JPH0754290Y2 - 単結晶の製造装置 - Google Patents
単結晶の製造装置Info
- Publication number
- JPH0754290Y2 JPH0754290Y2 JP8234892U JP8234892U JPH0754290Y2 JP H0754290 Y2 JPH0754290 Y2 JP H0754290Y2 JP 8234892 U JP8234892 U JP 8234892U JP 8234892 U JP8234892 U JP 8234892U JP H0754290 Y2 JPH0754290 Y2 JP H0754290Y2
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- JP
- Japan
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- heat shield
- seed
- crucible
- shield member
- holder
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チョクラルスキー法に
よる単結晶の製造装置に関する。
よる単結晶の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チョクラルスキ−法によりシリコン、ゲ
ルマニウム、化合物半導体、酸化物半導体等の単結晶を
製造することは従来から行われており、ほぼ完成された
技術となっている。
ルマニウム、化合物半導体、酸化物半導体等の単結晶を
製造することは従来から行われており、ほぼ完成された
技術となっている。
【0003】この技術をシリコンに適用した場合には、
石英ガラス製のるつぼ内でシリコンを溶融させ、シリコ
ン種結晶をこの溶融液表面に接触させると同時に回転さ
せながら徐々に引き上げる。これにより、引き上げられ
たシリコン種結晶と溶融液表面との接触面が凝固すると
ともにシリコン単結晶が成長し、円柱状のシリコン単結
晶が得られる。
石英ガラス製のるつぼ内でシリコンを溶融させ、シリコ
ン種結晶をこの溶融液表面に接触させると同時に回転さ
せながら徐々に引き上げる。これにより、引き上げられ
たシリコン種結晶と溶融液表面との接触面が凝固すると
ともにシリコン単結晶が成長し、円柱状のシリコン単結
晶が得られる。
【0004】ところで、この技術においては、引き上げ
を開始する前に、原料を予め石英ガラスるつぼに充填し
て、ヒーターで熱を加えて融液にする段階があるが、こ
のとき熱が石英ガラスるつぼ上方に抜ける割合が大きく
無駄が多い。その結果コストがかかるばかりでなく、石
英ガラスるつぼに過大の熱を加えることになり、石英ガ
ラスるつぼ劣化が進み結晶の品質に影響を及ぼすことに
もなる。また、過大の熱により石英ガラスるつぼが変形
し、単結晶の安定引き上げが妨げられる。
を開始する前に、原料を予め石英ガラスるつぼに充填し
て、ヒーターで熱を加えて融液にする段階があるが、こ
のとき熱が石英ガラスるつぼ上方に抜ける割合が大きく
無駄が多い。その結果コストがかかるばかりでなく、石
英ガラスるつぼに過大の熱を加えることになり、石英ガ
ラスるつぼ劣化が進み結晶の品質に影響を及ぼすことに
もなる。また、過大の熱により石英ガラスるつぼが変形
し、単結晶の安定引き上げが妨げられる。
【0005】この石英ガラスるつぼ上方への抜熱を制御
する手段として、特開平2-283693では、原料を溶解する
時に、熱遮蔽板で石英るつぼ上部に蓋をし、溶解終了時
にワイヤーを介した操作により蓋を開くもの、およびシ
ードワイヤーに熱遮蔽板を吊るし、石英るつぼ直上に配
置しておき、溶解終了後にチャンバーの外に取り出して
引き上げを開始できるようにしたものを提案している。
また、特開平3-193694でも、熱遮蔽板をシードワイヤー
に吊るし、石英るつぼ直上に配置させる方法を提案して
いる。
する手段として、特開平2-283693では、原料を溶解する
時に、熱遮蔽板で石英るつぼ上部に蓋をし、溶解終了時
にワイヤーを介した操作により蓋を開くもの、およびシ
ードワイヤーに熱遮蔽板を吊るし、石英るつぼ直上に配
置しておき、溶解終了後にチャンバーの外に取り出して
引き上げを開始できるようにしたものを提案している。
また、特開平3-193694でも、熱遮蔽板をシードワイヤー
に吊るし、石英るつぼ直上に配置させる方法を提案して
いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】溶解時に石英るつぼに
蓋をする、あるいは熱遮蔽板を吊るすことによって、ヒ
ーターパワーの低減および石英るつぼ劣化の防止は達成
できたが、引き上げ中にこれらをどうするかに問題があ
る。
蓋をする、あるいは熱遮蔽板を吊るすことによって、ヒ
ーターパワーの低減および石英るつぼ劣化の防止は達成
できたが、引き上げ中にこれらをどうするかに問題があ
る。
【0007】特開平2-283693の技術では、熱遮蔽板が石
英るつぼ近傍に残るので、このことがガス流れをみだ
し、熱環境にも影響して安定引き上げを妨げる恐れがあ
る。また、熱遮蔽板の開放操作時に発生するほこりによ
り結晶中に不純物が混入したり、あるいは引上げ中の結
晶に付着して転位が発生したりする恐れもある。
英るつぼ近傍に残るので、このことがガス流れをみだ
し、熱環境にも影響して安定引き上げを妨げる恐れがあ
る。また、熱遮蔽板の開放操作時に発生するほこりによ
り結晶中に不純物が混入したり、あるいは引上げ中の結
晶に付着して転位が発生したりする恐れもある。
【0008】特開平2-283693の他の技術、あるいは特開
平3-193694の技術では、熱遮蔽板を原料溶解後に取り出
して引き上げを開始するが、このときゲートバルブ操作
時に発生するほこりによって前例と同様に、不純物が混
入したり安定引き上げが妨げられたりする恐れがある。
また、熱遮蔽板を取り出した後の引上げチャンバーの真
空引き、および不活性ガスのパージ作業に時間を要する
ため、時間とヒーターパワーの無駄が大きい。また、こ
の間に石英るつぼの劣化や変形が進行してしまう。従っ
て原料溶解時は熱遮蔽板を用い、溶解終了後はすぐに引
上げを行えるようにした方がよい。
平3-193694の技術では、熱遮蔽板を原料溶解後に取り出
して引き上げを開始するが、このときゲートバルブ操作
時に発生するほこりによって前例と同様に、不純物が混
入したり安定引き上げが妨げられたりする恐れがある。
また、熱遮蔽板を取り出した後の引上げチャンバーの真
空引き、および不活性ガスのパージ作業に時間を要する
ため、時間とヒーターパワーの無駄が大きい。また、こ
の間に石英るつぼの劣化や変形が進行してしまう。従っ
て原料溶解時は熱遮蔽板を用い、溶解終了後はすぐに引
上げを行えるようにした方がよい。
【0009】本考案はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、原料溶解時にはるつぼからの熱を遮蔽するこ
とができ、原料溶解後は、熱遮蔽部材が石英るつぼの近
傍の熱およびガス流れ環境に影響を与えること無く、ま
た熱遮蔽板を取り出すこと無く、迅速に単結晶の引上げ
を開始することができるシリコン単結晶引き上げ装置を
提供することを目的とする。
であって、原料溶解時にはるつぼからの熱を遮蔽するこ
とができ、原料溶解後は、熱遮蔽部材が石英るつぼの近
傍の熱およびガス流れ環境に影響を与えること無く、ま
た熱遮蔽板を取り出すこと無く、迅速に単結晶の引上げ
を開始することができるシリコン単結晶引き上げ装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、原料結晶を溶解して融液を形成するため
のるつぼと、種結晶を保持するための種結晶保持具と、
前記保持具を昇降させる昇降機構と、前記原料結晶の溶
解時に前記るつぼの直上部を覆い熱を遮蔽する熱遮蔽部
材とを具備し、前記種結晶保持具に保持された種結晶を
前記融液に接触させて単結晶を引き上げる単結晶の製造
装置において、さらに、るつぼの上方に設けられ前記熱
遮蔽部材を保持する保持部材を備え、前記熱遮蔽部材は
前記種結晶保持具に着脱可能に設けられ、前記熱遮蔽部
材は前記種結晶保持具と共に前記昇降機構により上昇さ
れた際に前記保持部材により保持可能なことを特徴とす
る単結晶の製造装置を提供する。
決するために、原料結晶を溶解して融液を形成するため
のるつぼと、種結晶を保持するための種結晶保持具と、
前記保持具を昇降させる昇降機構と、前記原料結晶の溶
解時に前記るつぼの直上部を覆い熱を遮蔽する熱遮蔽部
材とを具備し、前記種結晶保持具に保持された種結晶を
前記融液に接触させて単結晶を引き上げる単結晶の製造
装置において、さらに、るつぼの上方に設けられ前記熱
遮蔽部材を保持する保持部材を備え、前記熱遮蔽部材は
前記種結晶保持具に着脱可能に設けられ、前記熱遮蔽部
材は前記種結晶保持具と共に前記昇降機構により上昇さ
れた際に前記保持部材により保持可能なことを特徴とす
る単結晶の製造装置を提供する。
【0011】
【作用】本考案においては、熱遮蔽部材を種結晶保持具
に着脱可能に設け、るつぼの上方に熱遮蔽部材を保持す
るための保持部材を設け、前記熱遮蔽部材が前記種結晶
保持具と共に前記昇降機構により上昇された際に、それ
を前記保持部材により保持するようにしたので、原料溶
解時には、熱遮蔽部材をるつぼを覆うように配置させ、
原料溶解後にはるつぼの上方の熱遮蔽部材を単結晶の引
上げに影響のない位置に保持させることができる。そし
て、単結晶引上げの際には種結晶保持具のみを下降させ
ればよい。
に着脱可能に設け、るつぼの上方に熱遮蔽部材を保持す
るための保持部材を設け、前記熱遮蔽部材が前記種結晶
保持具と共に前記昇降機構により上昇された際に、それ
を前記保持部材により保持するようにしたので、原料溶
解時には、熱遮蔽部材をるつぼを覆うように配置させ、
原料溶解後にはるつぼの上方の熱遮蔽部材を単結晶の引
上げに影響のない位置に保持させることができる。そし
て、単結晶引上げの際には種結晶保持具のみを下降させ
ればよい。
【0012】このため、原料溶解後に熱遮蔽部材によっ
てるつぼの近傍の熱環境及びガス流れに影響が及ぼされ
ることが無い。また単結晶引上げの際に、熱遮蔽部材を
炉外に取り出すことが不要であり、原料溶解後迅速に単
結晶の引上げを実施することができる。
てるつぼの近傍の熱環境及びガス流れに影響が及ぼされ
ることが無い。また単結晶引上げの際に、熱遮蔽部材を
炉外に取り出すことが不要であり、原料溶解後迅速に単
結晶の引上げを実施することができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の実施例に
ついて説明する。図1及び図2は本考案の実施例に係る
単結晶製造装置を示す断面図であり、図1は原料溶解
時、図2は単結晶引上げ時を示している。図中参照符号
1は石英ガラスるつぼであり、この中にシリコン原料が
装入されている。この石英ガラスるつぼ1は、黒鉛るつ
ぼ2の中にセットされており、黒鉛るつぼ2はペディス
タル3上に上下動及び回転可能に支持されている。
ついて説明する。図1及び図2は本考案の実施例に係る
単結晶製造装置を示す断面図であり、図1は原料溶解
時、図2は単結晶引上げ時を示している。図中参照符号
1は石英ガラスるつぼであり、この中にシリコン原料が
装入されている。この石英ガラスるつぼ1は、黒鉛るつ
ぼ2の中にセットされており、黒鉛るつぼ2はペディス
タル3上に上下動及び回転可能に支持されている。
【0014】黒鉛るつぼ2の周囲にはヒーター6が設け
られており、このヒーター6によって石英ガラスるつぼ
1内のシリコン原料4が溶解され、図2に示すように融
液4aとなる。
られており、このヒーター6によって石英ガラスるつぼ
1内のシリコン原料4が溶解され、図2に示すように融
液4aとなる。
【0015】なお、石英ガラスるつぼ1、黒鉛るつぼ
2、ペディスタル3及びヒーター6はいずれもステンレ
ス製のチャンバー8内に設けられており、このチャンバ
ー8とヒーター6との間にはホットゾーン断熱材7が配
設されている。
2、ペディスタル3及びヒーター6はいずれもステンレ
ス製のチャンバー8内に設けられており、このチャンバ
ー8とヒーター6との間にはホットゾーン断熱材7が配
設されている。
【0016】単結晶5を引上げるための種結晶(シー
ド)11が種結晶保持具(シードホルダー)10に保持
された状態で、石英ガラスるつぼ1の上方に吊されてお
り、シード11及びシードホルダー10は昇降機構20
により、昇降可能となっている。なお、シードホールダ
ー10の上部は、後述する熱遮蔽部材30を支持するた
めのストッパ10aとなっている。
ド)11が種結晶保持具(シードホルダー)10に保持
された状態で、石英ガラスるつぼ1の上方に吊されてお
り、シード11及びシードホルダー10は昇降機構20
により、昇降可能となっている。なお、シードホールダ
ー10の上部は、後述する熱遮蔽部材30を支持するた
めのストッパ10aとなっている。
【0017】昇降機構20は、巻取機14と、シードワ
イヤー15と、巻取機14を収容するプルヘッド16と
を備えており、シードワイヤー15の下端にシードホル
ダー10が取り付けられている。そして、図示しない駆
動装置により巻取機14を駆動させて、シードワイヤー
15の繰出及び巻取、並びに回転が可能となっており、
これによりシード11を回転させながら昇降させる。こ
れらの構成は通常チョクラルスキー法によるシリコン単
