるための往復移動装置4
と、通気性の薄布55を載置したコンベヤ51の前記薄布55
上に前記繊維粒圧縮装置3の前記両回転ドラム31,31間
を通過した小径繊維粒Y2を順次堆積させ且つ該繊維粒堆
積体Z1を前記繊維粒圧縮装置3の往復移動方向に対して
直交する方向に順次連続して搬送せしめるべく前記コン
ベヤ51を走行させる搬送装置5と、該搬送装置5のコン
ベヤ51上を低密度状態で搬送されてくる繊維粒堆積体Z1
の上面を被覆する通気性の薄布65を同繊維粒堆積体Z1の
上面上にガイドする多孔性の回転ドラム61を有し且つ該
ドラム61と前記コンベヤ51の間で前記薄布65で被覆され
た繊維粒堆積体Z1を上下方向両側から圧縮して所定厚さ
の板状綿Z2に圧縮成形するための圧縮成形装置6を備え
て構成されていることを特徴とするものである。
(作 用) 本願発明の板状綿製造装置は、小間隔の隙間を隔てて並
置された一対の回転ドラム31,31を有する繊維粒圧縮装
置3を備え、該両回転ドラム31,31間に繊維粉砕機1に
よって原料綿からほぐされた大径繊維粒Y1を通過させる
ことにより、該大径繊維粒Y1を両側から圧縮し該大径繊
維粒Y1中に含まれている空気を排除して小径繊維粒Y2と
することができる。その際、一対の回転ドラム31,31は
それぞれ多孔性とされているので、大径繊維粒圧縮の際
にそれらの繊維粒の間から脱気される空気は各回転ドラ
ム31,31の内部にスムーズに排出される。繊維粒圧縮装
置3を往復移動装置4によって水平直線方向に所定長さ
範囲だけ往復移動せしめることにより、繊維粒圧縮装置
3によって圧縮された小径繊維粒Y2を搬送装置5上にラ
ンダムに堆積させて繊維粒堆積体Z1の厚さ(綿成分の密
度)を均一にすることができ、又上記小径繊維粒Y1から
なる繊維粒堆積体Z1を圧縮成形装置6によって再度圧縮
するようにしているので、製造される板状綿の密度が高
められるようになる。さらに本願発明の板状綿製造装置
は、圧縮成形装置6で圧縮成形されるべき繊維粒堆積体
Z1の上面を通気性の薄布65で被覆し、しかも該圧縮成形
装置6の回転ドラム61を多孔性としているので、繊維粒
堆積体Z2の表層の小径繊維粒Y2が圧縮成形装置6の回転
ドラム61側にくっつくこともなく、しかも繊維粒堆積体
Z1から脱気もスムーズに行われて円滑に繊維粒堆積体Z1
の圧縮成形が行われる。
(実施例) 第1図ないし第4図を参照して本願発明の好適な実施例
を説明すると、この実施例の板状綿製造装置は、原料綿
をランダムに粉砕するための繊維粉砕機1と、該繊維粉
砕機1によって粉砕された繊維粒(この状態では内部に
多量の空気を含んで大径となっている)Y1を該繊維粉砕
機1側から順次後工程側へ供給するための繊維粒供給装
置2と、該繊維粒供給装置2の出口部2aから放出される
大径繊維粒Y1を順次圧縮して(大径繊維粒中の空気を排
除して)小径繊維粒Y2とするための繊維粒圧縮装置3
と、該繊維粒圧縮装置3を水平直線方向に往復移動せし
めるための往復移動装置4と、通気性の薄布55を載置し
たコンベヤ51の前記薄布55上に繊維粒圧縮装置3の両回
転ドラム31,31間を通過した小径繊維粒Y2を順次堆積さ
せ且つ繊維粒堆積体Z1を繊維粒圧縮装置3の往復移動方
向に対して直交する方向に順次連続して搬送せしめるべ
く前記コンベヤ51を走行させる搬送装置5と、該搬送装
置5のコンベヤ51上を低密度状態で搬送されてくる繊維
粒堆積体Z1の上面を被覆する通気性の薄布65を同繊維粒
堆積体Z1の上面上にガイドする多孔性の回転ドラム61を
有し且つ該ドラム61とコンベヤ51の間で薄布65で被覆さ
