JPH0754409Y2 - 防露作用と消臭作用のある壁装版 - Google Patents
防露作用と消臭作用のある壁装版Info
- Publication number
- JPH0754409Y2 JPH0754409Y2 JP1985087961U JP8796185U JPH0754409Y2 JP H0754409 Y2 JPH0754409 Y2 JP H0754409Y2 JP 1985087961 U JP1985087961 U JP 1985087961U JP 8796185 U JP8796185 U JP 8796185U JP H0754409 Y2 JPH0754409 Y2 JP H0754409Y2
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- JP
- Japan
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- water
- wall
- moisture
- dew
- deodorant
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- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は建築物の壁面、天井面などに貼着して使用す
る化粧用の壁装版に関するものであり、結露および/ま
たは悪臭に困っている部屋に結露防止、悪臭防止という
効果が壁装版を貼着することにより利用される。
る化粧用の壁装版に関するものであり、結露および/ま
たは悪臭に困っている部屋に結露防止、悪臭防止という
効果が壁装版を貼着することにより利用される。
(従来の技術) 従来より、建築物の室内の側壁面、天井面に壁紙、壁布
を貼着することは多いものの、それらは単に意匠的効果
を狙ったものであり、他に特別な機能を持たせた壁装版
はあまりなかった。
を貼着することは多いものの、それらは単に意匠的効果
を狙ったものであり、他に特別な機能を持たせた壁装版
はあまりなかった。
そこで、本出願人はまず冬季等に発生することのある結
露を防止しようということで、実開昭58-27407,27408,2
1424,21425,21435,15707号公報や、実願昭59-61186に出
願した壁装版を考案した。これらの壁装版は基版と水蒸
気透過層それに湿気の吸放湿層を種々組み合わせたもの
で、吸放湿層そのものは塗料を利用したものであった。
露を防止しようということで、実開昭58-27407,27408,2
1424,21425,21435,15707号公報や、実願昭59-61186に出
願した壁装版を考案した。これらの壁装版は基版と水蒸
気透過層それに湿気の吸放湿層を種々組み合わせたもの
で、吸放湿層そのものは塗料を利用したものであった。
また、調湿機能に加えて、脱臭機能を加えた技術が実開
昭58-161618号における吸水,脱臭シートの考案に開示
されていた。ただし、この考案では、これらの機能を発
揮するための成分は高吸水性合成樹脂粉、活性炭であっ
た。
昭58-161618号における吸水,脱臭シートの考案に開示
されていた。ただし、この考案では、これらの機能を発
揮するための成分は高吸水性合成樹脂粉、活性炭であっ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の脱臭シートの考案では、室内の悪臭(例えばタバ
コの臭,魚の臭など)を解消するのに、活性炭という吸
着性物質にのみ頼ってしたが、活性炭は水分を吸収する
と、他の物質の吸着能力がなくなってしまうという欠点
があった。
コの臭,魚の臭など)を解消するのに、活性炭という吸
着性物質にのみ頼ってしたが、活性炭は水分を吸収する
と、他の物質の吸着能力がなくなってしまうという欠点
があった。
(問題点を解決するための手段) この考案では吸湿時においても消臭機能を維持できるよ
うに、水系被覆組成物中に化合,中和,包接等作用によ
る消臭剤を加えている。消臭剤は水系被覆組成物中の繊
維あるいは硅藻土または壁装版構成中の繊維製品中に残
留して効果が維持する。
うに、水系被覆組成物中に化合,中和,包接等作用によ
る消臭剤を加えている。消臭剤は水系被覆組成物中の繊
維あるいは硅藻土または壁装版構成中の繊維製品中に残
留して効果が維持する。
この考案の構成を以下に図とともに説明する。
第1図では、本考案の構成による実施例1の拡大断面図
を示しているが、巻き取り可能な屈曲、折曲、湾曲自由
