JPH0754255A - 吸水性不織布 - Google Patents
吸水性不織布Info
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- JPH0754255A JPH0754255A JP5217912A JP21791293A JPH0754255A JP H0754255 A JPH0754255 A JP H0754255A JP 5217912 A JP5217912 A JP 5217912A JP 21791293 A JP21791293 A JP 21791293A JP H0754255 A JPH0754255 A JP H0754255A
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- Japan
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- water
- nonwoven fabric
- fibers
- absorbent nonwoven
- absorbent
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- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H1/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
- D04H1/40—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
- D04H1/42—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties characterised by the use of certain kinds of fibres insofar as this use has no preponderant influence on the consolidation of the fleece
- D04H1/425—Cellulose series
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
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- D04H1/4382—Stretched reticular film fibres; Composite fibres; Mixed fibres; Ultrafine fibres; Fibres for artificial leather
- D04H1/43835—Mixed fibres, e.g. at least two chemically different fibres or fibre blends
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- Textile Engineering (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い吸水能力を有し、柔軟性、風合い、加工
適性に優れ、さらに湿潤引張り強さが強い吸水性不織布
を提供する。 【構成】 合成繊維とセルロース系繊維が交絡した複合
シートから成り、該セルロース系繊維が0.35〜1.
6のカルボキシメチル基置換度を有し、かつ架橋結合さ
れていることを特徴とする。
適性に優れ、さらに湿潤引張り強さが強い吸水性不織布
を提供する。 【構成】 合成繊維とセルロース系繊維が交絡した複合
シートから成り、該セルロース系繊維が0.35〜1.
6のカルボキシメチル基置換度を有し、かつ架橋結合さ
れていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸水性不織布に関する
ものである。さらに詳しくは、本発明は、合成繊維と高
吸水性セルロース系繊維が交絡した複合シートからな
り、高吸水性樹脂と同等の吸水能力を有し、柔軟性、風
合い、加工適性に優れるだけでなく、吸水した後でもシ
ート強度に優れた吸水性不織布に関するものである。
ものである。さらに詳しくは、本発明は、合成繊維と高
吸水性セルロース系繊維が交絡した複合シートからな
り、高吸水性樹脂と同等の吸水能力を有し、柔軟性、風
合い、加工適性に優れるだけでなく、吸水した後でもシ
ート強度に優れた吸水性不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水または食塩水など塩類を含んだ水溶液
の吸水材料としては、近年、高吸水性樹脂と呼ばれる一
群の材料が知られている。これらの樹脂材料は、基本的
には、水溶性高分子をわずかに架橋し、水に対して不溶
化した化学構造を有するものである。このような高吸水
性材料としては、例えば澱粉にアクリロニトリルをグラ
フト重合した後、これを加水分解したもの、澱粉にアク
リル酸金属塩をグラフト重合したもの、アクリル酸を共
重合性架橋剤とともに重合した架橋樹脂、メタクリル酸
メチル−酢酸ビニル共重合体の加水分解物など数多くの
ものが提案されており、これらのいくつかは実用化され
ている。
の吸水材料としては、近年、高吸水性樹脂と呼ばれる一
群の材料が知られている。これらの樹脂材料は、基本的
には、水溶性高分子をわずかに架橋し、水に対して不溶
化した化学構造を有するものである。このような高吸水
性材料としては、例えば澱粉にアクリロニトリルをグラ
フト重合した後、これを加水分解したもの、澱粉にアク
リル酸金属塩をグラフト重合したもの、アクリル酸を共
重合性架橋剤とともに重合した架橋樹脂、メタクリル酸
メチル−酢酸ビニル共重合体の加水分解物など数多くの
ものが提案されており、これらのいくつかは実用化され
ている。
【0003】これらの従来の材料はほとんどが細かい粉
末或いは粒状であるため、実用に供する場合、そのまま
用いられることはほとんど無く、なんらかの支持材料を
必要とする。例えば使い捨て紙おむつの製造にはフラッ
フパルプマットの間に散布することが広く行われている
し、その他の製品の場合でも紙、不織布、合成樹脂シー
トなどのシート材料の中間に挟んで用いられる。
末或いは粒状であるため、実用に供する場合、そのまま
用いられることはほとんど無く、なんらかの支持材料を
必要とする。例えば使い捨て紙おむつの製造にはフラッ
フパルプマットの間に散布することが広く行われている
し、その他の製品の場合でも紙、不織布、合成樹脂シー
トなどのシート材料の中間に挟んで用いられる。
【0004】このような複合材料は、製造する際に、所
定量の吸水性樹脂を均一に散布しなくてはならず、かつ
散布した吸水性樹脂が脱落しないよう固定する工夫も必
要となりやっかいなものである。また使用する時にも、
吸水した吸水性樹脂ゲル粒子が支持材料からはみだした
り、脱落が起こりやすいという欠点があり、また支持材
料として最も一般的なフラッフパルプマットや紙を用い
た場合、吸水後に強度が大幅に低下し、型くずれしやす
いという問題を抱えている。
定量の吸水性樹脂を均一に散布しなくてはならず、かつ
散布した吸水性樹脂が脱落しないよう固定する工夫も必
要となりやっかいなものである。また使用する時にも、
吸水した吸水性樹脂ゲル粒子が支持材料からはみだした
り、脱落が起こりやすいという欠点があり、また支持材
料として最も一般的なフラッフパルプマットや紙を用い
た場合、吸水後に強度が大幅に低下し、型くずれしやす
いという問題を抱えている。
【0005】これらの、従来の高吸水性樹脂が抱える問
題を解決する試みとして、繊維状の高吸水性樹脂を製造
し、そのまま、あるいはシート状に加工して用いる方法
(特開昭57−21549号公報、特開昭63−159
440号公報)、吸水性樹脂粉末をバインダー樹脂溶液
中に分散させて塗料化し、これを支持材料に塗布する方
法(特公昭55−50074号公報)、水溶性モノマー
を架橋性モノマーとともにフラッフパルプ、紙、不織布
等に含浸後、重合させて吸水性樹脂を形成させ、複合吸
水材料とする方法(特開昭59−204975号、特開
昭60−149609号、特開昭63−10638号、
特開昭63−105044号、特開平2−111484
号、特開昭61−194300号の各公報)などが知ら
れている。
題を解決する試みとして、繊維状の高吸水性樹脂を製造
し、そのまま、あるいはシート状に加工して用いる方法
(特開昭57−21549号公報、特開昭63−159
440号公報)、吸水性樹脂粉末をバインダー樹脂溶液
中に分散させて塗料化し、これを支持材料に塗布する方
法(特公昭55−50074号公報)、水溶性モノマー
を架橋性モノマーとともにフラッフパルプ、紙、不織布
等に含浸後、重合させて吸水性樹脂を形成させ、複合吸
水材料とする方法(特開昭59−204975号、特開
昭60−149609号、特開昭63−10638号、
特開昭63−105044号、特開平2−111484
号、特開昭61−194300号の各公報)などが知ら
れている。
【0006】また同様の試みとして、水溶性高分子を架
橋剤とともに、フラッフパルプ、紙、不織布等に含浸
後、架橋反応を行わせて吸水性樹脂を形成させ、複合吸
水材料とする方法(特公昭59−45695号、特開昭
62−275146号、特開平1−203084号の各
公報)、さらにはセルロース系繊維よりなるシートを、
シートの構造を保持したまま、架橋構造を有するカルボ
キシメチルセルロース塩化して吸水性を持たせる方法
(特開昭60−71797号公報、特開昭61−893
64号公報)などが知られている。
橋剤とともに、フラッフパルプ、紙、不織布等に含浸
後、架橋反応を行わせて吸水性樹脂を形成させ、複合吸
水材料とする方法(特公昭59−45695号、特開昭
62−275146号、特開平1−203084号の各
公報)、さらにはセルロース系繊維よりなるシートを、
シートの構造を保持したまま、架橋構造を有するカルボ
キシメチルセルロース塩化して吸水性を持たせる方法
(特開昭60−71797号公報、特開昭61−893
64号公報)などが知られている。
【0007】上記の各方法のうち、繊維状の高吸水性樹
脂を製造し、そのまま、あるいはシート状に加工して用
いる方法では、製造工程が複雑であることや、特殊な原
料を必要とするためコスト高である。吸水性樹脂粉末を
バインダー樹脂溶液中に分散させて塗料化し、これを支
持材料に塗布する方法では、バインダー樹脂の皮膜が吸
水を阻害するため吸水速度が著しく低下する。これをさ
けるためにバインダー樹脂の使用量を押さえたり、水溶
性樹脂をバインダーとして用いると吸水時にゲル粒子が
支持材料から脱落することは免れない。
脂を製造し、そのまま、あるいはシート状に加工して用
いる方法では、製造工程が複雑であることや、特殊な原
料を必要とするためコスト高である。吸水性樹脂粉末を
バインダー樹脂溶液中に分散させて塗料化し、これを支
持材料に塗布する方法では、バインダー樹脂の皮膜が吸
水を阻害するため吸水速度が著しく低下する。これをさ
けるためにバインダー樹脂の使用量を押さえたり、水溶
性樹脂をバインダーとして用いると吸水時にゲル粒子が
支持材料から脱落することは免れない。
【0008】水溶性モノマーを架橋性モノマーとともに
フラッフパルプ、パルプ紙、不織布等に含浸後、重合さ
せて吸水性樹脂を形成させ、複合吸水材料とする方法
は、数多く研究されているが、モノマー含浸量が多い
と、支持体の柔軟性がなくなって堅く、そしてもろくな
り、加工性、風合いなどは著しく損なわれる。これと類
似の方法で、水溶性樹脂を架橋剤とともにフラッフパル
プ、紙、不織布等に含浸後、架橋反応を行わせて吸水性
樹脂を形成させ、複合吸水材料とする方法も知られてい
るが、吸水量の高い吸水性樹脂を形成させるためには、
高分子量の水溶性樹脂を含浸させる必要があり、これは
粘度が非常に高いため困難である。
フラッフパルプ、パルプ紙、不織布等に含浸後、重合さ
せて吸水性樹脂を形成させ、複合吸水材料とする方法
は、数多く研究されているが、モノマー含浸量が多い
と、支持体の柔軟性がなくなって堅く、そしてもろくな
り、加工性、風合いなどは著しく損なわれる。これと類
似の方法で、水溶性樹脂を架橋剤とともにフラッフパル
プ、紙、不織布等に含浸後、架橋反応を行わせて吸水性
樹脂を形成させ、複合吸水材料とする方法も知られてい
るが、吸水量の高い吸水性樹脂を形成させるためには、
高分子量の水溶性樹脂を含浸させる必要があり、これは
粘度が非常に高いため困難である。
【0009】また得られる複合吸水材料が堅く、そして
もろくなり、加工性、風合いなどが著しく損なわれる欠
点はモノマー含浸の場合と同様である。またセルロース
系繊維よりなるシートを、シートの構造を保持したま
ま、架橋構造を有するカルボキシメチルセルロース塩化
して吸水性を持たせる方法では、柔軟性、風合い、加工
適性に優れてはいるものの、吸水後にシート強度は全く
無くなり、離解してしまうという欠点を有している。
もろくなり、加工性、風合いなどが著しく損なわれる欠
点はモノマー含浸の場合と同様である。またセルロース
系繊維よりなるシートを、シートの構造を保持したま
ま、架橋構造を有するカルボキシメチルセルロース塩化
して吸水性を持たせる方法では、柔軟性、風合い、加工
適性に優れてはいるものの、吸水後にシート強度は全く
