JPH0754940A - 一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置 - Google Patents
一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置Info
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- JPH0754940A JPH0754940A JP5226742A JP22674293A JPH0754940A JP H0754940 A JPH0754940 A JP H0754940A JP 5226742 A JP5226742 A JP 5226742A JP 22674293 A JP22674293 A JP 22674293A JP H0754940 A JPH0754940 A JP H0754940A
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- ring gear
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- shaft
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Retarders (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一方向しか回転しない主機関の出力軸を正
転、逆転できるようにする。 【構成】 一方向に回転する主機関に連結した入力軸1
に差動遊星歯車装置2を取り付ける。複数のプラネット
ギヤ4を束ねたキャリヤ6の中心に軸7を取り付け、こ
の中心軸7にベベルギヤ10を取り付ける。リングギヤ
5の筒状部5aの端部に継手用リングギヤ11を取り付
ける。上記ベベルギヤ10と継手用リングギヤ11との
間に、ベベルギヤ13とリングギヤ14とからなるクラ
ッチギヤ12を位置させる。クラッチギヤ12を出力軸
15に軸方向へスライド自在に取り付ける。クラッチギ
ヤ12のリングギヤ14をベベルギヤ10に噛み合わす
と、入力軸1と出力軸15が同じ方向へ回転し、クラッ
チギヤ12のベベルギヤ13を継手用リングギヤ11に
噛み合わすと、出力軸15が逆転する。
転、逆転できるようにする。 【構成】 一方向に回転する主機関に連結した入力軸1
に差動遊星歯車装置2を取り付ける。複数のプラネット
ギヤ4を束ねたキャリヤ6の中心に軸7を取り付け、こ
の中心軸7にベベルギヤ10を取り付ける。リングギヤ
5の筒状部5aの端部に継手用リングギヤ11を取り付
ける。上記ベベルギヤ10と継手用リングギヤ11との
間に、ベベルギヤ13とリングギヤ14とからなるクラ
ッチギヤ12を位置させる。クラッチギヤ12を出力軸
15に軸方向へスライド自在に取り付ける。クラッチギ
ヤ12のリングギヤ14をベベルギヤ10に噛み合わす
と、入力軸1と出力軸15が同じ方向へ回転し、クラッ
チギヤ12のベベルギヤ13を継手用リングギヤ11に
噛み合わすと、出力軸15が逆転する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンの如き一方
向にのみ回転する主機関により回転駆動させられる出力
軸を自在に正転、逆転に変換させるようにするために用
いる一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置に関する
ものである。
向にのみ回転する主機関により回転駆動させられる出力
軸を自在に正転、逆転に変換させるようにするために用
いる一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、舶用プロペラの主機関として
ガスタービンを用いる場合、ガスタービンは回転方向が
一方向であるため、本質的にプロペラ軸の逆転が不可能
である。そのため、ガスタービンを主機関に使用する場
合、前進、後進の推進力が得られるよう可変ピッチプロ
ペラを使用し、プロペラ翼のピッチ角をプラス角(前
進)からマイナス角(後進)にシフトすることによって
同一回転方向でも後進できるようにする手段が従来より
採用されている。
ガスタービンを用いる場合、ガスタービンは回転方向が
一方向であるため、本質的にプロペラ軸の逆転が不可能
である。そのため、ガスタービンを主機関に使用する場
合、前進、後進の推進力が得られるよう可変ピッチプロ
ペラを使用し、プロペラ翼のピッチ角をプラス角(前
進)からマイナス角(後進)にシフトすることによって