な可撓性基版1の上へ、糊料層2を介して、天然繊維、
または化学繊維を紡織加工した繊維製品3を圧接接着
し、更に、それら基版および繊維製品の上に、湿気を吸
収・放出する作用と消臭作用を持つ水系被覆組成物によ
る湿気吸放湿・消臭層4をナイフコーター、フローコー
ター等の塗装機により塗布、乾燥して形成したものとな
っている。
を示しているが、巻き取り可能な屈曲、折曲、湾曲自由
な可撓性基版1の上へ、糊料層2を介して、天然繊維、
または化学繊維を紡織加工した繊維製品3を圧接接着
し、更に、それら基版および繊維製品の上に、湿気を吸
収・放出する作用と消臭作用を持つ水系被覆組成物によ
る湿気吸放湿・消臭層4をナイフコーター、フローコー
ター等の塗装機により塗布、乾燥して形成したものとな
っている。
本考案を構成する材料例として、まず、可撓性基版に
は、ポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン、レー
ヨン、テトロン、ナイロン等の合成紙または、不織布、
もしくは、布生地、または、セルローズ紙等の天然紙、
化学繊維混入の紙、あるいは、天然繊維布生地等が挙げ
られる。
は、ポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン、レー
ヨン、テトロン、ナイロン等の合成紙または、不織布、
もしくは、布生地、または、セルローズ紙等の天然紙、
化学繊維混入の紙、あるいは、天然繊維布生地等が挙げ
られる。
次に、糊料層へは酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル
樹脂、メタアクリル酸エステル樹脂、ポリビニルアルコ
ールなどが使用できる。
樹脂、メタアクリル酸エステル樹脂、ポリビニルアルコ
ールなどが使用できる。
そして、紡織加工に使用される天然繊維としては、綿,
麻,やしなどの植物繊維、毛、絹などの動物繊維、石綿
などの鉱物繊維があり、化学繊維としては、ガラス繊
維、炭素繊維などの無機繊維、レーヨン,キュプラ,カ
ゼイン繊維,とうもろこしたんぱく繊維,アルギン酸繊
維,ゴム繊維などの再生繊維、アセテート、トリアセテ
ート,プロミックスなどの半合成繊維、ナイロン,ビニ
ロン,ポリエステル,アクリル,ポリエチレン、ポリウ
レタンなどの合成繊維がある。そして、これらの繊維を
紡績、ねん糸、製繊、編組などの加工をして糸や布がで
きる。本考案ではこの糸や布もしくは編物となった繊維
製品を使用する。尚、本考案の壁装版の1つの目的が防
露効果であることからすれば、吸湿性のある植物繊維、
動物繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維が好適であ
る。
麻,やしなどの植物繊維、毛、絹などの動物繊維、石綿
などの鉱物繊維があり、化学繊維としては、ガラス繊
維、炭素繊維などの無機繊維、レーヨン,キュプラ,カ
ゼイン繊維,とうもろこしたんぱく繊維,アルギン酸繊
維,ゴム繊維などの再生繊維、アセテート、トリアセテ
ート,プロミックスなどの半合成繊維、ナイロン,ビニ
ロン,ポリエステル,アクリル,ポリエチレン、ポリウ
レタンなどの合成繊維がある。そして、これらの繊維を
紡績、ねん糸、製繊、編組などの加工をして糸や布がで
きる。本考案ではこの糸や布もしくは編物となった繊維
製品を使用する。尚、本考案の壁装版の1つの目的が防
露効果であることからすれば、吸湿性のある植物繊維、
動物繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維が好適であ
る。
また、湿気を吸収・放出する作用と消臭作用を持つ水系
被覆組成物は高い吸水能を有する吸水性ポリマー、およ
び、硅藻土を主成分として、これに有機高分子物質(例
えば合成樹脂エマルション)と無機高分子物質(例えば
コロイダルシリカ)との複合から成るバインダーおよび
消臭効果を発現するための消臭剤、所要の厚みの層を形
成するための充填材、及び一般的に塗料調合に使用され
る粘度調整剤、体質顔料、着色顔料を配合してなるもの
で、通常はペースト状で提供される。
被覆組成物は高い吸水能を有する吸水性ポリマー、およ
び、硅藻土を主成分として、これに有機高分子物質(例
えば合成樹脂エマルション)と無機高分子物質(例えば
コロイダルシリカ)との複合から成るバインダーおよび
消臭効果を発現するための消臭剤、所要の厚みの層を形
成するための充填材、及び一般的に塗料調合に使用され
る粘度調整剤、体質顔料、着色顔料を配合してなるもの
