JPH0754146A - イオンビームスパッタ装置 - Google Patents
イオンビームスパッタ装置Info
- Publication number
- JPH0754146A JPH0754146A JP19735393A JP19735393A JPH0754146A JP H0754146 A JPH0754146 A JP H0754146A JP 19735393 A JP19735393 A JP 19735393A JP 19735393 A JP19735393 A JP 19735393A JP H0754146 A JPH0754146 A JP H0754146A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ion
- target
- ion beam
- limiter
- sputtering apparatus
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビームリミッタがスパッタされて薄膜に混入
することにより該薄膜中に不純物が混入するのを防止す
る。 【構成】 真空チャンバ1は、ターゲットホルダー2と
基板ホルダー3とビームリミッタ4を内装する。イオン
源10で生成したプラズマから引出し電極14で引出し
たイオンビームをビームリミッタ4によって整形してタ
ーゲット7に照射することによりこれをスパッタする。
前記ビームリミッタ4は前記ターゲット7と同一材質の
部材で構成され、イオンビームによってスパッタされて
薄膜中に混入しても不純物とならないようにされる。
することにより該薄膜中に不純物が混入するのを防止す
る。 【構成】 真空チャンバ1は、ターゲットホルダー2と
基板ホルダー3とビームリミッタ4を内装する。イオン
源10で生成したプラズマから引出し電極14で引出し
たイオンビームをビームリミッタ4によって整形してタ
ーゲット7に照射することによりこれをスパッタする。
前記ビームリミッタ4は前記ターゲット7と同一材質の
部材で構成され、イオンビームによってスパッタされて
薄膜中に混入しても不純物とならないようにされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工部材である基板
に高純度の薄膜を形成するイオンビームスパッタ装置に
関する。
に高純度の薄膜を形成するイオンビームスパッタ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】被加工部材である基板に薄膜を形成する
スパッタ装置には、基板とターゲットの間にプラズマが
介在する装置と、イオン源からイオンビームを引出して
ターゲットに照射するイオンビームスパッタ装置があ
る。イオンビームスパッタ装置は高真空中での成膜が可
能であるので、高品質の成膜に適している。
スパッタ装置には、基板とターゲットの間にプラズマが
介在する装置と、イオン源からイオンビームを引出して
ターゲットに照射するイオンビームスパッタ装置があ
る。イオンビームスパッタ装置は高真空中での成膜が可
能であるので、高品質の成膜に適している。
【0003】イオンビームスパッタは、イオン源から引
出したイオンビームをターゲットに照射してスパッタす
ることにより基板に薄膜を形成するものであるが、イオ
ンビームがターゲット以外の部分に照射されると該部も
スパッタされて薄膜中に不純物として混入する。従っ
て、イオンビームはターゲットのみに照射されるように
工夫される。「日立評論」Vol.72,No.7 第83頁〜第
88頁(1990)には、イオンビームを収束させる収束型の
イオンビーム引出し電極が提案されている。また、引出
し電極と基板の間の空間に環状のビームリミッタを設置
してイオンビームを整形する工夫もなされている。
出したイオンビームをターゲットに照射してスパッタす
ることにより基板に薄膜を形成するものであるが、イオ
ンビームがターゲット以外の部分に照射されると該部も
スパッタされて薄膜中に不純物として混入する。従っ
て、イオンビームはターゲットのみに照射されるように
工夫される。「日立評論」Vol.72,No.7 第83頁〜第
88頁(1990)には、イオンビームを収束させる収束型の
イオンビーム引出し電極が提案されている。また、引出
し電極と基板の間の空間に環状のビームリミッタを設置
してイオンビームを整形する工夫もなされている。
【0004】しかしながら、イオンビームがこのビーム
リミッタに衝突すると該部がスパッタされて薄膜中に混
入する恐れがある。磁性薄膜や光学薄膜等の高純度薄膜
には不純物の混入は禁物であり、高度の不純物混入防止
対策が必要である。
リミッタに衝突すると該部がスパッタされて薄膜中に混
