JPH0754060A - 溶融金属清浄化用インペラ - Google Patents
溶融金属清浄化用インペラInfo
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- JPH0754060A JPH0754060A JP22057593A JP22057593A JPH0754060A JP H0754060 A JPH0754060 A JP H0754060A JP 22057593 A JP22057593 A JP 22057593A JP 22057593 A JP22057593 A JP 22057593A JP H0754060 A JPH0754060 A JP H0754060A
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- molten metal
- screw cylinder
- disk portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱衝撃に強い、セラミックのインペラを得
る。 【構成】 下端より不活性ガスを噴出する垂直の中空回
転軸13の下端部に任意の固定手段により水平円盤部1
9を固定し、前記回転軸13の前記円盤部19より下方
に突出した部分には、外周面に複数枚の放射状の羽根2
2を固定した前記円盤部19とは別体構造である筒部を
任意の固定手段で固定した溶融金属清浄化用インペラ
る。 【構成】 下端より不活性ガスを噴出する垂直の中空回
転軸13の下端部に任意の固定手段により水平円盤部1
9を固定し、前記回転軸13の前記円盤部19より下方
に突出した部分には、外周面に複数枚の放射状の羽根2
2を固定した前記円盤部19とは別体構造である筒部を
任意の固定手段で固定した溶融金属清浄化用インペラ
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属清浄化用イン
ペラに関するもので、特にアルミニウム溶湯の脱ガス及
び介在物除去に用いるインペラ(ローター)に関するも
のでものである。
ペラに関するもので、特にアルミニウム溶湯の脱ガス及
び介在物除去に用いるインペラ(ローター)に関するも
のでものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開昭63−303014号公報に
は、窒素、アルゴン等の不活性ガス、あるいは、これに
塩素ガスを混合した不活性ガス(一般に、フラキシング
ガスと呼ばれる)を供給しながら、アルミニウムやアル
ミニウム合金溶湯(以下アルミニウム溶湯という)をイ
ンペラで撹拌して、アルミニウム溶湯中に浮遊する水素
ガス等のガス抜き、酸化物等の介在物の除去を行なう清
浄化装置について記載されている。上記公知例に記載さ
れた清浄化装置の構造は、図1、図2のようであり、a
は耐火物で形成された溶湯処理槽、bは入湯口、cは出
湯口、dはアルミニウム溶湯、eは浮上滓の分離取出
室、fは浮上滓、gは溶湯処理槽aの中心部に設けた耐
火物の垂直中空回転軸、hは垂直中空回転軸gの下端に
螺合したインペラである。上記公知例の、インペラhの
拡大図は、図3と図4のようであり、前記回転軸gの下
端iのネジ部に下方から螺合するネジ筒jと、該ネジ筒
jの上縁より鍔状に突出する正円形の水平円盤部kと、
該円盤部kの下面側に設けた放射状の羽根nとから形成
されている。図5〜6のものは、実開平4-123250号公報
に記載されたインペラhで、ネジ筒jの直径を極端に大
にして円盤部k兼用とし、ネジ筒jと円盤部kの下面側
は面一水平面とし、ネジ筒jと円盤部kの上面側は外側
程低くなる傾斜面とし、円盤部jの外周よりこれをその
まま延長するように放射状に撹拌羽根pを8本程突出さ
せ、回転軸gから撹拌羽根pの先端まで凹溝mを形成し
たものである。
は、窒素、アルゴン等の不活性ガス、あるいは、これに
塩素ガスを混合した不活性ガス(一般に、フラキシング
ガスと呼ばれる)を供給しながら、アルミニウムやアル
ミニウム合金溶湯(以下アルミニウム溶湯という)をイ
ンペラで撹拌して、アルミニウム溶湯中に浮遊する水素
ガス等のガス抜き、酸化物等の介在物の除去を行なう清
浄化装置について記載されている。上記公知例に記載さ
れた清浄化装置の構造は、図1、図2のようであり、a
は耐火物で形成された溶湯処理槽、bは入湯口、cは出
湯口、dはアルミニウム溶湯、eは浮上滓の分離取出