で、通常はペースト状で提供される。
この水系被覆組成物に使用する吸水性ポリマーの種類と
しては、変性デンプン,セルロース系、アクリロニトリ
ルグラフト化デンプン加水分解物系、ポリアクリロニト
リル誘導体系、ポリアクリルアミド系およびポリアクリ
ル酸塩系、酢酸ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけ
ん化物系、ポリオキシエチレン系であって、いずれも親
水基がポリオキシエチレン鎖またはカルボン酸側鎖のも
のである。その他、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
アルコールなどの非イオン系、ポリスチレンスルホン
酸、ポリ−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸などのスルホン酸系のポリマーの架橋物もあ
る。これらは親水性官能基を有するポリマーである。
しては、変性デンプン,セルロース系、アクリロニトリ
ルグラフト化デンプン加水分解物系、ポリアクリロニト
リル誘導体系、ポリアクリルアミド系およびポリアクリ
ル酸塩系、酢酸ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけ
ん化物系、ポリオキシエチレン系であって、いずれも親
水基がポリオキシエチレン鎖またはカルボン酸側鎖のも
のである。その他、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
アルコールなどの非イオン系、ポリスチレンスルホン
酸、ポリ−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸などのスルホン酸系のポリマーの架橋物もあ
る。これらは親水性官能基を有するポリマーである。
次に、水系被覆組成物に使用する消臭剤について述べる
と、消臭効果のある化合物としては、フラバノノール
類、フラボノール類等の植物性化合物、グリオキサー
ル,アビエチン酸等の有機系化合物、トリポリリン酸2
−アルミニウム,還元鉄等の無機化合物がある。更に、
活性炭,ゼオライトの様に多孔質の無機化合物もまた悪
臭を吸着する性質があるが、トリポリリン酸2−アルミ
ニウムの様にPHが5.0以下のものは、塗料の塗膜形成物
質(例えば、エチレン酢酸ビニル共重合物またはアクリ
ル酸エステル共重合物等の合成樹脂エマルジョン)がゲ
ル状となる為使用できない。また、活性炭は黒色で水分
を吸収すると他の物質の吸着能力がなるなる為に、色と
吸着能力の問題から単独では使用できない。
と、消臭効果のある化合物としては、フラバノノール
類、フラボノール類等の植物性化合物、グリオキサー
ル,アビエチン酸等の有機系化合物、トリポリリン酸2
−アルミニウム,還元鉄等の無機化合物がある。更に、
活性炭,ゼオライトの様に多孔質の無機化合物もまた悪
臭を吸着する性質があるが、トリポリリン酸2−アルミ
ニウムの様にPHが5.0以下のものは、塗料の塗膜形成物
質(例えば、エチレン酢酸ビニル共重合物またはアクリ
ル酸エステル共重合物等の合成樹脂エマルジョン)がゲ
ル状となる為使用できない。また、活性炭は黒色で水分
を吸収すると他の物質の吸着能力がなるなる為に、色と
吸着能力の問題から単独では使用できない。
従って、本願に係る水性塗料に使用する消臭剤としては
フラバノール類化合物、フラボノール類化合物、アビエ
チン酸、グリオキサール等の有機化合物の化合,中和,
包接等の作用を持つ消臭剤が使用できる。これらは、単
なる吸着による消臭ではないので湿気を吸収しても消臭
能力を保持できる。フラバノール類としては、ピノバン
クシン,アロマデンドリン,エンゲリチン,フスチン,
タシキホリン,アスチルビン,アンペロプチンなどがあ
り、フラボノール類としては、ケンフェロール,トリホ
リン,アストラガリン,ロビニン,クェルセチン,クェ
ルシトリン,イソクェルシトリン,ルチン,ミリセチ
ン,ミリシトリンなどがある。
フラバノール類化合物、フラボノール類化合物、アビエ
チン酸、グリオキサール等の有機化合物の化合,中和,
包接等の作用を持つ消臭剤が使用できる。これらは、単
なる吸着による消臭ではないので湿気を吸収しても消臭
能力を保持できる。フラバノール類としては、ピノバン
クシン,アロマデンドリン,エンゲリチン,フスチン,
タシキホリン,アスチルビン,アンペロプチンなどがあ
り、フラボノール類としては、ケンフェロール,トリホ