れた繊維粒堆積体Z1を上下方向両側から圧縮して所定厚
さの板状綿Z2に圧縮成形するための圧縮成形装置6とを
備えて構成されている。尚、この実施例の板状綿製造装
置は、カタメ綿(従来技術の項で記載)を製造する前段
階としての板状綿を製造するためのものであり、繊維粉
砕機1側において原料綿に対して予め所定割合だけ加熱
溶解繊維を混入しておき、その加熱溶解繊維入りの綿原
料で成形した板状綿を後工程で加熱処理することにより
カタメ綿を製造し得るようになっている。
繊維粉砕機1は従来から一般的に使用されている形式の
ものが採用可能である。この繊維粉砕機1においては、
塊状の原料綿が多数の繊維粒に粉砕されるが、この繊維
粉砕機1によって粉砕された繊維粒は内部に多量の空気
を含んでいて大径(例えば直径10〜20mm程度)となって
いる。
繊維粒供給装置2は、繊維粉砕機1で粉砕された大径繊
維粒Y1を空気とともに吸引するブロア21と、該大径繊維
粒Y1を繊維粉砕機1側から繊維粒圧縮装置3側に案内す
るダクト22,23とを有している。ブロア21から繊維粒圧
縮装置3までのダクト23は後述するように繊維粒供給装
置2の出口部2aが往復移動するのを許容するために伸縮
及び屈曲可能なジャバラ管となっている。繊維粒供給装
置2の出口部2aにはジャバラ管23内に送られてくる大径
繊維粒Y1が外部に飛び散らないようにするための箱24が
設けられている。
繊維粒圧縮装置3は、左右一対の回転ドラム31,31と、
該回転ドラム31,31をそれぞれ回転させる駆動装置(モ
ータ及び動力伝達装置)30とを有している。この各回転
ドラム31,31は、繊維粒供給装置2の出口部2aの直下近
傍位置において両回転ドラム31,31間に前記大径繊維粒Y
1の直径(10〜20mm)よりかなり小さい間隔の隙間S
(1〜5mm程度)を隔ててその各軸を第1図の矢印M−
N方向に向けた状態で並置されている。又、この各回転
ドラム31,31は駆動装置30によって相互に対向する面が
それぞれ上方から下方に走行するようにして回転せしめ
られる。この各回転ドラム31,31の外周面は通気性(こ
の実施例では金網張り)をもたせており、該回転ドラム
31内外に空気が自由に出入りし得るようになっている。
又、この各回転ドラム31,31内には風切り羽根32が設け
られており、回転ドラム31が回転せしめられると両回転
ドラム31,31付近に第4図において矢印Wで示すような
方向に風が発生するようになっている。そしてこの繊維
粒圧縮装置3は、繊維粒供給装置2の出口部2aから放出
された大径繊維粒Y1が両回転ドラム31,31間の隙間Sを
通過するときに、その大径繊維粒Y1を両側から圧縮せし
めてその大径繊維粒内部に含んでいる空気を排除し、小
径繊維粒Y2とする作用をするものである。
この繊維粒圧縮装置3及び前記繊維粒供給装置2の出口
部2aは、それぞれ次に説明する往復移動装置4の可動台
車41上に支持されている。
往復移動装置4は、適宜高さ位置において矢印P−Q方
向(第1図)に向けて敷設されている2条のレール42,4
2と、該レール42,42上を走行する可動台車41と、該可動
台車41をレール42,42に沿って往復走行せしめる駆動装
置40とを備えて構成されている。駆動装置40は、正逆回
転可能なモータ43を正回転あるいは逆回転せしめること
によって可動台車41を動力伝達装置(スプロケット、チ
ェン等)44を介して矢印P方向あるいは矢印Q方向に移
動せしめ得るようになっている。このモータ43は、可動
台車41が矢印P−Q方向に所定間隔を隔てて設置した2
つのリミットスイッチ45A,45Bをそれぞれ操作した時点
で直ちに逆方向に回転せしめられるようになっており、
該可動台車41がリミットスイッチ45A,45Bを設置した位
置の範囲内で連続して往復移動せしめられるようになっ
ている。そしてこの各リミットスイッチ45A,45Bの設置
位置を矢印P−Q方向に変位させることにより、可動台
車41の往復移動範囲を自由に調整できるようになる。
前記繊維粒圧縮装置3及び繊維粒供給装置2の出口部2a
(箱24)は、それぞれ可動台車41に固定されていて、該
可動台車41が矢印P−Q方向に移動せしめられると該可
動台車41とともに移動するようになっている。尚、その
ときには繊維粒供給装置2側のジャバラ管23が伸縮ある
いは屈曲するようになり、該繊維粒圧縮装置3及び繊維
粒供給装置2の出口部2aが可動台車41に追従可能とな
る。
搬送装置5は、繊維粒圧縮装置3の往復移動方向(矢印
P−Q方向)に対して水平直交方向(矢印N方向)に向
けて連続走行するコンベヤ51を有している。このコンベ
ヤ51の始端側は繊維粒圧縮装置3の直下方に位置してお
り、繊維粒圧縮装置3(両回転ドラム31,31間)を通過
した小径繊維粒Y2を該コンベヤ51の始端側上面上に堆積
させることができるようになっている。このコンベヤ51
はバーコンベヤが採用されている。又、このコンベヤ51
の上面側には、該コンベヤ51の走行にともなって薄布巻
ロール54から薄布55が連続して繰り出されるようになっ
ており、該薄布55の上面で繊維粒圧縮装置3側から落下
する小径繊維粒Y2を受けるようになっている。この薄布
55は通気性を有しており、後述するように圧縮成形装置
6によって繊維粒堆積体Z1を圧縮した際に該繊維粒堆積
体Z1中に含まれる空気が該薄布55の生地中を通って排除
されるようになっている。尚、コンベヤ51の上方近傍位
置には、該コンベヤ51上に堆積する繊維粒がコンベヤ51
外に飛び散るのをガードする箱状のガード部材10が設け
られている。
圧縮成形装置6は、上記コンベヤ51と該コンベヤ51の終
端寄り上面から適宜小間隔を隔てて設置された回転ドラ
ム61とを有している。回転ドラム61は駆動装置(モー
タ)60によってその周速度が前記コンベヤ51の走行速度
と等速度で左回転方向(第2図)に回転せしめられるよ
うになっている。この回転ドラム61の下面とコンベヤ51
上面との間の間隔は、形成すべき板状綿Z2の厚さに応じ
て適宜設定可能である。この回転ドラム61の外周面には
金網が張設されている。又、この回転ドラム61の外周面
には薄布巻ロール64から繰り出される薄布65(通気性を
有する)が巻掛けされており、コンベヤ51上(コンベヤ
上の薄布55上)に堆積されて送られてくる繊維粒堆積体
Z1の上面を順次該薄布65で被覆するようになっている。
このようにコンベヤ51上を移送されてくる繊維粒堆積体
Z1の上、下両面をそれぞれ薄布55,65で被覆すると、繊
維粒堆積体Z1中の繊維粒がコンベヤ51側あるいは回転ド
ラム61側に付着することがなく、さらに後工程において
板状綿Z2を加熱処理する際に取扱いが容易となるととも
に製作されたカタメ綿の表面がきれいに仕上がるように
なる。
図示実施例の板状綿製造装置の使用方法並びに作用につ
いて説明する。原料綿を繊維粉砕機1側に投入すると、
該原料綿がほぐされて多数の大径繊維粒Y1に粉砕され、
その大径繊維粒Y1は順次繊維粒供給装置2によってその
出口部2aから繊維粒圧縮装置3上部(回転ドラム31,31
間の上部)に供給される。繊維粒供給装置2の出口部2a
から放出された各大径繊維粒Y1は、両回転ドラム31,31
