JPH075751B2 - セルロ−ス繊維とポリオレフイン樹脂による複合板の製造方法 - Google Patents
セルロ−ス繊維とポリオレフイン樹脂による複合板の製造方法Info
- Publication number
- JPH075751B2 JPH075751B2 JP61279719A JP27971986A JPH075751B2 JP H075751 B2 JPH075751 B2 JP H075751B2 JP 61279719 A JP61279719 A JP 61279719A JP 27971986 A JP27971986 A JP 27971986A JP H075751 B2 JPH075751 B2 JP H075751B2
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- JP
- Japan
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- polyolefin resin
- composite plate
- pulp
- cellulose fiber
- paper
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、セルロース繊維、例えば紙もしくはパルプと
ポリオレフィン樹脂とによる熱圧変形が可能な複合板の
製造方法に関する。
ポリオレフィン樹脂とによる熱圧変形が可能な複合板の
製造方法に関する。
《発明の背景》 木材資源の有効活用を目的として、木粉をポリオレフィ
ンに混練することが検討され、塗装性などに優れている
ことから表面改質の用途に一部は実用化されている。
ンに混練することが検討され、塗装性などに優れている
ことから表面改質の用途に一部は実用化されている。
しかし、この木粉入りのポリオレフィンは、ポリオレフ
ィン単体による成形品に比較して物性が低下し、またコ
ストも高い。
ィン単体による成形品に比較して物性が低下し、またコ
ストも高い。
また、木材そのものを化学修飾して内部可塑化し、熱成
形性を付与することも可能であるが、化学修飾はコスト
高となって、実際に工業化するには問題のある方法であ
る。
形性を付与することも可能であるが、化学修飾はコスト
高となって、実際に工業化するには問題のある方法であ
る。
これらの点から木材を化学修飾することなしに、リファ
イナー・グランド・パルプとし、これと変性ポリプロピ
レンとを混練する方法が提案されている。(第36回 日
本木材学会 研究発表会 1986 岸、山野井、白石、横
田) しかしながら、木粉またはパルプのような繊維材料は嵩
高く、特殊な混合装置や混練装置を必要とし、工業化の
点で問題がある。
イナー・グランド・パルプとし、これと変性ポリプロピ
レンとを混練する方法が提案されている。(第36回 日
本木材学会 研究発表会 1986 岸、山野井、白石、横
田) しかしながら、木粉またはパルプのような繊維材料は嵩
高く、特殊な混合装置や混練装置を必要とし、工業化の
点で問題がある。
本発明者は上述の問題に鑑み、上記の基礎的考案、すな
わち木材を出発原料とするセルロース繊維、例えば紙,
パルプとポリオレフィン系樹脂との組合せを、工業的に
実施できる方法を鋭意検討し、本発明に至った。
わち木材を出発原料とするセルロース繊維、例えば紙,
パルプとポリオレフィン系樹脂との組合せを、工業的に
実施できる方法を鋭意検討し、本発明に至った。
《発明の構成》 本発明の構成は特許請求の範囲に記載のとおりである
が、これを要するに、フェノール系樹脂積層板などの基
材として使用される紙あるいはパルプのシート状物に、
セルローズあるいはリグニンのOH基と架橋可能な変性ポ
リオレフィン樹脂として無水マイレン酸またはイタコン
酸で変性したポリオレフィン樹脂を溶融状で接触させ
て、加圧することによって含浸させることを特徴とす
る。溶融状の変性樹脂はスリット状のダイから供給し、
この溶融物を挟むように上下に紙もしくはシート状のパ
ルプを供給し、対ロール間で溶融状の樹脂を含浸する
か、あるいはフラット状のスチールコンベヤーないしキ
ャタピラー状の圧接板などに加圧含浸することが連続的
に生産する上では望ましい。
が、これを要するに、フェノール系樹脂積層板などの基
材として使用される紙あるいはパルプのシート状物に、
セルローズあるいはリグニンのOH基と架橋可能な変性ポ
リオレフィン樹脂として無水マイレン酸またはイタコン
酸で変性したポリオレフィン樹脂を溶融状で接触させ
て、加圧することによって含浸させることを特徴とす
る。溶融状の変性樹脂はスリット状のダイから供給し、
この溶融物を挟むように上下に紙もしくはシート状のパ
ルプを供給し、対ロール間で溶融状の樹脂を含浸する
か、あるいはフラット状のスチールコンベヤーないしキ
ャタピラー状の圧接板などに加圧含浸することが連続的
に生産する上では望ましい。
また、加圧含浸は小規模的に行なう場合は、紙もしくは
パルプのシート状物の間に、無水マイレン酸もしくはイ
タコン酸で変性したポリオレフィン樹脂のシート状(フ
ィルム状)のものを交互に重ね合せて加圧プレス間に供
給し、加熱加圧することによって行なうこともできる。
パルプのシート状物の間に、無水マイレン酸もしくはイ
タコン酸で変性したポリオレフィン樹脂のシート状(フ
ィルム状)のものを交互に重ね合せて加圧プレス間に供
給し、加熱加圧することによって行なうこともできる。
ポリオレフィン樹脂としてはポリプロピレン,ポリエチ
レンが一般的であるが、これらの各種共重合体などであ
ってもよい。
レンが一般的であるが、これらの各種共重合体などであ
ってもよい。
また、紙またはパルプのシート状物は前記の紙あるいは
各種のパルプであって繊維間が比較的粗であってシート
状の物が望ましく、パルプとしては例えばリファイナー
・グランド・パルプが安価であり、経済性の点から望ま
しい。
各種のパルプであって繊維間が比較的粗であってシート
状の物が望ましく、パルプとしては例えばリファイナー
・グランド・パルプが安価であり、経済性の点から望ま
しい。
《実施例》 フェノール含浸用の厚み0.27mm、目付137g/m2の紙8枚
と厚み0.15mmの無水マイレン酸変性ポリプロピレンフィ
ルム16枚とを交互に重ね合せ、平板プレス間に挟んで、
180℃で70kg/cm2の圧力で30分間加熱し、これを冷却し
て複合板を得た。
と厚み0.15mmの無水マイレン酸変性ポリプロピレンフィ
ルム16枚とを交互に重ね合せ、平板プレス間に挟んで、
180℃で70kg/cm2の圧力で30分間加熱し、これを冷却し
て複合板を得た。
このようにして得られた複合板は厚み1.65mm、目付1890
g/m2、ポプロピレン樹脂含有量42重量%、紙含有量58重
量%で後述する測定方法による曲げ強さが1076kg/cm2、
曲げ弾性率50800kg/cm2、含水率0.33%であった。
g/m2、ポプロピレン樹脂含有量42重量%、紙含有量58重
量%で後述する測定方法による曲げ強さが1076kg/cm2、
曲げ弾性率50800kg/cm2、含水率0.33%であった。
この複合板は、深さ30mmの角底容器状に180℃で加熱成
形が可能であった。
形が可能であった。
なお、前記の変性ポリプロピレンフィルムの枚数を変更
することによって、パルプ繊維および変性ポリオレフィ
ン樹脂の含有率を範囲28%〜45%まで変更させたが、曲
げ強さは850〜1100kg/cm2、曲げ弾性率55000〜68000kg/
cm2の物性を示し、従来の繊維板の約3倍の強度を有し
ている。
することによって、パルプ繊維および変性ポリオレフィ
ン樹脂の含有率を範囲28%〜45%まで変更させたが、曲
げ強さは850〜1100kg/cm2、曲げ弾性率55000〜68000kg/
cm2の物性を示し、従来の繊維板の約3倍の強度を有し
ている。
曲げ試験は、幅25mm、長さ50mmのサンプルを、支点間25
mm、荷重速度1mm/minの条件で3点曲げを行なって求め
た。
mm、荷重速度1mm/minの条件で3点曲げを行なって求め
た。
なお、実施例およびこれとの比較として、未変性のポリ
プロピレン樹脂による複合板(参考例1)、未変性の高
圧法ポリエチレン樹脂による複合板(参考例2)、補強
用のセルロース繊維を含まないポリプロピレン樹脂のみ
による板状材(参考例3)の物性をまとめて第1表に示
す。
プロピレン樹脂による複合板(参考例1)、未変性の高
圧法ポリエチレン樹脂による複合板(参考例2)、補強
用のセルロース繊維を含まないポリプロピレン樹脂のみ
による板状材(参考例3)の物性をまとめて第1表に示
す。
《作用効果》 本発明の製造方法では、比較的粗なセルロース繊維密度
の紙もしくはパルプのシート状物に溶融状の変性ポリオ
レフィン樹脂を加圧含浸しているので、得られる複合板
はセルロース繊維あるいはリグニンのOH基と変性ポリオ
レフィン樹脂とが架橋結合して繊維状物による補強効果
が発現される。
の紙もしくはパルプのシート状物に溶融状の変性ポリオ
レフィン樹脂を加圧含浸しているので、得られる複合板
はセルロース繊維あるいはリグニンのOH基と変性ポリオ
レフィン樹脂とが架橋結合して繊維状物による補強効果
が発現される。
また、本発明方法は工業的に実用可能な方法であって、
木材資源としての紙パルプの有効活用がはかられるとと
もに、得られる複合板は加熱成形が可能なので、従来繊
維板が使用されていた分野、例えば自動車ドアの中芯、
トランクルームの仕切り、タイヤカバーなどに、比較的
容易に成形できるなど、新規にして有用な複合板の製造
方法である。
木材資源としての紙パルプの有効活用がはかられるとと
もに、得られる複合板は加熱成形が可能なので、従来繊
維板が使用されていた分野、例えば自動車ドアの中芯、
トランクルームの仕切り、タイヤカバーなどに、比較的
容易に成形できるなど、新規にして有用な複合板の製造
方法である。
Claims (2)
- 【請求項1】紙もしくはパルプのシート状物に溶融状の
無水マイレン酸もしくはイタコン酸変性のポリオレフィ
ン樹脂を加圧含浸することを特徴とするセルロース繊維
とポリオレフィン樹脂による複合板の製造方法。 - 【請求項2】前記加圧含浸は、紙もしくはパルプの複数
のシート状物の間に無水マイレン酸もしくはイタコン酸
変性のポリオレフィン樹脂製シートを交互に重ねた後、
これらを加熱して、該ポリオレフィン樹脂製シートを溶
融させつつ加圧して行なうことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のセルロース繊維とポリオレフィン樹脂
による複合板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61279719A JPH075751B2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | セルロ−ス繊維とポリオレフイン樹脂による複合板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61279719A JPH075751B2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | セルロ−ス繊維とポリオレフイン樹脂による複合板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63132943A JPS63132943A (ja) | 1988-06-04 |
| JPH075751B2 true JPH075751B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=17614923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61279719A Expired - Lifetime JPH075751B2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | セルロ−ス繊維とポリオレフイン樹脂による複合板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075751B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1642710B1 (en) * | 2004-09-29 | 2008-07-02 | Sami Dr.-Ing. Ezzat | Method of mixing fibrous network of natural polymer and a synthetic polymer as matrix |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP61279719A patent/JPH075751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63132943A (ja) | 1988-06-04 |
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