入する恐れがある。磁性薄膜や光学薄膜等の高純度薄膜
には不純物の混入は禁物であり、高度の不純物混入防止
対策が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、ビームリミッタを備えたイオンビームスパッタ装置
において、該ビームリミッタがスパッタされて薄膜に混
入することにより該薄膜中に不純物が混入するのを防止
することにある。
は、ビームリミッタを備えたイオンビームスパッタ装置
において、該ビームリミッタがスパッタされて薄膜に混
入することにより該薄膜中に不純物が混入するのを防止
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄膜形成材料
であるターゲットを保持するターゲットホルダーと薄膜
を形成する被加工部材を保持する被加工部材ホルダーを
内装する真空チャンバーと、該真空チャンバーに連通す
るイオン源と、前記真空チャンバー及びイオン源内部空
間を排気する排気手段と、前記イオン源で生成したプラ
ズマから引出し電極で引出したイオンビームをビームリ
ミッタによって整形してターゲットに照射するイオンビ
ームスパッタ装置において、前記ビームリミッタを前記
ターゲットと同一材質の部材で構成したことを特徴と
し、あるいは、前記ビームリミッタにイオンビームと同
極性のバイアス電位を付与するバイアス電源を設けたこ
とを特徴とする。
であるターゲットを保持するターゲットホルダーと薄膜
を形成する被加工部材を保持する被加工部材ホルダーを
内装する真空チャンバーと、該真空チャンバーに連通す
るイオン源と、前記真空チャンバー及びイオン源内部空
間を排気する排気手段と、前記イオン源で生成したプラ
ズマから引出し電極で引出したイオンビームをビームリ
ミッタによって整形してターゲットに照射するイオンビ
ームスパッタ装置において、前記ビームリミッタを前記
ターゲットと同一材質の部材で構成したことを特徴と
し、あるいは、前記ビームリミッタにイオンビームと同
極性のバイアス電位を付与するバイアス電源を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】イオンビームがビームリミッタに衝突すると該
ビームリミッタがスパッタされるが、該ビームリミッタ
はターゲットと同一材質であるので、薄膜中に混入して
も不純物とはならず、従って、高純度の成膜が可能とな
る。
ビームリミッタがスパッタされるが、該ビームリミッタ
はターゲットと同一材質であるので、薄膜中に混入して
も不純物とはならず、従って、高純度の成膜が可能とな
る。
【0008】また、イオンビームはこれと同極性にバイ
アスされたビームリミッタに反発されて該ビームリミッ
タに衝突することがなくなり、従って、該ビームリミッ
タがスパッタされて薄膜中に混入することがない。
アスされたビームリミッタに反発されて該ビームリミッ
タに衝突することがなくなり、従って、該ビームリミッ
タがスパッタされて薄膜中に混入することがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0010】図1は、本発明になるイオンビームスパッ
タ装置である。真空チャンバ1内には、ターゲットホル
ダー2,基板ホルダー3,ビームリミッタ4及びニュー
トラライザ5が設置される。
タ装置である。真空チャンバ1内には、ターゲットホル
ダー2,基板ホルダー3,ビームリミッタ4及びニュー
トラライザ5が設置される。
【0011】ターゲットホルダー2は、バッキングプレ
ート6を介してターゲット7を支持する。ターゲット7
は薄膜形成材料で形成され、例えば、白金(Pt),タン
グステン(W),アルミニウム(Al)等の金属やその合金
あるいは酸化物や窒化物等の絶縁物が用いられる。バッ
キングプレート6には、通常、熱伝導の良い銅が用いら
れる。
ート6を介してターゲット7を支持する。ターゲット7
は薄膜形成材料で形成され、例えば、白金(Pt),タン
グステン(W),アルミニウム(Al)等の金属やその合金
あるいは酸化物や窒化物等の絶縁物が用いられる。バッ
キングプレート6には、通常、熱伝導の良い銅が用いら
れる。
【0012】基板ホルダー3は、被加工部材である基板
8を支持する。この基板ホルダー3は支持した基板8を
加熱することができるようにヒータを内蔵し、駆動系9
によって回転可能にされる。
8を支持する。この基板ホルダー3は支持した基板8を
加熱することができるようにヒータを内蔵し、駆動系9
によって回転可能にされる。
【0013】真空チャンバー1には、イオン源10が連
通して接続される。このイオン源10はその内部にフィ
ラメント11を備え、ガス流量計12を介してガスボン
ベ13が接続される。この実施例はアルゴン(Ar)ガス
を用いるようにしたが、他のガスを用いるようにするこ