リン,アストラガリン,ロビニン,クェルセチン,クェ
ルシトリン,イソクェルシトリン,ルチン,ミリセチ
ン,ミリシトリンなどがある。
上述の水系被覆組成物をナイフコーター、フローコータ
ー、バーコーター、ロールコーター、スプレーなどの塗
装装置を使用して所定の厚みに塗布し、その後乾燥する
ことにより基版および繊維製品の上より表面に湿気吸放
湿と消臭のための層を形成する。
ー、バーコーター、ロールコーター、スプレーなどの塗
装装置を使用して所定の厚みに塗布し、その後乾燥する
ことにより基版および繊維製品の上より表面に湿気吸放
湿と消臭のための層を形成する。
(作用) 以上の本考案の構成によれば、高い吸水能を有する湿気
吸放湿・消臭層が表面に形成されているために空気中に
存在する湿気が室内外の温度差により結露を発生しよう
としても、吸湿吸放湿・消臭層ならびに繊維製品に吸収
されるために結露発生を防止する。そして、室内の湿気
が減少して乾燥雰囲気になれば、前記の湿気吸放湿・消
臭層4に吸収されている水分は外部へ放出され、次の水
分の吸収に備えることになる。
吸放湿・消臭層が表面に形成されているために空気中に
存在する湿気が室内外の温度差により結露を発生しよう
としても、吸湿吸放湿・消臭層ならびに繊維製品に吸収
されるために結露発生を防止する。そして、室内の湿気
が減少して乾燥雰囲気になれば、前記の湿気吸放湿・消
臭層4に吸収されている水分は外部へ放出され、次の水
分の吸収に備えることになる。
また、水系被覆組成物中に配合してある消臭剤は、繊維
または硅藻土の中に残って壁装版の消臭作用を持たせ
る。
または硅藻土の中に残って壁装版の消臭作用を持たせ
る。
(実施例) 実施例を作成するに当たっては、可撓性基版には、ポリ
エステル繊維混入の紙を用い、糊料層としてアクリル酸
エステル樹脂の接着剤を使用した。繊維製品としては並
太の毛糸を鹿の子編した編物を使用し、基版上に圧接接
着した。そして、湿気を吸収・放出する作用を持つ水系
被覆組成物の配合例としては下記の通りであり、これを
ナイフコーターにて500g/m2の塗布量となるように塗布
し、自然乾燥させた。第2図はその外観斜視図となって
いる。
エステル繊維混入の紙を用い、糊料層としてアクリル酸
エステル樹脂の接着剤を使用した。繊維製品としては並
太の毛糸を鹿の子編した編物を使用し、基版上に圧接接
着した。そして、湿気を吸収・放出する作用を持つ水系
被覆組成物の配合例としては下記の通りであり、これを
ナイフコーターにて500g/m2の塗布量となるように塗布
し、自然乾燥させた。第2図はその外観斜視図となって
いる。
(配合例) 原材料 配合比 (重量%) 硅藻土 17.0 スチレン・アクリルエマルション(固形分50%) 14.0 コロイダルシリカ 10.0 酸化チタン 9.0 クレー 8.7 酢酸ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけん化物(住
友化学社製 商品名 スミカゲルS−50) 13.5 消臭剤 3.6 ノニオン界面活性剤 0.2 オクチルアルコール 0.1 メチルセルローズ 0.2 窒素硫黄化合物 0.2 水 23.5 計 100.0 上記配合中、硅藻土、クレーは充填材でもあり、スチレ
ン・アクリルエマルションおよびコロイダルシリカは各
種の原材料を結合して層を作る結合材(バインダー)で
あり、酸化チタンは化粧性のために白色にする顔料であ
り、酸化ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけん化物
は吸収性ポリマーであり、消臭材にはフラボノール類植
物性化合物を使用し、ノニオン界面活性剤は配合した無
機物などが濡れ易くするための湿潤剤、オクチルアルコ
ールは気泡の発生を抑制する消泡剤、メチルセルローズ
は組成物の粘度を調整する増粘剤、窒素硫黄化合物は腐
敗、カビの発生を防止する防腐・防黴剤、水は分散媒で
ある。
友化学社製 商品名 スミカゲルS−50) 13.5 消臭剤 3.6 ノニオン界面活性剤 0.2 オクチルアルコール 0.1 メチルセルローズ 0.2 窒素硫黄化合物 0.2 水 23.5 計 100.0 上記配合中、硅藻土、クレーは充填材でもあり、スチレ
ン・アクリルエマルションおよびコロイダルシリカは各
種の原材料を結合して層を作る結合材(バインダー)で
あり、酸化チタンは化粧性のために白色にする顔料であ
り、酸化ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけん化物
