JPH0760460A - アルミニウム圧延クラッド箔の製造方法 - Google Patents
アルミニウム圧延クラッド箔の製造方法Info
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- JPH0760460A JPH0760460A JP5162499A JP16249993A JPH0760460A JP H0760460 A JPH0760460 A JP H0760460A JP 5162499 A JP5162499 A JP 5162499A JP 16249993 A JP16249993 A JP 16249993A JP H0760460 A JPH0760460 A JP H0760460A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 最適なクラッド圧延条件で接合圧延すること
により、折れ込み等の不良のない接合強度の十分ある電
解コンデンサ素子用のクラッドを得る。 【構成】 Zr量1〜25原子%と残部Alおよび不可
避的不純物との合金の急冷凝固箔を純Alの両面に圧延
入側温度で250〜500℃で温間圧延してクラッド接
合する方法において、2パス以上の圧延とし、1パス目
の圧延は図1で示した範囲のロール面圧とし、2パス目
は1パス目より大きいロール面圧で圧延し、必要に応じ
て2パス目より小さいロール面圧で3パス目以降の圧延
をすることを特徴とした急冷箔のクラッド圧延方法。 【効果】 良好な高容量の電解コンデンサ用の素子が安
定して得られた。
により、折れ込み等の不良のない接合強度の十分ある電
解コンデンサ素子用のクラッドを得る。 【構成】 Zr量1〜25原子%と残部Alおよび不可
避的不純物との合金の急冷凝固箔を純Alの両面に圧延
入側温度で250〜500℃で温間圧延してクラッド接
合する方法において、2パス以上の圧延とし、1パス目
の圧延は図1で示した範囲のロール面圧とし、2パス目
は1パス目より大きいロール面圧で圧延し、必要に応じ
て2パス目より小さいロール面圧で3パス目以降の圧延
をすることを特徴とした急冷箔のクラッド圧延方法。 【効果】 良好な高容量の電解コンデンサ用の素子が安
定して得られた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンデンサ用電極材とし
て用いるアルミニウム圧延クラッド箔の製造方法に関す
る。
て用いるアルミニウム圧延クラッド箔の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】Al(アルミニウム)にZr量1〜25
原子%含んだ合金を急冷凝固して製造した箔はAlマト
リックス中にAl3 Zr金属間化合物が微細なデンドラ
イト状に析出した状態となる。AlにZr量を1原子%
以下含んだ場合、ほとんどがAlマトリックスとなり、
また、AlにZr量を25原子%以上含んだ場合はほと
んどがAl3 Zr金属間化合物となり、上記のような組
織とはならない。このAlマトリックス中にAl3 Zr
金属間化合物が微細なデンドライト状に析出した状態
に、エッチングおよび化成等の下工程を経て電解コンデ
ンサの素子として用いると非常に高い容量が得られる。
しかし、この急冷凝固箔は非常に脆いために下工程での
取扱いが難しく、純Alの両面にクラッド接合してその
強度と延性を持たせている。このときの圧延条件は特開
平1−290217号公報によると室温もしくは600
℃以下の温度で3〜90%の圧下率で1パス若しくは多
パスで製造することが示されている。また、特開平4−
118185号公報に250〜500℃に赤外線加熱す
るクラッド圧延方法を本発明者らは開示している。
原子%含んだ合金を急冷凝固して製造した箔はAlマト
リックス中にAl3 Zr金属間化合物が微細なデンドラ
イト状に析出した状態となる。AlにZr量を1原子%
以下含んだ場合、ほとんどがAlマトリックスとなり、
また、AlにZr量を25原子%以上含んだ場合はほと
んどがAl3 Zr金属間化合物となり、上記のような組
織とはならない。このAlマトリックス中にAl3 Zr
金属間化合物が微細なデンドライト状に析出した状態
に、エッチングおよび化成等の下工程を経て電解コンデ