ともできる。
通して接続される。このイオン源10はその内部にフィ
ラメント11を備え、ガス流量計12を介してガスボン
ベ13が接続される。この実施例はアルゴン(Ar)ガス
を用いるようにしたが、他のガスを用いるようにするこ
ともできる。
【0014】2枚構成の引出し電極14は、接地電位に
ある真空チャンバ1とイオン源10の接続部に該真空チ
ャンバ1とは絶縁状態に設置される。この引出し電極1
4はイオン引出し部が多孔部材で形成される。この引出
し電極14は3枚構成とすることもできる。前記ニュー
トラライザ5はこの引出し電極14の下流側に位置して
設置され、更にその下流側に前記ビームリミッタ4が設
置される。
ある真空チャンバ1とイオン源10の接続部に該真空チ
ャンバ1とは絶縁状態に設置される。この引出し電極1
4はイオン引出し部が多孔部材で形成される。この引出
し電極14は3枚構成とすることもできる。前記ニュー
トラライザ5はこの引出し電極14の下流側に位置して
設置され、更にその下流側に前記ビームリミッタ4が設
置される。
【0015】ビームリミッタ4はターゲット7と同一材
質の部材でその中央部に開口4aが形成された環状円板
で、真空チャンバー1の側壁に起立した数本のステー1
5の先端に交換可能に取付けられる。
質の部材でその中央部に開口4aが形成された環状円板
で、真空チャンバー1の側壁に起立した数本のステー1
5の先端に交換可能に取付けられる。
【0016】更に、前記真空チャンバ1にはゲート弁1
6を介して真空排気系17が接続される。
6を介して真空排気系17が接続される。
【0017】以上の構成において、成膜のために、先
ず、真空チャンバ1とイオン源10の内部空間を真空排
気系17によって1/10~4Pa程度の高真空度まで排
気し、その後、ガスボンベ13からガス流量計12を介
して5CCM(5cc/分)のアルゴンガス供給を行い、
フィラメント11に給電して熱電子を放出させつつイオ
ン源10の壁との間にアーク放電用の電力を供給するこ
とでアルゴンガスを電離し、該イオン源10内にプラス
のアルゴンイオンAr+と電子eが共存したプラズマを
生成する。このイオン源10は、隣接する極性が交互に
位置するように外壁部に複数個の永久磁石を配置したバ
ケット型のものであってもよい。
ず、真空チャンバ1とイオン源10の内部空間を真空排
気系17によって1/10~4Pa程度の高真空度まで排
気し、その後、ガスボンベ13からガス流量計12を介
して5CCM(5cc/分)のアルゴンガス供給を行い、
フィラメント11に給電して熱電子を放出させつつイオ
ン源10の壁との間にアーク放電用の電力を供給するこ
とでアルゴンガスを電離し、該イオン源10内にプラス
のアルゴンイオンAr+と電子eが共存したプラズマを
生成する。このイオン源10は、隣接する極性が交互に
位置するように外壁部に複数個の永久磁石を配置したバ
ケット型のものであってもよい。
【0018】イオン源10内にプラズマが生成された状
態で引出し電極14に400〜1000Vの加速電圧を
印加すると、前記プラズマのアルゴンイオンAr+が真
空チャンバ1内に引出され、運動エネルギーをもつイオ
ンビームとしてターゲット7に照射される。ターゲット
7はこのイオンビームの衝突によってスパッタされ、○
印で示すように基板8の方向に飛出して該基板8に付着
堆積することにより薄膜を形成する。アルゴンイオンA
r+を加速してイオンビームを生成する加速電圧は、数
百Vのときにスパッタ効率が高い。
態で引出し電極14に400〜1000Vの加速電圧を
印加すると、前記プラズマのアルゴンイオンAr+が真
空チャンバ1内に引出され、運動エネルギーをもつイオ
ンビームとしてターゲット7に照射される。ターゲット
7はこのイオンビームの衝突によってスパッタされ、○
印で示すように基板8の方向に飛出して該基板8に付着
堆積することにより薄膜を形成する。アルゴンイオンA
r+を加速してイオンビームを生成する加速電圧は、数
百Vのときにスパッタ効率が高い。
【0019】引出し電極14によりイオン源10からア
ルゴンイオンAr+を引出して形成したイオンビームの
一部はビームリミッタ4に遮られるが、その一部が開口
4aの内壁面に衝突することにより該面がスパッタされ
てターゲット7の方向に飛出し、該ターゲット7に付着
する。そしてこの付着物はターゲット7と共に再びスパ
ッタされて基板8に付着して薄膜中に混入する。しかし
ながらビームリミッタ4はターゲット7と同一の材質で
あるので、この混入物は不純物とはならず、基板8に高
純度の薄膜を形成することができる。
ルゴンイオンAr+を引出して形成したイオンビームの
一部はビームリミッタ4に遮られるが、その一部が開口
4aの内壁面に衝突することにより該面がスパッタされ
てターゲット7の方向に飛出し、該ターゲット7に付着
する。そしてこの付着物はターゲット7と共に再びスパ
ッタされて基板8に付着して薄膜中に混入する。しかし
ながらビームリミッタ4はターゲット7と同一の材質で
あるので、この混入物は不純物とはならず、基板8に高
純度の薄膜を形成することができる。
【0020】ターゲット7の材質が絶縁物であると、ア
ルゴンイオンAr+が該ターゲット7の表面を帯電する
チャージアップ現象が発生する。このようなときには、
ニュートラライザ5に給電して熱電子を放出させること
によりアルゴンイオンAr+を中和し、ターゲット7表
面のチャージアップ現象を抑制する。
ルゴンイオンAr+が該ターゲット7の表面を帯電する
チャージアップ現象が発生する。このようなときには、
ニュートラライザ5に給電して熱電子を放出させること
によりアルゴンイオンAr+を中和し、ターゲット7表
面のチャージアップ現象を抑制する。
【0021】図2は、ビームリミッタを変形した他の実
施例を示している。ターゲットと同一材質の部材で形成
するビームリミッタは高価になる。この実施例は、ビー
ムリミッタに使用するターゲットと同一材質の部材を減
量するように工夫したものである。このビームリミッタ
4は、その周縁部から外側を遮蔽する補助板18によっ
て支持される。ビームリミッタ4の開口4aよりも大き
い開口18aを有する補助板18はステー15によって
支持され、ビームリミッタ4は両開口4a,18aが同
心となるように該補助板18に着脱可能に取付けられ、
使用するターゲットと同一材質のものに交換して使用で
きるようにされる。
施例を示している。ターゲットと同一材質の部材で形成
するビームリミッタは高価になる。この実施例は、ビー
ムリミッタに使用するターゲットと同一材質の部材を減
量するように工夫したものである。このビームリミッタ
4は、その周縁部から外側を遮蔽する補助板18によっ
て支持される。ビームリミッタ4の開口4aよりも大き
い開口18aを有する補助板18はステー15によって
支持され、ビームリミッタ4は両開口4a,18aが同
心となるように該補助板18に着脱可能に取付けられ、
使用するターゲットと同一材質のものに交換して使用で
きるようにされる。
【0022】このようなビームリミッタ4によれば、イ
オンビームでスパッタされてターゲット方向に飛出す物
質はターゲットと同一材質のものとなるので、前記実施
例と同様に不純物の混入を防止することができる。
オンビームでスパッタされてターゲット方向に飛出す物
質はターゲットと同一材質のものとなるので、前記実施
例と同様に不純物の混入を防止することができる。
【0023】図3は、引出し電極14を変形した他の実
施例を示している。この引出し電極14は、収束性のイ
オンビームを発生してビームリミッタ4や補助板18に
衝突する量が減少するように工夫されている。イオンビ
ームの方向性は引出し電極14が発生する電界に従う。
収束性のイオンビームとするために、引出し電極14は
湾曲した形状に構成される。図示したビームリミッタ4
は図2に示す構造のものであるが、図1に示す構造のも
のでも良い。
施例を示している。この引出し電極14は、収束性のイ
オンビームを発生してビームリミッタ4や補助板18に
衝突する量が減少するように工夫されている。イオンビ
ームの方向性は引出し電極14が発生する電界に従う。
収束性のイオンビームとするために、引出し電極14は
湾曲した形状に構成される。図示したビームリミッタ4
は図2に示す構造のものであるが、図1に示す構造のも
のでも良い。
【0024】図4は、ビームリミッタ4にバイアス電位
を与えてイオンビームの衝突を抑制するようにした実施
例を示している。導電性の補助板18を支持する導電性
のステー15は、絶縁体19を介して真空チャンバ1の
側壁に取付けられ、バイアス電源20からスイッチ21
を介して正の電位を与えることができるように接続され
る。
を与えてイオンビームの衝突を抑制するようにした実施
例を示している。導電性の補助板18を支持する導電性
のステー15は、絶縁体19を介して真空チャンバ1の
側壁に取付けられ、バイアス電源20からスイッチ21
を介して正の電位を与えることができるように接続され
る。
【0025】導電性の部材で構成したビームリミッタ4
を使用したスパッタにおいて、ステー15から補助板1
8を介してビームリミッタ4に正のバイアス電位を印加
すると、該ビームリミッタ4の開口4aの回りには等電
位線22で示すような電界が発生する。従って、イオン
ビームのアルゴンイオンAr+はこの電界により反発作
用を受けるのでビームリミッタ4への衝突量が減少し、
ビームリミッタ4のスパッタ量は極めて微量になる。こ
のようにビームリミッタ4にバイアス電位を与える構成
では、該ビームリミッタ4はターゲット7と異なる材質
の部材で構成しても不純物の混入を避けることが可能で
ある。
を使用したスパッタにおいて、ステー15から補助板1
8を介してビームリミッタ4に正のバイアス電位を印加
すると、該ビームリミッタ4の開口4aの回りには等電
位線22で示すような電界が発生する。従って、イオン
ビームのアルゴンイオンAr+はこの電界により反発作
用を受けるのでビームリミッタ4への衝突量が減少し、
ビームリミッタ4のスパッタ量は極めて微量になる。こ
のようにビームリミッタ4にバイアス電位を与える構成
では、該ビームリミッタ4はターゲット7と異なる材質
の部材で構成しても不純物の混入を避けることが可能で
ある。
【0026】ビームリミッタ4が絶縁部材である場合に
は該ビームリミッタ4にバイアス電位を与えて前記した
ような電界を発生させることができない。このような場
合には、補助板18の開口18aをビームリミッタ4の
開口4aに略等しい内径とすることにより、この補助板
18で発生した電界によりイオンビームを反発して衝突
を抑制するようにすれば良い。
は該ビームリミッタ4にバイアス電位を与えて前記した
ような電界を発生させることができない。このような場
合には、補助板18の開口18aをビームリミッタ4の
開口4aに略等しい内径とすることにより、この補助板
18で発生した電界によりイオンビームを反発して衝突
を抑制するようにすれば良い。
【0027】図5は、更に他の実施例である。この実施
例は多元のイオンビームスパッタ装置で、スパッタ用の
4つのターゲットとイオン源とを備え、更に1つのアシ
スト用のイオン源とを備える。真空チャンバ1内には4
つのターゲット71〜74が設置され、該ターゲット7
1〜74に対向させて4つのスパッタ用のイオン源10
1〜104が設置される。各イオン源101〜104
は、それぞれが前記実施例と同様なビームリミッタ18
1〜184を備える。アシスト用のイオン源23は成膜
中の薄膜にアシスト用のイオンビームを作用させるもの
で、例えば酸素イオンビームや窒素イオンビーム等を放
出する。
例は多元のイオンビームスパッタ装置で、スパッタ用の
4つのターゲットとイオン源とを備え、更に1つのアシ
スト用のイオン源とを備える。真空チャンバ1内には4
つのターゲット71〜74が設置され、該ターゲット7
1〜74に対向させて4つのスパッタ用のイオン源10
1〜104が設置される。各イオン源101〜104
は、それぞれが前記実施例と同様なビームリミッタ18
1〜184を備える。アシスト用のイオン源23は成膜
中の薄膜にアシスト用のイオンビームを作用させるもの
で、例えば酸素イオンビームや窒素イオンビーム等を放
出する。
【0028】このイオンビームスパッタ装置は、4つの
異なる材質のターゲット71〜74を同時にスパッタし
ながらアシスト用の酸素イオンビームを作用させること
により、基板8に高純度の酸化混合薄膜を形成すること
ができる。このような混合薄膜形成は、高温超電導膜の
形成に好適である。
異なる材質のターゲット71〜74を同時にスパッタし
ながらアシスト用の酸素イオンビームを作用させること
により、基板8に高純度の酸化混合薄膜を形成すること
ができる。このような混合薄膜形成は、高温超電導膜の
形成に好適である。
【0029】また、4つのイオン源101〜104を選
択的に作動させることにより多層の高純度薄膜を形成す
ることが可能になる。
択的に作動させることにより多層の高純度薄膜を形成す
ることが可能になる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明は、ビームリミッタがターゲ
ットと同一材質であるので、該ビームリミッタがスパッ
タされて薄膜中に混入しても不純物とはならず、従っ
て、高純度の成膜が可能となる。
ットと同一材質であるので、該ビームリミッタがスパッ
タされて薄膜中に混入しても不純物とはならず、従っ
て、高純度の成膜が可能となる。
【0031】また、第2の発明は、ビームリミッタをイ
オンビームと同極性の電位にバイアスしたので該イオン
ビームが反発されて該ビームリミッタへの衝突が抑制さ
れ、従って、該ビームリミッタがスパッタされて薄膜中
に混入することがなく、高純度の薄膜形成が可能とな
る。
オンビームと同極性の電位にバイアスしたので該イオン
ビームが反発されて該ビームリミッタへの衝突が抑制さ
れ、従って、該ビームリミッタがスパッタされて薄膜中
に混入することがなく、高純度の薄膜形成が可能とな
る。
【図1】本発明になるイオンビームスパッタ装置の縦断
側面図である。
側面図である。
【図2】ビームリミッタの変形例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図3】引出し電極の変形例を示す縦断側面図である。
【図4】ビームリミッタの更に他の変形例を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図5】本発明になる多元のイオンビームスパッタ装置
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
1 真空チャンバ 2 ターゲットホルダー 3 基板ホルダー 4 ビームリミッタ 5 ニュートラライザ 7 ターゲット 8 基板 10 イオン源 14 引出し電極 17 真空排気系 20 バイアス電源
Claims (7)
- 【請求項1】 薄膜形成材料であるターゲットを保持す
るターゲットホルダーと薄膜を形成する被加工部材を保
持する被加工部材ホルダーを内装する真空チャンバー
と、該真空チャンバーに連通するイオン源と、前記真空
チャンバー及びイオン源内部空間を排気する排気手段
と、前記イオン源で生成したプラズマから引出し電極で
引出したイオンビームをビームリミッタによって整形し
てターゲットに照射するイオンビームスパッタ装置にお
いて、 前記ビームリミッタを前記ターゲットと同一材質の部材
で構成したことを特徴とするイオンビームスパッタ装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ビームリミッタ
を交換可能に支持するビームリミッタ支持手段を設けた
ことを特徴とするイオンビームスパッタ装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記ビームリミッタ
支持手段は前記ビームリミッタの開口よりも大きな開口
を備えたことを特徴とするイオンビームスパッタ装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記引出し電極は、
該電極間を通過するイオンビームを前記ビームリミッタ
の開口に向けて収束するように湾曲させたことを特徴と
するイオンビームスパッタ装置。 - 【請求項5】 薄膜形成材料であるターゲットを保持す
るターゲットホルダーと薄膜を形成する被加工部材を保
持する被加工部材ホルダーを内装する真空チャンバー
と、該真空チャンバーに連通するイオン源と、前記真空
チャンバー及びイオン源内部空間を排気する排気手段
と、前記イオン源で生成したプラズマから引出し電極で
引出したイオンビームをビームリミッタによって整形し
てターゲットに照射するイオンビームスパッタ装置にお
いて、 前記ビームリミッタにイオンビームと同極性の電位を付
与するバイアス電源を設けたことを特徴とするイオンビ
ームスパッタ装置。 - 【請求項6】 請求項5において、前記ビームリミッタ
を前記ターゲットと同一材質の部材で構成したことを特
徴とするイオンビームスパッタ装置。 - 【請求項7】 請求項1または2において、前記イオン
源及びターゲットホルダーを複数個備え、1つの被加工
部材に混合膜または多層膜を形成可能にしたことを特徴
とするイオンビームスパッタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19735393A JPH0754146A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | イオンビームスパッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19735393A JPH0754146A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | イオンビームスパッタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754146A true JPH0754146A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16373078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19735393A Pending JPH0754146A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | イオンビームスパッタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754146A (ja) |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP19735393A patent/JPH0754146A/ja active Pending
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