JPH0757236A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0757236A
JPH0757236A JP21494293A JP21494293A JPH0757236A JP H0757236 A JPH0757236 A JP H0757236A JP 21494293 A JP21494293 A JP 21494293A JP 21494293 A JP21494293 A JP 21494293A JP H0757236 A JPH0757236 A JP H0757236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
thin film
magnetic thin
layer
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21494293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumichi Tokuoka
保導 徳岡
Takanori Kobuke
隆敬 古武家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP21494293A priority Critical patent/JPH0757236A/ja
Publication of JPH0757236A publication Critical patent/JPH0757236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパッタにより形成された磁性層を有する磁
気記録媒体において、磁性層のPt使用量を著しく低減
して低コスト化をはかり、同時に、Br・t≧250 G
・μm を実現して十分な再生出力を確保し、さらに、磁
性層形成時の基体加熱を不要にして耐熱性の低い可撓性
基体の使用を可能とした上で、1400 Oe 以上の高保
磁力を実現する。 【構成】 熱変形温度が200℃以下の可撓性材質から
なる非磁性基体2上に、Cr、WまたはMoのスパッタ
膜からなる下地層3と、Co−Ni−Cr系合金、Co
−Ta−Cr系合金またはCo−Ni−Ta−Cr系合
金のスパッタ膜第一の磁性薄膜41と、Co−Pt−C
r系合金のスパッタ膜の第二の磁性薄膜42とを設ける
ことにより、磁性層4の保磁力を1400 Oe 以上とす
る。第二の磁性薄膜42のPt含有量は2〜10原子%
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタによって成膜
した磁性薄膜を有する面内記録用の磁気記録媒体および
その製造方法に関し、特に、3.5インチサイズフレキ
シブルディスク一枚当りの換算で総記録容量200MB以
上を可能とする高密度磁気記録媒体およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル磁気ディスクとして現在も
っとも普及している3.5インチマイクロフロッピーデ
ィスク(MFD)の記録容量は、ディスク一枚当り1〜
2MBである。これに対し、ハードディスクでは3.5イ
ンチサイズでディスク一枚当り200MBに達している。
媒体可搬性を優先するMFDでは、互換性が要求される
ので磁気ヘッドのトラッキングにある程度の余裕を必要
とし、このため高密度化しにくいという背景があるが、
この点は、システムの改良によって改善可能である。む
しろ、MFDなどのフレキシブル磁気ディスクにおいて
はハードディスクのようにスパッタによって成膜した高
充填磁性薄膜型媒体製品がなく、磁性粉を用いた塗布型
媒体しか製品化されていないことが高記録密度化できな
い大きな理由となっている。
【0003】スパッタ型ハードディスクでは、通常、主
としてAl合金からなる基板上にCrなどからなる下地
層を形成し、その上に磁性薄膜を形成する。磁性薄膜の
組成には、Co−Ni−Cr系、Co−Ta−Cr系、
Co−Pt−Cr系や、その他多くの系が採用されてい
る。これらの磁性薄膜の磁性は、基本的にはコバルトに
起因するものである。磁性薄膜の磁気特性は使用する磁
性材料の種類や組成、成膜条件などにより決定され、飽
和磁束密度5000〜10000 G程度、保磁力100
0〜2000 Oe 程度の磁性薄膜が記録媒体用として使
用されている。
【0004】一方、面内磁気記録においては、媒体の高
保磁力化が高記録密度化に不可欠の条件である。高保磁
力化のひとつの目安となる保磁力1400 Oe 以上の磁
性薄膜とするためには、磁性薄膜の下地層としてCrな
どからなる非磁性層を設け、さらに、(a)Ptを10
〜20原子%程度以上含む磁性薄膜とする、(b)磁性
薄膜のPt含有量が10原子%程度以下の場合には、他
の添加物を加えるか、あるいは磁性薄膜を薄くする、
(c)Ptを含まない系を磁性薄膜に用いる場合には、