は吸収性ポリマーであり、消臭材にはフラボノール類植
物性化合物を使用し、ノニオン界面活性剤は配合した無
機物などが濡れ易くするための湿潤剤、オクチルアルコ
ールは気泡の発生を抑制する消泡剤、メチルセルローズ
は組成物の粘度を調整する増粘剤、窒素硫黄化合物は腐
敗、カビの発生を防止する防腐・防黴剤、水は分散媒で
ある。
また別に、実施例2として、可撓性基版としてレーヨン
製の不織布を用い、糊料層にはメタアクリル酸エステル
樹脂の接着剤を用い、繊維製品として極太の毛糸と並太
の綿糸を用い乱糸状となるように接着させた。そして、
水系被覆組成物は消臭剤にはアビエチン酸を使用し、他
配合は同じものを使用し、実施例1と同様に塗布、乾燥
させた。第3図はこの外観斜視図である。
製の不織布を用い、糊料層にはメタアクリル酸エステル
樹脂の接着剤を用い、繊維製品として極太の毛糸と並太
の綿糸を用い乱糸状となるように接着させた。そして、
水系被覆組成物は消臭剤にはアビエチン酸を使用し、他
配合は同じものを使用し、実施例1と同様に塗布、乾燥
させた。第3図はこの外観斜視図である。
上述の実施例による壁装版による防露と消臭の効果の確
認を次の方法で行なった。
認を次の方法で行なった。
防露効果については、内法で50cm×50cm×1mの外気と断
熱された箱を用意し、それぞれが50cm四方になるように
中央に断熱材とアルミニウム板により仕切った。そし
て、片側の箱を−10℃の条件にし、もう一方を20℃、70
%RH条件にし、断熱材を取り除いてから結露が発生する
までの時間を測定した。実施例では、それぞれの壁装版
をアルミニウム板に貼り付けたもので試験をし、比較例
では、ブランクがアルミニウム板のみ、比較例1として
発泡塩化ビニルシートをアルミニウム板に貼り付けたも
の、比較例2として毛織物による壁布をアルミニウム板
に貼り付けたものを用いた。比較例3としては、実施例
1に用いた水系被覆組成物の配合を下記の通りとした。
熱された箱を用意し、それぞれが50cm四方になるように
中央に断熱材とアルミニウム板により仕切った。そし
て、片側の箱を−10℃の条件にし、もう一方を20℃、70
%RH条件にし、断熱材を取り除いてから結露が発生する
までの時間を測定した。実施例では、それぞれの壁装版
をアルミニウム板に貼り付けたもので試験をし、比較例
では、ブランクがアルミニウム板のみ、比較例1として
発泡塩化ビニルシートをアルミニウム板に貼り付けたも
の、比較例2として毛織物による壁布をアルミニウム板
に貼り付けたものを用いた。比較例3としては、実施例
1に用いた水系被覆組成物の配合を下記の通りとした。
(配合例) 原材料 配合比 (重量%) 硅藻土 17.0 スチレン・アクリルエマルション(固形分50%) 14.0 コロイダルシリカ 10.0 酸化チタン 3.0 クレー 8.7 酢酸ビニル/アクリル酸メチルコポリマーけん化物(住
友化学社製 商品名 スミカゲルS−50) 13.5 活性炭 8.0 ノニオン界面活性剤 0.2 オクチルアルコール 0.1 メチルセルローズ 0.2 窒素硫黄化合物 0.2 水 25.1 計 100.0 尚、この配合では、この考案に言う消臭剤は用いず、従
来例にある活性炭ないしは硅藻土が消臭機能を負担する
こととした。
友化学社製 商品名 スミカゲルS−50) 13.5 活性炭 8.0 ノニオン界面活性剤 0.2 オクチルアルコール 0.1 メチルセルローズ 0.2 窒素硫黄化合物 0.2 水 25.1 計 100.0 尚、この配合では、この考案に言う消臭剤は用いず、従
来例にある活性炭ないしは硅藻土が消臭機能を負担する
こととした。
結露は実際の使用条件では発生したり消失したりするも
のなので、壁装板の吸水量と湿気の飽和状態から平衡状
態までの時間を測った。測定方法は、絶乾状態の壁装版
の重量を測り、次に20℃、100%RH条件(飽和条件)に
置き、重量を測って単位面積当たりの吸水量を求めた。
そして、この壁装版を20℃、65%RH条件(平衡条件)下
に置いた時の重量変化により飽和条件下の含水量を10
0、平衡条件下で5日後の含水量を0として、壁装版か
ら水の放出による減量曲線を求めた。単位面積当たりの
吸水量については第2表、壁装版から水の放出による減
量曲線については第4図に示した。
のなので、壁装板の吸水量と湿気の飽和状態から平衡状
態までの時間を測った。測定方法は、絶乾状態の壁装版
の重量を測り、次に20℃、100%RH条件(飽和条件)に
置き、重量を測って単位面積当たりの吸水量を求めた。
