JPH0754904Y2 - 分路リアクトル用ガス遮断器 - Google Patents

分路リアクトル用ガス遮断器

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JPH0754904Y2
JPH0754904Y2 JP1988082337U JP8233788U JPH0754904Y2 JP H0754904 Y2 JPH0754904 Y2 JP H0754904Y2 JP 1988082337 U JP1988082337 U JP 1988082337U JP 8233788 U JP8233788 U JP 8233788U JP H0754904 Y2 JPH0754904 Y2 JP H0754904Y2
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arc
contactor
circuit breaker
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reactor
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弘明 戸田
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、168kV〜300kVクラスの送電系統等に接続され
る分路リアクトルに接続される大容量リアクトルの開閉
に適する分路リアクトル用ガス遮断器に関する。
(従来の技術) 近年ガス絶縁機器は、絶縁性に優れた絶縁媒体例えばSF
6ガスのような絶縁ガスを使用することにより、その大
きさは従来機器と比べ大幅に縮小されてきた。そして今
や定格電圧300kV、遮断電流50kAの仕様に対し1相あた
り1点の消弧室で対応が可能となってきた。これは永年
蓄積されてきた消弧室内のガス流の解析技術や電界解析
技術の進歩による所が大きい。
また、一般に送電線回線用ガス遮断器では大電流を開閉
する際の開閉動作時のサージ電圧を抑制するために、抵
抗体が直列に接続された抵抗接点を主接点に対して並列
接続した並列抵抗付き遮断器が知られている。例えば特
開昭58−115727号公報に記載の並列抵抗付き遮断器は、
主接点の上方に抵抗体を直列に接続した抵抗接点を配置
し、この抵抗接点の操作棒と主接点の駆動機構とをリン
ク等を介して機械的に接続し連動させている。また特開
昭59−96620号公報にも同様な構造の並列抵抗付き遮断
器が開示されている。これらの並列抵抗付き遮断器は特
開昭59−96620号公報に記載されているように遮断にお
いて主接点の開動作開始から抵抗接点の開動作開始まで
に約25ms必要とされている。このため、リンク機構など
により約25msの遅延時間を確保して連動させていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで上記のような一般の用途に用いる遮断器は、電
気学会電気規格調査会標準規格(JEC)の規格(JEC−23
00)に基づいた標準の遮断器であり、この規格には電流
の遮断、例えば遅れ小電流遮断、短絡電流遮断について
が規定されている。しかしながら、特別の用途の遮断器
について、この規格においては対象としていなため、規
格に基づいた標準の遮断器を特別の用途に用いた場合、
不具合が生じる場合があり、それなりの配慮が必要とな
っていた。
特別の用途として、第5図(A)に示すように168kV〜3
00kVクラスの送電系統等に接続される分路リアクトルで
ある大容量リアクトルLにガス遮断器をBCを接続し、リ
アクトル遮断を行う場合がある。この場合、一般的に、
第5図(B)の如く電圧Vと電流Iとの遮断位相によ
り、電流遮断後に約10μmの急峻でかつ値が高い遮断サ
ージSVが発生する。この遮断サージSVにより消弧室の極
間で再発弧しそれを遮断するとさらに高い遮断サージが
発生することになり最終的に遮断不能に至る。従って極
めて厳しい条件の電流遮断が要求される。
この為これらの遮断サージにまさった絶縁回復特性を有
する消弧室を開発する必要がある。従来はこの観点から
消弧室のアーク接触子と主接触子の絶縁回復の競争(絶
縁協調)に腐心してきた。
例えば、セラミックス抵抗体は複数枚のセラミックス積
層体よりなり、リアクトル遮断サージに対する抑制能力
が優れていることが知られているので、この抵抗体によ
り遮断サージを抑制することも検討されていた。しかし
ながら、抵抗体を従来の並列抵抗付き遮断器を参考にし
て配置すると遮断器が大型化するとともに急峻な遮断サ
ージ抑制には不要であるリンク等の遅延機構によって接
続され、抵抗接点が必要となるため複雑化するという問
題があった。
本考案の目的は、大型化、複雑化することなく、リアク
トル遮断サージそのものをある程度抑制することによ
り、容易にリアクトル遮断を可能とする分路リアクトル
用ガス遮断器を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、一つの消弧室内に
アーク電流を流すアーク接触子とこのアーク接触子の周
囲にこのアーク接触子と同軸上に配置された通電電流を
流す主接触子とを有する大容量パッファー形ガス遮断器
において、セラミックス抵抗体をアーク接触子と直列に
接続しアーク接触子と同軸上に配置して組み込んだ分路
リアクトル用ガス遮断器を提供する。
(作用) 本考案においては、開閉動作において主接触子と時間差
があるアーク接触子にセラミックス抵抗体を接続したた
め、アーク接触子に流れる遮断電流がセラミックス抵抗
体を通して流れるから、電流遮断時に生じる遮断サージ
を主接触子とアーク接触子との開閉動作の時間差を利用
し急峻な遮断サージをセラミックス抵抗体により有効に
抑制することが可能となる。また、主接触子内に設けら
れたアーク接触子にセラミックス抵抗体を配置したの
で、大型化を防止することができ、また抵抗体用の接点
が不要であり、簡単な構造で電流遮断時に生じる遮断サ
ージを抑制することが可能である。
(実施例) 以下本考案による分路リアクトル用遮断器の一実施例に
ついて第1図および第2図を参照して説明する。第1図
において、固定側主接触子1の中央に固定側アーク接触
子2をセラミックス抵抗体3を介して絶縁スタッド4で
締め付けて固定している。
固定側アーク接触子2を囲んだ固定側主接触子1に固定
側摺動接触子5を設けている。またセラミックス抵抗体
3に衝撃荷重がかからないように抵抗体の前又は後にバ
ネ等の緩衝物を入れる場合もある。
固定側アーク接触子2に対向する可動側アーク接触子6
は、パッファーシリンダ7の先端に設られている。さら
にこの可動側アーク接触子6の周りを絶縁物で作ったノ
ズル8で囲み、このノズル8の外側に固定側摺動接触子
5および固定側主接触子1と接離する可動側主接触子9
を設けている。またパッファシリンダ7は操作ロッド10
によってパッファーピストン11の外側を摺動するもの
で、このパッファーシリンダの移動によってパッファー
室12内の絶縁ガスを圧縮して両接触子間に吹き付けるよ
うに構成されている。
このように構成された分路リアクトル用ガス遮断器を大
容量リアクトクに接続し、リアクトル回路を開閉する場
合について説明する。いま第1図および第2図に示す開
路状態のガス遮断器を投入する場合は、操作ロッド10が
図示しない駆動機構によって図示左方へ動かされる。可
動側アーク接触子6が固定側アーク接触子2に接触した
のち、可動側主接触子9が固定側摺動接触子5および固
定側主接触子1に接触して投入される。
投入状態のガス遮断器を開路する場合は、操作ロッド10
が図示しない駆動機構によって図示右方へ動かされる。
可動側主接触子9が固定側主接触子1および固定側摺動
接触子5から離れ回路電流は可動アーク接触子6および
固定側アーク接触子2の側に移り、電流がセラミックス
抵抗体3を通して流れる。
操作ロッド10がさらに動くと、可動側アーク接触子6は
固定側アーク接触子2から離れて電流を遮断することに
なる。この遮断電流はセラミックス抵抗体3を介して流
れることになるが、最近開発されたセラミックスによる
抵抗体は、耐熱温度が高いばかりでなく、小形大容量を
有しているため、第5図に示す遮断サージSVを有効に抑
制する。
このセラミックス抵抗体3に遮断電流が流れたのち、パ
ッファー室12からのガス吹き付けにより、両接触子2、
6間のアークは遮断されることになる。
しかして、最近開発されたセラミックスによる抵抗体
は、耐熱温度が高いばかりでなく、小形大容量を有して
いるため、上記一実施例のようにアーク近傍の固定側ア
ーク接触子2に設けることが可能であり、このセラミッ
クス抵抗体により遮断サージを有効に抑制することがで
きる。またこのセラミックス抵抗体3は、遮断抵抗とし
ても作用するが、いわゆる従来の送電線回線用ガス遮断
器のように大電流を開閉する際のサージ抑制を抑制する
ために長時間通電させる抵抗体ではなく、急峻なリアク
トルサージを抑制するための抵抗体である。また、固定
側主接触子1内に設けられた固定側アーク接触子2にセ
ラミックス抵抗体3を配置したので、従来の消弧室を大
型化することなく使用することができる。さらにセラミ
ックス抵抗体の開閉用に抵抗体用の接点を設ける必要が
ないので、簡単な構造で電流遮断時に生じる遮断サージ
を抑制することができる。
次に第3図および第4図を参照して他の実施例について
説明する。図面に示す他の実施例は、セラミックス抵抗
体3を可動側アーク接触子6とパッファシリンダ7との
間に絶縁スタッド4を介して設けたものである。第3図
の実施例においても第4図に示すようにセラミックス抵
抗体3が可動側アーク接触子6と直列に入ることからリ
アクトル遮断時における遮断サージを抑制するように作
用し、上記実施例と同様な作用効果を奏することができ
る。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、リアクトル電流の遮断時
に発生するサージ電圧を抑制するセラミックス抵抗体を
アーク接触子の一部として直列に接続し、アーク接触子
と同軸上に配置して組み込んだことにより、消弧室を大
型化することなく、構成が簡単でかつ過酷なリアクトル
遮断が可能なガス遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の分路リアクトル用ガス遮断器の消弧室
の一実施例を示す断面図、第2図はその等価回路図、第
3図および第4図は本考案の他の実施例を示す断面図お
よび等価回路図、第5図A,BおよびCはリアクトル遮断
時のサージ発生のメカニズムを示す回路図、電圧−電流
特性図および電圧−時間特性図である。 1……固定側主接触子、2……固定側アーク接触子、3
……セラミックス抵抗体、4……絶縁スタッド、6……
可動側アーク接触子、7……パッファーシリンダ、8…
…ノズル、9……可動側主接触子、10……操作ロッド、
11……パッファーピストン、12……パッファー室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの消弧室内にアーク電流を流すアーク
    接触子と、このアーク接触子の周囲にこのアーク接触子
    と同軸上に配置された通電電流を流す主接触子とを有す
    る大容量パッファー形ガス遮断器において、セラミック
    ス抵抗体を前記アーク接触子と直列に接続し前記アーク
    接触子と同軸上に配置して組み込んだことを特徴とする
    分路リアクトル用ガス遮断器。
JP1988082337U 1988-06-23 1988-06-23 分路リアクトル用ガス遮断器 Expired - Lifetime JPH0754904Y2 (ja)

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