ンサの素子として用いると非常に高い容量が得られる。
しかし、この急冷凝固箔は非常に脆いために下工程での
取扱いが難しく、純Alの両面にクラッド接合してその
強度と延性を持たせている。このときの圧延条件は特開
平1−290217号公報によると室温もしくは600
℃以下の温度で3〜90%の圧下率で1パス若しくは多
パスで製造することが示されている。また、特開平4−
118185号公報に250〜500℃に赤外線加熱す
るクラッド圧延方法を本発明者らは開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−29021
7号公報の圧延条件はその規定される範囲が広く、クラ
ッドとして得られても良好でないものが多く含まれてい
る。このときの不良は、主に芯材となっている純Alが
折れ込むことである。また、特開平4−118185号
公報の発明では連続してクラッドを製造できたが、加熱
ムラが生じることがあり、これが折れ込みを生じさせる
起点となることがある。これらの折れ込みは電極の厚さ
にばらつきをもたらすだけでなく、接合不良の箇所を作
ったり、剥離の原因になったりする。したがって、この
折れ込みのあるクラッドでは、急冷箔の高い機能を生か
せないことが多かった。
7号公報の圧延条件はその規定される範囲が広く、クラ
ッドとして得られても良好でないものが多く含まれてい
る。このときの不良は、主に芯材となっている純Alが
折れ込むことである。また、特開平4−118185号
公報の発明では連続してクラッドを製造できたが、加熱
ムラが生じることがあり、これが折れ込みを生じさせる
起点となることがある。これらの折れ込みは電極の厚さ
にばらつきをもたらすだけでなく、接合不良の箇所を作
ったり、剥離の原因になったりする。したがって、この
折れ込みのあるクラッドでは、急冷箔の高い機能を生か
せないことが多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、クラッド圧延の1パス目と2パス目のロー
ル面圧を制御することにより、その接合の意味を2パス
に分散させるという効果を利用し、純Alの折れ込みを
防止することを特徴とする。即ち、本発明は、(1)Z
r量1〜25原子%を含有し、残部がAlおよび不可避
的不純物であるAl合金急冷凝固箔を、純Alの両面に
重ねて温間圧延して接合クラッドを得る方法において、
温度250〜500℃に加熱した後、1パス目の圧延を
図1で示すロール面圧と芯材厚さ/Al合金急冷凝固箔
厚さ比との座標A点(0.4,180)、B点(0.
4,90)、C点(1,90)、D点(3,50)、E
点(5,50)、F点(5,100)、G点(3,10
0)、H点(1,180)で定められる範囲で行い、続
いて2パス目の圧延を1パス目以上の面圧で、かつ、1
パス目より100kg/mm2 以上に高くないロール面圧で
圧延することを特徴とするAl圧延クラッド箔の製造方
法、および(2)Zr量1〜25原子%と残部がAlお
よび不可避的不純物であるAl合金急冷凝固箔を、純A
lの両面に重ねて温間圧延して接合クラッドを得る方法
において、温度250〜500℃に加熱した後、1パス
目の圧延を図1で示すロール面圧と芯材厚さ/Al合金
急冷凝固箔厚さ比との座標A点(0.4,180)、B
点(0.4,90)、C点(1,90)、D点(3,5
0)、E点(5,50)、F点(5,100)、G点
(3,100)、H点(1,180)で定められる範囲
で行い、続いて2パス目の圧延を1パス目以上の面圧
で、かつ、1パス目より100kg/mm2 以上に高くない
ロール面圧で行い、しかる後に3パス目を2パス目より
も小さいロール面で行うことを特徴とするAl圧延クラ
ッド箔の製造方法である。
決するため、クラッド圧延の1パス目と2パス目のロー
ル面圧を制御することにより、その接合の意味を2パス
に分散させるという効果を利用し、純Alの折れ込みを
防止することを特徴とする。即ち、本発明は、(1)Z
r量1〜25原子%を含有し、残部がAlおよび不可避
的不純物であるAl合金急冷凝固箔を、純Alの両面に
重ねて温間圧延して接合クラッドを得る方法において、
温度250〜500℃に加熱した後、1パス目の圧延を
図1で示すロール面圧と芯材厚さ/Al合金急冷凝固箔
厚さ比との座標A点(0.4,180)、B点(0.
4,90)、C点(1,90)、D点(3,50)、E
点(5,50)、F点(5,100)、G点(3,10
0)、H点(1,180)で定められる範囲で行い、続
いて2パス目の圧延を1パス目以上の面圧で、かつ、1
パス目より100kg/mm2 以上に高くないロール面圧で
圧延することを特徴とするAl圧延クラッド箔の製造方
法、および(2)Zr量1〜25原子%と残部がAlお
よび不可避的不純物であるAl合金急冷凝固箔を、純A
lの両面に重ねて温間圧延して接合クラッドを得る方法
において、温度250〜500℃に加熱した後、1パス
目の圧延を図1で示すロール面圧と芯材厚さ/Al合金
急冷凝固箔厚さ比との座標A点(0.4,180)、B
点(0.4,90)、C点(1,90)、D点(3,5
0)、E点(5,50)、F点(5,100)、G点
(3,100)、H点(1,180)で定められる範囲
で行い、続いて2パス目の圧延を1パス目以上の面圧
で、かつ、1パス目より100kg/mm2 以上に高くない
ロール面圧で行い、しかる後に3パス目を2パス目より
も小さいロール面で行うことを特徴とするAl圧延クラ
ッド箔の製造方法である。
【0005】このように本発明は、急冷凝固箔を純Al
の両面に圧延入側温度250〜500℃で温間圧延して
クラッド接合する方法において、純Alと前記急冷凝固
箔とのクラッド接合を2パス以上の圧延とし、1パス目
の圧延は図1で示した範囲のロール面圧とし、2パス目
は1パス目より0〜100kg/mm2 大きいロール面圧で
圧延することを特徴とする圧延方法であり、図1には接
合可能範囲が示されており、この範囲内で1パス目の圧
延を行い、引き続き圧延を行えば本発明の圧延ができ
る。
の両面に圧延入側温度250〜500℃で温間圧延して
クラッド接合する方法において、純Alと前記急冷凝固
箔とのクラッド接合を2パス以上の圧延とし、1パス目
の圧延は図1で示した範囲のロール面圧とし、2パス目
は1パス目より0〜100kg/mm2 大きいロール面圧で
圧延することを特徴とする圧延方法であり、図1には接
合可能範囲が示されており、この範囲内で1パス目の圧
延を行い、引き続き圧延を行えば本発明の圧延ができ
る。
【0006】
【作用】特開平1−290217号公報等で示されてい
るように、Zr,Hf等の元素をAlに添加することに
よって高い容量のコンデンサが得られる。特にZr量1
〜25原子%の範囲ではその効果が顕著であり、また、
コスト的にもメリットがある。
るように、Zr,Hf等の元素をAlに添加することに
よって高い容量のコンデンサが得られる。特にZr量1
〜25原子%の範囲ではその効果が顕著であり、また、
コスト的にもメリットがある。
【0007】Zr量1〜25原子%、残部Alおよび不
可避的不純物よりなる合金の急冷凝固箔は、純Alに比
べてその接合圧延の際に小さい圧下率で圧延されやす
い。これは急冷箔が純Al箔よりも変形抵抗が大きいか
らである。この差はロール面圧が大きいほど大きく生じ
易く、また、芯材厚さ/Al合金急冷凝固箔厚さ比(芯
材厚さ/急冷箔厚さ)が厚いほど大きく生じ易い。しか
し、十分なロール面圧が負荷されていないと接合が不十
分となる。そこで、1パス目の接合圧延では2パス目で
剥がれない程度以上の接合強度で、かつ、圧下率の差を
生じさせない程度の図1に示す範囲のロール面圧を与え
る。次に、1パス目のロール面圧より0〜100kg/mm
2 大きい面圧を負荷して接合を強固なものとし、形状矯
正、板厚の合わせ込み等の必要に応じて3パス目以降の
圧延をする。このとき、低温であると接合しない箇所が
現れ、高温であると微細組織が粗大化しはじめるので、
温度範囲は250〜500℃とする。
可避的不純物よりなる合金の急冷凝固箔は、純Alに比
べてその接合圧延の際に小さい圧下率で圧延されやす
い。これは急冷箔が純Al箔よりも変形抵抗が大きいか
らである。この差はロール面圧が大きいほど大きく生じ
易く、また、芯材厚さ/Al合金急冷凝固箔厚さ比(芯
材厚さ/急冷箔厚さ)が厚いほど大きく生じ易い。しか
し、十分なロール面圧が負荷されていないと接合が不十