そして、この壁装版を20℃、65%RH条件(平衡条件)下
に置いた時の重量変化により飽和条件下の含水量を10
0、平衡条件下で5日後の含水量を0として、壁装版か
ら水の放出による減量曲線を求めた。単位面積当たりの
吸水量については第2表、壁装版から水の放出による減
量曲線については第4図に示した。
消臭効果については、1m四方の発泡ポリウレタン板によ
る箱を作成し、その内壁の底部を除く5面に実施例1、
同2、比較例1、同2、同3の壁装版を貼り付ける。ガ
ス導入管により検知すべきアンモニアを箱内の底面に置
いた濾紙の上に一定量(28%アンモニア水、10ml)を注
入し、濾紙の表面において蒸発する様にして、内部に拡
散されるアンモニアガスを測定することにした。
る箱を作成し、その内壁の底部を除く5面に実施例1、
同2、比較例1、同2、同3の壁装版を貼り付ける。ガ
ス導入管により検知すべきアンモニアを箱内の底面に置
いた濾紙の上に一定量(28%アンモニア水、10ml)を注
入し、濾紙の表面において蒸発する様にして、内部に拡
散されるアンモニアガスを測定することにした。
アンモニアガスの測定方法は導入管を通して内部のガス
100mlを吸引し、アンモニア探知管で測定した。探知管
は500ppm迄の測定は可能であるが、ゲージをオーバーす
るものについては注入ガス量より算出した。
100mlを吸引し、アンモニア探知管で測定した。探知管
は500ppm迄の測定は可能であるが、ゲージをオーバーす
るものについては注入ガス量より算出した。
試験結果を示す数値の単位はppmである。
消臭効果については、アンモニアガス以外にも悪臭物質
があるので、硫化水素をその1つに選んで同様の試験を
行なった。測定前の悪臭の供給は硫化水素水溶液を濾紙
に10ml滴下することにより行ない、硫化水素ガス濃度は
硫化水素用の探知管で測定した。
があるので、硫化水素をその1つに選んで同様の試験を
行なった。測定前の悪臭の供給は硫化水素水溶液を濾紙
に10ml滴下することにより行ない、硫化水素ガス濃度は
硫化水素用の探知管で測定した。
この試験結果は第4表の通りであった。試験結果を示す
単位はppmである。
単位はppmである。
更に、湿気の吸湿性のサイクルを行った時、吸湿時にお
いても消臭効果を有するかについて試験した。試験方法
は、防露効果を試験したような内部が2つに仕切られた
内法1m×1m×1mの外気と断熱された箱を用意し、それぞ
れが、1m×1m×約50cmの内法となるよう中央を断熱材と
アルミニウム板により仕切った。アルミニウム板には、
壁装シートを貼り付けて試験に供した。そして、片側の
箱を−10℃、もう一方の壁装シートが面する側の箱を20
℃、70%RH条件にし、断熱材を挟んだ状態で16時間、断
熱材を取り除いた状態に8時間置き結露条件のサイクル
を10サイクル繰り返した。消臭効果については、断熱材
を取り除いた時に、箱内の底面に濾紙を置き1定量のア
ンモニア水(28%アンモニア水、1ml)または硫化水素
水溶液(1ml)を含ませ、濾紙から拡散されるガス濃度
を測定した。臭い物質を含ませた濾紙は結露条件下の8
時間だけ置くようにし、1サイクルごとに取り替えるこ
ととし、下記第5表では、最終サイクルにおける断熱材
を取り除いてから5時間後の測定結果を示した。
いても消臭効果を有するかについて試験した。試験方法
は、防露効果を試験したような内部が2つに仕切られた
内法1m×1m×1mの外気と断熱された箱を用意し、それぞ
れが、1m×1m×約50cmの内法となるよう中央を断熱材と
アルミニウム板により仕切った。アルミニウム板には、
壁装シートを貼り付けて試験に供した。そして、片側の
箱を−10℃、もう一方の壁装シートが面する側の箱を20
℃、70%RH条件にし、断熱材を挟んだ状態で16時間、断
熱材を取り除いた状態に8時間置き結露条件のサイクル
を10サイクル繰り返した。消臭効果については、断熱材
を取り除いた時に、箱内の底面に濾紙を置き1定量のア
ンモニア水(28%アンモニア水、1ml)または硫化水素
水溶液(1ml)を含ませ、濾紙から拡散されるガス濃度
を測定した。臭い物質を含ませた濾紙は結露条件下の8
時間だけ置くようにし、1サイクルごとに取り替えるこ
ととし、下記第5表では、最終サイクルにおける断熱材
を取り除いてから5時間後の測定結果を示した。
(考案の効果) 本考案の構成による壁装版によれば、結露水を吸収する
ことができ、かつ、その吸収量も従来の壁装版に比べて
大きい。また、1度吸収した結露水が壁装版に長く溜ま