がそれぞれ第4図の矢印方向に回転せしめられているこ
とにより、該両回転ドラム31,31間の隙間Sを通ってそ
の下方に放出されるが、そのとき該両回転ドラム31,31
間の隙間Sが小さいので各大径繊維粒Y1が圧縮されて
(空気が排除されて)小径繊維粒Y2となってコンベヤ51
上(薄布55上)に落下・堆積するようになる。又、回転
ドラム31,31が回転していることにより、その内部の風
切り羽根32によって回転ドラム31付近に風が発生し、そ
の風の一部が回転ドラム内から金網を通って外部に吹き
抜けるようになり、それによって回転ドラム31外面に付
着している繊維粒を下方に吹き飛ばすことができるよう
になる。又、該繊維粒圧縮装置3は往復移動装置4によ
って矢印P−Q方向に連続して往復移動せしめられてい
ることにより、繊維粒圧縮装置3を通過する各小径繊維
粒Y2がコンベヤ51上にランダムに且つ均一厚さに堆積さ
れるようになる。このようにコンベヤ51上に堆積された
各繊維粒Y2は繊維粒圧縮装置3によって圧縮されてかな
り径となっており、従ってその繊維粒堆積体Z1は、厚さ
の割にかなりの高密度となっている。コンベヤ51上に堆
積された繊維粒堆積体Z1は、順次連続状態で圧縮成形装
置6側に搬送され、該圧縮成形装置6部分で上下(回転
ドラム61下面とコンベヤ51上面)から圧縮されて所定の
均一厚さの板状綿Z2に成形されるようになる。そしてこ
のようにして成形された板状綿Z2(上下面がそれぞれ薄
布55,65で被覆されている)は後工程の加熱処理工程に
おいて加熱処理されてカタメ綿に成形される。
(発明の効果) 本願発明の板状綿製造装置は次のような効果がある。
(1) 本願発明のの板状綿製造装置では、小間隔の隙
間Sを隔てて並置された一対の多孔性の回転ドラム31,3
1を有する繊維粒圧縮装置3を備え、該両回転ドラム31,
31間に、繊維粉砕機1によって原料綿からほぐされた空
気を多量に含む大径繊維粒Y1を通させるようにしている
ので、該大径繊維粒Y1が両回転ドラム31,31間を通過す
る際に両側から圧縮されて大径繊維粒Y1中の含まれてい
る空気が回転ドラム表面の多数の孔から排除されて小径
繊維粒Y2とすることができ、そのように予め圧縮した小
径繊維粒Y2を堆積させ、その繊維粒堆積体Z1を圧縮成形
装置6によって圧縮成形することにより綿成分の密度の
高い板状綿Z2を成形することができる。
(2) 繊維粒圧縮装置3を往復移動装置4によって水
平直線方向に所定長さ範囲だけ往復移動せしめるように
しているので、繊維粒圧縮装置3によって圧縮された小
径繊維粒Y2を搬送装置5上にランダムに堆積させて繊維
粒堆積体Z1の厚さ(綿成分の密度)を均一にすることが
でき、製作される板状綿Z2の密度を全面積に亘って均一
化することができる。
(3) 繊維粒堆積体Z1を圧縮成形する圧縮成形装置6
の回転ドラム61は、繊維粒堆積体Z1の上面を被覆する通
気性の薄布65をガイドするガイド部材を兼用しているの
で、回転ドラム61は直接繊維粒堆積体Z1と接触すること
なく該繊維粒堆積体Z1を圧縮成形することができる。し
たがって繊維粒堆積体Z1の圧縮成形に際して該回転ドラ
ム61の表面に繊維粒堆積体Z1表面の小径繊維粒Y2が付着
することがなく、しかも該薄布65も回転ドラム61も通気
性を有しているので、繊維粒堆積体Z1から脱気した空気
が円滑に排除されるという効果がある。又、このよう
に、繊維粒堆積体Z1の上下両面を通気性の薄布55,65で
被覆した状態で後工程へ送るようにすれば、後工程の加
熱処理工程等での該繊維粒堆積体Z1の取扱いが容易とな