同一回転方向でも後進できるようにする手段が従来より
採用されている。
【0003】すなわち、主機関がガスタービンの場合に
可変ピッチプロペラを採用しているのは、通常プロペラ
のように、逆回転すれば、それなりの性能で後進できる
場合でも、主機関が逆回転できないためである。
可変ピッチプロペラを採用しているのは、通常プロペラ
のように、逆回転すれば、それなりの性能で後進できる
場合でも、主機関が逆回転できないためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可変ピッチ
プロペラを使用する場合は、通常プロペラに比べてプロ
ペラ単独効率やキャビテーション特性が悪く、しかも、
プロペラ翼のピッチ角を外部からの操作で変える必要性
から、複雑な軸系とプロペラ・ボス機構を持たざるを得
ないという問題がある。
プロペラを使用する場合は、通常プロペラに比べてプロ
ペラ単独効率やキャビテーション特性が悪く、しかも、
プロペラ翼のピッチ角を外部からの操作で変える必要性
から、複雑な軸系とプロペラ・ボス機構を持たざるを得
ないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、ガスタービンを主機関
として、可変ピッチプロペラを使用することなくプロペ
ラ軸を正転、逆転できるようにして通常プロペラや二重
反転プロペラの駆動主機関として使用できるようにしよ
うとするものである。
として、可変ピッチプロペラを使用することなくプロペ
ラ軸を正転、逆転できるようにして通常プロペラや二重
反転プロペラの駆動主機関として使用できるようにしよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、主機関の出力軸を差動遊星歯車装置の入
力軸に連結し、該差動遊星歯車装置の複数のプラネット
ギヤを束ねたプラネットギヤキャリヤとリングギヤを互
に逆回転させるようにして、上記プラネットギヤキャリ
ヤの中心軸の一端部にベベルギヤを取り付けると共に、
上記リングギヤの筒状部端部に継手用リングギヤを取り
付け、且つ上記ベベルギヤと継手用リングギヤとの間
に、該ベベルギヤに継・断できるリングギヤと継手用リ
ングギヤに継・断できるベベルギヤとを一体にしてなる
クラッチギヤを位置させて、出力軸に軸方向へスライド
自在に取り付け、更に、上記クラッチギヤを押し引きし
てプラネットギヤキャリヤ側のベベルギヤと継手用リン
グギヤに継・断させる押引き装置と、プラネットギヤの
回転速度を制御するディスクブレーキと、リングギヤの
回転速度を制御するディスクブレーキとを備えた構成と
する。
決するために、主機関の出力軸を差動遊星歯車装置の入
力軸に連結し、該差動遊星歯車装置の複数のプラネット
ギヤを束ねたプラネットギヤキャリヤとリングギヤを互
に逆回転させるようにして、上記プラネットギヤキャリ
ヤの中心軸の一端部にベベルギヤを取り付けると共に、
上記リングギヤの筒状部端部に継手用リングギヤを取り
付け、且つ上記ベベルギヤと継手用リングギヤとの間
に、該ベベルギヤに継・断できるリングギヤと継手用リ
ングギヤに継・断できるベベルギヤとを一体にしてなる
クラッチギヤを位置させて、出力軸に軸方向へスライド
自在に取り付け、更に、上記クラッチギヤを押し引きし
てプラネットギヤキャリヤ側のベベルギヤと継手用リン
グギヤに継・断させる押引き装置と、プラネットギヤの
回転速度を制御するディスクブレーキと、リングギヤの
回転速度を制御するディスクブレーキとを備えた構成と
する。
【0007】
【作用】入力軸が右回転すると、差動遊星歯車装置のプ
ラネットギヤキャリヤは右回転し、リングギヤは左回転
するので、クラッチギヤをプラネットギヤキャリヤ側の
リングギヤに噛合させると、出力軸が右回転する。一
方、クラッチギヤをリングギヤ側のベベルギヤに噛合さ
せると、出力軸が左回転する。したがって、入力軸が一
方向にしか回転できないガスタービンの場合でも、出力
軸を正転、逆転できて、プロペラ軸を正転、逆転できる
ことになる。
ラネットギヤキャリヤは右回転し、リングギヤは左回転
するので、クラッチギヤをプラネットギヤキャリヤ側の
リングギヤに噛合させると、出力軸が右回転する。一
方、クラッチギヤをリングギヤ側のベベルギヤに噛合さ
せると、出力軸が左回転する。したがって、入力軸が一
方向にしか回転できないガスタービンの場合でも、出力
軸を正転、逆転できて、プロペラ軸を正転、逆転できる
ことになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0009】図1は本発明の実施例を、又、図2はその