磁性薄膜形成時に少なくとも基板を200℃以上に加熱
し、かつ磁性薄膜を薄くするなどの諸条件を基本的に必
要とした。
【0005】例えば、特開平3−162710号公報に
は、1200 Oe 以上の高保磁力を得るための従来技術
として、基板加熱が必要であること、Ptの添加量を1
5原子%程度にする必要があることなどが記載されてい
る。そして、同公報ではPを添加することにより、Pt
量10原子%以下、基板加熱なしで保磁力を1400Oe
以上にした例が開示されている。また、特公昭62−
49722号公報では、Pt量23原子%、膜厚400
A以下において保磁力1400 Oe 以上が達成されてい
る。また、特開昭62−257617号公報では、20
原子%のPtを含むCo−Pt合金において、保磁力値
1400〜2400 Oe が示されている。
【0006】これらの他にも多くの例があり、例えば特
開昭58−200513号公報では、7〜40原子%の
Ptを含むCo−Pt合金薄膜が開示され、10原子%
前後のPt含有量で膜厚50 A程度にすると保磁力14
00 Oe を達成できる可能性が示されている。さらに、
特開平2−227815号公報では、10原子%のPt
を含むCo−Pt合金薄膜に酸素を15〜30原子%含
有させることにより1400 Oe 以上の高保磁力化をは
かっている。これらはいずれも上記条件(a)、(b)
に関する公知例である。
【0007】また、上記条件(c)に関連する公知例と
しては、例えば、日本応用磁気学会誌Vol.15,p9
1,(1991)に示されるように、基板温度を200
℃以上に加熱することによりCo−Ni−Cr/Cr膜
の保磁力が1500 Oe 以上に増加する例がある。ま
た、電子情報通信学会技術研究報告CPM89−78
(1989−12−15)では、基板温度200℃にお
いて磁性層が薄いほど保磁力が増大し、膜厚250 Aで
保磁力が1550 Oe となる例が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】スパッタによる磁性薄
膜において1400 Oe 以上の高い保磁力を実現するた
め上述の種々の手段が考案され、これらがハードディス
クの高記録密度化に応用されている。しかし、フレキシ
ブルディスクは媒体の可搬性という特徴から広く大量に
使用されるため媒体コストの低減が特に重要であり、こ
の点からスパッタ膜の高保磁力化に要するPt量はでき
るだけ少量に抑える必要がある。また、支持基体となる
フレキシブルフィルムも安価な材料の場合は耐熱性がな
いので、スパッタ時の基体加熱は好ましくない。
【0009】一方、媒体の高出力化に対しては信号を担
う磁束量の増大が必要である。飽和記録の範囲では、磁
束量は媒体の残留磁束密度(Br)と磁性層の膜厚
(t)との積(Br・t)で表され、この積が大きいほ
ど再生出力は増大する。したがって、飽和磁束密度が大
きい合金系材料を用いた場合でも磁性層を薄くすると、
この積(Br・t)、すなわち磁束量が小さくなって再
生出力が低下する。今後の媒体の高密度化、特にトラッ
ク密度の向上に対しては、媒体面に書き込まれるサーボ
情報出力の低下を抑制する必要があり、このためには、
低域での出力確保も重要である。その目安として25 k
FRPIにおいて現行のメタル塗布型フロッピーディスク以
上の出力確保を設定し、このためには前記Br・tとし
て250 G・μm (約2memu/cm2) 以上の磁束が必要で
あることを実験的に確認した。Co−Pt−Cr、Co
−Ni−Cr、Co−Ta−Cr系などの薄膜磁性材料
のBrは一般に角形比0.7〜0.85の範囲で500
0〜8500 G程度であり、これらの系でBr・t≧2
50 G・μm を得るには、膜厚tとして294〜500
A以上が必要になる。
【0010】したがって、少なくとも300 A以上、好
ましくは350 A以上の膜厚で保磁力1400 Oe 以上
の磁性層を、Pt使用量をできるだけ抑えて実現するこ
とが望ましい。これに対し、前記条件(a)ではPtの
使用量が多く、また、前記条件(b)でもPt使用量が
比較的多いかあるいは膜厚が300 A未満になり、前記
Br ・tの条件を満足しない。また、前記条件(c)で
は、加熱を要するなど生産上の問題を生じていた。
【0011】本発明はこのような事情からなされたもの
であり、スパッタにより形成された磁性層を有する磁気
記録媒体において、磁性層のPt使用量を著しく低減し
て低コスト化をはかり、同時に、Br・t≧250 G・
μm を実現して十分な再生出力を確保し、さらに、磁性
層形成時の基体加熱を不要にして耐熱性の低い可撓性基
体の使用を可能とした上で、1400 Oe 以上の高保磁
力を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の本発明により達成される。 (1)熱変形温度が200℃以下の可撓性材質から構成
される非磁性基体の少なくとも一方の面上に、Cr、W
またはMoのスパッタ膜からなる下地層と、第一の磁性
薄膜と、第二の磁性薄膜とをこの順で有し、第一の磁性
薄膜がCo−Ni−Cr系合金、Co−Ta−Cr系合
金またはCo−Ni−Ta−Cr系合金のスパッタ膜で
あり、第二の磁性薄膜がCo−Pt−Cr系合金のスパ
ッタ膜であり、第一の磁性薄膜と第二の磁性薄膜とを含
む磁性層の保磁力が1400 Oe以上であることを特徴
とする磁気記録媒体。 (2)第二の磁性薄膜のPt含有量が2〜10原子%で
ある上記(1)の磁気記録媒体。 (3)下地層の厚さが500〜5000 Aであり、第一
の磁性薄膜の厚さをt1 、第二の磁性薄膜の厚さをt2
としたとき、 100 A≦t1 ≦280 A、 20 A≦t2 ≦280 A、 t1 +t2 ≧300 A である上記(1)または(2)の磁気記録媒体。 (4)磁性層中において第一の磁性薄膜と第二の磁性薄
膜との間に非磁性の中間層を有し、この中間層が、C
r、Mo、V、Nb、TiおよびAlからなる群から選
択された少なくとも一種の元素を含有する金属層、合金
層または酸化物層であるか、または第一の磁性薄膜を酸
化した酸化物層であり、この中間層の厚さが200 A以
下である上記(1)ないし(3)のいずれかの磁気記録
媒体。 (5)磁性層の残留磁束密度をBr 、第一の磁性薄膜の
厚さをt1 、第二の磁性薄膜の厚さをt2 としたとき、 Br ・(t1 +t2 )≧250 G・μm である上記(1)ないし(4)のいずれかの磁気記録媒
体。 (6)第二の磁性薄膜上に、厚さが50〜500 Aであ
る保護層を有し、この保護層が、C、SiO2 、Al2
3 、SiCまたはSi−Al−O−N(サイアロン)
からなる非磁性層であるか、第二の磁性薄膜を酸化した
酸化物層である上記(1)ないし(5)のいずれかの磁
気記録媒体。 (7)上記(1)ないし(6)のいずれかの磁気記録媒
体を製造する方法であって、磁性層形成の際に非磁性基
体の加熱を行なわないことを特徴とする磁気記録媒体の
製造方法。
【0013】
【作用および効果】本発明では、Cr等からなる下地層
上に上記の第一の磁性薄膜と第二の磁性薄膜とからなる
磁性層を積層することにより、1400 Oe 以上の高保
磁力を有する高記録密度媒体が得られる。本発明では、
Ptを第二の磁性薄膜だけに使用すればよく、しかも、
第二の磁性薄膜は20〜280 Aと薄くかつそのPt含
有量を10原子%以下に抑えることができるので、磁性
層全体のPt含有量を著しく低減できる。また、磁性層
形成時の基体加熱が不要なので、安価だが耐熱性の低い
可撓性基体が使用できる。また、第一の磁性薄膜と第二
の磁性薄膜とを合わせた磁性層全体の厚さを300 A以
上と十分に厚くできるので、再生出力を高くすることが
できる。このため、ハードディスクなみの高記録密度と
現行のフロッピーディスクと同等以上の出力とを有する
フロッピーディスクが低コストで得られる。
【0014】ところで、特開平1−283803号公報
では、Co−Cr−Ptの合金組成や膜厚を変化させる
ことにより磁気特性を広範囲に制御できることが示され
ており、9原子%のPtを含むCo−Cr−Pt合金の
磁性層で保磁力を1400 Oe 以上とした例が示されて
いる。しかし、同公報には、磁性層の厚さは約500〜
1000 Aの範囲で、約600 Aが最も望ましい旨の記
載がある。したがって、同公報記載の磁性層におけるP
t含有量は、本発明における磁性層全体のPt含有量の
約2倍以上であり、本発明の目的を達成することはでき
ない。
【0015】
【具体的構成】本発明の磁気記録媒体の構成例を図1に
示す。これらの磁気記録媒体は、非磁性基体2表面に、
Crからなる下地層3、磁性層4および保護層5をこの
順で有する。磁性層4は、図1の(a)では第一の磁性
薄膜41および第二の磁性薄膜42から構成され、図1
の(b)では第一の磁性薄膜41および第二の磁性薄膜
42とこれらの間に設けられた中間層43とから構成さ
れる。なお、図示例では非磁性基体2の一方の面上に下
地層、磁性層および保護層からなる積層体が形成されて
いるが、本発明は、非磁性基体2の両面に前記積層体を
有する両面記録媒体にも適用される。
【0016】非磁性基体2は可撓性であり、通常、樹脂
フィルムから構成される。本発明では非磁性基体を加熱
する必要がないので、熱変形温度(Tg)が200℃以
下の安価な樹脂フィルム、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PE
N)等を用いることができる。非磁性基体2は、目的に
応じてディスク状等の各種形状とされる。
【0017】下地層3は、実質的にCr、WまたはMo
から構成され、スパッタにより形成される非磁性の連続
薄膜である。下地層は、その上に形成される六方晶Co
合金の第一の磁性薄膜のc軸を膜面内に向け、第一の磁
性薄膜の面内方向保磁力を高める作用を果たしている。
これは、体心立方構造をとる下地層の(110)面が基
体表面に平行に配向して成長し、この(110)面上
に、六方晶Co合金のc軸を面内に含む結晶面、例え
ば、(101)面などがエピタキシャル的に成長するた
めとされている。この結果、六方晶Co合金の磁化容易
軸であるc軸が基体面内に配向して面内保磁力が大きく
なる。本発明に使用する下地層の厚さは500〜500
0 Aの範囲とすることが好ましい。非磁性基体の加熱を
行なわない場合、下地層の膜厚が前記範囲未満では十分
なエピタキシャル成長が困難となって第一の磁性薄膜の
保磁力を1400 Oe 以上とすることが難しくなり、ま
た、前記範囲を超える厚さとすると、下地層の金属粒子
の著しい結晶成長により媒体の可撓性が低くなってヘッ
ドタッチが不良となり、出力変動が大きくなってしま
う。また、下地膜の厚さを前記範囲を超えて厚くしても
磁気特性の向上は頭打ちとなるため、生産性が低下する
だけになる。
【0018】第一の磁性薄膜41は、Co−Ni−Cr
系合金、Co−Ta−Cr系合金またはCo−Ni−T
a−Cr系合金から構成される連続薄膜であり、磁化容
易軸は膜の面内方向に優先的に配向している。第一の磁
性薄膜41の具体的組成は特に限定されず、高保磁力が
得られる組成範囲から適宜選択すればよいが、通常、N
iは20〜30原子%、Crは5〜20原子%、Taは
1〜5原子%の範囲から選択することが好ましい。
【0019】第二の磁性薄膜42は、Co−Pt−Cr
系合金から構成される連続薄膜である。第二の磁性薄膜
42の具体的組成は特に限定されず、高保磁力が得られ
る組成範囲から適宜選択すればよいが、通常、Ptが2
〜10原子%、Crが5〜10原子%含まれる組成とす
ることが好ましい。
【0020】これらの磁性薄膜には、必要に応じて、あ
るいは不可避的不純物として、O、N、Si、Al、M
n、Ar、B、C等の他の元素が含有されていてもよ
い。
【0021】本発明では、第一の磁性薄膜41の厚さを
1 、第二の磁性薄膜42の厚さをt2 としたとき、 100 A≦t1 ≦280 A、 20 A≦t2 ≦280 A、 t1 +t2 ≧300 A であることが好ましい。第一の磁性薄膜の厚さを上記範
囲に制御すれば、基体加熱なしで保磁力1400 Oe 以
上を達成することができる。この場合、第一の磁性薄膜
単独では磁束量(Br ・t1 )が不足するが、これに積
層する第二の磁性薄膜の磁束量(Br ・t2 )で十分カ
バー可能となる。ただし、第一の磁性薄膜を前記範囲を
超える厚さとすると高保磁力が得られず、一方、前記範
囲未満の厚さとすると磁束量が不足して第二の磁性薄膜
を厚くする必要が生じるため、好ましくない。
【0022】第二の磁性薄膜の組成および厚さの限定理
由を説明する。まず、第一の磁性薄膜と第二の磁性薄膜
との間に中間層を設けない場合に両磁性薄膜の組成が同
じないしは同じ系であると、磁性層を厚くした場合と同
様な結果となって高保磁力が得られない。また、前述し
たCPM89−78に記載されているように、両磁性薄
膜をいずれもCo−Ni−Cr系合金とし、これらの間
にCr中間層を設けた場合にも高保磁力は得られない。
CPM89−78には、積層により高保磁力化と低ノイ
ズ化が可能になる旨が記載されているが、このものは基
体加熱を前提としており、本発明のように基体加熱を行
なわない場合には、CPM89−78と同様な積層磁性
層とすると、逆に保磁力が減少してしまうのである。こ
れは、スペーシングロスの増大を避けるためにCr中間
層を200 A以下と薄くする必要があるので、その結
果、Cr中間層を下地層として形成される上層の磁性薄
膜のエピタキシャル成長が不完全となって上層の保磁力
が著しく低くなってしまうからである。したがって、上
層である第二の磁性薄膜は、下層である第一の磁性薄膜
とは異なる組成であって、しかも下地への依存性が低い
材料から構成する必要がある。検討の結果、第二の磁性
薄膜には、上記範囲の膜厚のCo−Pt−Cr系合金薄
膜が有効であることがわかった。この場合、Pt量は前
述したように10原子%以下でよく、上記膜厚の範囲で
磁性層全体の磁束量{Br ・(t1 +t2 )}を250
G・μm 以上に維持できることがわかった。ただし、第
二の磁性薄膜の膜厚を上記範囲未満にすると磁性層全体
の磁束量を250 G・μm 以上に維持できず、また、前
記範囲を超える厚さにすると強磁性合金粒子の結晶成長
が著しくなってノイズの増加につながる上に、高価なP
tの使用量が増加するので好ましくない。
【0023】各磁性薄膜は、スパッタにより形成され
る。用いるスパッタ法は特に限定されず、DCマグネト
ロンスパッタやRFマグネトロンスパッタ等のいずれを
用いてもよい。本発明では、各磁性薄膜の組成および厚
さを上記範囲とすることにより、各磁性薄膜を形成する
際に非磁性基体を加熱することなく高保磁力が得られ
る。
【0024】磁性薄膜形成の際には、図2の(a)およ
び(b)にそれぞれ示すように、ターゲット10表面の
中心と非磁性基体2表面の中心とを結ぶ線が非磁性基体
2表面となす角度をφとしたとき、角度φが40度以
下、好ましくは35度以下となるように両者を配置した
状態で、スパッタを行なうことが好ましい。このとき、
非磁性基体の中心軸とターゲットの中心軸とが一致して
いる通常の状態(φ=90度)から、図2の(a)に示
すように、非磁性基体2をターゲット10に対して相対
的に平行移動させた位置関係としてもよく、図2の
(b)に示すように、非磁性基体2をターゲット10に
対して相対的に回転させた位置関係としてもよく、図2
の(a)と(b)とを組み合わせた構成、すなわち、非
磁性基体2をターゲット10に対して相対的に平行移動
させかつ回転させた位置関係としてもよい。両者をこの
ような位置関係とすることにより、ターゲットからの粒
子は非磁性基体表面に対し斜めから入射することにな
る。なお、下地層を形成する際の角度φは、磁性薄膜形
成の際の角度φと同様でよいが、異なっていてもよい。
ターゲットと非磁性基体とを上記のような関係とするこ
とにより、より高い保磁力が得られる。なお、角度φは
0度超とするが、角度φの具体的値は、目的とする保磁
力や生産性等を考慮して適宜決定すればよい。このよう
にしてスパッタを行なうときには、非磁性基体を回転さ
せることが好ましい。これにより磁性薄膜を均質に形成
でき、また、磁性薄膜の厚さむらを防ぐことができる。
なお、下地層形成の際にも、同様な理由により非磁性基
体を回転させることが好ましい。
【0025】磁性薄膜形成の際の雰囲気圧力は、高保磁
力を得るためには0.5〜5Paとすることが好ましい。
また、下地層形成の際の雰囲気圧力は、1〜5Paとする
ことが好ましい。その他のスパッタ条件は、公知の範囲
から適宜選択すればよい。
【0026】図1(b)に示す中間層43は、低ノイズ
化のため設けられる非磁性の連続薄膜である。中間層
は、Cr、Mo、V、Nb、TiおよびAlからなる群
から選択された少なくとも一種の元素を含有する金属、
合金または酸化物のスパッタ膜か、第一の磁性薄膜を酸
化した酸化物層であることが好ましい。中間層の厚さ
は、200 A以下であることが好ましい。中間層が前記
範囲を超える厚さであると、第一の磁性薄膜のスペーシ
ングロスが大きくなり、再生出力が低下するので好まし
くない。
【0027】保護層5は、磁性層の保護のために設けら
れる非磁性層である。保護層は、各種酸化物、窒化物、
炭化物、炭素、ケイ化物等や、これらの混合物などから
構成することが好ましく、具体的には、例えば、C、S
iO2 、Al23 、SiC、Si−Al−O−N(サ
イアロン)などが好ましいが、第二の磁性薄膜を酸化し
た酸化物層を保護層としてもよい。保護層は、通常、ス
パッタにより形成する。保護層の厚さは、一般に50〜
500 Aとする。保護層が薄すぎると磁性層の保護効果
が不十分であり、厚すぎるとスペーシングロスによる再
生出力低下が目立つようになる。
【0028】保護層の上には、必要に応じ潤滑剤層を形
成してもよい。潤滑剤層は、フッ素系有機化合物などを
塗布することにより形成することが好ましい。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0030】<実施例1>非磁性基体として表面粗さ
(Ra)17 A、膜厚75μm のポリエステルフィルム
(A4サイズ)を用い、この上にCr下地層(膜厚30
00 A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜
厚250 A)、Co−Pt−Cr合金の第二の磁性薄膜
(膜厚250 A)およびカーボン保護層(膜厚400
A)を、スパッタにより順次成膜した。スパッタにはD
Cマグネトロン方式のスパッタ装置を用い、初期排気は
1×10-4Pa以下とし、下地層は5Pa、第一の磁性薄膜
は2Pa、第二の磁性薄膜は5Pa、保護層は1PaのAr雰
囲気中で形成した。スパッタ装置内では、非磁性基体と
ターゲットとを図2の(a)に示すように配置した。角
度φは42度とし、非磁性基体を回転させながらスパッ
タを行なった。なお、成膜中に非磁性基体の加熱は行な
わなかった。ターゲットには、下地層用としてCr、第
一の磁性薄膜用としてCo−Ni−Cr(7.5原子%
Cr、30原子%Ni)合金、第二の磁性薄膜用として
Co−Pt−Cr(8原子%Cr、10原子%Pt)合
金、保護層用としてカーボンを用いた。各ターゲットの
直径は3インチとした。
【0031】次いで、保護層上に潤滑剤を塗布し、3.
5インチ径のディスク状に打ち抜いて測定用サンプルと
した。打ち抜きは、ディスクの中心がポリエステルフィ
ルムの中心と一致するように行なった。
【0032】<比較例1>Cr下地層(膜厚3000
A)上にCo−Ni−Cr合金の磁性薄膜(膜厚500
A)およびカーボン保護層(膜厚400 A)を成膜し
た。スパッタ条件は実施例1における下地層、第一の磁
性薄膜および保護層の各条件と同一とした。
【0033】<比較例2>磁性薄膜の膜厚を250 Aと
した以外は比較例1と同一の条件で成膜した。
【0034】<比較例3>Cr下地層(膜厚3000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚2
50 A)、Cr中間層(膜厚100 A)、Co−Ni−
Cr合金の第二の磁性薄膜(膜厚250 A)およびカー
ボン保護層(膜厚400 A)を、スパッタにより順次成
膜した。中間層のスパッタは5PaのAr雰囲気中で行な
い、その他のスパッタ条件は実施例1と同様とした。
【0035】<実施例2>Cr下地層(膜厚3000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚2
00 A)、Cr中間層(膜厚100 A)、Co−Pt−
Cr合金の第二の磁性薄膜(膜厚200 A)およびカー
ボン保護層(膜厚400 A)をスパッタにより順次成膜
した。スパッタ条件は比較例3と同様とした。
【0036】<実施例3>Cr下地層(膜厚3000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚2
00 A)、Co−Pt−Cr合金の第二の磁性薄膜(膜
厚150 A)およびカーボン保護層(膜厚400 A)
を、スパッタにより順次成膜した。ただし、角度φは3
0度とし、ターゲットには直径8インチで組成は実施例
1と同じものを用い、また、スパッタは、すべて1Paの
Ar雰囲気中で行なった。その他の条件は実施例1と同
様とした。
【0037】<実施例4>Cr下地層(膜厚1000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚1
50 A)、Cr中間層(膜厚100 A)、Co−Pt−
Cr合金の第二の磁性薄膜(膜厚250 A)およびカー
ボン保護層(膜厚400 A)を、スパッタにより順次成
膜した。Co−Pt−Cr合金ターゲットの組成を8原
子%Cr、8原子%Pt、残部Coとした以外、スパッ
タの際の条件はすべて実施例3と同様とした。なお、中
間層は1PaのAr雰囲気中で形成した。
【0038】<実施例5>Cr下地層(膜厚2000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚2
00 A)、Co−Pt−Cr合金の第二の磁性薄膜(膜
厚200 A)およびカーボン保護層(膜厚400 A)
を、スパッタにより順次成膜した。Co−Pt−Cr合
金ターゲットの組成を8原子%Cr、5原子%Pt、残
部Coとした以外、スパッタの際の条件はすべて実施例
3と同様とした。
【0039】<比較例4>Cr下地層(膜厚1000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚2
00 A)、Cr中間層(膜厚100 A)、Co−Ni−
Cr合金の第二の磁性薄膜(膜厚200 A)およびカー
ボン保護層(膜厚400 A)を、スパッタにより順次成
膜した。スパッタの際の条件はすべて実施例4と同様と
した。
【0040】<実施例6>Cr下地層(膜厚3000
A)、Co−Ni−Cr合金の第一の磁性薄膜(膜厚1
50 A)、Co−Pt−Cr合金の第二の磁性薄膜(膜
厚250 A)およびカーボン保護層(膜厚400 A)
を、スパッタにより順次成膜した。角度φを90度とし
た以外、スパッタ条件はすべて実施例3と同様とした。
【0041】上記実施例および比較例で得られた測定用
サンプルの磁気特性および電磁変換特性を測定した。電
磁変換特性の測定は、ギャップ長0.23μm のリング
ヘッドをサンプルに押し当て、相対線速度3.14m/s
の条件で行なった。測定結果を表1に示す。表1におい
て、出力は線記録密度25 kFRPIにおける再生出力値で
あり、D50はこの出力値が半減するときの線記録密度を
示す。また、表1に示す磁束量Br ・tは、第一の磁性
薄膜の磁束量と第二の磁性薄膜の磁束量との合計{Br
・(t1 +t2 )}である。なお、比較のために、現行
の3.5インチメタル塗布型フロッピーディスクの測定
結果を示す。表1に示す出力は、このメタル塗布型フロ
ッピーディスクの出力を0dBとした相対出力である。磁
気特性は、最大印加磁界強度10kOe でVSMにより測
定した。
【0042】
【表1】
【0043】表1から、各実施例はBr・t≧250 G
・μm 、保磁力≧1400 Oe を満足し、線記録密度と
してD50が95kFRPI 以上、また低域の出力として現行
の3.5インチメタル塗布型フロッピーディスクと同等
以上の出力が得られることがわかる。これから、例えば
PLL1−7変換などにより線記録密度として100kB
PI程度が可能であり、また、出力が大きいのでトラック
密度も2500TPI は可能となって、記録容量として
3.5インチ換算で片面100MB以上は確保できること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、それぞれ本発明の磁気
記録媒体の構成例を部分的に示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ、磁性薄膜形
成の際のターゲット10と非磁性基体2との関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
2 非磁性基体 3 下地層 4 磁性層 41 第一の磁性薄膜 42 第二の磁性薄膜 43 中間層 5 保護層 10 ターゲット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱変形温度が200℃以下の可撓性材質
    から構成される非磁性基体の少なくとも一方の面上に、
    Cr、WまたはMoのスパッタ膜からなる下地層と、第
    一の磁性薄膜と、第二の磁性薄膜とをこの順で有し、第
    一の磁性薄膜がCo−Ni−Cr系合金、Co−Ta−
    Cr系合金またはCo−Ni−Ta−Cr系合金のスパ
    ッタ膜であり、第二の磁性薄膜がCo−Pt−Cr系合
    金のスパッタ膜であり、第一の磁性薄膜と第二の磁性薄
    膜とを含む磁性層の保磁力が1400 Oe 以上であるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 第二の磁性薄膜のPt含有量が2〜10
    原子%である請求項1の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 下地層の厚さが500〜5000 Aであ
    り、第一の磁性薄膜の厚さをt1 、第二の磁性薄膜の厚
    さをt2 としたとき、 100 A≦t1 ≦280 A、 20 A≦t2 ≦280 A、 t1 +t2 ≧300 A である請求項1または2の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 磁性層中において第一の磁性薄膜と第二
    の磁性薄膜との間に非磁性の中間層を有し、この中間層
    が、Cr、Mo、V、Nb、TiおよびAlからなる群
    から選択された少なくとも一種の元素を含有する金属
    層、合金層または酸化物層であるか、または第一の磁性
    薄膜を酸化した酸化物層であり、この中間層の厚さが2
    00 A以下である請求項1ないし3のいずれかの磁気記
    録媒体。
  5. 【請求項5】 磁性層の残留磁束密度をBr 、第一の磁
    性薄膜の厚さをt1、第二の磁性薄膜の厚さをt2 とし
    たとき、 Br ・(t1 +t2 )≧250 G・μm である請求項1ないし4のいずれかの磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 第二の磁性薄膜上に、厚さが50〜50
    0 Aである保護層を有し、この保護層が、C、SiO
    2 、Al23 、SiCまたはSi−Al−O−N(サ
    イアロン)からなる非磁性層であるか、第二の磁性薄膜
    を酸化した酸化物層である請求項1ないし5のいずれか
    の磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの磁気記録
    媒体を製造する方法であって、磁性層形成の際に非磁性
    基体の加熱を行なわないことを特徴とする磁気記録媒体
    の製造方法。
JP21494293A 1993-08-06 1993-08-06 磁気記録媒体およびその製造方法 Pending JPH0757236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21494293A JPH0757236A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 磁気記録媒体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21494293A JPH0757236A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 磁気記録媒体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0757236A true JPH0757236A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16664125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21494293A Pending JPH0757236A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 磁気記録媒体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0757236A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1515311A1 (en) * 2003-09-05 2005-03-16 Fujitsu Limited Magnetic recording medium, magnetic storage apparatus and recording method
JP2009158975A (ja) * 2009-04-08 2009-07-16 Canon Anelva Corp 磁気媒体の製造法及びmramの製造法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1515311A1 (en) * 2003-09-05 2005-03-16 Fujitsu Limited Magnetic recording medium, magnetic storage apparatus and recording method
US7271984B2 (en) 2003-09-05 2007-09-18 Fujitsu Limited Magnetic recording medium having at least two coupled magnetic layers, magnetic storage apparatus and recording method
US7625643B2 (en) 2003-09-05 2009-12-01 Fujitsu Limited Magnetic recording medium, magnetic storage apparatus and recording method
JP2009158975A (ja) * 2009-04-08 2009-07-16 Canon Anelva Corp 磁気媒体の製造法及びmramの製造法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0757238A (ja) 薄い金属下層を有する薄膜磁気記録媒体及びその製造方法
JPH07169037A (ja) 面内型磁気記録媒体及びその製造方法並びにそれを用いた磁気記録装置
JP2006185489A (ja) 磁気記録媒体および磁気記憶装置
JP2002222518A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法および磁気記録装置
JP3892401B2 (ja) 垂直磁気記録媒体用ディスク基板の製造方法、並びに垂直磁気記録ディスクの製造方法
US4609593A (en) Magnetic recording medium
JPH0830951A (ja) 垂直磁気記録媒体
JPH0757236A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH0750008A (ja) 磁気記録媒体
JPH0757237A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPS6313118A (ja) 磁気記録媒体
JP2006012319A (ja) 磁気記録媒体
JP2644994B2 (ja) ディスク状磁気記録媒体
JP2721624B2 (ja) 金属薄膜型磁気記録媒体
JP3052406B2 (ja) 磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JPH10261520A (ja) 磁性記録媒体及びその製造方法
JPH11283227A (ja) 磁気記録媒体
JP2000207721A (ja) 磁気記録再生装置
JPH10233014A (ja) 磁気記録媒体
JP2725502B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH1041134A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPS61222023A (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2000076647A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JPH05258275A (ja) 垂直磁気記録媒体とその製造方法
JPH04232613A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020409