室、fは浮上滓、gは溶湯処理槽aの中心部に設けた耐
火物の垂直中空回転軸、hは垂直中空回転軸gの下端に
螺合したインペラである。上記公知例の、インペラhの
拡大図は、図3と図4のようであり、前記回転軸gの下
端iのネジ部に下方から螺合するネジ筒jと、該ネジ筒
jの上縁より鍔状に突出する正円形の水平円盤部kと、
該円盤部kの下面側に設けた放射状の羽根nとから形成
されている。図5〜6のものは、実開平4-123250号公報
に記載されたインペラhで、ネジ筒jの直径を極端に大
にして円盤部k兼用とし、ネジ筒jと円盤部kの下面側
は面一水平面とし、ネジ筒jと円盤部kの上面側は外側
程低くなる傾斜面とし、円盤部jの外周よりこれをその
まま延長するように放射状に撹拌羽根pを8本程突出さ
せ、回転軸gから撹拌羽根pの先端まで凹溝mを形成し
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5〜6のものは、ネ
ジ筒jと円盤部kの厚みは略同一であり、円盤部jの外
周に放射状の撹拌羽根pを8本程突出させた構造である
が、この公知例は、アルミニウム溶湯面に波立ちが生じ
にくいものの、フラキシングガスの微細化に問題があっ
た。即ち、フラキシングガスが多くなると、溝mから洩
れ、洩れたガスは微細化されずに浮上する。このため脱
ガス効果は充分でなく、フラキシングガスの微細化の面
からみると、図3〜4のものの方が有利である。しか
し、図3〜4のものは、熱衝撃に原因するひび割れsと
いう課題がある。ひび割れsは、図5〜6のものでも見
られるが、図3〜4の方がより強くみられるようであ
る。その理由はつぎのようである。図3〜4に図示した
公知例は、インペラhについては耐火物とだけ記載され
ていて、その材質については特に記載されていないが、
当初はカーボン製としたものである。インペラhをカー
ボン製とした理由は、700 ℃を越える高温のアルミニウ
ム溶湯中に予熱なしで投入したり、使用後溶湯中からい
きなり引抜いたりしても、熱衝撃によるひび割れが生じ
ないようにしたためである。しかし、カーボン製のイン
ペラhは、脱ガス効果を上げる目的で300rpm〜800rpmも
の高速で回転させると、必然的に摩耗が著しくまた耐酸
化性も弱く短命であり、交換頻度は高く、頻繁な交換の
ため作業性も低下し、経済的にも不利であった。インペ
ラhを高速で回転させても、耐摩耗性及び耐酸化性に充
分耐えるようにするためには、カーボン製ではなくセラ
ミック材、例えば窒化珪素、又はサイアロン系セラミッ
クとしなければならない。しかし、セラミック製にする
と、前記のように、高温のアルミニウム溶湯に予熱なし
で投入したり、使用後高温度の溶湯中からいきなり引抜
いたりすると、円筒のネジ筒jにひび割れsが生じた。
特に、アルミニウム溶湯に投入するとき、ひび割れsは
生じる。即ち、インペラhをアルミニウム溶湯に挿入す
るときは、中空回転軸g内にアルミニウム溶湯が侵入し
て固化することを防止するため、フラキシングガスを噴
出しながら挿入するようにする。すると、円盤部kの上
面側は、アルミニウム溶湯に直ちに接触して加熱される
が、円盤部kの下面側は、噴出するフラキシングガスに
よりアルミニウム溶湯は遮断されるから、ネジ筒j、羽
根nの部分は、加熱されにくい。そのため、上面の円盤
部kと下面のネジ筒j、羽根nの部分に温度差が生じて
その熱応力によりひび割れsが生じる、と考えられる。
本発明は、このときの熱応力を緩和させるものである。
ジ筒jと円盤部kの厚みは略同一であり、円盤部jの外
周に放射状の撹拌羽根pを8本程突出させた構造である
が、この公知例は、アルミニウム溶湯面に波立ちが生じ
にくいものの、フラキシングガスの微細化に問題があっ
た。即ち、フラキシングガスが多くなると、溝mから洩
れ、洩れたガスは微細化されずに浮上する。このため脱
ガス効果は充分でなく、フラキシングガスの微細化の面
からみると、図3〜4のものの方が有利である。しか
し、図3〜4のものは、熱衝撃に原因するひび割れsと
いう課題がある。ひび割れsは、図5〜6のものでも見
られるが、図3〜4の方がより強くみられるようであ
る。その理由はつぎのようである。図3〜4に図示した
公知例は、インペラhについては耐火物とだけ記載され
ていて、その材質については特に記載されていないが、
当初はカーボン製としたものである。インペラhをカー
ボン製とした理由は、700 ℃を越える高温のアルミニウ
ム溶湯中に予熱なしで投入したり、使用後溶湯中からい
きなり引抜いたりしても、熱衝撃によるひび割れが生じ
ないようにしたためである。しかし、カーボン製のイン
ペラhは、脱ガス効果を上げる目的で300rpm〜800rpmも
の高速で回転させると、必然的に摩耗が著しくまた耐酸
化性も弱く短命であり、交換頻度は高く、頻繁な交換の
ため作業性も低下し、経済的にも不利であった。インペ
ラhを高速で回転させても、耐摩耗性及び耐酸化性に充
分耐えるようにするためには、カーボン製ではなくセラ
ミック材、例えば窒化珪素、又はサイアロン系セラミッ
クとしなければならない。しかし、セラミック製にする
と、前記のように、高温のアルミニウム溶湯に予熱なし
で投入したり、使用後高温度の溶湯中からいきなり引抜
いたりすると、円筒のネジ筒jにひび割れsが生じた。
特に、アルミニウム溶湯に投入するとき、ひび割れsは
生じる。即ち、インペラhをアルミニウム溶湯に挿入す
るときは、中空回転軸g内にアルミニウム溶湯が侵入し
て固化することを防止するため、フラキシングガスを噴
出しながら挿入するようにする。すると、円盤部kの上
面側は、アルミニウム溶湯に直ちに接触して加熱される
が、円盤部kの下面側は、噴出するフラキシングガスに
よりアルミニウム溶湯は遮断されるから、ネジ筒j、羽
根nの部分は、加熱されにくい。そのため、上面の円盤
部kと下面のネジ筒j、羽根nの部分に温度差が生じて
その熱応力によりひび割れsが生じる、と考えられる。
本発明は、このときの熱応力を緩和させるものである。
【0004】
【発明の目的】熱応力の小さい窒化珪素、又はサイアロ
ン系セラミックのインペラを得る。
ン系セラミックのインペラを得る。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、下端
より不活性ガスを噴出する垂直の中空回転軸13の下端
部に任意の固定手段により水平円盤部19を固定し、前
記回転軸13の前記円盤部19より下方に突出した部分
には、外周面に複数枚の放射状の羽根22を固定した前
記円盤部19とは別体構造であるネジ筒20または筒部
28を、任意の固定手段で固定した溶融金属清浄化用イ
ンペラとしたものである。また、本発明は、前記インペ
ラにおいて、前記円盤部19と前記ネジ筒20または前
記筒部28の間には、断熱用のパッキン材21を介在さ
せた溶融金属清浄化用インペラとしたものである。ま
た、本発明は、前記インペラにおいて、円盤部19と羽
根22との間には隙間23を形成した溶融金属清浄化用
インペラとしたものである。
より不活性ガスを噴出する垂直の中空回転軸13の下端
部に任意の固定手段により水平円盤部19を固定し、前
記回転軸13の前記円盤部19より下方に突出した部分
には、外周面に複数枚の放射状の羽根22を固定した前
記円盤部19とは別体構造であるネジ筒20または筒部
28を、任意の固定手段で固定した溶融金属清浄化用イ
ンペラとしたものである。また、本発明は、前記インペ
ラにおいて、前記円盤部19と前記ネジ筒20または前
記筒部28の間には、断熱用のパッキン材21を介在さ
せた溶融金属清浄化用インペラとしたものである。ま
た、本発明は、前記インペラにおいて、円盤部19と羽
根22との間には隙間23を形成した溶融金属清浄化用
インペラとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
溶湯処理装置は公知例と同一でも差支えなく、図7、8
において、1はアルミニウム溶湯の溶湯処理槽で、耐火
物で形成されている周壁2と底壁3で囲まれた処理室4
と、浮上滓5(スキム)の分離取出室6とを有する。処
理室4にはアルミニウム溶湯等の金属溶湯を供給する入
湯口7と、精製された金属溶湯の出湯口8とを設ける。
溶湯処理室4と分離取出室6との間には処理室4で浮上
した浮上滓5が分離取出室6に流入する流入口9を形成
し、流入口9以外は仕切壁10で仕切る。また、出湯口
8は、浮上滓5が処理室4から出湯口8に流出しないよ
うに、下部に連通口11を形成した仕切壁12により仕
切る。
溶湯処理装置は公知例と同一でも差支えなく、図7、8
において、1はアルミニウム溶湯の溶湯処理槽で、耐火
物で形成されている周壁2と底壁3で囲まれた処理室4
と、浮上滓5(スキム)の分離取出室6とを有する。処
理室4にはアルミニウム溶湯等の金属溶湯を供給する入
湯口7と、精製された金属溶湯の出湯口8とを設ける。
溶湯処理室4と分離取出室6との間には処理室4で浮上