結晶引き上げ装置と基本的に同じである。なお、チャン
バ−8とプルヘッド16との間には引上げチャンバー1
7が設けられており、これらの間は気密シールされてい
る。
イヤー15と、巻取機14を収容するプルヘッド16と
を備えており、シードワイヤー15の下端にシードホル
ダー10が取り付けられている。そして、図示しない駆
動装置により巻取機14を駆動させて、シードワイヤー
15の繰出及び巻取、並びに回転が可能となっており、
これによりシード11を回転させながら昇降させる。こ
れらの構成は通常チョクラルスキー法によるシリコン単
結晶引き上げ装置と基本的に同じである。なお、チャン
バ−8とプルヘッド16との間には引上げチャンバー1
7が設けられており、これらの間は気密シールされてい
る。
【0018】熱遮蔽部材30は、シリコン原料4の溶解
時にるつぼ1の直上部を覆い、その際に発生する熱を遮
蔽する熱遮蔽板12と、この熱遮蔽板12を支持する枠
13とを備えている。枠13の上板13aには、その中
央に孔13bが形成されており、この孔13bにシード
ホルダー10のストッパ10aが嵌合される。すなわ
ち、熱遮蔽部材30はシードホールダー10に支持され
た状態となっている。なお、熱遮蔽板12は放射熱をよ
く反射する材料である金属がよく、特にタンタル、モリ
ブデン、あるいはタングステンなどの高融点の金属がよ
い。また、熱遮蔽板12にはシードホールダー10が通
るための孔12aが形成されている。
時にるつぼ1の直上部を覆い、その際に発生する熱を遮
蔽する熱遮蔽板12と、この熱遮蔽板12を支持する枠
13とを備えている。枠13の上板13aには、その中
央に孔13bが形成されており、この孔13bにシード
ホルダー10のストッパ10aが嵌合される。すなわ
ち、熱遮蔽部材30はシードホールダー10に支持され
た状態となっている。なお、熱遮蔽板12は放射熱をよ
く反射する材料である金属がよく、特にタンタル、モリ
ブデン、あるいはタングステンなどの高融点の金属がよ
い。また、熱遮蔽板12にはシードホールダー10が通
るための孔12aが形成されている。
【0019】引上げチャンバー17の上端近傍には、リ
ング状をなすフランジ40が水平に設けられている。フ
ランジ40は、図3に示すように、外側リング41と、
外側リング41から内側に向かう2つの鉤部42と、鉤
部42の先端に設けられたストッパ43とからなってい
る。このフランジ40は、熱遮蔽部材30がシードホル
ダー10と共に上昇されてきた際に、鉤部42に熱遮蔽
部材30の上板13aを係合させて熱遮蔽部材30を保
持するようになっている。なお、ストッパ43は上板1
3aが鉤部42に係合された際に上板13aが外れない
ように上板13aを係止するものである。
ング状をなすフランジ40が水平に設けられている。フ
ランジ40は、図3に示すように、外側リング41と、
外側リング41から内側に向かう2つの鉤部42と、鉤
部42の先端に設けられたストッパ43とからなってい
る。このフランジ40は、熱遮蔽部材30がシードホル
ダー10と共に上昇されてきた際に、鉤部42に熱遮蔽
部材30の上板13aを係合させて熱遮蔽部材30を保
持するようになっている。なお、ストッパ43は上板1
3aが鉤部42に係合された際に上板13aが外れない
ように上板13aを係止するものである。
【0020】このように構成される装置においては、先
ず、石英ガラスるつぼ2内にシリコン原料4を装入し、
ヒーター6により加熱してこの原料4を溶解する。この
際に、図1に示すように、熱遮蔽板12がるつぼ1の直
上部を覆うような位置になるように熱遮蔽部材30を配
置させる。
ず、石英ガラスるつぼ2内にシリコン原料4を装入し、
ヒーター6により加熱してこの原料4を溶解する。この
際に、図1に示すように、熱遮蔽板12がるつぼ1の直
上部を覆うような位置になるように熱遮蔽部材30を配
置させる。
【0021】シリコン原料4が溶解されて融液4aにな
った際に、図2に示すように、昇降機構20により、シ
ードホルダー10及び熱遮蔽部材30を上昇させ、フラ
ンジ40に熱遮蔽部材30を保持させる。そして、シー
ドホルダー10のみを下降させてシード11を融液4a
に接触させ、昇降機構20によりシード11を上昇させ
て単結晶5を引き上げる。
った際に、図2に示すように、昇降機構20により、シ
ードホルダー10及び熱遮蔽部材30を上昇させ、フラ
ンジ40に熱遮蔽部材30を保持させる。そして、シー
ドホルダー10のみを下降させてシード11を融液4a
に接触させ、昇降機構20によりシード11を上昇させ
て単結晶5を引き上げる。
【0022】この際の手順を図4を参照して説明する。
先ず、図4の(a)に示すようにシードホルダー10と
熱遮蔽部材30を上昇させ、(b)に示すように熱遮蔽
部材30の枠13の上部がフランジ40の内部を通って
その上に出るようにする。この状態で熱遮蔽部材30を
矢印方向に回転させ、(c)に示すように鉤部42に熱
遮蔽部材30の上板13aを係合させる。これにより、
熱遮蔽部材30がフランジ40に保持される。この状態
において昇降機構20のシードワイヤー15を繰り出す
と、熱遮蔽部材30はフランジに保持されているので、
(d)に示すようにシードホルダー10のみが下降す
る。
先ず、図4の(a)に示すようにシードホルダー10と
熱遮蔽部材30を上昇させ、(b)に示すように熱遮蔽
部材30の枠13の上部がフランジ40の内部を通って
その上に出るようにする。この状態で熱遮蔽部材30を
矢印方向に回転させ、(c)に示すように鉤部42に熱
遮蔽部材30の上板13aを係合させる。これにより、
熱遮蔽部材30がフランジ40に保持される。この状態
において昇降機構20のシードワイヤー15を繰り出す
と、熱遮蔽部材30はフランジに保持されているので、
(d)に示すようにシードホルダー10のみが下降す
る。
【0023】このように、原料溶解時においては石英ガ
ラスるつぼ1の直上に配置された熱遮蔽部材30によっ
て石英ガラスるつぼ2から上方への放射熱を遮蔽するこ
とができ、溶解終了後においては図4に示す手順でフラ
ンジ40に熱遮蔽部材30を保持させることができる。
従って、原料溶解が終了してから迅速に引き上げを開始
することができる。また、このように熱遮蔽部材30が
引上げチャンバー17の上端近傍に保持されるので、熱
遮蔽部材30によってるつぼ2の近傍の熱環境及びガス
流れに影響が及ぼされることが無い。
ラスるつぼ1の直上に配置された熱遮蔽部材30によっ
て石英ガラスるつぼ2から上方への放射熱を遮蔽するこ
とができ、溶解終了後においては図4に示す手順でフラ
ンジ40に熱遮蔽部材30を保持させることができる。
従って、原料溶解が終了してから迅速に引き上げを開始
することができる。また、このように熱遮蔽部材30が
引上げチャンバー17の上端近傍に保持されるので、熱
遮蔽部材30によってるつぼ2の近傍の熱環境及びガス
流れに影響が及ぼされることが無い。
【0024】なお、この考案は上記実施例に限定される
ことなく、種々変形することが可能である。例えば、上
記実施例では熱遮蔽部材30に一枚の熱遮蔽板12を取
り付けた例を示したが、図5に示すように、熱遮蔽板1
2を複数枚(図では3枚)設けてもよい。これにより、
さらに熱遮蔽効果すなわち保温効果を大きくすることが
できる。
ことなく、種々変形することが可能である。例えば、上
記実施例では熱遮蔽部材30に一枚の熱遮蔽板12を取
り付けた例を示したが、図5に示すように、熱遮蔽板1
2を複数枚(図では3枚)設けてもよい。これにより、
さらに熱遮蔽効果すなわち保温効果を大きくすることが
できる。
【0025】また、原料溶解時に熱遮蔽板12に孔が形
成されていない状態とし、引上げ開始時に熱遮蔽板12
がシードの昇降を妨げない形にすることにより、一層熱
遮蔽効果を上昇させることができる。その例を図6乃至
図9に示す。
成されていない状態とし、引上げ開始時に熱遮蔽板12
がシードの昇降を妨げない形にすることにより、一層熱
遮蔽効果を上昇させることができる。その例を図6乃至
図9に示す。
【0026】図6は、熱遮蔽板12を2分割タイプと
し、枠13の中間部に、その中心部にストッパ10aは
通過しホルダー10の本体部が係合される孔を有するV
字状をなすアーム18を設けた例を示す。この例では、
原料溶解時には(a)に示すように熱遮蔽板12を閉じ
ておき、引上げ時には(b)に示すように熱遮蔽板12
を開放する。この際の動作を図7を参照して説明する。
先ず、(a)に示すように、熱遮蔽部材30をシードホ
ルダー10と共に上昇させ、枠13の上板13aをチャ
ンバー17の天井に当接させる。この状態でさらにシー
ドホルダー10を上昇させてアーム18を押し上げる。
その結果、(b)に示すように、枠13が左右に押し広
げられて、熱遮蔽板9が2つに分かれる。その後は、上
記実施例と同様にシードホルダー10を下降させて単結
晶の引上げを行うことができる。
し、枠13の中間部に、その中心部にストッパ10aは
通過しホルダー10の本体部が係合される孔を有するV
字状をなすアーム18を設けた例を示す。この例では、
原料溶解時には(a)に示すように熱遮蔽板12を閉じ
ておき、引上げ時には(b)に示すように熱遮蔽板12
を開放する。この際の動作を図7を参照して説明する。
先ず、(a)に示すように、熱遮蔽部材30をシードホ
ルダー10と共に上昇させ、枠13の上板13aをチャ
ンバー17の天井に当接させる。この状態でさらにシー
ドホルダー10を上昇させてアーム18を押し上げる。
その結果、(b)に示すように、枠13が左右に押し広
げられて、熱遮蔽板9が2つに分かれる。その後は、上
記実施例と同様にシードホルダー10を下降させて単結
晶の引上げを行うことができる。
【0027】図8は、熱遮蔽板12に2つの扉12bを
設けた例である。この例において、枠13の内側には内
枠19が設けられており、内枠19は枠13に対して上
下にスライドできるようになっている。内枠19の上板
にはストッパ10aは通過しホルダー10の本体部が係
合される孔が設けられている。内枠19の下端と各扉1
2bとはワイヤ21で繋がれている。この例では、原料
溶解時には(a)に示すように熱遮蔽板12を閉じてお
き、引上げ時には(b)に示すように、上板12aをフ
ランジ40に係合させた状態で、内枠19を枠13に対
し上にスライドさせる。これにより、ワイヤー21が引
っ張られ、熱遮蔽板12に設けられた扉12bが開くこ
とになる。
設けた例である。この例において、枠13の内側には内
枠19が設けられており、内枠19は枠13に対して上
下にスライドできるようになっている。内枠19の上板
にはストッパ10aは通過しホルダー10の本体部が係
合される孔が設けられている。内枠19の下端と各扉1
2bとはワイヤ21で繋がれている。この例では、原料
溶解時には(a)に示すように熱遮蔽板12を閉じてお
き、引上げ時には(b)に示すように、上板12aをフ
ランジ40に係合させた状態で、内枠19を枠13に対
し上にスライドさせる。これにより、ワイヤー21が引
っ張られ、熱遮蔽板12に設けられた扉12bが開くこ
とになる。
【0028】図9は、熱遮蔽板12をシードホルダー1
0が通れるように変形させるようにした例である。枠1
3、内枠19、ワイヤー21の構成は図7の例と同じで
あるが、この例では、熱遮蔽板12が2分割され、夫々
の端部が繋がっていると共に、夫々が2つに折れるよう
になっていて、ワイヤー18が引っ張られることにより
図に示すように、シードホールダー10が通過可能なよ
うに変形する。
0が通れるように変形させるようにした例である。枠1
3、内枠19、ワイヤー21の構成は図7の例と同じで
あるが、この例では、熱遮蔽板12が2分割され、夫々
の端部が繋がっていると共に、夫々が2つに折れるよう
になっていて、ワイヤー18が引っ張られることにより
図に示すように、シードホールダー10が通過可能なよ
うに変形する。
【0029】
【考案の効果】この考案によれば、原料溶解時にはるつ
ぼからの熱を遮蔽することができ、原料溶解後は、熱遮
蔽部材が石英るつぼの近傍の熱およびガス流れ環境に影
響を与えること無く、また熱遮蔽板を取り出すこと無
く、迅速に単結晶の引上げを開始することができる単結
晶の製造装置が提供される。
ぼからの熱を遮蔽することができ、原料溶解後は、熱遮
蔽部材が石英るつぼの近傍の熱およびガス流れ環境に影
響を与えること無く、また熱遮蔽板を取り出すこと無
く、迅速に単結晶の引上げを開始することができる単結
晶の製造装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る単結晶の製造装置の
原料溶解時における断面を示す図。
原料溶解時における断面を示す図。
【図2】この考案の一実施例に係る単結晶の製造装置の
単結晶引上げ時における断面を示す図。
単結晶引上げ時における断面を示す図。
【図3】図1の装置におけるフランジの構造を示す図。
【図4】図1の装置の動作を説明するための図。
【図5】熱遮蔽部材の変形例を示す図。
【図6】熱遮蔽部材の他の変形例を示す図。
【図7】図6の熱遮蔽部材を用いた装置の動作を説明す
るための図。
るための図。
【図8】熱遮蔽部材のさらに他の変形例を示す図。
【図9】熱遮蔽部材のさらに他の変形例を示す図。
1…石英るつぼ 2…黒鉛るつ
ぼ 3…ペディスタル 4…シリコン
原料 5…シリコン単結晶 6…ヒーター 7…ホットゾーン断熱材 8…チャンバ
ー 10…種結晶保持具(シードホルダー) 11…種結晶