無くなり、離解してしまうという欠点を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来
の高吸水性材料の有する欠点を解消し、高吸水性樹脂と
同等の吸水能力を有し、かつ柔軟性、風合い、加工適性
及び吸水後のシート強度などに優れた吸水性不織布を提
供しようとするものである。
の高吸水性材料の有する欠点を解消し、高吸水性樹脂と
同等の吸水能力を有し、かつ柔軟性、風合い、加工適性
及び吸水後のシート強度などに優れた吸水性不織布を提
供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の吸水性不織布
は、合成繊維とセルロース系繊維とを含む複合シートか
らなり、前記セルロース系繊維がカルボキシメチル基を
有し、かつ架橋結合されており、前記カルボキシメチル
基の置換度が0.35〜1.6であることを特徴とする
ものである。そして、前記複合シートのJIS P81
35に示された方法で測定した25mm幅の試験片の湿
潤引張り強さが0.1〜10.0Kgfであり、かつ純
水吸水量が吸水前の前記複合シート重量に対して25〜
160倍であることが必要である。
は、合成繊維とセルロース系繊維とを含む複合シートか
らなり、前記セルロース系繊維がカルボキシメチル基を
有し、かつ架橋結合されており、前記カルボキシメチル
基の置換度が0.35〜1.6であることを特徴とする
ものである。そして、前記複合シートのJIS P81
35に示された方法で測定した25mm幅の試験片の湿
潤引張り強さが0.1〜10.0Kgfであり、かつ純
水吸水量が吸水前の前記複合シート重量に対して25〜
160倍であることが必要である。
【0012】以下に、本発明の吸水性不織布を構成する
材料について詳述する。本発明において使用される合成
繊維としては、従来公知の繊維を使用することができ
る。例えば、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊
維、ポリアミド系繊維、ポリアクリル酸エステル系繊
維、ポリウレタン系繊維等を使用することができる。こ
れらの合成繊維は、繊維の状態で使用してもよく、ある
いはシートの状態すなわち不織布の状態で使用してもよ
い。
材料について詳述する。本発明において使用される合成
繊維としては、従来公知の繊維を使用することができ
る。例えば、ポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊
維、ポリアミド系繊維、ポリアクリル酸エステル系繊
維、ポリウレタン系繊維等を使用することができる。こ
れらの合成繊維は、繊維の状態で使用してもよく、ある
いはシートの状態すなわち不織布の状態で使用してもよ
い。
【0013】不織布としては、従来公知の方法で作製し
た不織布、例えば乾式不織布、湿式不織布、スパンボン
ド不織布、メルトブロー不織布などを使用することがで
きる。繊維の繊度は特に制約はないが、0.3〜10デ
ニールであるのが好ましい。繊維の繊度が10デニール
を超えて太くなると、不織布の柔軟性が低下し、吸水性
不織布とした場合の柔軟性、風合い、加工適性が劣って
くる。また繊維の繊度が0.3未満になると、不織布の
密度が高くなり紙状化する傾向にあり、不織布の性状を
コントロールすることが困難になる。
た不織布、例えば乾式不織布、湿式不織布、スパンボン
ド不織布、メルトブロー不織布などを使用することがで
きる。繊維の繊度は特に制約はないが、0.3〜10デ
ニールであるのが好ましい。繊維の繊度が10デニール
を超えて太くなると、不織布の柔軟性が低下し、吸水性
不織布とした場合の柔軟性、風合い、加工適性が劣って
くる。また繊維の繊度が0.3未満になると、不織布の
密度が高くなり紙状化する傾向にあり、不織布の性状を
コントロールすることが困難になる。
【0014】本発明において使用するセルロース系繊維
としては、木材から製造されるパルプ繊維、草本類から
製造される非木材パルプ繊維、再生セルロース繊維など
が挙げられる。木材から製造されるパルプ繊維として
は、例えば針葉樹あるいは広葉樹をクラフト法、サルフ
ァイト法、ソーダ法、ポリサルファイド法などで蒸解し
た化学パルプ繊維、レファイナー、グラインダーなどの
機械的力によってパルプ化した機械パルプ繊維、薬品に
よる前処理の後、機械的力によってパルプ化したセミケ
ミカルパルプ繊維、あるいは古紙パルプ繊維などを例示
でき、それぞれ未晒若しくは晒の状態で使用することが
できる。草本類から製造される非木材パルプ繊維として
は、例えば綿、マニラ麻、亜麻、藁、竹、パガス、ケナ
フ、楮、三椏などを木材パルプと同様の方法でパルプ化
した繊維が挙げられる。
としては、木材から製造されるパルプ繊維、草本類から
製造される非木材パルプ繊維、再生セルロース繊維など
が挙げられる。木材から製造されるパルプ繊維として
は、例えば針葉樹あるいは広葉樹をクラフト法、サルフ
ァイト法、ソーダ法、ポリサルファイド法などで蒸解し
た化学パルプ繊維、レファイナー、グラインダーなどの
機械的力によってパルプ化した機械パルプ繊維、薬品に
よる前処理の後、機械的力によってパルプ化したセミケ
ミカルパルプ繊維、あるいは古紙パルプ繊維などを例示
でき、それぞれ未晒若しくは晒の状態で使用することが
できる。草本類から製造される非木材パルプ繊維として
は、例えば綿、マニラ麻、亜麻、藁、竹、パガス、ケナ
フ、楮、三椏などを木材パルプと同様の方法でパルプ化
した繊維が挙げられる。
【0015】再生セルロース繊維としては、セルロース
をビスコースの形で溶液としたのち、酸の中でセルロー
スを再生・紡糸したビスコースレーヨン、セルロースを
銅アンモニア溶液中に溶解したのち、酸の中で再生・紡
糸した銅アンモニアレーヨン、N−メチルモルフォリン
−N−オキサイドの如き、非水系セルロース溶媒に溶解
したしたのち、紡糸して得られる再生セルロース繊維な
どが例示される。
をビスコースの形で溶液としたのち、酸の中でセルロー
スを再生・紡糸したビスコースレーヨン、セルロースを
銅アンモニア溶液中に溶解したのち、酸の中で再生・紡
糸した銅アンモニアレーヨン、N−メチルモルフォリン
−N−オキサイドの如き、非水系セルロース溶媒に溶解
したしたのち、紡糸して得られる再生セルロース繊維な
どが例示される。
【0016】本発明において、合成繊維とセルロース系
繊維とからなる複合シートを製造する方法としては、公
知の方法が使用できる。例えば、“Research
disclosure,17060,June 197
8”に記載されている、合成繊維不織布と紙シートを水
流交絡させる方法で得られる複合シートは、風合い、加
工性の面で優れており、本発明に有効に用いることがで
きる。この場合の合成繊維不織布としては水流の圧力に