した浮上滓5が分離取出室6に流入する流入口9を形成
し、流入口9以外は仕切壁10で仕切る。また、出湯口
8は、浮上滓5が処理室4から出湯口8に流出しないよ
うに、下部に連通口11を形成した仕切壁12により仕
切る。
【0007】しかして、処理室4の中心部には、上から
下に向けてフラキシングガスを通す垂直中空回転軸13
を設け、垂直中空回転軸13の下端部には、インペラ1
4を取付ける。インペラ14は、前記のように、例えば
窒化珪素、又はサイアロン系セラミックにより形成する
とともに、つぎの構成にする。
下に向けてフラキシングガスを通す垂直中空回転軸13
を設け、垂直中空回転軸13の下端部には、インペラ1
4を取付ける。インペラ14は、前記のように、例えば
窒化珪素、又はサイアロン系セラミックにより形成する
とともに、つぎの構成にする。
【0008】即ち、実施例では、回転軸13の下端に該
回転軸13より僅かに細い小径部15を形成して段部1
6を形成し(段部16はインペラ14を止める手段であ
るから、段部16の代りに膨出部を形成してもよい。膨
出部を形成するときは小径部15は不要になる)、小径
部15の外面にネジ17を刻設し、前記小径部15に対
して下方から嵌合する嵌合孔18を有する正円形の水平
円盤部19を、嵌合させる。20は前記円盤部19とは
別体のネジ筒で、円盤部19を嵌合させたのち前記小径
部15に螺合して前記円盤部19を押さえ付ける。21
は、前記円盤部19と前記ネジ筒20の間に介在させた
断熱用のパッキン材、22はネジ筒20と一体の撹拌羽
根であり、撹拌羽根22とネジ筒20とは一体的に接続
されているが、撹拌羽根22と円盤部19は接続されて
なく、撹拌羽根22と円盤部19の間は隙間23を形成
する。
回転軸13より僅かに細い小径部15を形成して段部1
6を形成し(段部16はインペラ14を止める手段であ
るから、段部16の代りに膨出部を形成してもよい。膨
出部を形成するときは小径部15は不要になる)、小径
部15の外面にネジ17を刻設し、前記小径部15に対
して下方から嵌合する嵌合孔18を有する正円形の水平
円盤部19を、嵌合させる。20は前記円盤部19とは
別体のネジ筒で、円盤部19を嵌合させたのち前記小径
部15に螺合して前記円盤部19を押さえ付ける。21
は、前記円盤部19と前記ネジ筒20の間に介在させた
断熱用のパッキン材、22はネジ筒20と一体の撹拌羽
根であり、撹拌羽根22とネジ筒20とは一体的に接続
されているが、撹拌羽根22と円盤部19は接続されて
なく、撹拌羽根22と円盤部19の間は隙間23を形成
する。
【0009】前記羽根22はネジ筒20側は下方に長く
突出させ、外周縁21に至る程下方突出長さを短かくし
て、下縁は上方上りの傾斜縁25にする。図11は回転
軸13の底面図であり、図12は撹拌羽根22とネジ筒
20の底面図である。図13は第2実施例で、小径部1
5の一部に膨出部26を形成し、嵌合孔18の一部に膨
出部26が係合する凹部27を形成したものである。膨
出部26と凹部27の係合は回り止めを期待する。図1
4は第3実施例で、ネジ筒20に代えて単なる筒部28
とし、筒部28の内部の一部に前記膨出部26が係合す
る凹溝29を形成し、筒部28を嵌合させてモルタル3
0で固着する。
突出させ、外周縁21に至る程下方突出長さを短かくし
て、下縁は上方上りの傾斜縁25にする。図11は回転
軸13の底面図であり、図12は撹拌羽根22とネジ筒
20の底面図である。図13は第2実施例で、小径部1
5の一部に膨出部26を形成し、嵌合孔18の一部に膨
出部26が係合する凹部27を形成したものである。膨
出部26と凹部27の係合は回り止めを期待する。図1
4は第3実施例で、ネジ筒20に代えて単なる筒部28
とし、筒部28の内部の一部に前記膨出部26が係合す
る凹溝29を形成し、筒部28を嵌合させてモルタル3
0で固着する。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。 (組立の方法)回転軸13を倒立させて小径部15を上
にし、円盤部19の嵌合孔18を上から嵌合させる。つ
いで、突出た小径部15に断熱材のパッキン21を嵌合
させてからネジ筒20を螺合させて締挙げると図10の
ようになる。円盤部19と羽根22との間には、隙間2
3が形成される。図13、14のときは、小径部15の
膨出部26に嵌合孔18の凹部27を合せて嵌合させ
る。また、前記ネジ筒20に替えて単なる筒部28とし
