JPH0760399A - 鋳造用金型構造 - Google Patents
鋳造用金型構造Info
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- JPH0760399A JPH0760399A JP5213128A JP21312893A JPH0760399A JP H0760399 A JPH0760399 A JP H0760399A JP 5213128 A JP5213128 A JP 5213128A JP 21312893 A JP21312893 A JP 21312893A JP H0760399 A JPH0760399 A JP H0760399A
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- JP
- Japan
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- casting
- mold
- cast
- auxiliary mold
- molten metal
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/10—Cores; Manufacture or installation of cores
- B22C9/101—Permanent cores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D15/00—Casting using a mould or core of which a part significant to the process is of high thermal conductivity, e.g. chill casting; Moulds or accessories specially adapted therefor
- B22D15/02—Casting using a mould or core of which a part significant to the process is of high thermal conductivity, e.g. chill casting; Moulds or accessories specially adapted therefor of cylinders, pistons, bearing shells or like thin-walled objects
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/22—Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
- B22D17/24—Accessories for locating and holding cores or inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/0009—Cylinders, pistons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】鋳造により形成される凹部の内径を全長にわた
って極力同じ径とし、鋳造後の切削加工の加工しろを低
減する。 【構成】キャビティ空間内に突出して鋳造品に凹部を形
成する補助金型をもつ金型構造において、補助金型3は
キャビティ空間10内に注入される溶湯金属の熱膨張率
と同等以上の熱膨張率をもつ材料から形成されているこ
とを特徴とする。補助金型3は鋳造時に膨張して溶湯を
押圧し、冷時には鋳造品より大きく収縮して凹部との間
にクリアランスが生じるので、補助金型3に抜きテーパ
を形成する必要がなく鋳造後の凹部の切削加工が不要と
なる。
って極力同じ径とし、鋳造後の切削加工の加工しろを低
減する。 【構成】キャビティ空間内に突出して鋳造品に凹部を形
成する補助金型をもつ金型構造において、補助金型3は
キャビティ空間10内に注入される溶湯金属の熱膨張率
と同等以上の熱膨張率をもつ材料から形成されているこ
とを特徴とする。補助金型3は鋳造時に膨張して溶湯を
押圧し、冷時には鋳造品より大きく収縮して凹部との間
にクリアランスが生じるので、補助金型3に抜きテーパ
を形成する必要がなく鋳造後の凹部の切削加工が不要と
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔部などの凹部をもつ
鋳造品を製造する際に用いられる鋳造用金型の構造に関
する。
鋳造品を製造する際に用いられる鋳造用金型の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】孔部などの凹部をもつ鋳造品を製造する
には、例えば実開昭59−25361号公報などに記載
されているように、従来より中子や鋳抜きピンが用いら
れている。この中子や鋳抜きピンには、溶湯の凝固時の
収縮により締め付けの力が加わるため、冷却後に鋳造品
から抜くのが困難となる。そこで中子や鋳抜きピンに
は、鋳造品から抜き易くするために、先端に向かって径
が漸減する抜きテーパが設けられているのが通常であ
る。
には、例えば実開昭59−25361号公報などに記載
されているように、従来より中子や鋳抜きピンが用いら
れている。この中子や鋳抜きピンには、溶湯の凝固時の
収縮により締め付けの力が加わるため、冷却後に鋳造品
から抜くのが困難となる。そこで中子や鋳抜きピンに
は、鋳造品から抜き易くするために、先端に向かって径
が漸減する抜きテーパが設けられているのが通常であ
る。
【0003】しかしながら、このような抜きテーパをも
つ中子や鋳抜きピンを用いて製造された鋳造品では、形
成された孔部などの凹部が奥方ほど内径が漸減するテー
パ穴となり、形成される凹部を全長にわたって同一の内
径とすることは困難であった。そのため、鋳造後に凹部
の内周を切削加工して均一内径とする工程が行われるの
が一般的である。
つ中子や鋳抜きピンを用いて製造された鋳造品では、形
成された孔部などの凹部が奥方ほど内径が漸減するテー
パ穴となり、形成される凹部を全長にわたって同一の内
径とすることは困難であった。そのため、鋳造後に凹部
の内周を切削加工して均一内径とする工程が行われるの
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで特にアルミニ
ウムや亜鉛のダイカスト鋳造などにおいては、溶湯は金
型に接触する表面で急速に凝固するため、型に接する表
面には約0.7〜1mm程度の厚さで気泡の巻き込みの
ない健全層が形成される。しかし健全層より深い層に
は、凝固速度が遅いことにより生じた鋳巣が存在してい
る。
ウムや亜鉛のダイカスト鋳造などにおいては、溶湯は金
型に接触する表面で急速に凝固するため、型に接する表
面には約0.7〜1mm程度の厚さで気泡の巻き込みの
ない健全層が形成される。しかし健全層より深い層に
は、凝固速度が遅いことにより生じた鋳巣が存在してい
る。
【0005】そのため鋳造で形成されたテーパ穴状の凹
部を切削加工する場合、凹部の全長が長い場合は特に、
凹部の奥方ほど切削しろが大きくなって健全層を越える
場合があり、鋳巣が表出して欠陥となるという不具合が
生じる。例えば抜き勾配1°で形成された中子や鋳抜き
ピンを用いて鋳造した場合、凹部長さが2.0mmのと
き凹部の最奥部では約3.49mmの余分な切削加工を
行う必要があり、健全層を完全に越えて切削されてしま
う。しかしながら離型性を考慮した場合には、抜きテー
パを無くすことは現実には不可能であり、鋳造後の切削
加工は行わざるを得ず、健全層を越える恐れは常につき
まとっている。
部を切削加工する場合、凹部の全長が長い場合は特に、
凹部の奥方ほど切削しろが大きくなって健全層を越える
場合があり、鋳巣が表出して欠陥となるという不具合が
生じる。例えば抜き勾配1°で形成された中子や鋳抜き
ピンを用いて鋳造した場合、凹部長さが2.0mmのと
き凹部の最奥部では約3.49mmの余分な切削加工を
行う必要があり、健全層を完全に越えて切削されてしま
う。しかしながら離型性を考慮した場合には、抜きテー
パを無くすことは現実には不可能であり、鋳造後の切削
加工は行わざるを得ず、健全層を越える恐れは常につき
まとっている。
【0006】また、別に形成されたライナなどの鋳包み
材をキャビティ空間に配置して鋳造する鋳包み法が知ら
れているが、ライナなどの筒状の鋳包み材では、溶湯の
凝固時の収縮力により鋳包み材に変形が生じる恐れがあ
る。そこで保持材を鋳包み材内に挿入した状態で鋳造す
ることが行われているが、鋳包み材と保持材との間には
クリアランスが必要であり、鋳包み材の変形を皆無とす
ることは困難であった。また溶湯の収縮による鋳包み材
の変形で保持材が抜けなくなるのを防止するために、保
持材は抜きテーパをもつ形状とする必要がある。そのた
め鋳包み材が保持材の形状に沿って変形すると、鋳造後
に鋳包み材の内周を切削加工する必要が生じるととも
に、切削加工により鋳包み材の肉厚が部分的に変動する
という問題が生じる。さらに、鋳包み材と保持材との間
のクリアランス内に溶湯が浸入する不良が発生する場合
もあった。
材をキャビティ空間に配置して鋳造する鋳包み法が知ら
れているが、ライナなどの筒状の鋳包み材では、溶湯の
凝固時の収縮力により鋳包み材に変形が生じる恐れがあ
る。そこで保持材を鋳包み材内に挿入した状態で鋳造す
ることが行われているが、鋳包み材と保持材との間には
クリアランスが必要であり、鋳包み材の変形を皆無とす
ることは困難であった。また溶湯の収縮による鋳包み材
の変形で保持材が抜けなくなるのを防止するために、保
持材は抜きテーパをもつ形状とする必要がある。そのた
め鋳包み材が保持材の形状に沿って変形すると、鋳造後
に鋳包み材の内周を切削加工する必要が生じるととも
に、切削加工により鋳包み材の肉厚が部分的に変動する
という問題が生じる。さらに、鋳包み材と保持材との間
のクリアランス内に溶湯が浸入する不良が発生する場合
もあった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、鋳造により形成される凹部の内径を全長に
わたって極力同じ径とし、鋳造後の切削加工の加工しろ
を低減することを目的とする。
ものであり、鋳造により形成される凹部の内径を全長に
わたって極力同じ径とし、鋳造後の切削加工の加工しろ
を低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の鋳造用金型構造は、内部にキャビティ空間をもちキ
ャビティ空間内に突出して鋳造品に凹部を形成する補助
金型をもつ金型構造において、補助金型はキャビティ空
間内に注入される溶湯金属の熱膨張率と同等以上の熱膨
張率をもつ材料から形成されていることを特徴とする。
明の鋳造用金型構造は、内部にキャビティ空間をもちキ
ャビティ空間内に突出して鋳造品に凹部を形成する補助
金型をもつ金型構造において、補助金型はキャビティ空
間内に注入される溶湯金属の熱膨張率と同等以上の熱膨
張率をもつ材料から形成されていることを特徴とする。
【0009】また上記課題を解決するとともに、鋳包み
材の変形をも防止する第二の発明の鋳造用金型構造は、
上記構造の補助金型の外周に鋳包み部材が配置されてい
ることを特徴とする。
材の変形をも防止する第二の発明の鋳造用金型構造は、
上記構造の補助金型の外周に鋳包み部材が配置されてい
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の鋳造用金型構造では、鋳造時に補助金
型が大きく熱膨張し、その状態で溶湯が凝固を始める。
したがって、凝固過程において溶湯には補助金型の膨張
による加圧力が作用するため、引け巣などの欠陥が防止
される。そして冷却中には補助金型の収縮量が周囲の溶
湯の収縮量を上回るため、補助金型の外周表面と補助金
型によって形成された凹部の内周表面との間にはクリア
ランスが発生する。したがって必ずしもテーパ形状とし
なくとも、補助金型を凹部から容易に抜き取ることがで
き、鋳造後の凹部の切削加工しろを低減することができ
る。
型が大きく熱膨張し、その状態で溶湯が凝固を始める。
したがって、凝固過程において溶湯には補助金型の膨張
による加圧力が作用するため、引け巣などの欠陥が防止
される。そして冷却中には補助金型の収縮量が周囲の溶
湯の収縮量を上回るため、補助金型の外周表面と補助金
型によって形成された凹部の内周表面との間にはクリア
ランスが発生する。したがって必ずしもテーパ形状とし
なくとも、補助金型を凹部から容易に抜き取ることがで
き、鋳造後の凹部の切削加工しろを低減することができ
る。
【0011】さらに鋳包み材が配置されている場合に
は、補助金型を鋳包み材中に挿入した状態で鋳造を行
う。すると鋳造時には、補助金型が大きく膨張し鋳包み
材を内周側から押圧するため、鋳包み材と補助金型との
クリアランスをゼロとすることができる。これにより溶
湯の収縮応力で鋳包み材が変形するのが防止されるとと
もに、溶湯が鋳包み材と補助金型との間に浸入するのが
防止される。
は、補助金型を鋳包み材中に挿入した状態で鋳造を行
う。すると鋳造時には、補助金型が大きく膨張し鋳包み
材を内周側から押圧するため、鋳包み材と補助金型との
クリアランスをゼロとすることができる。これにより溶
湯の収縮応力で鋳包み材が変形するのが防止されるとと
もに、溶湯が鋳包み材と補助金型との間に浸入するのが
防止される。
【0012】そして冷却後には補助金型が大きく収縮す
るため、鋳包み材と補助金型の間にはクリアランスが生
じ、補助金型を鋳包み材中から容易に抜くことができ
る。したがって補助金型はテーパ形状とする必要がない
ので、鋳造後に鋳包み材を切削加工する工程を省くこと
ができる。
るため、鋳包み材と補助金型の間にはクリアランスが生
じ、補助金型を鋳包み材中から容易に抜くことができ
る。したがって補助金型はテーパ形状とする必要がない
ので、鋳造後に鋳包み材を切削加工する工程を省くこと
ができる。
【0013】
(実施例1)図1に本発明の一実施例の金型構造の概略
断面図を示す。この金型構造は一対の主型1,2と、主
型1,2で形成されたキャビティ空間10内に配置され
た円柱状のスライドピン3とから構成されている。この
金型構造はアルミダイカスト部品の鋳造に用いられるも
のであり、スライドピン3はMn22wt%を含む高マン
ガン系材料から形成されている。
断面図を示す。この金型構造は一対の主型1,2と、主
型1,2で形成されたキャビティ空間10内に配置され
た円柱状のスライドピン3とから構成されている。この
金型構造はアルミダイカスト部品の鋳造に用いられるも
のであり、スライドピン3はMn22wt%を含む高マン
ガン系材料から形成されている。
【0014】この金型構造を用い、アルミニウム合金の
溶湯を注湯して鋳造を行った。その時の溶湯(鋳造品)
の温度とスライドピン3の温度の時間に対する変化を図
2に示す。鋳造時に溶湯の温度は徐々に低下するが、ス
ライドピン3の温度は徐々に上昇し溶湯の温度に近づ
く。このときスライドピン3は溶湯のアルミニウム合金
より熱膨張率が大きいため、スライドピン3の膨張によ
り溶湯には加圧力が作用する。
溶湯を注湯して鋳造を行った。その時の溶湯(鋳造品)
の温度とスライドピン3の温度の時間に対する変化を図
2に示す。鋳造時に溶湯の温度は徐々に低下するが、ス
ライドピン3の温度は徐々に上昇し溶湯の温度に近づ
く。このときスライドピン3は溶湯のアルミニウム合金
より熱膨張率が大きいため、スライドピン3の膨張によ
り溶湯には加圧力が作用する。
【0015】そして溶湯の凝固が完了する前後で、金型
に設けられた図示しない冷却水路に水が供給されスライ
ドピン3が冷却される。これによりスライドピン3は急
冷されるが、スライドピン3と鋳造品との間には界面で
の熱抵抗があるため、スライドピン3と鋳造品との間の
温度差が大きくなる。したがってスライドピン3は大き
く収縮し、鋳造品との間のクリアランスが大きくなるた
め凝固した鋳造品から容易に抜くことができる。
に設けられた図示しない冷却水路に水が供給されスライ
ドピン3が冷却される。これによりスライドピン3は急
冷されるが、スライドピン3と鋳造品との間には界面で
の熱抵抗があるため、スライドピン3と鋳造品との間の
温度差が大きくなる。したがってスライドピン3は大き
く収縮し、鋳造品との間のクリアランスが大きくなるた
め凝固した鋳造品から容易に抜くことができる。
【0016】図4に従来用いられていた金型構造を示
す。従来は、鋼材からなる最大径30mmのスライドピ
ン3’が用いられていた。しかし鋼材であるので熱膨張
率がアルミニウムより小さく、溶湯の凝固後に離型する
場合には鋳造品の方が大きく収縮してスライドピンを締
め付けるため、離型が容易となるように1°の抜き勾配
が設けられていた。このため、鋳造後に形成された孔部
の内周を最大2.24mm切削加工する必要があり、鋳
巣不良が発生していた。また材料の無駄も発生しコスト
面で問題があった。
す。従来は、鋼材からなる最大径30mmのスライドピ
ン3’が用いられていた。しかし鋼材であるので熱膨張
率がアルミニウムより小さく、溶湯の凝固後に離型する
場合には鋳造品の方が大きく収縮してスライドピンを締
め付けるため、離型が容易となるように1°の抜き勾配
が設けられていた。このため、鋳造後に形成された孔部
の内周を最大2.24mm切削加工する必要があり、鋳
巣不良が発生していた。また材料の無駄も発生しコスト
面で問題があった。
【0017】ところが上記構造の本実施例の金型構造を
用いることにより、最大径30mmで抜き勾配を15’
としてもスライドピン3を鋳造品から容易に抜くことが
でき、この場合は鋳造後の切削加工しろは最大0.8m
mとなり材料の無駄が防止されるとともに鋳巣不良の発
生もない。なお、アルミニウムダイカスト部品の鋳造に
用いられる上記スライドピン3の材料としては、Mn:
10〜25wt%,C:0.2〜1.5wt%,Cr:1〜
3wt%その他の不純物からなる高マンガン系材料、オー
ステナイトステンレス鋼材、Mn:65〜80wt%,C
r:10〜20wt%,残部Niからなるバイメタル材な
どを用いることができる。 (実施例2)図3に本実施例の金型構造の断面図を示
す。この金型はアルミニウムダイカスト部品としての自
動車のエンジンブロックを鋳造するためのものであり、
上型40と、下型41と、一対のスライド中子42とか
ら主として構成されている。そして上型40及び下型4
1間には、ボア内周面を構成するライナ5(鋳包み材)
が配置され、ライナ5内には一端が上型40に保持され
た補助金型6が挿入されている。
用いることにより、最大径30mmで抜き勾配を15’
としてもスライドピン3を鋳造品から容易に抜くことが
でき、この場合は鋳造後の切削加工しろは最大0.8m
mとなり材料の無駄が防止されるとともに鋳巣不良の発
生もない。なお、アルミニウムダイカスト部品の鋳造に
用いられる上記スライドピン3の材料としては、Mn:
10〜25wt%,C:0.2〜1.5wt%,Cr:1〜
3wt%その他の不純物からなる高マンガン系材料、オー
ステナイトステンレス鋼材、Mn:65〜80wt%,C
r:10〜20wt%,残部Niからなるバイメタル材な
どを用いることができる。 (実施例2)図3に本実施例の金型構造の断面図を示
す。この金型はアルミニウムダイカスト部品としての自
動車のエンジンブロックを鋳造するためのものであり、
上型40と、下型41と、一対のスライド中子42とか
ら主として構成されている。そして上型40及び下型4
1間には、ボア内周面を構成するライナ5(鋳包み材)
が配置され、ライナ5内には一端が上型40に保持され
た補助金型6が挿入されている。
【0018】ライナ5は鋳鉄製であり、補助金型6はM
nを68wt%含有するバイメタル材料から形成され、ラ
イナ5及び鋳造品より格段に大きな熱膨張率を有してい
る。また冷時においてライナ5の内径より補助金型6の
外径が僅かに小さくなるように形成されている。本実施
例の金型では、冷時においてライナ5に補助金型6が挿
入されれば、ライナ5と補助金型6の間にはクリアラン
スが形成され、補助金型6は容易に挿入することができ
る。
nを68wt%含有するバイメタル材料から形成され、ラ
イナ5及び鋳造品より格段に大きな熱膨張率を有してい
る。また冷時においてライナ5の内径より補助金型6の
外径が僅かに小さくなるように形成されている。本実施
例の金型では、冷時においてライナ5に補助金型6が挿
入されれば、ライナ5と補助金型6の間にはクリアラン
スが形成され、補助金型6は容易に挿入することができ
る。
【0019】次に溶湯が注湯されると、その熱によりラ
イナ5と補助金型6が膨張するが、補助金型6の熱膨張
率の方が格段に大きいため、補助金型6はライナ5に内
接しライナ5を膨張する方向へ押圧する。したがってク
リアランスが解消され、溶湯がライナ5と補助金型6の
間に浸入することがない。またライナ5の膨張の応力が
溶湯に伝わり溶湯は加圧された状態となっている。した
がってその状態で凝固することにより、引け巣などの鋳
造欠陥が防止されている。
イナ5と補助金型6が膨張するが、補助金型6の熱膨張
率の方が格段に大きいため、補助金型6はライナ5に内
接しライナ5を膨張する方向へ押圧する。したがってク
リアランスが解消され、溶湯がライナ5と補助金型6の
間に浸入することがない。またライナ5の膨張の応力が
溶湯に伝わり溶湯は加圧された状態となっている。した
がってその状態で凝固することにより、引け巣などの鋳
造欠陥が防止されている。
【0020】そして溶湯が凝固し始めると、鋳造品の収
縮力がライナ5に作用するがその時点では補助金型6は
まだ膨張した状態でありライナ5に内接している。した
がってライナ5は変形することなく鋳造品と一体化す
る。そして冷時には補助金型6が大きく収縮し、ライナ
5との間にクリアランスが生じるため補助金型6はライ
ナ5から容易に離型可能である。
縮力がライナ5に作用するがその時点では補助金型6は
まだ膨張した状態でありライナ5に内接している。した
がってライナ5は変形することなく鋳造品と一体化す
る。そして冷時には補助金型6が大きく収縮し、ライナ
5との間にクリアランスが生じるため補助金型6はライ
ナ5から容易に離型可能である。
【0021】したがって得られた鋳造品では、ライナ5
は所定の形状を維持し切削加工が不要となるため、設計
通りの肉厚が得られ最大の特性が得られる。なお本実施
例において、溶湯を注湯する前にライナ5と補助金型6
を200℃程度に予熱することも好ましい。このように
すれば注湯開始前に補助金型6が膨張してライナ5と補
助金型6の間のクリアランスが解消されているため、そ
のクリアランスへの溶湯の浸入及び注湯時の圧力による
ライナ5の変形を一層確実に防止することができる。
は所定の形状を維持し切削加工が不要となるため、設計
通りの肉厚が得られ最大の特性が得られる。なお本実施
例において、溶湯を注湯する前にライナ5と補助金型6
を200℃程度に予熱することも好ましい。このように
すれば注湯開始前に補助金型6が膨張してライナ5と補
助金型6の間のクリアランスが解消されているため、そ
のクリアランスへの溶湯の浸入及び注湯時の圧力による
ライナ5の変形を一層確実に防止することができる。
【0022】
【発明の効果】すなわち本発明の鋳造用金型構造によれ
ば、鋳造後の切削加工の工数を著しく低減することがで
き、鋳巣の表出及び材料の無駄を防止できるとともにコ
ストの低減を図ることができる。また鋳包み材を用いた
場合には、溶湯の収縮力による鋳包み材の変形が防止さ
れるので、鋳造後の鋳包み材の切削加工が不要となり鋳
造品の特性も向上する。
ば、鋳造後の切削加工の工数を著しく低減することがで
き、鋳巣の表出及び材料の無駄を防止できるとともにコ
ストの低減を図ることができる。また鋳包み材を用いた
場合には、溶湯の収縮力による鋳包み材の変形が防止さ
れるので、鋳造後の鋳包み材の切削加工が不要となり鋳
造品の特性も向上する。
【図1】本発明の一実施例の金型構造の概略断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の金型構造を用いた鋳造時に
おける温度と時間の関係を示すグラフである。
おける温度と時間の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第二の実施例の金型構造の概略断面図
である。
である。
【図4】従来の金型構造の概略断面図である。
1,2:主型 3:スライドピン(補助金型) 5:ライナ 6:補助金型 10:キャビ
ティ空間
ティ空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門野 英彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 内部にキャビティ空間をもち該キャビテ
ィ空間内に突出して鋳造品に凹部を形成する補助金型を
もつ金型構造において、 前記補助金型は前記キャビティ空間内に注入される溶湯
金属の熱膨張率と同等以上の熱膨張率をもつ材料から形
成されていることを特徴とする鋳造用金型構造。 - 【請求項2】 前記補助金型の外周には鋳包み部材が配
置されている請求項1記載の鋳造用金型構造。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5213128A JPH0760399A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 鋳造用金型構造 |
| DE69417494T DE69417494T2 (de) | 1993-08-27 | 1994-08-26 | Gussform |
| EP94113405A EP0642855B1 (en) | 1993-08-27 | 1994-08-26 | Casting mold |
| US08/578,487 US5615726A (en) | 1993-08-27 | 1995-12-26 | Casting mold |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5213128A JPH0760399A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 鋳造用金型構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760399A true JPH0760399A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16634046
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