耐える強度を有する必要があり、長繊維不織布が望まし
い。
繊維とからなる複合シートを製造する方法としては、公
知の方法が使用できる。例えば、“Research
disclosure,17060,June 197
8”に記載されている、合成繊維不織布と紙シートを水
流交絡させる方法で得られる複合シートは、風合い、加
工性の面で優れており、本発明に有効に用いることがで
きる。この場合の合成繊維不織布としては水流の圧力に
耐える強度を有する必要があり、長繊維不織布が望まし
い。
【0017】また合成繊維短繊維とセルロース系繊維を
予め混合し、乾式または湿式の方法でウェブとし、複合
シートとする方法でも良い。この場合、複合シートの湿
潤引張り強度を維持するために、合成繊維を相互に部分
的に接着する必要がある。合成繊維を相互に部分的に接
着する方法としては、既知のいかなる方法で行ってもよ
く、接着剤を散布した後、加熱して接着する方法、熱融
着繊維を混合し、加熱によって接着する方法、ニードル
パンチによる方法、ステッチボンドによる方法などが使
用できる。
予め混合し、乾式または湿式の方法でウェブとし、複合
シートとする方法でも良い。この場合、複合シートの湿
潤引張り強度を維持するために、合成繊維を相互に部分
的に接着する必要がある。合成繊維を相互に部分的に接
着する方法としては、既知のいかなる方法で行ってもよ
く、接着剤を散布した後、加熱して接着する方法、熱融
着繊維を混合し、加熱によって接着する方法、ニードル
パンチによる方法、ステッチボンドによる方法などが使
用できる。
【0018】本発明において、複合シートを構成する合
成繊維とセルロース系繊維との配合割合は、合成繊維1
に対してセルロース系繊維が1〜19となるようにする
のが好ましい。合成繊維に対するセルロース系繊維の割
合が1未満では、合成繊維に対するセルロース系繊維の
量が相対的に少なくなり、得られるシートの吸水量が小
さくなる。逆にセルロース系繊維の割合が19を越えて
多くなると、合成繊維とセルロース系繊維との交絡が起
こりにくくなり、また、得られたシートを吸水させた場
合に膨潤したセルロース系繊維が脱落しやすくなり、さ
らに湿潤引張り強度が低下してしまう。
成繊維とセルロース系繊維との配合割合は、合成繊維1
に対してセルロース系繊維が1〜19となるようにする
のが好ましい。合成繊維に対するセルロース系繊維の割
合が1未満では、合成繊維に対するセルロース系繊維の
量が相対的に少なくなり、得られるシートの吸水量が小
さくなる。逆にセルロース系繊維の割合が19を越えて
多くなると、合成繊維とセルロース系繊維との交絡が起
こりにくくなり、また、得られたシートを吸水させた場
合に膨潤したセルロース系繊維が脱落しやすくなり、さ
らに湿潤引張り強度が低下してしまう。
【0019】セルロース系繊維に架橋結合とカルボキシ
メチル基を付与すると高い吸水性を示すことは公知であ
り、カルボキシメチル化する方法も数多く知られてい
る。基本的には水酸化アルカリとモノクロロ酢酸塩を水
あるいはイソプロピルアルコールなどの溶媒中で複合シ
ートに反応させれば良い。複合シートの構造を維持した
まま反応させる方法としては、特開昭60−71797
号公報、特開昭61−89364号公報に示される方法
が知られていてる。水酸化アルカリとしてはアルカリ金
属の水酸化物が一般に用いられ、コストの面で水酸化ナ
トリウムが好適である。モノクロロ酢酸塩としてはアル
カリ金属塩またはアンモニウム塩が用いられ、一般的に
はモノクロロ酢酸ナトリウム、及びモノクロロ酢酸カリ
ウムが用いられる。
メチル基を付与すると高い吸水性を示すことは公知であ
り、カルボキシメチル化する方法も数多く知られてい
る。基本的には水酸化アルカリとモノクロロ酢酸塩を水
あるいはイソプロピルアルコールなどの溶媒中で複合シ
ートに反応させれば良い。複合シートの構造を維持した
まま反応させる方法としては、特開昭60−71797
号公報、特開昭61−89364号公報に示される方法
が知られていてる。水酸化アルカリとしてはアルカリ金
属の水酸化物が一般に用いられ、コストの面で水酸化ナ
トリウムが好適である。モノクロロ酢酸塩としてはアル
カリ金属塩またはアンモニウム塩が用いられ、一般的に
はモノクロロ酢酸ナトリウム、及びモノクロロ酢酸カリ
ウムが用いられる。
【0020】架橋結合を導入するための方法も格別の限
定はないが、予めセルロース系繊維に架橋剤を反応させ
た後、カルボキシメチル化させても良いし、カルボキシ
メチル化を行う際に架橋剤を同時に作用させても良い
し、カルボキシメチル化を行った後で架橋剤を作用させ
ても良い。架橋剤としては、ホルムアルデヒド、及びグ
リオキザールなどのアルデヒド類;ジメチロールウレ
ア、ジメチロールエチレンウレア、及びジメチロールイ
ミダゾリドンなどのN−メチロール化合物類;蓚酸、マ
レイン酸、こはく酸、及びポリアクリル酸などの多価カ
ルボン酸類;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、及
びジエポキシブタンなどの多価エポキシ化合物類;ジビ
ニルスルホン、及びメチレンビスアクリルアミドなどの
ジビニル化合物類、ジクロロアセトン、ジクロロプロパ
ノール、及びジクロロ酢酸などの多価ハロゲン化合物
類;エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリンなどのハ
ロヒドリン化合物類;並びに多価アジリジン化合物類な
どが使用できる。
定はないが、予めセルロース系繊維に架橋剤を反応させ
た後、カルボキシメチル化させても良いし、カルボキシ
メチル化を行う際に架橋剤を同時に作用させても良い
し、カルボキシメチル化を行った後で架橋剤を作用させ
ても良い。架橋剤としては、ホルムアルデヒド、及びグ
リオキザールなどのアルデヒド類;ジメチロールウレ
ア、ジメチロールエチレンウレア、及びジメチロールイ
ミダゾリドンなどのN−メチロール化合物類;蓚酸、マ
レイン酸、こはく酸、及びポリアクリル酸などの多価カ
ルボン酸類;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、及
びジエポキシブタンなどの多価エポキシ化合物類;ジビ
ニルスルホン、及びメチレンビスアクリルアミドなどの
ジビニル化合物類、ジクロロアセトン、ジクロロプロパ
ノール、及びジクロロ酢酸などの多価ハロゲン化合物
類;エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリンなどのハ
ロヒドリン化合物類;並びに多価アジリジン化合物類な
どが使用できる。
【0021】架橋剤の添加量は、架橋剤の種類あるいは
反応条件により異なるが、対セルロース系繊維当り0.
1〜10重量%であることが好ましい。架橋結合とカル
ボキシメチル基を有するセルロース系繊維の純水吸水量
は、主にカルボキシメチル基の置換度及び架橋密度によ
って決定される。純水吸水量はカルボキシメチル基の置
換度が高いほど理論的には高くなるが、実用的には置換
度が0.35〜1.6が適当である。置換度を1.6を
越えて高くしても、吸水量はほぼ飽和してしまい、得ら
れるシートのコストが高くなるため不利となる。またカ
ルボキシメチル化を行う際に、セルロース分子の解重合
が起こり、逆に吸水量が低下するという現象が起こるこ
とがある。一方、置換度が0.35未満では、十分な純
水吸水量が得られない。
反応条件により異なるが、対セルロース系繊維当り0.
1〜10重量%であることが好ましい。架橋結合とカル
ボキシメチル基を有するセルロース系繊維の純水吸水量
は、主にカルボキシメチル基の置換度及び架橋密度によ
って決定される。純水吸水量はカルボキシメチル基の置
換度が高いほど理論的には高くなるが、実用的には置換
度が0.35〜1.6が適当である。置換度を1.6を
越えて高くしても、吸水量はほぼ飽和してしまい、得ら
れるシートのコストが高くなるため不利となる。またカ
ルボキシメチル化を行う際に、セルロース分子の解重合
が起こり、逆に吸水量が低下するという現象が起こるこ
とがある。一方、置換度が0.35未満では、十分な純
水吸水量が得られない。
【0022】また純水吸水量は、架橋密度が小さいほど
高くなるが、あまり小さいと、吸水したときのゲルの強
度が弱く、また水溶性のカルボキシメチルセルロース塩
が残るのでべたついた感じとなり好ましくない。逆に架
橋密度があまり高いと吸水量が低下するので、用途によ
り最適の架橋密度を設定する必要がある。本発明では、
カルボキシメチル基置換度と架橋密度を調節することに
よって、純水吸水量が吸水前の複合シート重量に対して
25〜160倍となるようにすれば良い。
高くなるが、あまり小さいと、吸水したときのゲルの強
度が弱く、また水溶性のカルボキシメチルセルロース塩
が残るのでべたついた感じとなり好ましくない。逆に架
橋密度があまり高いと吸水量が低下するので、用途によ
り最適の架橋密度を設定する必要がある。本発明では、
カルボキシメチル基置換度と架橋密度を調節することに
よって、純水吸水量が吸水前の複合シート重量に対して
25〜160倍となるようにすれば良い。
【0023】本発明の吸水性不織布は、合成繊維とセル
ロース系繊維とを含む複合シートからなり、セルロース
系繊維がカルボキシメチル基を有し、かつ架橋結合され
ているものからなる。合成繊維は、本発明の吸水性不織
布に柔軟性、風合い、加工適性を与えるだけではなく、
合成繊維自体はほとんど吸水性を有しないので、吸水し
た状態でも湿潤引張り強さを高く保つことができる。セ
ルロース系繊維は合成繊維に交絡しているだけであり、
吸水性不織布のもつ柔軟性、風合い、加工適性をほとん
ど低下させない。さらに、架橋結合とカルボキシメチル
基を有するので高い吸水性を示し、吸水した状態でも合
成繊維に交絡している構造のため、合成繊維から脱離し
にくいものである。
ロース系繊維とを含む複合シートからなり、セルロース
系繊維がカルボキシメチル基を有し、かつ架橋結合され
ているものからなる。合成繊維は、本発明の吸水性不織
布に柔軟性、風合い、加工適性を与えるだけではなく、
合成繊維自体はほとんど吸水性を有しないので、吸水し
た状態でも湿潤引張り強さを高く保つことができる。セ
ルロース系繊維は合成繊維に交絡しているだけであり、
吸水性不織布のもつ柔軟性、風合い、加工適性をほとん
ど低下させない。さらに、架橋結合とカルボキシメチル
基を有するので高い吸水性を示し、吸水した状態でも合
成繊維に交絡している構造のため、合成繊維から脱離し
にくいものである。
【0024】本発明で得られる吸水性不織布は、多量の
水を吸水するばかりでなく、食塩水や尿などのようにイ
オンを含んでいる水性溶液に対しても高い吸水能力を示
すものである。また吸水状態で圧力がかかっても簡単に
水を再放出しないという優れた特徴を有している。この
ため、使いすて紙おむつ、生理用品などの衛生材料分
野、土壌保水剤、育苗用シートなどの農業資材分野、食
品鮮度保持材、脱水材などの食品分野、建物の結露防止
シートなどの建築材料として広範囲に使用できるもので
ある。
水を吸水するばかりでなく、食塩水や尿などのようにイ
オンを含んでいる水性溶液に対しても高い吸水能力を示
すものである。また吸水状態で圧力がかかっても簡単に
水を再放出しないという優れた特徴を有している。この
ため、使いすて紙おむつ、生理用品などの衛生材料分
野、土壌保水剤、育苗用シートなどの農業資材分野、食
品鮮度保持材、脱水材などの食品分野、建物の結露防止
シートなどの建築材料として広範囲に使用できるもので
ある。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、もとより本発明の範囲は、これらの実施例によ
って限定されるものではない。なお、各実施例および比
較例における吸水量、湿潤引張り強さ、及びカルボキシ
メチル基置換度は、以下に述べる方法により測定した。
するが、もとより本発明の範囲は、これらの実施例によ
って限定されるものではない。なお、各実施例および比
較例における吸水量、湿潤引張り強さ、及びカルボキシ
メチル基置換度は、以下に述べる方法により測定した。
【0026】純水吸水量:2.5cm×2.5cm平方
の供試試料4枚を、10cm×10cm平方の250メ
ッシュナイロンワイヤー製の袋に封入し、これをイオン
交換樹脂を通して脱イオンした水を蒸留して得た純水中
に10分間浸漬して吸水させ、次いで、これを引き上げ
て吊り下げ、10分間水切りを行った後、供試試料の重
量を測定し、供試試料1g当たり吸収した純水の重量
(g)をもって吸水量を表示した。 湿潤引張り強さ:JIS P8135の方法に従い、2
5mm幅の試験片を用いて縦方向の値を測定した。
の供試試料4枚を、10cm×10cm平方の250メ
ッシュナイロンワイヤー製の袋に封入し、これをイオン
交換樹脂を通して脱イオンした水を蒸留して得た純水中
に10分間浸漬して吸水させ、次いで、これを引き上げ
て吊り下げ、10分間水切りを行った後、供試試料の重
量を測定し、供試試料1g当たり吸収した純水の重量
(g)をもって吸水量を表示した。 湿潤引張り強さ:JIS P8135の方法に従い、2
5mm幅の試験片を用いて縦方向の値を測定した。
【0027】カルボキシメチル基置換度:2.5cm×
2.5cm平方の供試試料4枚を60℃の真空乾燥器中
で4時間乾燥した後、重量を測定し、この値から合成繊