(シード) 12…熱遮蔽板 13…枠 14…巻取機 15…シード
ワイヤー 16…プルヘッド 17…引上げ
チャンバー 20…昇降機構 30…熱遮蔽
部材 40…フランジ(保持部材)
ぼ 3…ペディスタル 4…シリコン
原料 5…シリコン単結晶 6…ヒーター 7…ホットゾーン断熱材 8…チャンバ
ー 10…種結晶保持具(シードホルダー) 11…種結晶
(シード) 12…熱遮蔽板 13…枠 14…巻取機 15…シード
ワイヤー 16…プルヘッド 17…引上げ
チャンバー 20…昇降機構 30…熱遮蔽
部材 40…フランジ(保持部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 原料結晶を溶解して融液を形成するため
のるつぼと、種結晶を保持するための種結晶保持具と、
前記保持具を昇降させる昇降機構と、前記原料結晶の溶
解時に前記るつぼの直上部を覆い熱を遮蔽する熱遮蔽部
材とを具備し、前記種結晶保持具に保持された種結晶を
前記融液に接触させて単結晶を引き上げる単結晶の製造
装置において、 さらに、るつぼの上方に設けられ前記熱遮蔽部材を保持
する保持部材を備え、前記熱遮蔽部材は前記種結晶保持
具に着脱可能に設けられ、前記熱遮蔽部材は前記種結晶
保持具と共に前記昇降機構により上昇された際に前記保
持部材により保持可能なことを特徴とする単結晶の製造
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8234892U JPH0754290Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 単結晶の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8234892U JPH0754290Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 単結晶の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642967U JPH0642967U (ja) | 1994-06-07 |
| JPH0754290Y2 true JPH0754290Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=13772068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8234892U Expired - Lifetime JPH0754290Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 単結晶の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754290Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013542169A (ja) * | 2010-11-15 | 2013-11-21 | エルジー シルトロン インコーポレイテッド | サファイアインゴットの成長装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5942931B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2016-06-29 | 信越半導体株式会社 | 単結晶製造装置及び単結晶製造方法 |
| TWM485251U (zh) * | 2014-04-03 | 2014-09-01 | Globalwafers Co Ltd | 晶體生長裝置及其保溫罩 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP8234892U patent/JPH0754290Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013542169A (ja) * | 2010-11-15 | 2013-11-21 | エルジー シルトロン インコーポレイテッド | サファイアインゴットの成長装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642967U (ja) | 1994-06-07 |
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