原理を示すもので、図示しない主機関としての舶用ガス
タービンに連結してある入力軸1に、太陽ギヤ3を一体
的に取り付けて同一方向に回転できるようにし、該太陽
ギヤ3の外側に複数個のプラネットギヤ4を噛合させて
配置し、更に該各プラネットギヤ4に内周面の歯を噛合
させてリングギヤ5を配置し、リングギヤ5が入力軸1
の回転方向とは逆方向へ回転するようにした差動遊星歯
車装置2を構成し、上記複数のプラネットギヤ4のキャ
リヤ6の中心に軸7を取り付けると共に、上記リングギ
ヤ5の筒状部5aを中心軸7と同心状に軸心方向に長く
して、ケーシング8の内部に固定し、リングギヤ5の筒
状部内に固定した軸受9に、上記プラネットギヤキャリ
ヤ6の中心軸7を回転自在に支持させる。
原理を示すもので、図示しない主機関としての舶用ガス
タービンに連結してある入力軸1に、太陽ギヤ3を一体
的に取り付けて同一方向に回転できるようにし、該太陽
ギヤ3の外側に複数個のプラネットギヤ4を噛合させて
配置し、更に該各プラネットギヤ4に内周面の歯を噛合
させてリングギヤ5を配置し、リングギヤ5が入力軸1
の回転方向とは逆方向へ回転するようにした差動遊星歯
車装置2を構成し、上記複数のプラネットギヤ4のキャ
リヤ6の中心に軸7を取り付けると共に、上記リングギ
ヤ5の筒状部5aを中心軸7と同心状に軸心方向に長く
して、ケーシング8の内部に固定し、リングギヤ5の筒
状部内に固定した軸受9に、上記プラネットギヤキャリ
ヤ6の中心軸7を回転自在に支持させる。
【0010】上記中心軸7の一端部となる先端にはベベ
ルギヤ10を固定し、又、上記リングギヤ5の筒状部5
a端部に、継手用リングギヤ11を、後述するクラッチ
ギヤ12のベベルギヤ13に対応させた形状として設
け、上記中心軸7の端部のベベルギヤ10と上記継手用
リングギヤ11との間に所要の空間部を形成して、上記
ベベルギヤ10に噛合できるリングギヤ14と上記継手
用リングギヤ11に噛合できるベベルギヤ13を一体構
造としてなるクラッチギヤ12を空間部に位置させ、該
クラッチギヤ12を、上記中心軸7及び入力軸1と同一
軸心線上に配置された出力軸15の端部に、軸方向への
み移動できるようスプライン結合し、クラッチギヤ12
のリングギヤ14がプラネットギヤキャリヤ6側のベベ
ルギヤ10に噛合したときプラネットギヤキャリヤ6か
らの動力が出力軸15に伝えられて同じ方向へ回転でき
るようにすると共に、クラッチギヤ12のベベルギヤ1
3が継手用リングギヤ11に噛合したときリングギヤ5
からの動力が出力軸15に伝えられて、出力軸15が上
記とは逆方向に回転できるようにする。更に、上記クラ
ッチギヤ12を該出力軸15の軸方向へスライドさせ
て、プラネットギヤキャリヤ6側のベベルギヤ10又は
リングギヤ5側の継手用リングギヤ11に継・断させる
ための押引き装置として、ピストン16を備えたO.
D.ボックス17を上記出力軸15の外側へ周方向に取
り付け、ピストン16に一端を固定したピストンロッド
18の他端を、上記クラッチギヤ12のベベルギヤ13
に固定し、ピストン16の前進、後退でクラッチギヤ1
2とベベルギヤ10又は継手用リングギヤ11との継・
断が行われるようにする。
ルギヤ10を固定し、又、上記リングギヤ5の筒状部5
a端部に、継手用リングギヤ11を、後述するクラッチ
ギヤ12のベベルギヤ13に対応させた形状として設
け、上記中心軸7の端部のベベルギヤ10と上記継手用
リングギヤ11との間に所要の空間部を形成して、上記
ベベルギヤ10に噛合できるリングギヤ14と上記継手
用リングギヤ11に噛合できるベベルギヤ13を一体構
造としてなるクラッチギヤ12を空間部に位置させ、該
クラッチギヤ12を、上記中心軸7及び入力軸1と同一
軸心線上に配置された出力軸15の端部に、軸方向への
み移動できるようスプライン結合し、クラッチギヤ12
のリングギヤ14がプラネットギヤキャリヤ6側のベベ
ルギヤ10に噛合したときプラネットギヤキャリヤ6か
らの動力が出力軸15に伝えられて同じ方向へ回転でき
るようにすると共に、クラッチギヤ12のベベルギヤ1
3が継手用リングギヤ11に噛合したときリングギヤ5
からの動力が出力軸15に伝えられて、出力軸15が上
記とは逆方向に回転できるようにする。更に、上記クラ
ッチギヤ12を該出力軸15の軸方向へスライドさせ
て、プラネットギヤキャリヤ6側のベベルギヤ10又は
リングギヤ5側の継手用リングギヤ11に継・断させる
ための押引き装置として、ピストン16を備えたO.
