JPH0757874A - 分散型elパネル用素子 - Google Patents
分散型elパネル用素子Info
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- JPH0757874A JPH0757874A JP5223901A JP22390193A JPH0757874A JP H0757874 A JPH0757874 A JP H0757874A JP 5223901 A JP5223901 A JP 5223901A JP 22390193 A JP22390193 A JP 22390193A JP H0757874 A JPH0757874 A JP H0757874A
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- emitting layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高輝度、低電圧駆動を可能とし、耐湿度性を
向上させた分散型ELパネル用素子を提供する。 【構成】 透明導電膜2、発光層3、背面電極7が積層
されてなり、前記発光層3は、誘電体被膜5に覆われた
螢光体粒子4が分散媒6に分散されている分散型ELパ
ネル用素子1。
向上させた分散型ELパネル用素子を提供する。 【構成】 透明導電膜2、発光層3、背面電極7が積層
されてなり、前記発光層3は、誘電体被膜5に覆われた
螢光体粒子4が分散媒6に分散されている分散型ELパ
ネル用素子1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,分散型ELパネル用素
子に関するもので、特に、超高輝度、低電圧駆動、耐湿
性を向上させたもので、超薄型を可能とするものであ
る。
子に関するもので、特に、超高輝度、低電圧駆動、耐湿
性を向上させたもので、超薄型を可能とするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、分散型ELパネル用素子11
として、図2に示すように、観察側より透明導膜12、
ZnS:Cu、Al、ZnS:Cu、Cl等の螢光体を
分散させた発光層13、誘電体を分散させた誘電体層2
0、Al箔等からなる背面電極17を積層したものが知
られており、更に耐湿性を向上させるために、背面電極
17に吸湿性のナイロン6フイルム18を積層し、素子
全体をポリクロロトリフルオロエチレン膜で密閉封止し
た構成のものが知られている。このような分散型ELパ
ネル用素子11においては、螢光体に誘電体を積層する
ことにより、高輝度、高信頼性を得ている。
として、図2に示すように、観察側より透明導膜12、
ZnS:Cu、Al、ZnS:Cu、Cl等の螢光体を
分散させた発光層13、誘電体を分散させた誘電体層2
0、Al箔等からなる背面電極17を積層したものが知
られており、更に耐湿性を向上させるために、背面電極
17に吸湿性のナイロン6フイルム18を積層し、素子
全体をポリクロロトリフルオロエチレン膜で密閉封止し
た構成のものが知られている。このような分散型ELパ
ネル用素子11においては、螢光体に誘電体を積層する
ことにより、高輝度、高信頼性を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の分散型Eパネル用素子11では発光層13
は、螢光体がシアノエチルプランのジメチルホルムアミ
ド溶液でペースト化され、印刷されており、その膜厚は
印刷版により制限され、この膜厚は、通常40〜60μ
m程度で、30μm以下に薄くするのは困難とされてい
た。更に、誘電体層が発光層とAl箔との間に印刷され
ており、その厚みは、誘電体層の粒径1〜3μmで、4
0〜50μm程度である。したがって、発光層と誘電体
層とのトータル膜厚は約100μm程度となっており、
通常その両端に約105 〜106 V/cmの電界になる
ように電圧が印加されるため、印加電圧は120V程度
と大きくなってしまう。また、表面の発光している螢光
体は輝度に寄与するが誘電体層側の発光している発光層
は輝度に寄与していなく、輝度の面では一層の向上が望
まれていた。又、従来の分散型ELパネル用素子におい
ては、劣化の主な原因は水分によるものであるが、螢光
体と誘電体層が分離されて形成され、それぞれが螢光体
あるいは誘電体をシアノエチルプルランのジメチルホル
ムアミド溶液でペースト化して印刷されている。この場
合には、ペースト化する際に使用される、極性の大きい
有機溶媒ジメチルホルムアミドに溶かしてあるシアノエ
チルプルランの中から水分を除去することはそれぞれの
もつ蒸気圧の関係で難しく、パネルにおける水分の除去
にも限界があり、水分による劣化の対応が望まれてい
た。本発明は、このような状況のもと、従来の分散型E
Lパネル用素子における、輝度、駆動電圧、耐湿性の問
題を解決しようとするもので、分散型ELパネル用素子
において、超高輝度で、低電圧駆動が可能で、耐湿性を
向上させた構造のパネルを提供しようとするものであ
る。
うな従来の分散型Eパネル用素子11では発光層13
は、螢光体がシアノエチルプランのジメチルホルムアミ
ド溶液でペースト化され、印刷されており、その膜厚は
印刷版により制限され、この膜厚は、通常40〜60μ
m程度で、30μm以下に薄くするのは困難とされてい
た。更に、誘電体層が発光層とAl箔との間に印刷され
ており、その厚みは、誘電体層の粒径1〜3μmで、4
0〜50μm程度である。したがって、発光層と誘電体
層とのトータル膜厚は約100μm程度となっており、
通常その両端に約105 〜106 V/cmの電界になる
ように電圧が印加されるため、印加電圧は120V程度
と大きくなってしまう。また、表面の発光している螢光
体は輝度に寄与するが誘電体層側の発光している発光層
は輝度に寄与していなく、輝度の面では一層の向上が望
まれていた。又、従来の分散型ELパネル用素子におい
ては、劣化の主な原因は水分によるものであるが、螢光
体と誘電体層が分離されて形成され、それぞれが螢光体
あるいは誘電体をシアノエチルプルランのジメチルホル
ムアミド溶液でペースト化して印刷されている。この場
合には、ペースト化する際に使用される、極性の大きい
有機溶媒ジメチルホルムアミドに溶かしてあるシアノエ
チルプルランの中から水分を除去することはそれぞれの
もつ蒸気圧の関係で難しく、パネルにおける水分の除去
にも限界があり、水分による劣化の対応が望まれてい
た。本発明は、このような状況のもと、従来の分散型E
Lパネル用素子における、輝度、駆動電圧、耐湿性の問
題を解決しようとするもので、分散型ELパネル用素子
において、超高輝度で、低電圧駆動が可能で、耐湿性を
向上させた構造のパネルを提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の分散型ELパネ
ル用素子は、図1(イ)および(ロ)に示すように、透
明導電膜2、発光層3、背面電極7が積層されてなり、
前記発光層3は、誘電体被膜5に覆われた螢光体粒子4
が分散媒6に分散されていることを特徴とするものであ
る。また、誘電体被膜5は、TiO2 、Y2 O3 、Nb
2 O5 、SnO2 、BaTiO3 、HfO2 から選ばれ
たいずれかの誘電体とすることができ、特に後述する耐
湿性を向上させるための水分のバリヤー層としても最も
効果を得るためには、BaTiO3 、TiO2 、HfO
2 とすることが好ましい。さらに、誘電体被膜5に覆わ
れた螢光体粒子4を分散する分散媒6はシアノエチルプ
ルランとすることができる。本発明の分散型ELパネル
用素子において、螢光体粒子4としては、ZnSにC
u、Alを添加したもの(ZnS:Cu、Al)、Zn
SにCu、Clを添加したもの(ZnS:Cu、Cl)
等を用いることができる。この螢光体粒子4を前記誘電
体の被膜5で覆ったものを、シアノエチルプルランのジ
メチルホルムアミド溶液等によりペースト状にして、印
刷し、これを乾燥させることにより、シアノエチルプル
ランを分散媒6として誘電体5で被膜コートされた螢光
体粒子4が分散された発光層3が得られる。従来の分散
型ELパネル用素子においては、透明導電膜と背面電極
の間に発光層と誘電体層の2層を形成する必要があり、
発光層と誘電体層の厚みの合計は約100μm程度であ
ったが、本発明の分散型ELパネル用素子においては、
誘電体5で被膜コートされた螢光体粒子4が分散された
発光層3のみを形成しており、発光層3の膜厚は50μ
m程度であるので、従来のものに比較して著しく薄膜化
されている。背面電極7の外側にはナイロン6フイルム
等の吸湿性のフイルム8を配し、さらに透明な導電膜2
の外側及び吸湿性のフイルム8の外側をポリクロロフル
オロエチレン等からなる防湿性フイルム9a、9bで覆
う構成とすることができる。
ル用素子は、図1(イ)および(ロ)に示すように、透
明導電膜2、発光層3、背面電極7が積層されてなり、
前記発光層3は、誘電体被膜5に覆われた螢光体粒子4
が分散媒6に分散されていることを特徴とするものであ
る。また、誘電体被膜5は、TiO2 、Y2 O3 、Nb
2 O5 、SnO2 、BaTiO3 、HfO2 から選ばれ
たいずれかの誘電体とすることができ、特に後述する耐
湿性を向上させるための水分のバリヤー層としても最も
効果を得るためには、BaTiO3 、TiO2 、HfO
2 とすることが好ましい。さらに、誘電体被膜5に覆わ
れた螢光体粒子4を分散する分散媒6はシアノエチルプ
ルランとすることができる。本発明の分散型ELパネル
用素子において、螢光体粒子4としては、ZnSにC
u、Alを添加したもの(ZnS:Cu、Al)、Zn
SにCu、Clを添加したもの(ZnS:Cu、Cl)
等を用いることができる。この螢光体粒子4を前記誘電
体の被膜5で覆ったものを、シアノエチルプルランのジ
メチルホルムアミド溶液等によりペースト状にして、印
刷し、これを乾燥させることにより、シアノエチルプル
ランを分散媒6として誘電体5で被膜コートされた螢光
体粒子4が分散された発光層3が得られる。従来の分散
型ELパネル用素子においては、透明導電膜と背面電極
の間に発光層と誘電体層の2層を形成する必要があり、
発光層と誘電体層の厚みの合計は約100μm程度であ
ったが、本発明の分散型ELパネル用素子においては、
誘電体5で被膜コートされた螢光体粒子4が分散された
発光層3のみを形成しており、発光層3の膜厚は50μ
m程度であるので、従来のものに比較して著しく薄膜化
されている。背面電極7の外側にはナイロン6フイルム
等の吸湿性のフイルム8を配し、さらに透明な導電膜2
の外側及び吸湿性のフイルム8の外側をポリクロロフル
オロエチレン等からなる防湿性フイルム9a、9bで覆
う構成とすることができる。
【0005】上記、発光層3の作製は、図5に記載のよ
うに、螢光体をエチルアルコールに懸濁し、窒素ガスに
て噴霧状にしたものと、誘電体ゾルを窒素ガスにて噴霧
状にしたものとを一つのチャンバーにいれ、加熱、乾燥
し、螢光体の1次粒子3を誘電体被膜で覆った状態のも
のを作製し、これをサイクロンで捕集する。次いで、こ
の捕集された誘電体被膜5で覆われた螢光体粒子4をシ
アノエチルプルランのジメチルホルムアミド溶液等によ
り、ペースト状にして印刷し、これを乾燥させることに
より、シアノエチルプルランを分散媒6として誘電体5
を被膜コートされた螢光体粒子4が分散された発光層3
を作製する。本発明のELパネル用素子においても、従
来と同様、発光層両端を約105 〜106 V/cmの電
界になるよう電圧を印加すればよいが、この発光層の厚
さは、従来の発光層と誘電体層との厚さの和の約半分程
度となる為、従来と同じ電界をえるには、発光層の両端
にかける発光のための印加電圧を、従来の半分程度とす
ればよい。
うに、螢光体をエチルアルコールに懸濁し、窒素ガスに
て噴霧状にしたものと、誘電体ゾルを窒素ガスにて噴霧
状にしたものとを一つのチャンバーにいれ、加熱、乾燥
し、螢光体の1次粒子3を誘電体被膜で覆った状態のも
のを作製し、これをサイクロンで捕集する。次いで、こ
の捕集された誘電体被膜5で覆われた螢光体粒子4をシ
アノエチルプルランのジメチルホルムアミド溶液等によ
り、ペースト状にして印刷し、これを乾燥させることに
より、シアノエチルプルランを分散媒6として誘電体5
を被膜コートされた螢光体粒子4が分散された発光層3
を作製する。本発明のELパネル用素子においても、従
来と同様、発光層両端を約105 〜106 V/cmの電
界になるよう電圧を印加すればよいが、この発光層の厚
さは、従来の発光層と誘電体層との厚さの和の約半分程
度となる為、従来と同じ電界をえるには、発光層の両端
にかける発光のための印加電圧を、従来の半分程度とす
ればよい。
【0006】本発明のELパネル用素子においては、螢
光体の粒子4が誘電体被膜5により被膜されているの
で、水分の浸入を防ぐ構造となっている。従来の分散型
のELパネル用素子では、発光層を形成する際に螢光体
に直接シアノエチルプルランのジメチルホルムアミド溶
液が接触することになり、特に分散媒となるシアノエチ
ルプルランは、その合成において官能基の置換率に対応
して水分を含んでおり、これを完全に除去することが困
難であるために、水分による劣化が避けられなかった
が、本発明の分散型ELパネル用素子では、誘電体被膜
5がバリヤー層となって耐湿性を向上させている。
光体の粒子4が誘電体被膜5により被膜されているの
で、水分の浸入を防ぐ構造となっている。従来の分散型
のELパネル用素子では、発光層を形成する際に螢光体
に直接シアノエチルプルランのジメチルホルムアミド溶
液が接触することになり、特に分散媒となるシアノエチ
ルプルランは、その合成において官能基の置換率に対応
して水分を含んでおり、これを完全に除去することが困
難であるために、水分による劣化が避けられなかった
が、本発明の分散型ELパネル用素子では、誘電体被膜
5がバリヤー層となって耐湿性を向上させている。
【0007】螢光体粒子4の周囲に被着される誘電体被
膜5の量によっても、素子の輝度は異なるが、誘電体被
膜として、TiO2 を用いて、被膜作製の噴霧、乾燥作
業を3回繰り返した場合の輝度−電圧特性は図3のよう
になった。従来の分散型ELパネル用素子と比較する
と、同じ印加電圧における輝度は、本発明の方が数倍〜
数十倍と向上しており、従来のものに比べ低電圧駆動が
可能となっている。これは、本発明の場合、発光層の電
界を従来のものと同じにするのに、約半分の電圧ですむ
ことと、従来は、螢光体が発光していても表面に出てこ
ないために輝度に寄与しなかったのに対し、本発明の場
合は、透明な誘電体被膜が螢光体の周囲に配置されてい
るため、下方で発光している螢光体の光が誘電体を通過
して出てくることによって輝度に寄与しているためと判
断される。被膜の量は、図5に記載の加熱、乾燥チャン
バー内を螢光体粒子が通る回数にほぼ比例すると思われ
るが、相対輝度はその通る回数により図6のようになっ
た。被膜が厚くなるに相対輝度も上がり、3〜4回でM
axになり、それ以上厚くなると逆に相対輝度は減少す
る傾向があり、相対輝度から適当な被膜厚を選ぶことが
必要である。この理由としては、ペースト化して発光層
3を作製した際、誘電体被膜5が厚くなりすぎると、螢
光体粒子4間の距離が開きすぎること、及び螢光体粒子
4自体の数が減ることによると判断される。
膜5の量によっても、素子の輝度は異なるが、誘電体被
膜として、TiO2 を用いて、被膜作製の噴霧、乾燥作
業を3回繰り返した場合の輝度−電圧特性は図3のよう
になった。従来の分散型ELパネル用素子と比較する
と、同じ印加電圧における輝度は、本発明の方が数倍〜
数十倍と向上しており、従来のものに比べ低電圧駆動が
可能となっている。これは、本発明の場合、発光層の電
界を従来のものと同じにするのに、約半分の電圧ですむ
ことと、従来は、螢光体が発光していても表面に出てこ
ないために輝度に寄与しなかったのに対し、本発明の場
合は、透明な誘電体被膜が螢光体の周囲に配置されてい
るため、下方で発光している螢光体の光が誘電体を通過
して出てくることによって輝度に寄与しているためと判
断される。被膜の量は、図5に記載の加熱、乾燥チャン
バー内を螢光体粒子が通る回数にほぼ比例すると思われ
るが、相対輝度はその通る回数により図6のようになっ
た。被膜が厚くなるに相対輝度も上がり、3〜4回でM
axになり、それ以上厚くなると逆に相対輝度は減少す
る傾向があり、相対輝度から適当な被膜厚を選ぶことが
必要である。この理由としては、ペースト化して発光層
3を作製した際、誘電体被膜5が厚くなりすぎると、螢
光体粒子4間の距離が開きすぎること、及び螢光体粒子
4自体の数が減ることによると判断される。
【0008】
【作用】本発明のELパネル用素子においては、発光層
を、誘電体の被膜に覆われた螢光体粒子を分散媒に分散
させた構成としているので、従来のように発光層の他に
誘電体層を形成する必要がなく、透明導電膜、発光層、
背面電極からなる構成を可能にし、結果として、透明導
電膜と背面電極間の発光層の厚みを薄くすることがで
き、低電圧駆動、高輝度表示が可能である。また、螢光
体に誘電体被膜を形成することにより、螢光体の発光を
効率的に寄与させることができる。さらに、誘電体被膜
が水分のバリヤー層として機能するために分散媒に含有
される水分による劣化を防止でき、耐湿性の高い分散型
ELパネル用素子を得られる。
を、誘電体の被膜に覆われた螢光体粒子を分散媒に分散
させた構成としているので、従来のように発光層の他に
誘電体層を形成する必要がなく、透明導電膜、発光層、
背面電極からなる構成を可能にし、結果として、透明導
電膜と背面電極間の発光層の厚みを薄くすることがで
き、低電圧駆動、高輝度表示が可能である。また、螢光
体に誘電体被膜を形成することにより、螢光体の発光を
効率的に寄与させることができる。さらに、誘電体被膜
が水分のバリヤー層として機能するために分散媒に含有
される水分による劣化を防止でき、耐湿性の高い分散型
ELパネル用素子を得られる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図5は本発明の分散型ELパネル用素子に用いる誘電体
被膜付き螢光体の製造工程を示す図、図7は本発明の分
散型ELパネル用素子の製造工程を示す図である。先
ず、平均粒径10nmのTiO2 含有量4〜7%の誘電
体ゾル、および粒径15〜40μm(平均粒径30μ
m)の螢光体ZnS:Cu、Alをエタノールに懸濁し
たものを、それぞれ石英ガラス製噴霧器を用い、流量
0.3〜1.0Kg/cm2 のN2 ガスをキヤリアガス
として使用して、噴霧ノズルより、300〜600°c
に設定された加熱、乾燥チヤンバー24内に送り込み、
螢光体表面にTiO2 の被膜を形成した。チヤンバー内
を通過した誘電体被膜が形成された螢光体をサイクロン
25を通して補集した。次いで、捕集したTiO2 被膜
付きの螢光体を、再び前記誘電体ゾルとともにチヤンバ
ー24内へ噴霧して送り込み、TiO2 被膜をさらに形
成し、チヤンバー通過後にサイクロン25により捕集す
る操作を2度繰り返して、所定の膜厚のTiO2 被膜を
有する螢光体を得た(噴霧乾燥処理)。得られたTi
O2 被膜付螢光体65部とシアノエチルプランのジメチ
ルホルムアミド溶液(濃度60重量%)35部とをホモ
ジナイザーで、約1時間ほど3000rpmで混合攪拌
して、ペースト化した。螢光体とシアノエチルプルラン
のジメチルホルムアミド溶液との混合比は、ELパネル
用素子全体の誘電率が高くなるように螢光体60〜75
部に対して、シアノエチルプランのジメチルホルムアミ
ド溶液25〜40部とすることが好ましい(ペースト
化)。その後、これを印刷版を用いて背面電極である厚
さ100μmAl箔上に印刷した(印刷)。次いで、
これを175°cで60分間、N2 ガス雰囲気中で乾燥
した。これと併行して、透明導電フイルム(70μm
厚、シート抵抗100Ω/□)に銀の集電電極を印刷し
た。これは面発光を均一に行うために必要な電極であ
る。コストを安くするために、カーボン電極を使用する
こともある。集電電極の銀の粒径は2〜7μm微粒粉末
を印刷し、110°c、30分間乾燥を行った。次い
で、印刷したAl箔及び導電フイルムにそれぞれリード
端子を耐熱性の固定テープで固定し、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン防湿フイルム、ナイロン6フイルム、A
l箔、透明導電フイルム、ポリクロロトリフルオロエチ
レン防湿フイルムをこの順に重ね、すばやくラミネート
した(ラミネート)。次いで、余分なフイルム部を簡
易プレスで打抜き(プレス成形)、ELパネル用素子
を作製した。尚、上記、ラミネートに先立ち、ナイロン
6フイルム、ポリクロロトリフルオロエチレン防湿フイ
ルムを100〜120°c程度で2〜5時間乾燥し、水
分の除去を行っておく。
図5は本発明の分散型ELパネル用素子に用いる誘電体
被膜付き螢光体の製造工程を示す図、図7は本発明の分
散型ELパネル用素子の製造工程を示す図である。先
ず、平均粒径10nmのTiO2 含有量4〜7%の誘電
体ゾル、および粒径15〜40μm(平均粒径30μ
m)の螢光体ZnS:Cu、Alをエタノールに懸濁し
たものを、それぞれ石英ガラス製噴霧器を用い、流量
0.3〜1.0Kg/cm2 のN2 ガスをキヤリアガス
として使用して、噴霧ノズルより、300〜600°c
に設定された加熱、乾燥チヤンバー24内に送り込み、
螢光体表面にTiO2 の被膜を形成した。チヤンバー内
を通過した誘電体被膜が形成された螢光体をサイクロン
25を通して補集した。次いで、捕集したTiO2 被膜
付きの螢光体を、再び前記誘電体ゾルとともにチヤンバ
ー24内へ噴霧して送り込み、TiO2 被膜をさらに形
成し、チヤンバー通過後にサイクロン25により捕集す
る操作を2度繰り返して、所定の膜厚のTiO2 被膜を
有する螢光体を得た(噴霧乾燥処理)。得られたTi
O2 被膜付螢光体65部とシアノエチルプランのジメチ
ルホルムアミド溶液(濃度60重量%)35部とをホモ
ジナイザーで、約1時間ほど3000rpmで混合攪拌
して、ペースト化した。螢光体とシアノエチルプルラン
のジメチルホルムアミド溶液との混合比は、ELパネル
用素子全体の誘電率が高くなるように螢光体60〜75
部に対して、シアノエチルプランのジメチルホルムアミ
ド溶液25〜40部とすることが好ましい(ペースト
化)。その後、これを印刷版を用いて背面電極である厚
さ100μmAl箔上に印刷した(印刷)。次いで、
これを175°cで60分間、N2 ガス雰囲気中で乾燥
した。これと併行して、透明導電フイルム(70μm
厚、シート抵抗100Ω/□)に銀の集電電極を印刷し
た。これは面発光を均一に行うために必要な電極であ
る。コストを安くするために、カーボン電極を使用する
こともある。集電電極の銀の粒径は2〜7μm微粒粉末
を印刷し、110°c、30分間乾燥を行った。次い
で、印刷したAl箔及び導電フイルムにそれぞれリード
端子を耐熱性の固定テープで固定し、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン防湿フイルム、ナイロン6フイルム、A
l箔、透明導電フイルム、ポリクロロトリフルオロエチ
レン防湿フイルムをこの順に重ね、すばやくラミネート
した(ラミネート)。次いで、余分なフイルム部を簡
易プレスで打抜き(プレス成形)、ELパネル用素子
を作製した。尚、上記、ラミネートに先立ち、ナイロン
6フイルム、ポリクロロトリフルオロエチレン防湿フイ
ルムを100〜120°c程度で2〜5時間乾燥し、水
分の除去を行っておく。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、低電圧駆動、高輝度表
示が可能な分散型ELパネル用素子が得られる。又、耐
湿性を向上させることができ、水分による輝度の劣下が
きわめて少ない分散型ELパネル用素子が得られる。。
示が可能な分散型ELパネル用素子が得られる。又、耐
湿性を向上させることができ、水分による輝度の劣下が
きわめて少ない分散型ELパネル用素子が得られる。。
【図1】本発明の分散型ELパネル用素子の断面を示す
図
図
【図2】従来の分散型ELパネル用素子の断面を示す図
【図3】本発明の分散型ELパネル用素子の輝度−電圧
特性を示す図
特性を示す図
【図4】本発明の分散型ELパネル用素子の加速寿命試
験結果を示す図
験結果を示す図
【図5】本発明の分散型ELパネル用素子に用いる螢光
体を噴霧乾燥処理する工程を示す図
体を噴霧乾燥処理する工程を示す図
【図6】螢光体の噴霧乾燥処理回数と本発明の分散型E
Lパネル用素子の輝度の関係を示す図
Lパネル用素子の輝度の関係を示す図
【図7】実施例の分散型ELパネル用素子の製造工程を
示す図
示す図
1 本発明の分散型ELパネル用素子 2、12 透明導電膜 3、13 発光層 4 螢光体 5 誘電体被膜 6 分散媒 7、17 背面電極 8、18 ナイロン6フイルム 9a、9b ポリクロロトリフルオロエチレンフイ
ルム 19a、19b ポリクロロトリフルオロエチレンフイ
ルム 11 従来の分散型ELパネル用素子 20 誘電体層 24 加熱、乾燥チヤンバー 25 サイクロン
ルム 19a、19b ポリクロロトリフルオロエチレンフイ
ルム 11 従来の分散型ELパネル用素子 20 誘電体層 24 加熱、乾燥チヤンバー 25 サイクロン
Claims (3)
- 【請求項1】ELパネルに用いられる素子であって、透
明導電膜、発光層、背面電極が積層されてなり、前記発
光層は、誘電体の被膜に覆われた螢光体粒子が分散媒に
分散されていることを特徴とする分散型ELパネル用素
子。 - 【請求項2】誘電体被膜がTiO2 、Y2 O3 、Nb2
O5 、SnO2 、BaTiO3 、HfO2 から選ばれた
いずれかの誘電体からなる請求項1記載の分散型ELパ
ネル用素子。 - 【請求項3】誘電体の被膜に覆われた螢光体粒子を分散
する分散媒がシアノエチルプルランである請求項1及び
2記載の分散型ELパネル用素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5223901A JPH0757874A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 分散型elパネル用素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5223901A JPH0757874A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 分散型elパネル用素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757874A true JPH0757874A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16805488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5223901A Pending JPH0757874A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 分散型elパネル用素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0757874A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030079331A (ko) * | 2002-04-03 | 2003-10-10 | 대한민국 (한밭대학총장) | 백색광 전계발광소자 및 제조방법 |
| CN113054127A (zh) * | 2021-03-16 | 2021-06-29 | 河北工业大学 | 一种低压驱动的柔性发光器件及其制备方法与应用 |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP5223901A patent/JPH0757874A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030079331A (ko) * | 2002-04-03 | 2003-10-10 | 대한민국 (한밭대학총장) | 백색광 전계발광소자 및 제조방법 |
| CN113054127A (zh) * | 2021-03-16 | 2021-06-29 | 河北工业大学 | 一种低压驱动的柔性发光器件及其制备方法与应用 |
| CN113054127B (zh) * | 2021-03-16 | 2024-01-23 | 河北工业大学 | 一种低压驱动的柔性发光器件及其制备方法与应用 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021126 |