分となる。そこで、1パス目の接合圧延では2パス目で
剥がれない程度以上の接合強度で、かつ、圧下率の差を
生じさせない程度の図1に示す範囲のロール面圧を与え
る。次に、1パス目のロール面圧より0〜100kg/mm
2 大きい面圧を負荷して接合を強固なものとし、形状矯
正、板厚の合わせ込み等の必要に応じて3パス目以降の
圧延をする。このとき、低温であると接合しない箇所が
現れ、高温であると微細組織が粗大化しはじめるので、
温度範囲は250〜500℃とする。
【0008】1パス目の接合圧延を更に詳細に説明す
る。急冷凝固箔は一般に最大±10μmの凹凸があり、
純Alは平滑である。図1に示される領域での条件で圧
延される場合は、図2に示す通り、圧下ロール1,1で
柔らかい純Al3 が急冷凝固箔2の凹凸をしっかりつか
むように食い込ませてほぼ等しい圧下率で圧下される。
このロール面圧は純Alの厚さが厚いほど幅方向のメタ
ルフローができ易いので小さくできる。ただし、接合に
必要となる50kg/mm2 以下にすることはできない。こ
の領域よりロール面圧が高い場合の接合状況を図3に示
す。この場合は、純Alが急冷凝固箔2に比べて変形抵
抗が小さいので、急冷箔2よりも大きい圧下率で圧下さ
れ、圧延後方へ押し出される。しかし、圧延前の加熱中
に純Alが急冷箔2と接しているところがあり、この部
分で圧延前に純Alに急冷箔2の凹凸が食い込んでいる
場合がある。そこにロールバイトからの圧延後方から押
し出された純Alが来るので芯材である純Alが折れ込
んでしまう。一方、図1の領域よりロール面圧が低い場
合はしっかりした接合が行われない。かりに接合したと
しても2パス目の圧延で剥離してしまう。芯材の厚さが
薄いときはロール面圧が高くても急冷凝固箔の凹凸に純
Alが十分流れ込んでいかないので接合不良となる。
る。急冷凝固箔は一般に最大±10μmの凹凸があり、
純Alは平滑である。図1に示される領域での条件で圧
延される場合は、図2に示す通り、圧下ロール1,1で
柔らかい純Al3 が急冷凝固箔2の凹凸をしっかりつか
むように食い込ませてほぼ等しい圧下率で圧下される。
このロール面圧は純Alの厚さが厚いほど幅方向のメタ
ルフローができ易いので小さくできる。ただし、接合に
必要となる50kg/mm2 以下にすることはできない。こ
の領域よりロール面圧が高い場合の接合状況を図3に示
す。この場合は、純Alが急冷凝固箔2に比べて変形抵
抗が小さいので、急冷箔2よりも大きい圧下率で圧下さ
れ、圧延後方へ押し出される。しかし、圧延前の加熱中
に純Alが急冷箔2と接しているところがあり、この部
分で圧延前に純Alに急冷箔2の凹凸が食い込んでいる
場合がある。そこにロールバイトからの圧延後方から押
し出された純Alが来るので芯材である純Alが折れ込
んでしまう。一方、図1の領域よりロール面圧が低い場
合はしっかりした接合が行われない。かりに接合したと
しても2パス目の圧延で剥離してしまう。芯材の厚さが
薄いときはロール面圧が高くても急冷凝固箔の凹凸に純
Alが十分流れ込んでいかないので接合不良となる。
【0009】平均の急冷凝固箔の箔厚はほぼ0.1mmで
あり、急冷凝固箔の凹凸のレベルが±0.01mmである
ことから最大で急冷箔の0.4倍の変動が入り側の合計
箔厚に存在し得ることになる。これによって、最小の芯
材厚さ/急冷箔厚さは0.4に定まる。また純Alが2
50℃以上で非常に柔らかく、芯材厚さ/急冷箔厚さが
5以上になると接合界面での50kg/mm2 にならない部
分が生じることがある。これによって芯材厚さ/急冷箔
厚さは5以下である。
あり、急冷凝固箔の凹凸のレベルが±0.01mmである
ことから最大で急冷箔の0.4倍の変動が入り側の合計
箔厚に存在し得ることになる。これによって、最小の芯
材厚さ/急冷箔厚さは0.4に定まる。また純Alが2
50℃以上で非常に柔らかく、芯材厚さ/急冷箔厚さが
5以上になると接合界面での50kg/mm2 にならない部
分が生じることがある。これによって芯材厚さ/急冷箔
厚さは5以下である。
【0010】2パス目以降では急冷箔と純Alは等しい
圧下率で圧下され、一般にその接合は強化される。しか
し、1パス目以下の面圧では圧下率に対して弾性変形の
割合が多く、新生面同士の接触が少ないので、その接合
の強化は期待薄である。一方、面圧が高すぎると柔らか
い純Al層にせん断が生じ、圧延が非対称になるので上
限もある。そこで2パス目は1パス目より0〜100kg
/mm2 高い面圧であると限定される。3パス目以降の最
終パスに軽圧下をすると形状はさらに良好になる。この
原理はスキンパスとほぼ同じであるが、上記のように圧
延が非対称になり易いので、2パス目以上の面圧を与え
ることは無意味である。したがって、3パス目以降の最
終パスの面圧は2パス目以下の面圧に限定される。
圧下率で圧下され、一般にその接合は強化される。しか
し、1パス目以下の面圧では圧下率に対して弾性変形の
割合が多く、新生面同士の接触が少ないので、その接合
の強化は期待薄である。一方、面圧が高すぎると柔らか
い純Al層にせん断が生じ、圧延が非対称になるので上
限もある。そこで2パス目は1パス目より0〜100kg
/mm2 高い面圧であると限定される。3パス目以降の最
終パスに軽圧下をすると形状はさらに良好になる。この
原理はスキンパスとほぼ同じであるが、上記のように圧
延が非対称になり易いので、2パス目以上の面圧を与え
ることは無意味である。したがって、3パス目以降の最
終パスの面圧は2パス目以下の面圧に限定される。
【0011】
〔実施例1〕Zr4原子%、残部Alおよび不可避的不
純物からなる合金の急冷凝固箔と純Alとを400℃に
加熱して、純Alの両面に急冷凝固箔を圧延して接合さ
せた。このとき、試料の寸法は急冷凝固箔が約0.1mm
厚×165mm幅×520mm長さであり、純Alの寸法は
0.3mm厚×165mm幅×450mm長さである(純Al
と急冷凝固箔の厚み比はほぼ3)。25t(面圧約60
kgf/mm2 )を負荷した1パス目の圧延では折れ込みが生
じず、芯材と急冷凝固箔の長さの差はほとんど圧延前後
で変わらなかった。2パス目に60t(ロール面圧約1
00kg/mm2 )を負荷した圧延を行ったが、剥離は生じ
なかった。3パス目に20t(約50kg/mm2 )負荷し
た圧延を行い、形状を矯正した。圧下率はトータルで1
5%となった。これにより形状比λ≦0.001の非常
に形状の良いクラッドを得られた(λ=波の高さ/波
長)。
純物からなる合金の急冷凝固箔と純Alとを400℃に
加熱して、純Alの両面に急冷凝固箔を圧延して接合さ
せた。このとき、試料の寸法は急冷凝固箔が約0.1mm
厚×165mm幅×520mm長さであり、純Alの寸法は
0.3mm厚×165mm幅×450mm長さである(純Al
と急冷凝固箔の厚み比はほぼ3)。25t(面圧約60
kgf/mm2 )を負荷した1パス目の圧延では折れ込みが生
じず、芯材と急冷凝固箔の長さの差はほとんど圧延前後
で変わらなかった。2パス目に60t(ロール面圧約1
00kg/mm2 )を負荷した圧延を行ったが、剥離は生じ
なかった。3パス目に20t(約50kg/mm2 )負荷し
た圧延を行い、形状を矯正した。圧下率はトータルで1
5%となった。これにより形状比λ≦0.001の非常
に形状の良いクラッドを得られた(λ=波の高さ/波
長)。
【0012】〔実施例2〕急冷凝固箔のZr含有量を6
原子%とした以外の他の条件を実施例1と同様にした圧
延を行った。実施例2でも1パス目の圧延では折れ込み
が生じず、2パス目にも剥離は生じず、トータル3パス
で、圧下率15%となり、これにより形状比λ≦0.0
01の非常に形状の良いクラッドを得られた。
原子%とした以外の他の条件を実施例1と同様にした圧
延を行った。実施例2でも1パス目の圧延では折れ込み
が生じず、2パス目にも剥離は生じず、トータル3パス
で、圧下率15%となり、これにより形状比λ≦0.0
01の非常に形状の良いクラッドを得られた。
【0013】〔比較例1〕急冷凝固箔のZr含有量を6
原子%、純Alの厚さを0.1mm(純Alと急冷凝固箔
の厚み比はほぼ1)にして他の条件を実施例1と同様に
した圧延を行った。これも実施例1同様に1パス目の圧
延では折れ込みが生じなかったが、1パス目のロール面
圧が本発明の範囲より低かったため、急冷箔の凹凸に十
分な純Alが流れ込めなかったので、接合不良の箇所が
できてしまった。
原子%、純Alの厚さを0.1mm(純Alと急冷凝固箔
の厚み比はほぼ1)にして他の条件を実施例1と同様に
した圧延を行った。これも実施例1同様に1パス目の圧
延では折れ込みが生じなかったが、1パス目のロール面
圧が本発明の範囲より低かったため、急冷箔の凹凸に十
分な純Alが流れ込めなかったので、接合不良の箇所が
できてしまった。
【0014】〔実施例3〕急冷凝固箔のZr含有量を6
原子%、純Alの厚さを0.1mm(純Alと急冷凝固箔
の厚み比はほぼ1)とし、1パス目の荷重を80t(ロ
ール面圧約120kg/mm2 )、2パス目の荷重を90t
(ロール面圧約130kg/mm2 )として他の条件を比較
例1と同様にした圧延を行った。これは比較例1と異な
り、1パス目の圧延条件が図1に示される範囲内であ
る。実施例1同様に1パス目の圧延では折れ込みが生じ
ず、2パス目にも剥離は生じず、トータル3パスで、圧
下率10%となり、これにより非常に形状の良いクラッ
ドを得られた。
原子%、純Alの厚さを0.1mm(純Alと急冷凝固箔
の厚み比はほぼ1)とし、1パス目の荷重を80t(ロ
ール面圧約120kg/mm2 )、2パス目の荷重を90t
(ロール面圧約130kg/mm2 )として他の条件を比較
例1と同様にした圧延を行った。これは比較例1と異な
り、1パス目の圧延条件が図1に示される範囲内であ
る。実施例1同様に1パス目の圧延では折れ込みが生じ
ず、2パス目にも剥離は生じず、トータル3パスで、圧
下率10%となり、これにより非常に形状の良いクラッ
ドを得られた。
【0015】〔比較例2〕1パス目80tで(ロール面
圧約110kg/mm2 )芯材厚さ0.3mm(純Alと急冷
箔の厚み比はほぼ3)とし、他の条件を実施例1と同様
にした圧延を行った。これは1パス目の圧延でロール面
圧が本発明の範囲より高かったため、折れ込みが生じて
しまって良好な箔が得られなかった。
圧約110kg/mm2 )芯材厚さ0.3mm(純Alと急冷
箔の厚み比はほぼ3)とし、他の条件を実施例1と同様
にした圧延を行った。これは1パス目の圧延でロール面
圧が本発明の範囲より高かったため、折れ込みが生じて
しまって良好な箔が得られなかった。
【0016】
【発明の効果】このような圧延条件で急冷箔と純Alの
クラッドを製造することによって折れ込み等の不良のな
い高容量のコンデンサ電極素子が得られる。
クラッドを製造することによって折れ込み等の不良のな
い高容量のコンデンサ電極素子が得られる。
【図1】本発明の1パス目における適正な圧延条件範囲
を示す図である。
を示す図である。
【図2】1パス目を適正条件範囲で圧延したときの模式
図である。
図である。
【図3】1パス目を適正条件範囲より大きい面圧で圧延
したときの折れ込み発生の模式図である。
したときの折れ込み発生の模式図である。
1 圧延ロール 2 Zr量1〜25原子%と残部Alおよび不可避的不
純物との合金の急冷凝固箔 3 純Al箔
純物との合金の急冷凝固箔 3 純Al箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 37/00 BBL 37/24 B23K 20/04 D H01G 4/01 9174−5E H01G 1/013
Claims (2)
- 【請求項1】 Zr量1〜25原子%と残部がAlおよ
び不可避的不純物からなるAl合金急冷凝固箔を、純A
lの両面に重ねて温度250〜500℃に加熱した後、
1パス目の圧延を、図1で示すロール面圧と芯材厚さ/
Al合金急冷凝固箔厚さ比との座標A点(0.4,18
0)、B点(0.4,90)、C点(1,90)、D点
(3,50)、E点(5,50)、F点(5,10
0)、G点(3,100)、H点(1,180)で定め
られる範囲で圧延を行い、続いて2パス目の圧延を1パ
ス目以上の面圧で、かつ、1パス目より100kg/mm2
以上に高くないロール面圧で圧延することを特徴とする
アルミニウム圧延クラッド箔の製造方法。 - 【請求項2】 Zr量1〜25原子%と残部がAlおよ
び不可避的不純物からなるAl合金急冷凝固箔を、純A
lの両面に重ねて温度250〜500℃に加熱した後、
1パス目の圧延を、図1で示すロール面圧と芯材厚さ/
Al合金急冷凝固箔厚さ比との座標A点(0.4,18
0)、B点(0.4,90)、C点(1,90)、D点
(3,50)、E点(5,50)、F点(5,10
0)、G点(3,100)、H点(1,180)で定め
られる範囲で圧延を行い、続いて2パス目の圧延を1パ
ス目以上の面圧で、かつ、1パス目より100kg/mm2
以上に高くないロール面圧で行い、しかる後に3パス目
を2パス目よりも小さいロール面圧で行うことを特徴と
するアルミニウム圧延クラッド箔の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5162499A JPH0760460A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | アルミニウム圧延クラッド箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5162499A JPH0760460A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | アルミニウム圧延クラッド箔の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760460A true JPH0760460A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=15755786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5162499A Withdrawn JPH0760460A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | アルミニウム圧延クラッド箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760460A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012121479A1 (ko) * | 2011-03-04 | 2012-09-13 | 한국기계연구원 | 적외선 가열을 이용한 고강도 알루미늄합금 클래드판의 제조방법 및 이에 따라 제조되는 알루미늄합금 클래드판 |
| CN115116753A (zh) * | 2022-07-05 | 2022-09-27 | 新疆众和股份有限公司 | 铝电极箔及其制备方法和应用 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5162499A patent/JPH0760460A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012121479A1 (ko) * | 2011-03-04 | 2012-09-13 | 한국기계연구원 | 적외선 가열을 이용한 고강도 알루미늄합금 클래드판의 제조방법 및 이에 따라 제조되는 알루미늄합금 클래드판 |
| CN115116753A (zh) * | 2022-07-05 | 2022-09-27 | 新疆众和股份有限公司 | 铝电极箔及其制备方法和应用 |
| CN115116753B (zh) * | 2022-07-05 | 2023-11-28 | 新疆众和股份有限公司 | 铝电极箔及其制备方法和应用 |
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|---|---|---|---|
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