てあるからモルタル30を塗って固定する。
にし、円盤部19の嵌合孔18を上から嵌合させる。つ
いで、突出た小径部15に断熱材のパッキン21を嵌合
させてからネジ筒20を螺合させて締挙げると図10の
ようになる。円盤部19と羽根22との間には、隙間2
3が形成される。図13、14のときは、小径部15の
膨出部26に嵌合孔18の凹部27を合せて嵌合させ
る。また、前記ネジ筒20に替えて単なる筒部28とし
てあるからモルタル30を塗って固定する。
【0011】(本発明の独自の作用)図は省略されてい
るが、垂直中空回転軸13の上方には、回転機構のモー
ターとフラキシングガスの供給装置が設けられており、
フラキシングガス供給装置を作動させて、図10のよう
に、回転軸13の下端からフラキシングガスを激しく噴
出させながら、処理室4内のアルミニウム溶湯中にイン
ペラ14を挿入する。このようにすると、回転軸13内
にアルミニウム溶湯が侵入しようとしても、激しく噴出
するフラキシングガスにより侵入を阻止し、回転軸13
内へのアルミニウム溶湯の侵入を防止する。インペラ1
4がアルミニウム溶湯中に挿入されると、円盤部19の
上面側が下面側に先んじて高温度のアルミニウム溶湯に
接触して加熱され、円盤部19の下面側は、回転軸13
から激しく噴出するフラキシングガスのためアルミニウ
ム溶湯を分断して加熱を阻止する。特に、ネジ筒20は
上下長さも長く厚みも厚いので加熱されにくいから、円
盤部19とネジ筒20とが一体構成の公知のものは、急
激な温度差が生じて、これによる熱応力のため亀裂が発
生するが、本発明は、円盤部19とネジ筒20とは別体
構成のうえ、円盤部19とネジ筒20の間に断熱材のパ
ッキン21が設けてあるので、フラキシングガス噴出に
よる急激な温度差が発生してもひび割れは発生しない。
本発明のインペラ14は、脱ガス効果を上げる目的で、
ガスの気泡を微細化するために、300rpm〜800rpmもの高
速で回転させるが、窒化珪素、又はサイアロン系セラミ
ック等で形成されているので、耐摩耗性及び耐酸化性は
充分である。
るが、垂直中空回転軸13の上方には、回転機構のモー
ターとフラキシングガスの供給装置が設けられており、
フラキシングガス供給装置を作動させて、図10のよう
に、回転軸13の下端からフラキシングガスを激しく噴
出させながら、処理室4内のアルミニウム溶湯中にイン
ペラ14を挿入する。このようにすると、回転軸13内
にアルミニウム溶湯が侵入しようとしても、激しく噴出
するフラキシングガスにより侵入を阻止し、回転軸13
内へのアルミニウム溶湯の侵入を防止する。インペラ1
4がアルミニウム溶湯中に挿入されると、円盤部19の
上面側が下面側に先んじて高温度のアルミニウム溶湯に
接触して加熱され、円盤部19の下面側は、回転軸13
から激しく噴出するフラキシングガスのためアルミニウ
ム溶湯を分断して加熱を阻止する。特に、ネジ筒20は
上下長さも長く厚みも厚いので加熱されにくいから、円
盤部19とネジ筒20とが一体構成の公知のものは、急
激な温度差が生じて、これによる熱応力のため亀裂が発
生するが、本発明は、円盤部19とネジ筒20とは別体
構成のうえ、円盤部19とネジ筒20の間に断熱材のパ
ッキン21が設けてあるので、フラキシングガス噴出に
よる急激な温度差が発生してもひび割れは発生しない。
本発明のインペラ14は、脱ガス効果を上げる目的で、
ガスの気泡を微細化するために、300rpm〜800rpmもの高
速で回転させるが、窒化珪素、又はサイアロン系セラミ
ック等で形成されているので、耐摩耗性及び耐酸化性は
充分である。
【0012】
【発明の効果】公知例のうち、図5〜6のものは、ネジ
筒(あるいは筒部)は有しないが、円盤部jの外周に放
射状の撹拌羽根pを8本程突出させた構造であるから、
アルミニウム溶湯面に波立ちが生じにくいものの、フラ
キシングガスの微細化に問題があった。即ち、フラキシ
ングガスが多くなると、溝mから洩れ、洩れたガスは微
細化されずに浮上する。このため脱ガス効果は充分でな
い。図3〜4のものは、フラキシングガスの微細化は前
記図5〜6に比べて充分であり、脱ガス効果は上がる。
しかし、アルミニウム溶湯に挿入するときは、中空回転
軸g内にアルミニウム溶湯が侵入して固化しないように
するため、フラキシングガスを噴出しながら挿入するか
ら、円盤部kの上面側はアルミニウム溶湯に直ちに接触
して加熱されるが、円盤部kの下面側は噴出するフラキ
シングガスによりアルミニウム溶湯を遮断するから、ネ