維不織布の重量を差し引いた値を、複合シート中のカル
ボキシメチルセルロース重量とした。重量測定後の試料
をシャーレに移し、メタノール塩酸溶液(70重量%メ
タノール水溶液に塩化水素を1モル/リットルの濃度に
なるように溶解した混合液)50mlを添加し、1時間
放置した後、メタノールで充分洗浄して塩酸を完全に除
去し、風乾した。次いで、風乾した試料を300ml容
の三角フラスコに入れ、0.1規定の水酸化ナトリウム
溶液約20mlと純水100mlを添加して1時間ゆっ
くり撹拌した後、0.1規定塩酸でフェノールフタレイ
ンを指示薬として滴定し、次式により置換度を計算し
た。
2.5cm平方の供試試料4枚を60℃の真空乾燥器中
で4時間乾燥した後、重量を測定し、この値から合成繊
維不織布の重量を差し引いた値を、複合シート中のカル
ボキシメチルセルロース重量とした。重量測定後の試料
をシャーレに移し、メタノール塩酸溶液(70重量%メ
タノール水溶液に塩化水素を1モル/リットルの濃度に
なるように溶解した混合液)50mlを添加し、1時間
放置した後、メタノールで充分洗浄して塩酸を完全に除
去し、風乾した。次いで、風乾した試料を300ml容
の三角フラスコに入れ、0.1規定の水酸化ナトリウム
溶液約20mlと純水100mlを添加して1時間ゆっ
くり撹拌した後、0.1規定塩酸でフェノールフタレイ
ンを指示薬として滴定し、次式により置換度を計算し
た。
【0028】 Y=0.1A−0.1B (1) 置換度=162Y/(1000W−80Y) (2) ただし式中 A:0.1規定水酸化ナトリウム溶液の
量(ml) B:0.1規定塩酸の量(ml) Y:カルボキシメチル基量(ミリ当量) W:カルボキシメチルセルロース重量(g)
量(ml) B:0.1規定塩酸の量(ml) Y:カルボキシメチル基量(ミリ当量) W:カルボキシメチルセルロース重量(g)
【0029】実施例1 坪量12g/m2のポリプロピレンスパンボンド不織布
(繊度2.5デニール)に針葉樹晒クラフトパルプ(N
BKP)を38g/m2の量になるように水流交絡し、
複合シートを作製した。得られた複合シートを20cm
×30cm(重量3g)の寸法に切断し、水酸化ナトリ
ウム10.4重量%、モノクロロ酢酸カリウム34.6
重量%、エピクロロヒドリン1.0重量%、水54.0
重量%からなる混合液中に一分間浸漬した後、濾紙の間
に挟んでプレスし、複合シート1g当たり2gの混合液
が付着するようにした。これをポリエチレン製の袋に入
れ、60℃に保った乾燥器に4時間入れてNBKPのカ
ルボキシメチル化と架橋を行った。
(繊度2.5デニール)に針葉樹晒クラフトパルプ(N
BKP)を38g/m2の量になるように水流交絡し、
複合シートを作製した。得られた複合シートを20cm
×30cm(重量3g)の寸法に切断し、水酸化ナトリ
ウム10.4重量%、モノクロロ酢酸カリウム34.6
重量%、エピクロロヒドリン1.0重量%、水54.0
重量%からなる混合液中に一分間浸漬した後、濾紙の間
に挟んでプレスし、複合シート1g当たり2gの混合液
が付着するようにした。これをポリエチレン製の袋に入
れ、60℃に保った乾燥器に4時間入れてNBKPのカ
ルボキシメチル化と架橋を行った。
【0030】次いで、70重量%メタノール水溶液に浸
漬し、濾紙の間に挟んでプレスする操作を4回繰り返
し、複合シートを十分洗浄した。最後に100%メタノ
ールに浸漬し、濾紙の間に挟んでプレスした後、風乾し
て吸水性不織布を得た。なお、得られた吸水性不織布中
のNBKPのカルボキシメチル基の置換度は0.47で
あった。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの
測定結果を表1に示す。
漬し、濾紙の間に挟んでプレスする操作を4回繰り返
し、複合シートを十分洗浄した。最後に100%メタノ
ールに浸漬し、濾紙の間に挟んでプレスした後、風乾し
て吸水性不織布を得た。なお、得られた吸水性不織布中
のNBKPのカルボキシメチル基の置換度は0.47で
あった。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの
測定結果を表1に示す。
【0031】実施例2 坪量12g/m2のポリエチレンテレフタレートスパン
ボンド不織布(繊度2.3デニール)にNBKPを68
g/m2の量になるように水流交絡して作製した複合シ
ートを、直径3cm、長さ30cmのポリプロピレン製
の円筒に20m巻いて巻取りとした。この巻取りを水酸
化ナトリウム10.4重量%、モノクロロ酢酸カリウム
34.6重量%、エピクロロヒドリン1.0重量%、水
54.0重量%からなる混合液に浸漬し、完全に含浸さ
せた。この時、混合液は複合シート1g当たり6.4g
付着していた。この巻取りをポリエチレン製の袋に入
れ、室温で24時間放置して、NBKPのカルボキシメ
チル化と架橋を行った。これを遠心脱水機で脱水した
後、70重量%メタノール水溶液に浸漬し、遠心脱水機
で脱水する操作を10回繰り返して充分洗浄した。最後
に100%メタノールに浸漬し遠心脱水機で脱水して、
60℃の乾燥機中で乾燥し、吸水性不織布を得た。な
お、得られた吸水性不織布中のNBKPのカルボキシメ
チル基の置換度は0.44であった。吸水性不織布の純
水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示す。
ボンド不織布(繊度2.3デニール)にNBKPを68
g/m2の量になるように水流交絡して作製した複合シ
ートを、直径3cm、長さ30cmのポリプロピレン製
の円筒に20m巻いて巻取りとした。この巻取りを水酸
化ナトリウム10.4重量%、モノクロロ酢酸カリウム
34.6重量%、エピクロロヒドリン1.0重量%、水
54.0重量%からなる混合液に浸漬し、完全に含浸さ
せた。この時、混合液は複合シート1g当たり6.4g
付着していた。この巻取りをポリエチレン製の袋に入
れ、室温で24時間放置して、NBKPのカルボキシメ
チル化と架橋を行った。これを遠心脱水機で脱水した
後、70重量%メタノール水溶液に浸漬し、遠心脱水機
で脱水する操作を10回繰り返して充分洗浄した。最後
に100%メタノールに浸漬し遠心脱水機で脱水して、
60℃の乾燥機中で乾燥し、吸水性不織布を得た。な
お、得られた吸水性不織布中のNBKPのカルボキシメ
チル基の置換度は0.44であった。吸水性不織布の純
水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示す。