D.ボックス17を上記出力軸15の外側へ周方向に取
り付け、ピストン16に一端を固定したピストンロッド
18の他端を、上記クラッチギヤ12のベベルギヤ13
に固定し、ピストン16の前進、後退でクラッチギヤ1
2とベベルギヤ10又は継手用リングギヤ11との継・
断が行われるようにする。
【0011】又、ケーシング8の外側には、差動遊星歯
車装置2のプラネットギヤキャリヤ6の回転速度を制御
するディスクブレーキ19と、差動遊星歯車装置2のリ
ングギヤ5の回転速度を制御するディスクブレーキ20
を設け、上記ディスクブレーキ20を開放してディスク
ブレーキ19を作動させると、リングギヤ5が回転停止
してプラネットギヤキャリヤ6のみが回転し、このとき
クラッチギヤ12とベベルギヤ10を継ぐことにより出
力軸15が正転することになり、又、ディスクブレーキ
20を作動させてディスクブレーキ19を開放すると、
リングギヤ5が回転し、プラネットギヤキャリヤ6は停
止し、このときクラッチギヤ12と継手用リングギヤ1
1を継ぐことにより出力軸15が逆転するようにする。
車装置2のプラネットギヤキャリヤ6の回転速度を制御
するディスクブレーキ19と、差動遊星歯車装置2のリ
ングギヤ5の回転速度を制御するディスクブレーキ20
を設け、上記ディスクブレーキ20を開放してディスク
ブレーキ19を作動させると、リングギヤ5が回転停止
してプラネットギヤキャリヤ6のみが回転し、このとき
クラッチギヤ12とベベルギヤ10を継ぐことにより出
力軸15が正転することになり、又、ディスクブレーキ
20を作動させてディスクブレーキ19を開放すると、
リングギヤ5が回転し、プラネットギヤキャリヤ6は停
止し、このときクラッチギヤ12と継手用リングギヤ1
1を継ぐことにより出力軸15が逆転するようにする。
【0012】なお、上記の回転方向変換操作に入る前
に、プロペラ軸23側に介入されている適当なブレーキ
とクラッチ(図示せず)を働かせてプロペラ側の負荷に
影響されないようにする必要がある。
に、プロペラ軸23側に介入されている適当なブレーキ
とクラッチ(図示せず)を働かせてプロペラ側の負荷に
影響されないようにする必要がある。
【0013】上記出力軸15には、小径歯車21を設
け、出力軸15と平行に配してあるプロペラ軸23上の
大径歯車22と上記小径歯車21とを噛合させて、出力
軸15からプロペラ軸23へ動力が減速されて伝えら
れ、且つ出力軸15の回転が反転されてプロペラ軸23
へ伝えられるようにする。
け、出力軸15と平行に配してあるプロペラ軸23上の
大径歯車22と上記小径歯車21とを噛合させて、出力
軸15からプロペラ軸23へ動力が減速されて伝えら
れ、且つ出力軸15の回転が反転されてプロペラ軸23
へ伝えられるようにする。
【0014】今、図2に示す如く、入力軸1の軸心を基
準として、太陽ギヤ3の半径をr−s、プラネットギヤ
4の中心までの半径をr−p、リングギヤ5の半径をr
−rとし、それぞれの回転数をNs 、Np 、Nr で示す
と、これら3種の回転数は、次の(1) 式の関係で示すこ
とができる。
準として、太陽ギヤ3の半径をr−s、プラネットギヤ
4の中心までの半径をr−p、リングギヤ5の半径をr
−rとし、それぞれの回転数をNs 、Np 、Nr で示す
と、これら3種の回転数は、次の(1) 式の関係で示すこ
とができる。
【0015】 Ns +ρNr −(ρ+1)Np =0 (1) ここに、ρ=r−r/r−s (2) 太陽ギヤ3の回転数をプラネットギヤ4の回転数と関連
付けて、 Ns =(2ρ+1)Np (3) のように設定すれば、(1) 式から Np =−Nr (4) が得られる。
付けて、 Ns =(2ρ+1)Np (3) のように設定すれば、(1) 式から Np =−Nr (4) が得られる。
【0016】すなわち、プラネットギヤ4の回転数Np
を、入力軸1と一体の太陽ギヤ3の回転数を1/(2ρ+
1)に減速した回転数に設定すれば、上記(4) 式に示す
ように複数個のプラネットギヤ4を束ねたプラネットギ
ヤキャリヤ6の中心に取り付けた中心軸7の回転数と、
リングギヤ5の筒状部5aに一体にした継手用リングギ
ヤ11の回転数は、同じ回転数で回転方向は互に逆方向
であることがわかる。
を、入力軸1と一体の太陽ギヤ3の回転数を1/(2ρ+
1)に減速した回転数に設定すれば、上記(4) 式に示す
ように複数個のプラネットギヤ4を束ねたプラネットギ
ヤキャリヤ6の中心に取り付けた中心軸7の回転数と、
リングギヤ5の筒状部5aに一体にした継手用リングギ
ヤ11の回転数は、同じ回転数で回転方向は互に逆方向
であることがわかる。
【0017】したがって、出力軸15にスプライン溝に
て軸方向にのみ移動できるように備えたクラッチギヤ1
2のリングギヤ14を中心軸7上のベベルギヤ10に噛
合させると、一方向に回転する入力軸1と同じ回転方向
に出力軸15が入力回転数の1/(2ρ+1) に減速されて
回転する。又、クラッチギヤ12をスライドさせてベベ
ルギヤ13を継手用リングギヤ11に噛合させると、出
力軸15は入力軸1の回転方向とは逆方向に回転し且つ
回転数は入力軸1の回転数の1/(2ρ+1) に減速され
る。故に、主機関が一方向しか回転できないガスタービ
ンでも、出力軸15を正転、逆転させることができるこ
とになる。
て軸方向にのみ移動できるように備えたクラッチギヤ1
2のリングギヤ14を中心軸7上のベベルギヤ10に噛
合させると、一方向に回転する入力軸1と同じ回転方向
に出力軸15が入力回転数の1/(2ρ+1) に減速されて
回転する。又、クラッチギヤ12をスライドさせてベベ
ルギヤ13を継手用リングギヤ11に噛合させると、出
力軸15は入力軸1の回転方向とは逆方向に回転し且つ
回転数は入力軸1の回転数の1/(2ρ+1) に減速され
る。故に、主機関が一方向しか回転できないガスタービ
ンでも、出力軸15を正転、逆転させることができるこ
とになる。
【0018】次に、何らかの手段でリングギヤ5にブレ
ーキをかけて止めた状態でNr =0のときは、プラネッ
トギヤ4の回転数は、(1) 式より Np =Ns /(ρ+1) (5) となり、同様に、プラネットギヤ4を何らかの手段で止
めてNp =0とすると、リングギヤ5は、 Nr =−Ns /ρ (6) となり、太陽ギヤ3の1/ρに減速して逆回転する。
ーキをかけて止めた状態でNr =0のときは、プラネッ
トギヤ4の回転数は、(1) 式より Np =Ns /(ρ+1) (5) となり、同様に、プラネットギヤ4を何らかの手段で止
めてNp =0とすると、リングギヤ5は、 Nr =−Ns /ρ (6) となり、太陽ギヤ3の1/ρに減速して逆回転する。
【0019】以上の原理的動作の説明から、今、主機関
としてガスタービンを想定し、このガスタービンの出力
軸に連結された入力軸1が正転状態であるとすると、太
陽ギヤ3は正転し、太陽ギヤ3と噛み合うプラネットギ
ヤ4は逆転するが、複数個のプラネットギヤ4の軸を束
ねたプラネットギヤキャリヤ6は入力軸1と同じ方向に
正転する。一方、プラネットギヤ4と噛み合うリングギ
ヤ5は入力軸1と逆方向に回転する。
としてガスタービンを想定し、このガスタービンの出力
軸に連結された入力軸1が正転状態であるとすると、太
陽ギヤ3は正転し、太陽ギヤ3と噛み合うプラネットギ
ヤ4は逆転するが、複数個のプラネットギヤ4の軸を束
ねたプラネットギヤキャリヤ6は入力軸1と同じ方向に
正転する。一方、プラネットギヤ4と噛み合うリングギ
ヤ5は入力軸1と逆方向に回転する。
【0020】図1の状態は、クラッチギヤ12のリング
ギヤ14をベベルギヤ10に噛合させ、且つ前記したリ
ングギヤ5をディスクブレーキ20で制動した場合の
(5) 式でプラネットギヤ4が回転する状態を示してい
る。図1の状態では入力軸1と同じ方向に出力軸15が
回転する。次に、図1の状態から出力軸15の周上に複
数個設置したピストン16をO.D.ボックス17を介
し動作させてピストンロッド18とともにクラッチギヤ
12を出力軸15側へスライドさせて、クラッチギヤ1
2がベベルギヤ10にも継手用リングギヤ11にも接触
しない中立点まで引き寄せ、同時にプロペラ軸23に設
けられた適当なブレーキとクラッチ(図示せず)を働か
せてプロペラ軸の回転影響を遮断し、次のステップで更
にピストンロッド18を引き寄せてクラッチギヤ12の
ベベルギヤ13を継手用リングギヤ11にディスクブレ
ーキ20を操作して噛み合わせた後、ディスクブレーキ