るばかりでなく、製作されるカタメ綿の表面仕上りもき
れいになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる板状綿製造装置の平面
図、第2図及び第3図はそれぞれ第1図のII矢視及びII
I矢視図、第4図は第1図のIV−IV断面図、第5図は従
来の板状綿製造装置の斜視図である。 1……繊維粉砕機 2……繊維粒供給装置 2a……出口部 3……繊維粒圧縮装置 4……往復移動装置 5……搬送装置 6……圧縮成形装置 31……回転ドラム 51……コンベヤ 55……通気性の薄布 61……回転ドラム 65……通気性の薄布 S……隙間 Y1……大径繊維粒 Y2……小径繊維粒 Z1……繊維粒堆積体 Z2……板状綿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維粉砕機(1)によって原料綿からほぐ
    された空気混じりの大径繊維粒(Y1)を順次前記繊維粉
    砕機(1)側から連続して供給するための繊維粒供給装
    置(2)と、該繊維粒供給装置(2)の出口部(2a)の
    直下近傍位置において水平方向に前記大径繊維粒(Y1)
    の直径より小さい間隔の隙間(S)を隔てて並置された
    一対の多孔性の回転ドラム(31,31)を有しさらに該回
    転ドラム(31,31)をその相互に対向する面がそれぞれ
    上方から下方に走行する如く回転せしめて前記大径繊維
    粒(Y1)が前記両回転ドラム(31,31)間の隙間(S)
    を通過する際に該大径繊維粒(Y1)を該両回転ドラム
    (31,31)で圧縮して該大径繊維粒(Y1)中の空気を排
    除して小径繊維粒(Y2)とする如く作用する繊維粒圧縮
    装置(3)と、該繊維粒圧縮装置(3)を前記繊維粒供
    給装置(2)の出口部(2a)とともに水平直線方向に所
    定長さ範囲だけ往復移動せしめるための往復移動装置
    (4)と、通気性の薄布(55)を載置したコンベヤ(5
    1)の前記薄布(55)上に前記繊維粒圧縮装置(3)の
    前記両回転ドラム(31,31)間を通過した小径繊維粒(Y
    2)を順次堆積させ且つ該繊維粒堆積体(Z1)を前記繊
    維粒圧縮装置(3)の往復移動方向に対して直交する方
    向に順次連続して搬送せしめるべく前記コンベヤ(51)
    を走行させる搬送装置(5)と、該搬送装置(5)のコ
    ンベヤ(51)上を低密度状態で搬送されてくる繊維粒堆
    積体(Z1)の上面を被覆する通気性の薄布(65)を同繊
    維粒堆積体(Z1)の上面上にガイドする多孔性の回転ド
    ラム(61)を有し且つ該ドラム(61)と前記コンベヤ
    (51)の間で前記薄布(65)で被覆された繊維粒堆積体
    (Z1)を上下方向両側から圧縮して所定厚さの板状綿
    (Z2)に圧縮成形するための圧縮成形装置(6)を備え
    て構成されていることを特徴とする板状綿製造装置。
  2. 【請求項2】前記往復移動装置(4)による前記繊維粒
    圧縮装置(3)の往復移動範囲を調整可能としたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の板状綿製造装
    置。
JP61285296A 1986-11-28 1986-11-28 板状綿製造装置 Expired - Lifetime JPH0753930B2 (ja)

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