JPH0759170B2 - 粗飼料の自動給餌システム - Google Patents

粗飼料の自動給餌システム

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JPH0759170B2
JPH0759170B2 JP4197844A JP19784492A JPH0759170B2 JP H0759170 B2 JPH0759170 B2 JP H0759170B2 JP 4197844 A JP4197844 A JP 4197844A JP 19784492 A JP19784492 A JP 19784492A JP H0759170 B2 JPH0759170 B2 JP H0759170B2
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浩司 田中
訓平 石川
守 朝岡
博昭 磯村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粗飼料または粗飼料を
主体とする配合飼料(以下、単に「粗飼料」という)の
自動給餌システムであって、大量に貯蔵された粗飼料を
適宜タイミングで適量づつ家畜に自動給餌するための粗
飼料の自動給餌システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、牛あるいは山羊等の反芻動物
には、例えばトウモロコシ等の穀類を主体とするいわゆ
る濃厚飼料またはこれを主体とする配合飼料の他に、乾
牧草、トウモロコシまたはソルガムの茎、葉、穂および
そのサイレージ等のいわゆる粗飼料を併せて給餌するこ
とがその生理上好ましい。
【0003】ところが、濃厚飼料は自動給餌機によって
一定量づつ自動給餌することが従来より一般的に行われ
ているのであるが、通常この自動給餌機aのホッパーb
は図3に示すように下部の排出口cに到るほどその断面
積が小さくなるように形成されており、また粗飼料は嵩
比重が小さいために自動給餌機aを用いてこの粗飼料を
自動給餌した場合には、ホッパーb内の粗飼料がいわゆ
るブリッジを形成してその排出口cを閉塞してしまい、
このため自動給餌機aによる粗飼料の自動給餌は非常に
困難であった。このことから、従来、粗飼料の給餌は人
手に頼らざるを得ないのが現状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は粗
飼料の給餌を人手に頼っていたため、そのための作業者
を確保しなければならず、また人手による作業であるた
め効率が悪かった。さらに、一定量づつ測定して粗飼料
を給餌することが好ましいのであるが人手によるためこ
れは煩わしく、このため正確な定量給餌は困難であり、
給餌量を正しく把握することができなかった。
【0005】そこで、本発明は粗飼料の自動給餌を可能
とする粗飼料の自動給餌システムを提供をすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、粗飼
料を貯蔵するための貯蔵タンクと、該貯蔵タンクから一
定量の粗飼料を排出するための排出装置と、該排出装置
により排出された粗飼料を搬送するための搬送装置と、
該搬送装置から前記粗飼料の供給を受けて各飼槽の上方
を移動するホッパーと該ホッパー内の粗飼料を排出して
各飼槽に供給するための供給装置とを有する自動給餌機
とを備え、前記貯蔵タンクおよび前記ホッパーは上部の
収用口から下部の排出口に至って下方開拡状の筒体をな
し、かつ前記ホッパーの移動および前記供給装置の作動
は前記ホッパー内の粗飼料の重量変化に基づいて制御さ
れる構成としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、貯蔵タンクおよび自動給餌
機におけるホッパーは下方開拡状の筒体に形成されてい
るので、嵩比重の小さな粗飼料を収用した場合であって
もいわゆるブリッジを形成することはなく、それぞれ排
出装置若しくは供給装置により一定量づつ確実に排出ま
たは給餌される。
【0008】しかも、ホッパーの移動および供給装置の
作動は、ホッパー内の粗飼料の重量変化に基づいて制御
されるので、嵩比重の小さな粗飼料であっても一定重量
の給餌が確実になされる。すなわち、例えば飼料の供給
を時間で管理すると、ホッパー内で粗飼料がブリッジを
形成して詰まった場合等には全く給餌がされないまま一
定時間経過すると供給装置が停止し、あるいはホッパー
が移動してしまうといった問題があるのであるが、ホッ
パー内の粗飼料の重量変化に基づいてホッパーの移動お
よび供給装置の作動が制御されるので、全く給餌がされ
ないまま、あるいは給餌量が不十分なまま供給装置が停
止し、またはホッパーが移動してしまうといったトラブ
ルは発生せず、よって各飼槽への一定重量の給餌が確実
になされる。このように、貯蔵タンクおよびホッパー内
において粗飼料がブリッジを形成することが防止され、
かつ時間ではなく重量に基づいて給餌量が制御されるの
で、粗飼料の自動給餌が可能となる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1および図2に基
づいて説明する。なお、以下の説明において「飼料」は
「粗飼料等」を意味するものとする。さて、この自動給
餌システムは、図1にその構成を略示するように自動給
餌機1と貯蔵タンク2と排出装置3と搬送装置としての
搬送コンベア4とこれらを制御する制御装置5とを主体
として構成されている。
【0010】自動給餌機1は、牛舎20の天井付近に敷
設されたレール21に沿って移動しつつ飼槽22〜22
に一定量づつ飼料を給餌するもので、図2に示すように
ホッパー10とこのホッパー10内に収用された飼料を
一定量づつ供給可能な供給装置11とを備えている。
【0011】ホッパー10は、図示するように上部の収
用口10aから下部の排出口10bに到ってその断面積
が徐々に大きくなる下方開拡状の筒体をなすもので、収
用された粗飼料がブリッジを形成することのないように
形成されている。このホッパー10は、重量センサ12
〜12を介して上記レール21上を自走可能な駆動部1
3に吊り下げられており、各重量センサ12〜12は制
御装置5に継電接続されてホッパー10内に収用された
飼料の重量変化が検出されるようになっている。この重
量変化に基づいて給餌される飼料の管理が行われる。
【0012】また、このホッパー10の上部収用口と下
部の排出口の近傍にはレベル計6,7が取り付けられて
おり、この両レベル計6,7は制御装置5に継電接続さ
れている。この両レベル計6,7によりホッパー10内
の飼料の量が満杯となった時と一定量以下になった時と
が検知され、これに基づいて後述する搬送装置3あるい
は排出装置4が作動されて貯蔵タンク2からこのホッパ
ー10内に適量の飼料の補充が行われるようになってい
る。
【0013】なお、駆動部13は制御装置5により駆動
モータ(図示省略)を作動してホッパー10および供給
装置11を所定距離づつ移動可能に構成されたもので、
従来のものに比して特に変更を要するものではない。
【0014】このように構成されたホッパー10の排出
口10bに供給装置11が装着されている。この供給装
置11として、本例では同一面上に一定の間隔をおいて
相互に平行に配置された複数のスクリュー11b〜11
bを備えたスクリューフィーダ11を例示しており、こ
のスクリューフィーダ11はホッパー10の排出口10
bを下方から受けるようにして取り付けられている。そ
して、駆動モータ11aが起動されると複数のスクリュ
ー11b〜11bが同一方向に回転され、これにより排
出口10bから排出された飼料を水平方向に移動させて
シュータ11cから飼料を排出するようになっている。
駆動モータ11aは制御装置5により起動停止が制御さ
れるようになっており、これにより一定量の飼料がシュ
ータ11cから飼槽22〜22内に給餌されるようにな
っている。
【0015】このように構成された自動給餌機1は、制
御装置5に内蔵されたタイマーにより予め設定された給
餌時間になると自動的に作動され、飼槽22〜22の上
方を移動しつつ、一定量の飼料を各飼槽22内に投入し
て家畜の給餌が行われるようになっている。
【0016】次に、貯蔵タンク2は大量の飼料を貯蔵す
ることのできる大型のタンクであって、上記自動給餌機
1におけるホッパー10と同様に下方開拡状の筒体をな
すもので貯蔵された飼料がブリッジを形成しない形状に
形成されている。この貯蔵タンク2の上部収用口と下部
の排出口の近傍にはそれぞれレベル計8,9が取り付け
られており、この両レベル計8,9は制御装置5に継電
接続されてこの貯蔵タンク2内の貯蔵量が満杯になった
時と一定量以下になった時にアラームを発して作業者に
知らせるようになっている。
【0017】この貯蔵タンク2の下部に排出装置4が装
着されている。この排出装置4として、上記自動給餌機
1における供給装置11と同様の構成であって、貯蔵タ
ンク2の大きさに見合ったより大型のスクリューフィー
ダが取り付けられており、これにより貯蔵タンク2内に
貯蔵された飼料を一定量づつ排出口4aから確実に排出
できるようになっている。
【0018】この排出口4aから排出された飼料は、搬
送装置3によって上記自動給餌機1のホッパー10に補
充されるようになっている。この搬送装置3として本例
では通常のスクリューコンベアが用いられており、制御
装置5により起動停止されるようになっている。この搬
送装置3の先端は自動給餌機1の待機位置(図示する位
置)の上方に到っており、自動給餌機1が待機位置にあ
る時にのみ起動するようになっている。なお、上記搬送
装置3としては例示したスクリューコンベアに限らず、
例えばチェーンコンベアあるいはベルトコンベアであっ
てもよい。
【0019】制御装置5は、プログラマブルコントロー
ラ(シーケンサ)を主体とするもので、上記自動給餌機
1の駆動モータ、供給装置11としてのスクリューフィ
ーダの駆動モータ11a、重量センサ12〜12、搬送
装置の駆動モータ、排出装置としてのスクリューフィー
ダの駆動モータさらにはレベル計6〜9等が継電接続さ
れており、これら各種機器の逐次制御が行われるように
なっている。
【0020】次に、この自動給餌システムの作動につい
て説明する。先ず、貯蔵タンク2には大量の粗飼料を貯
蔵しておく。この貯蔵タンク2内の飼料の量はレベル計
8,9によって検知され、作業者は収用口近傍のレベル
計8によるアラームにより貯蔵タンク2内が満杯になっ
たことを、また排出口近傍のレベル計9により貯蔵タン
ク2内の飼料が残り少なくなったことを知ることができ
る。
【0021】次に、排出装置4および搬送装置3を作動
して自動給餌機1のホッパー10内に所定量の飼料を補
充する。この際、自動給餌機1は図示する待機位置に停
止させておく。レベル計6によるアラームが発せられて
ホッパー10が満杯になると排出装置4および搬送装置
3が自動的に停止されて飼料の補充が停止される。
【0022】このようにしてホッパー10内に一定量の
飼料が補充された状態で自動給餌機1を待機させてお
く。そして、給餌の時間になると制御装置5に内蔵され
たタイマーによりこの自動給餌機1が自動的に作動し
て、家畜への給餌が無人で行われる。すなわち、ホッパ
ー10は飼槽22〜22の上方を移動しつつ、供給装置
としてのスクリューフィーダ11が作動して各飼槽22
内に一定量の飼料が投入される。各飼槽22に投入され
る飼料の量は、重量センサ12〜12によって検知され
るホッパー10内の飼料の重量変化に基づいて決定され
るので、各飼槽22内には一定量の飼料が確実に投入さ
れる。
【0023】自動給餌機1による給餌が繰り返される
と、ホッパー10内の飼料は減少し、最終的にレベル計
7によるアラームが発せられて作業者に残量不足が知ら
せられるとともに、自動給餌機1は給餌を中断して待機
位置に戻る。そして、前記と同様にして貯蔵タンク2か
らホッパー10内に所定量の飼料の補充が行われる。ホ
ッパー10が満杯になると、自動給餌機1は上記中断し
た位置まで移動し、この位置から給餌が再開される。全
ての飼槽22〜22内に所定量の飼料の給餌がなされる
と、自動給餌機1は待機位置に戻り、次の給餌時間まで
停止される。
【0024】なお、上記したように自動運転中にホッパ
ー10内の飼料が残り少なくなると飼料補充が自動的に
行われるのであるが、上記待機時においても制御装置5
を手動操作に切り換えて排出装置4および搬送装置3を
作動させることによりホッパー10への飼料補充をして
おけばよい。
【0025】本例は以上のように構成したものであり、
これによれば次のような作用効果をなす。すなわち、自
動給餌機1におけるホッパー10は下方開拡状に形成さ
れているため、このホッパー10内において粗飼料がブ
リッジを形成して排出口10bを閉塞することはなく、
スクリューフィーダ11により一定量の飼料の給餌が確
実になされるようになっている。このことから、嵩比重
の小さな粗飼料であっても自動給餌機1を用いた自動給
餌が可能となり、従来人手に頼っていた作業を排除する
ことができる。
【0026】また、従来スクリューフィーダ11の作動
時間により給餌量を規制した場合において、ホッパーが
詰まって全く給餌がなされないままホッパーが移動して
しまう等給餌量のばらつきが問題となっていたのである
が、本例において各飼槽22に給餌される飼料の量は、
重量センサ12〜12による重量変化に基づいて行われ
るので、この点でも一定重量づつの給餌を確実に行うこ
とができる。
【0027】さらに、本例では貯蔵タンク2も下方開拡
状に形成されてその閉塞が確実に防止されるので、排出
装置4により一定量の飼料の排出が確実になされ、自動
給餌機1のホッパー10への飼料の補充が無人でなされ
るようになっている。
【0028】このように本例の自動給餌システムによれ
ば、粗飼料の自動給餌機1による給餌およびこの自動給
餌機1への粗飼料の補充が無人でなされるので、従来の
手作業は排除され、養牛飼養管理の省力化、飼料効率の
改善を図ることができ、また多頭飼育が容易にできるよ
うになる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、自動給餌機におけるホッパー
および貯蔵タンクを下方開拡状に形成することによりこ
のホッパーあるいは貯蔵タンク内において粗飼料がブリ
ッジを形成しないようにしたので、自動給餌機による粗
飼料の自動給餌およびこの自動給餌機への粗飼料の補充
を自動的に行うことが可能となる。このことから、従来
人手に頼っていた作業を排除することができ、養牛飼料
管理の省力化あるいは飼料効率の改善を図ることがで
き、さらには多頭飼育を容易に行うことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関し、システム全体の概略説
明図である。
【図2】自動給餌機の側面図である。
【図3】従来のホッパーを備えた自動給餌機の側面図で
ある。
【符号の説明】
1…自動給餌機 2…貯蔵タンク 3…搬送装置 4…排出装置 5…制御装置 6〜9…レベル計 10…ホッパー、10a…収用口、10b…排出口 11…スクリューフィーダ(供給装置) 12…重量センサ 13…駆動部 20…牛舎、21…レール、22…飼槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗飼料を貯蔵するための貯蔵タンクと、
    該貯蔵タンクから一定量の粗飼料を排出するための排出
    装置と、該排出装置により排出された粗飼料を搬送する
    ための搬送装置と、該搬送装置から前記粗飼料の供給を
    受けて各飼槽の上方を移動するホッパーと該ホッパー内
    の粗飼料を排出して各飼槽に供給するための供給装置と
    を有する自動給餌機とを備え、前記貯蔵タンクおよび前
    記ホッパーは上部の収用口から下部の排出口に至って下
    方開拡状の筒体をなし、かつ前記ホッパーの移動および
    前記供給装置の作動は前記ホッパー内の粗飼料の重量変
    化に基づいて制御される構成としたことを特徴とする粗
    飼料の自動給餌システム。
JP4197844A 1992-06-30 1992-06-30 粗飼料の自動給餌システム Expired - Fee Related JPH0759170B2 (ja)

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