【0032】実施例3 広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)70重量%にポリ
エステル繊維(繊度1.5デニール)30重量%を配合
し、坪量が50g/m2になるよう抄紙した原紙に熱エ
ンボス加工をしてポリエステル繊維を部分的に融着させ
て互いに結合させ、複合シートを得た。この複合シート
に実施例1と同様の処理を施して、LBKPのカルボキ
シメチル化と架橋を行い、吸水性不織布を得た。なお、
得られた吸水性不織布中のLBKPのカルボキシメチル
基の置換度は0.48であった。吸水性不織布の純水吸
水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示す。
エステル繊維(繊度1.5デニール)30重量%を配合
し、坪量が50g/m2になるよう抄紙した原紙に熱エ
ンボス加工をしてポリエステル繊維を部分的に融着させ
て互いに結合させ、複合シートを得た。この複合シート
に実施例1と同様の処理を施して、LBKPのカルボキ
シメチル化と架橋を行い、吸水性不織布を得た。なお、
得られた吸水性不織布中のLBKPのカルボキシメチル
基の置換度は0.48であった。吸水性不織布の純水吸
水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示す。
【0033】実施例4 繊度3デニール、繊維長51mmのレーヨンステープル
80重量%に繊度1.5デニール、繊維長40mmの熱
融着性ポリエステル繊維20重量%を混合し、カードを
用いて坪量60g/m2のウェブとした後、加熱ロール
の間を通してポリエステル繊維を結合させ、複合シート
とした。この複合シートに実施例1と同様の処理を施し
てレーヨンステープルのカルボキシメチル化と架橋を行
い吸水性不織布を得た。得られた吸水性不織布中のレー
ヨンステープルのカルボキシメチル基の置換度は0.4
5であった。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強
さの測定結果を表1に示す。
80重量%に繊度1.5デニール、繊維長40mmの熱
融着性ポリエステル繊維20重量%を混合し、カードを
用いて坪量60g/m2のウェブとした後、加熱ロール
の間を通してポリエステル繊維を結合させ、複合シート
とした。この複合シートに実施例1と同様の処理を施し
てレーヨンステープルのカルボキシメチル化と架橋を行
い吸水性不織布を得た。得られた吸水性不織布中のレー
ヨンステープルのカルボキシメチル基の置換度は0.4
5であった。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強
さの測定結果を表1に示す。
【0034】実施例5 NBKPのカルボキシメチル化と架橋の処理を2回繰り
返して行った以外は、実施例1と同様にして吸水性不織
布を得た。得られた吸水性不織布中のNBKPのカルボ
キシメチル基の置換度は0.81であった。吸水性不織
布の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示
す。
返して行った以外は、実施例1と同様にして吸水性不織
布を得た。得られた吸水性不織布中のNBKPのカルボ
キシメチル基の置換度は0.81であった。吸水性不織
布の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示
す。
【0035】実施例6 NBKPのカルボキシメチル化と架橋の処理を60℃で
15分間の反応条件で行った以外は、実施例1と同様に
して吸水性不織布を得た。得られた吸水性不織布中のN
BKPのカルボキシメチル基の置換度は0.35であっ
た。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定
結果を表1に示す。
15分間の反応条件で行った以外は、実施例1と同様に
して吸水性不織布を得た。得られた吸水性不織布中のN
BKPのカルボキシメチル基の置換度は0.35であっ
た。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定
結果を表1に示す。
【0036】比較例1〜4 実施例1〜4において、パルプ繊維のカルボキシメチル
化と架橋を行う前の試料を用いて、それぞれ比較例1、
比較例2、比較例3、比較例4とした。それぞれの試料
の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示
す。
化と架橋を行う前の試料を用いて、それぞれ比較例1、
比較例2、比較例3、比較例4とした。それぞれの試料
の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に示
す。
【0037】比較例5 NBKPからなる坪量が50g/m2の紙に、実施例1
と同様の処理を施してカルボキシメチル化と架橋を行
い、吸水性シートを得た。得られた吸水性シートのカル
ボキシメチル基の置換度は0.44であった。吸水性シ
ートの純水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に
示す。
と同様の処理を施してカルボキシメチル化と架橋を行
い、吸水性シートを得た。得られた吸水性シートのカル
ボキシメチル基の置換度は0.44であった。吸水性シ
ートの純水吸水量と湿潤引張り強さの測定結果を表1に
示す。
【0038】比較例6 銅アンモニアレーヨンの連続フィラメントを交絡させて
製造される不織布で、繊度2デニール、坪量80g/m
2、密度0.25g/cm3のものを用いて、実施例1
と同様の処理を施して吸水性不織布を得た。得られた吸
水性不織布のカルボキシメチル基の置換度は0.45で
あった。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの
測定結果を表1に示す。
製造される不織布で、繊度2デニール、坪量80g/m
2、密度0.25g/cm3のものを用いて、実施例1
と同様の処理を施して吸水性不織布を得た。得られた吸
水性不織布のカルボキシメチル基の置換度は0.45で
あった。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの
測定結果を表1に示す。
【0039】比較例7 NBKPのカルボキシメチル化と架橋の処理を60℃で
10分間の反応条件で行った以外は、実施例1と同様に
して吸水性不織布を得た。得られた吸水性不織布中のN
BKPのカルボキシメチル基の置換度は0.32であっ
た。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定