ジ筒j、羽根nの部分は、加熱されにくい。そのため、
上面の円盤部kと下面のネジ筒j、羽根nの部分に温度
差が生じてその熱応力によりひび割れsが生じる。しか
るに、本発明は、下端より不活性ガスを噴出する垂直の
中空回転軸13の下端部に任意の固定手段により水平円
盤部19を固定し、前記回転軸13の前記円盤部19よ
り下方に突出した部分には、外周面に複数枚の放射状の
羽根22を固定した前記円盤部19とは別体構造である
ネジ筒20または筒部28を任意の固定手段で固定した
溶融金属清浄化用インペラとしたものであるから、垂直
中空回転軸13内にアルミニウム溶湯が侵入して固化し
ないように、フラキシングガス供給装置は作動させて回
転軸13の下端からフラキシングガスを激しく噴出させ
ながらアルミニウム溶湯中にインペラ14を挿入して
も、円盤部19の上下で加熱差は生じないので、円盤部
19およびネジ筒20および筒部28にひび割れは生じ
ない。また、本発明は、前記インペラにおいて、前記円
盤部19と前記ネジ筒20または前記筒部28の間に
は、断熱用のパッキン材21を介在させた溶融金属清浄
化用インペラとしたものであるから、円盤部19とネジ
筒20または筒部28の間にパッキン材21を使用した
ことにより、一層ひび割れ防止の効果がある。また、本
発明は、前記インペラにおいて、円盤部19と羽根22
との間には隙間23を形成した溶融金属清浄化用インペ
ラとしたものであるから、熱応力は完全に分断され、円
盤部19およびネジ筒20および筒部28にひび割れは
生じない。
筒(あるいは筒部)は有しないが、円盤部jの外周に放
射状の撹拌羽根pを8本程突出させた構造であるから、
アルミニウム溶湯面に波立ちが生じにくいものの、フラ
キシングガスの微細化に問題があった。即ち、フラキシ
ングガスが多くなると、溝mから洩れ、洩れたガスは微
細化されずに浮上する。このため脱ガス効果は充分でな
い。図3〜4のものは、フラキシングガスの微細化は前
記図5〜6に比べて充分であり、脱ガス効果は上がる。
しかし、アルミニウム溶湯に挿入するときは、中空回転
軸g内にアルミニウム溶湯が侵入して固化しないように
するため、フラキシングガスを噴出しながら挿入するか
ら、円盤部kの上面側はアルミニウム溶湯に直ちに接触
して加熱されるが、円盤部kの下面側は噴出するフラキ
シングガスによりアルミニウム溶湯を遮断するから、ネ
ジ筒j、羽根nの部分は、加熱されにくい。そのため、
上面の円盤部kと下面のネジ筒j、羽根nの部分に温度
差が生じてその熱応力によりひび割れsが生じる。しか
るに、本発明は、下端より不活性ガスを噴出する垂直の
中空回転軸13の下端部に任意の固定手段により水平円
盤部19を固定し、前記回転軸13の前記円盤部19よ
り下方に突出した部分には、外周面に複数枚の放射状の
羽根22を固定した前記円盤部19とは別体構造である
ネジ筒20または筒部28を任意の固定手段で固定した
溶融金属清浄化用インペラとしたものであるから、垂直
中空回転軸13内にアルミニウム溶湯が侵入して固化し
ないように、フラキシングガス供給装置は作動させて回
転軸13の下端からフラキシングガスを激しく噴出させ
ながらアルミニウム溶湯中にインペラ14を挿入して
も、円盤部19の上下で加熱差は生じないので、円盤部
19およびネジ筒20および筒部28にひび割れは生じ
ない。また、本発明は、前記インペラにおいて、前記円
盤部19と前記ネジ筒20または前記筒部28の間に
は、断熱用のパッキン材21を介在させた溶融金属清浄
化用インペラとしたものであるから、円盤部19とネジ
筒20または筒部28の間にパッキン材21を使用した
ことにより、一層ひび割れ防止の効果がある。また、本
発明は、前記インペラにおいて、円盤部19と羽根22
との間には隙間23を形成した溶融金属清浄化用インペ
ラとしたものであるから、熱応力は完全に分断され、円
盤部19およびネジ筒20および筒部28にひび割れは
生じない。
【図1】 公知の溶湯処理槽平面図。
【図2】 公知の溶湯処理槽断面図。
【図3】 第1公知例の垂直中空回転軸とインペラの
断面図。
断面図。
【図4】 第1公知例のインペラの横断面図。
【図5】 第2公知例の垂直中空回転軸とインペラの
断面図。
断面図。
【図6】 第2公知例のインペラの底面図。
【図7】 本発明の溶湯処理槽平面図。
【図8】 本発明の溶湯処理槽断面図。
【図9】 本発明の垂直中空回転軸とインペラの分解
図。
図。