20を開放し、ディスクブレーキ19を作動させてプラ
ネットギヤ4の回転を止めることにより、出力軸15が
入力軸1とは逆方向に(6) 式で与えられる回転数で回転
する。
ギヤ14をベベルギヤ10に噛合させ、且つ前記したリ
ングギヤ5をディスクブレーキ20で制動した場合の
(5) 式でプラネットギヤ4が回転する状態を示してい
る。図1の状態では入力軸1と同じ方向に出力軸15が
回転する。次に、図1の状態から出力軸15の周上に複
数個設置したピストン16をO.D.ボックス17を介
し動作させてピストンロッド18とともにクラッチギヤ
12を出力軸15側へスライドさせて、クラッチギヤ1
2がベベルギヤ10にも継手用リングギヤ11にも接触
しない中立点まで引き寄せ、同時にプロペラ軸23に設
けられた適当なブレーキとクラッチ(図示せず)を働か
せてプロペラ軸の回転影響を遮断し、次のステップで更
にピストンロッド18を引き寄せてクラッチギヤ12の
ベベルギヤ13を継手用リングギヤ11にディスクブレ
ーキ20を操作して噛み合わせた後、ディスクブレーキ
20を開放し、ディスクブレーキ19を作動させてプラ
ネットギヤ4の回転を止めることにより、出力軸15が
入力軸1とは逆方向に(6) 式で与えられる回転数で回転
する。
【0021】図3は上述したディスクブレーキ19、2
0のいずれか一方を開放し、他方を制動作動させること
と、クラッチギヤ12のベベルギヤ10又は継手用リン
グギヤ11への継・断、プラネットギヤキャリヤ6又は
リングギヤ5の回転、停止、プロペラ軸23の回転方向
を、時間の経過に伴いコントロールするシーケンスコン
トロールの例を示すもので、今、時間T=0で、リング
ギヤ5のディスクブレーキ20を開放してプラネットギ
ヤ4のディスクブレーキ19が閉じ(図3(イ))、ク
ラッチギヤ12のベベルギヤ13が継手用リングギヤ1
1に噛み合っていて、クラッチギヤ12とベベルギヤ1
0が切れているとき(図3(ロ))は、プラネットギヤ
キャリヤ6は図3(ハ)の如く回転停止し、リングギヤ
5は逆方向に回転して出力軸15も逆転し、プロペラ軸
23は減速ギヤ22によって減速反転し図3(ニ)のよ
うに正転する。
0のいずれか一方を開放し、他方を制動作動させること
と、クラッチギヤ12のベベルギヤ10又は継手用リン
グギヤ11への継・断、プラネットギヤキャリヤ6又は
リングギヤ5の回転、停止、プロペラ軸23の回転方向
を、時間の経過に伴いコントロールするシーケンスコン
トロールの例を示すもので、今、時間T=0で、リング
ギヤ5のディスクブレーキ20を開放してプラネットギ
ヤ4のディスクブレーキ19が閉じ(図3(イ))、ク
ラッチギヤ12のベベルギヤ13が継手用リングギヤ1
1に噛み合っていて、クラッチギヤ12とベベルギヤ1
0が切れているとき(図3(ロ))は、プラネットギヤ
キャリヤ6は図3(ハ)の如く回転停止し、リングギヤ
5は逆方向に回転して出力軸15も逆転し、プロペラ軸
23は減速ギヤ22によって減速反転し図3(ニ)のよ
うに正転する。
【0022】次に、時間Tの経過とともに図3(イ)の
如く、ディスクブレーキ20はそのままでディスクブレ
ーキ19を開放させるとき、クラッチギヤ12をベベル
ギヤ10側へ押すため、クラッチギヤ12のリングギヤ
14とベベルギヤ10及びクラッチギヤ12のベベルギ
ヤ13と継手用リングギヤ11の両方が切れる状態にな
る(図3(ロ))が、ディスクブレーキ19の開でプラ
ネットギヤキャリヤ6が回転を始めてリングギヤ5と同
速度で互に逆回転する。しかし、出力軸15には動力が
伝達されないので、プロペラ軸23は停止する(図3
(ニ))。この状態でクラッチギヤ12のベベルギヤ1
3と継手用リングギヤ11が切れたままディスクブレー
キ20を閉じ、クラッチギヤ12のリングギヤ14とベ
ベルギヤ10を噛み合わすと、リングギヤ5は回転を停
止して入力軸1と同一方向へ回転しているプラネットギ
ヤキャリヤ6の回転がクラッチギヤ12を経て出力軸1
5へ伝えられて、出力軸15が正転し、プロペラ軸23
が逆転する。
如く、ディスクブレーキ20はそのままでディスクブレ
ーキ19を開放させるとき、クラッチギヤ12をベベル
ギヤ10側へ押すため、クラッチギヤ12のリングギヤ
14とベベルギヤ10及びクラッチギヤ12のベベルギ