結果を表1に示す。
10分間の反応条件で行った以外は、実施例1と同様に
して吸水性不織布を得た。得られた吸水性不織布中のN
BKPのカルボキシメチル基の置換度は0.32であっ
た。吸水性不織布の純水吸水量と湿潤引張り強さの測定
結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1から明かなように、各実施例の本発明
の吸水性不織布は、純水吸水量および湿潤引張り強さの
いずれもが良好であったが、本発明とは構成の異なる各
比較例の吸水性不織布は、いずれかの特性が劣るもので
あり、本発明の効果が確認された。
の吸水性不織布は、純水吸水量および湿潤引張り強さの
いずれもが良好であったが、本発明とは構成の異なる各
比較例の吸水性不織布は、いずれかの特性が劣るもので
あり、本発明の効果が確認された。
【0042】
【発明の効果】本発明の吸水性不織布は、高い吸水能力
を有し、高吸水性樹脂と同様に用いることができるだけ
ではなく、高吸収性樹脂の有する欠点、すなわち、細か
い粉末或いは粒状であるため応用製品を製造する上で扱
いにくいという問題点を大幅に改善したものである。さ
らに本発明の吸水性不織布は、柔軟性、風合い、加工適
性に優れているだけではなく、吸水後でもシート強度を
維持しており、他の材料と複合化しないで単独で用いる
ことができるため、広い分野で好適に使用できるもので
ある。
を有し、高吸水性樹脂と同様に用いることができるだけ
ではなく、高吸収性樹脂の有する欠点、すなわち、細か
い粉末或いは粒状であるため応用製品を製造する上で扱
いにくいという問題点を大幅に改善したものである。さ
らに本発明の吸水性不織布は、柔軟性、風合い、加工適
性に優れているだけではなく、吸水後でもシート強度を
維持しており、他の材料と複合化しないで単独で用いる
ことができるため、広い分野で好適に使用できるもので
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成繊維とセルロース系繊維とを含む複
合シートからなり、該セルロース系繊維がカルボキシメ
チル基を有し、かつ架橋結合されており、該カルボキシ
メチル基の置換度が0.35〜1.6であることを特徴
とする吸水性不織布。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5217912A JPH0754255A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 吸水性不織布 |
| DE69421348T DE69421348T2 (de) | 1993-08-11 | 1994-08-10 | Wasserabsorbierender Vliesstoff und Verfahren zur Herstellung |
| EP94305926A EP0638679B1 (en) | 1993-08-11 | 1994-08-10 | Water-absorbent nonwoven fabric and process for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5217912A JPH0754255A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 吸水性不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754255A true JPH0754255A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16711696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5217912A Pending JPH0754255A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 吸水性不織布 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0638679B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0754255A (ja) |
| DE (1) | DE69421348T2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10113222A (ja) * | 1996-10-15 | 1998-05-06 | Toray Ind Inc | 化粧綿 |
| JP2001170104A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-06-26 | Asahi Kasei Corp | 湿潤用基材およびその使用方法 |
| JP2021029668A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 日本製紙クレシア株式会社 | ベッドシーツ型吸収性物品及びその製造方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6908966B2 (en) | 2001-03-22 | 2005-06-21 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Water-dispersible, cationic polymers, a method of making same and items using same |
| US7070854B2 (en) | 2001-03-22 | 2006-07-04 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Water-dispersible, cationic polymers, a method of making same and items using same |
| US6828014B2 (en) | 2001-03-22 | 2004-12-07 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Water-dispersible, cationic polymers, a method of making same and items using same |
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