JPH0756400A - ブック原稿の頁めくり装置 - Google Patents
ブック原稿の頁めくり装置Info
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- JPH0756400A JPH0756400A JP20670993A JP20670993A JPH0756400A JP H0756400 A JPH0756400 A JP H0756400A JP 20670993 A JP20670993 A JP 20670993A JP 20670993 A JP20670993 A JP 20670993A JP H0756400 A JPH0756400 A JP H0756400A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】事前に原稿破損状態を検出して、ブック原稿の
頁を破損すること無く1枚ずつ確実にめくる頁めくり信
頼性の高いブック原稿の頁めくり装置を提供する。 【構成】めくりベルト208がブック原稿BOの最上位
の頁を吸着して持ち上げた状態で、頁分離コロ250を
めくりローラ224の摩擦部材224aに圧接させ、こ
の状態でめくりベルト208と摩擦部材224aとの間
に多数枚の頁が挿入された場合に、摩擦部材224aの
回転を停止もしくは逆転して、2枚目以下の頁を最上位
の頁から分離し、且つ、めくりベルト208に吸着され
た頁の有無(位置及びタイミング)をめくり部頁検知セ
ンサ290で事前に検出する。
頁を破損すること無く1枚ずつ確実にめくる頁めくり信
頼性の高いブック原稿の頁めくり装置を提供する。 【構成】めくりベルト208がブック原稿BOの最上位
の頁を吸着して持ち上げた状態で、頁分離コロ250を
めくりローラ224の摩擦部材224aに圧接させ、こ
の状態でめくりベルト208と摩擦部材224aとの間
に多数枚の頁が挿入された場合に、摩擦部材224aの
回転を停止もしくは逆転して、2枚目以下の頁を最上位
の頁から分離し、且つ、めくりベルト208に吸着され
た頁の有無(位置及びタイミング)をめくり部頁検知セ
ンサ290で事前に検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機及びファクシミ
リ等の原稿読み取り装置として使用される、ブック原稿
の画像読み取り機能及び頁めくり機能を備えたブック原
稿の頁めくり装置に関する。
リ等の原稿読み取り装置として使用される、ブック原稿
の画像読み取り機能及び頁めくり機能を備えたブック原
稿の頁めくり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機及びファクシミリ等における原稿
読み取り装置として、シート原稿を原稿読み取り位置に
自動的に搬送して原稿情報を読み取り、読み取りの終了
した原稿を上記原稿読み取り位置から自動的に排出する
自動原稿給送装置(ADF)が知られている。このよう
に、原稿がシート原稿の場合には、ADFを搭載するこ
とにより、その原稿情報の読み取りを自動的に行うこと
ができるが、原稿がブック原稿の場合には、自動頁めく
り機構の実現が事実状困難なため、現段階では、ブック
原稿の頁めくりを手動的にしか行うことができない状況
にある。一方、従来、手間の掛るブック原稿の読み取り
を自動化するための方法や手段の提案が種々なされてい
るが、これらの従来技術は、アイデアのみの提案が多
く、およそ実現し得るレベルには到達していない。
読み取り装置として、シート原稿を原稿読み取り位置に
自動的に搬送して原稿情報を読み取り、読み取りの終了
した原稿を上記原稿読み取り位置から自動的に排出する
自動原稿給送装置(ADF)が知られている。このよう
に、原稿がシート原稿の場合には、ADFを搭載するこ
とにより、その原稿情報の読み取りを自動的に行うこと
ができるが、原稿がブック原稿の場合には、自動頁めく
り機構の実現が事実状困難なため、現段階では、ブック
原稿の頁めくりを手動的にしか行うことができない状況
にある。一方、従来、手間の掛るブック原稿の読み取り
を自動化するための方法や手段の提案が種々なされてい
るが、これらの従来技術は、アイデアのみの提案が多
く、およそ実現し得るレベルには到達していない。
【0003】こうした現状に鑑み、本出願は、原稿載置
台の原稿載置面に沿って回転自在に張架されたベルト状
部材からなる頁めくりベルトに、上記原稿載置面と頁め
くりベルトとの間に見開かれて載置されたブック原稿の
原稿面を静電的に吸着させ、この状態で上記頁めくりベ
ルトが配設された頁めくり走査りユニット(以下、単に
走査ユニットという)を相対移動させることによって、
上記ブック原稿の頁めくりおよび原稿読み取り走査を行
なうブック原稿の頁めくり装置を提案した。この提案に
よるブック原稿の頁めくり装置によれば、複写作業等に
多大な労力を要していたブック原稿の頁めくり操作およ
び原稿読み取り走査を完全に自動化させることができ、
複写等の生産性を著しく向上させる多機能原稿読み取り
システムを実現することができる。
台の原稿載置面に沿って回転自在に張架されたベルト状
部材からなる頁めくりベルトに、上記原稿載置面と頁め
くりベルトとの間に見開かれて載置されたブック原稿の
原稿面を静電的に吸着させ、この状態で上記頁めくりベ
ルトが配設された頁めくり走査りユニット(以下、単に
走査ユニットという)を相対移動させることによって、
上記ブック原稿の頁めくりおよび原稿読み取り走査を行
なうブック原稿の頁めくり装置を提案した。この提案に
よるブック原稿の頁めくり装置によれば、複写作業等に
多大な労力を要していたブック原稿の頁めくり操作およ
び原稿読み取り走査を完全に自動化させることができ、
複写等の生産性を著しく向上させる多機能原稿読み取り
システムを実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人が
先に提案したブック原稿の頁めくり装置では、上記の頁
めくりベルトに吸着されたブック原稿頁を分離する機能
を有していなかったため、ブック原稿の頁同志が何らか
の作用で吸着されていた場合に、多数枚の頁を同時にめ
くることがあり、その頁めくり信頼性に欠ける点があっ
た。また、上記の頁めくり装置では、その頁吸着手段の
めくりベルトのブック原稿の最上位頁を吸着して持ち上
げる位置によっては、この最上位頁が頁収納ガイド内に
入らず原稿を破損したり、めくりベルトに頁が吸着され
ず頁めくりが行われない可能性があった。
先に提案したブック原稿の頁めくり装置では、上記の頁
めくりベルトに吸着されたブック原稿頁を分離する機能
を有していなかったため、ブック原稿の頁同志が何らか
の作用で吸着されていた場合に、多数枚の頁を同時にめ
くることがあり、その頁めくり信頼性に欠ける点があっ
た。また、上記の頁めくり装置では、その頁吸着手段の
めくりベルトのブック原稿の最上位頁を吸着して持ち上
げる位置によっては、この最上位頁が頁収納ガイド内に
入らず原稿を破損したり、めくりベルトに頁が吸着され
ず頁めくりが行われない可能性があった。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、請求項1乃至請求項3記載の発明の目的は、
事前に原稿破損状態を検出して、ブック原稿の頁を破損
すること無く1枚ずつ確実にめくる頁めくり信頼性の高
いブック原稿の頁めくり装置を提供することにある。ま
た、請求項4及び請求項5記載の発明の目的は、事前に
原稿破損状態を検出し、この状態の検知後、リカバリー
処理が行える信頼性の高いブック原稿の頁めくり装置を
提供することにある。
であって、請求項1乃至請求項3記載の発明の目的は、
事前に原稿破損状態を検出して、ブック原稿の頁を破損
すること無く1枚ずつ確実にめくる頁めくり信頼性の高
いブック原稿の頁めくり装置を提供することにある。ま
た、請求項4及び請求項5記載の発明の目的は、事前に
原稿破損状態を検出し、この状態の検知後、リカバリー
処理が行える信頼性の高いブック原稿の頁めくり装置を
提供することにある。
【0006】また、本出願人が先に提案したブック原稿
の頁めくり装置では、頁分離手段として摩擦部材(頁分
離コロ)をベルト状部材(めくりベルト)のベルト支持
部材に接離させるタイミングの如何によっても、めくり
ベルトに吸着された頁を折ってしまうことがある。請求
項6記載の発明は、この点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、頁分離コロをベルト支持部材に圧接さ
せるタイミングを、吸着された頁を持ち上げる位置とは
関係なく、常に頁端部から一定の位置関係で行うことの
できる、頁を1枚ずつ確実にめくる頁めくり信頼性の高
いブック原稿の頁めくり装置を提供することにある。
の頁めくり装置では、頁分離手段として摩擦部材(頁分
離コロ)をベルト状部材(めくりベルト)のベルト支持
部材に接離させるタイミングの如何によっても、めくり
ベルトに吸着された頁を折ってしまうことがある。請求
項6記載の発明は、この点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、頁分離コロをベルト支持部材に圧接さ
せるタイミングを、吸着された頁を持ち上げる位置とは
関係なく、常に頁端部から一定の位置関係で行うことの
できる、頁を1枚ずつ確実にめくる頁めくり信頼性の高
いブック原稿の頁めくり装置を提供することにある。
【0007】また、請求項7記載の発明の目的は、めく
りベルトに頁が吸着されず頁めくりが行われていない状
態を事前に検出してリカバリー処理を行える信頼性の高
いブック原稿の頁めくり装置を提供することにある。ま
た、請求項8及び請求項9記載の発明の目的は、ベルト
支持部材に接離する頁分離手段による頁折り等の原稿破
損をより確実に防止できる信頼性の高いブック原稿の頁
めくり装置を提供することにある。
りベルトに頁が吸着されず頁めくりが行われていない状
態を事前に検出してリカバリー処理を行える信頼性の高
いブック原稿の頁めくり装置を提供することにある。ま
た、請求項8及び請求項9記載の発明の目的は、ベルト
支持部材に接離する頁分離手段による頁折り等の原稿破
損をより確実に防止できる信頼性の高いブック原稿の頁
めくり装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上述の課題を解決するために、ブック原稿を載置する原
稿台と、この原稿台上に見開かれて載置されたブック原
稿を走査移動して頁をめくる機能を有する操作ユニット
を備えたブック原稿の頁めくり装置において、誘電体シ
ートより形成され並列に配置された複数のベルト状部材
と、このベルト状部材の下面に平面部を形成するように
上記ベルト状部材を回転自在に張架支持するベルト支持
手段と、このベルト支持手段に支持されたベルト状部材
の下面がブック原稿の走査方向と同一方向に移動するよ
うに上記ベルト状部材を回転移動させるベルト駆動手段
と、上記ベルト状部材のベルト上に電界を形成する電界
形成手段と、上記ブック原稿の最上頁に上記ベルト状部
材の下面平坦部を接触させてこの下面平坦部に最上頁を
吸着させる第1位置とこの下面平坦部に吸着された最上
頁を収納する第2位置との間で上記ベルト状部材を移動
させるベルト状部材移動手段とによって、上記ブック原
稿の頁吸着手段を構成し、円筒状に形成された摩擦部材
と、この摩擦部材を上記第2位置で上記ベルト支持手段
のベルト支持部材に接触するように付勢し上記第1位置
で上記ベルト支持部材から離間させる摩擦部材移動手段
と、上記第2位置で上記ベルト状部材と上記摩擦部材と
の間に多数枚の頁が挿入された場合に上記摩擦部材の回
転を停止または頁の搬送方向に対して逆回転させ、1枚
の頁のみが挿入された場合に頁の搬送方向に上記摩擦部
材を回転させる摩擦部材回転手段とによって、上記ブッ
ク原稿の頁分離手段を構成する。
上述の課題を解決するために、ブック原稿を載置する原
稿台と、この原稿台上に見開かれて載置されたブック原
稿を走査移動して頁をめくる機能を有する操作ユニット
を備えたブック原稿の頁めくり装置において、誘電体シ
ートより形成され並列に配置された複数のベルト状部材
と、このベルト状部材の下面に平面部を形成するように
上記ベルト状部材を回転自在に張架支持するベルト支持
手段と、このベルト支持手段に支持されたベルト状部材
の下面がブック原稿の走査方向と同一方向に移動するよ
うに上記ベルト状部材を回転移動させるベルト駆動手段
と、上記ベルト状部材のベルト上に電界を形成する電界
形成手段と、上記ブック原稿の最上頁に上記ベルト状部
材の下面平坦部を接触させてこの下面平坦部に最上頁を
吸着させる第1位置とこの下面平坦部に吸着された最上
頁を収納する第2位置との間で上記ベルト状部材を移動
させるベルト状部材移動手段とによって、上記ブック原
稿の頁吸着手段を構成し、円筒状に形成された摩擦部材
と、この摩擦部材を上記第2位置で上記ベルト支持手段
のベルト支持部材に接触するように付勢し上記第1位置
で上記ベルト支持部材から離間させる摩擦部材移動手段
と、上記第2位置で上記ベルト状部材と上記摩擦部材と
の間に多数枚の頁が挿入された場合に上記摩擦部材の回
転を停止または頁の搬送方向に対して逆回転させ、1枚
の頁のみが挿入された場合に頁の搬送方向に上記摩擦部
材を回転させる摩擦部材回転手段とによって、上記ブッ
ク原稿の頁分離手段を構成する。
【0009】請求項2記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項1記載のブック原稿の頁吸着手段と
頁分離手段とめくり部頁検出手段とを具備するブック原
稿の頁めくり装置において、上記めくり部頁検出手段の
頁検出位置を、上記走査ユニットのめくり走査方向下流
側の上記ベルト状部材の後方の位置とした構成とする。
するために、請求項1記載のブック原稿の頁吸着手段と
頁分離手段とめくり部頁検出手段とを具備するブック原
稿の頁めくり装置において、上記めくり部頁検出手段の
頁検出位置を、上記走査ユニットのめくり走査方向下流
側の上記ベルト状部材の後方の位置とした構成とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項1記載のブック原稿の頁吸着手段と
頁分離手段とめくり部頁検出手段とを具備するブック原
稿の頁めくり装置において、上記走査ユニットの停止状
態で上記第1位置から上記第2位置に上記ベルト状部材
を変位させ、その後の上記走査ユニットの停止時間内で
上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に吸着
された頁の有無を検出する構成とする。
するために、請求項1記載のブック原稿の頁吸着手段と
頁分離手段とめくり部頁検出手段とを具備するブック原
稿の頁めくり装置において、上記走査ユニットの停止状
態で上記第1位置から上記第2位置に上記ベルト状部材
を変位させ、その後の上記走査ユニットの停止時間内で
上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に吸着
された頁の有無を検出する構成とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出された場合、頁めくり不良と判断し
て上記走査ユニットの頁めくり動作を中止する構成とす
る。
するために、請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出された場合、頁めくり不良と判断し
て上記走査ユニットの頁めくり動作を中止する構成とす
る。
【0012】請求項5記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項4記載の頁めくり不良と判断して上
記走査ユニットの頁めくり動作を中止した後、上記ベル
ト状部材を上記第2位置に保持し、上記走査ユニットを
めくり走査方向とは逆の方向に移動させながら上記めく
り部頁検出手段により頁端部を検出すると共に、上記ベ
ルト状部材を停止させて頁を吸着させた位置から上記頁
端部を検出した位置を計測し、その計測距離を用いて頁
めくりの再走査を行なう構成とする。
するために、請求項4記載の頁めくり不良と判断して上
記走査ユニットの頁めくり動作を中止した後、上記ベル
ト状部材を上記第2位置に保持し、上記走査ユニットを
めくり走査方向とは逆の方向に移動させながら上記めく
り部頁検出手段により頁端部を検出すると共に、上記ベ
ルト状部材を停止させて頁を吸着させた位置から上記頁
端部を検出した位置を計測し、その計測距離を用いて頁
めくりの再走査を行なう構成とする。
【0013】請求項6記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出されなかった場合には、上記走査ユ
ニットをめくり走査方向に移動させながら上記めくり部
頁検出手段によって頁端部を検出し、このめくり部頁検
出手段によって頁端部が検出された時には、その頁端部
の検出タイミングを用いて、請求項1記載の頁分離手段
の摩擦部材をベルト支持部材に付勢接触させて頁分離を
行なう構成とする。
するために、請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出されなかった場合には、上記走査ユ
ニットをめくり走査方向に移動させながら上記めくり部
頁検出手段によって頁端部を検出し、このめくり部頁検
出手段によって頁端部が検出された時には、その頁端部
の検出タイミングを用いて、請求項1記載の頁分離手段
の摩擦部材をベルト支持部材に付勢接触させて頁分離を
行なう構成とする。
【0014】請求項7記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出されなかった場合には、上記走査ユ
ニットをめくり走査方向に移動させ、この走査ユニット
が所定の長さを移動する間に上記めくり部頁検出手段に
よって頁端部を検出し、このめくり部頁検出手段によっ
て頁端部が検出されなかった時には、頁めくり不良と判
断して上記走査ユニットの頁めくり動作を中断させ、こ
の走査ユニットを頁めくり動作の初期位置まで戻して再
度同様な頁めくり動作を行なう構成とする。
するために、請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出されなかった場合には、上記走査ユ
ニットをめくり走査方向に移動させ、この走査ユニット
が所定の長さを移動する間に上記めくり部頁検出手段に
よって頁端部を検出し、このめくり部頁検出手段によっ
て頁端部が検出されなかった時には、頁めくり不良と判
断して上記走査ユニットの頁めくり動作を中断させ、こ
の走査ユニットを頁めくり動作の初期位置まで戻して再
度同様な頁めくり動作を行なう構成とする。
【0015】請求項8記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項6記載のタイミングで頁分離手段の
摩擦部材をベルト支持部材に付勢接触させて頁分離を行
なう際の走査ユニットの移動距離を、最小原稿の片頁の
走査方向の長さ未満とし、その後にベルト支持部材に付
勢接触された摩擦部材をベルト支持手段から離間させる
構成とする。
するために、請求項6記載のタイミングで頁分離手段の
摩擦部材をベルト支持部材に付勢接触させて頁分離を行
なう際の走査ユニットの移動距離を、最小原稿の片頁の
走査方向の長さ未満とし、その後にベルト支持部材に付
勢接触された摩擦部材をベルト支持手段から離間させる
構成とする。
【0016】請求項9記載の発明は、上述の課題を解決
するために、請求項8記載の頁分離手段の摩擦部材をベ
ルト支持部材に付勢接触させて頁分離を行なう際の走査
ユニットのめくり走査速度を、この頁分離時以外の走査
ユニットのめくり走査速度よりも遅くさせる構成とす
る。
するために、請求項8記載の頁分離手段の摩擦部材をベ
ルト支持部材に付勢接触させて頁分離を行なう際の走査
ユニットのめくり走査速度を、この頁分離時以外の走査
ユニットのめくり走査速度よりも遅くさせる構成とす
る。
【0017】
【作用】本発明の請求項1乃至3に記載した構成によれ
ば、ベルト状部材からなるめくりベルトがブック原稿の
最上位の頁を吸着して持ち上げた状態で、頁分離手段の
摩擦部材がめくりベルトの支持部材に圧接し、この状態
で上記ベルト状部材と上記摩擦部材との間に多数枚の頁
が挿入された場合に、上記摩擦部材の回転が停止もしく
は逆転して、2枚目以下の頁が最上位の頁から分離さ
れ、且つ、上記めくりベルトに吸着された頁の有無(位
置及びタイミング)が事前に検出される。
ば、ベルト状部材からなるめくりベルトがブック原稿の
最上位の頁を吸着して持ち上げた状態で、頁分離手段の
摩擦部材がめくりベルトの支持部材に圧接し、この状態
で上記ベルト状部材と上記摩擦部材との間に多数枚の頁
が挿入された場合に、上記摩擦部材の回転が停止もしく
は逆転して、2枚目以下の頁が最上位の頁から分離さ
れ、且つ、上記めくりベルトに吸着された頁の有無(位
置及びタイミング)が事前に検出される。
【0018】本発明の請求項4及び5に記載した構成に
よれば、原稿破損の可能性が事前に検知された場合に、
頁めくり動作が中断され、上記走査ユニットがめくり走
査方向とは逆の方向に移動されながら上記めくり部頁検
出手段により頁端部が検出されると共に、上記ベルト状
部材が停止されて頁が吸着された位置から上記頁端部が
検出れた位置が計測され、その計測距離を用いて頁めく
りの再走査が行なわれる。
よれば、原稿破損の可能性が事前に検知された場合に、
頁めくり動作が中断され、上記走査ユニットがめくり走
査方向とは逆の方向に移動されながら上記めくり部頁検
出手段により頁端部が検出されると共に、上記ベルト状
部材が停止されて頁が吸着された位置から上記頁端部が
検出れた位置が計測され、その計測距離を用いて頁めく
りの再走査が行なわれる。
【0019】本発明の請求項6に記載した構成によれ
ば、走査ユニットの停止時間内に、上記めくり部頁検出
手段により上記ベルト状部材に吸着された頁が検出され
なかった場合に、上記走査ユニットがめくり走査方向に
移動されながら上記めくり部頁検出手段によって頁端部
が検出され、このめくり部頁検出手段によって頁端部が
検出された時に、その頁端部の検出タイミングを用い
て、頁分離手段の摩擦部材がベルト支持部材に付勢接触
されて頁分離が行なわれる。
ば、走査ユニットの停止時間内に、上記めくり部頁検出
手段により上記ベルト状部材に吸着された頁が検出され
なかった場合に、上記走査ユニットがめくり走査方向に
移動されながら上記めくり部頁検出手段によって頁端部
が検出され、このめくり部頁検出手段によって頁端部が
検出された時に、その頁端部の検出タイミングを用い
て、頁分離手段の摩擦部材がベルト支持部材に付勢接触
されて頁分離が行なわれる。
【0020】本発明の請求項7に記載した構成によれ
ば、走査ユニットの停止時間内に、上記めくり部頁検出
手段により上記ベルト状部材に吸着された頁が検出され
なかった場合に、上記走査ユニットがめくり走査方向に
移動され、この走査ユニットが所定の長さを移動する間
に上記めくり部頁検出手段によって頁端部が検出され、
このめくり部頁検出手段によって頁端部が検出されなか
った時に、頁めくり不良と判断されて上記走査ユニット
の頁めくり動作が中断され、この走査ユニットが頁めく
り動作の初期位置まで戻されて再度同様な頁めくり動作
が行なわれる。
ば、走査ユニットの停止時間内に、上記めくり部頁検出
手段により上記ベルト状部材に吸着された頁が検出され
なかった場合に、上記走査ユニットがめくり走査方向に
移動され、この走査ユニットが所定の長さを移動する間
に上記めくり部頁検出手段によって頁端部が検出され、
このめくり部頁検出手段によって頁端部が検出されなか
った時に、頁めくり不良と判断されて上記走査ユニット
の頁めくり動作が中断され、この走査ユニットが頁めく
り動作の初期位置まで戻されて再度同様な頁めくり動作
が行なわれる。
【0021】本発明の請求項8に記載した構成によれ
ば、上記のタイミングで頁分離手段の摩擦部材がベルト
支持部材に付勢接触されて頁分離が行なわれる際の走査
ユニットの移動距離が、頁折れを生じることの無い最小
原稿の片頁の走査方向の長さ未満になり、その後にベル
ト支持部材に付勢接触された摩擦部材がベルト支持手段
から離間される。
ば、上記のタイミングで頁分離手段の摩擦部材がベルト
支持部材に付勢接触されて頁分離が行なわれる際の走査
ユニットの移動距離が、頁折れを生じることの無い最小
原稿の片頁の走査方向の長さ未満になり、その後にベル
ト支持部材に付勢接触された摩擦部材がベルト支持手段
から離間される。
【0022】本発明の請求項9記載に記載した構成によ
れば、上記頁分離手段の摩擦部材がベルト支持部材に付
勢接触されて頁分離を行なう際の走査ユニットのめくり
走査速度が、この頁分離時以外の走査ユニットのめくり
走査速度よりも遅い、頁折れを生じる可能性の少ない速
度に減速される。
れば、上記頁分離手段の摩擦部材がベルト支持部材に付
勢接触されて頁分離を行なう際の走査ユニットのめくり
走査速度が、この頁分離時以外の走査ユニットのめくり
走査速度よりも遅い、頁折れを生じる可能性の少ない速
度に減速される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得
る範囲の構成・作用等については、煩雑化を避ける上か
ら、その説明を省略、もしくは簡略化する。本発明のブ
ック原稿の頁めくり装置は、ブック原稿の画像読み取り
機能と頁めくり機能とをそれぞれ独立したユニットで構
成することもできるが、ここでは、説明の便宜上、上記
の頁めくり機能および画像読み取り機能との両機能を1
つのユニットに組み込んだ装置をその実施例とした。ま
た、本実施例は、原理的には先に本出願人により提案さ
れたブック原稿のページめくり読み取り装置と略同様な
機能を有している。
説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得
る範囲の構成・作用等については、煩雑化を避ける上か
ら、その説明を省略、もしくは簡略化する。本発明のブ
ック原稿の頁めくり装置は、ブック原稿の画像読み取り
機能と頁めくり機能とをそれぞれ独立したユニットで構
成することもできるが、ここでは、説明の便宜上、上記
の頁めくり機能および画像読み取り機能との両機能を1
つのユニットに組み込んだ装置をその実施例とした。ま
た、本実施例は、原理的には先に本出願人により提案さ
れたブック原稿のページめくり読み取り装置と略同様な
機能を有している。
【0024】以下、本発明の実施例の構成・動作につい
て説明する。先ず、本実施例のブック原稿の頁めくり装
置(以下、TPS:Turn tha Page Sc
anner.という)のデータフローを説明する。図1
にTPSの原稿読み取り画像を電子写真方式のプリンタ
に複写出力する装置のデータ処理ブロックを示す。本シ
ステムは、TPSの画像読み取り部と画像データ処理
部、及び画像形成部に大きく分けられる。TPSの走査
キャリッジ右端部に配置した画像読み取り部は、CCD
(電荷結像素子)101を備え、VPU(Video
Processing Unit)102でCCD10
1の駆動信号発生と、CCD101のアナログデータ出
力信号の補正からデジタル信号変換までを行う。VPU
102は、クロック及び主走査、副走査方向のゲート信
号に同期させ、各ドット8ビットの読み取り画像データ
を約7.5MHzの速度でIPU(Image Pro
cessnig Unit;画像処理装置)103に出
力し、このIPU103で変倍等の加工処理や電子写真
の高画質処理を行う。IPU103の最終処理ではγ補
正を含む階調処理を行い、書き込みに適した各ドット4
ビットのビデオデータに変換する。そして、その処理デ
ータをフレームメモリ104に蓄積する。
て説明する。先ず、本実施例のブック原稿の頁めくり装
置(以下、TPS:Turn tha Page Sc
anner.という)のデータフローを説明する。図1
にTPSの原稿読み取り画像を電子写真方式のプリンタ
に複写出力する装置のデータ処理ブロックを示す。本シ
ステムは、TPSの画像読み取り部と画像データ処理
部、及び画像形成部に大きく分けられる。TPSの走査
キャリッジ右端部に配置した画像読み取り部は、CCD
(電荷結像素子)101を備え、VPU(Video
Processing Unit)102でCCD10
1の駆動信号発生と、CCD101のアナログデータ出
力信号の補正からデジタル信号変換までを行う。VPU
102は、クロック及び主走査、副走査方向のゲート信
号に同期させ、各ドット8ビットの読み取り画像データ
を約7.5MHzの速度でIPU(Image Pro
cessnig Unit;画像処理装置)103に出
力し、このIPU103で変倍等の加工処理や電子写真
の高画質処理を行う。IPU103の最終処理ではγ補
正を含む階調処理を行い、書き込みに適した各ドット4
ビットのビデオデータに変換する。そして、その処理デ
ータをフレームメモリ104に蓄積する。
【0025】すなわち、このTPSでは、ブック原稿の
読み取り速度90mm/sec.,シート原稿の読み取
り走査速度120mm/sec.、作像速度180mm
/sec.と、その読み取り走査速度と作像速度とに差
があるので、その速度バッファ用に、A3サイズ1頁分
のフレームメモリを用いている。また、このフレームメ
モリは、リピートコピー時の原稿保護に対して有効であ
り、副走査方向の変倍においてもこれを用いることによ
り広範囲の変倍が可能となる。更に、このフレームメモ
リは、左右頁を独立させてプリントするページ連写の走
査に用いられる。すなわち、IPU103の速度対応性
により各ドット4ビット構成のフレームメモリ104を
IPU処理後に配置し、画像処理後の書き込みデータを
メモリすることにより、各ドット8ビットの読み取り画
像データに対してフレームメモリ104のメモリ容量を
半分にする。TPSのフレームメモリ容量は400DP
Iの画像データでA3サイズ1頁分の128Mビットで
あり、DRAMによって構成される。フレームメモリ1
04への画像データ入力は2ドット分をパラレルに行
い、約3.8MHzの速度で順次入力する。
読み取り速度90mm/sec.,シート原稿の読み取
り走査速度120mm/sec.、作像速度180mm
/sec.と、その読み取り走査速度と作像速度とに差
があるので、その速度バッファ用に、A3サイズ1頁分
のフレームメモリを用いている。また、このフレームメ
モリは、リピートコピー時の原稿保護に対して有効であ
り、副走査方向の変倍においてもこれを用いることによ
り広範囲の変倍が可能となる。更に、このフレームメモ
リは、左右頁を独立させてプリントするページ連写の走
査に用いられる。すなわち、IPU103の速度対応性
により各ドット4ビット構成のフレームメモリ104を
IPU処理後に配置し、画像処理後の書き込みデータを
メモリすることにより、各ドット8ビットの読み取り画
像データに対してフレームメモリ104のメモリ容量を
半分にする。TPSのフレームメモリ容量は400DP
Iの画像データでA3サイズ1頁分の128Mビットで
あり、DRAMによって構成される。フレームメモリ1
04への画像データ入力は2ドット分をパラレルに行
い、約3.8MHzの速度で順次入力する。
【0026】一方、フレームメモリ104からの画像デ
ータ出力は、同じく2ドット分をパラレルに行い、約
7.5MHzの速度でIPU103から送られるクロッ
ク及び主走査、副走査方向のゲート信号に同期させIP
U103に順次出力する。IPU103では、フレーム
メモリ104によりプリンタの画像形成速度に高速出力
されたデータを約15MHzのシリアルデータに結合
し、FIFO(First In First Ou
t)を用いて更に主走査方向に高速化し、約18MHz
の書き込みクロックに同期させる。その各ドット4ビッ
トデータを発光時間データにパルス幅変調し、LD(L
aser Diode)コントローラにPWMデータで
書き込みクロックに同期させ送信する。LDコントロー
ラは、LDドライバを備え、LD105を発光させて感
光体を露光走査して作像する。
ータ出力は、同じく2ドット分をパラレルに行い、約
7.5MHzの速度でIPU103から送られるクロッ
ク及び主走査、副走査方向のゲート信号に同期させIP
U103に順次出力する。IPU103では、フレーム
メモリ104によりプリンタの画像形成速度に高速出力
されたデータを約15MHzのシリアルデータに結合
し、FIFO(First In First Ou
t)を用いて更に主走査方向に高速化し、約18MHz
の書き込みクロックに同期させる。その各ドット4ビッ
トデータを発光時間データにパルス幅変調し、LD(L
aser Diode)コントローラにPWMデータで
書き込みクロックに同期させ送信する。LDコントロー
ラは、LDドライバを備え、LD105を発光させて感
光体を露光走査して作像する。
【0027】IPU103は、読み取りキャリッジ(走
査ユニット)の走査制御も行い、シート原稿読み取り時
はキャリッジを走査速度120mm/sec.、ブック
原稿読み取り時はキャリッジを走査速度90mm/se
c.で等速走査し、キャリッジを走査開始位置に戻すリ
ターン時は180mm/sec.、ブック原稿の頁めく
り時は120mm/sec.の速度でステッピングモー
タからなるスキャナモータ106を駆動する。図1に示
すメイン制御板107は、作像に係わるセンサ類の入
力、及びモータ、ソレノイド、クラッチ等の出力によ
り、画像形成のシーケンス制御を行う。
査ユニット)の走査制御も行い、シート原稿読み取り時