ることもない。さらに、室内中の悪臭による害を、壁面
が結露条件下にあっても、除くこともでき、かつ結露乾
燥サイクルによる消臭能力の低下も少ない。
ことができ、かつ、その吸収量も従来の壁装版に比べて
大きい。また、1度吸収した結露水が壁装版に長く溜ま
ることもない。さらに、室内中の悪臭による害を、壁面
が結露条件下にあっても、除くこともでき、かつ結露乾
燥サイクルによる消臭能力の低下も少ない。
そして、壁面等に貼着する壁装版表面の凹凸意匠も繊維
製品の凹凸を生かした意匠が得られる。
製品の凹凸を生かした意匠が得られる。
第1図は本考案の第1実施例の要部拡大断面図であり、
第2図は同外観斜視図である。第3図は本考案の第2実
施例の外観斜視図である。第4図は壁装版から水の放出
による減量曲線である。 1……可撓性基版、2……糊料層、3……繊維製品、4
……湿気吸放湿・消臭層
第2図は同外観斜視図である。第3図は本考案の第2実
施例の外観斜視図である。第4図は壁装版から水の放出
による減量曲線である。 1……可撓性基版、2……糊料層、3……繊維製品、4
……湿気吸放湿・消臭層
Claims (1)
- 【請求項1】巻き取り可能な可撓性基版の上へ、糊料層
を介して、天然繊維、または化学繊維を紡織加工した繊
維製品を圧接接着してなり、基版および繊維製品上に湿
気を吸収・放出する作用を有する吸水性ポリマーおよび
硅藻土を含有し、更に消臭作用を有するフラバノノール
類化合物,フラボノール類化合物,アビエチン酸,グリ
オキサールから選択される少なくとも一種の化合物を含
有する水系被覆組成物による湿気吸放湿・消臭層をナイ
フコーター,フローコーター等の塗装装置により形成し
てなることを特徴とする防露作用と消臭作用のある壁装
版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985087961U JPH0754409Y2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 防露作用と消臭作用のある壁装版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985087961U JPH0754409Y2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 防露作用と消臭作用のある壁装版 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61203908U JPS61203908U (ja) | 1986-12-22 |
| JPH0754409Y2 true JPH0754409Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=30640657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985087961U Expired - Lifetime JPH0754409Y2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 防露作用と消臭作用のある壁装版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754409Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120208549B (zh) * | 2025-03-05 | 2025-11-04 | 广东自立环保有限公司 | 一种二次铝灰和粉煤灰资源化利用制备矿渣棉的方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49500U (ja) * | 1972-02-07 | 1974-01-05 | ||
| JPS58161618U (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-27 | 積水樹脂株式会社 | 吸水、脱臭シ−ト |
-
1985
- 1985-06-11 JP JP1985087961U patent/JPH0754409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61203908U (ja) | 1986-12-22 |
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