【図10】 本発明のインペラの結合図。
【図11】 本発明の回転軸の底面図。
【図12】 本発明の羽根とネジ筒の底面図。
【図13】 本発明の第二実施例横断面図。
【図14】 本発明の第三実施例縦断面図。
1…溶湯処理槽、2…周壁、3…底壁、4…処理室、5
…浮上滓、6…浮上滓の分離取出室、7…入湯口、8…
出湯口、9…流入口、10…仕切壁、11…連通口、1
2…仕切壁、13…垂直中空回転軸、14…インペラ、
15…小径部、16…段部、17…ネジ、18…嵌合
孔、19…水平円盤部、20…ネジ筒(筒部)、21…
パッキン材、22…撹拌羽根、23…隙間、24…外周
縁、25…傾斜縁、26…膨出部、27…凹部、28…
筒部、29…凹溝、30…モルタル。
…浮上滓、6…浮上滓の分離取出室、7…入湯口、8…
出湯口、9…流入口、10…仕切壁、11…連通口、1
2…仕切壁、13…垂直中空回転軸、14…インペラ、
15…小径部、16…段部、17…ネジ、18…嵌合
孔、19…水平円盤部、20…ネジ筒(筒部)、21…
パッキン材、22…撹拌羽根、23…隙間、24…外周
縁、25…傾斜縁、26…膨出部、27…凹部、28…
筒部、29…凹溝、30…モルタル。
Claims (3)
- 【請求項1】 下端より不活性ガスを噴出する垂直の中
空回転軸13の下端部に任意の固定手段により水平円盤
部19を固定し、前記回転軸13の前記円盤部19より
下方に突出した部分には、外周面に複数枚の放射状の羽
根22を固定した前記円盤部19とは別体構造であるネ
ジ筒20または筒部28を、任意の固定手段で固定した
溶融金属清浄化用インペラ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記円盤部19と前
記ネジ筒20または前記筒部28の間には、断熱用のパ
ッキン材21を介在させた溶融金属清浄化用インペラ。 - 【請求項3】 請求項1において、円盤部19と羽根2
2との間には隙間23を形成した溶融金属清浄化用イン
ペラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22057593A JPH0754060A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 溶融金属清浄化用インペラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22057593A JPH0754060A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 溶融金属清浄化用インペラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754060A true JPH0754060A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16753137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22057593A Withdrawn JPH0754060A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 溶融金属清浄化用インペラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754060A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342383A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Nissan Motor Co Ltd | アルミニウム溶湯脱ガス清浄化装置および脱ガス清浄化方法 |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP22057593A patent/JPH0754060A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342383A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Nissan Motor Co Ltd | アルミニウム溶湯脱ガス清浄化装置および脱ガス清浄化方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |