JPH0754212Y2 - 染色ボビン - Google Patents

染色ボビン

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JPH0754212Y2
JPH0754212Y2 JP5773892U JP5773892U JPH0754212Y2 JP H0754212 Y2 JPH0754212 Y2 JP H0754212Y2 JP 5773892 U JP5773892 U JP 5773892U JP 5773892 U JP5773892 U JP 5773892U JP H0754212 Y2 JPH0754212 Y2 JP H0754212Y2
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JP
Japan
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dyeing
yarn
spring
ring
bobbin
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JP5773892U
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JPH0623975U (ja
Inventor
照朋 粂野
Original Assignee
有限会社朋明化成
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、染色ボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染色装置に於て、伸縮性をもたせ
た糸を加熱状態にて染色する場合、図10に示す如く、周
壁aに多数の染色孔b…が貫設された剛性の強い筒体か
ら成る染色ボビンcを使用していた。
【0003】この染色ボビンcには、上下両端部を僅か
に残して糸dを巻設し、円筒状の被染色用糸層eを形成
していた。
【0004】一般に、図11と図12に示す如く、染色釜f
に内有されるキャリアgには、染色液が吐出する小孔h
…を有する複数本のスピンドルi…が立設される。
【0005】そして、そのスピンドルiにリング状のス
ペーサjと上記糸層eとを交互に外嵌して、被染色用糸
層eが形成された染色ボビンc…を積み上げる。
【0006】従って、スピンドルiの小孔h…から吐出
した染色液がボビンcの染色孔b…から吐出して糸dを
染色する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】伸縮性をもたせた糸d
を、加熱状態で染色すると、糸層eは収縮する。
【0008】その場合、糸層eの中間乃至外周部Pは収
縮するが、ボビンの剛性が強いため、周壁a付近の内周
部Qの糸は収縮できずに糸dが延びた状態で染色され、
糸dの番手が狂ったり、糸の伸縮性が失われる。
【0009】このように、番手が狂ったり、あるいは、
伸縮性が失われた糸は、不良品として廃棄していた。
【0010】また、上記内周部Qに於ては、糸相互間が
密となりすぎて、染色液が浸透せず、染色が不十分とな
るという問題もあった。
【0011】本考案は、このような問題を解決して、糸
層の内周部Qの糸の伸びと番手の狂い、及び、染色不良
を防止できる染色ボビンの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る染色ボビンは、周方向に沿って複数
本配設される円弧状の横骨片と、該横骨片の相互間隔を
増減する方向に弾性変形自在として該横骨片を橋絡する
バネ片と、から成るリング状枠を、上下方向に複数本平
行に配設すると共に、その複数本のリング状枠の相互間
隔を増減する方向に弾性変形自在として該リング状枠を
相互に橋絡する複数本のバネ状縦骨を備えたものであ
る。
【0013】
【作用】本考案の染色ボビンの外周壁に、その両端を僅
かに残して糸を周方向に対して所定傾斜角度をもって巻
設し、円筒状の被染色用糸層を形成する。
【0014】被染色用糸層が形成された染色ボビンを、
染色釜内にて複数本積み上げ、さらに、上下方向に圧縮
してセットした場合、バネ状縦骨がリング状枠を相互に
接近させる方向に弾性変形し、染色ボビンは長さ方向に
収縮する。
【0015】この染色ボビンの長さ方向への収縮に伴っ
て、糸層の内周部の糸の傾斜角度は小さくなり、内周部
の糸の緊張が減少する。
【0016】加熱状態にて糸層を染色すると糸層は径方
向に収縮するが、染色ボビンのリング状枠のバネ片が周
方向に圧縮されて弾性変形し、染色ボビンは縮径する。
【0017】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳
説する。
【0018】図1は本考案に係る染色ボビンの一実施例
を示し、この染色ボビン1は、周方向に沿って複数本配
設される円弧状の横骨片2…と、横骨片2…の相互間隔
Mを増減する方向に弾性変形自在として横骨片2…を橋
絡するバネ片3…と、から成るリング状枠4…を備えて
いる。
【0019】リング状枠4…は、上下方向に複数本平行
に配設されている。
【0020】即ち、染色ボビン1は、複数本のバネ状縦
骨5…を備えており、このバネ状縦骨5…は複数本のリ
ング状枠4…の相互間隔Nを増減する方向に弾性変形自
在としてリング状枠4…を相互に橋絡している。
【0021】上端のリング状枠4の横骨片2…には、そ
の内周部に沿って上方に延びる突片6…が一体形成され
ている。この突片6…は、複数個の染色ボビン1…を積
上げる際に、別の染色ボビン1の下端開口部に嵌込ま
れ、軸心に直角な方向へのずれを防止する。
【0022】図2の(A),(B)に示すように、バネ
片3は、U字形とされており、そのU字形の両端部と、
隣会う横骨片2,2の対向する端部とが、夫々、一体化
されている。
【0023】図2の(A)はバネ片3に負荷が作用して
いない状態を示す。これに対し、図2の(B)は横骨片
2,2が相互に接近する方向に負荷が作用した状態を示
し、この状態では、バネ片3は弾性エネルギーを蓄積し
つつ横骨片2,2の相互間隔Mが減少する方向に弾性変
形する。
【0024】従って、図3の平面図で示すように、リン
グ状枠4に中心方向への力Fが作用した場合、全てのバ
ネ片3…が弾性変形して、リング状枠4は仮想線で示す
如く縮径する。
【0025】なお、バネ片3は、U字形以外にも弾性変
形を利用して横骨片2…の相互間隔Mを増減できる形状
であれば、いかなる形状としても良い。例えば、円形,
楕円形,波形,V字形,W字形等があげられる。
【0026】バネ状縦骨5…は、図4の(A),(B)
に示すように上下のリング状枠4,4の間に勾配をもっ
て一体形成されている。また、バネ状縦骨5の上下端部
寄りには、弯曲部7,7が形成されている。さらに、上
下に隣合うバネ状縦骨5…の勾配は、交互に逆とされて
いる。
【0027】図4の(A)はバネ状縦骨5…に負荷が作
用していない状態を示す。これに対し、図4の(B)は
上下のリング状枠4…が相互に接近する方向に負荷が作
用した場合を示し、この状態では、バネ状縦骨5…は弾
性エネルギーを蓄積しつつリング状枠4…の相互間隔N
が減少する方向に弾性変形する。
【0028】上述の如くバネ状縦骨5…が弾性変形する
と、図1に示す染色ボビン1の高さ寸法Hは減少するこ
ととなる。
【0029】図5は、バネ状縦骨5…の変形例を示す。
このバネ状縦骨5の途中部には、略上下方向に突出する
小突部8,8が一体形成されている。この小突部8,8
は、バネ状縦骨5…が弾性変形してリング状枠4,4の
相互間隔Nが減少した場合にリング状枠4,4の対向面
に夫々当接して、相互間隔Nの減少を規制する。
【0030】また、図6は、バネ状縦骨5…の他の実施
例を示し、このバネ状縦骨5…は、階段状に弯曲してい
る。
【0031】図7は、バネ状縦骨5…の別の実施例を示
し、このバネ状縦骨5…は、U字形を横倒した形状とさ
れている。
【0032】なお、図1では、1本の横骨片2の上面側
又は下面側には、2本のバネ状縦骨5,5が一体形成さ
れているが、これを1本のみとするも好ましい。
【0033】なお、バネ状縦骨5…としては、上記実施
例以外にも、弾性変形を利用してリング状枠4…の相互
間隔Nを増減できる形状であればいかなるものでも良
く、例えば、円形,楕円形等とするも好ましい。
【0034】上述のように構成された染色ボビン1の外
周壁に、図8に示すように、その上下両端を僅かに残し
て糸10を巻設し、円筒状の被染色用糸層9を形成する。
ここで、巻設される糸10は、染色ボビン1の外周面に、
図8のように所定傾斜角度θをもって巻かれている。
【0035】この形成された糸層9の内、内周部Qの糸
は外周部Pの糸よりも緊張が大であり、かつ、内周部Q
の糸の相互間隔は外周部Pの糸の相互間隔よりも密とな
る。
【0036】このように被染色用糸層9が形成された複
数個の染色ボビン1…を積上げて、さらに、上下から圧
縮して染色釜にセットする(図示省略)。
【0037】こうしてセットした染色ボビン1には上下
からの圧縮力が作用し、バネ状縦骨5…はリング状枠
4,4の相互間隔Nが減少する方向に弾性変形し(図4
の(B)参照)、染色ボビン1の高さ寸法Hが減少す
る。この高さ寸法Hの減少に伴って、内周部Qの糸10の
傾斜角度は所定傾斜角度θよりも減少し、(1巻きの周
長さが短くて済むように変位し、)糸10の緊張が減少す
る。
【0038】そして、染色ボビン1の横骨片2…,バネ
片3…及びバネ状縦骨5…等(図1参照)の間から染色
液を吐出させて糸層9を加熱状態にて染色する。この染
色の際、内周部Qの糸10の緊張が減少しているため、糸
の太さが糸層9全体で平均し、内周部Qの糸の相互間隔
も均一となる。従って、糸層9全体に染色液が平均的に
浸透し、糸に染色むらが生じない。
【0039】また、糸10は染色により長手方向に収縮
し、糸層9は図9に示す如く径方向に収縮する。この糸
層9の収縮に応じて、バネ片3が圧縮されて弾性変形
し、染色ボビン1は径方向へ収縮する(図2の(B)と
図3参照)。
【0040】従って、糸層9の内周部Qの糸は、中間乃
至外周部Pの糸と同様、自由に収縮可能となり、糸の伸
縮性が失われない。また、糸層9全体への染色液の浸透
を促し、染色むらの防止を一層確実なものとし得る。
【0041】なお、仮に、バネ状縦骨5…を設けず、染
色ボビン1の高さ寸法Hを減少不可能とした場合は、染
色ボビン1は径方向にのみ収縮することとなるが、その
ような場合に於ては、内周部Qの糸は均一に収縮せず、
平面視に於て蛇行状のしわが生じてしまう。そして、こ
の蛇行状のしわができた場合は、内周部Qからの糸の繰
り出しが困難となる。
【0042】バネ状縦骨5…は、このような蛇行状のし
わの発生を防止できる。つまり、内周部Qの糸を略均一
に収縮させることができる。従って、染色後の内周部Q
からの糸の繰り出しをスムースとし得る。
【0043】なお、染色ボビン1の材質としては、弾性
のあるものであればいかなるものでも使用可能であり、
例えば、合成樹脂が用いられる。
【0044】
【考案の効果】本考案は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0045】被染色用糸層9が形成された複数個の染色
ボビン1…を積上げて上下から圧縮してセットすること
により、夫々の染色ボビン1…が上下方向に収縮され
る。この上下方向の収縮により、(図8に示した糸の傾
斜角度θが減少して、)糸層9の内周部Qの糸の緊張が
減少し、糸の太さ及び糸の相互間隔を糸層9全体で平均
化させることができる。従って、染色むらの発生を防止
できる。
【0046】被染色用糸層9を加熱状態にて染色する
と、糸層9の収縮に応じてリング状枠4のバネ片3…が
弾性変形し、染色ボビン1は径方向への適度な保持力を
残すとともに径方向に収縮できる。
【0047】従って、染色ボビン1周辺の内周部Qの糸
は、糸層9の中間乃至外周部Pの糸と同様、自由に収縮
可能となり、染色後も糸の伸縮性が失われず、糸の伸び
と番手の狂いを防止できる。これにより、不良品として
廃棄する糸の部分がなくなり、製造コストの低減を図る
ことができる。
【0048】また、糸の太さの平均化、及び、糸の相互
間隔の均一化を一層促すことができ、染色むらの防止を
確実なものとすることができる。そして、糸の風合を良
好とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の染色ボビンの一実施例を示す一部省略
した斜視図である。
【図2】バネ片を説明する要部拡大図である。
【図3】使用状態を説明する略図である。
【図4】バネ状縦骨を説明する拡大図である。
【図5】変形例を示す拡大図である。
【図6】バネ状縦骨の他の実施例を示す拡大図である。
【図7】バネ状縦骨の別の実施例を示す拡大図である。
【図8】染色ボビンに糸を巻設した状態を示す簡略図で
ある。
【図9】染色ボビンに糸を巻設した状態を示す断面正面
図である。
【図10】染色ボビンに糸を巻設した状態の従来例の一部
断面正面図である。
【図11】染色装置の一例を説明する要部拡大断面図であ
る。
【図12】染色装置全体を説明する簡略図である。
【符号の説明】
2 横骨片 3 バネ片 4 リング状枠 5 バネ状縦骨 M 相互間隔 N 相互間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に沿って複数本配設される円弧状
    の横骨片2…と、該横骨片2…の相互間隔Mを増減する
    方向に弾性変形自在として該横骨片2…を橋絡するバネ
    片3…と、から成るリング状枠4…を、上下方向に複数
    本平行に配設すると共に、その複数本のリング状枠4…
    の相互間隔Nを増減する方向に弾性変形自在として該リ
    ング状枠4…を相互に橋絡する複数本のバネ状縦骨5…
    を備えたことを特徴とする染色ボビン。
JP5773892U 1992-07-24 1992-07-24 染色ボビン Expired - Lifetime JPH0754212Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5773892U JPH0754212Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 染色ボビン

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JP5773892U JPH0754212Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 染色ボビン

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Publication Number Publication Date
JPH0623975U JPH0623975U (ja) 1994-03-29
JPH0754212Y2 true JPH0754212Y2 (ja) 1995-12-13

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ID=13064259

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JP5773892U Expired - Lifetime JPH0754212Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 染色ボビン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100617940B1 (ko) * 2004-08-18 2006-09-04 손추익 치즈염색용 보빈

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JPH0623975U (ja) 1994-03-29

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