ヤ13と継手用リングギヤ11の両方が切れる状態にな
る(図3(ロ))が、ディスクブレーキ19の開でプラ
ネットギヤキャリヤ6が回転を始めてリングギヤ5と同
速度で互に逆回転する。しかし、出力軸15には動力が
伝達されないので、プロペラ軸23は停止する(図3
(ニ))。この状態でクラッチギヤ12のベベルギヤ1
3と継手用リングギヤ11が切れたままディスクブレー
キ20を閉じ、クラッチギヤ12のリングギヤ14とベ
ベルギヤ10を噛み合わすと、リングギヤ5は回転を停
止して入力軸1と同一方向へ回転しているプラネットギ
ヤキャリヤ6の回転がクラッチギヤ12を経て出力軸1
5へ伝えられて、出力軸15が正転し、プロペラ軸23
が逆転する。
【0023】以後、図3に示すシーケンスをコントロー
ルして上述の動作を繰り返させることにより入力軸1が
一方向回転でも出力軸15を自在に正逆転させることが
できる。
ルして上述の動作を繰り返させることにより入力軸1が
一方向回転でも出力軸15を自在に正逆転させることが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の一方向回転入
力の正逆回転出力用変換装置によれば、入力軸に差動遊
星歯車装置を取り付けて、複数のプラネットギヤを束ね
たプラネットギヤキャリヤとリングギヤが互に逆方向に
回転するようにし、上記プラネットギヤキャリヤの中心
に固定した中心軸の一端部にベベルギヤを取り付けると
共に、リングギヤの筒状部端部に継手用リングギヤを取
り付け、且つ上記ベベルギヤと継手用リングギヤとの間
にあって該ベベルギヤに継・断できるリングギヤと継手
用リングギヤに継・断できるベベルギヤとからなるクラ
ッチギヤを、出力軸に軸方向へスライド自在に取り付
け、該クラッチギヤをスライドさせる押引き装置を備
え、更に、プラネットギヤ側とリングギヤ側に各々ディ
スクブレーキを備えた構成としてあるので、ガスタービ
ンの如き一方向の回転しかできない主機関に連結された
入力軸の回転を、可変ピッチプロペラを用いることなく
正転、逆転させることができて、可変ピッチプロペラよ
り高い性能の通常プロペラや二重反転プロペラをガスタ
ービンで駆動することが可能となって、従来より一段と
高性能を期待できる舶用推進プラントが実現できる、と
いう優れた効果を奏し得る。
力の正逆回転出力用変換装置によれば、入力軸に差動遊
星歯車装置を取り付けて、複数のプラネットギヤを束ね
たプラネットギヤキャリヤとリングギヤが互に逆方向に
回転するようにし、上記プラネットギヤキャリヤの中心
に固定した中心軸の一端部にベベルギヤを取り付けると
共に、リングギヤの筒状部端部に継手用リングギヤを取
り付け、且つ上記ベベルギヤと継手用リングギヤとの間
にあって該ベベルギヤに継・断できるリングギヤと継手
用リングギヤに継・断できるベベルギヤとからなるクラ
ッチギヤを、出力軸に軸方向へスライド自在に取り付
け、該クラッチギヤをスライドさせる押引き装置を備
え、更に、プラネットギヤ側とリングギヤ側に各々ディ
スクブレーキを備えた構成としてあるので、ガスタービ
ンの如き一方向の回転しかできない主機関に連結された
入力軸の回転を、可変ピッチプロペラを用いることなく
正転、逆転させることができて、可変ピッチプロペラよ
り高い性能の通常プロペラや二重反転プロペラをガスタ
ービンで駆動することが可能となって、従来より一段と
高性能を期待できる舶用推進プラントが実現できる、と
いう優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の実施例を示す切断側面図である。
【図2】本発明の原理図である。
【図3】本発明におけるギヤの切り換えを行うシーケン
スコントロールの例を示すもので、(イ)はディスクブ
レーキの開閉、(ロ)はクラッチギヤの継・断、(ハ)
はプラネットギヤキャリヤとリングギヤの回転、停止、
(ニ)はプロペラ軸の正転、逆転を示す図である。
スコントロールの例を示すもので、(イ)はディスクブ
レーキの開閉、(ロ)はクラッチギヤの継・断、(ハ)
はプラネットギヤキャリヤとリングギヤの回転、停止、
(ニ)はプロペラ軸の正転、逆転を示す図である。
1 入力軸 2 差動遊星歯車装置 3 太陽ギヤ 4 プラネットギヤ 5 リングギヤ 5a 筒状部 6 プラネットギヤキャリヤ 7 中心軸 10 ベベルギヤ 11 継手用リングギヤ 12 クラッチギヤ 13 クラッチギヤのベベルギヤ 14 クラッチギヤのリングギヤ 15 出力軸 16 ピストン(押引き装置) 19,20 ディスクブレーキ 23 プロペラ軸
Claims (1)
- 【請求項1】 主機関の出力軸を差動遊星歯車装置の入
力軸に連結し、該差動遊星歯車装置の複数のプラネット
ギヤを束ねたプラネットギヤキャリヤとリングギヤを互
に逆回転させるようにして、上記プラネットギヤキャリ
ヤの中心軸の一端部にベベルギヤを取り付けると共に、
上記リングギヤの筒状部端部に継手用リングギヤを取り
付け、且つ上記ベベルギヤと継手用リングギヤとの間
に、該ベベルギヤに継・断できるリングギヤと継手用リ
ングギヤに継・断できるベベルギヤとを一体にしてなる
クラッチギヤを位置させて、出力軸に軸方向へスライド
自在に取り付け、更に、上記クラッチギヤを押し引きし
てプラネットギヤキャリヤ側のベベルギヤと継手用リン
グギヤに継・断させる押引き装置と、プラネットギヤの
回転速度を制御するディスクブレーキと、リングギヤの
回転速度を制御するディスクブレーキとを備えたことを
特徴とする一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5226742A JPH0754940A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5226742A JPH0754940A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754940A true JPH0754940A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16849900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5226742A Pending JPH0754940A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 一方向回転入力の正逆回転出力用変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754940A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10311383A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd | 遊星歯車機構を用いた回転伝達機構 |
| WO2003064889A1 (en) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Gwang-Seub Lee | One-way gear assembly |
| KR20220061571A (ko) | 2020-11-06 | 2022-05-13 | 주식회사 삼원강재 | 냉간 압조용 강재 및 그 제조 방법 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP5226742A patent/JPH0754940A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10311383A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd | 遊星歯車機構を用いた回転伝達機構 |
| WO2003064889A1 (en) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Gwang-Seub Lee | One-way gear assembly |
| KR20220061571A (ko) | 2020-11-06 | 2022-05-13 | 주식회사 삼원강재 | 냉간 압조용 강재 및 그 제조 방법 |
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