はキャリッジを走査速度120mm/sec.、ブック
原稿読み取り時はキャリッジを走査速度90mm/se
c.で等速走査し、キャリッジを走査開始位置に戻すリ
ターン時は180mm/sec.、ブック原稿の頁めく
り時は120mm/sec.の速度でステッピングモー
タからなるスキャナモータ106を駆動する。図1に示
すメイン制御板107は、作像に係わるセンサ類の入
力、及びモータ、ソレノイド、クラッチ等の出力によ
り、画像形成のシーケンス制御を行う。
【0028】次に、本実施例における画像読み取り信号
処理を説明する。CCD101は、約5000画素、4
00DPIの読み取りが可能で、原稿の主走査方向1ラ
イン分の反射光を同時に読み取る。CCD101で蓄積
された光データを電気信号に変換し、クランプ等の波形
修正、増幅、A/D変換を行い、8ビットのデジタル信
号として、IPU103へ出力する。CCD101のア
ナログデータ出力は、高速転送のためEVEN.ODD
の2系統に分かれて出力し、アナログスイッチで構成さ
れるスイッチングICでシリアルのアナログ信号に合成
する。この合成後の1画素の画像転送速度は、ブック原
稿読み取りモード時では約7.5MHzで、これに同期
してA/Dコンバータで8ビット256階調のデジタル
信号に変換する。一方、可変増幅器では露光蛍光灯の光
量変動を補正するために、基準白板の読み取りデータに
よりその増幅度を適正値にするように調節する。
処理を説明する。CCD101は、約5000画素、4
00DPIの読み取りが可能で、原稿の主走査方向1ラ
イン分の反射光を同時に読み取る。CCD101で蓄積
された光データを電気信号に変換し、クランプ等の波形
修正、増幅、A/D変換を行い、8ビットのデジタル信
号として、IPU103へ出力する。CCD101のア
ナログデータ出力は、高速転送のためEVEN.ODD
の2系統に分かれて出力し、アナログスイッチで構成さ
れるスイッチングICでシリアルのアナログ信号に合成
する。この合成後の1画素の画像転送速度は、ブック原
稿読み取りモード時では約7.5MHzで、これに同期
してA/Dコンバータで8ビット256階調のデジタル
信号に変換する。一方、可変増幅器では露光蛍光灯の光
量変動を補正するために、基準白板の読み取りデータに
よりその増幅度を適正値にするように調節する。
【0029】TPSにおける読み取りスキャナのデータ
処理を図2に示す。図2において、CCD101から読
み出される主走査方向に連続するアナログデータは、ク
ランプにより波形の基底レベルの調整を行い、画素クロ
ックに同期してデータのサンプルホールドを行う。次
に、その読み取り露光光量やそのデータレベルに合わせ
てデータの増幅率を可変するAGC(Auto Gai
n Control)処理を行う。そしてA/D変換器
により、アナログデータを8ビットのデジタルデータに
変換する。CCD101で読み取られる原稿反射濃度に
対してリニアな読み取りデータは、視感度に合わせて効
率よく階調を扱うように対数変換を行う。対数変換は入
出力8ビット/ドットのLUT(LOOK UP TA
BLE)で行う。
処理を図2に示す。図2において、CCD101から読
み出される主走査方向に連続するアナログデータは、ク
ランプにより波形の基底レベルの調整を行い、画素クロ
ックに同期してデータのサンプルホールドを行う。次
に、その読み取り露光光量やそのデータレベルに合わせ
てデータの増幅率を可変するAGC(Auto Gai
n Control)処理を行う。そしてA/D変換器
により、アナログデータを8ビットのデジタルデータに
変換する。CCD101で読み取られる原稿反射濃度に
対してリニアな読み取りデータは、視感度に合わせて効
率よく階調を扱うように対数変換を行う。対数変換は入
出力8ビット/ドットのLUT(LOOK UP TA
BLE)で行う。
【0030】画像濃度を示す1画素毎のデジタル信号
は、IPU103へ入力されて画像処理される。IPU
103は複数のLSIで構成され、画像加工処理の他、
高画質処理の制御を行っている。その主な機能を以下に
説明する。 1.シェーディング補正 本実施例のスキャナは、蛍光灯の直線光源を用い、また
レンズによる集光のため、CCD101の中央部で光量
が最大となり、端部では光量が低下してしまう。また、
CCD101には、素子個々の感度にバラツキがある。
そこで、IPU103では、画素毎の基準白板読み取り
データにより、その両方をシェーディング補正して読み
取りデータを補正する。
は、IPU103へ入力されて画像処理される。IPU
103は複数のLSIで構成され、画像加工処理の他、
高画質処理の制御を行っている。その主な機能を以下に
説明する。 1.シェーディング補正 本実施例のスキャナは、蛍光灯の直線光源を用い、また
レンズによる集光のため、CCD101の中央部で光量
が最大となり、端部では光量が低下してしまう。また、
CCD101には、素子個々の感度にバラツキがある。
そこで、IPU103では、画素毎の基準白板読み取り
データにより、その両方をシェーディング補正して読み
取りデータを補正する。
【0031】2.MTF補正 レンズなどを用いた光学系では、レンズなどの性能によ
り周辺画素情報が影響して、CCD101による読み取
り出力がなまったように読み取られる。そこで、IPU
103では、1つの画素データを求める際に、その周辺
画素レベルにより補正することにより、再現性の高い画
像を得る。
り周辺画素情報が影響して、CCD101による読み取
り出力がなまったように読み取られる。そこで、IPU
103では、1つの画素データを求める際に、その周辺
画素レベルにより補正することにより、再現性の高い画
像を得る。
【0032】3.主走査方向変倍 本装置では、画像読み取りと書き込みの解像度が同一の
400DPIであるが、読み取りデータのフレームメモ
リ読出し画素周波数は約15MHz、書き込み画素周波
数は約18MHzで異なるため、その周波数変換を行っ
ている。また、50%から200%の主走査及び副走査
方向の変倍を行っている。この変倍は周辺画素データの
演算で算出している。
400DPIであるが、読み取りデータのフレームメモ
リ読出し画素周波数は約15MHz、書き込み画素周波
数は約18MHzで異なるため、その周波数変換を行っ
ている。また、50%から200%の主走査及び副走査
方向の変倍を行っている。この変倍は周辺画素データの
演算で算出している。
【0033】4.γ補正 電子写真方式を用いたレーザプリンタの濃度再現特性
(プリンタのγ特性)は、リニアでなく、そのままのデ
ータでは原稿濃度が忠実に再現されない。そこで本装置
では、変換テーブルを用いてプリント特性に合わせた書
き込み露光光量に変換を行っている。また、マニュアル
の濃度調整時も、この値を変更することで実現される。
(プリンタのγ特性)は、リニアでなく、そのままのデ
ータでは原稿濃度が忠実に再現されない。そこで本装置
では、変換テーブルを用いてプリント特性に合わせた書
き込み露光光量に変換を行っている。また、マニュアル
の濃度調整時も、この値を変更することで実現される。
【0034】その他、IPU103は、マスキング、ト
リミング、ミラーリング、白黒反転等の画像変換、原稿
サイズ、位置及び濃度検出、マーカー検出等の画像検出
等も行っている。
リミング、ミラーリング、白黒反転等の画像変換、原稿
サイズ、位置及び濃度検出、マーカー検出等の画像検出
等も行っている。
【0035】IPU103から送られてきた画像データ
は、LD105により光エネルギーに変換される。本装
置におけるプリンタ部の光書き込み方式には、レーザビ
ームをポリゴンミラーで偏向走査し、感光体上に露光し
て静電潜像を形成する方式が用いられている。また、L
D105の変調方式には、主に1ドット内の露光時間を
変調するパルス変調方式と、露光強度を変調するパワー
変調方式とがあり、本装置では前者の方式を採用してい
る。これにより、解像性及び階調性を備えた高画質が得
られる。
は、LD105により光エネルギーに変換される。本装
置におけるプリンタ部の光書き込み方式には、レーザビ
ームをポリゴンミラーで偏向走査し、感光体上に露光し
て静電潜像を形成する方式が用いられている。また、L
D105の変調方式には、主に1ドット内の露光時間を
変調するパルス変調方式と、露光強度を変調するパワー
変調方式とがあり、本装置では前者の方式を採用してい
る。これにより、解像性及び階調性を備えた高画質が得
られる。
【0036】次に、TPSのブック原稿露光方式につい
て説明する。図3及び図4に本装置の蛍光灯調光回路を
示す。本装置は、ブック原稿の露光用光源としての2本
の蛍光灯201,202と、シート原稿の露光用光源と
しての2本の蛍光灯203,204とを備えており、各
蛍光灯はそれぞれ同様の調光回路を備えている。すなわ
ち、本装置は、計4本の蛍光灯と、独立に制御可能な4
つの蛍光灯調光回路を備えている。ここで、ブック原稿
の露光用光源としての2本の蛍光灯201,202は、
図34に示すように、走査ユニット(キャリッジ)20
0の走査方向と直交する方向のブック原稿読み取りスリ
ット位置に配置されたプラテンガラス205の両端上部
にそれぞれ配置されている。これらの蛍光灯201,2
02は、プラテンガラス205を通して左右両側からブ
ック原稿BOを露光し、ブック原稿BOの読み取り時に
おける左右の頁による濃度ムラやブック原稿綴じ部BO
aの陰影をなくしている。
て説明する。図3及び図4に本装置の蛍光灯調光回路を
示す。本装置は、ブック原稿の露光用光源としての2本
の蛍光灯201,202と、シート原稿の露光用光源と
しての2本の蛍光灯203,204とを備えており、各
蛍光灯はそれぞれ同様の調光回路を備えている。すなわ
ち、本装置は、計4本の蛍光灯と、独立に制御可能な4
つの蛍光灯調光回路を備えている。ここで、ブック原稿
の露光用光源としての2本の蛍光灯201,202は、
図34に示すように、走査ユニット(キャリッジ)20
0の走査方向と直交する方向のブック原稿読み取りスリ
ット位置に配置されたプラテンガラス205の両端上部
にそれぞれ配置されている。これらの蛍光灯201,2
02は、プラテンガラス205を通して左右両側からブ
ック原稿BOを露光し、ブック原稿BOの読み取り時に
おける左右の頁による濃度ムラやブック原稿綴じ部BO
aの陰影をなくしている。
【0037】一方、シート原稿の露光用光源としての2
本の蛍光灯203,204は、後述の図34に示すよう
に、走査ユニット200の上部の走査方向と直交する方
向のシート原稿読み取りスリット位置にそれぞれ配置さ
れており、これらの蛍光灯203,204は、本装置の
上面のコンタクトガラス206を通して、このコンタク
トガラス206上にスケール207によりセットされた
シート原稿SOを左右両側から露光し、ブック原稿BO
と同じくシート原稿SOの読み取り時における濃度ムラ
や陰影をなくしている。
本の蛍光灯203,204は、後述の図34に示すよう
に、走査ユニット200の上部の走査方向と直交する方
向のシート原稿読み取りスリット位置にそれぞれ配置さ
れており、これらの蛍光灯203,204は、本装置の
上面のコンタクトガラス206を通して、このコンタク
トガラス206上にスケール207によりセットされた
シート原稿SOを左右両側から露光し、ブック原稿BO
と同じくシート原稿SOの読み取り時における濃度ムラ
や陰影をなくしている。
【0038】図3及び図4に示すブック原稿BOの蛍光
灯調光回路は、蛍光灯201,202と、その発光光量
を検出する光量センサ201a,202aと、調光回路
201b,202bとから構成されている。光量センサ
201a,202aは、フォトダイオードで構成されて
おり、各蛍光灯201,202の原稿露光方向の裏側の
読み取り走査方向の略中央部にそれぞれ配置されてい
る。これらの光量センサ201a,202aは、温度に
より変化する各蛍光灯光量をそれぞれモニタして、各蛍
光灯光量が一定の露光適正値になるようにフィー度バッ
ク制御する。各調光回路201b,202bは、各光量
センサ201a,202aが検出したそれぞれの蛍光灯
の光量信号を各積分回路201c,202cにより平均
化し、各増幅回路201d,202dによりこれらの信
号を増幅し、それぞれの蛍光灯の目標の露光光量との差
分を増減して、各点灯回路201e,202eにより各
蛍光灯201,202をそれぞれ駆動する。
灯調光回路は、蛍光灯201,202と、その発光光量
を検出する光量センサ201a,202aと、調光回路
201b,202bとから構成されている。光量センサ
201a,202aは、フォトダイオードで構成されて
おり、各蛍光灯201,202の原稿露光方向の裏側の
読み取り走査方向の略中央部にそれぞれ配置されてい
る。これらの光量センサ201a,202aは、温度に
より変化する各蛍光灯光量をそれぞれモニタして、各蛍
光灯光量が一定の露光適正値になるようにフィー度バッ
ク制御する。各調光回路201b,202bは、各光量
センサ201a,202aが検出したそれぞれの蛍光灯
の光量信号を各積分回路201c,202cにより平均
化し、各増幅回路201d,202dによりこれらの信
号を増幅し、それぞれの蛍光灯の目標の露光光量との差
分を増減して、各点灯回路201e,202eにより各
蛍光灯201,202をそれぞれ駆動する。
【0039】この蛍光灯の駆動方式では、CCD101
の読み取りのサンプリングに同期して読み取り濃度ムラ
にならないよう、駆動電流の振幅を変化させて光量調節
を行うリプルレス調光方式を用いている。ここで、蛍光
灯101,102の駆動周波数は40kHz、調光周波
数は約1kHzである。目標の露光光量の設定は、モー
ドに応じてマイクロコンピュータからの0から255の
設定信号をD/A変換器でアナログ値に変換し、各調光
回路201b,202bのリモート電圧端子に、それぞ
れのリモート電圧V1、V2をアナログレベルで入力す
る。これらの蛍光灯の点灯開始は、同じくスキャナ部の
シーケンス制御を行うマイクロコンピュータからの露光
走査開始タイミングで点灯信号S1,S2をオンし、走
査終了でオフする。このように、本装置は、各蛍光灯毎
に独立した調光回路を備えているので、点灯信号S1,
S2及びリモート電圧信号により各蛍光灯を独立に消
灯、光量変化させることが可能である。
の読み取りのサンプリングに同期して読み取り濃度ムラ
にならないよう、駆動電流の振幅を変化させて光量調節
を行うリプルレス調光方式を用いている。ここで、蛍光
灯101,102の駆動周波数は40kHz、調光周波
数は約1kHzである。目標の露光光量の設定は、モー
ドに応じてマイクロコンピュータからの0から255の
設定信号をD/A変換器でアナログ値に変換し、各調光
回路201b,202bのリモート電圧端子に、それぞ
れのリモート電圧V1、V2をアナログレベルで入力す
る。これらの蛍光灯の点灯開始は、同じくスキャナ部の
シーケンス制御を行うマイクロコンピュータからの露光
走査開始タイミングで点灯信号S1,S2をオンし、走
査終了でオフする。このように、本装置は、各蛍光灯毎
に独立した調光回路を備えているので、点灯信号S1,
S2及びリモート電圧信号により各蛍光灯を独立に消
灯、光量変化させることが可能である。
【0040】ところで、シート原稿読み取り時の走査ユ
ニット200の走査速度は120mm/sec.、ブッ
ク原稿読み取り時の走査ユニット200の走査速度は9
0mm/sec.であり、CCD101の蓄積電荷は受
光パワーと蓄積時間の積によって決定される。そこで、
上記の読み取り線速差による光蓄積時間の差を各調光回
路201b,202bで補正する。すなわち、ブック原
稿読み取り時の露光設定値Pに対し、シート原稿読み取
り時は、1.33Pの露光設定値で走査し、シート原稿
とブック原稿とを同等の濃度データとして扱う。更に、
後述の図10に示す読み取り画像データの増幅回路を用
いて、ブック原稿読み取り時の増幅ゲインに対し、シー
ト原稿読み取り時は、1.33倍の増幅ゲインになるよ
うに設定すれば、同様の調光効果が得られる。
ニット200の走査速度は120mm/sec.、ブッ
ク原稿読み取り時の走査ユニット200の走査速度は9
0mm/sec.であり、CCD101の蓄積電荷は受
光パワーと蓄積時間の積によって決定される。そこで、
上記の読み取り線速差による光蓄積時間の差を各調光回
路201b,202bで補正する。すなわち、ブック原
稿読み取り時の露光設定値Pに対し、シート原稿読み取
り時は、1.33Pの露光設定値で走査し、シート原稿
とブック原稿とを同等の濃度データとして扱う。更に、
後述の図10に示す読み取り画像データの増幅回路を用
いて、ブック原稿読み取り時の増幅ゲインに対し、シー
ト原稿読み取り時は、1.33倍の増幅ゲインになるよ
うに設定すれば、同様の調光効果が得られる。
【0041】図5乃至図9に上記の蛍光灯駆動方式を用
いた設定露光光量の例を示す。図5は、ブック原稿BO
の読み取り走査開始時点から両蛍光灯101、102と
も設定値を一定のままとして露光する例である。図6
は、リモート電圧信号を操作して、ブック原稿BOの綴
じ部BOaで蛍光灯露光光量を増加させる例である。こ
の蛍光灯露光光量の増加は、走査ユニット200の走査
開始位置からの走査制御位置により、リモート電圧信号
を変化させることにより行う。
いた設定露光光量の例を示す。図5は、ブック原稿BO
の読み取り走査開始時点から両蛍光灯101、102と
も設定値を一定のままとして露光する例である。図6
は、リモート電圧信号を操作して、ブック原稿BOの綴
じ部BOaで蛍光灯露光光量を増加させる例である。こ
の蛍光灯露光光量の増加は、走査ユニット200の走査
開始位置からの走査制御位置により、リモート電圧信号
を変化させることにより行う。
【0042】具体的には、図6に示す例では、走査ユニ
ット200の走査アドレス210mm地点より230m
m地点まで、リモート電圧信号を徐々に増加させて蛍光
灯露光光量を徐々に増加させ、走査ユニット200の走
査アドレス250mm地点より270mm地点まで、リ
モート電圧信号を徐々に減少させて蛍光灯露光光量を徐
々に減少させて元に戻す。または、後述するブック原稿
端部検知結果により、頁めくりによって左右に変位する
ブック原稿BOの綴じ部BOaを算出して、同様に光量
制御を行う。これにより、ブック原稿の綴じ部に発生す
る陰影による濃度上昇(光量不足)が改善される。
ット200の走査アドレス210mm地点より230m
m地点まで、リモート電圧信号を徐々に増加させて蛍光
灯露光光量を徐々に増加させ、走査ユニット200の走
査アドレス250mm地点より270mm地点まで、リ
モート電圧信号を徐々に減少させて蛍光灯露光光量を徐
々に減少させて元に戻す。または、後述するブック原稿
端部検知結果により、頁めくりによって左右に変位する
ブック原稿BOの綴じ部BOaを算出して、同様に光量
制御を行う。これにより、ブック原稿の綴じ部に発生す
る陰影による濃度上昇(光量不足)が改善される。
【0043】また、載置されたブック原稿の厚さによ
り、図6に破線で示すように、その走査時の露光光量値
を増加させることによって、綴じ部BOaの彎曲により
発生する露光不足、読み取り焦点レンズによる濃度ムラ
を補正できる。この補正は、後述するブック原稿台のブ
ック原稿綴じ部載置用の一対のスライド板の開閉量(す
なわち、ブック原稿綴じ部の厚さ)を図示しないセンサ
で検知し、図7に示すように、ブック原稿の厚さに応じ
て各蛍光灯光量をブック原稿綴じ部で増加させることに
より行われる。
り、図6に破線で示すように、その走査時の露光光量値
を増加させることによって、綴じ部BOaの彎曲により
発生する露光不足、読み取り焦点レンズによる濃度ムラ
を補正できる。この補正は、後述するブック原稿台のブ
ック原稿綴じ部載置用の一対のスライド板の開閉量(す
なわち、ブック原稿綴じ部の厚さ)を図示しないセンサ
で検知し、図7に示すように、ブック原稿の厚さに応じ
て各蛍光灯光量をブック原稿綴じ部で増加させることに
より行われる。
【0044】図8は、2本の蛍光灯露光光量を左右非対
称に増加させ、ブック原稿BOの綴じ部BOaの濃度上
昇を補正する例である。図8において、実線は右側の蛍
光灯の光量設定値、破線は左側の蛍光灯の光量設定値で
ある。この例では、走査ユニット200の読み取り部が
ブック原稿BOの綴じ部BOaにさしかかり、読み取り
原稿面が右側に傾く位置から右側の蛍光灯の光量設定値
を実線で示すように増加させ、蛍光灯が露光し易いよう
に原稿面と垂直右方向からの露光光量を大きくして、こ
の綴じ部の地肌濃度が原稿頁部の地肌濃度と同一濃度に
なるように調整する。
称に増加させ、ブック原稿BOの綴じ部BOaの濃度上
昇を補正する例である。図8において、実線は右側の蛍
光灯の光量設定値、破線は左側の蛍光灯の光量設定値で
ある。この例では、走査ユニット200の読み取り部が
ブック原稿BOの綴じ部BOaにさしかかり、読み取り
原稿面が右側に傾く位置から右側の蛍光灯の光量設定値
を実線で示すように増加させ、蛍光灯が露光し易いよう
に原稿面と垂直右方向からの露光光量を大きくして、こ
の綴じ部の地肌濃度が原稿頁部の地肌濃度と同一濃度に
なるように調整する。
【0045】次いで、読み取り部がブック原稿綴じ部の
中央に到達した時点で、この右側の蛍光灯の光量設定値
を元の値に戻し、今度は上述と逆に、読み取り原稿面が
左側に傾く位置から左側の蛍光灯の光量設定値を破線で
示すように増加させ、蛍光灯が露光し易いように原稿面
と垂直左方向からの露光光量を大きくして、この綴じ部
の地肌濃度が原稿頁部の地肌濃度と同一濃度になるよう
に調整する。そして、読み取り部がブック原稿綴じ部の
右側彎曲部の終端に到達した時点で、この左側の蛍光灯
の光量設定値を元の値に戻し、その後、両蛍光灯の光量
をそれぞれ一定した光量に維持させる。
中央に到達した時点で、この右側の蛍光灯の光量設定値
を元の値に戻し、今度は上述と逆に、読み取り原稿面が
左側に傾く位置から左側の蛍光灯の光量設定値を破線で
示すように増加させ、蛍光灯が露光し易いように原稿面
と垂直左方向からの露光光量を大きくして、この綴じ部
の地肌濃度が原稿頁部の地肌濃度と同一濃度になるよう
に調整する。そして、読み取り部がブック原稿綴じ部の
右側彎曲部の終端に到達した時点で、この左側の蛍光灯
の光量設定値を元の値に戻し、その後、両蛍光灯の光量
をそれぞれ一定した光量に維持させる。
【0046】図9は、各蛍光灯の露光光量を走査方向に
対して徐々に変化させた時の各蛍光灯の光量設定値の遷
移を示したものであって、図8における左右の蛍光灯の
露光光量を独立に増加させた場合の露光光量の拡大図で
ある。このように、各蛍光灯の露光光量を徐々に変化さ
せることによって、ブック原稿綴じ部の彎曲に対して、
その傾斜に合った濃度補正が可能になり、この綴じ部で
の露光光量変化による副走査方向の濃度飛びによる帯状
ムラの発生が防止される。また、この例のように各蛍光
灯の露光光量の変化ステップを256段と充分に取っ
て、各蛍光灯の光量を徐々に変化させることは、図6に
示すような両蛍光灯の露光光量をブック原稿綴じ部で左
右とも同じく増加させる場合でも同様に効果がある。
対して徐々に変化させた時の各蛍光灯の光量設定値の遷
移を示したものであって、図8における左右の蛍光灯の
露光光量を独立に増加させた場合の露光光量の拡大図で
ある。このように、各蛍光灯の露光光量を徐々に変化さ
せることによって、ブック原稿綴じ部の彎曲に対して、
その傾斜に合った濃度補正が可能になり、この綴じ部で
の露光光量変化による副走査方向の濃度飛びによる帯状
ムラの発生が防止される。また、この例のように各蛍光
灯の露光光量の変化ステップを256段と充分に取っ
て、各蛍光灯の光量を徐々に変化させることは、図6に
示すような両蛍光灯の露光光量をブック原稿綴じ部で左
右とも同じく増加させる場合でも同様に効果がある。
【0047】次に、TPSの読み取り画像データのデー
タ増幅回路を用いて濃度ムラを補正する方式について説
明する。図10に、読み取り画像データの増幅回路を示
す。このデータ増幅回路では、図2に示したように、C
CD101の蓄積電荷を主走査方向に転送出力し、クラ
ンプ、サンプルホールド、EVEN/ODD画素合成等
の波形補正を施したアナログ信号を可変の増幅回路で増
幅する。この増幅された信号は、A/D変換されてデジ
タルデータでIPU103に転送される。
タ増幅回路を用いて濃度ムラを補正する方式について説
明する。図10に、読み取り画像データの増幅回路を示
す。このデータ増幅回路では、図2に示したように、C
CD101の蓄積電荷を主走査方向に転送出力し、クラ
ンプ、サンプルホールド、EVEN/ODD画素合成等
の波形補正を施したアナログ信号を可変の増幅回路で増
幅する。この増幅された信号は、A/D変換されてデジ
タルデータでIPU103に転送される。
【0048】図10に示すデータ増幅回路は、非反転増
幅回路で構成され、画像アナログ信号をアンプ301の
VINに入力し、このアンプ301により増幅された増幅
信号をVOUTより出力する。図10において、G1〜G
5は、データ増幅値を設定する5ビットの信号入力で、
通常、シェーディング補正により算出された適正ゲイン
をセットして画像を読み取る。図10の非反転増幅回路
の増幅率は、抵抗R1と、R2〜R7の並列抵抗で構成
される抵抗値Rで決定され、次式 VOUT=VIN(1+R/R1) で表される。
幅回路で構成され、画像アナログ信号をアンプ301の
VINに入力し、このアンプ301により増幅された増幅
信号をVOUTより出力する。図10において、G1〜G
5は、データ増幅値を設定する5ビットの信号入力で、
通常、シェーディング補正により算出された適正ゲイン
をセットして画像を読み取る。図10の非反転増幅回路
の増幅率は、抵抗R1と、R2〜R7の並列抵抗で構成
される抵抗値Rで決定され、次式 VOUT=VIN(1+R/R1) で表される。
【0049】従って、このデータ増幅回路では、入力信
号G1〜G5の設定値により、およそ6から450倍ま
での32段階の倍率の選択が可能である。そこで、本発
明の実施例では、この画像データ増幅ゲインを調整する
ことによって、ブック原稿綴じ部の彎曲や陰影による濃
度ムラの発生を防止してもよい。具体的には、走査ユニ
ット200の走査開始位置からの走査制御位置により、
入力画像データの増幅ゲインを加算する。すなわち、こ
の実施例では、画像読み取り位置がブック原稿綴じ部に
さしかかった時点で、画像データを薄い側にシフトさせ
て、原稿地肌濃度を一定に保つように動作させる。
号G1〜G5の設定値により、およそ6から450倍ま
での32段階の倍率の選択が可能である。そこで、本発
明の実施例では、この画像データ増幅ゲインを調整する
ことによって、ブック原稿綴じ部の彎曲や陰影による濃
度ムラの発生を防止してもよい。具体的には、走査ユニ
ット200の走査開始位置からの走査制御位置により、
入力画像データの増幅ゲインを加算する。すなわち、こ
の実施例では、画像読み取り位置がブック原稿綴じ部に
さしかかった時点で、画像データを薄い側にシフトさせ
て、原稿地肌濃度を一定に保つように動作させる。
【0050】本方式のデータ補正は、図6に示した露光
光量の可変例と同様に、その増幅設定値を操作して、読
み取り画像データをブック原稿綴じ部で増加させ、画像
濃度を薄くするものである。この補正は、走査ユニット
200の走査開始位置からの走査制御位置により変化さ
せ、具体的には、走査ユニット200の走査アドレス2
10mm地点より230mm地点まで、読み取り画像デ
ータのデータ増幅値を徐々に増加させ、走査ユニット2
00の走査アドレス250mm地点より270mm地点
まで、読み取り画像データのデータ増幅値を徐々に減少
させて元に戻す。
光量の可変例と同様に、その増幅設定値を操作して、読
み取り画像データをブック原稿綴じ部で増加させ、画像
濃度を薄くするものである。この補正は、走査ユニット
200の走査開始位置からの走査制御位置により変化さ
せ、具体的には、走査ユニット200の走査アドレス2
10mm地点より230mm地点まで、読み取り画像デ
ータのデータ増幅値を徐々に増加させ、走査ユニット2
00の走査アドレス250mm地点より270mm地点
まで、読み取り画像データのデータ増幅値を徐々に減少
させて元に戻す。
【0051】これにより、ブック原稿の綴じ部に発生す
る陰影による濃度上昇が改善される。また、載置された
ブック原稿の厚さにより、データ増幅値を増加させるこ
とによって、綴じ部BOaの彎曲により発生する露光不
足、読み取り焦点レンズによる濃度ムラを補正できる。
この補正は、ブック原稿綴じ部載置用の一対のスライド
板の開閉量(すなわち、ブック原稿綴じ部の厚さ)を図
示しないセンサで検知し、図7に示した場合と同様に、
ブック原稿の厚さに応じてデータ増幅値をブック原稿綴
じ部で増加させることにより行われる。更に、走査方向
に対して読み取り画像データのデータ増幅値を徐々に変
化させることによって、ブック原稿綴じ部の彎曲に対し
て、その傾斜に合った濃度補正が可能になり、この綴じ
部での露光光量変化による副走査方向の濃度飛びによる
帯状ムラの発生が防止される。ここで、本実施例では、
読み取りアナログデータの増幅値を変えて補正する方式
を示したが、A/D変換後のデジタルデータで減算によ
るシフトあるいは乗算によって同様の処理を行っても構
わない。
る陰影による濃度上昇が改善される。また、載置された
ブック原稿の厚さにより、データ増幅値を増加させるこ
とによって、綴じ部BOaの彎曲により発生する露光不
足、読み取り焦点レンズによる濃度ムラを補正できる。
この補正は、ブック原稿綴じ部載置用の一対のスライド
板の開閉量(すなわち、ブック原稿綴じ部の厚さ)を図
示しないセンサで検知し、図7に示した場合と同様に、
ブック原稿の厚さに応じてデータ増幅値をブック原稿綴
じ部で増加させることにより行われる。更に、走査方向
に対して読み取り画像データのデータ増幅値を徐々に変
化させることによって、ブック原稿綴じ部の彎曲に対し
て、その傾斜に合った濃度補正が可能になり、この綴じ
部での露光光量変化による副走査方向の濃度飛びによる
帯状ムラの発生が防止される。ここで、本実施例では、
読み取りアナログデータの増幅値を変えて補正する方式
を示したが、A/D変換後のデジタルデータで減算によ
るシフトあるいは乗算によって同様の処理を行っても構
わない。
【0052】ところで、ブック原稿綴じ部の彎曲や陰影
は、一般に主走査方向の同一位置に発生する特性を有し
ている。そこで、本発明の実施例では、ブック原稿綴じ
部による濃度ムラを改善するために、その主走査方向の
画像データをサンプリングし、ブック原稿の地肌部であ
る最低濃度値により、その主走査方向ラインの画像デー
タをリアルタイムに補正してもよい。この補正方法は、
主走査方向の前ラインの画像データのピーク値により、
図10に示した増幅回路の増幅ゲインを決定する。ある
いは、FIFOメモリにより1ライン分の画像データを
遅延させ、サンプリングした主走査方向の画像データの
ブック原稿の地肌部である最低濃度値のピークを算出
し、その値に基づいてデジタルデータのシフトあるいは
乗算によって、綴じ部付近の地肌濃度が頁部の地肌濃度
と等しくなるように操作する。ここで、一般にブック原
稿の頁内の地肌濃度は一定であるので、本方式における
頁部の画像濃度補正量は小さく、このブック原稿の地肌
部である最低濃度値を基準値としたことによる副作用は
極めて少ない。
は、一般に主走査方向の同一位置に発生する特性を有し
ている。そこで、本発明の実施例では、ブック原稿綴じ
部による濃度ムラを改善するために、その主走査方向の
画像データをサンプリングし、ブック原稿の地肌部であ
る最低濃度値により、その主走査方向ラインの画像デー
タをリアルタイムに補正してもよい。この補正方法は、
主走査方向の前ラインの画像データのピーク値により、
図10に示した増幅回路の増幅ゲインを決定する。ある
いは、FIFOメモリにより1ライン分の画像データを
遅延させ、サンプリングした主走査方向の画像データの
ブック原稿の地肌部である最低濃度値のピークを算出
し、その値に基づいてデジタルデータのシフトあるいは
乗算によって、綴じ部付近の地肌濃度が頁部の地肌濃度
と等しくなるように操作する。ここで、一般にブック原
稿の頁内の地肌濃度は一定であるので、本方式における
頁部の画像濃度補正量は小さく、このブック原稿の地肌
部である最低濃度値を基準値としたことによる副作用は
極めて少ない。
【0053】一般に、公報等の見開きブック原稿の左頁
部分は、その頁めくり動作によって増加して、このブッ
ク原稿左端部は、本の表紙位置を基準として上方且つ右
方向に移動していく。一方、ブック原稿の右頁部分は、
その頁めくり動作によって減少して、このブック原稿右
端部は、下方且つ右方向に移動していく。このような、
頁めくりの繰り返し枚数に対するブック原稿左端部の遷
移例を図11乃至図13に示す。
部分は、その頁めくり動作によって増加して、このブッ
ク原稿左端部は、本の表紙位置を基準として上方且つ右
方向に移動していく。一方、ブック原稿の右頁部分は、
その頁めくり動作によって減少して、このブック原稿右
端部は、下方且つ右方向に移動していく。このような、
頁めくりの繰り返し枚数に対するブック原稿左端部の遷
移例を図11乃至図13に示す。
【0054】図11乃至図13では、載置されたブック
原稿の初期の見開きブック原稿左端部の位置を“0”と
して、その頁めくり動作により増加するブック原稿左端
部の右方向への移動量を変位量で表わしている。また、
図11乃至図13では、ブック原稿左端部の右方向への
変位量をプラスとして、この変位量をミリ単位で表示し
た。ここで、図11は、本の厚み20mm,総頁数75
0頁,図12は、本の厚み12mm,総頁数300頁,
図13は、本の厚み9mm,総頁数180頁で、本のサ
イズは全て見開きB4サイズである。
原稿の初期の見開きブック原稿左端部の位置を“0”と
して、その頁めくり動作により増加するブック原稿左端
部の右方向への移動量を変位量で表わしている。また、
図11乃至図13では、ブック原稿左端部の右方向への
変位量をプラスとして、この変位量をミリ単位で表示し
た。ここで、図11は、本の厚み20mm,総頁数75
0頁,図12は、本の厚み12mm,総頁数300頁,
図13は、本の厚み9mm,総頁数180頁で、本のサ
イズは全て見開きB4サイズである。
【0055】図11乃至図13に明らかなように、これ
らのブック原稿左端部はその頁めくりによって右方向に
変位するが、この変位により中央綴じ部の形状が変わる
ため、ブック原稿左端部の変位量は必ずしも単調増加と
はならない。また、ブック原稿はその頁めくりにより中
央綴じ部が左右方向にスライドするため、図12及び図
13に示すように、その頁めくり過程で逆に減少する地
点も生じ、図13に示す薄手のブック原稿に至っては、
左方向(マイナス方向)へも変位している。更にこれら
の変位量は、ブック原稿のサイズや厚さ、及び紙質等に
よっても左右される。
らのブック原稿左端部はその頁めくりによって右方向に
変位するが、この変位により中央綴じ部の形状が変わる
ため、ブック原稿左端部の変位量は必ずしも単調増加と
はならない。また、ブック原稿はその頁めくりにより中
央綴じ部が左右方向にスライドするため、図12及び図
13に示すように、その頁めくり過程で逆に減少する地
点も生じ、図13に示す薄手のブック原稿に至っては、
左方向(マイナス方向)へも変位している。更にこれら
の変位量は、ブック原稿のサイズや厚さ、及び紙質等に
よっても左右される。
【0056】そこで、本実施例では、このようなブック
原稿の端部の変位に係わらずに、画像の取り込みやプリ
ントに適した画像有効範囲(見開かれた本の頁面)が得
られるようにするために、読み取りセンサ(CCD10
1)の画像読み取り情報により、このブック原稿の見開
かれた頁の端部の位置を検出し、このブック原稿端部位
置を基準としてブック原稿の画像有効範囲を得るように
する。本実施例により検出されたブック原稿のエッジ部
(表紙端部)は、見開きサイズがA3の場合、その読み
取り位置で中央セット位置よりおよそ210mm、走査
ユニット(頁めくり読み取りユニット)200のホーム
ポジションからおよそ30mmの位置である。
原稿の端部の変位に係わらずに、画像の取り込みやプリ
ントに適した画像有効範囲(見開かれた本の頁面)が得
られるようにするために、読み取りセンサ(CCD10
1)の画像読み取り情報により、このブック原稿の見開
かれた頁の端部の位置を検出し、このブック原稿端部位
置を基準としてブック原稿の画像有効範囲を得るように
する。本実施例により検出されたブック原稿のエッジ部
(表紙端部)は、見開きサイズがA3の場合、その読み
取り位置で中央セット位置よりおよそ210mm、走査
ユニット(頁めくり読み取りユニット)200のホーム
ポジションからおよそ30mmの位置である。
【0057】本実施例におけるブック原稿の端部の検出
は、読み取りセンサの特定画素による読み取り情報の副
走査方向への変化により行う。読み取りセンサの読み取
りデータは、ブック原稿エッジ部で図14に示したよう
になる。ここで、ブック原稿の左端部では、読み取り原
稿面がセンサ結像点より果報に位置しているため焦点が
ずれ、僅かにぼやけた画像となる。また、読み取り位置
が原稿に達していない時は、原稿台または本裏表紙部が
読み取られ、黒画像と同じレベルとなる。
は、読み取りセンサの特定画素による読み取り情報の副
走査方向への変化により行う。読み取りセンサの読み取
りデータは、ブック原稿エッジ部で図14に示したよう
になる。ここで、ブック原稿の左端部では、読み取り原
稿面がセンサ結像点より果報に位置しているため焦点が
ずれ、僅かにぼやけた画像となる。また、読み取り位置
が原稿に達していない時は、原稿台または本裏表紙部が
読み取られ、黒画像と同じレベルとなる。
【0058】センサ読み取り位置がブック原稿端部に達
すると、原稿頁のエッジ群による縞模様部分が検出され
る。一般に、ほとんどの本は、その頁の地肌が白色で、
ブック原稿端部から十数ミリの部分には文字や画像がな
い。そこで、この均一色(白色)が続いた時点で、ブッ
ク原稿端部と判断する。このブック原稿の端部検出は、
その頁めくり走査の最後に、上記の画像読み取り方向と
は逆方向で検出する。上述のように、読み取りセンサの
出力情報により原稿面を検出することによって、ブック
原稿の端部の変位に係わらず、画像の取り込みやプリン
トに適した画像有効範囲が得られる。
すると、原稿頁のエッジ群による縞模様部分が検出され
る。一般に、ほとんどの本は、その頁の地肌が白色で、
ブック原稿端部から十数ミリの部分には文字や画像がな
い。そこで、この均一色(白色)が続いた時点で、ブッ
ク原稿端部と判断する。このブック原稿の端部検出は、
その頁めくり走査の最後に、上記の画像読み取り方向と
は逆方向で検出する。上述のように、読み取りセンサの
出力情報により原稿面を検出することによって、ブック
原稿の端部の変位に係わらず、画像の取り込みやプリン
トに適した画像有効範囲が得られる。
【0059】一般に、見開きブック原稿BOの原稿端部
は、図15のように原稿頁のエッジ群が傾斜状に積み重
なって構成され、端部の傾斜と逆方向からの照明に対
し、原稿頁の端部に陰を生じ原稿頁のエッジ群による縞
模様を強調されて読み取られる。本装置では、ブック原
稿読み取り時はその左右頁を均一に読み取り、ブック原
稿の綴じ部の彎曲部まで読み取るために、原稿面の左右
から一対の蛍光灯で露光照明を行っている。
は、図15のように原稿頁のエッジ群が傾斜状に積み重
なって構成され、端部の傾斜と逆方向からの照明に対
し、原稿頁の端部に陰を生じ原稿頁のエッジ群による縞
模様を強調されて読み取られる。本装置では、ブック原
稿読み取り時はその左右頁を均一に読み取り、ブック原
稿の綴じ部の彎曲部まで読み取るために、原稿面の左右
から一対の蛍光灯で露光照明を行っている。
【0060】そこで、本実施例では、上記のブック原稿
端部の検出時において、片方の蛍光灯を消灯または減光
してブック原稿端部の原稿頁のエッジ群による縞模様を
強調し、原稿端部の位置検出の精度を向上させる。すな
わち、走査ユニット200右から左への頁めくり走査の
後半で、図3の蛍光灯調光回路の点灯信号S2とリモー
ト電圧V2を操作し、右側の蛍光灯202のみを点灯す
る。また、頁めくりのための右頁吸着のための見開きブ
ック原稿の右頁端部の検出においては、原稿面の読み取
り走査終了時に、図3の蛍光灯調光回路の点灯信号S2
とリモート電圧V2を操作し、右側の蛍光灯202のみ
を消灯して読み取る。
端部の検出時において、片方の蛍光灯を消灯または減光
してブック原稿端部の原稿頁のエッジ群による縞模様を
強調し、原稿端部の位置検出の精度を向上させる。すな
わち、走査ユニット200右から左への頁めくり走査の
後半で、図3の蛍光灯調光回路の点灯信号S2とリモー
ト電圧V2を操作し、右側の蛍光灯202のみを点灯す
る。また、頁めくりのための右頁吸着のための見開きブ
ック原稿の右頁端部の検出においては、原稿面の読み取
り走査終了時に、図3の蛍光灯調光回路の点灯信号S2
とリモート電圧V2を操作し、右側の蛍光灯202のみ
を消灯して読み取る。
【0061】ところで、上述のようにしてブック原稿の
エッジ群によりブック原稿の端部を検出する方法では、
ブック原稿の読み取り頁内に頁のエッジ群による縞模様
に類似した画像がある場合、ブック原稿端部の検出を誤
る可能性がある。そこで、ブック原稿端部を検出する第
2の方式としては、一対の蛍光灯の両側からの露光照明
による画像と、一方のみの蛍光灯の片側からの露光照明
による画像との比較により、ブック原稿端部の検出精度
を高めるようにする。
エッジ群によりブック原稿の端部を検出する方法では、
ブック原稿の読み取り頁内に頁のエッジ群による縞模様
に類似した画像がある場合、ブック原稿端部の検出を誤
る可能性がある。そこで、ブック原稿端部を検出する第
2の方式としては、一対の蛍光灯の両側からの露光照明
による画像と、一方のみの蛍光灯の片側からの露光照明
による画像との比較により、ブック原稿端部の検出精度
を高めるようにする。
【0062】すなわち、この方法では、ブック原稿端部
の検出時において、片方の蛍光灯を消灯または減光し、
ブック原稿端部の頁のエッジ群による縞模様を強調して
読み取る第1のモードと、両蛍光灯により露光照明して
ブック原稿端部の頁のエッジ群による縞模様を強調して
読み取る第の2モードとを切り換え、この第1のモード
と第2のモードとの画像読み取りデータを比較して、両
者の画像読み取りデータに差が生じた場合の読み取りデ
ータをブック原稿端部の検出データとする。一方、第1
のモードと第2のモードとの画像読み取りデータを比較
して、両者の画像読み取りデータの差が少なければ、こ
の読み取りデータは平面上に構成されている画像の読み
取りデータであると判断し、ブック原稿頁内にプリント
された画像の読み取りデータであると認識する。
の検出時において、片方の蛍光灯を消灯または減光し、
ブック原稿端部の頁のエッジ群による縞模様を強調して
読み取る第1のモードと、両蛍光灯により露光照明して
ブック原稿端部の頁のエッジ群による縞模様を強調して
読み取る第の2モードとを切り換え、この第1のモード
と第2のモードとの画像読み取りデータを比較して、両
者の画像読み取りデータに差が生じた場合の読み取りデ
ータをブック原稿端部の検出データとする。一方、第1
のモードと第2のモードとの画像読み取りデータを比較
して、両者の画像読み取りデータの差が少なければ、こ
の読み取りデータは平面上に構成されている画像の読み
取りデータであると判断し、ブック原稿頁内にプリント
された画像の読み取りデータであると認識する。
【0063】具体的には、走査ユニット200右から左
への頁めくり走査の後半で、図3の蛍光灯調光回路の点
灯信号S1,S2とリモート電圧V1,V2を操作し、
蛍光灯の点灯を切り換える。この蛍光灯の点灯切り換え
タイミングは、主走査1ライン毎に行うか、2回走査し
それをメモリして比較してもよい。また、この第2の方
式は、ブック原稿端部の検出結果が疑わしい場合にの
み、その確認のために実施するようにしてもよい。この
ように、この第2の方式によれば、ブック原稿端部の位
置検出の精度をより向上させることができる。
への頁めくり走査の後半で、図3の蛍光灯調光回路の点
灯信号S1,S2とリモート電圧V1,V2を操作し、
蛍光灯の点灯を切り換える。この蛍光灯の点灯切り換え
タイミングは、主走査1ライン毎に行うか、2回走査し
それをメモリして比較してもよい。また、この第2の方
式は、ブック原稿端部の検出結果が疑わしい場合にの
み、その確認のために実施するようにしてもよい。この
ように、この第2の方式によれば、ブック原稿端部の位
置検出の精度をより向上させることができる。
【0064】本装置のブック原稿モードの複写動作タイ
ミングを図16乃至図20に示す。ここで、これらの図
中における数字はブック原稿の読み取り頁ナンバーを示
しており、2頁と3頁、4頁と5頁が原稿の見開き頁を
構成している。また、フレームメモリの104の読出し
信号メモリRの符号R及びLは、それぞれ読出し画像デ
ータの右頁(R)及び左頁(L)を表わしている。更
に、各モードのブック原稿の頁サイズはA4サイズで、
ブック原稿の見開き2頁を走査ユニット200の1回の
走査で連続して読み取り、前記のフレームメモリ104
内にA3サイズ分の読み取りデータを記憶し、各出力モ
ードに応じてこのフレームメモリ104より記憶データ
を読出して感光体に作像して転写紙に記録する。
ミングを図16乃至図20に示す。ここで、これらの図
中における数字はブック原稿の読み取り頁ナンバーを示
しており、2頁と3頁、4頁と5頁が原稿の見開き頁を
構成している。また、フレームメモリの104の読出し
信号メモリRの符号R及びLは、それぞれ読出し画像デ
ータの右頁(R)及び左頁(L)を表わしている。更
に、各モードのブック原稿の頁サイズはA4サイズで、
ブック原稿の見開き2頁を走査ユニット200の1回の
走査で連続して読み取り、前記のフレームメモリ104
内にA3サイズ分の読み取りデータを記憶し、各出力モ
ードに応じてこのフレームメモリ104より記憶データ
を読出して感光体に作像して転写紙に記録する。
【0065】図16は、A3サイズの転写紙に見開き状
態の画像を出力し、ブック原稿に対し1部の複写を行う
1to1複写モードである。図17は、A4サイズの転
写紙に読み取り左右頁の各画像をそれぞれ別々の転写紙
に独立頁毎に出力し、同じくブック原稿に対し1部の複
写を行う1to1複写モードである。図18は、図17
と同様に独立頁出力で、複写設定枚数2枚においてブッ
ク原稿に対し2部の複写を行う2枚複写モードである。
態の画像を出力し、ブック原稿に対し1部の複写を行う
1to1複写モードである。図17は、A4サイズの転
写紙に読み取り左右頁の各画像をそれぞれ別々の転写紙
に独立頁毎に出力し、同じくブック原稿に対し1部の複
写を行う1to1複写モードである。図18は、図17
と同様に独立頁出力で、複写設定枚数2枚においてブッ
ク原稿に対し2部の複写を行う2枚複写モードである。
【0066】図16のブック原稿モード動作タイミング
において、複写開始を指示するプリントキーをオンする
と、走査ユニット200を走査するスキャナモータ10
6が逆転方向へ駆動され、中央部に位置していた走査ユ
ニット200が読み取り開始方向へ移動される。この走
査ユニット200の移動途中で、右側の蛍光灯202を
点灯し、読み取りセンサ(CCD101)を駆動して、
前述のように、見開きブック原稿の左頁端部を走査しな
がらブック原稿端部を検出する。
において、複写開始を指示するプリントキーをオンする
と、走査ユニット200を走査するスキャナモータ10
6が逆転方向へ駆動され、中央部に位置していた走査ユ
ニット200が読み取り開始方向へ移動される。この走
査ユニット200の移動途中で、右側の蛍光灯202を
点灯し、読み取りセンサ(CCD101)を駆動して、
前述のように、見開きブック原稿の左頁端部を走査しな
がらブック原稿端部を検出する。
【0067】そして、走査ユニット200が見開きブッ
ク原稿の左頁端部より約30mm地点の読み取り開始位
置へ移動した時点で、スキャナモータ106を正転方向
へ駆動させ、両方の蛍光灯201,2012を点灯させ
て読み取り走査を開始する。この走査による読み取りデ
ータを、上述のようにして検出した見開きブック原稿の
左頁端部地点から原稿画像として処理し、読み取り副走
査方向の有効画像領域信号SFGATEを発生させる。
ク原稿の左頁端部より約30mm地点の読み取り開始位
置へ移動した時点で、スキャナモータ106を正転方向
へ駆動させ、両方の蛍光灯201,2012を点灯させ
て読み取り走査を開始する。この走査による読み取りデ
ータを、上述のようにして検出した見開きブック原稿の
左頁端部地点から原稿画像として処理し、読み取り副走
査方向の有効画像領域信号SFGATEを発生させる。
【0068】そして、この領域信号によってフレームメ
モリ104のデータ書き込み信号メモリWを操作し、デ
ータ書き込み範囲を制御する。また、スキャナモータ1
06の制御アドレスから、見開きブック原稿綴じ部の中
央地点を認識し、これを、独立頁出力モード時の第2の
画像の基準位置や、見開き出力モード時で読み取り画像
を転写紙の中央に形成する場合等に用いる。次いで、走
査ユニット200が見開きブック原稿の右頁端部に達し
た時点で、前述のように右側の蛍光灯202を消灯して
読み取り、ブック原稿の右頁端部を検出して、次の頁め
くり時の頁吸着位置を算出する。
モリ104のデータ書き込み信号メモリWを操作し、デ
ータ書き込み範囲を制御する。また、スキャナモータ1
06の制御アドレスから、見開きブック原稿綴じ部の中
央地点を認識し、これを、独立頁出力モード時の第2の
画像の基準位置や、見開き出力モード時で読み取り画像
を転写紙の中央に形成する場合等に用いる。次いで、走
査ユニット200が見開きブック原稿の右頁端部に達し
た時点で、前述のように右側の蛍光灯202を消灯して
読み取り、ブック原稿の右頁端部を検出して、次の頁め
くり時の頁吸着位置を算出する。
【0069】上述のようにして読み取り走査をすると復
動の頁めくり走査に入り、画像形成を開始する。これに
より、プリンタ側の副走査方向の有効画像領域信号PF
GATEによってフレームメモリ104のデータ読出し
信号メモリRを操作し、プリンタの動作に同期させなが
らデータを画像出力する。また、この頁めくり時に、見
開きブック原稿の左頁端部を走査しながらブック原稿端
部位置を検出する。以上の工程を繰り返し実行すること
により、ブック原稿の頁を自動でめくりながらブック原
稿の見開き頁の複写を行う。
動の頁めくり走査に入り、画像形成を開始する。これに
より、プリンタ側の副走査方向の有効画像領域信号PF
GATEによってフレームメモリ104のデータ読出し
信号メモリRを操作し、プリンタの動作に同期させなが
らデータを画像出力する。また、この頁めくり時に、見
開きブック原稿の左頁端部を走査しながらブック原稿端
部位置を検出する。以上の工程を繰り返し実行すること
により、ブック原稿の頁を自動でめくりながらブック原
稿の見開き頁の複写を行う。
【0070】図17は、読み取りデータを独立頁毎に出
力する1to1複写モードで、読み取りモード時は図1
6と同様のタイミングで動作し、頁めくり時の画像出力
は、連続して搬送される転写紙に合わせて2つのPFG
ATEによってフレームメモリ104のデータ読出し信
号メモリRを操作し、頁毎のデータを画像出力する。こ
こで、ブック原稿右頁の画像データは、フレームメモリ
104のアドレスカウンタをPFGATEによってマス
クして停止させることにより、左頁の第1の画像に連結
した画像データを第2のPFGATE信号により転写紙
間隔を持って読み出す。
力する1to1複写モードで、読み取りモード時は図1
6と同様のタイミングで動作し、頁めくり時の画像出力
は、連続して搬送される転写紙に合わせて2つのPFG
ATEによってフレームメモリ104のデータ読出し信
号メモリRを操作し、頁毎のデータを画像出力する。こ
こで、ブック原稿右頁の画像データは、フレームメモリ
104のアドレスカウンタをPFGATEによってマス
クして停止させることにより、左頁の第1の画像に連結
した画像データを第2のPFGATE信号により転写紙
間隔を持って読み出す。
【0071】図18は、図17と同様に独立頁の2枚複
写モードで、読み取りモード時は図16と同様のタイミ
ングで動作し、頁めくり時の画像出力は、連続して搬送
される転写紙に合わせて複数のPFGATEによってフ
レームメモリ104のデータ読出し信号メモリRを操作
し、頁毎のデータを複数枚画像出力する。本例では、初
めに読み取り左頁の画像を2枚出力し、次に読み取り右
頁の画像を2枚連続で出力する。ここで、走査ユニット
200は、プリンタ部が画像出力を行っている間に、頁
めくり走査を終了しており、その読み取り走査開始位置
で停止して、次の読み取り走査に備えて待機している。
写モードで、読み取りモード時は図16と同様のタイミ
ングで動作し、頁めくり時の画像出力は、連続して搬送
される転写紙に合わせて複数のPFGATEによってフ
レームメモリ104のデータ読出し信号メモリRを操作
し、頁毎のデータを複数枚画像出力する。本例では、初
めに読み取り左頁の画像を2枚出力し、次に読み取り右
頁の画像を2枚連続で出力する。ここで、走査ユニット
200は、プリンタ部が画像出力を行っている間に、頁
めくり走査を終了しており、その読み取り走査開始位置
で停止して、次の読み取り走査に備えて待機している。
【0072】図19,図20は、ブック原稿両面モード
の動作タイミングで、転写紙両面にブック原稿の頁の表
裏と同様の構成の画像を複写するものである。図19
は、従来からの方式で、読み取り頁順に複写するモード
である。このモードでは、見開きブック原稿の右頁デー
タをフレームメモリ104から読み出して転写紙の表面
に形成し、次いでこの転写紙を反転させ、両面搬送路を
経由させてこの転写紙を両面スタック位置に搬送する。
一方、TPSでは左方向の走査により1回の頁めくりを
行い、次の見開き頁を読み取り、この読み取りデータを
フレームメモリ104に記憶する。そして、両面搬送を
終了した転写紙を再給紙して見開きブック原稿の左頁デ
ータをフレームメモリ104から読み出し、このデータ
を転写紙の裏面に形成して排出する。この図19に示す
従来方式では、転写紙の両面への画像形成のための反転
や搬送パスにより、転写紙の再給紙までに時間がかか
り、その両面複写の生産性を低下させていた。
の動作タイミングで、転写紙両面にブック原稿の頁の表
裏と同様の構成の画像を複写するものである。図19
は、従来からの方式で、読み取り頁順に複写するモード
である。このモードでは、見開きブック原稿の右頁デー
タをフレームメモリ104から読み出して転写紙の表面
に形成し、次いでこの転写紙を反転させ、両面搬送路を
経由させてこの転写紙を両面スタック位置に搬送する。
一方、TPSでは左方向の走査により1回の頁めくりを
行い、次の見開き頁を読み取り、この読み取りデータを
フレームメモリ104に記憶する。そして、両面搬送を
終了した転写紙を再給紙して見開きブック原稿の左頁デ
ータをフレームメモリ104から読み出し、このデータ
を転写紙の裏面に形成して排出する。この図19に示す
従来方式では、転写紙の両面への画像形成のための反転
や搬送パスにより、転写紙の再給紙までに時間がかか
り、その両面複写の生産性を低下させていた。
【0073】図20は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであって、フレームメモリ104を用いて読み取り頁
順とは変えて画像形成することを特徴とする本発明によ
る1to1高速両面モードである。この方式では、第1
に、見開き右側の1頁の画像を第1の転写紙の表面に作
像して両面搬送する。第2に、見開き2,3頁を読み取
りフレーム104に記憶する。第3に、先に3頁の画像
データをフレームメモリ104から読み出し、第2の転
写紙の表面に作像して両面搬送しておく。第4に、両面
スタック位置の第1の転写紙を再給紙し、2頁の画像デ
ータをフレームメモリ104から読み出して、このデー
タを第1の転写紙の裏面に形成して排出する。
のであって、フレームメモリ104を用いて読み取り頁
順とは変えて画像形成することを特徴とする本発明によ
る1to1高速両面モードである。この方式では、第1
に、見開き右側の1頁の画像を第1の転写紙の表面に作
像して両面搬送する。第2に、見開き2,3頁を読み取
りフレーム104に記憶する。第3に、先に3頁の画像
データをフレームメモリ104から読み出し、第2の転
写紙の表面に作像して両面搬送しておく。第4に、両面
スタック位置の第1の転写紙を再給紙し、2頁の画像デ
ータをフレームメモリ104から読み出して、このデー
タを第1の転写紙の裏面に形成して排出する。
【0074】以下、読み取り見開き頁と逆順に順次出力
することにより、ブック原稿の両面複写が高速に行われ
る。すなわち、転写紙両面への画像形成のための反転や
搬送パスによる、転写紙の再給紙までに要する両面搬送
所要時間は、図19と図20とでそれぞれ同じである
が、本実施例の方式では、第1の転写紙の両面搬送期間
中に、次の第2の転写紙への画像形成を実施するように
しているので、転写紙の反転再給紙のための待ち時間を
解消した連続複写ができ、従来の1.5から2倍程度の
複写生産性を得ることができる。
することにより、ブック原稿の両面複写が高速に行われ
る。すなわち、転写紙両面への画像形成のための反転や
搬送パスによる、転写紙の再給紙までに要する両面搬送
所要時間は、図19と図20とでそれぞれ同じである
が、本実施例の方式では、第1の転写紙の両面搬送期間
中に、次の第2の転写紙への画像形成を実施するように
しているので、転写紙の反転再給紙のための待ち時間を
解消した連続複写ができ、従来の1.5から2倍程度の
複写生産性を得ることができる。
【0075】図21に本発明によるTPSの電装ブロッ
ク図を示す。図21において、TPS制御ボード110
は、ワンチップCPU、外部ROM、RAM、I/O、
タイマ、及び、シリアルインターフェースからなり、T
PS全体の制御を行っている。このTPS制御ボード1
10は、シリアルインターフェースにより操作表示制御
部111とプリンタ部112に接続されており、それぞ
れの間でコマンド及びデータのやり取りが行われてい
る。読み取りユニット駆動ドライバ113は、走査ユニ
ット200のスキャナモータ106を正逆転駆動させて
原稿を走査している。
ク図を示す。図21において、TPS制御ボード110
は、ワンチップCPU、外部ROM、RAM、I/O、
タイマ、及び、シリアルインターフェースからなり、T
PS全体の制御を行っている。このTPS制御ボード1
10は、シリアルインターフェースにより操作表示制御
部111とプリンタ部112に接続されており、それぞ
れの間でコマンド及びデータのやり取りが行われてい
る。読み取りユニット駆動ドライバ113は、走査ユニ
ット200のスキャナモータ106を正逆転駆動させて
原稿を走査している。
【0076】この原稿走査に先立って、中央HPセンサ
114と端部HPセンサ115との2つのセンサによ
り、走査ユニット200のホームポジションが検出され
る。ここで、ブック原稿読み取り時は、中央HPセンサ
114の検出位置が走査ユニット200のスタート位置
となっている。図34に示すように、走査ユニット20
0内には、ブック原稿BOの頁を静電吸着によりめくり
込むためのめくりベルト208があり、ブック原稿頁
は、このめくりベルト208上に高圧電源116により
電荷パターンを形成することにより、めくりベルト20
8上に静電吸着される。
114と端部HPセンサ115との2つのセンサによ
り、走査ユニット200のホームポジションが検出され
る。ここで、ブック原稿読み取り時は、中央HPセンサ
114の検出位置が走査ユニット200のスタート位置
となっている。図34に示すように、走査ユニット20
0内には、ブック原稿BOの頁を静電吸着によりめくり
込むためのめくりベルト208があり、ブック原稿頁
は、このめくりベルト208上に高圧電源116により
電荷パターンを形成することにより、めくりベルト20
8上に静電吸着される。
【0077】そして、このめくりベルト208上に静電
吸着された原稿頁のめくり込みは、めくりベルト上下ソ
レノイド117によりめくりベルト208を上方に揺動
させて、吸着された頁端部を走査ユニット200がわに
持ち上げることによって行われる。この時、頁めくりセ
ンサ118によって、原稿頁がめくられたか否かが検知
される。この頁めくり時に、頁めくりセンサ118の検
知が所定のタイミングで行われなかった場合には、その
頁めくり走査が再実行される。
吸着された原稿頁のめくり込みは、めくりベルト上下ソ
レノイド117によりめくりベルト208を上方に揺動
させて、吸着された頁端部を走査ユニット200がわに
持ち上げることによって行われる。この時、頁めくりセ
ンサ118によって、原稿頁がめくられたか否かが検知
される。この頁めくり時に、頁めくりセンサ118の検
知が所定のタイミングで行われなかった場合には、その
頁めくり走査が再実行される。
【0078】ミラー切り換えソレノイド119は、ブッ
ク原稿専用の下読み取りの光路と、シート原稿等の一般
的な上読み取りの光路との切り換えを行うソレノイドで
あって、キープソレノイドを使用することにより、光路
切り換え時のみソレノイドに通電するようになってい
る。
ク原稿専用の下読み取りの光路と、シート原稿等の一般
的な上読み取りの光路との切り換えを行うソレノイドで
あって、キープソレノイドを使用することにより、光路
切り換え時のみソレノイドに通電するようになってい
る。
【0079】原稿照明用の光源としては、前述したよう
に、走査ユニット200の上下の各読み取り部に配設し
た各2灯の蛍光灯201,202、及び203,204
がそれぞれ使用されている。各蛍光灯201,202,
203,204には、光量センサ201a,202a,
203a,204aがそれぞれ取り付けられており、各
蛍光灯の光量は、フィードバックにより蛍光灯ドライバ
を介して、それぞれ一定光量に制御されている。また、
各蛍光灯201,202,203,204には、ヒータ
201f,202f,203f,204fと、サーミス
タ201g,202g,203g,204gとがそれぞ
れ取り付けられており、これらのヒータとサーミスタに
よって各蛍光灯の温度制御が行われている。この電装ブ
ロックでは、4灯の蛍光灯が1つの蛍光灯ドライバ12
0に接続されているが、各蛍光灯の点灯装置は2回路の
みであり、TPS制御ボード110からの切り換え信号
により上下の各蛍光灯の接続を切り換える回路が蛍光灯
ドライバ120の内部に備わっている。
に、走査ユニット200の上下の各読み取り部に配設し
た各2灯の蛍光灯201,202、及び203,204
がそれぞれ使用されている。各蛍光灯201,202,
203,204には、光量センサ201a,202a,
203a,204aがそれぞれ取り付けられており、各
蛍光灯の光量は、フィードバックにより蛍光灯ドライバ
を介して、それぞれ一定光量に制御されている。また、
各蛍光灯201,202,203,204には、ヒータ
201f,202f,203f,204fと、サーミス
タ201g,202g,203g,204gとがそれぞ
れ取り付けられており、これらのヒータとサーミスタに
よって各蛍光灯の温度制御が行われている。この電装ブ
ロックでは、4灯の蛍光灯が1つの蛍光灯ドライバ12
0に接続されているが、各蛍光灯の点灯装置は2回路の
みであり、TPS制御ボード110からの切り換え信号
により上下の各蛍光灯の接続を切り換える回路が蛍光灯
ドライバ120の内部に備わっている。
【0080】原稿画像は、各蛍光灯の照明によりミラー
及びレンズを通り、VPU102に接続されているCC
D101に結像される(詳細は後述)。VPU102
は、CCD101を駆動するクロックを発生し、CCD
101から出力されたアナログの画像信号をA/Dコン
バータによりデジタル値に変換して、フレームメモリ1
04とIPU103を通し画像信号をプリンタ部112
に出力する。ここで、フレームメモリ104は、TPS
の読み取り線速とプリンタ部112のプロセス線速のバ
ッファに使用される。また、IPU103では、画像デ
ータの画像処理が行われる。
及びレンズを通り、VPU102に接続されているCC
D101に結像される(詳細は後述)。VPU102
は、CCD101を駆動するクロックを発生し、CCD
101から出力されたアナログの画像信号をA/Dコン
バータによりデジタル値に変換して、フレームメモリ1
04とIPU103を通し画像信号をプリンタ部112
に出力する。ここで、フレームメモリ104は、TPS
の読み取り線速とプリンタ部112のプロセス線速のバ
ッファに使用される。また、IPU103では、画像デ
ータの画像処理が行われる。
【0081】以下、本発明のTPSにおける原稿台ユニ
ットの構成について説明する。図22乃至図24に示す
実施例の原稿台1は、厚さが2mmの樹脂製の板で形成
されており、その上側の表面には、極薄いゴムなどの摩
擦係数の高い材料が貼り付けてある。この高摩擦係数材
料は、ラミネートやコーティング、及び吹き付けなどに
より、原稿台1の上面に形成してもよい。本実施例にお
ける原稿台1は、その原稿載置面(上面)の大きさがA
4サイズに形成されており、装置本体中心2の左右に、
それぞれ1つずつ配設されている。また、各原稿台1の
下には、スライド板3がそれぞれ固定されている。各ス
ライド板3は、その前後と外側面の3方が下方に曲げら
れた板金で構成されており、それぞれの前後の側面の装
置本体中心2の近傍に、調整スタッド4がそれぞれ固定
されている。各調整スタッド4の端部には、後述するス
ライダのピンが嵌合するための穴があいている。
ットの構成について説明する。図22乃至図24に示す
実施例の原稿台1は、厚さが2mmの樹脂製の板で形成
されており、その上側の表面には、極薄いゴムなどの摩
擦係数の高い材料が貼り付けてある。この高摩擦係数材
料は、ラミネートやコーティング、及び吹き付けなどに
より、原稿台1の上面に形成してもよい。本実施例にお
ける原稿台1は、その原稿載置面(上面)の大きさがA
4サイズに形成されており、装置本体中心2の左右に、
それぞれ1つずつ配設されている。また、各原稿台1の
下には、スライド板3がそれぞれ固定されている。各ス
ライド板3は、その前後と外側面の3方が下方に曲げら
れた板金で構成されており、それぞれの前後の側面の装
置本体中心2の近傍に、調整スタッド4がそれぞれ固定
されている。各調整スタッド4の端部には、後述するス
ライダのピンが嵌合するための穴があいている。
【0082】一方、スライド板3の下面は、上下台5の
摩擦係数の低い上面と接している。ここで、上下台5の
上面は、テフロンなどの樹脂のリブが形成されていて、
スライド板3とスムーズに左右に相対移動できる。ま
た、スライド板3と上下台5は、後述するサイズストッ
パ27により相対的に固定される。上下台5の下側に
は、左右方向の長穴のあいたアングル7a,7bが前後
左右4ヵ所に付いている。この原稿台ユニットのベース
6には、固定回転軸を持つ他のアングル8、左右方向の
長穴のあいた更に他のアングル9がそれぞれ固定されて
いる。ここで、アングル8とアングル7bにはリンク板
10が、アングル9とアングル7aにはリンクアーム1
1が、それぞれ回転自在に軸支されており、且つ、アン
グル7a,7a,9に対しては、リンク板10及びリン
クアーム11が、それぞれ左右方向にスムーズにスライ
ドできるようになっている。
摩擦係数の低い上面と接している。ここで、上下台5の
上面は、テフロンなどの樹脂のリブが形成されていて、
スライド板3とスムーズに左右に相対移動できる。ま
た、スライド板3と上下台5は、後述するサイズストッ
パ27により相対的に固定される。上下台5の下側に
は、左右方向の長穴のあいたアングル7a,7bが前後
左右4ヵ所に付いている。この原稿台ユニットのベース
6には、固定回転軸を持つ他のアングル8、左右方向の
長穴のあいた更に他のアングル9がそれぞれ固定されて
いる。ここで、アングル8とアングル7bにはリンク板
10が、アングル9とアングル7aにはリンクアーム1
1が、それぞれ回転自在に軸支されており、且つ、アン
グル7a,7a,9に対しては、リンク板10及びリン
クアーム11が、それぞれ左右方向にスムーズにスライ
ドできるようになっている。
【0083】更に、原稿台ユニットの全面から見て、前
後に各2個あるアーム板10とリンクアーム11は、X
字状の交差部分でスタッド12により互いに回転自在に
軸支されている。また、このスタッド12をねじり中心
として、ねじりバネ13がリンク板10とリンクアーム
11との間に掛けられており、このねじりバネ13によ
り、図22において、上下台5を常時上方に押し上げる
力が働いている。この上昇力による上下台5の上昇は、
後述するように上下動の規制されている走査ユニット2
00に、原稿台ユニット上にセットされたブック原稿の
原稿面が当接することによって規制される。これによ
り、スキャナユニット30に対する加圧力が、ブック原
稿の厚さの違いに係わらず略一定に維持される。
後に各2個あるアーム板10とリンクアーム11は、X
字状の交差部分でスタッド12により互いに回転自在に
軸支されている。また、このスタッド12をねじり中心
として、ねじりバネ13がリンク板10とリンクアーム
11との間に掛けられており、このねじりバネ13によ
り、図22において、上下台5を常時上方に押し上げる
力が働いている。この上昇力による上下台5の上昇は、
後述するように上下動の規制されている走査ユニット2
00に、原稿台ユニット上にセットされたブック原稿の
原稿面が当接することによって規制される。これによ
り、スキャナユニット30に対する加圧力が、ブック原
稿の厚さの違いに係わらず略一定に維持される。
【0084】また、左右2つの上下台5の装置本体中心
2がわの端部は、背支持板14により互いに連結されて
いる。この背支持板14は、ゴムなどの弾性変形する材
質で構成されていて、この背支持板14上にブック原稿
BOの背表紙がセットされる。また、背支持板14は、
後述する引っ張りスプリング17の作用により左右方向
に常に張力を掛けられている。すなわち、上下台5には
フック15が設けられており、このフック15とリンク
板10のアングル16とが引っ張りスプリング17で繋
がれることにより、左右一対の上下台5が互いに離間す
る方向に引っ張られている。これにより、背支持板14
に対して常時張力がかけられ、弛むことなくブック原稿
の背表紙が支持される。
2がわの端部は、背支持板14により互いに連結されて
いる。この背支持板14は、ゴムなどの弾性変形する材
質で構成されていて、この背支持板14上にブック原稿
BOの背表紙がセットされる。また、背支持板14は、
後述する引っ張りスプリング17の作用により左右方向
に常に張力を掛けられている。すなわち、上下台5には
フック15が設けられており、このフック15とリンク
板10のアングル16とが引っ張りスプリング17で繋
がれることにより、左右一対の上下台5が互いに離間す
る方向に引っ張られている。これにより、背支持板14
に対して常時張力がかけられ、弛むことなくブック原稿
の背表紙が支持される。
【0085】ベース6の両サイドには、板金製の側板1
8が固定されており、各側板18には、後述するスキャ
ナユニット30の開閉ロック爪32が掛る固定ピン19
が付いている。また、一方の側板18には、スキャナユ
ニット30が閉じた時にこれを上方に押し上げておくた
めの板バネ21と、スキャナユニット30が閉じた状態
を検知するための開閉ロックセンサ20が取付けられて
いる。
8が固定されており、各側板18には、後述するスキャ
ナユニット30の開閉ロック爪32が掛る固定ピン19
が付いている。また、一方の側板18には、スキャナユ
ニット30が閉じた時にこれを上方に押し上げておくた
めの板バネ21と、スキャナユニット30が閉じた状態
を検知するための開閉ロックセンサ20が取付けられて
いる。
【0086】次に、サイズストッパ27について説明す
る。このサイズストッパ27は、載置されるブック原稿
の厚さに応じて、左右の原稿台1の間隔を調整し、スラ
イド板3(原稿台1)と上下台5を相対的に固定し、原
稿台1と上下台5とが互いに一体となって動くようにす
るための装置である。図25及び図26に、この装置の
概略構成図を示す。図23に示すように、上下台5の下
側に一対のアングル22が所定の間隔をおいて取付けら
れている。これらのアングル22には、図25に示すよ
うに、ロッド23が横架されて固定されている。このロ
ッド23には、摺動体24が自身の貫通孔を通して、ロ
ッド23の長手方向にスムーズにスライドできるように
装着されている。この摺動体24には、ロッド23と直
交するように短軸26が植設されており、この短軸26
にはストッパ25が回転自在に支持されている。ここ
で、ストッパ25は、その一方の端部に穿たれた係止穴
25aがロッド23に緩く嵌合し、他端部が指で掴める
ように延出されている。
る。このサイズストッパ27は、載置されるブック原稿
の厚さに応じて、左右の原稿台1の間隔を調整し、スラ
イド板3(原稿台1)と上下台5を相対的に固定し、原
稿台1と上下台5とが互いに一体となって動くようにす
るための装置である。図25及び図26に、この装置の
概略構成図を示す。図23に示すように、上下台5の下
側に一対のアングル22が所定の間隔をおいて取付けら
れている。これらのアングル22には、図25に示すよ
うに、ロッド23が横架されて固定されている。このロ
ッド23には、摺動体24が自身の貫通孔を通して、ロ
ッド23の長手方向にスムーズにスライドできるように
装着されている。この摺動体24には、ロッド23と直
交するように短軸26が植設されており、この短軸26
にはストッパ25が回転自在に支持されている。ここ
で、ストッパ25は、その一方の端部に穿たれた係止穴
25aがロッド23に緩く嵌合し、他端部が指で掴める
ように延出されている。
【0087】摺動体24は、ロッド23に対してストッ
パ25が傾くことにより、ロッド23とストッパ25の
係止穴25aとが噛み合うことによって、ロッド23の
任意の位置に固定される。すなわち、摺動体24は、通
常はストッパ25が係止スプリング28によって傾き、
ロッド23とストッパ25とが一体化されることにより
ロッド23に固定されているが、図26において係止ス
プリング28の弾力に抗する方向に、オペレータがスト
ッパ25の延出端部を指で回転させることにより、ロッ
ド23とストッパ25の係止穴25aとの噛み合いが外
れて、このストッパ25と共にロッド23に沿って移動
できる。また、この摺動体24はスライド板3に固定さ
れている(図示せず)。従って、上述のようにして、こ
の摺動体24をロッド23の所定位置に固定することに
よって、この摺動体24及びロッド23を介して、スラ
イド板3(原稿台1)と上下台5とを、相対的に任意の
位置で固定できる。
パ25が傾くことにより、ロッド23とストッパ25の
係止穴25aとが噛み合うことによって、ロッド23の
任意の位置に固定される。すなわち、摺動体24は、通
常はストッパ25が係止スプリング28によって傾き、
ロッド23とストッパ25とが一体化されることにより
ロッド23に固定されているが、図26において係止ス
プリング28の弾力に抗する方向に、オペレータがスト
ッパ25の延出端部を指で回転させることにより、ロッ
ド23とストッパ25の係止穴25aとの噛み合いが外
れて、このストッパ25と共にロッド23に沿って移動
できる。また、この摺動体24はスライド板3に固定さ
れている(図示せず)。従って、上述のようにして、こ
の摺動体24をロッド23の所定位置に固定することに
よって、この摺動体24及びロッド23を介して、スラ
イド板3(原稿台1)と上下台5とを、相対的に任意の
位置で固定できる。
【0088】次に、原稿台ユニットの開閉ロック機構に
ついて説明する。この開閉ロック機構の概略構成図を図
27及び図28に示す。本実施例のTPSは、図27及
び図28に示すように、原稿台ユニット35の上にスキ
ャナユニット30が乗った構成になっている。これらの
両ユニット30,35は、TPSの後側に配設されたヒ
ンジ36によって互いに連結されており、TPSの前側
が開放されるシェル型開閉構造になっている。このTP
Sにおける原稿台ユニットの開閉ロック機構は、両ユニ
ット30,35の前方部分に配設されている。
ついて説明する。この開閉ロック機構の概略構成図を図
27及び図28に示す。本実施例のTPSは、図27及
び図28に示すように、原稿台ユニット35の上にスキ
ャナユニット30が乗った構成になっている。これらの
両ユニット30,35は、TPSの後側に配設されたヒ
ンジ36によって互いに連結されており、TPSの前側
が開放されるシェル型開閉構造になっている。このTP
Sにおける原稿台ユニットの開閉ロック機構は、両ユニ
ット30,35の前方部分に配設されている。
【0089】前述したように、側板18には、固定ピン
19が付いている。また、図27に示すように、スキャ
ナユニット30側には、左右側板に亘ってシャフト31
が回転自在に軸支されており、このシャフト31の両端
に固定された開閉ロック爪32が、このシャフト31の
回転に合わせて回動するようになっている。また、シャ
フト31の中央付近には、開閉レバー33が固定されて
おり、この開閉レバー33を回動させることにより、シ
ャフト31を介して、原稿台ユニット35側の固定ピン
19に対して各開閉ロック爪32を係脱させるようにな
っている。この開閉レバー33にはスプリング34が掛
っており、このスプリング34は、平生、開閉ロック爪
32が固定ピン19に係合(ロック)する方向に開閉レ
バー33を付勢している。
19が付いている。また、図27に示すように、スキャ
ナユニット30側には、左右側板に亘ってシャフト31
が回転自在に軸支されており、このシャフト31の両端
に固定された開閉ロック爪32が、このシャフト31の
回転に合わせて回動するようになっている。また、シャ
フト31の中央付近には、開閉レバー33が固定されて
おり、この開閉レバー33を回動させることにより、シ
ャフト31を介して、原稿台ユニット35側の固定ピン
19に対して各開閉ロック爪32を係脱させるようにな
っている。この開閉レバー33にはスプリング34が掛
っており、このスプリング34は、平生、開閉ロック爪
32が固定ピン19に係合(ロック)する方向に開閉レ
バー33を付勢している。
【0090】これにより、スキャナユニット30は、図
27に示すように閉じた状態で、開閉ロック爪32が固
定ピン19に係合して、原稿台ユニット35に対してロ
ックされる。また、この閉鎖状態において、スプリング
34の付勢力に抗して開閉レバー33を持ち上げること
により、シャフト31が回転して原稿台ユニット35側
の固定ピン19から各開閉ロック爪32が離脱され、図
28に示すように、スキャナユニット30がヒンジ36
を回転中心として上方に開いて、原稿台ユニット35の
上部(原稿台1)が開放される。
27に示すように閉じた状態で、開閉ロック爪32が固
定ピン19に係合して、原稿台ユニット35に対してロ
ックされる。また、この閉鎖状態において、スプリング
34の付勢力に抗して開閉レバー33を持ち上げること
により、シャフト31が回転して原稿台ユニット35側
の固定ピン19から各開閉ロック爪32が離脱され、図
28に示すように、スキャナユニット30がヒンジ36
を回転中心として上方に開いて、原稿台ユニット35の
上部(原稿台1)が開放される。
【0091】次に、本実施例の原稿台加圧固定切り換え
装置、及び、原稿台待避装置について説明する。前述し
たように、リンク板10とリンクアーム11とによって
上下方向に移動可能に構成されている原稿台1には、ね
じりバネ13により常に上昇しようとする力が付勢され
ている。これにより、原稿台ユニット35に対してスキ
ャナユニット30が閉じられた状態では、この原稿台1
の上昇習性により、原稿台1上に見開かれて載置された
ブック原稿BOの原稿面を、スキャナユニット30の下
部に押し付けるように常に上方に加圧している。
装置、及び、原稿台待避装置について説明する。前述し
たように、リンク板10とリンクアーム11とによって
上下方向に移動可能に構成されている原稿台1には、ね
じりバネ13により常に上昇しようとする力が付勢され
ている。これにより、原稿台ユニット35に対してスキ
ャナユニット30が閉じられた状態では、この原稿台1
の上昇習性により、原稿台1上に見開かれて載置された
ブック原稿BOの原稿面を、スキャナユニット30の下
部に押し付けるように常に上方に加圧している。
【0092】このブック原稿BOの原稿面の押圧力は、
通常、スキャナユニット30内の走査ユニット200が
受けているが、この走査ユニット200が原稿台1上の
ブック原稿から外れた位置に移動した状態では、原稿台
1の上昇習性によって、原稿台1及びブック原稿BOが
スキャナユニット30内に食い込んで、走査ユニット2
00のスムーズな移動が阻害されてしまう。従って、本
実施例では、原稿台1が適切な位置まで上昇した状態
で、この原稿台1を固定して、原稿台1の上昇習性によ
る原稿台1及びブック原稿BOのスキャナユニット30
内への余分な食い込みを阻止する必要がある。また、後
述するように走査ユニット200内の走査光路を切り換
えて、スキャナユニット30の上部に配置されたコンタ
クトガラス206上の原稿を読み取るときには、走査ユ
ニット200の下部と原稿台1の上面とが接触しないよ
うに、原稿台ユニット35の下方に原稿台1を待避させ
ておく必要がある。
通常、スキャナユニット30内の走査ユニット200が
受けているが、この走査ユニット200が原稿台1上の
ブック原稿から外れた位置に移動した状態では、原稿台
1の上昇習性によって、原稿台1及びブック原稿BOが
スキャナユニット30内に食い込んで、走査ユニット2
00のスムーズな移動が阻害されてしまう。従って、本
実施例では、原稿台1が適切な位置まで上昇した状態
で、この原稿台1を固定して、原稿台1の上昇習性によ
る原稿台1及びブック原稿BOのスキャナユニット30
内への余分な食い込みを阻止する必要がある。また、後
述するように走査ユニット200内の走査光路を切り換
えて、スキャナユニット30の上部に配置されたコンタ
クトガラス206上の原稿を読み取るときには、走査ユ
ニット200の下部と原稿台1の上面とが接触しないよ
うに、原稿台ユニット35の下方に原稿台1を待避させ
ておく必要がある。
【0093】原稿台加圧固定切り換え装置、及び、原稿
台待避装置は、これらの課題を解消するための装置であ
り、これらの両装置を1つの機構で兼用させる仕組の構
成例を図29乃至図34に示す。この機構の構成部品の
1つである制御ワイヤ40には、図29に示すように、
その一端にフック41が、また、その他端に他のフック
42が、更に、その略中央部付近に球状の止め玉45が
それぞれ固定されている。フック41は、リンク板10
の外側端部(原稿台1の上昇下降によって上下する側)
に固定されている。このフック41から延びた制御ワイ
ヤ40は、プーリ46,プーリ47を介して方向を変換
し、制御プーリ48に巻き付けられている。
台待避装置は、これらの課題を解消するための装置であ
り、これらの両装置を1つの機構で兼用させる仕組の構
成例を図29乃至図34に示す。この機構の構成部品の
1つである制御ワイヤ40には、図29に示すように、
その一端にフック41が、また、その他端に他のフック
42が、更に、その略中央部付近に球状の止め玉45が
それぞれ固定されている。フック41は、リンク板10
の外側端部(原稿台1の上昇下降によって上下する側)
に固定されている。このフック41から延びた制御ワイ
ヤ40は、プーリ46,プーリ47を介して方向を変換
し、制御プーリ48に巻き付けられている。
【0094】ここで、制御ワイヤ40は、図30及び図
31に示すように、制御プーリ48の溝50に導かれ
て、その中央部付近に固定された止め玉45が制御プー
リ48の止め穴49にはめ込まれている。これにより、
この制御ワイヤ40の動きが、制御プーリ48の回転運
動に確実に変換される。この制御プーリ48に巻かれて
延出した制御ワイヤ40は、その一方の端部のフック4
2に掛けられた張架バネ43の一端によって常に引っ張
られている。この張架バネ43の他端は、原稿台ユニッ
ト35のベース6に固定されたフック44に掛けられて
いる。
31に示すように、制御プーリ48の溝50に導かれ
て、その中央部付近に固定された止め玉45が制御プー
リ48の止め穴49にはめ込まれている。これにより、
この制御ワイヤ40の動きが、制御プーリ48の回転運
動に確実に変換される。この制御プーリ48に巻かれて
延出した制御ワイヤ40は、その一方の端部のフック4
2に掛けられた張架バネ43の一端によって常に引っ張
られている。この張架バネ43の他端は、原稿台ユニッ
ト35のベース6に固定されたフック44に掛けられて
いる。
【0095】制御プーリ48は、図30に示すように、
ワンウエイクラッチ51を介してシャフト54に支持さ
れている。このシャフト54は、一対の側板55に支持
された滑り軸受52に、その両端がEリング53で抜け
止めされることによって、滑り軸受52を介して側板5
5に対して回転自在に支持されている。これにより、制
御プーリ48は、シャフト54に対して図31の矢印a
方向には自由に回転できるが、この矢印aと反対の方向
には、ワンウエイクラッチ51の作用によって、シャフ
ト54と相対回転することができず、このシャフト54
と一体となって回転する。従って、後述する機構によっ
てシャフト54が固定されると、制御プーリ48は、図
29において矢印a方向、すなわち、原稿台1が下降す
る際の回転方向にのみ回転可能な状態になる。
ワンウエイクラッチ51を介してシャフト54に支持さ
れている。このシャフト54は、一対の側板55に支持
された滑り軸受52に、その両端がEリング53で抜け
止めされることによって、滑り軸受52を介して側板5
5に対して回転自在に支持されている。これにより、制
御プーリ48は、シャフト54に対して図31の矢印a
方向には自由に回転できるが、この矢印aと反対の方向
には、ワンウエイクラッチ51の作用によって、シャフ
ト54と相対回転することができず、このシャフト54
と一体となって回転する。従って、後述する機構によっ
てシャフト54が固定されると、制御プーリ48は、図
29において矢印a方向、すなわち、原稿台1が下降す
る際の回転方向にのみ回転可能な状態になる。
【0096】次に、この原稿台加圧固定切り換え装置に
よる原稿台1の下降・固定動作について説明する。図2
9乃至図31において、シャフト54が固定された状態
にあるとき、何らかの外力、例えば、ブック原稿BOの
自重やめくられた頁による加圧などによって、原稿台1
が押し下げられると、この原稿台1がわに固定されてい
る制御ワイヤ40のフック41がわの端部が弛む。これ
と同時に制御プーリ48が、張架バネ43に引っ張られ
て、この制御ワイヤ40のフック41がわの弛みを吸収
しながら矢印a方向に回転し、制御ワイヤ40が初期の
張力を維持してフック44がわに移動する。
よる原稿台1の下降・固定動作について説明する。図2
9乃至図31において、シャフト54が固定された状態
にあるとき、何らかの外力、例えば、ブック原稿BOの
自重やめくられた頁による加圧などによって、原稿台1
が押し下げられると、この原稿台1がわに固定されてい
る制御ワイヤ40のフック41がわの端部が弛む。これ
と同時に制御プーリ48が、張架バネ43に引っ張られ
て、この制御ワイヤ40のフック41がわの弛みを吸収
しながら矢印a方向に回転し、制御ワイヤ40が初期の
張力を維持してフック44がわに移動する。
【0097】このとき、制御プーリ48は、ワンウエイ
クラッチ51の作用によって、矢印aと反対の方向に回
転することができないので、原稿台1の上昇力が原稿台
1に対する押下力を上回っていても、この原稿台1の上
昇力によって制御プーリ48が矢印aと反対の方向に回
転されることはなく、この制御プーリ48は矢印a方向
に回転した位置を維持して停止される。また、この制御
プーリ48の停止に伴って、制御ワイヤ40の移動も停
止され、これによって、原稿台1は、外力により押し下
げられた位置まで下降して停止する。
クラッチ51の作用によって、矢印aと反対の方向に回
転することができないので、原稿台1の上昇力が原稿台
1に対する押下力を上回っていても、この原稿台1の上
昇力によって制御プーリ48が矢印aと反対の方向に回
転されることはなく、この制御プーリ48は矢印a方向
に回転した位置を維持して停止される。また、この制御
プーリ48の停止に伴って、制御ワイヤ40の移動も停
止され、これによって、原稿台1は、外力により押し下
げられた位置まで下降して停止する。
【0098】ここで、シャフト54の固定は、以下に述
べる原稿台昇降機構によって行われる。すなわち、シャ
フト54には、図32に示すように、ギヤ56がシャフ
ト54と一体となって回転するように固定されている。
また、このギヤ56は、図33に示すように、側板55
に固定されたスタッド59に回転自在に支持されている
他のギヤ57に噛み合っており、その回転がギヤ57に
伝達されるように構成されている。更に、ギヤ57はウ
ォームホイール58と一体成形されており、このウォー
ムホイール58には、原稿台昇降モータ61の出力軸に
固定されたウォームギヤ60が噛み合うように構成され
ている。この構成により、原稿台昇降モータ61が停止
しているときには、ウォームギヤ60とウォームホイー
ル58との噛み合いによって、ウォームホイール58が
回転できず、このウォームホイール58と一体のギヤ5
7に噛み合っているギヤ56を介して連結されたシャフ
ト54が固定状態となる。
べる原稿台昇降機構によって行われる。すなわち、シャ
フト54には、図32に示すように、ギヤ56がシャフ
ト54と一体となって回転するように固定されている。
また、このギヤ56は、図33に示すように、側板55
に固定されたスタッド59に回転自在に支持されている
他のギヤ57に噛み合っており、その回転がギヤ57に
伝達されるように構成されている。更に、ギヤ57はウ
ォームホイール58と一体成形されており、このウォー
ムホイール58には、原稿台昇降モータ61の出力軸に
固定されたウォームギヤ60が噛み合うように構成され
ている。この構成により、原稿台昇降モータ61が停止
しているときには、ウォームギヤ60とウォームホイー
ル58との噛み合いによって、ウォームホイール58が
回転できず、このウォームホイール58と一体のギヤ5
7に噛み合っているギヤ56を介して連結されたシャフ
ト54が固定状態となる。
【0099】次に、原稿台1の原稿台ユニット35の下
方への待避動作について説明する。図32乃至図34に
おいて、ギヤ56が矢印b方向に回転するように原稿台
昇降モータ61を駆動すると、ワンウエイクラッチ51
により制御プーリ48とシャフト54とが一体となって
回転し、この制御プーリ48が図29において矢印a方
向に回転して、制御ワイヤ40がフック44がわに移動
する。この制御ワイヤ40の移動により、図34におい
て、左右の各原稿台1が下降し、各原稿台1の上面(本
実施例ではブック原稿BOの原稿面)が、走査ユニット
200から離間した、原稿台ユニット35の下方位置に
待避される。この待避動作は、装置本体の電源オン時や
読み取り走査を行わない待機時、及び、スキャナユニッ
ト30の上部に配置されたコンタクトガラス206上の
原稿の読み取り時に実行される。
方への待避動作について説明する。図32乃至図34に
おいて、ギヤ56が矢印b方向に回転するように原稿台
昇降モータ61を駆動すると、ワンウエイクラッチ51
により制御プーリ48とシャフト54とが一体となって
回転し、この制御プーリ48が図29において矢印a方
向に回転して、制御ワイヤ40がフック44がわに移動
する。この制御ワイヤ40の移動により、図34におい
て、左右の各原稿台1が下降し、各原稿台1の上面(本
実施例ではブック原稿BOの原稿面)が、走査ユニット
200から離間した、原稿台ユニット35の下方位置に
待避される。この待避動作は、装置本体の電源オン時や
読み取り走査を行わない待機時、及び、スキャナユニッ
ト30の上部に配置されたコンタクトガラス206上の
原稿の読み取り時に実行される。
【0100】次に、原稿台1の原稿台ユニット35の上
方への加圧動作について説明する。上述の待避動作時と
は逆に、図32乃至図34において、ギヤ56が矢印c
方向に回転するように原稿台昇降モータ61を駆動する
と、シャフト54が図29における矢印a方向と反対の
方向に回転し、ワンウエイクラッチ51の作用によって
制御プーリ48がシャフト54に対してフリー回転可能
な状態になる。ここで、本実施例では、原稿台1を上方
に押し上げているねじりバネ13の力が、制御ワイヤ4
0を下方に引っ張っている力よりも強く設定されてい
る。従って、このように制御プーリ48が矢印a方向と
反対の方向にフリー回転できる状態では、原稿台1を上
方に押し上げようとするねじりバネ13の力によって、
制御ワイヤ40がフック41がわに移動する。
方への加圧動作について説明する。上述の待避動作時と
は逆に、図32乃至図34において、ギヤ56が矢印c
方向に回転するように原稿台昇降モータ61を駆動する
と、シャフト54が図29における矢印a方向と反対の
方向に回転し、ワンウエイクラッチ51の作用によって
制御プーリ48がシャフト54に対してフリー回転可能
な状態になる。ここで、本実施例では、原稿台1を上方
に押し上げているねじりバネ13の力が、制御ワイヤ4
0を下方に引っ張っている力よりも強く設定されてい
る。従って、このように制御プーリ48が矢印a方向と
反対の方向にフリー回転できる状態では、原稿台1を上
方に押し上げようとするねじりバネ13の力によって、
制御ワイヤ40がフック41がわに移動する。
【0101】この制御ワイヤ40の移動により、図34
において、左右の各原稿台1が上昇し、各原稿台1の上
面に見開いて載置されたブック原稿BOの原稿面が、走
査ユニット200に加圧される。このように左右の各原
稿台1が上昇して、各原稿台1上の原稿面が走査ユニッ
ト200に圧接した状態で、原稿台昇降モータ61を駆
動し続けると、ワンウエイクラッチ51の作用によって
制御プーリ48に対してシャフト54がフリー回転可能
な状態になって、原稿面の走査ユニット200への圧接
状態が持続される。この加圧動作は、後述するように、
原稿台1の上に走査ユニット200がある時だけ実行さ
れる。
において、左右の各原稿台1が上昇し、各原稿台1の上
面に見開いて載置されたブック原稿BOの原稿面が、走
査ユニット200に加圧される。このように左右の各原
稿台1が上昇して、各原稿台1上の原稿面が走査ユニッ
ト200に圧接した状態で、原稿台昇降モータ61を駆
動し続けると、ワンウエイクラッチ51の作用によって
制御プーリ48に対してシャフト54がフリー回転可能
な状態になって、原稿面の走査ユニット200への圧接
状態が持続される。この加圧動作は、後述するように、
原稿台1の上に走査ユニット200がある時だけ実行さ
れる。
【0102】この原稿台加圧固定切り換え装置、及び、
原稿台待避装置は、図34に示すように、左右一対の原
稿台1に対してそれぞれ1組ずつ配設されており、走査
ユニット200の移動位置に応じて、それぞれ独立して
制御される。すなわち、この原稿台加圧固定切り換え装
置、及び、原稿台待避装置の駆動源となる左右1組の原
稿台昇降モータ61は、図21に示すように、TPS制
御ボード110により、各原稿台昇降モータドライバ1
21を介して、それぞれ独立して制御される。
原稿台待避装置は、図34に示すように、左右一対の原
稿台1に対してそれぞれ1組ずつ配設されており、走査
ユニット200の移動位置に応じて、それぞれ独立して
制御される。すなわち、この原稿台加圧固定切り換え装
置、及び、原稿台待避装置の駆動源となる左右1組の原
稿台昇降モータ61は、図21に示すように、TPS制
御ボード110により、各原稿台昇降モータドライバ1
21を介して、それぞれ独立して制御される。
【0103】上述した待避動作モード時における原稿台
1の下方への待避動作図を図35に、タイミングチャー
トを図36に示す。この待避動作モードでは、図36に
示すように、走査ユニット200の移動開始に先立っ
て、左右の原稿台昇降モータ61をそれぞれ所定の回転
数だけ逆転させて、図35に示すように、左右の原稿台
1を下方へ下げる。その後、スキャナモータ106を駆
動し、走査ユニット200を所定の方向に移動させて走
査を行う。ここで必要であれば、この走査を何度も繰り
返す。そして、この待避動作モード終了時に、左右の原
稿台昇降モータ61を所定の回数だけ正転させて、左右
の原稿台1を元の位置に戻す。
1の下方への待避動作図を図35に、タイミングチャー
トを図36に示す。この待避動作モードでは、図36に
示すように、走査ユニット200の移動開始に先立っ
て、左右の原稿台昇降モータ61をそれぞれ所定の回転
数だけ逆転させて、図35に示すように、左右の原稿台
1を下方へ下げる。その後、スキャナモータ106を駆
動し、走査ユニット200を所定の方向に移動させて走
査を行う。ここで必要であれば、この走査を何度も繰り
返す。そして、この待避動作モード終了時に、左右の原
稿台昇降モータ61を所定の回数だけ正転させて、左右
の原稿台1を元の位置に戻す。
【0104】次に、原稿台1の加圧・固定モードについ
て説明する。このTPSにブック原稿BOをセットする
ときは、図37に示すように、ブック原稿BOの背表紙
を背支持板14に当てて、図25に示したサイズストッ
パ27を外してスライド板3をブック原稿BOの厚さに
合わせて移動させる。このスライド板3の移動によりブ
ック原稿BOの背表紙を左右の原稿台1の内側の端部で
挾み付け、この状態でそれぞれのスライド板3をサイズ
ストッパ27で固定した後、ブック原稿BOの読み取り
開始頁を開き、この見開きブック原稿を左右の原稿台1
上にセットしてスキャナユニット30を閉じる。これに
より、図27に示したように、開閉ロック爪32が固定
ピン19に係合して、原稿台ユニット35に対してスキ
ャナユニット30が閉じた状態でロックされる。この
時、開閉ロックセンサ20によってスキャナユニット3
0が閉じられたことが検知される。
て説明する。このTPSにブック原稿BOをセットする
ときは、図37に示すように、ブック原稿BOの背表紙
を背支持板14に当てて、図25に示したサイズストッ
パ27を外してスライド板3をブック原稿BOの厚さに
合わせて移動させる。このスライド板3の移動によりブ
ック原稿BOの背表紙を左右の原稿台1の内側の端部で
挾み付け、この状態でそれぞれのスライド板3をサイズ
ストッパ27で固定した後、ブック原稿BOの読み取り
開始頁を開き、この見開きブック原稿を左右の原稿台1
上にセットしてスキャナユニット30を閉じる。これに
より、図27に示したように、開閉ロック爪32が固定
ピン19に係合して、原稿台ユニット35に対してスキ
ャナユニット30が閉じた状態でロックされる。この
時、開閉ロックセンサ20によってスキャナユニット3
0が閉じられたことが検知される。
【0105】ところで、このTPSの動作終了時には、
走査ユニット200が、図39に示す中央ホームポジシ
ョン(セットされたブック原稿BOの中心ポイント)に
戻る。従って、このTPSにブック原稿BOをセットす
る時も、その走査ユニット200が中央ホームポジショ
ンに位置している。これにより、ブック原稿BOがTP
Sの中央を基準としてセットされるので、そのスキャナ
ユニット30を閉じたときに、どんな大きさのブック原
稿でも確実に押えることができ、そのブック原稿のセッ
ト性が向上される。また、このように中央基準としてブ
ック原稿をセットすることにより、ブック原稿の読み取
り頁めくりを原稿台1上で行うときの制御タイミング
(読み取り開始;読み取り終了タイミング、頁めくり開
始タイミング等)を比較的取り易くなる。更に、このよ
うに中央基準としてブック原稿をセットすることによ
り、ブック原稿のエッジ検出を行い易くなることもその
利点としてあげられる。
走査ユニット200が、図39に示す中央ホームポジシ
ョン(セットされたブック原稿BOの中心ポイント)に
戻る。従って、このTPSにブック原稿BOをセットす
る時も、その走査ユニット200が中央ホームポジショ
ンに位置している。これにより、ブック原稿BOがTP
Sの中央を基準としてセットされるので、そのスキャナ
ユニット30を閉じたときに、どんな大きさのブック原
稿でも確実に押えることができ、そのブック原稿のセッ
ト性が向上される。また、このように中央基準としてブ
ック原稿をセットすることにより、ブック原稿の読み取
り頁めくりを原稿台1上で行うときの制御タイミング
(読み取り開始;読み取り終了タイミング、頁めくり開
始タイミング等)を比較的取り易くなる。更に、このよ
うに中央基準としてブック原稿をセットすることによ
り、ブック原稿のエッジ検出を行い易くなることもその
利点としてあげられる。
【0106】一方、スキャナユニット30のコンタクト
ガラス206上にセットした原稿を読み取る時は、図3
4に示すように、このコンタクトガラス206の左側に
配置されたスケール207の右端部を原稿の基準セット
位置とする端面基準となる。このように、この場合に
は、その基準セット位置がブック原稿の読み取り開始位
置と異なり、その構成が最小サイズになるようにしてあ
る。すなわち、このように原稿の基準セット位置を端面
基準とすることにより、コンタクトガラス206上にセ
ットされた原稿の読み取り開始ポイントが常に一定とな
り、その制御が簡単となる。
ガラス206上にセットした原稿を読み取る時は、図3
4に示すように、このコンタクトガラス206の左側に
配置されたスケール207の右端部を原稿の基準セット
位置とする端面基準となる。このように、この場合に
は、その基準セット位置がブック原稿の読み取り開始位
置と異なり、その構成が最小サイズになるようにしてあ
る。すなわち、このように原稿の基準セット位置を端面
基準とすることにより、コンタクトガラス206上にセ
ットされた原稿の読み取り開始ポイントが常に一定とな
り、その制御が簡単となる。
【0107】TPSがコンタクトガラス206上の原稿
を読み取るシートモードに入ったときは、走査ユニット
200は、中央ホームポジションから左側に移動して端
部HPセンサ115で検知される端部ホームポジション
で停止し(図37)、その読み取り条件が入力されてス
タートボタンが押されるのを待つ。
を読み取るシートモードに入ったときは、走査ユニット
200は、中央ホームポジションから左側に移動して端
部HPセンサ115で検知される端部ホームポジション
で停止し(図37)、その読み取り条件が入力されてス
タートボタンが押されるのを待つ。
【0108】また、ここで、コンタクトガラス206の
右側、すなわち、ブック原稿の頁めくり開始側にスケー
ル207を配置し、原稿台1とコンタクトガラス206
の両方に原稿を載せて走査ユニット200で走査するこ
とにより、原稿台1上のブック原稿の頁めくりを行いな
がら、同時にコンタクトガラス206上の原稿の読み取
りを行うことができる。この構成の場合には、ブック原
稿の頁めくり走査時に、後述するように、走査ユニット
200の読み取り光路の光路切り換えをしておく。この
ように構成すると、走査ユニット200の副走査方向の
読み取り方向が、原稿台1上とコンタクトガラス206
上とで同じになり、そのプリント時のシート排出方向が
同一となるので、メモリの反転が不要となる。
右側、すなわち、ブック原稿の頁めくり開始側にスケー
ル207を配置し、原稿台1とコンタクトガラス206
の両方に原稿を載せて走査ユニット200で走査するこ
とにより、原稿台1上のブック原稿の頁めくりを行いな
がら、同時にコンタクトガラス206上の原稿の読み取
りを行うことができる。この構成の場合には、ブック原
稿の頁めくり走査時に、後述するように、走査ユニット
200の読み取り光路の光路切り換えをしておく。この
ように構成すると、走査ユニット200の副走査方向の
読み取り方向が、原稿台1上とコンタクトガラス206
上とで同じになり、そのプリント時のシート排出方向が
同一となるので、メモリの反転が不要となる。
【0109】更に、ブック原稿BOを原稿台1上に、シ
ート原稿SOをコンタクトガラス206上にセットし、
走査ユニット200を端部ホームポジションから走査し
て原稿台1上のブック原稿BOを読み取り、この走査ユ
ニット200のリターン走査でブック原稿BOの頁をめ
くりながら、コンタクトガラス206上のシート原稿S
Oを読み取るモードを設定することもできる。この場合
には、ブック原稿BOの読み取り頁めくり動作中であっ
ても、コンタクトガラス206上にシート原稿SOをセ
ットして割込みモードを設定することにより、そのブッ
ク原稿BOの読み取り頁めくり動作を中断せずに両原稿
を読み取ることができる。ここで、スケール207がコ
ンタクトガラス206上のどちら側に配置されていて
も、このコンタクトガラス206上の原稿を読み取った
画像は、主走査方向にミラー反転してフレームメモリ1
04に記憶しておく。
ート原稿SOをコンタクトガラス206上にセットし、
走査ユニット200を端部ホームポジションから走査し
て原稿台1上のブック原稿BOを読み取り、この走査ユ
ニット200のリターン走査でブック原稿BOの頁をめ
くりながら、コンタクトガラス206上のシート原稿S
Oを読み取るモードを設定することもできる。この場合
には、ブック原稿BOの読み取り頁めくり動作中であっ
ても、コンタクトガラス206上にシート原稿SOをセ
ットして割込みモードを設定することにより、そのブッ
ク原稿BOの読み取り頁めくり動作を中断せずに両原稿
を読み取ることができる。ここで、スケール207がコ
ンタクトガラス206上のどちら側に配置されていて
も、このコンタクトガラス206上の原稿を読み取った
画像は、主走査方向にミラー反転してフレームメモリ1
04に記憶しておく。
【0110】本実施例では、原稿台1上及びコンタクト
ガラス206上の奥行き方向における原稿の基準セット
位置を、装置本体の手前側が突き当て基準となるように
構成して、その原稿台1上及びコンタクトガラス206
に対する原稿セット操作をし易くしている。また、本実
施例における走査ユニット200の動作開始時には、中
央HPセンサ114により、走査ユニット200が中央
ホームポジションにあることをもう一度確認する。そし
て、図21に示した操作表示制御部111からスタート
信号が送られると、走査ユニット200は、中央ホーム
ポジションから左側に移動して、端部HPセンサ115
で検知される端部ホームポジションで停止する。
ガラス206上の奥行き方向における原稿の基準セット
位置を、装置本体の手前側が突き当て基準となるように
構成して、その原稿台1上及びコンタクトガラス206
に対する原稿セット操作をし易くしている。また、本実
施例における走査ユニット200の動作開始時には、中
央HPセンサ114により、走査ユニット200が中央
ホームポジションにあることをもう一度確認する。そし
て、図21に示した操作表示制御部111からスタート
信号が送られると、走査ユニット200は、中央ホーム
ポジションから左側に移動して、端部HPセンサ115
で検知される端部ホームポジションで停止する。
【0111】図37乃至図41に原稿台1の加圧・固定
モード時における走査ユニット200の遷移図を、図4
2にそのタイミングチャートを示す。図37に示すよう
に、走査ユニット200の端部ホームポジションは、ブ
ック原稿BOに対する読み取り頁めくり動作開始ポイン
トであり、且つ、その動作終了ポイントである。また、
この端部ホームポジションでは、走査ユニット200は
原稿台1にかかっていない。この原稿台1の加圧・固定
モードでは、先ず、走査ユニット200のスキャナモー
タ106を正転させて、走査ユニット200を図37の
右方向へ移動させる。
モード時における走査ユニット200の遷移図を、図4
2にそのタイミングチャートを示す。図37に示すよう
に、走査ユニット200の端部ホームポジションは、ブ
ック原稿BOに対する読み取り頁めくり動作開始ポイン
トであり、且つ、その動作終了ポイントである。また、
この端部ホームポジションでは、走査ユニット200は
原稿台1にかかっていない。この原稿台1の加圧・固定
モードでは、先ず、走査ユニット200のスキャナモー
タ106を正転させて、走査ユニット200を図37の
右方向へ移動させる。
【0112】次いで、この走査ユニット200の右側の
原稿押えローラ281aがブック原稿BOの左端にかか
ったとき(図38のAポイント)に、左側の原稿台昇降
モータ61を正転させて、左側の原稿台1を加圧状態に
する。これにより、ブック原稿BOが走査ユニット20
0に押し付けられて、最適な読み取りが行われる。そし
て、図39に示すように、走査ユニット200がブック
原稿中心ポイントに到達する少し前に、右側の原稿押え
ローラ281aが右側の原稿台1の左端にかかる(図4
2のBポイント)。この時点で右側の原稿台昇降モータ
61を正転させて、右側の原稿台1を加圧状態にする。
原稿押えローラ281aがブック原稿BOの左端にかか
ったとき(図38のAポイント)に、左側の原稿台昇降
モータ61を正転させて、左側の原稿台1を加圧状態に
する。これにより、ブック原稿BOが走査ユニット20
0に押し付けられて、最適な読み取りが行われる。そし
て、図39に示すように、走査ユニット200がブック
原稿中心ポイントに到達する少し前に、右側の原稿押え
ローラ281aが右側の原稿台1の左端にかかる(図4
2のBポイント)。この時点で右側の原稿台昇降モータ
61を正転させて、右側の原稿台1を加圧状態にする。
【0113】次いで、走査ユニット200は、ブック原
稿中心ポイントを通過して、ブック原稿BOの右側頁の
読み取りを始める。その後に左側の原稿押えローラ28
1bが左側の原稿台1の右端にかかる(図42のCポイ
ント)。この時点で左側の原稿台昇降モータ61を停止
させ、左側の原稿台1を固定状態にする。これにより、
ブック原稿BOは、スキャナユニット30に食い込むこ
となく原稿押えシート282bに押えられて固定され、
次の走査ユニット200の通過時まで同じ高さを保ち続
ける。
稿中心ポイントを通過して、ブック原稿BOの右側頁の
読み取りを始める。その後に左側の原稿押えローラ28
1bが左側の原稿台1の右端にかかる(図42のCポイ
ント)。この時点で左側の原稿台昇降モータ61を停止
させ、左側の原稿台1を固定状態にする。これにより、
ブック原稿BOは、スキャナユニット30に食い込むこ
となく原稿押えシート282bに押えられて固定され、
次の走査ユニット200の通過時まで同じ高さを保ち続
ける。
【0114】図40は、ブック原稿右頁の読み取りまた
は頁めくり中の走査ユニット200の動作状態を示して
いる。ブック原稿右頁の読み取りを終えた走査ユニット
200は、左側の原稿押えローラ281bが右側の原稿
台1の右端にかかった状態(図41のDポイント)で停
止させ、次いで、スキャナモータ106を逆転させて走
査ユニット200を図41の左方向へ移動させる。これ
により、走査ユニット200は、ブック原稿BOの右頁
をめくり上げながら左方向へ進み、図39に示すブック
原稿中心ポイントに到達する少し前に、左側の原稿押え
ローラ281bが左側の原稿台1の右端にかかる(Cポ
イント)。この時点で左側の原稿台昇降モータ61を正
転させて、左側の原稿台1を加圧状態にする。
は頁めくり中の走査ユニット200の動作状態を示して
いる。ブック原稿右頁の読み取りを終えた走査ユニット
200は、左側の原稿押えローラ281bが右側の原稿
台1の右端にかかった状態(図41のDポイント)で停
止させ、次いで、スキャナモータ106を逆転させて走
査ユニット200を図41の左方向へ移動させる。これ
により、走査ユニット200は、ブック原稿BOの右頁
をめくり上げながら左方向へ進み、図39に示すブック
原稿中心ポイントに到達する少し前に、左側の原稿押え
ローラ281bが左側の原稿台1の右端にかかる(Cポ
イント)。この時点で左側の原稿台昇降モータ61を正
転させて、左側の原稿台1を加圧状態にする。
【0115】次いで、走査ユニット200は、ブック原
稿中心ポイントを通過して、ブック原稿BOの左側頁の
上に、めくり上げた右頁を重ね合せる動作を始める。そ
の後に右側の原稿押えローラ281aが右側の原稿台1
の左端にかかる(Bポイント)。この時点で右側の原稿
台昇降モータ61を停止させ、右側の原稿台1を固定状
態にする。これにより、ブック原稿BOは、スキャナユ
ニット30に食い込むことなく原稿押えシート282a
に押えられて固定され、次の走査ユニット200の通過
時まで同じ高さを保ち続ける。その後、走査ユニット2
00は、図37に示す端部ホームポジションまで移動し
て停止する。
稿中心ポイントを通過して、ブック原稿BOの左側頁の
上に、めくり上げた右頁を重ね合せる動作を始める。そ
の後に右側の原稿押えローラ281aが右側の原稿台1
の左端にかかる(Bポイント)。この時点で右側の原稿
台昇降モータ61を停止させ、右側の原稿台1を固定状
態にする。これにより、ブック原稿BOは、スキャナユ
ニット30に食い込むことなく原稿押えシート282a
に押えられて固定され、次の走査ユニット200の通過
時まで同じ高さを保ち続ける。その後、走査ユニット2
00は、図37に示す端部ホームポジションまで移動し
て停止する。
【0116】次に、本実施例におけるスライダの構成に
ついて説明する。図43に、このスライダの構成の分解
斜視図を示す。図21において、ブック原稿の厚さ検知
入力部であり、見開いたブック原稿の左右頁差の検知入
力部である一対のピン62は、一対のラック63のスラ
イド方向と直角な方向に移動可能に、各ラック63にそ
れぞれ取付けられている。これらのピン62とラック6
3は、図44に示すように、2段ピニオンギヤ65の小
歯車65aを挾むように、互いに対向して配置され、こ
の小歯車65aに各ラック63がそれぞれ噛み合ってい
る。これにより、図44において、各ピン62が互いに
接近したり離れたりして、そのピン間隔が変化すること
によって、各ラック63が互いに違った方向に移動し
て、2段ピニオンギヤ65が回転する。
ついて説明する。図43に、このスライダの構成の分解
斜視図を示す。図21において、ブック原稿の厚さ検知
入力部であり、見開いたブック原稿の左右頁差の検知入
力部である一対のピン62は、一対のラック63のスラ
イド方向と直角な方向に移動可能に、各ラック63にそ
れぞれ取付けられている。これらのピン62とラック6
3は、図44に示すように、2段ピニオンギヤ65の小
歯車65aを挾むように、互いに対向して配置され、こ
の小歯車65aに各ラック63がそれぞれ噛み合ってい
る。これにより、図44において、各ピン62が互いに
接近したり離れたりして、そのピン間隔が変化すること
によって、各ラック63が互いに違った方向に移動し
て、2段ピニオンギヤ65が回転する。
【0117】ここで、各ピン62は、それぞれのラック
63と共に、図44においてY方向に移動でき、各ラッ
ク63と小歯車65aとの噛み合いにより、2段ピニオ
ンギヤ65の中心に対して常に対称の位置にある。ま
た、図44におけるX方向への各ピン62の移動は、各
ピン62の基部が、図示しないカバーに穿たれた規制溝
83に嵌合することによって、図45に示すように、各
ピン62が離れているときにはX方向に移動できず、ま
た、各ピン62が接近したときにはX方向に移動可能と
なるように規制されている。
63と共に、図44においてY方向に移動でき、各ラッ
ク63と小歯車65aとの噛み合いにより、2段ピニオ
ンギヤ65の中心に対して常に対称の位置にある。ま
た、図44におけるX方向への各ピン62の移動は、各
ピン62の基部が、図示しないカバーに穿たれた規制溝
83に嵌合することによって、図45に示すように、各
ピン62が離れているときにはX方向に移動できず、ま
た、各ピン62が接近したときにはX方向に移動可能と
なるように規制されている。
【0118】また、各ラック63は、図46に示すよう
に、大歯車64の側面上をスライドするように、大歯車
64の一対のガイド84によってガイドされている。図
47に、このスライダ78と原稿台1との連結部の断面
図を示す。図47に示すように、大歯車64の中心には
穴が穿たれており、この穴に2段ピニオンギヤ65がそ
の裏側から嵌合して、その表側でこの2段ピニオンギヤ
65の小歯車65aが各ラック63と噛み合っている。
また、各ピン62は、図47及び図48に示すように、
各原稿台1のスライド板3に固定された各調整スタッド
4の穴にそれぞれ嵌合している。
に、大歯車64の側面上をスライドするように、大歯車
64の一対のガイド84によってガイドされている。図
47に、このスライダ78と原稿台1との連結部の断面
図を示す。図47に示すように、大歯車64の中心には
穴が穿たれており、この穴に2段ピニオンギヤ65がそ
の裏側から嵌合して、その表側でこの2段ピニオンギヤ
65の小歯車65aが各ラック63と噛み合っている。
また、各ピン62は、図47及び図48に示すように、
各原稿台1のスライド板3に固定された各調整スタッド
4の穴にそれぞれ嵌合している。
【0119】大歯車64は、図49に示すように、スラ
イド出力ギヤ66に噛み合っており、この大歯車64と
スライド出力ギヤ66とは、支持板79にそれぞれ回転
自在に支持されている。また、この大歯車64とスライ
ド出力ギヤ66とのギヤ比は2:1に設定されている。
2段ピニオンギヤ65の大ギヤ65bは、図50に示す
ように、一対の2段ギヤ67の小ギヤ67aと噛み合っ
ており、それらのギヤ比は2:1に設定されている。こ
れらの2段ギヤ67の大ギヤ67bは、アイドルギヤ6
8を介して、一対のカムギヤ69にそれぞれ噛み合って
いる。これらの2段ピニオンギヤ65、2段ギヤ67、
及びアイドルギヤ68は、スライド側板70に固定され
ている各スタッド(図示せず)に、それぞれ回転自在に
支持されている。また、一対のカムギヤ69は、支持板
79(図49)にそれぞれ回転自在に支持されている。
イド出力ギヤ66に噛み合っており、この大歯車64と
スライド出力ギヤ66とは、支持板79にそれぞれ回転
自在に支持されている。また、この大歯車64とスライ
ド出力ギヤ66とのギヤ比は2:1に設定されている。
2段ピニオンギヤ65の大ギヤ65bは、図50に示す
ように、一対の2段ギヤ67の小ギヤ67aと噛み合っ
ており、それらのギヤ比は2:1に設定されている。こ
れらの2段ギヤ67の大ギヤ67bは、アイドルギヤ6
8を介して、一対のカムギヤ69にそれぞれ噛み合って
いる。これらの2段ピニオンギヤ65、2段ギヤ67、
及びアイドルギヤ68は、スライド側板70に固定され
ている各スタッド(図示せず)に、それぞれ回転自在に
支持されている。また、一対のカムギヤ69は、支持板
79(図49)にそれぞれ回転自在に支持されている。
【0120】スライド出力ギヤ66には、図51に示す
ように、そのボス部の端から中心を越える部位までに調
整溝85が形成されている。また、各カムギヤ69は、
図52及び図53に示すように、それぞれ筒状に形成さ
れており、それらの一方の口に、渦巻状のピン移動溝8
6の穿たれた面がそれぞれ設けられている。これらの筒
状のカムギヤ69の筒部内には、図52及び図53に示
すように、スライド出力ギヤ66がそれぞれ嵌合し、ス
ライドギヤ66の調整溝85とカムギヤ69のピン移動
溝85とが交差してできる開口に、後述する出力ピン7
5がそれぞれ嵌合している。
ように、そのボス部の端から中心を越える部位までに調
整溝85が形成されている。また、各カムギヤ69は、
図52及び図53に示すように、それぞれ筒状に形成さ
れており、それらの一方の口に、渦巻状のピン移動溝8
6の穿たれた面がそれぞれ設けられている。これらの筒
状のカムギヤ69の筒部内には、図52及び図53に示
すように、スライド出力ギヤ66がそれぞれ嵌合し、ス
ライドギヤ66の調整溝85とカムギヤ69のピン移動
溝85とが交差してできる開口に、後述する出力ピン7
5がそれぞれ嵌合している。
【0121】このスライドギヤ66の調整溝85とカム
ギヤ69のピン移動溝85とが交差してできる開口の位
置は、カムギヤ69とスライド出力ギヤ66との相対回
転によって変化し、この開口位置の変化に合わせて出力
ピン75の位置が移動する。この出力ピン75の移動量
は、ピン62の移動量の1/2だけ移動するように設定
されている。また、この開口は、カムギヤ69とスライ
ドギヤ66が同時に回転すると、両ギヤの中心と出力ピ
ン75の距離を半径として円運動をする。この開口の円
運動の半径は、大歯車64が回転したときのピン62の
円運動の半径の1/2になるように設定されている。
ギヤ69のピン移動溝85とが交差してできる開口の位
置は、カムギヤ69とスライド出力ギヤ66との相対回
転によって変化し、この開口位置の変化に合わせて出力
ピン75の位置が移動する。この出力ピン75の移動量
は、ピン62の移動量の1/2だけ移動するように設定
されている。また、この開口は、カムギヤ69とスライ
ドギヤ66が同時に回転すると、両ギヤの中心と出力ピ
ン75の距離を半径として円運動をする。この開口の円
運動の半径は、大歯車64が回転したときのピン62の
円運動の半径の1/2になるように設定されている。
【0122】一方、スライド側板70の外側には、図4
3に示すように、3つの縦スライドピン71が固定され
ており、これらの縦スライドピン71は、図54に示す
ように、横スライダ板72に穿たれた3つの縦長穴72
aにそれぞれスライド可能に支持されている。これによ
り、スライド側板70は、横スライダ板72に対して上
下方向に移動可能となる。また、横スライド板72の外
側には、3つの横スライドピン73が固定されており、
これらの横スライドピン73は、固定板74に穿たれた
2つの横長穴74aにそれぞれスライド可能に支持され
ている(図55)。これにより、横スライド板72は、
固定板74に対して左右方向に移動可能となる。
3に示すように、3つの縦スライドピン71が固定され
ており、これらの縦スライドピン71は、図54に示す
ように、横スライダ板72に穿たれた3つの縦長穴72
aにそれぞれスライド可能に支持されている。これによ
り、スライド側板70は、横スライダ板72に対して上
下方向に移動可能となる。また、横スライド板72の外
側には、3つの横スライドピン73が固定されており、
これらの横スライドピン73は、固定板74に穿たれた
2つの横長穴74aにそれぞれスライド可能に支持され
ている(図55)。これにより、横スライド板72は、
固定板74に対して左右方向に移動可能となる。
【0123】一対の出力ピン75は、図43及び図55
に示すように、各2つの縦ガイドピン76と共に各ピン
ホルダ77にそれぞれ固定されている。これらの縦ガイ
ドピン76は固定板74に穿たれた2つの縦長穴74b
にそれぞれスライド可能に支持されており、また、各出
力ピン75は、固定板74に穿たれた2つの縦ガイド穴
74cを貫通して、前述したスライドギヤ66の調整溝
85とカムギヤ69のピン移動溝85とが交差してでき
る開口にそれぞれ嵌合している。これにより、各ピンホ
ルダ77は、固定板74に対して上下方向に移動可能と
なり、各出力ピン75が前述のギヤ群と共に上下移動可
能となる。
に示すように、各2つの縦ガイドピン76と共に各ピン
ホルダ77にそれぞれ固定されている。これらの縦ガイ
ドピン76は固定板74に穿たれた2つの縦長穴74b
にそれぞれスライド可能に支持されており、また、各出
力ピン75は、固定板74に穿たれた2つの縦ガイド穴
74cを貫通して、前述したスライドギヤ66の調整溝
85とカムギヤ69のピン移動溝85とが交差してでき
る開口にそれぞれ嵌合している。これにより、各ピンホ
ルダ77は、固定板74に対して上下方向に移動可能と
なり、各出力ピン75が前述のギヤ群と共に上下移動可
能となる。
【0124】上述のように構成されたスライダ78は、
一対のピン62を入力部として、ブック原稿BOの厚さ
と、その見開いたときの左右頁の頁差を検知し、この見
開きブック原稿の読み取り中心(ブック原稿の綴じ部に
できる谷部)が常に原稿台1の所定の位置に臨むよう
に、各出力ピン75を出力部として原稿台1と共にブッ
ク原稿BOを移動させることができる。
一対のピン62を入力部として、ブック原稿BOの厚さ
と、その見開いたときの左右頁の頁差を検知し、この見
開きブック原稿の読み取り中心(ブック原稿の綴じ部に
できる谷部)が常に原稿台1の所定の位置に臨むよう
に、各出力ピン75を出力部として原稿台1と共にブッ
ク原稿BOを移動させることができる。
【0125】次に、ブック原稿の動きと上記のスライダ
78の作用について説明する。図56に示すように、ブ
ック原稿BOを上向きに見開いて、その頁内容を読み取
る際、ブック原稿BOの左右頁の表面(読み取り面8
9)を同一平面状にすべく、ブック原稿BOの表紙90
と裏表紙91とに、その下側から力を加えると、その左
右の頁差によってブック原稿BOの背表紙88が傾斜す
る。これにより、ブック原稿の読み取り面側から見る
と、見開きブック原稿の読み取り中心S点(ブック原稿
の綴じ部BOaにできる谷部)が、背表紙88の中央の
P点から水平方向に距離X1だけずれる。
78の作用について説明する。図56に示すように、ブ
ック原稿BOを上向きに見開いて、その頁内容を読み取
る際、ブック原稿BOの左右頁の表面(読み取り面8
9)を同一平面状にすべく、ブック原稿BOの表紙90
と裏表紙91とに、その下側から力を加えると、その左
右の頁差によってブック原稿BOの背表紙88が傾斜す
る。これにより、ブック原稿の読み取り面側から見る
と、見開きブック原稿の読み取り中心S点(ブック原稿
の綴じ部BOaにできる谷部)が、背表紙88の中央の
P点から水平方向に距離X1だけずれる。
【0126】ところで、本実施例のように、走査ユニッ
ト200の読み取り範囲を予め特定範囲に設定しておく
ことにより、走査ユニット200の読み取り制御を簡略
化できる。しかしながら、このように、走査ユニット2
00の読み取り範囲を予め特定範囲に設定した場合に
は、走査ユニット200の読み取り範囲の中心点が、常
にブック原稿の背表紙88の中央のP点に位置するた
め、上述のように、見開きブック原稿の読み取り中心S
点がこの背表紙88の中央のP点からずれると、走査ユ
ニット200の読み取り画像が、この見開きブック原稿
の読み取り中心S点のずれ量(距離X1)だけずれてし
まう。そこで、本実施例では、この見開きブック原稿の
読み取り中心S点のずれ量を補正する手段として、前述
のスライダ78により、このブック原稿の読み取り中心
S点のずれた方向と逆方向、すなわち、このS点と背表
紙88の中央のP点とが一致する方向に、読み取り中心
S点のずれ量に見合う距離X1だけ、原稿台1ごとブッ
ク原稿BOを移動させる。
ト200の読み取り範囲を予め特定範囲に設定しておく
ことにより、走査ユニット200の読み取り制御を簡略
化できる。しかしながら、このように、走査ユニット2
00の読み取り範囲を予め特定範囲に設定した場合に
は、走査ユニット200の読み取り範囲の中心点が、常
にブック原稿の背表紙88の中央のP点に位置するた
め、上述のように、見開きブック原稿の読み取り中心S
点がこの背表紙88の中央のP点からずれると、走査ユ
ニット200の読み取り画像が、この見開きブック原稿
の読み取り中心S点のずれ量(距離X1)だけずれてし
まう。そこで、本実施例では、この見開きブック原稿の
読み取り中心S点のずれ量を補正する手段として、前述
のスライダ78により、このブック原稿の読み取り中心
S点のずれた方向と逆方向、すなわち、このS点と背表
紙88の中央のP点とが一致する方向に、読み取り中心
S点のずれ量に見合う距離X1だけ、原稿台1ごとブッ
ク原稿BOを移動させる。
【0127】図56において、背表紙88の傾きをTH
1、ブック原稿の全厚さBFの1/2の厚さをR1、見
開きブック原稿の読み取り中心S点と背表紙88の中央
のP点との水平方向のずれ量をX1とすると、 X1=(R1/2)×Sin(2×TH1) となる。従って、ブック原稿の全厚さBFの1/2の厚
さR1と、背表紙88の傾きTH1とをスライダ78に
より検出して、上記の式より見開きブック原稿の読み取
り中心S点と背表紙88の中央のP点との水平方向のず
れ量X1を算出し、このブック原稿の読み取り中心S点
のずれた方向と逆方向に、読み取り中心S点のずれ量X
1だけ、原稿台1ごとブック原稿BOを移動させること
により、走査ユニット200の読み取り範囲を常時一定
範囲に設定でき、走査ユニット200の読み取り制御を
簡略化できる。
1、ブック原稿の全厚さBFの1/2の厚さをR1、見
開きブック原稿の読み取り中心S点と背表紙88の中央
のP点との水平方向のずれ量をX1とすると、 X1=(R1/2)×Sin(2×TH1) となる。従って、ブック原稿の全厚さBFの1/2の厚
さR1と、背表紙88の傾きTH1とをスライダ78に
より検出して、上記の式より見開きブック原稿の読み取
り中心S点と背表紙88の中央のP点との水平方向のず
れ量X1を算出し、このブック原稿の読み取り中心S点
のずれた方向と逆方向に、読み取り中心S点のずれ量X
1だけ、原稿台1ごとブック原稿BOを移動させること
により、走査ユニット200の読み取り範囲を常時一定
範囲に設定でき、走査ユニット200の読み取り制御を
簡略化できる。
【0128】本実施例におけるスライダ78では、図5
7及び図58に示すような動作により上述の読み取り中
心S点のずれ量X1の補正を実現している。ここで、図
57は、ブック原稿の頁を左右均等に見開いた場合のピ
ン62と出力ピン75の位置関係を示している。図57
及び図58において、大歯車64に支持された2本のピ
ン62の間隔は、ブック原稿BOの全厚さBFに設定さ
れる。すなわち、ブック原稿BOを左右一対の原稿台1
にセットするときに、サイズストッパ27を解除し、原
稿台1の装置本体中心側端部でブック原稿BOの背表紙
88の部分を挾み込んで、このサイズストッパ27を止
めると、各原稿台1のスライド板3に固定された各調整
スタッド4中心間距離が、丁度、ブック原稿BOの全厚
さBFとなる。
7及び図58に示すような動作により上述の読み取り中
心S点のずれ量X1の補正を実現している。ここで、図
57は、ブック原稿の頁を左右均等に見開いた場合のピ
ン62と出力ピン75の位置関係を示している。図57
及び図58において、大歯車64に支持された2本のピ
ン62の間隔は、ブック原稿BOの全厚さBFに設定さ
れる。すなわち、ブック原稿BOを左右一対の原稿台1
にセットするときに、サイズストッパ27を解除し、原
稿台1の装置本体中心側端部でブック原稿BOの背表紙
88の部分を挾み込んで、このサイズストッパ27を止
めると、各原稿台1のスライド板3に固定された各調整
スタッド4中心間距離が、丁度、ブック原稿BOの全厚
さBFとなる。
【0129】これにより、後述するカムギヤ69の作用
により、各スライド出力ギヤ66の中心と、これらのス
ライド出力ギヤ66に嵌合している各出力ピン75との
距離R2が、ブック原稿BOの全厚さBFの1/4(R
2=R1/2)になる。ところで、大歯車64と各スラ
イド出力ギヤ66とは、前述したように、そのギヤ比に
より回転角比が1:2になるので、図58に示すよう
に、大歯車64がTH1の角度だけ回転すると、各スラ
イド出力ギヤ66は、それぞれ大歯車64の2倍の角度
TH2だけ回転する。また、この時の大歯車64と各ス
ライド出力ギヤ66との回転方向は互いに逆方向であ
る。従って、これらのスライド出力ギヤ66の中心と、
これらのスライド出力ギヤ66に嵌合している各出力ピ
ン75との水平距離{R2×Sin(TH2)}が、前
式の(R1/2)×Sin(2×TH1)となり、見開
きブック原稿の読み取り中心S点と背表紙88の中央の
P点との水平方向のずれ量X1となる。ここで、各出力
ピン75は、図55に示したように、ピンホルダ77と
固定板74によってその水平方向への移動が規制されて
いるので、これらの出力ピン75の回動により、スライ
ダ78自体が、各原稿台1及びブック原稿BOと共に、
その水平距離すなわちずれ量X1だけ、そのずれ方向と
逆方向に相対移動する。
により、各スライド出力ギヤ66の中心と、これらのス
ライド出力ギヤ66に嵌合している各出力ピン75との
距離R2が、ブック原稿BOの全厚さBFの1/4(R
2=R1/2)になる。ところで、大歯車64と各スラ
イド出力ギヤ66とは、前述したように、そのギヤ比に
より回転角比が1:2になるので、図58に示すよう
に、大歯車64がTH1の角度だけ回転すると、各スラ
イド出力ギヤ66は、それぞれ大歯車64の2倍の角度
TH2だけ回転する。また、この時の大歯車64と各ス
ライド出力ギヤ66との回転方向は互いに逆方向であ
る。従って、これらのスライド出力ギヤ66の中心と、
これらのスライド出力ギヤ66に嵌合している各出力ピ
ン75との水平距離{R2×Sin(TH2)}が、前
式の(R1/2)×Sin(2×TH1)となり、見開
きブック原稿の読み取り中心S点と背表紙88の中央の
P点との水平方向のずれ量X1となる。ここで、各出力
ピン75は、図55に示したように、ピンホルダ77と
固定板74によってその水平方向への移動が規制されて
いるので、これらの出力ピン75の回動により、スライ
ダ78自体が、各原稿台1及びブック原稿BOと共に、
その水平距離すなわちずれ量X1だけ、そのずれ方向と
逆方向に相対移動する。
【0130】図59に、各ピン62と各出力ピン75と
の移動量の関係を説明するための機構図を示す。各ピン
62は、図47及び図48に示したように、各原稿台1
のスライド板3に固定された各調整スタッド4の穴にそ
れぞれ嵌合している。また、一方のピン62が距離Fだ
け装置本体の中心方向に移動すると、各ラック63及び
2段ピニオンギヤ65の作用により、他方のピン62も
同じ距離Fだけ装置本体の中心方向に移動する。このと
き、この2段ピニオンギヤ65の回転は、前述したギヤ
群によって各カムギヤ69に伝達され、各カムギヤ69
が2段ピニオンギヤ65の回転の2倍の回転角だけ、そ
れぞれ逆方向に回転する。これにより、各カムギヤ69
の渦巻状のピン移動溝86が、停止している各スライド
出力ギヤ66の調整溝75に対してそれぞれ相対回転
し、これらの両溝の互いに交差する位置、すなわち、各
出力ピン75の位置が、それぞれ中心方向にピン62の
移動距離Fの1/2の量だけ移動する。ここで、各ラッ
ク63及び各ギヤの大きさや各ピン移動溝86の渦巻形
状は、上述の条件を満足するように設定されている。
の移動量の関係を説明するための機構図を示す。各ピン
62は、図47及び図48に示したように、各原稿台1
のスライド板3に固定された各調整スタッド4の穴にそ
れぞれ嵌合している。また、一方のピン62が距離Fだ
け装置本体の中心方向に移動すると、各ラック63及び
2段ピニオンギヤ65の作用により、他方のピン62も
同じ距離Fだけ装置本体の中心方向に移動する。このと
き、この2段ピニオンギヤ65の回転は、前述したギヤ
群によって各カムギヤ69に伝達され、各カムギヤ69
が2段ピニオンギヤ65の回転の2倍の回転角だけ、そ
れぞれ逆方向に回転する。これにより、各カムギヤ69
の渦巻状のピン移動溝86が、停止している各スライド
出力ギヤ66の調整溝75に対してそれぞれ相対回転
し、これらの両溝の互いに交差する位置、すなわち、各
出力ピン75の位置が、それぞれ中心方向にピン62の
移動距離Fの1/2の量だけ移動する。ここで、各ラッ
ク63及び各ギヤの大きさや各ピン移動溝86の渦巻形
状は、上述の条件を満足するように設定されている。
【0131】これらの設定により、各ピン62の間隔が
変わらずに大歯車64が回転して、2段ピニオンギヤ6
5も一体となって回転したときに、各スライド出力ギヤ
66とカムギヤ69は、互いに同じ方向に同じ回転角だ
け回転するので、カムギヤ69のピン移動溝96とスラ
イド出力ギヤ66の調整溝85とが互いに交差する開口
の位置、すなわち、この開口に嵌合している出力ピン7
5の位置は、スライド出力ギヤ66の半径方向に移動す
ることなく(R2が変化することなく)回転し、その設
定値が動作中にずれることなく見開きブック原稿の読み
取り中心(S点)を常に一定の位置(P点)に補正でき
る。
変わらずに大歯車64が回転して、2段ピニオンギヤ6
5も一体となって回転したときに、各スライド出力ギヤ
66とカムギヤ69は、互いに同じ方向に同じ回転角だ
け回転するので、カムギヤ69のピン移動溝96とスラ
イド出力ギヤ66の調整溝85とが互いに交差する開口
の位置、すなわち、この開口に嵌合している出力ピン7
5の位置は、スライド出力ギヤ66の半径方向に移動す
ることなく(R2が変化することなく)回転し、その設
定値が動作中にずれることなく見開きブック原稿の読み
取り中心(S点)を常に一定の位置(P点)に補正でき
る。
【0132】また、本実施例におけるスライダ78は、
図45に破線で示すように、一対のピン62の間隔が小
さくなるような薄いブック原稿の場合には、上述した見
開きブック原稿の読み取り中心(S点)の補正動作によ
る負荷が大きくなるので、両原稿台1がそれぞれ補正動
作を行わずに自由に上下動できるように、各ピン62の
規制溝83が、その中心部で大きく形成されている。
図45に破線で示すように、一対のピン62の間隔が小
さくなるような薄いブック原稿の場合には、上述した見
開きブック原稿の読み取り中心(S点)の補正動作によ
る負荷が大きくなるので、両原稿台1がそれぞれ補正動
作を行わずに自由に上下動できるように、各ピン62の
規制溝83が、その中心部で大きく形成されている。
【0133】この上述した見開きブック原稿の読み取り
中心(S点)の補正は、上述したスライダ78とは別の
方法でも実現できる。例えば、ブック原稿BOの厚さ入
力装置または検出装置、原稿台位置検知装置または背表
紙傾き検知装置、原稿台横移動駆動装置(例えば、図6
0に示すように、エンコーダ付きモータ92により、原
稿台1の移動方向に沿って横架した送りねじ93を回転
させ、この送りねじ93に螺合する送り雌ねじ94を移
動させて、この送り雌ねじ94と一体の原稿台1を横移
動させる直線送り装置)などの構成により、前記の算定
式に基づいてずれ量X1を割り出し、このずれ量X1だ
け各原稿台1を移動してそれぞれのずれを解消すればよ
い。但し、本実施例のスライダ78の方が、電気的な装
置を使用しないので、そのランニングコストが不要とな
り、このずれ量の補正装置を安価に提供できる。
中心(S点)の補正は、上述したスライダ78とは別の
方法でも実現できる。例えば、ブック原稿BOの厚さ入
力装置または検出装置、原稿台位置検知装置または背表
紙傾き検知装置、原稿台横移動駆動装置(例えば、図6
0に示すように、エンコーダ付きモータ92により、原
稿台1の移動方向に沿って横架した送りねじ93を回転
させ、この送りねじ93に螺合する送り雌ねじ94を移
動させて、この送り雌ねじ94と一体の原稿台1を横移
動させる直線送り装置)などの構成により、前記の算定
式に基づいてずれ量X1を割り出し、このずれ量X1だ
け各原稿台1を移動してそれぞれのずれを解消すればよ
い。但し、本実施例のスライダ78の方が、電気的な装
置を使用しないので、そのランニングコストが不要とな
り、このずれ量の補正装置を安価に提供できる。
【0134】次に、本実施例におけるスキャナユニット
30の構成について説明する。図34に、TPS(Tu
rn the Page Scanner;頁めくり読
み取り装置)の全体構成図を示す。このTPSは、その
装置本体の上部にコンタクトガラス206が配置されて
おり、このコンタクトガラス206上に、シート物や厚
手のブック原稿などの原稿を図示しない圧板によってセ
ットし、後述する光路切り換えを行った走査ユニット2
00でこの原稿を走査することにより、このコンタクト
ガラス206上の原稿像を読み取ることができる。
30の構成について説明する。図34に、TPS(Tu
rn the Page Scanner;頁めくり読
み取り装置)の全体構成図を示す。このTPSは、その
装置本体の上部にコンタクトガラス206が配置されて
おり、このコンタクトガラス206上に、シート物や厚
手のブック原稿などの原稿を図示しない圧板によってセ
ットし、後述する光路切り換えを行った走査ユニット2
00でこの原稿を走査することにより、このコンタクト
ガラス206上の原稿像を読み取ることができる。
【0135】このTPSの装置本体の上半分はスキャナ
ユニット30になっており、走査ユニット200は、こ
のスキャナユニット30の内部を図34において左右方
向に走行して原稿の走査を行う。この走査ユニット20
0の走査駆動系の構成図を図61に示す。図61は、装
置本体の上部から見た走査ユニット200の走査駆動系
であり、図61において、装置本体の奥側にタイミング
ベルト312がプーリ304と3段プーリ302によっ
て、装置本体の手前側にタイミングベルト313がプー
リ305と2段プーリ306によって、それぞれ左右方
向に張られている。
ユニット30になっており、走査ユニット200は、こ
のスキャナユニット30の内部を図34において左右方
向に走行して原稿の走査を行う。この走査ユニット20
0の走査駆動系の構成図を図61に示す。図61は、装
置本体の上部から見た走査ユニット200の走査駆動系
であり、図61において、装置本体の奥側にタイミング
ベルト312がプーリ304と3段プーリ302によっ
て、装置本体の手前側にタイミングベルト313がプー
リ305と2段プーリ306によって、それぞれ左右方
向に張られている。
【0136】ここで、プーリ304とプーリ305の回
転軸は、それぞれバネ307とバネ308によって支持
され、各タイミングベルト312,313に所定の張力
を与えている。3段プーリ302は、タイミングベルト
310でモータプーリ301と、また、タイミングベル
ト311で2段プーリ306とそれぞれ連結されてい
る。タイミングベルト311は、アイドラ303をバネ
309で外側に引くことで所定の張力を得ている。走査
ユニット200は、その奥側と手前側とがクランプ31
5により各タイミングベルト312,313にそれぞれ
固定され、モータプーリ301の回転軸を駆動するスキ
ャナモータ106の回転により、各タイミングベルト3
12,313を介して駆動される。
転軸は、それぞれバネ307とバネ308によって支持
され、各タイミングベルト312,313に所定の張力
を与えている。3段プーリ302は、タイミングベルト
310でモータプーリ301と、また、タイミングベル
ト311で2段プーリ306とそれぞれ連結されてい
る。タイミングベルト311は、アイドラ303をバネ
309で外側に引くことで所定の張力を得ている。走査
ユニット200は、その奥側と手前側とがクランプ31
5により各タイミングベルト312,313にそれぞれ
固定され、モータプーリ301の回転軸を駆動するスキ
ャナモータ106の回転により、各タイミングベルト3
12,313を介して駆動される。
【0137】本実施例における走査ユニット200の構
成を図62に示す。図62において、走査ユニット20
0の下側の左右には原稿押えローラ281a,281b
が、また、その外側にはシート巻き取りローラ280
a,280bが、それぞれ回転自在に軸支されている。
各シート巻き取りローラ280a,280bには、左右
独立した原稿押えシート282a,282bのそれぞれ
の中央側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート
282a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャ
ナユニット30の側板にそれぞれ固定されている。これ
らの原稿押えシート282a,282bは、テトロン糸
で織ったクロス(布)に、ゴム系樹脂を両面から溶け込
ませたシート状部材で構成されており、その表面に残留
したクロスの凹凸跡により、帯電による吸着力が作用し
にくい構造を有している。
成を図62に示す。図62において、走査ユニット20
0の下側の左右には原稿押えローラ281a,281b
が、また、その外側にはシート巻き取りローラ280
a,280bが、それぞれ回転自在に軸支されている。
各シート巻き取りローラ280a,280bには、左右
独立した原稿押えシート282a,282bのそれぞれ
の中央側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート
282a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャ
ナユニット30の側板にそれぞれ固定されている。これ
らの原稿押えシート282a,282bは、テトロン糸
で織ったクロス(布)に、ゴム系樹脂を両面から溶け込
ませたシート状部材で構成されており、その表面に残留
したクロスの凹凸跡により、帯電による吸着力が作用し
にくい構造を有している。
【0138】また、シート巻き取りローラ280a,2
80bは、図63にその一方の構造を示すように、二重
構造になっていて、巻き取りローラ軸251a,251
bと、筒状のシート巻き取りローラ280a,280b
との間に、ゼンマイバネ252a,252bが取り付け
られている。これにより、その巻き取りローラ軸251
a,251bを、原稿押えシート282a,282bを
張った状態よりも更に回転させることによって、ゼンマ
イバネ252a,252bの作用により、原稿押えシー
ト282a,282bにある程度の張力を掛けることが
できる。
80bは、図63にその一方の構造を示すように、二重
構造になっていて、巻き取りローラ軸251a,251
bと、筒状のシート巻き取りローラ280a,280b
との間に、ゼンマイバネ252a,252bが取り付け
られている。これにより、その巻き取りローラ軸251
a,251bを、原稿押えシート282a,282bを
張った状態よりも更に回転させることによって、ゼンマ
イバネ252a,252bの作用により、原稿押えシー
ト282a,282bにある程度の張力を掛けることが
できる。
【0139】更に、図64に示すように、各巻き取りロ
ーラ軸251a,251bの外側端部には、シート巻き
取りギヤ232a,232bが固定されており、これら
のシート巻き取りギヤ232a,232bは、スキャナ
ユニット30の側板に左右両端を固定され、略全長に亘
って歯を有する駆動ラック231に、各アイドルギヤ2
33a,233bを介して、それぞれ噛み合っている。
これにより、図64において走査ユニット200が走行
すると、各アイドルギヤ233a,233bとともに各
シート巻き取りギヤ232a,232bが回転し、各巻
き取りローラ軸251a,251b、各ゼンマイバネ2
52a,252b、及び、各シート巻き取りローラ28
0a,280bを介して、各原稿押えシート282a,
282bの引き出し及び巻き取りが行われ、左右のシー
ト巻き取りローラ280a,280bの張力が、常時、
略一定に維持される。このとき、各原稿押えシート28
2a,282bの厚みによる各シート巻き取りローラ2
80a,280bの巻き太りによって走査ユニット20
0の位置により発生する、各シート巻き取りローラ28
0a,280bに巻き付いた各原稿押えシート282
a,282bの外周差は、各ゼンマイバネ252a,2
52bにより吸収される。
ーラ軸251a,251bの外側端部には、シート巻き
取りギヤ232a,232bが固定されており、これら
のシート巻き取りギヤ232a,232bは、スキャナ
ユニット30の側板に左右両端を固定され、略全長に亘
って歯を有する駆動ラック231に、各アイドルギヤ2
33a,233bを介して、それぞれ噛み合っている。
これにより、図64において走査ユニット200が走行
すると、各アイドルギヤ233a,233bとともに各
シート巻き取りギヤ232a,232bが回転し、各巻
き取りローラ軸251a,251b、各ゼンマイバネ2
52a,252b、及び、各シート巻き取りローラ28
0a,280bを介して、各原稿押えシート282a,
282bの引き出し及び巻き取りが行われ、左右のシー
ト巻き取りローラ280a,280bの張力が、常時、
略一定に維持される。このとき、各原稿押えシート28
2a,282bの厚みによる各シート巻き取りローラ2
80a,280bの巻き太りによって走査ユニット20
0の位置により発生する、各シート巻き取りローラ28
0a,280bに巻き付いた各原稿押えシート282
a,282bの外周差は、各ゼンマイバネ252a,2
52bにより吸収される。
【0140】一方、図62に示すように、各原稿押えロ
ーラ281a,281bの間には、ブック原稿読み取り
用のプラテンガラス205と、ブック原稿頁めくり用の
めくりベルト208が配設されている。本実施例におけ
るブック原稿読み取り用のプラテンガラス205は、走
査ユニット200の読み取りスキャン方向の上流側に、
また、ブック原稿頁めくり用のめくりベルト208は、
走査ユニット200の読み取りスキャン方向の下流側に
それぞれ配置されている。このように配置することによ
り、走査ユニット200の読み取り走査のための助走区
間を長くでき、その走査を安定させることができる。ま
た、本実施例では、同一ユニット内の下側に頁めくり機
構を、上側に縮小光学系を配置させて、装置の小型化を
実現させている。
ーラ281a,281bの間には、ブック原稿読み取り
用のプラテンガラス205と、ブック原稿頁めくり用の
めくりベルト208が配設されている。本実施例におけ
るブック原稿読み取り用のプラテンガラス205は、走
査ユニット200の読み取りスキャン方向の上流側に、
また、ブック原稿頁めくり用のめくりベルト208は、
走査ユニット200の読み取りスキャン方向の下流側に
それぞれ配置されている。このように配置することによ
り、走査ユニット200の読み取り走査のための助走区
間を長くでき、その走査を安定させることができる。ま
た、本実施例では、同一ユニット内の下側に頁めくり機
構を、上側に縮小光学系を配置させて、装置の小型化を
実現させている。
【0141】更に、このように構成することで、走査ユ
ニット200が、左の原稿押えローラ281bと、めく
りベルト駆動ローラ223とで加圧されたブック原稿
(詳細は後述)を受けて、これらのローラ間で位置出し
された原稿面(読み取り面273)を読み取ることがで
きるので、最適な画像が得られる。この時、プラテンガ
ラス205の下面位置は、図65に示すように、原稿面
の浮き上がりの余裕分を予め見込んで、左の原稿押えロ
ーラ281bの最下点と、めくりベルト駆動ローラ22
3の最下点とを結んでできる水平面(読み取り面27
3)よりも僅かな間隙αだけ上方に設定されている。こ
の間隙αの値は、2αが光学系の焦点深度以下になるよ
うに設定され、光学系の縮小率に応じて決定される。
ニット200が、左の原稿押えローラ281bと、めく
りベルト駆動ローラ223とで加圧されたブック原稿
(詳細は後述)を受けて、これらのローラ間で位置出し
された原稿面(読み取り面273)を読み取ることがで
きるので、最適な画像が得られる。この時、プラテンガ
ラス205の下面位置は、図65に示すように、原稿面
の浮き上がりの余裕分を予め見込んで、左の原稿押えロ
ーラ281bの最下点と、めくりベルト駆動ローラ22
3の最下点とを結んでできる水平面(読み取り面27
3)よりも僅かな間隙αだけ上方に設定されている。こ
の間隙αの値は、2αが光学系の焦点深度以下になるよ
うに設定され、光学系の縮小率に応じて決定される。
【0142】このプラテンガラス205は、図66に示
すように、その側部がガラスホルダ269で支持されて
いる。また、プラテンガラス205の下面端部にはガラ
ス面取り部271があり、ガラスホルダ269の外側下
端部にはホルダ面取り部270がある。このとき、ガラ
ス面取り部271の側方角部272の位置は、ガラスホ
ルダ269の下面よりも僅かな高さβだけ上方に位置す
るように構成されていて、走査ユニット200の動作中
に、プラテンガラス205の側部にブック原稿の頁端部
などが引っかからないようになっている。
すように、その側部がガラスホルダ269で支持されて
いる。また、プラテンガラス205の下面端部にはガラ
ス面取り部271があり、ガラスホルダ269の外側下
端部にはホルダ面取り部270がある。このとき、ガラ
ス面取り部271の側方角部272の位置は、ガラスホ
ルダ269の下面よりも僅かな高さβだけ上方に位置す
るように構成されていて、走査ユニット200の動作中
に、プラテンガラス205の側部にブック原稿の頁端部
などが引っかからないようになっている。
【0143】一方、プラテンガラス205の内側には、
図62に示すように、ブック原稿照明用の2本の蛍光灯
201,202が、ブック原稿読み取り部の左右にそれ
ぞれ配置されている。これらの蛍光灯201,202に
よって照明されたブック原稿像は、図62において、第
1ミラー219に反射した後、第2ミラー220と第3
ミラー221に交互に反射し、最後にレンズ216を透
過して、CCD101上に縮小結像される。
図62に示すように、ブック原稿照明用の2本の蛍光灯
201,202が、ブック原稿読み取り部の左右にそれ
ぞれ配置されている。これらの蛍光灯201,202に
よって照明されたブック原稿像は、図62において、第
1ミラー219に反射した後、第2ミラー220と第3
ミラー221に交互に反射し、最後にレンズ216を透
過して、CCD101上に縮小結像される。
【0144】また、めくりベルト208は、めくりベル
ト駆動ローラ223とめくりローラ224とに掛け渡さ
れており、このめくりベルト208の上側の、めくりベ
ルト駆動ローラ224から少し離れた部位の外側には、
帯電ローラ225が接触して配置されている。更に、め
くりベルト駆動ローラ223の駆動軸端部には、図64
に示すように、めくりベルト駆動ギヤ234が固定され
ており、このめくりベルト駆動ギヤ234は、アイドル
ギヤ235を介して、駆動ラック231に噛み合ってい
る。これにより、走査ユニット200が走行すると、駆
動ラック231に沿って、アイドルギヤ235と共にめ
くりベルト駆動ギヤ234が回転し、めくりベルト駆動
ローラ223の回転により、走査ユニット200の移動
速度と同じ速度でめくりベルト208が回転する。
ト駆動ローラ223とめくりローラ224とに掛け渡さ
れており、このめくりベルト208の上側の、めくりベ
ルト駆動ローラ224から少し離れた部位の外側には、
帯電ローラ225が接触して配置されている。更に、め
くりベルト駆動ローラ223の駆動軸端部には、図64
に示すように、めくりベルト駆動ギヤ234が固定され
ており、このめくりベルト駆動ギヤ234は、アイドル
ギヤ235を介して、駆動ラック231に噛み合ってい
る。これにより、走査ユニット200が走行すると、駆
動ラック231に沿って、アイドルギヤ235と共にめ
くりベルト駆動ギヤ234が回転し、めくりベルト駆動
ローラ223の回転により、走査ユニット200の移動
速度と同じ速度でめくりベルト208が回転する。
【0145】前述のコンタクトガラス206上にセット
された原稿を読み取る場合には、図62に示すように走
査ユニット200の読み取り光路から外れた位置に待避
している切り換えミラー222が、図67に示すキープ
ソレノイド255の作用によって、図68に示すように
走査ユニット200の読み取り光路内に進出した位置ま
で移動される。この切り換えミラー222の移動によ
り、図68に示すように、第1ミラー219と第2ミラ
ー220との間の光路が、破線で示すプラテンガラス2
05側から、実線で示すコンタクトガラス206側に切
り換えられ、2本の蛍光灯203,204によって照明
されたコンタクトガラス206上の原稿像が、ブック原
稿の場合と同様に、第2ミラー220と第3ミラー22
1に交互に反射し、レンズ216を透過してCCD10
1上に縮小結像される。
された原稿を読み取る場合には、図62に示すように走
査ユニット200の読み取り光路から外れた位置に待避
している切り換えミラー222が、図67に示すキープ
ソレノイド255の作用によって、図68に示すように
走査ユニット200の読み取り光路内に進出した位置ま
で移動される。この切り換えミラー222の移動によ
り、図68に示すように、第1ミラー219と第2ミラ
ー220との間の光路が、破線で示すプラテンガラス2
05側から、実線で示すコンタクトガラス206側に切
り換えられ、2本の蛍光灯203,204によって照明
されたコンタクトガラス206上の原稿像が、ブック原
稿の場合と同様に、第2ミラー220と第3ミラー22
1に交互に反射し、レンズ216を透過してCCD10
1上に縮小結像される。
【0146】切り換えミラー222は、図67に示すよ
うに、切り換えミラーブラケット257に支持されてお
り、この切り換えミラーブラケット257は、光路調整
板259の上部支点258に、回転自在に軸支されてい
る。キープソレノイド255は、この切り換えミラーブ
ラケット257の、切り換えミラー222の支持側と反
対側の端部に配設されており、このキープソレノイド2
55がオン/オフすることにより、切り換えミラーブラ
ケット257が、光路調整板259の上部支点258を
軸として、図67において破線で示す位置と実線で示す
位置との間で揺動される。これにより、切り換えミラー
222の位置が、前述したように、図62に示す走査ユ
ニット200の読み取り光路から待避したブック原稿読
み取り位置と、図68に示す走査ユニット200の読み
取り光路内に進出したシート物原稿読み取り位置とに選
択移動される。ここで、切り換えミラー222の光路外
への待避位置(図67における破線位置)は、キープソ
レノイド255の動きに任せて特には規制しないが、こ
の切り換えミラー222の光路内への進出位置(図67
における実線位置)は、切り換えミラーブラケット25
7の揺動を位置決めピン256で規制して、この切り換
えミラー222の光路内での停止位置を規制する。
うに、切り換えミラーブラケット257に支持されてお
り、この切り換えミラーブラケット257は、光路調整
板259の上部支点258に、回転自在に軸支されてい
る。キープソレノイド255は、この切り換えミラーブ
ラケット257の、切り換えミラー222の支持側と反
対側の端部に配設されており、このキープソレノイド2
55がオン/オフすることにより、切り換えミラーブラ
ケット257が、光路調整板259の上部支点258を
軸として、図67において破線で示す位置と実線で示す
位置との間で揺動される。これにより、切り換えミラー
222の位置が、前述したように、図62に示す走査ユ
ニット200の読み取り光路から待避したブック原稿読
み取り位置と、図68に示す走査ユニット200の読み
取り光路内に進出したシート物原稿読み取り位置とに選
択移動される。ここで、切り換えミラー222の光路外
への待避位置(図67における破線位置)は、キープソ
レノイド255の動きに任せて特には規制しないが、こ
の切り換えミラー222の光路内への進出位置(図67
における実線位置)は、切り換えミラーブラケット25
7の揺動を位置決めピン256で規制して、この切り換
えミラー222の光路内での停止位置を規制する。
【0147】本実施例における切り換えミラー222
は、切り換えた光路を調整できるように構成されてい
る。すなわち、本実施例における光路調整板259は、
図67に示すように、走査ユニット200のユニット本
体に対して、その下部が下支点262で回転自在に枢支
されており、その上支点258と下支点262との間の
両側部に当接して配設されたバネ260と調整ねじ26
1とによって略垂直に支持されている。この光路調整板
259には、平生、その上支点258が切り換えミラー
222がわに変位する方向への回動習性が、バネ260
によって付勢されており、この回動習性による光路調整
板259の回動位置は、バネ260と対向するがわに配
置された調整ねじ261の頭部が光路調整板259の側
部に当接することによって位置決めされている。従っ
て、この光路調整板259は、調整ねじ261を回転さ
せることにより、下支点262を軸として、その上支点
258の位置を可変させて、この上支点258に支持さ
れた切り換えミラーブラケット257の位置を変位さ
せ、切り換えミラー222の位置を移動させて、その切
り換えた光路を調整できる。
は、切り換えた光路を調整できるように構成されてい
る。すなわち、本実施例における光路調整板259は、
図67に示すように、走査ユニット200のユニット本
体に対して、その下部が下支点262で回転自在に枢支
されており、その上支点258と下支点262との間の
両側部に当接して配設されたバネ260と調整ねじ26
1とによって略垂直に支持されている。この光路調整板
259には、平生、その上支点258が切り換えミラー
222がわに変位する方向への回動習性が、バネ260
によって付勢されており、この回動習性による光路調整
板259の回動位置は、バネ260と対向するがわに配
置された調整ねじ261の頭部が光路調整板259の側
部に当接することによって位置決めされている。従っ
て、この光路調整板259は、調整ねじ261を回転さ
せることにより、下支点262を軸として、その上支点
258の位置を可変させて、この上支点258に支持さ
れた切り換えミラーブラケット257の位置を変位さ
せ、切り換えミラー222の位置を移動させて、その切
り換えた光路を調整できる。
【0148】本実施例における走査ユニット200の光
学系は、切り換えミラー222以外の他のミラーには、
上述のような光路調整機能はなく、プラテンガラス20
5側のブック原稿を読み取る光路の調整は、CCD10
1の位置を調整することで行い、コンタクトガラス20
6側の原稿を読み取る光路の調整は、上記の方法により
切り換えミラー222の位置を調整することで行うよう
に構成されている。これにより、本実施例の光学系で
は、その調整個所を減らすことができ、その組み立て性
や保守性を向上させることができる。また、本実施例の
光学系は、上記のキープソレノイド255、及びその連
結要素等が、走査ユニット200内に納められていて、
この光学系要素の交換時に走査ユニット200ごと取り
外すことにより、そのメンテナンス性を向上させてい
る。
学系は、切り換えミラー222以外の他のミラーには、
上述のような光路調整機能はなく、プラテンガラス20
5側のブック原稿を読み取る光路の調整は、CCD10
1の位置を調整することで行い、コンタクトガラス20
6側の原稿を読み取る光路の調整は、上記の方法により
切り換えミラー222の位置を調整することで行うよう
に構成されている。これにより、本実施例の光学系で
は、その調整個所を減らすことができ、その組み立て性
や保守性を向上させることができる。また、本実施例の
光学系は、上記のキープソレノイド255、及びその連
結要素等が、走査ユニット200内に納められていて、
この光学系要素の交換時に走査ユニット200ごと取り
外すことにより、そのメンテナンス性を向上させてい
る。
【0149】上述の光路切り換え方式の他の実施例とし
て、切り換えミラー回転方式による光学系の構成を図6
9に示す。この実施例では、切り換えミラー222を支
持している切り換えミラーブラケット264が、走査ユ
ニット200のユニット本体に対して、支点265で回
転自在に軸支されている。ソレノイド263は、この切
り換えミラーブラケット264の、切り換えミラー22
2の支持側と反対側の端部に配設されており、このソレ
ノイド263がオン/オフと、このソレノイド263と
反対の方向に切り換えミラーブラケット264を引くバ
ネ266の作用により、切り換えミラーブラケット26
4が、支点265を軸として、図69において破線で示
す位置と実線で示す位置との間で揺動される。
て、切り換えミラー回転方式による光学系の構成を図6
9に示す。この実施例では、切り換えミラー222を支
持している切り換えミラーブラケット264が、走査ユ
ニット200のユニット本体に対して、支点265で回
転自在に軸支されている。ソレノイド263は、この切
り換えミラーブラケット264の、切り換えミラー22
2の支持側と反対側の端部に配設されており、このソレ
ノイド263がオン/オフと、このソレノイド263と
反対の方向に切り換えミラーブラケット264を引くバ
ネ266の作用により、切り換えミラーブラケット26
4が、支点265を軸として、図69において破線で示
す位置と実線で示す位置との間で揺動される。
【0150】これにより、切り換えミラー222の位置
が、図69に破線で示すブック原稿読み取り位置と、図
69に実線で示すシート物原稿読み取り位置とに選択移
動される。ここで、プラテンガラス205を通してブッ
ク原稿を読み取る光路に切り換えミラー222の光路を
切り換える場合には、この切り換えミラー222を位置
決めピン268に付き当てて、この切り換えミラー22
2の停止位置を図69における破線位置となるように規
制する。また、コンタクトガラス206を通してシート
物原稿を読み取る光路に切り換えミラー222の光路を
切り換える場合には、この切り換えミラー222を位置
決めピン267に付き当てて、この切り換えミラー22
2の停止位置を図69における実線位置となるように規
制する。
が、図69に破線で示すブック原稿読み取り位置と、図
69に実線で示すシート物原稿読み取り位置とに選択移
動される。ここで、プラテンガラス205を通してブッ
ク原稿を読み取る光路に切り換えミラー222の光路を
切り換える場合には、この切り換えミラー222を位置
決めピン268に付き当てて、この切り換えミラー22
2の停止位置を図69における破線位置となるように規
制する。また、コンタクトガラス206を通してシート
物原稿を読み取る光路に切り換えミラー222の光路を
切り換える場合には、この切り換えミラー222を位置
決めピン267に付き当てて、この切り換えミラー22
2の停止位置を図69における実線位置となるように規
制する。
【0151】次に、スキャナユニット30の頁めくり動
作について説明する。図70に、本実施例における走査
ユニット200の頁めくり部の動作説明図を示す。この
頁めくり部は、見開かれて載置されたブック原稿の最上
位の頁を吸着して持ち上げるブック原稿の頁吸着手段
と、この頁吸着手段に吸着された余分な頁を分離するブ
ック原稿の頁分離手段とを備えている。
作について説明する。図70に、本実施例における走査
ユニット200の頁めくり部の動作説明図を示す。この
頁めくり部は、見開かれて載置されたブック原稿の最上
位の頁を吸着して持ち上げるブック原稿の頁吸着手段
と、この頁吸着手段に吸着された余分な頁を分離するブ
ック原稿の頁分離手段とを備えている。
【0152】本実施例におけるめくりベルト208は、
エラストマーで形成した2層構造からなり、その表面層
は表面抵抗1014Ω以上の高抵抗層で、その裏面層は表
面抵抗108Ω以下の低抵抗層で構成されている。めく
りベルト駆動ローラ223は、接地された金属ローラの
表面に導電性ゴムを被覆したローラで構成されており、
確実なベルト駆動とアースを実現している。また、この
めくりベルト駆動ローラ223は、めくりベルト208
の線速がめくり部の移動速度と等しくなるようにめくり
ベルト208を回転駆動する。帯電ローラ225は、金
属ローラもしくは金属ローラに表面抵抗が108〜10
11Ωのゴムを被覆したもので構成されており、めくりベ
ルト208を駆動しながら、後述するタイミングに合わ
せて、この帯電ローラ225に、切り換えスイッチ25
3aを介して、交流電源253から±2kVの高電圧を
印加することにより、めくりベルト208の表面上に交
番電界を発生させて、めくりベルト208にブック原稿
の頁吸着力を発生させる。
エラストマーで形成した2層構造からなり、その表面層
は表面抵抗1014Ω以上の高抵抗層で、その裏面層は表
面抵抗108Ω以下の低抵抗層で構成されている。めく
りベルト駆動ローラ223は、接地された金属ローラの
表面に導電性ゴムを被覆したローラで構成されており、
確実なベルト駆動とアースを実現している。また、この
めくりベルト駆動ローラ223は、めくりベルト208
の線速がめくり部の移動速度と等しくなるようにめくり
ベルト208を回転駆動する。帯電ローラ225は、金
属ローラもしくは金属ローラに表面抵抗が108〜10
11Ωのゴムを被覆したもので構成されており、めくりベ
ルト208を駆動しながら、後述するタイミングに合わ
せて、この帯電ローラ225に、切り換えスイッチ25
3aを介して、交流電源253から±2kVの高電圧を
印加することにより、めくりベルト208の表面上に交
番電界を発生させて、めくりベルト208にブック原稿
の頁吸着力を発生させる。
【0153】すなわち、図70において、走査ユニット
200を走行させ、めくりベルト208を駆動しなが
ら、後述するタイミングに合わせて切り換えスイッチ2
53aをオンし、帯電ローラ225に交流電源253か
ら±2kVの高電圧をかけると、めくりベルト208の
表面上に交番電界が生じ、この交番電界の作用により、
このめくりベルト208の表面に、接触したブック原稿
BOの最上位頁254を吸着させる吸着力が発生する。
200を走行させ、めくりベルト208を駆動しなが
ら、後述するタイミングに合わせて切り換えスイッチ2
53aをオンし、帯電ローラ225に交流電源253か
ら±2kVの高電圧をかけると、めくりベルト208の
表面上に交番電界が生じ、この交番電界の作用により、
このめくりベルト208の表面に、接触したブック原稿
BOの最上位頁254を吸着させる吸着力が発生する。
【0154】原稿の読み取り操作がスタートされると、
図37に示したように、スキャナユニット30の左端の
端部ホームポジションにいた走査ユニット200が、図
37において右方向に走行を始める。そして、この走査
ユニット200のプラテンガラス205の原稿読み取り
位置がブック原稿BOの左頁にかかると、図71に示す
ように、走査ユニット200の光学系が、このブック原
稿BOの読み取り動作を始め、このブック原稿BOの原
稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。ここでの走査
ユニット200の読み取り開始位置は、ブック原稿BO
の大きさ(サイズ)によって変わり、また、コンタクト
ガラス206上の原稿の読み取り開始位置(スケール2
07の基準端)とも異なる。このようにして、走査ユニ
ット200の光学系がブック原稿BOの右頁の端まで読
み終えると、図72に示すように、走査ユニット200
の原稿走査方向が逆転され、図73に示すように、この
読み取りを終えたブック原稿BOの右頁の頁めくり動作
が開始される。
図37に示したように、スキャナユニット30の左端の
端部ホームポジションにいた走査ユニット200が、図
37において右方向に走行を始める。そして、この走査
ユニット200のプラテンガラス205の原稿読み取り
位置がブック原稿BOの左頁にかかると、図71に示す
ように、走査ユニット200の光学系が、このブック原
稿BOの読み取り動作を始め、このブック原稿BOの原
稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。ここでの走査
ユニット200の読み取り開始位置は、ブック原稿BO
の大きさ(サイズ)によって変わり、また、コンタクト
ガラス206上の原稿の読み取り開始位置(スケール2
07の基準端)とも異なる。このようにして、走査ユニ
ット200の光学系がブック原稿BOの右頁の端まで読
み終えると、図72に示すように、走査ユニット200
の原稿走査方向が逆転され、図73に示すように、この
読み取りを終えたブック原稿BOの右頁の頁めくり動作
が開始される。
【0155】このブック原稿BOの頁めくりを始めると
きには、めくりベルト208と、後述する頁分離コロ2
50とが、図70の破線で示す位置にあって、この頁め
くり動作に先行して、このめくりベルト208の表面上
に形成された帯電パターン部がブック原稿BOの最上位
頁254の上に重なる。そして、この最上位頁254の
先端が、めくりベルト208の下側の中央を越えたとこ
ろで、図73に示すように、このめくりベルト208と
頁分離コロ250とが、図示せぬソレノイドの作用によ
り、図70の実線で示す位置に移動される。これによ
り、このめくりベルト208の表面に形成された電荷パ
ターンの不平等電界による吸着力で、ブック原稿BOの
最上位頁254だけが、めくりベルト208の表面上に
吸着されて、この最上位頁254の端部がめくりベルト
208と共に持ち上げられる。この不平等電界による吸
着力は、この最上位頁254以外の頁を吸着させない特
徴を有している。
きには、めくりベルト208と、後述する頁分離コロ2
50とが、図70の破線で示す位置にあって、この頁め
くり動作に先行して、このめくりベルト208の表面上
に形成された帯電パターン部がブック原稿BOの最上位
頁254の上に重なる。そして、この最上位頁254の
先端が、めくりベルト208の下側の中央を越えたとこ
ろで、図73に示すように、このめくりベルト208と
頁分離コロ250とが、図示せぬソレノイドの作用によ
り、図70の実線で示す位置に移動される。これによ
り、このめくりベルト208の表面に形成された電荷パ
ターンの不平等電界による吸着力で、ブック原稿BOの
最上位頁254だけが、めくりベルト208の表面上に
吸着されて、この最上位頁254の端部がめくりベルト
208と共に持ち上げられる。この不平等電界による吸
着力は、この最上位頁254以外の頁を吸着させない特
徴を有している。
【0156】ここで、本実施例におけるめくりベルト2
08への帯電のタイミングは、図77に示すように、ブ
ック原稿BOの原稿面を読み終えたと同時にリターンす
る走査ユニット200のリターン動作と共に、めくりベ
ルト208への帯電を開始するように設定されているの
で、走査ユニット200の動作に無駄がなく効率がよ
い。但し、図77に示すように、走査ユニット200の
原稿読み取り位置からめくりベルト駆動ローラ223の
最下点までの距離L1を、帯電ローラ225がめくりベ
ルト208と接している接点からめくりベルト駆動ロー
ラ223の最下点までの距離L2よりも大きく(L1≧
L2)に設定した場合には、走査ユニット200がリタ
ーン動作を始めてから、後にめくりベルト208への帯
電を開始するように設定してもよい。
08への帯電のタイミングは、図77に示すように、ブ
ック原稿BOの原稿面を読み終えたと同時にリターンす
る走査ユニット200のリターン動作と共に、めくりベ
ルト208への帯電を開始するように設定されているの
で、走査ユニット200の動作に無駄がなく効率がよ
い。但し、図77に示すように、走査ユニット200の
原稿読み取り位置からめくりベルト駆動ローラ223の
最下点までの距離L1を、帯電ローラ225がめくりベ
ルト208と接している接点からめくりベルト駆動ロー
ラ223の最下点までの距離L2よりも大きく(L1≧
L2)に設定した場合には、走査ユニット200がリタ
ーン動作を始めてから、後にめくりベルト208への帯
電を開始するように設定してもよい。
【0157】上述のように、ブック原稿BOの最上位頁
254をめくり上げた後、この状態のまま走査ユニット
200を、図73に示すように、その端部ホームポジシ
ョンに向けて移動させると、このブック原稿BOの最上
位頁254は、図74に示すように、めくりローラ22
4と頁分離コロ250に挾まれて確実に搬送され、走査
ユニット200の右側部に配置された上下一対の頁収納
ガイド227,228(図62)の間を通過して、走査
ユニット200の右外側にその先端側が送り出される。
この時、この走査ユニット200の上方側の頁収納ガイ
ド227上に取付けられたガイド部頁検知センサ214
(図62)が、走査ユニット200の右外側に送り出さ
れた原稿頁を検知して、この原稿頁が正常に頁めくりさ
れたことを判断する。ここで明らかなように、本実施例
では、走査ユニット200の頁めくり動作によりめくり
上げられた原稿頁が、丸められたり折り曲げられたりせ
ずに自然な姿勢に保持されるので、このめくり上げた原
稿頁を傷めることがなく、また、このめくり上げた原稿
頁を収納するための頁収納手段を走査ユニット200内
に配設する必要がないので、走査ユニット200を小型
化できる。
254をめくり上げた後、この状態のまま走査ユニット
200を、図73に示すように、その端部ホームポジシ
ョンに向けて移動させると、このブック原稿BOの最上
位頁254は、図74に示すように、めくりローラ22
4と頁分離コロ250に挾まれて確実に搬送され、走査
ユニット200の右側部に配置された上下一対の頁収納
ガイド227,228(図62)の間を通過して、走査
ユニット200の右外側にその先端側が送り出される。
この時、この走査ユニット200の上方側の頁収納ガイ
ド227上に取付けられたガイド部頁検知センサ214
(図62)が、走査ユニット200の右外側に送り出さ
れた原稿頁を検知して、この原稿頁が正常に頁めくりさ
れたことを判断する。ここで明らかなように、本実施例
では、走査ユニット200の頁めくり動作によりめくり
上げられた原稿頁が、丸められたり折り曲げられたりせ
ずに自然な姿勢に保持されるので、このめくり上げた原
稿頁を傷めることがなく、また、このめくり上げた原稿
頁を収納するための頁収納手段を走査ユニット200内
に配設する必要がないので、走査ユニット200を小型
化できる。
【0158】次いで、図75に示すように、ブック原稿
BOの最上位頁254をブック原稿の綴じ部までめくり
上げた時点で、めくりベルト208と頁分離コロ250
を元の位置(図70の破線位置)に戻す。この状態で、
走査ユニット200を更にその端部ホームポジションに
向けて移動させると、図76に示すように、このめくり
上げた原稿頁が、ブック原稿の綴じ部に引っ張られて、
一対の頁収納ガイド227,228の間を戻りながら、
ブック原稿BOの左頁上に重ね合わされるようにして走
査ユニット200内から排出される。
BOの最上位頁254をブック原稿の綴じ部までめくり
上げた時点で、めくりベルト208と頁分離コロ250
を元の位置(図70の破線位置)に戻す。この状態で、
走査ユニット200を更にその端部ホームポジションに
向けて移動させると、図76に示すように、このめくり
上げた原稿頁が、ブック原稿の綴じ部に引っ張られて、
一対の頁収納ガイド227,228の間を戻りながら、
ブック原稿BOの左頁上に重ね合わされるようにして走
査ユニット200内から排出される。
【0159】このようにして、めくり上げられた原稿頁
がブック原稿BOの左頁上に全て重ね合わされると、走
査ユニット200の見開き原稿に対する1回分の原稿読
み取り・頁めくり動作が終了する。ここで、このブック
原稿BOに対する原稿読み取り・頁めくり動作を繰り返
し実行したり、原稿読み取りまたは頁めくり動作の何れ
か一方の動作のみを繰り返し実行する場合には、上述の
ように、めくり上げられた原稿頁がブック原稿BOの左
頁上に全て重ね合わされると同時に走査ユニット200
の移動方向を反転させて、ブック原稿の原稿面に対して
最短コースで走査ユニット200の往復動作を繰り返
す。
がブック原稿BOの左頁上に全て重ね合わされると、走
査ユニット200の見開き原稿に対する1回分の原稿読
み取り・頁めくり動作が終了する。ここで、このブック
原稿BOに対する原稿読み取り・頁めくり動作を繰り返
し実行したり、原稿読み取りまたは頁めくり動作の何れ
か一方の動作のみを繰り返し実行する場合には、上述の
ように、めくり上げられた原稿頁がブック原稿BOの左
頁上に全て重ね合わされると同時に走査ユニット200
の移動方向を反転させて、ブック原稿の原稿面に対して
最短コースで走査ユニット200の往復動作を繰り返
す。
【0160】次に、本実施例における走査ユニット20
0の走査レールの構成について説明する。走査ユニット
200は、図78に示すように、前述の光学系が配設さ
れた走査光学系ユニット336が、スキャナユニット3
0の手前側と奥側に配置された一対の走査側板337
a,337bに対して、手前側の2本の支持ロッド34
4aと、奥側の1本の支持ロッド344bとで、回動自
在に支持されている。これにより、走査ユニット200
は、その手前側と奥側に配置された一対の走査側板33
7a,337bの相対ねじれに追従して、その走査光学
系ユニット336までねじれてしまわないように、走査
光学系ユニット336が手前側に配置された走査側板3
37aに対してのみ習うように構成される。
0の走査レールの構成について説明する。走査ユニット
200は、図78に示すように、前述の光学系が配設さ
れた走査光学系ユニット336が、スキャナユニット3
0の手前側と奥側に配置された一対の走査側板337
a,337bに対して、手前側の2本の支持ロッド34
4aと、奥側の1本の支持ロッド344bとで、回動自
在に支持されている。これにより、走査ユニット200
は、その手前側と奥側に配置された一対の走査側板33
7a,337bの相対ねじれに追従して、その走査光学
系ユニット336までねじれてしまわないように、走査
光学系ユニット336が手前側に配置された走査側板3
37aに対してのみ習うように構成される。
【0161】一方、スキャナユニット30の側板には、
その手前側と奥側とに、互いに平行な2本の走査レール
343a,343bが、それぞれの左右両端を固定して
配設されている。これらの走査レール343a,343
bは、断面形状が略L字型に構成されており、これらの
走査レール343a,343bを取り囲むように、コロ
ブラケット338a,338bが各走査側板337a,
337bにそれぞれ取付けられている。これらのコロブ
ラケット338a,338b内には、各走査レール34
3a,343bの水平部分を挾み込むように、位置決め
コロ339a,339bと、押えコロ340a,340
bとが、それぞれ回転自在に配設されている。
その手前側と奥側とに、互いに平行な2本の走査レール
343a,343bが、それぞれの左右両端を固定して
配設されている。これらの走査レール343a,343
bは、断面形状が略L字型に構成されており、これらの
走査レール343a,343bを取り囲むように、コロ
ブラケット338a,338bが各走査側板337a,
337bにそれぞれ取付けられている。これらのコロブ
ラケット338a,338b内には、各走査レール34
3a,343bの水平部分を挾み込むように、位置決め
コロ339a,339bと、押えコロ340a,340
bとが、それぞれ回転自在に配設されている。
【0162】ここで、各位置決めコロ339a,339
bは、ブック原稿の読み取り時及び頁めくり時における
走査ユニット200の上下方向の位置を決める機能を果
たしており、各走査側板337a,337bにそれぞれ
2個ずつ配置されている。これに対し、各押えコロ34
0a,340bは、各走査レール343a,343bの
水平部分を、その上側から加圧するように構成されてい
る。すなわち、これらの押えコロ340a,340b
は、図79に示すように、略ベルクランク状に形成され
た押えコロブラケット346の自由端部に回転自在に軸
支されている。この押えコロブラケット346は、その
中央部が、各コロブラケット338a,338bに固定
されたスタッド347に回転自在に軸支されている。ま
た、この押えコロブラケット346の基端部と、各コロ
ブラケット338a,338bとの間には、加圧バネ3
45が掛け渡されている。これにより、加圧バネ345
の緊縮力によって各押えコロ340a,340bが、各
走査レール343a,343bの水平部分をその上側か
ら加圧する。
bは、ブック原稿の読み取り時及び頁めくり時における
走査ユニット200の上下方向の位置を決める機能を果
たしており、各走査側板337a,337bにそれぞれ
2個ずつ配置されている。これに対し、各押えコロ34
0a,340bは、各走査レール343a,343bの
水平部分を、その上側から加圧するように構成されてい
る。すなわち、これらの押えコロ340a,340b
は、図79に示すように、略ベルクランク状に形成され
た押えコロブラケット346の自由端部に回転自在に軸
支されている。この押えコロブラケット346は、その
中央部が、各コロブラケット338a,338bに固定
されたスタッド347に回転自在に軸支されている。ま
た、この押えコロブラケット346の基端部と、各コロ
ブラケット338a,338bとの間には、加圧バネ3
45が掛け渡されている。これにより、加圧バネ345
の緊縮力によって各押えコロ340a,340bが、各
走査レール343a,343bの水平部分をその上側か
ら加圧する。
【0163】この各走査レール343a,343bの水
平部分に対する各押えコロ340a,340bの加圧に
よって、走査ユニット200に、スキャナユニット30
の上方側への変位習性が与えられ、この変位習性により
各走査レール343a,343bの水平部分の下面側に
対して各位置決めコロ339a,339bが当接するこ
とにより、スキャナユニット30に対して走査ユニット
200が位置決めされる。また、この走査ユニット20
0は、手前側のコロブラケット338aに回転自在に軸
支された横押えコロ341と、上記の各押えコロ340
a,340bと同様な加圧構造により奥側のコロブラケ
ット338bを内側方向に加圧する横加圧コロ342と
を、各走査レール343a,343bの水平部分を両外
側から挾み込むようにそれぞれ配置することによって、
その奥行き方向への位置決めがなされている。
平部分に対する各押えコロ340a,340bの加圧に
よって、走査ユニット200に、スキャナユニット30
の上方側への変位習性が与えられ、この変位習性により
各走査レール343a,343bの水平部分の下面側に
対して各位置決めコロ339a,339bが当接するこ
とにより、スキャナユニット30に対して走査ユニット
200が位置決めされる。また、この走査ユニット20
0は、手前側のコロブラケット338aに回転自在に軸
支された横押えコロ341と、上記の各押えコロ340
a,340bと同様な加圧構造により奥側のコロブラケ
ット338bを内側方向に加圧する横加圧コロ342と
を、各走査レール343a,343bの水平部分を両外
側から挾み込むようにそれぞれ配置することによって、
その奥行き方向への位置決めがなされている。
【0164】以下、本発明の実施例の頁めくり部の構成
及び動作について説明する。本実施例の頁めくり部は、
見開かれて載置されたブック原稿の最上位の頁を吸着し
て持ち上げるブック原稿の頁吸着手段と、この頁吸着手
段に吸着された余分な頁を分離するブック原稿の頁分離
手段と、吸着された頁の有無を検出するめくり部頁検出
手段とを備えている。
及び動作について説明する。本実施例の頁めくり部は、
見開かれて載置されたブック原稿の最上位の頁を吸着し
て持ち上げるブック原稿の頁吸着手段と、この頁吸着手
段に吸着された余分な頁を分離するブック原稿の頁分離
手段と、吸着された頁の有無を検出するめくり部頁検出
手段とを備えている。
【0165】本実施例におけるめくりベルト208は、
2層構造の樹脂フィルムで形成され、その材質としては
PET,PC,PVC,フッ素樹脂などからなり、表面
層は表面抵抗1014Ω以上の高抵抗層で、その裏面層は
表面抵抗108Ω以下の低抵抗層で構成されている。ま
た、本実施例のめくりベルト208は、図81及び図8
2に示すように、めくりベルト208を回転駆動するめ
くりベルト駆動ローラ223と、めくりベルト208の
支持手段としてのベルト支持部材(めくりローラ22
4)とに、並列に2本配置されて張架されている。
2層構造の樹脂フィルムで形成され、その材質としては
PET,PC,PVC,フッ素樹脂などからなり、表面
層は表面抵抗1014Ω以上の高抵抗層で、その裏面層は
表面抵抗108Ω以下の低抵抗層で構成されている。ま
た、本実施例のめくりベルト208は、図81及び図8
2に示すように、めくりベルト208を回転駆動するめ
くりベルト駆動ローラ223と、めくりベルト208の
支持手段としてのベルト支持部材(めくりローラ22
4)とに、並列に2本配置されて張架されている。
【0166】めくりベルト駆動ローラ223は、接地さ
れた金属ローラの表面に導電性ゴムを被覆したローラで
構成されており、確実なベルト駆動とアースを実現して
いる。また、このめくりベルト駆動ローラ223は、め
くりベルト208の線速がめくり部の移動速度と等しく
なるようにめくりベルト208を回転駆動するように構
成されている。帯電ローラ225は、金属ローラもしく
は金属ローラに表面抵抗が108〜1011Ωのゴムを被
覆したもので構成されており、めくりベルト208を駆
動しながら、後述するタイミングに合わせて、この帯電
ローラ225に、切り換えスイッチ253aを介して、
交流電源253から±2kVの高電圧を印加することに
より、めくりベルト208の表面上に交番電界を発生さ
せて、めくりベルト208にブック原稿の頁吸着力を発
生させるように構成されている。
れた金属ローラの表面に導電性ゴムを被覆したローラで
構成されており、確実なベルト駆動とアースを実現して
いる。また、このめくりベルト駆動ローラ223は、め
くりベルト208の線速がめくり部の移動速度と等しく
なるようにめくりベルト208を回転駆動するように構
成されている。帯電ローラ225は、金属ローラもしく
は金属ローラに表面抵抗が108〜1011Ωのゴムを被
覆したもので構成されており、めくりベルト208を駆
動しながら、後述するタイミングに合わせて、この帯電
ローラ225に、切り換えスイッチ253aを介して、
交流電源253から±2kVの高電圧を印加することに
より、めくりベルト208の表面上に交番電界を発生さ
せて、めくりベルト208にブック原稿の頁吸着力を発
生させるように構成されている。
【0167】ところで、図70では、1本の帯電ローラ
225によりめくりベルト208に交番電界を与える構
成を示したが、本実施例の電界形成手段としては、図8
0に示す帯電器225Aのように、めくりベルト駆動ロ
ーラ223に近い側に配置されたスパイラルや段付き溝
状の帯電ローラ225aと、前述と同様の円筒状の帯電
ローラ225bとの2本の帯電ローラを使用するように
構成してもよい。図80において、これらの各帯電ロー
ラ225a,225bに、それぞれ極性の異なる直流電
源から高電圧をかけると、めくりベルト208の表面上
に交番電界が生じ、そこにブック原稿の頁がくると吸着
力が発生する。また、図80において、めくり部頁検知
センサ290は、めくりベルト208が頁を持ち上げた
状態の時に、めくりローラ224の近傍で、めくりベル
ト208に吸着された頁の有無を検出するために配置さ
れている。
225によりめくりベルト208に交番電界を与える構
成を示したが、本実施例の電界形成手段としては、図8
0に示す帯電器225Aのように、めくりベルト駆動ロ
ーラ223に近い側に配置されたスパイラルや段付き溝
状の帯電ローラ225aと、前述と同様の円筒状の帯電
ローラ225bとの2本の帯電ローラを使用するように
構成してもよい。図80において、これらの各帯電ロー
ラ225a,225bに、それぞれ極性の異なる直流電
源から高電圧をかけると、めくりベルト208の表面上
に交番電界が生じ、そこにブック原稿の頁がくると吸着
力が発生する。また、図80において、めくり部頁検知
センサ290は、めくりベルト208が頁を持ち上げた
状態の時に、めくりローラ224の近傍で、めくりベル
ト208に吸着された頁の有無を検出するために配置さ
れている。
【0168】頁分離コロ250は、めくりベルト208
が頁を吸着して持ち上げた状態の時に、図示しない駆動
手段によって、めくりローラ224に張架されためくり
ベルト208の下面に圧接する。この頁分離コロ250
の圧接位置は、その接点の法線方向がめくりベルト20
8の頁吸着面(下面)に略一致する位置であり、頁の検
出位置の下流である。また、頁分離コロ250は、図8
1に示すように、装置本体に固定された駆動ラック23
1に対して頁めくり部がスライドすることにより、駆動
ラック231に噛み合ったアイドルギヤ291、及び、
このアイドルギヤ291が噛み合ったトルクリミッタ2
92を介して、めくりベルト208に吸着された頁の頁
収納ガイド227,228への進入を阻む方向に回転駆
動されている。
が頁を吸着して持ち上げた状態の時に、図示しない駆動
手段によって、めくりローラ224に張架されためくり
ベルト208の下面に圧接する。この頁分離コロ250
の圧接位置は、その接点の法線方向がめくりベルト20
8の頁吸着面(下面)に略一致する位置であり、頁の検
出位置の下流である。また、頁分離コロ250は、図8
1に示すように、装置本体に固定された駆動ラック23
1に対して頁めくり部がスライドすることにより、駆動
ラック231に噛み合ったアイドルギヤ291、及び、
このアイドルギヤ291が噛み合ったトルクリミッタ2
92を介して、めくりベルト208に吸着された頁の頁
収納ガイド227,228への進入を阻む方向に回転駆
動されている。
【0169】この頁分離コロ250の回転時のトルク力
は、めくりベルト208と頁分離コロ250との間に2
枚以上の頁が進入した場合に、余分な頁の進入を阻む方
向に回転し、めくりベルト208と頁分離コロ250と
の間に1枚の頁が進入した場合に、この頁の進入する力
に負けて連れ回りするように管理されている。ここで、
他の頁分離方法として、トルクリミッタ292を固定
し、めくりベルト208と頁分離コロ250との間に2
枚以上の頁が進入した場合に、余分な頁の進入を阻むよ
うに頁分離コロ250の回転を停止し、めくりベルト2
08と頁分離コロ250との間に1枚の頁が進入した場
合に、この頁の進入する力に負けて連れ回りするように
管理することもできる。
は、めくりベルト208と頁分離コロ250との間に2
枚以上の頁が進入した場合に、余分な頁の進入を阻む方
向に回転し、めくりベルト208と頁分離コロ250と
の間に1枚の頁が進入した場合に、この頁の進入する力
に負けて連れ回りするように管理されている。ここで、
他の頁分離方法として、トルクリミッタ292を固定
し、めくりベルト208と頁分離コロ250との間に2
枚以上の頁が進入した場合に、余分な頁の進入を阻むよ
うに頁分離コロ250の回転を停止し、めくりベルト2
08と頁分離コロ250との間に1枚の頁が進入した場
合に、この頁の進入する力に負けて連れ回りするように
管理することもできる。
【0170】また、本実施例における頁分離コロ250
と、めくりローラ224の頁分離コロ250が対応する
部位は、図82に示すように、エラストマーなどの摩擦
部材224aで形成されている。ここで、頁分離コロ2
50と摩擦部材224aとの双方の原稿頁に対する摩擦
係数が大きすぎると、頁の分離性能が低下する。そこ
で、本実施例では、頁分離コロ250と摩擦部材224
aとの摩擦係数差を±0.6以内として、頁分離に支障
を来さないようにした。ここで、頁分離コロ250と摩
擦部材224aとが同じ材質であれば良いことはいうま
でもない。また、図82に示すように、めくりローラ2
08の頁分離コロ250に対応する摩擦部材224aの
外径Bを、めくりベルト208の外径Aよりも大きくす
ることにより、頁分離時に頁に与えるストレスを小さく
することができ、原稿保護に効果がある。
と、めくりローラ224の頁分離コロ250が対応する
部位は、図82に示すように、エラストマーなどの摩擦
部材224aで形成されている。ここで、頁分離コロ2
50と摩擦部材224aとの双方の原稿頁に対する摩擦
係数が大きすぎると、頁の分離性能が低下する。そこ
で、本実施例では、頁分離コロ250と摩擦部材224
aとの摩擦係数差を±0.6以内として、頁分離に支障
を来さないようにした。ここで、頁分離コロ250と摩
擦部材224aとが同じ材質であれば良いことはいうま
でもない。また、図82に示すように、めくりローラ2
08の頁分離コロ250に対応する摩擦部材224aの
外径Bを、めくりベルト208の外径Aよりも大きくす
ることにより、頁分離時に頁に与えるストレスを小さく
することができ、原稿保護に効果がある。
【0171】一方、本実施例では、上述した頁分離位置
の後方の頁収納ガイド227,228の入口(頁挿入
部)に、圧接回転する頁搬送コロ293と加圧コロ29
4とを配設し、この頁搬送コロ293と加圧コロ294
によって、頁収納ガイド227,228内に頁を搬送す
るように構成されている。頁搬送コロ293は、発泡ウ
レタンのような軟らかい樹脂またはゴム等で形成されて
いる。また、この頁搬送コロ293の後方には、頁が正
常にめくられたか否かを判断するためのガイド部頁セン
サ214が配置されている(図80)。
の後方の頁収納ガイド227,228の入口(頁挿入
部)に、圧接回転する頁搬送コロ293と加圧コロ29
4とを配設し、この頁搬送コロ293と加圧コロ294
によって、頁収納ガイド227,228内に頁を搬送す
るように構成されている。頁搬送コロ293は、発泡ウ
レタンのような軟らかい樹脂またはゴム等で形成されて
いる。また、この頁搬送コロ293の後方には、頁が正
常にめくられたか否かを判断するためのガイド部頁セン
サ214が配置されている(図80)。
【0172】ところで、ブック原稿の綴じ部付近では原
稿頁の曲率が大きいため、走査ユニットのめくり部がブ
ック原稿の綴じ部付近に移動した時に、上述のようにし
てめくられた原稿頁は、その曲率の分だけ弛んでしま
う。そこで、本実施例では、この不具合を解消するため
に、走査ユニットのめくり部の移動速度よりも、頁搬送
コロ293の頁搬送速度を多少速くして、綴じ部付近で
の頁の弛み分を吸収するように構成されている。
稿頁の曲率が大きいため、走査ユニットのめくり部がブ
ック原稿の綴じ部付近に移動した時に、上述のようにし
てめくられた原稿頁は、その曲率の分だけ弛んでしま
う。そこで、本実施例では、この不具合を解消するため
に、走査ユニットのめくり部の移動速度よりも、頁搬送
コロ293の頁搬送速度を多少速くして、綴じ部付近で
の頁の弛み分を吸収するように構成されている。
【0173】また、本実施例では、頁収納ガイド内に収
納された頁の排出時には、頁搬送コロ293の駆動を遮
断して、頁の排出がスムーズに行われるように構成され
ている。この頁搬送コロ293の駆動の遮断方法として
は、ワンウエイクラッチを使用している。また、この頁
を円滑に排出させるための他の排出方法としては、頁排
出時に、加圧コロ294を頁搬送コロ293から離間さ
せるように構成してもよい。
納された頁の排出時には、頁搬送コロ293の駆動を遮
断して、頁の排出がスムーズに行われるように構成され
ている。この頁搬送コロ293の駆動の遮断方法として
は、ワンウエイクラッチを使用している。また、この頁
を円滑に排出させるための他の排出方法としては、頁排
出時に、加圧コロ294を頁搬送コロ293から離間さ
せるように構成してもよい。
【0174】次に、本実施例の頁めくり動作を、図83
に示す速度線図とタイミングチャート、及び、図84に
示すめくり動作のフローチャートに基づいて説明する。
原稿の読み取り操作がスタートされると、スキャナユニ
ット30の左端の端部ホームポジションにいた走査ユニ
ット200が、右方向に走行を始め、ブック原稿BOの
原稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。このように
して、走査ユニット200の光学系がブック原稿BOの
右頁の端まで読み終えると、走査ユニット200の原稿
走査方向が逆転され、この読み取りを終えたブック原稿
BOの右頁の頁めくり動作が開始される。本実施例で
は、120mm/secの速度で頁めくりを行った。ま
た、この時、走査ユニット200の走査方向の逆転と共
に、図示しない駆動手段により、めくりベルト208の
下面の平坦部を水平状態に維持し、この状態で高電圧の
電源をオンして帯電ローラ225a,225bに電圧を
印加して、走査ユニット200のめくり走査方向への移
動により、めくりベルト208上に帯電パターンを形成
する。
に示す速度線図とタイミングチャート、及び、図84に
示すめくり動作のフローチャートに基づいて説明する。
原稿の読み取り操作がスタートされると、スキャナユニ
ット30の左端の端部ホームポジションにいた走査ユニ
ット200が、右方向に走行を始め、ブック原稿BOの
原稿面を左頁から右頁へと読み取っていく。このように
して、走査ユニット200の光学系がブック原稿BOの
右頁の端まで読み終えると、走査ユニット200の原稿
走査方向が逆転され、この読み取りを終えたブック原稿
BOの右頁の頁めくり動作が開始される。本実施例で
は、120mm/secの速度で頁めくりを行った。ま
た、この時、走査ユニット200の走査方向の逆転と共
に、図示しない駆動手段により、めくりベルト208の
下面の平坦部を水平状態に維持し、この状態で高電圧の
電源をオンして帯電ローラ225a,225bに電圧を
印加して、走査ユニット200のめくり走査方向への移
動により、めくりベルト208上に帯電パターンを形成
する。
【0175】更に、このめくり走査の開始と共に、ブッ
ク原稿の原稿台の読み込みを始め、ブック原稿端部の位
置を割り出す。ここで、ブック原稿の端部と原稿台とを
見分けるために、本実施例では原稿台を黒色にしてい
る。このブック原稿端部の検知後、走査ユニット200
を所定の距離だけ移動させ、水平に保たれているめくり
ベルト208の下面に、ブック原稿の頁端部を適切な長
さ分だけ吸着させ、走査ユニット200を一旦停止させ
る。この時、頁を吸着させるめくりベルト208の下面
に帯電パターンを形成するために、走査ユニット200
の原稿読み取り位置からめくりベルト駆動ローラ223
の最下点までの距離L1を、帯電ローラ225がめくり
ベルト208と接している接点からめくりベルト駆動ロ
ーラ223の最下点までの距離L2よりも大きく(L1
≧L2)に設定している。ここで、L1とL2の長さの
関係が逆の場合には、読み取り走査の後半から帯電を開
始すればよい。
ク原稿の原稿台の読み込みを始め、ブック原稿端部の位
置を割り出す。ここで、ブック原稿の端部と原稿台とを
見分けるために、本実施例では原稿台を黒色にしてい
る。このブック原稿端部の検知後、走査ユニット200
を所定の距離だけ移動させ、水平に保たれているめくり
ベルト208の下面に、ブック原稿の頁端部を適切な長
さ分だけ吸着させ、走査ユニット200を一旦停止させ
る。この時、頁を吸着させるめくりベルト208の下面
に帯電パターンを形成するために、走査ユニット200
の原稿読み取り位置からめくりベルト駆動ローラ223
の最下点までの距離L1を、帯電ローラ225がめくり
ベルト208と接している接点からめくりベルト駆動ロ
ーラ223の最下点までの距離L2よりも大きく(L1
≧L2)に設定している。ここで、L1とL2の長さの
関係が逆の場合には、読み取り走査の後半から帯電を開
始すればよい。
【0176】このようにして、最上位頁の端部がめくり
ベルト208の下面に吸着された状態で、めくりベルト
208を持ち上げる。この時、上記の原稿端部検知の精
度が悪く、図85に示したように、めくりベルト208
を持ち上げる位置が、ブック原稿の綴じ部の方に寄りす
ぎる可能性がある。このような状態で、めくり走査を続
行した場合には、吸着した頁が頁収納ガイド227,2
28内に入らず、原稿頁を折ったり破いたりして原稿を
破損してしまう。そこで、本実施例では、めくりベルト
208を持ち上げた状態のめくりローラ224の近傍に
配置しためくり部頁検知センサ290を用いて、めくら
れた頁の有無を検知し、原稿の破損防止を行う。
ベルト208の下面に吸着された状態で、めくりベルト
208を持ち上げる。この時、上記の原稿端部検知の精
度が悪く、図85に示したように、めくりベルト208
を持ち上げる位置が、ブック原稿の綴じ部の方に寄りす
ぎる可能性がある。このような状態で、めくり走査を続
行した場合には、吸着した頁が頁収納ガイド227,2
28内に入らず、原稿頁を折ったり破いたりして原稿を
破損してしまう。そこで、本実施例では、めくりベルト
208を持ち上げた状態のめくりローラ224の近傍に
配置しためくり部頁検知センサ290を用いて、めくら
れた頁の有無を検知し、原稿の破損防止を行う。
【0177】この原稿破損防止フローは、図84に示す
ように、めくり部頁検知センサ290が頁を検知した場
合、上記の状態を想定してめくり不良と判断して、めく
り動作を中断し、めくり走査方向とは逆方向に走査ユニ
ット200を走査させる。そして、この走査中に、めく
り部頁検知センサ290により、めくられた頁の端部を
検出できた場合には、その検出位置からめくりベルト2
08を持ち上げる位置を再度計算して記憶しておき、め
くり走査開始位置まで戻る。その後、めくり走査を再開
し、記憶しているめくりベルト208を持ち上げる位置
で走査ユニット200を停止して、同様なめくり走査を
行う。また、めくり走査方向とは逆方向に走査ユニット
200を走査させ、この走査中にめくり部頁検知センサ
290により、めくられた頁の端部を検出できなかった
場合は、めくり走査開始位置まで戻り、めくり走査をや
り直す。
ように、めくり部頁検知センサ290が頁を検知した場
合、上記の状態を想定してめくり不良と判断して、めく
り動作を中断し、めくり走査方向とは逆方向に走査ユニ
ット200を走査させる。そして、この走査中に、めく
り部頁検知センサ290により、めくられた頁の端部を
検出できた場合には、その検出位置からめくりベルト2
08を持ち上げる位置を再度計算して記憶しておき、め
くり走査開始位置まで戻る。その後、めくり走査を再開
し、記憶しているめくりベルト208を持ち上げる位置
で走査ユニット200を停止して、同様なめくり走査を
行う。また、めくり走査方向とは逆方向に走査ユニット
200を走査させ、この走査中にめくり部頁検知センサ
290により、めくられた頁の端部を検出できなかった
場合は、めくり走査開始位置まで戻り、めくり走査をや
り直す。
【0178】最上位頁を吸着した状態でめくりベルト2
08を持ち上げたとき、めくり部頁検知センサ290で
頁を検出できなかった場合は、正常なめくり動作が進行
中と判断して、約0.5秒の停止後、めくり方向に走査
ユニット200を走査し始める。この時点での頁めくり
速度は、頁分離動作を確実にするために、40mm/s
ecとした。
08を持ち上げたとき、めくり部頁検知センサ290で
頁を検出できなかった場合は、正常なめくり動作が進行
中と判断して、約0.5秒の停止後、めくり方向に走査
ユニット200を走査し始める。この時点での頁めくり
速度は、頁分離動作を確実にするために、40mm/s
ecとした。
【0179】その後、めくり走査がある距離を進む間
に、めくりベルト208に頁が吸着していれば、頁端部
がめくり部頁検知センサ290に進入し、頁端部が検出
される筈である。ここで、ある距離とは、めくりベルト
駆動ローラ223がブック原稿平面と接している位置
と、めくり部頁検知センサ290による検出位置までの
長さである。また、最小原稿の規定を、綴じ部から頁端
までの長さを上記の長さ以上とする。そして、この距離
の間に頁端が検出されたら、このタイミングで、頁分離
コロ250を、図示せぬ駆動手段によって、めくりロー
ラ224の摩擦部材224aに圧接させる。
に、めくりベルト208に頁が吸着していれば、頁端部
がめくり部頁検知センサ290に進入し、頁端部が検出
される筈である。ここで、ある距離とは、めくりベルト
駆動ローラ223がブック原稿平面と接している位置
と、めくり部頁検知センサ290による検出位置までの
長さである。また、最小原稿の規定を、綴じ部から頁端
までの長さを上記の長さ以上とする。そして、この距離
の間に頁端が検出されたら、このタイミングで、頁分離
コロ250を、図示せぬ駆動手段によって、めくりロー
ラ224の摩擦部材224aに圧接させる。
【0180】本実施例では、頁端部の検出位置から分離
位置までを10mm、実質の頁分離をしている長さを2
0mmとしている。その後、図示せぬ駆動手段により、
頁分離コロ250をめくりベルト208から離間させ
る。これは、図86に示したように、頁の分離する長さ
が長すぎると、多数枚の頁が頁分離コロ250とめくり
ベルト208の下面との間に挿入されて分離されたとし
ても、この分離された頁の先端が、頁分離コロ250と
めくりベルト208の下面との間に留まり、分離した頁
を折ってしまうためである。
位置までを10mm、実質の頁分離をしている長さを2
0mmとしている。その後、図示せぬ駆動手段により、
頁分離コロ250をめくりベルト208から離間させ
る。これは、図86に示したように、頁の分離する長さ
が長すぎると、多数枚の頁が頁分離コロ250とめくり
ベルト208の下面との間に挿入されて分離されたとし
ても、この分離された頁の先端が、頁分離コロ250と
めくりベルト208の下面との間に留まり、分離した頁
を折ってしまうためである。
【0181】また、頁端部がめくり部頁検知センサ29
0に進入せず頁端部が検出されない場合、例えば、図8
7に示すように、めくり位置が原稿端部に寄りすぎてい
る場合には、めくりベルト208に頁が吸着しておら
ず、めくり不良と判断してめくり走査を中断し、めくり
走査開始位置まで走査ユニット200を戻し、再度同様
なめくり走査を行う。
0に進入せず頁端部が検出されない場合、例えば、図8
7に示すように、めくり位置が原稿端部に寄りすぎてい
る場合には、めくりベルト208に頁が吸着しておら
ず、めくり不良と判断してめくり走査を中断し、めくり
走査開始位置まで走査ユニット200を戻し、再度同様
なめくり走査を行う。
【0182】上記の所定の距離を進む間に頁の端部を検
出して頁の分離が終了した時点で、走査ユニット200
のめくり走査速度を120mm/secに戻し、分離さ
れた1枚の頁のみを頁収納ガイド227,228内に導
く。そして、この頁収納ガイドの後方のガイド部頁検知
センサ214で頁端部を検知し、この検知位置を基に2
枚目の頁のめくり停止位置を決定し記憶しておく。
出して頁の分離が終了した時点で、走査ユニット200
のめくり走査速度を120mm/secに戻し、分離さ
れた1枚の頁のみを頁収納ガイド227,228内に導
く。そして、この頁収納ガイドの後方のガイド部頁検知
センサ214で頁端部を検知し、この検知位置を基に2
枚目の頁のめくり停止位置を決定し記憶しておく。
【0183】めくり走査が更に進み、原稿綴じ部中央付
近から、収納された頁が頁収納ガイド227,228内
から排出され始め、ガイド部頁検知センサ214で頁端
部が再度検知されると、頁めくり動作が完了したことが
確認される。その後、走査ユニット200は、その読み
取り開始位置まで移動して2枚目の原稿頁の読み取り走
査を開始する。
近から、収納された頁が頁収納ガイド227,228内
から排出され始め、ガイド部頁検知センサ214で頁端
部が再度検知されると、頁めくり動作が完了したことが
確認される。その後、走査ユニット200は、その読み
取り開始位置まで移動して2枚目の原稿頁の読み取り走
査を開始する。
【0184】
【発明の効果】本発明によれば、最上位の頁のみを確実
に分離してめくることができるとともに、原稿の破損の
可能性を事前に検出して原稿破損を防止でき、ブック原
稿の頁めくり信頼性が向上される。
に分離してめくることができるとともに、原稿の破損の
可能性を事前に検出して原稿破損を防止でき、ブック原
稿の頁めくり信頼性が向上される。
【図1】本発明が実施されるTPSにシステムにおける
データフローブロック図である。
データフローブロック図である。
【図2】上記TPSにおけるスキャナデータ処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】上記TPSにおける走査ユニットの蛍光灯調光
回路図である。
回路図である。
【図4】上記TPSにおける走査ユニットの他の蛍光灯
調光回路図である。
調光回路図である。
【図5】上記TPSにおける走査ユニットの通常時の蛍
光灯の露光光量を示す線図である。
光灯の露光光量を示す線図である。
【図6】上記TPSにおける走査ユニットの綴じ部光量
増加時の蛍光灯の露光光量を示す線図である。
増加時の蛍光灯の露光光量を示す線図である。
【図7】上記TPSにおける走査ユニットのブック原稿
厚に対する蛍光灯露光光量変化を示す線図である。
厚に対する蛍光灯露光光量変化を示す線図である。
【図8】上記TPSにおけるブック原稿綴じ部で左右非
対称に光量増加させたときの走査ユニットの蛍光灯の露
光光量を示す線図である。
対称に光量増加させたときの走査ユニットの蛍光灯の露
光光量を示す線図である。
【図9】上記TPSにおけるブック原稿綴じ部で左右非
対称に徐々に光量変化させたときの走査ユニットの蛍光
灯の露光光量を示す線図である。
対称に徐々に光量変化させたときの走査ユニットの蛍光
灯の露光光量を示す線図である。
【図10】上記TPSにおけるスキャナデータの増幅回
路である。
路である。
【図11】上記TPSにおける走査ユニットの頁めくり
により変位するブック原稿左端部の遷移図である。
により変位するブック原稿左端部の遷移図である。
【図12】ブック原稿綴じ部が移動した場合の上記TP
Sにおける走査ユニットの頁めくりにより変位するブッ
ク原稿左端部の遷移図である。
Sにおける走査ユニットの頁めくりにより変位するブッ
ク原稿左端部の遷移図である。
【図13】ブック原稿綴じ部が薄い場合の上記TPSに
おける走査ユニットの頁めくりにより変位するブック原
稿左端部の遷移図である。
おける走査ユニットの頁めくりにより変位するブック原
稿左端部の遷移図である。
【図14】上記走査ユニットのブック原稿端部の読み取
りデータの線図である。
りデータの線図である。
【図15】上記ブック原稿端部の部分拡大側面図であ
る。
る。
【図16】上記TPSにおける見開き出力・1to1複
写モード時のブック原稿モード動作のタイミングチャー
トである。
写モード時のブック原稿モード動作のタイミングチャー
トである。
【図17】上記TPSにおける独立頁出力・1to1複
写モード時のブック原稿モード動作のタイミングチャー
トである。
写モード時のブック原稿モード動作のタイミングチャー
トである。
【図18】上記TPSにおける独立頁出力・2枚複写モ
ード時のブック原稿モード動作のタイミングチャートで
ある。
ード時のブック原稿モード動作のタイミングチャートで
ある。
【図19】上記TPSにおけるブック原稿モード動作と
比較するための従来のブック原稿両面モード動作のタイ
ミングチャートである。
比較するための従来のブック原稿両面モード動作のタイ
ミングチャートである。
【図20】上記TPSにおける1to1高速両面モード
時のブック原稿モード動作のタイミングチャートであ
る。
時のブック原稿モード動作のタイミングチャートであ
る。
【図21】上記TPSの駆動制御手段のブロック図であ
る。
る。
【図22】上記TPSにおける原稿台ユニットの概略側
面図である。
面図である。
【図23】上記TPSにおけるブック原稿載置台の概略
平面図である。
平面図である。
【図24】上記TPSにおける原稿台ユニットの概略平
面図である。
面図である。
【図25】上記原稿台ユニットにおける左右の原稿台の
位置をブック原稿サイズに応じて位置決めするサイズス
トッパの概略斜視図である。
位置をブック原稿サイズに応じて位置決めするサイズス
トッパの概略斜視図である。
【図26】上記サイズストッパの概略平面図である。
【図27】上記TPSの原稿台ユニットに対してスキャ
ナユニットを開閉するためのユニット開閉ロック機構の
概略斜視図である。
ナユニットを開閉するためのユニット開閉ロック機構の
概略斜視図である。
【図28】上記ユニット開閉ロック機構の概略側面図で
ある。
ある。
【図29】上記原稿台ユニットにおける原稿台加圧固定
切り換え装置の概略斜視図である。
切り換え装置の概略斜視図である。
【図30】上記原稿台加圧固定切り換え装置の概略断面
図である。
図である。
【図31】上記原稿台加圧固定切り換え装置の一構成部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図32】上記原稿台加圧固定切り換え装置の駆動部の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図33】上記原稿台加圧固定切り換え装置の概略平面
図である。
図である。
【図34】上記TPSにおける装置本体の全体的な構成
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図35】上記TPSにおける原稿台の下方待避動作時
の概略側面図である。
の概略側面図である。
【図36】上記TPSにおける原稿台の下方待避動作時
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図37】上記原稿台の加圧・固定動作モード時におけ
る走査ユニットのホームポジションでの遷移図である。
る走査ユニットのホームポジションでの遷移図である。
【図38】上記原稿台の加圧・固定動作モード時におけ
る走査ユニットの画像読み取り開始位置での遷移図であ
る。
る走査ユニットの画像読み取り開始位置での遷移図であ
る。
【図39】上記原稿台の加圧・固定動作モード時におけ
る走査ユニットのブック原稿中心ポイントでの遷移図で
ある。
る走査ユニットのブック原稿中心ポイントでの遷移図で
ある。
【図40】上記原稿台の加圧・固定動作モード時におけ
る走査ユニットのブック原稿右頁の画像読み取り中また
は右頁めくり上げ中の遷移図である。
る走査ユニットのブック原稿右頁の画像読み取り中また
は右頁めくり上げ中の遷移図である。
【図41】上記原稿台の加圧・固定動作モード時におけ
る走査ユニットの画像読み取り完了位置または頁めくり
開始位置での遷移図である。
る走査ユニットの画像読み取り完了位置または頁めくり
開始位置での遷移図である。
【図42】上記原稿台の加圧・固定動作モード時におけ
るスキャナモータ及び左右の原稿台昇降モータの動作タ
イミングチャートである。
るスキャナモータ及び左右の原稿台昇降モータの動作タ
イミングチャートである。
【図43】上記原稿台上に載置されたブック原稿の厚さ
及び見開かれた左右頁の頁差を検知するためのスライダ
の構成を示す分解斜視図である。
及び見開かれた左右頁の頁差を検知するためのスライダ
の構成を示す分解斜視図である。
【図44】上記スライダにおける検知入力部のピン及び
ラック等の構成を示す概略斜視図である。
ラック等の構成を示す概略斜視図である。
【図45】上記スライダにおける検知入力部のピンの駆
動説明図である。
動説明図である。
【図46】上記スライダにおける上記ラックと大歯車と
の位置関係を示す概略斜視図である。
の位置関係を示す概略斜視図である。
【図47】上記スライダにおける検知入力部のピン及び
ラック等の構成を示す概略断面図である。
ラック等の構成を示す概略断面図である。
【図48】上記スライダにおける上記ピン及びラック等
と左右の原稿台との位置関係を示す概略側面図である。
と左右の原稿台との位置関係を示す概略側面図である。
【図49】上記スライダにおける大歯車とスライド出力
ギヤとの位置関係を示す概略側面図である。
ギヤとの位置関係を示す概略側面図である。
【図50】上記スライダにおける2段ピニオンギヤとカ
ムギヤとの位置関係を示す概略側面図である。
ムギヤとの位置関係を示す概略側面図である。
【図51】上記スライダにおける大歯車とスライド出力
ギヤとの位置関係を示す概略斜視図である。
ギヤとの位置関係を示す概略斜視図である。
【図52】上記スライダにおけるスライド出力ギヤとカ
ムギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略平面図であ
る。
ムギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略平面図であ
る。
【図53】上記スライダにおけるスライド出力ギヤとカ
ムギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略斜視図であ
る。
ムギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略斜視図であ
る。
【図54】上記スライダにおけるスライド側板に対する
横スライド板の取り付け位置を示す概略側面図である。
横スライド板の取り付け位置を示す概略側面図である。
【図55】上記スライダにおける固定板に対する横スラ
イド板及びピンホルダの取り付け位置を示す概略側面図
である。
イド板及びピンホルダの取り付け位置を示す概略側面図
である。
【図56】上記原稿台にセットされたブック原稿の綴じ
部の概略側面図である。
部の概略側面図である。
【図57】上記原稿台にセットされたブック原稿の背表
紙が水平な場合における上記スライダのピンと大歯車と
スライド出力ギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略側
面図である。
紙が水平な場合における上記スライダのピンと大歯車と
スライド出力ギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略側
面図である。
【図58】上記原稿台にセットされたブック原稿の背表
紙が傾斜した場合における上記スライダのピンと大歯車
とスライド出力ギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略
側面図である。
紙が傾斜した場合における上記スライダのピンと大歯車
とスライド出力ギヤと出力ピンとの位置関係を示す概略
側面図である。
【図59】上記スライダの検知入力部と出力部との動作
伝達機構の構成を示す概略側面図である。
伝達機構の構成を示す概略側面図である。
【図60】上記原稿台の他の移動手段を示す概略斜視図
である。
である。
【図61】上記スキャナユニットにおける走査ユニット
の駆動機構を示す概略平面図である。
の駆動機構を示す概略平面図である。
【図62】上記スキャナユニットにおける走査ユニット
の概略断面図である。
の概略断面図である。
【図63】上記走査ユニットのシート巻き取りローラの
構造を示す概略断面図である。
構造を示す概略断面図である。
【図64】上記スキャナユニットにおける走査ユニット
のシート巻き取りローラ及びめくりローラの駆動機構を
示す概略側面図である。
のシート巻き取りローラ及びめくりローラの駆動機構を
示す概略側面図である。
【図65】上記走査ユニットにおける画像読み取り部の
原稿押えローラとプラテンガラスとの位置関係を示す概
略断面図である。
原稿押えローラとプラテンガラスとの位置関係を示す概
略断面図である。
【図66】上記走査ユニットにおける画像読み取り部の
プラテンガラスとガラスホルダとの位置関係を示す概略
断面図である。
プラテンガラスとガラスホルダとの位置関係を示す概略
断面図である。
【図67】上記走査ユニットにおける走査光学系の光路
をブック原稿走査側からシート物原稿走査側に切り替え
るための切り換えミラーの駆動手段及び光路調整手段の
概略側面図である。
をブック原稿走査側からシート物原稿走査側に切り替え
るための切り換えミラーの駆動手段及び光路調整手段の
概略側面図である。
【図68】上記切り換えミラーを駆動して上記走査ユニ
ットにおける走査光学系の光路をブック原稿走査側から
シート物原稿走査側に切り替えた状態における走査ユニ
ットの概略断面図である。
ットにおける走査光学系の光路をブック原稿走査側から
シート物原稿走査側に切り替えた状態における走査ユニ
ットの概略断面図である。
【図69】上記切り換えミラーの他の駆動手段を示す走
査ユニットの概略断面図である。
査ユニットの概略断面図である。
【図70】上記TPSにおける上記走査ユニットの頁め
くり上げ動作を示す走査ユニットの要部の概略断面図で
ある。
くり上げ動作を示す走査ユニットの要部の概略断面図で
ある。
【図71】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの左頁画像読み取り位置での遷移図
である。
おける走査ユニットの左頁画像読み取り位置での遷移図
である。
【図72】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での遷
移図である。
おける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での遷
移図である。
【図73】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ開始位置での遷移
図である。
おける走査ユニットの右頁めくり上げ開始位置での遷移
図である。
【図74】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ途中の遷移図であ
る。
おける走査ユニットの右頁めくり上げ途中の遷移図であ
る。
【図75】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ終了位置での遷移
図である。
おける走査ユニットの右頁めくり上げ終了位置での遷移
図である。
【図76】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁排出途中の遷移図である。
おける走査ユニットの右頁排出途中の遷移図である。
【図77】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での画
像読み取り部とめくりベルトへの帯電タイミングの説明
図である。
おける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での画
像読み取り部とめくりベルトへの帯電タイミングの説明
図である。
【図78】上記スキャナユニットに対する上記走査ユニ
ットの支持構造を示す概略側面図である。
ットの支持構造を示す概略側面図である。
【図79】上記スキャナユニットに対する上記走査ユニ
ットの支持機構の走査レールと押えコロとの関係を示す
概略側面図である。
ットの支持機構の走査レールと押えコロとの関係を示す
概略側面図である。
【図80】本発明によるブック原稿の頁めくり装置の実
施例の概略側面図である。
施例の概略側面図である。
【図81】上記実施例における頁めくり部の概略斜視図
である。
である。
【図82】上記実施例の頁めくり手段の概略断面図であ
る。
る。
【図83】上記実施例の頁めくり動作時の速度線図とタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図84】上記実施例の頁めくり動作のフローチャート
である。
である。
【図85】上記実施例における頁めくり動作時の不良動
作態様を示す概略側面図である。
作態様を示す概略側面図である。
【図86】上記実施例における頁めくり動作時の他の不
良動作態様を示す概略側面図である。
良動作態様を示す概略側面図である。
【図87】上記実施例における頁めくり動作時の更に他
の不良動作態様を示す概略側面図である。
の不良動作態様を示す概略側面図である。
1 原稿台 30 スキャナユニット 35 原稿台ユニット 116 高圧電源 117 めくりベルト上下ソレノイド 118 頁めくりセンサ 200 走査ユニット 205 プラテンガラス 208 めくりベルト 214 ガイド部頁検知センサ 223 めくりベルト駆動ローラ 224 めくりローラ 224a 摩擦部材 225,225a,225b 帯電ローラ 227,228 頁収納ガイド 231 駆動ラック 250 頁分離コロ 290 めくり部頁検知センサ 291 アイドルギヤ 292 トルクリミッタ 293 頁搬送コロ 294 加圧コロ BO ブック原稿 BOa ブック原稿の綴じ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/107
Claims (9)
- 【請求項1】ブック原稿を載置する原稿台と、この原稿
台上に見開かれて載置されたブック原稿を走査移動して
頁をめくる機能を有する操作ユニットを備えたブック原
稿の頁めくり装置において、 誘電体シートより形成され並列に配置された複数のベル
ト状部材と、このベルト状部材の下面に平面部を形成す
るように上記ベルト状部材を回転自在に張架支持するベ
ルト支持手段と、このベルト支持手段に支持されたベル
ト状部材の下面がブック原稿の走査方向と同一方向に移
動するように上記ベルト状部材を回転移動させるベルト
駆動手段と、上記ベルト状部材のベルト上に電界を形成
する電界形成手段と、上記ブック原稿の最上頁に上記ベ
ルト状部材の下面平坦部を接触させてこの下面平坦部に
最上頁を吸着させる第1位置とこの下面平坦部に吸着さ
れた最上頁を収納する第2位置との間で上記ベルト状部
材を移動させるベルト状部材移動手段とによって、上記
ブック原稿の頁吸着手段を構成し、 円筒状に形成された摩擦部材と、この摩擦部材を上記第
2位置で上記ベルト支持手段のベルト支持部材に接触す
るように付勢し上記第1位置で上記ベルト支持部材から
離間させる摩擦部材移動手段と、上記第2位置で上記ベ
ルト状部材と上記摩擦部材との間に多数枚の頁が挿入さ
れた場合に上記摩擦部材の回転を停止または頁の搬送方
向に対して逆回転させ、1枚の頁のみが挿入された場合
に頁の搬送方向に上記摩擦部材を回転させる摩擦部材回
転手段とによって、上記ブック原稿の頁分離手段を構成
するとともに、 上記第2位置において上記ベルト状部材に吸着された頁
の有無を検出するめくり部頁検出手段を有することを特
徴とするブック原稿の頁めくり装置。 - 【請求項2】請求項1記載のブック原稿の頁吸着手段と
頁分離手段とめくり部頁検出手段とを具備するブック原
稿の頁めくり装置において、上記めくり部頁検出手段の
頁検出位置を、上記走査ユニットのめくり走査方向下流
側の上記ベルト状部材の後方の位置としたことを特徴と
する請求項1記載のブック原稿の頁めくり装置。 - 【請求項3】請求項1記載のブック原稿の頁吸着手段と
頁分離手段とめくり部頁検出手段とを具備するブック原
稿の頁めくり装置において、上記走査ユニットの停止状
態で上記第1位置から上記第2位置に上記ベルト状部材
を変位させ、その後の上記走査ユニットの停止時間内で
上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に吸着
された頁の有無を検出することを特徴とするブック原稿
の頁めくり装置。 - 【請求項4】請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出された場合、頁めくり不良と判断し
て上記走査ユニットの頁めくり動作を中止することを特
徴とするブック原稿の頁めくり装置。 - 【請求項5】請求項4記載の頁めくり不良と判断して上
記走査ユニットの頁めくり動作を中止した後、上記ベル
ト状部材を上記第2位置に保持し、上記走査ユニットを
めくり走査方向とは逆の方向に移動させながら上記めく
り部頁検出手段により頁端部を検出すると共に、上記ベ
ルト状部材を停止させて頁を吸着させた位置から上記頁
端部を検出した位置を計測し、その計測距離を用いて頁
めくりの再走査を行なうことを特徴とするブック原稿の
頁めくり装置。 - 【請求項6】請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出されなかった場合には、上記走査ユ
ニットをめくり走査方向に移動させながら上記めくり部
頁検出手段によって頁端部を検出し、このめくり部頁検
出手段によって頁端部が検出された時には、その頁端部
の検出タイミングを用いて、請求項1記載の頁分離手段
の摩擦部材をベルト支持部材に付勢接触させて頁分離を
行なうことを特徴とするブック原稿の頁めくり装置。 - 【請求項7】請求項3記載の走査ユニットの停止時間内
に、上記めくり部頁検出手段により上記ベルト状部材に
吸着された頁が検出されなかった場合には、上記走査ユ
ニットをめくり走査方向に移動させ、この走査ユニット
が所定の長さを移動する間に上記めくり部頁検出手段に
よって頁端部を検出し、このめくり部頁検出手段によっ
て頁端部が検出されなかった時には、頁めくり不良と判
断して上記走査ユニットの頁めくり動作を中断させ、こ
の走査ユニットを頁めくり動作の初期位置まで戻して再
度同様な頁めくり動作を行なうことを特徴とするブック
原稿の頁めくり装置。 - 【請求項8】請求項6記載のタイミングで頁分離手段の
摩擦部材をベルト支持部材に付勢接触させて頁分離を行
なう際の走査ユニットの移動距離を、最小原稿の片頁の
走査方向の長さ未満とし、その後にベルト支持部材に付
勢接触された摩擦部材をベルト支持手段から離間させる
ことを特徴とする請求項1記載のブック原稿の頁めくり
装置。 - 【請求項9】請求項8記載の頁分離手段の摩擦部材をベ
ルト支持部材に付勢接触させて頁分離を行なう際の走査
ユニットのめくり走査速度を、この頁分離時以外の走査
ユニットのめくり走査速度よりも遅くさせることを特徴
とする請求項1記載のブック原稿の頁めくり装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20670993A JPH0756400A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | ブック原稿の頁めくり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20670993A JPH0756400A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | ブック原稿の頁めくり装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0756400A true JPH0756400A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16527820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20670993A Pending JPH0756400A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | ブック原稿の頁めくり装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756400A (ja) |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP20670993A patent/JPH0756400A/ja active Pending
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