JPH0759210B2 - 劇場ホール用椅子 - Google Patents
劇場ホール用椅子Info
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- JPH0759210B2 JPH0759210B2 JP18015392A JP18015392A JPH0759210B2 JP H0759210 B2 JPH0759210 B2 JP H0759210B2 JP 18015392 A JP18015392 A JP 18015392A JP 18015392 A JP18015392 A JP 18015392A JP H0759210 B2 JPH0759210 B2 JP H0759210B2
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Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は劇場ホール内の音響特
性の向上を図ることができる劇場ホール用椅子に関す
る。
性の向上を図ることができる劇場ホール用椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般の劇場ホール用椅子は、座り心
地や意匠上の見地から各部にクッション等弾力性のある
部材を多く用いたり、脚部を除く各部を織物等で覆う等
の構成となっている。ところで、このような構成からな
る劇場ホール用椅子においては、クッション、織物等が
吸音性に優れるため、椅子全体が音を吸収しすぎる傾向
にあり、この椅子を劇場に設置した場合に、劇場内の音
響特性上残響時間を充分に長くできないという不都合が
あった。
地や意匠上の見地から各部にクッション等弾力性のある
部材を多く用いたり、脚部を除く各部を織物等で覆う等
の構成となっている。ところで、このような構成からな
る劇場ホール用椅子においては、クッション、織物等が
吸音性に優れるため、椅子全体が音を吸収しすぎる傾向
にあり、この椅子を劇場に設置した場合に、劇場内の音
響特性上残響時間を充分に長くできないという不都合が
あった。
【0003】また、従来の劇場ホール用椅子において
は、椅子に観客が着席した場合と椅子が空席である場合
とで吸音力が異なるため(着席時の方が観客の衣装等に
よって吸音力が大となる)、劇場内の残響特性を空席時
と満席時において大きく異ならせてしまうという欠点が
あった。(第3図は、従来構造の椅子を設置した劇場に
おいて空席時と満席時の残響特性を測定した結果を示す
図である。この図に見られるように劇場内における音の
残響時間は、空席時より満席時の方が短い。)したがっ
て、従来構造の椅子を設置した劇場内においては、音楽
演奏を行うに際して空席時に行うリハーサル演奏と満席
時に行う本番演奏とで演奏音に違いが生じ、演奏者が本
番演奏時にとまどう等の不都合が生じていた。
は、椅子に観客が着席した場合と椅子が空席である場合
とで吸音力が異なるため(着席時の方が観客の衣装等に
よって吸音力が大となる)、劇場内の残響特性を空席時
と満席時において大きく異ならせてしまうという欠点が
あった。(第3図は、従来構造の椅子を設置した劇場に
おいて空席時と満席時の残響特性を測定した結果を示す
図である。この図に見られるように劇場内における音の
残響時間は、空席時より満席時の方が短い。)したがっ
て、従来構造の椅子を設置した劇場内においては、音楽
演奏を行うに際して空席時に行うリハーサル演奏と満席
時に行う本番演奏とで演奏音に違いが生じ、演奏者が本
番演奏時にとまどう等の不都合が生じていた。
【0004】そこで、このような問題に対処する手段と
して、椅子の構造を、着席時に観客によって覆われる部
分を吸音性構造に構成し、その他の部分を反射性構造に
構成することが考えられる。すなわち椅子をこのように
構成すれば、着席時と空席時との吸音量の差を小とする
ことができ、上記の不都合をある程度解消することがで
きる。しかしながらこのような椅子においても、一般的
に、着席時の観客の衣装等の吸音力が椅子単体の吸音力
より大となるため、前記吸音力の差を縮めるのも限界が
あり、吸音力の差の補償を完全になし得ない欠点があ
る。そこで本出願人は、実公昭62−512号公報にお
いて、上記問題を改善しうる劇場ホール用椅子を提案し
た。
して、椅子の構造を、着席時に観客によって覆われる部
分を吸音性構造に構成し、その他の部分を反射性構造に
構成することが考えられる。すなわち椅子をこのように
構成すれば、着席時と空席時との吸音量の差を小とする
ことができ、上記の不都合をある程度解消することがで
きる。しかしながらこのような椅子においても、一般的
に、着席時の観客の衣装等の吸音力が椅子単体の吸音力
より大となるため、前記吸音力の差を縮めるのも限界が
あり、吸音力の差の補償を完全になし得ない欠点があ
る。そこで本出願人は、実公昭62−512号公報にお
いて、上記問題を改善しうる劇場ホール用椅子を提案し
た。
【0005】この劇場ホール用椅子は、第4図に示すよ
うに、座部1の上面1aおよび背もたれ部2の前面(背も
たれ面)2aが吸音性の材質で形成される一方、座部1の
枠体3および背もたれ部2の背面板2bは音を反射する
材質で構成されている。また、枠体3の下面板3aおよ
び背もたれ部2の背面板2bには多数の孔4が形成され
るとともに、座部1と背もたれ部2の内部には同様の孔
5を多数有する遮蔽板6a,6bが摺動可能に配置されて
おり、空席状態では遮蔽板6aの孔5と下面板3aの孔
4、遮蔽板6bの孔5と背面板2bの孔4がそれぞれ合致
するようになっている。一方、着席状態においては、座
部1が軸線7を中心として矢印E方向に回動し、これに
より遮蔽板6aがアジャストスクリュー8の先端部に押
圧されて下面板3aに対して矢印B方向に移動する。ま
た、レバー9の一端部が枠体3の後部の突起3cに押圧
されてレバー9が軸9aを支点として回動し、他端部で
遮蔽板6bを押圧し、これにより遮蔽板6bが矢印D方向
に移動する。このようにして、遮蔽板6a,6bが移動
し、各遮蔽板6a,6bがずれて孔4,5が閉じるようにな
っている。
うに、座部1の上面1aおよび背もたれ部2の前面(背も
たれ面)2aが吸音性の材質で形成される一方、座部1の
枠体3および背もたれ部2の背面板2bは音を反射する
材質で構成されている。また、枠体3の下面板3aおよ
び背もたれ部2の背面板2bには多数の孔4が形成され
るとともに、座部1と背もたれ部2の内部には同様の孔
5を多数有する遮蔽板6a,6bが摺動可能に配置されて
おり、空席状態では遮蔽板6aの孔5と下面板3aの孔
4、遮蔽板6bの孔5と背面板2bの孔4がそれぞれ合致
するようになっている。一方、着席状態においては、座
部1が軸線7を中心として矢印E方向に回動し、これに
より遮蔽板6aがアジャストスクリュー8の先端部に押
圧されて下面板3aに対して矢印B方向に移動する。ま
た、レバー9の一端部が枠体3の後部の突起3cに押圧
されてレバー9が軸9aを支点として回動し、他端部で
遮蔽板6bを押圧し、これにより遮蔽板6bが矢印D方向
に移動する。このようにして、遮蔽板6a,6bが移動
し、各遮蔽板6a,6bがずれて孔4,5が閉じるようにな
っている。
【0006】上記の構成からなる椅子では、空席時は吸
音面が露出するとともに孔4,5が開口して椅子全体と
しての吸音力が大きい一方、着席時には吸音面が人体で
覆い隠されるとともに孔4,5が閉じて吸音力が低下
し、劇場内における音響特性を空席時と着席時とで略一
定に保つことができる。ところが、上記の劇場ホール用
椅子では、多数の孔5を有する遮蔽板6a,6bを内部に
設け、これら遮蔽板6a,6bを動かすための機構を設け
ているため、構造が複雑で製造コストが高いとともに、
遮蔽板6a,6bを円滑に動作させる必要から遮蔽板6a,
6bを内蔵する部分の形状に対する制約があり、椅子の
意匠自由度を低下させるという欠点があった。
音面が露出するとともに孔4,5が開口して椅子全体と
しての吸音力が大きい一方、着席時には吸音面が人体で
覆い隠されるとともに孔4,5が閉じて吸音力が低下
し、劇場内における音響特性を空席時と着席時とで略一
定に保つことができる。ところが、上記の劇場ホール用
椅子では、多数の孔5を有する遮蔽板6a,6bを内部に
設け、これら遮蔽板6a,6bを動かすための機構を設け
ているため、構造が複雑で製造コストが高いとともに、
遮蔽板6a,6bを円滑に動作させる必要から遮蔽板6a,
6bを内蔵する部分の形状に対する制約があり、椅子の
意匠自由度を低下させるという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記事情に
鑑みてなされたものであり、着席時と空席時の吸音力の
差を零あるいはごく僅かに抑え得ることができかつその
吸音力の値を可及的最小限に抑えることができると共
に、構造が簡単で製造コストの低い劇場ホール用椅子を
提供することを目的としている。
鑑みてなされたものであり、着席時と空席時の吸音力の
差を零あるいはごく僅かに抑え得ることができかつその
吸音力の値を可及的最小限に抑えることができると共
に、構造が簡単で製造コストの低い劇場ホール用椅子を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、座部の上面と背もたれ部の前面とを略
々吸音性に構成すると共に座部の下面と背もたれ部の背
面とを略々反射性に構成した劇場ホール用椅子の座部
を、固定座と、この固定座の先端部に基端部が回動自在
にかつこの回動により固定座の先端面に基端面が接離自
在に設けられた可動座とにより構成すると共に、固定座
の先端面と可動座の基端面の少なくとも一部を吸音性に
構成し、空席時には可動座の基端面が固定座の先端面か
ら離間し、かつ着席時には基端面が先端面に当接するよ
うにしたものである。
に、この発明は、座部の上面と背もたれ部の前面とを略
々吸音性に構成すると共に座部の下面と背もたれ部の背
面とを略々反射性に構成した劇場ホール用椅子の座部
を、固定座と、この固定座の先端部に基端部が回動自在
にかつこの回動により固定座の先端面に基端面が接離自
在に設けられた可動座とにより構成すると共に、固定座
の先端面と可動座の基端面の少なくとも一部を吸音性に
構成し、空席時には可動座の基端面が固定座の先端面か
ら離間し、かつ着席時には基端面が先端面に当接するよ
うにしたものである。
【0009】
【作用】この発明の劇場ホール用椅子にあっては、空席
時において、可動座が回動することにより、可動座の基
端面が固定座の先端面から離間してそれぞれの面が露出
するので、この露出した部分だけ、椅子単体としての吸
音力が、着席時の観客および椅子の総合吸音力に近づく
べく、増大すると共に、着席時においては、上記先端面
に上記基端面が当接して互いの面を隠し合うので、観客
を除く椅子単体としては必要以上に吸音力が増大するの
を防ぐことができる。
時において、可動座が回動することにより、可動座の基
端面が固定座の先端面から離間してそれぞれの面が露出
するので、この露出した部分だけ、椅子単体としての吸
音力が、着席時の観客および椅子の総合吸音力に近づく
べく、増大すると共に、着席時においては、上記先端面
に上記基端面が当接して互いの面を隠し合うので、観客
を除く椅子単体としては必要以上に吸音力が増大するの
を防ぐことができる。
【0010】すなわち、椅子としては、空席時におい
て、着席時に吸音力の大半を占める観客およびその衣服
による吸音力とほぼ同等の吸音力を得ることができると
共に、着席時には椅子が関与する吸音力をできるだけ小
さくすることが可能となり、もって、空席時における残
響特性と着席時における残響特性とをできるだけ残響時
間が長い状態でかつ両者をほぼ同一の状態にすることが
できる。また、遮蔽板およびこれを動かすための機構を
必要としないので、構造を簡単にできしかも製造コスト
を低くすることができる。
て、着席時に吸音力の大半を占める観客およびその衣服
による吸音力とほぼ同等の吸音力を得ることができると
共に、着席時には椅子が関与する吸音力をできるだけ小
さくすることが可能となり、もって、空席時における残
響特性と着席時における残響特性とをできるだけ残響時
間が長い状態でかつ両者をほぼ同一の状態にすることが
できる。また、遮蔽板およびこれを動かすための機構を
必要としないので、構造を簡単にできしかも製造コスト
を低くすることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の劇場ホール用椅子の一実施
例を第1図および第2図を参照して説明する。これらの
図において、符号10は椅子の座部、11は背もたれ
部、12は肘掛け、13はこれらを支持する支持体を示
す。
例を第1図および第2図を参照して説明する。これらの
図において、符号10は椅子の座部、11は背もたれ
部、12は肘掛け、13はこれらを支持する支持体を示
す。
【0012】上記座部10は、その略中央部から二つに
分離可能な構造であり、上記支持体13に支持固定され
た固定座14とこの固定座14の先端部に基端部が回動
自在に支持された可動座15とから構成されている。こ
の固定座14は、ポリウレタン、グラスウール等の弾力
性、吸音性を有する材料からなるクッション体16の表
面に装飾用のクロス17を被せ、さらにこの下面に音を
反射する材料からなる反射板18を取り付けたものであ
り、この構成によって上面14aと先端面14bに所定の
吸音力を得ると共に、下面14cに反射力を得ている。
分離可能な構造であり、上記支持体13に支持固定され
た固定座14とこの固定座14の先端部に基端部が回動
自在に支持された可動座15とから構成されている。こ
の固定座14は、ポリウレタン、グラスウール等の弾力
性、吸音性を有する材料からなるクッション体16の表
面に装飾用のクロス17を被せ、さらにこの下面に音を
反射する材料からなる反射板18を取り付けたものであ
り、この構成によって上面14aと先端面14bに所定の
吸音力を得ると共に、下面14cに反射力を得ている。
【0013】また、上記可動座15も固定座14と同様
に構成されたものであり、上記と同様の材料からなるク
ッション体19の表面にクロス20を被せこの下面に反
射板21を取り付けたものであり、この構成によって上
面15a、先端面15bおよび基端面15cに所定の吸音
力を得ると共に、下面15dに反射力を得ている。そし
て、これら固定座14と可動座15とはそれぞれの先端
面14b、基端面15cの上縁部に配設された軸23を介
して連結されており、この軸23に設けられたコイルス
プリング(図示せず)の付勢力により、空席時において、
可動座15が軸23回りに回動して上記背もたれ部11
に接触しない位置、すなわちほぼ垂直に起立した位置で
停止し、また着席時において、観客から加わる力により
可動座15が上記付勢力に逆らって回動し、可動座15
の基端面15cが固定座14の先端面14bに当接するよ
うになっている。
に構成されたものであり、上記と同様の材料からなるク
ッション体19の表面にクロス20を被せこの下面に反
射板21を取り付けたものであり、この構成によって上
面15a、先端面15bおよび基端面15cに所定の吸音
力を得ると共に、下面15dに反射力を得ている。そし
て、これら固定座14と可動座15とはそれぞれの先端
面14b、基端面15cの上縁部に配設された軸23を介
して連結されており、この軸23に設けられたコイルス
プリング(図示せず)の付勢力により、空席時において、
可動座15が軸23回りに回動して上記背もたれ部11
に接触しない位置、すなわちほぼ垂直に起立した位置で
停止し、また着席時において、観客から加わる力により
可動座15が上記付勢力に逆らって回動し、可動座15
の基端面15cが固定座14の先端面14bに当接するよ
うになっている。
【0014】また、上記背もたれ部11は、上記支持体
13に支持されて、上記固定座14の反射板21の基端
縁から上方に延在する反射板25の前面に上記クッショ
ン体16,19と同様の材料からなるクッション体26
を設け、さらにこの表面に装飾用のクロス27を被せた
ものであり、空席時にはクッション体26の前面26a
すなわち吸音面が露出し、着席時には観客により前面2
6aが隠されるようになっている。さらに、上記肘掛け
12の内側面には上記と同様のクッション30が設けら
れており、空席時にはこのクッション体30すなわち吸
音面が露出し、着席時には観客により隠されるようにな
っている。
13に支持されて、上記固定座14の反射板21の基端
縁から上方に延在する反射板25の前面に上記クッショ
ン体16,19と同様の材料からなるクッション体26
を設け、さらにこの表面に装飾用のクロス27を被せた
ものであり、空席時にはクッション体26の前面26a
すなわち吸音面が露出し、着席時には観客により前面2
6aが隠されるようになっている。さらに、上記肘掛け
12の内側面には上記と同様のクッション30が設けら
れており、空席時にはこのクッション体30すなわち吸
音面が露出し、着席時には観客により隠されるようにな
っている。
【0015】しかして、このような構成の劇場ホール用
椅子においては、座部10の固定座14と可動座15の
それぞれの下面14c,15d、および背もたれ部11の
背面が反射板18,21および25により構成されてい
るので、残響時間を充分に得ることができる。
椅子においては、座部10の固定座14と可動座15の
それぞれの下面14c,15d、および背もたれ部11の
背面が反射板18,21および25により構成されてい
るので、残響時間を充分に得ることができる。
【0016】また、空席時において、可動座15が軸2
3回りに回動して固定座14から分離するので、固定座
14の先端面14bと可動座15の基端面15cとが露出
し、よって、座部10の固定座14の上面14a、可動
座15の上面15a、先端面15b、背もたれ部11のク
ッション体26の前面26a、および肘掛け12の内側
面のクッション体30による吸音力に加えて、上記先端
面14b、基端面15cの分だけ吸音力が増大し椅子単体
としての吸音力を着席時の観客および椅子の総合吸音力
に近づけると共に、着席時においては、固定座14の先
端面14bに可動座15の基端面15cが当接して互いの
面を隠し合うので、観客を除く椅子単体として必要以上
に吸音力が増大するのを防ぐことができる。
3回りに回動して固定座14から分離するので、固定座
14の先端面14bと可動座15の基端面15cとが露出
し、よって、座部10の固定座14の上面14a、可動
座15の上面15a、先端面15b、背もたれ部11のク
ッション体26の前面26a、および肘掛け12の内側
面のクッション体30による吸音力に加えて、上記先端
面14b、基端面15cの分だけ吸音力が増大し椅子単体
としての吸音力を着席時の観客および椅子の総合吸音力
に近づけると共に、着席時においては、固定座14の先
端面14bに可動座15の基端面15cが当接して互いの
面を隠し合うので、観客を除く椅子単体として必要以上
に吸音力が増大するのを防ぐことができる。
【0017】すなわち、この椅子は、空席時において、
着席時に吸音力の大半を占める観客およびその衣服によ
る吸音力とほぼ同等の吸音力を得ることができると共
に、着席時には椅子が関与する吸音力をできるだけ小さ
くすることが可能となり、もって、空席時における残響
特性と着席時における残響特性とをできるだけ残響時間
の長い状態でかつ両者をほぼ同一の状態にすることがで
きる。さらに、固定座14の先端面14bおよび可動座
15の基端面15cの一部を反射板で覆うこと等によ
り、先端面14bおよび基端面15cにおける吸音面積を
増減可能にすれば、空席時における吸音力を調整するこ
とができる。
着席時に吸音力の大半を占める観客およびその衣服によ
る吸音力とほぼ同等の吸音力を得ることができると共
に、着席時には椅子が関与する吸音力をできるだけ小さ
くすることが可能となり、もって、空席時における残響
特性と着席時における残響特性とをできるだけ残響時間
の長い状態でかつ両者をほぼ同一の状態にすることがで
きる。さらに、固定座14の先端面14bおよび可動座
15の基端面15cの一部を反射板で覆うこと等によ
り、先端面14bおよび基端面15cにおける吸音面積を
増減可能にすれば、空席時における吸音力を調整するこ
とができる。
【0018】また、空席時において、可動座15が固定
座14から分離して、軸23回りに回動しほぼ垂直に起
立する位置で停止するので、椅子の前方に観客の移動等
に必要とされるスペースを充分に確保できる。しかも、
背もたれ部11の前面が可動座15により隠されること
がないので、可動座15の分離により吸音力が低下する
ことがない。さらに、第4図に示した従来の椅子のよう
に、遮蔽板6a,6bおよびこれを動かすための機構を必
要としないので、構造を簡単にして製造コストを低くす
ることができると共に、椅子としてのクッション性、意
匠性(豪華さ)等を増大させることができる。
座14から分離して、軸23回りに回動しほぼ垂直に起
立する位置で停止するので、椅子の前方に観客の移動等
に必要とされるスペースを充分に確保できる。しかも、
背もたれ部11の前面が可動座15により隠されること
がないので、可動座15の分離により吸音力が低下する
ことがない。さらに、第4図に示した従来の椅子のよう
に、遮蔽板6a,6bおよびこれを動かすための機構を必
要としないので、構造を簡単にして製造コストを低くす
ることができると共に、椅子としてのクッション性、意
匠性(豪華さ)等を増大させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の劇場ホ
ール用椅子によれば、空席時において、可動座が回動す
ることにより、可動座の基端面が固定座の先端面から離
間してそれぞれの面が露出するので、この露出した部分
だけ椅子単体としての吸音力が、着席時の観客および椅
子の総合吸音力に近づくべく、増大すると共に、着席時
においては、上記先端面に上記基端面が当接して互いの
面を隠し合うので、観客を除く椅子単体として必要以上
に吸音力が増大するのを防ぐことができる。
ール用椅子によれば、空席時において、可動座が回動す
ることにより、可動座の基端面が固定座の先端面から離
間してそれぞれの面が露出するので、この露出した部分
だけ椅子単体としての吸音力が、着席時の観客および椅
子の総合吸音力に近づくべく、増大すると共に、着席時
においては、上記先端面に上記基端面が当接して互いの
面を隠し合うので、観客を除く椅子単体として必要以上
に吸音力が増大するのを防ぐことができる。
【0020】したがって、椅子単体としては、空席時に
おいて、着席時に吸音力の大半を占める観客およびその
衣服による吸音力とほぼ同等の吸音力を得ることができ
ると共に、着席時には椅子が関与する吸音力をできるだ
け小さくすることが可能となり、もって、空席時におけ
る残響特性と着席時における残響特性とをできるだけ残
響時間が長い状態でかつ両者をほぼ同一の状態にするこ
とができる。
おいて、着席時に吸音力の大半を占める観客およびその
衣服による吸音力とほぼ同等の吸音力を得ることができ
ると共に、着席時には椅子が関与する吸音力をできるだ
け小さくすることが可能となり、もって、空席時におけ
る残響特性と着席時における残響特性とをできるだけ残
響時間が長い状態でかつ両者をほぼ同一の状態にするこ
とができる。
【0021】また、空席時において、可動座が固定座の
先端部を支点として回動してほぼ垂直に起立する位置で
停止するので、椅子の前方に観客の移動等に必要とされ
るスペースを充分に確保できる。さらに、従来のよう
に、遮蔽板およびこれを動かすための機構を必要としな
いので、構造を簡単にして製造コストを低くすることが
できると共に、椅子としてのクッション性、意匠性(豪
華さ)等を増大させることができる。
先端部を支点として回動してほぼ垂直に起立する位置で
停止するので、椅子の前方に観客の移動等に必要とされ
るスペースを充分に確保できる。さらに、従来のよう
に、遮蔽板およびこれを動かすための機構を必要としな
いので、構造を簡単にして製造コストを低くすることが
できると共に、椅子としてのクッション性、意匠性(豪
華さ)等を増大させることができる。
【図1】本発明の劇場ホール用椅子の一実施例を示す空
席時における劇場ホール用椅子の要部縦断面図である。
席時における劇場ホール用椅子の要部縦断面図である。
【図2】図1の着席時における劇場ホール用椅子の要部
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】従来構造の椅子が設置されている劇場ホール内
の残響特性の測定結果を示す図である。
の残響特性の測定結果を示す図である。
【図4】残響特性を空席時と着席時とで略一定に保つこ
とができる従来の椅子の要部縦断面図である。
とができる従来の椅子の要部縦断面図である。
10 座部 11 背もたれ部 14 固定座 14b 先端面 15 可動座 15c 基端面 18,21,15 反射板
Claims (1)
- 【請求項1】 椅子の座部の上面と背もたれ部の前面と
を略々吸音性に構成すると共に座部の下面と背もたれ部
の背面とを略々反射性に構成した劇場ホール用椅子にお
いて、 上記座部を、固定座と、この固定座の先端部に基端部が
回動自在にかつこの回動により上記固定座の先端面に基
端面が接離自在に設けられた可動座とにより構成すると
共に、上記固定座の先端面と上記可動座の基端面の少な
くとも一部を吸音性に構成し、空席時には上記可動座の
基端面が上記固定座の先端面から離間し、かつ着席時に
は上記基端面が上記先端面に当接するようにしたことを
特徴とする劇場ホール用椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18015392A JPH0759210B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 劇場ホール用椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18015392A JPH0759210B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 劇場ホール用椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05300819A JPH05300819A (ja) | 1993-11-16 |
| JPH0759210B2 true JPH0759210B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=16078327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18015392A Expired - Fee Related JPH0759210B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 劇場ホール用椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0759210B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP18015392A patent/JPH0759210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05300819A (ja) | 1993-11-16 |
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| JPH052125Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951212 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |