JPH0760646B2 - 偏向ヨ−ク - Google Patents
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- JPH0760646B2 JPH0760646B2 JP62203779A JP20377987A JPH0760646B2 JP H0760646 B2 JPH0760646 B2 JP H0760646B2 JP 62203779 A JP62203779 A JP 62203779A JP 20377987 A JP20377987 A JP 20377987A JP H0760646 B2 JPH0760646 B2 JP H0760646B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、陰極線管に使用される偏向ヨークに関し、
詳しくはリンギングの除去を図つた偏向ヨークに関する
ものである。
詳しくはリンギングの除去を図つた偏向ヨークに関する
ものである。
[従来の技術] 偏向ヨークは、陰極線管(以下、「CRT」という)の電
子銃部から出射される電子ビームを電磁的に偏向する役
割を担つており、偏向ヨークの諸特性はCRTの画面性能
を大きく支配する。そのため、正常な偏向磁界以外に不
要な電磁界が発生した場合、その影響は直ちにCRTの画
面性能に現れる。
子銃部から出射される電子ビームを電磁的に偏向する役
割を担つており、偏向ヨークの諸特性はCRTの画面性能
を大きく支配する。そのため、正常な偏向磁界以外に不
要な電磁界が発生した場合、その影響は直ちにCRTの画
面性能に現れる。
なかでもリンギングと称せられる現象は、偏向ヨークの
水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの相互干渉によつて
引き起こされる現象で、画面性能を著しく悪化させるも
のである。画面上に症状として現れるリンギングは一般
に二通りあり、第3図(a)に示すように、水平偏向コ
イルに流れる水平偏向電流が振動を起こし、画面上のラ
スターに濃淡縞(301)を生じさせる場合と、また同図
(b)に示すように、水平偏向コイルと電磁的結合する
垂直偏向コイルに寄生振動電流が流れ、走査線に上下方
向のうねり(302)を生じさせる場合とがある。
水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの相互干渉によつて
引き起こされる現象で、画面性能を著しく悪化させるも
のである。画面上に症状として現れるリンギングは一般
に二通りあり、第3図(a)に示すように、水平偏向コ
イルに流れる水平偏向電流が振動を起こし、画面上のラ
スターに濃淡縞(301)を生じさせる場合と、また同図
(b)に示すように、水平偏向コイルと電磁的結合する
垂直偏向コイルに寄生振動電流が流れ、走査線に上下方
向のうねり(302)を生じさせる場合とがある。
CRTに使用される偏向ヨークの形態には、大きく分けて
二つのタイプがある。つまり、水平偏向コイルがサドル
型で、垂直偏向コイルがトロイダル型に巻回されたいわ
ゆるセミトロイダル型偏向ヨークと、水平偏向コイルが
サドル型で、垂直偏向コイルもサドル型に巻回されたい
わゆるサドル・サドル型偏向ヨークとである。
二つのタイプがある。つまり、水平偏向コイルがサドル
型で、垂直偏向コイルがトロイダル型に巻回されたいわ
ゆるセミトロイダル型偏向ヨークと、水平偏向コイルが
サドル型で、垂直偏向コイルもサドル型に巻回されたい
わゆるサドル・サドル型偏向ヨークとである。
一般に、前者のセミトロイダル型偏向ヨークは、水平偏
向コイルと垂直偏向コイルとの電磁気的結合が大きくリ
ンギング現象によつては不利とされている。そのため、
種々対策が構じられている。
向コイルと垂直偏向コイルとの電磁気的結合が大きくリ
ンギング現象によつては不利とされている。そのため、
種々対策が構じられている。
第4図は、実公昭57−33560号公報に示されたセミトロ
イダル型偏向ヨークにおけるリンギング現象を減ずる構
造の偏向ヨークである。図において、(1)はトロイダ
ル型垂直偏向コイル(以下、「垂直偏向コイル」とい
う)で、(2)はその高電位側コイル、(3)は低電位
側コイル、(4)は高電位側コイル(2)の中点、
(5)は低電位側コイル(3)の中点、(6)は高電位
側コイル(2)と低電位側コイル(3)の接続点、
(7)は高電位側の入力端子、(8)は低電位側の入力
端子、(100)はコンデンサ、(101)は抵抗で、コンデ
ンサ(100)と抵抗(101)の直列回路素子が中点
(4),(5)間に接続されている。
イダル型偏向ヨークにおけるリンギング現象を減ずる構
造の偏向ヨークである。図において、(1)はトロイダ
ル型垂直偏向コイル(以下、「垂直偏向コイル」とい
う)で、(2)はその高電位側コイル、(3)は低電位
側コイル、(4)は高電位側コイル(2)の中点、
(5)は低電位側コイル(3)の中点、(6)は高電位
側コイル(2)と低電位側コイル(3)の接続点、
(7)は高電位側の入力端子、(8)は低電位側の入力
端子、(100)はコンデンサ、(101)は抵抗で、コンデ
ンサ(100)と抵抗(101)の直列回路素子が中点
(4),(5)間に接続されている。
第5図は第4図に示された構成を等価回路で示したもの
である。
である。
次に動作について説明する。第5図においてL1,L2,L3,L
4はコイル(2),(3)を中点(4),(5)で2分
した(2a),(2b),(3a),(3b)のインダクタンス
で、それらのインダクタンスは等しい。しかし、実際に
は各コイルには分布容量C1,C2,C3,C4がインダクタンス
と並列に存在し、またそれぞれの容量間にかかる電位が
異なるため、アンバランスな電流が分布容量回路に流れ
る。そのため2つの中点(4)と中点(5)とを抵抗
(101)及びコンデンサ(100)の直列回路で抵抗し、こ
のアンバランスな電流成分を除去してリンギング現象の
軽減を図つたものである。
4はコイル(2),(3)を中点(4),(5)で2分
した(2a),(2b),(3a),(3b)のインダクタンス
で、それらのインダクタンスは等しい。しかし、実際に
は各コイルには分布容量C1,C2,C3,C4がインダクタンス
と並列に存在し、またそれぞれの容量間にかかる電位が
異なるため、アンバランスな電流が分布容量回路に流れ
る。そのため2つの中点(4)と中点(5)とを抵抗
(101)及びコンデンサ(100)の直列回路で抵抗し、こ
のアンバランスな電流成分を除去してリンギング現象の
軽減を図つたものである。
他方、後者のサドル・サドル型偏向ヨークは、垂直偏向
コイルが磁芯であるコアに直接巻回されていないため、
前者のセミトロイダル型偏向ヨークに比較して水平偏向
コイルと垂直偏向コイルの電磁的結合が弱く、リンギン
グ現象にとつて有利であるため、偏向ヨークの形態をサ
ドル・サドル型偏向ヨークに選択すること自体がリンギ
ング現象に対する一対策とされていた。
コイルが磁芯であるコアに直接巻回されていないため、
前者のセミトロイダル型偏向ヨークに比較して水平偏向
コイルと垂直偏向コイルの電磁的結合が弱く、リンギン
グ現象にとつて有利であるため、偏向ヨークの形態をサ
ドル・サドル型偏向ヨークに選択すること自体がリンギ
ング現象に対する一対策とされていた。
[発明が解決しようとする問題点] 近年、CAD/CAM等の発達に伴い、CRTを用いたデイスプレ
イモニター装置は高解像度化の一途を辿つており、その
ため水平偏向の高速化が著しい。そのため、リンギング
現象にとつて有利なサドル・サドル型偏向ヨークが選ば
れることが多い。しかしながら、水平偏向周波数が64KH
zを越える程にまでなつてくると、サドル・サドル型偏
向ヨークであつてもリンギング現象が顕著に目立つてく
るようになり、特にその水平偏向周波数が90KHzにもな
ると、第3図(a),(b)に示すようなリンギング現
象が大きく生じ、画面性能を著しく阻害する。以下、こ
の理由を説明する。
イモニター装置は高解像度化の一途を辿つており、その
ため水平偏向の高速化が著しい。そのため、リンギング
現象にとつて有利なサドル・サドル型偏向ヨークが選ば
れることが多い。しかしながら、水平偏向周波数が64KH
zを越える程にまでなつてくると、サドル・サドル型偏
向ヨークであつてもリンギング現象が顕著に目立つてく
るようになり、特にその水平偏向周波数が90KHzにもな
ると、第3図(a),(b)に示すようなリンギング現
象が大きく生じ、画面性能を著しく阻害する。以下、こ
の理由を説明する。
第6図は、サドル・サドル型偏向ヨークのその中心軸に
対し垂直な面で見た断面図である。図において(21)は
上側サドル型水平偏向コイル(以下、「上側水平偏向コ
イル」という)、(22)は下側サドル型水平偏向コイル
(以下、「下側水平偏向コイル」という)、(31)は左
側サドル型垂直偏向コイル(以下、「左側垂直偏向コイ
ル」という)、(32)は右側サドル型垂直偏向コイル
(以下、「右側垂直偏向コイル」という)、(1000)は
水平偏向コイル(21),(22)により発生する水平偏向
磁界である。この図より明らかなように、垂直偏向コイ
ル(31),(32)は、水平偏向磁界(1000)と差交する
位置に配置されている。もし理想的に、水平偏向コイル
(21),(22)も垂直偏向コイル(31),(32)も左右
上下の方向に対称的に作られており、かつ理想的対称位
置にそれぞれが配置されていたならば、この水平偏向磁
界(1000)と差交することによつて、垂直偏向コイル
(31),(32)中に励起される電圧は完全に打ち消し合
い無視し得る。しかしながら、実際の偏向コイルにおい
ては、完全な対称性を作りだすことはほとんど不可能に
近い。そのため、実際の偏向コイルにおいては、僅かで
はあるが垂直偏向コイル(31),(32)に、水平偏向磁
界(1000)と差交することにより生じるアンバランスな
電圧が発生する。また、垂直偏向コイル(31),(32)
自体には分布容量が存在する。その結果、この分布容量
にアンバンランス電圧が作用し、不要なリンギング電流
を垂直偏向コイル(31),(32)に流す。この現象は偏
向ヨークが見掛け上トランスを構成したことになり、一
次側である水平偏向コイル(21),(22)に流れる電流
の周波数が高い程、二次側である垂直偏向コイル(3
1),(32)に与える影響は大きくなる。
対し垂直な面で見た断面図である。図において(21)は
上側サドル型水平偏向コイル(以下、「上側水平偏向コ
イル」という)、(22)は下側サドル型水平偏向コイル
(以下、「下側水平偏向コイル」という)、(31)は左
側サドル型垂直偏向コイル(以下、「左側垂直偏向コイ
ル」という)、(32)は右側サドル型垂直偏向コイル
(以下、「右側垂直偏向コイル」という)、(1000)は
水平偏向コイル(21),(22)により発生する水平偏向
磁界である。この図より明らかなように、垂直偏向コイ
ル(31),(32)は、水平偏向磁界(1000)と差交する
位置に配置されている。もし理想的に、水平偏向コイル
(21),(22)も垂直偏向コイル(31),(32)も左右
上下の方向に対称的に作られており、かつ理想的対称位
置にそれぞれが配置されていたならば、この水平偏向磁
界(1000)と差交することによつて、垂直偏向コイル
(31),(32)中に励起される電圧は完全に打ち消し合
い無視し得る。しかしながら、実際の偏向コイルにおい
ては、完全な対称性を作りだすことはほとんど不可能に
近い。そのため、実際の偏向コイルにおいては、僅かで
はあるが垂直偏向コイル(31),(32)に、水平偏向磁
界(1000)と差交することにより生じるアンバランスな
電圧が発生する。また、垂直偏向コイル(31),(32)
自体には分布容量が存在する。その結果、この分布容量
にアンバンランス電圧が作用し、不要なリンギング電流
を垂直偏向コイル(31),(32)に流す。この現象は偏
向ヨークが見掛け上トランスを構成したことになり、一
次側である水平偏向コイル(21),(22)に流れる電流
の周波数が高い程、二次側である垂直偏向コイル(3
1),(32)に与える影響は大きくなる。
この発明は、上記のような高速水平走査状態で問題とな
るリンギング現象の解消を図つたサドル・サドル型偏向
ヨークを得ることを目的とする。
るリンギング現象の解消を図つたサドル・サドル型偏向
ヨークを得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係わる偏向ヨークは、サドル型水平偏向コイ
ルと、巻回途中から引き出された少なくとも1つ以上の
引出線を有するサドル型垂直偏向コイルとを備え、この
引出線を当該垂直偏向コイルの各部との間に分布容量を
もつようにコイルの各辺に沿って延在配置してリンギン
グ電流をバイパスさせるよう形成したものである。
ルと、巻回途中から引き出された少なくとも1つ以上の
引出線を有するサドル型垂直偏向コイルとを備え、この
引出線を当該垂直偏向コイルの各部との間に分布容量を
もつようにコイルの各辺に沿って延在配置してリンギン
グ電流をバイパスさせるよう形成したものである。
[作用] この発明における偏向ヨークにおいては、垂直偏向コイ
ルの巻回途中から引出線を設けているため、垂直偏向コ
イルがその内部に持つ分布容量の外に、その引出線がそ
の他の部位との間に形成する分布容量回路が存在する。
そのため、水平偏向コイルにより発生する高周波電磁界
が、垂直偏向コイルと差交して不要電位を生じても、垂
直偏向コイルの各部と引出線との間に作る分布容量をと
おして不要電流が分流するので、リンギング電流が垂直
偏向コイルに流れるリンギング電流が減少し、CRTの画
面上に表われるリンギングが軽減される。
ルの巻回途中から引出線を設けているため、垂直偏向コ
イルがその内部に持つ分布容量の外に、その引出線がそ
の他の部位との間に形成する分布容量回路が存在する。
そのため、水平偏向コイルにより発生する高周波電磁界
が、垂直偏向コイルと差交して不要電位を生じても、垂
直偏向コイルの各部と引出線との間に作る分布容量をと
おして不要電流が分流するので、リンギング電流が垂直
偏向コイルに流れるリンギング電流が減少し、CRTの画
面上に表われるリンギングが軽減される。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの実施例の要部の構成を示す概念図、第2図
はこの実施例のサドル型垂直偏向コイルの形状を示す斜
視図である。
はこの実施例のサドル型垂直偏向コイルの形状を示す斜
視図である。
第2図において、(31)は一対で構成される垂直偏向コ
イルのうち、左側のコイルを示す斜視図で、S1はコイル
の巻き始め、F1は巻き終わり、(11)は巻回途中から引
き出した引出線を示す。
イルのうち、左側のコイルを示す斜視図で、S1はコイル
の巻き始め、F1は巻き終わり、(11)は巻回途中から引
き出した引出線を示す。
一般にサドル型コイルは、凹部と凸部からなる一組の巻
き金型にワイヤを巻回することによつて作られる。この
実施例においては、この巻回工程の途中で巻回動作を停
止するか、巻回動作中にあるタイミングでワイヤにルー
ズターンを設けることにより引出線(11)を形成する。
き金型にワイヤを巻回することによつて作られる。この
実施例においては、この巻回工程の途中で巻回動作を停
止するか、巻回動作中にあるタイミングでワイヤにルー
ズターンを設けることにより引出線(11)を形成する。
引出線(11)をどの巻数で引き出すかは、水平偏向コイ
ルと垂直偏向コイルとの特性に依存するが、必ずしも垂
直偏向コイルの総巻数の中点である必要はない。発明者
等の実験によれば、総巻数が200である垂直偏向コイル
において、125巻目に引出線(11)を設けて十分な効果
が得られている。
ルと垂直偏向コイルとの特性に依存するが、必ずしも垂
直偏向コイルの総巻数の中点である必要はない。発明者
等の実験によれば、総巻数が200である垂直偏向コイル
において、125巻目に引出線(11)を設けて十分な効果
が得られている。
第1図は発明の一実施例の構成図であり、第2図と同様
に偏向ヨークの断面を垂直偏向コイルとその周辺部分と
共に示しており、S1,S2は左・右側垂直偏向コイル(3
1),(32)の巻き始め、F1,F2は同じく巻き終わり、
(11),(12)は同じく引出線をそれぞれ示している。
また、(51)は左側垂直偏向コイル(31)の巻き始めS1
と引出線(11)との間に接続された部分ダンピング抵
抗、(52)は右側垂直偏向コイル(32)の巻き始めS2の
引出線(12)との間に接続された部分ダンピング抵抗、
(61)は左側垂直偏向コイル(31)の巻き始めS1と巻き
終りF1との間に接続された全体ダンピング抵抗、(62)
は右側垂直偏向コイル(32)の巻き始めS2と巻き終りF2
との間に接続された全体ダンピング抵抗で、左・右側垂
直偏向コイル(31),(32)の巻き終りF1,F2は接続さ
れ、巻き始めS1は高電位側の入力端子(7)に、巻き始
めS2は低電位側の入力端子(8)にそれぞれ接続されて
いる。
に偏向ヨークの断面を垂直偏向コイルとその周辺部分と
共に示しており、S1,S2は左・右側垂直偏向コイル(3
1),(32)の巻き始め、F1,F2は同じく巻き終わり、
(11),(12)は同じく引出線をそれぞれ示している。
また、(51)は左側垂直偏向コイル(31)の巻き始めS1
と引出線(11)との間に接続された部分ダンピング抵
抗、(52)は右側垂直偏向コイル(32)の巻き始めS2の
引出線(12)との間に接続された部分ダンピング抵抗、
(61)は左側垂直偏向コイル(31)の巻き始めS1と巻き
終りF1との間に接続された全体ダンピング抵抗、(62)
は右側垂直偏向コイル(32)の巻き始めS2と巻き終りF2
との間に接続された全体ダンピング抵抗で、左・右側垂
直偏向コイル(31),(32)の巻き終りF1,F2は接続さ
れ、巻き始めS1は高電位側の入力端子(7)に、巻き始
めS2は低電位側の入力端子(8)にそれぞれ接続されて
いる。
このように接続された部分ダンピング抵抗(51),(5
2)を設けると、垂直偏向コイル(31),(32)に誘起
されたアンバランスな電圧によつて引き起こされるリン
ギング電流は、よりインピーダンスの低い部分ダンピン
グ抵抗(51),(52)を流れ、垂直偏向コイル(31),
(32)の内部に流れる不要電流、つまりリンギング電流
をきわめて小さく抑えることができ、CRTの画面上に表
われるリンギングを小さくすることができる。
2)を設けると、垂直偏向コイル(31),(32)に誘起
されたアンバランスな電圧によつて引き起こされるリン
ギング電流は、よりインピーダンスの低い部分ダンピン
グ抵抗(51),(52)を流れ、垂直偏向コイル(31),
(32)の内部に流れる不要電流、つまりリンギング電流
をきわめて小さく抑えることができ、CRTの画面上に表
われるリンギングを小さくすることができる。
実験によれば、水平偏向周波数が90KHzの場合において
も、第3図に示したリンギング現象は目視ではほとんど
分からない程度に改善された。
も、第3図に示したリンギング現象は目視ではほとんど
分からない程度に改善された。
上記実施例では、部分ダンピング抵抗(51),(52)を
介して引出線(11),(12)を高電位側入力端子(7)
および低電位側入力端子(8)に接続したものを示した
が、コンデンサ、または抵抗とコンデンサとを直列に接
続したダンピング回路素子を接続しても同様の効果が得
られることは云うまでもない。
介して引出線(11),(12)を高電位側入力端子(7)
および低電位側入力端子(8)に接続したものを示した
が、コンデンサ、または抵抗とコンデンサとを直列に接
続したダンピング回路素子を接続しても同様の効果が得
られることは云うまでもない。
また、引出線(11),(12)はダンピング回路素子で入
力端子(7),(8)と接続しなくても効果が得られ
る。つまり引出線(11)を第2図に示すように、コイル
の各辺に沿つて延在するように成形すると、引出線(1
1)は垂直偏向コイル(31)の各部分との間に分布容量
回路を形成する分布容量素子となり、リンギング電流が
バイパスされるからである。
力端子(7),(8)と接続しなくても効果が得られ
る。つまり引出線(11)を第2図に示すように、コイル
の各辺に沿つて延在するように成形すると、引出線(1
1)は垂直偏向コイル(31)の各部分との間に分布容量
回路を形成する分布容量素子となり、リンギング電流が
バイパスされるからである。
また、上記実施例では、引出線を左・右側垂直偏向コイ
ルから1個所づつ引き出した構成としたものを示した
が、複数個所から引き出し、その全部と入力端子間にダ
ンピング回路素子を接続した構成としてもよく、または
一部の引出線と入力端子間にダンピング回路素子を接続
し、その余の引出線を分布容量素子に構成してもよく、
さらに全部の引出線を分布容量素子に構成してもよい。
ルから1個所づつ引き出した構成としたものを示した
が、複数個所から引き出し、その全部と入力端子間にダ
ンピング回路素子を接続した構成としてもよく、または
一部の引出線と入力端子間にダンピング回路素子を接続
し、その余の引出線を分布容量素子に構成してもよく、
さらに全部の引出線を分布容量素子に構成してもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、垂直偏向コイルをサ
ドル型に構成したいわゆるサドル・サドル型偏向ヨーク
において、垂直偏向コイルの巻回途中から引き出された
少なくとも一つ以上引出線を設け、この引出線と当該垂
直偏向コイルの各部との間で分布容量をもつように引出
線をコイルの各辺に沿って延在配置したので、水平偏向
磁界によつて垂直偏向コイルに誘起されたアンバランス
電圧により、垂直偏向コイルに流れるリンギング電流を
分布容量をとおして分流して減少させることができ、高
周波水平偏向周波数で偏向されるCRTに適用して画面上
に生じるリンギングの少ない偏向ヨークが得られる効果
がある。
ドル型に構成したいわゆるサドル・サドル型偏向ヨーク
において、垂直偏向コイルの巻回途中から引き出された
少なくとも一つ以上引出線を設け、この引出線と当該垂
直偏向コイルの各部との間で分布容量をもつように引出
線をコイルの各辺に沿って延在配置したので、水平偏向
磁界によつて垂直偏向コイルに誘起されたアンバランス
電圧により、垂直偏向コイルに流れるリンギング電流を
分布容量をとおして分流して減少させることができ、高
周波水平偏向周波数で偏向されるCRTに適用して画面上
に生じるリンギングの少ない偏向ヨークが得られる効果
がある。
第1図はこの発明の一実施例の要部の構成を示す図、第
2図はこの実施例のサドル型垂直偏向コイルを示す斜視
図、第3図はCRTの画面に表われるリンギングの状態を
示す図、第4図は従来のリンギングの軽減を図つたセミ
トロイダル型偏向ヨークの構成を示す図、第5図はこの
従来例の等価回路図、第6図はサドル・サドル型偏向ヨ
ークの水平・垂直偏向コイルとコアとの配置関係を示す
正面からみた断面図である。 (7)……高電位側入力端子、(8)……低電位側入力
端子、(11),(12)……引出線、(21)……上側サド
ル型水平偏向コイル、(22)……下側サドル型水平偏向
コイル、(31)……左側サドル型垂直偏向コイル、(3
2)……右側サドル型垂直偏向コイル、(51),(52)
……部分ダンピング抵抗、S1,S2……コイルの巻き始
め、F1,F2……コイルの巻き終り。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。
2図はこの実施例のサドル型垂直偏向コイルを示す斜視
図、第3図はCRTの画面に表われるリンギングの状態を
示す図、第4図は従来のリンギングの軽減を図つたセミ
トロイダル型偏向ヨークの構成を示す図、第5図はこの
従来例の等価回路図、第6図はサドル・サドル型偏向ヨ
ークの水平・垂直偏向コイルとコアとの配置関係を示す
正面からみた断面図である。 (7)……高電位側入力端子、(8)……低電位側入力
端子、(11),(12)……引出線、(21)……上側サド
ル型水平偏向コイル、(22)……下側サドル型水平偏向
コイル、(31)……左側サドル型垂直偏向コイル、(3
2)……右側サドル型垂直偏向コイル、(51),(52)
……部分ダンピング抵抗、S1,S2……コイルの巻き始
め、F1,F2……コイルの巻き終り。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。
Claims (3)
- 【請求項1】一対のサドル型水平偏向コイルと一対のサ
ドル型垂直偏向コイルとを備えたサドル・サドル型偏向
ヨークであって、該一対の垂直偏向コイルはそれぞれ巻
回途中から引き出された少なくとも1つ以上の引出線を
有し、該引出線を当該垂直偏向コイルの各部との間に分
布容量をもつようにコイルの各辺に沿って延在配置して
リンギング電流をバイパスさせるよう形成したことを特
徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項2】垂直偏向コイルの巻き始めあるいは巻き終
わりと、該コイルの巻回途中から引き出された引出線の
うち1つまたは全部との間に接続されているダンピング
回路素子および垂直偏向コイルの巻き始めと巻き終わり
との間に接続された別のダンピング回路素子を備えたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の偏向ヨー
ク。 - 【請求項3】ダンピング回路素子は、抵抗、コンデンサ
または抵抗とコンデンサとの直列接続体であることを特
徴とする特許請求の範囲第2項記載の偏向ヨーク。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62203779A JPH0760646B2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | 偏向ヨ−ク |
| DE8888307223T DE3875554T2 (de) | 1987-08-17 | 1988-08-04 | Ablenkspule mit unterdrueckung des ueberschwingens fuer kathodenstrahlroehren. |
| EP88307223A EP0304200B1 (en) | 1987-08-17 | 1988-08-04 | Crt deflection yoke with ringing suppression |
| KR1019880010176A KR910002450B1 (ko) | 1987-08-17 | 1988-08-10 | 편향요크 |
| CA000574870A CA1326305C (en) | 1987-08-17 | 1988-08-16 | Crt deflection yoke with ringing suppression |
| US07/541,436 US5039922A (en) | 1987-08-17 | 1990-06-22 | CRT deflection yoke with ringing suppression |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62203779A JPH0760646B2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | 偏向ヨ−ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6448357A JPS6448357A (en) | 1989-02-22 |
| JPH0760646B2 true JPH0760646B2 (ja) | 1995-06-28 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62203779A Expired - Fee Related JPH0760646B2 (ja) | 1987-08-17 | 1987-08-17 | 偏向ヨ−ク |
Country Status (6)
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| EP (1) | EP0304200B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0760646B2 (ja) |
| KR (1) | KR910002450B1 (ja) |
| CA (1) | CA1326305C (ja) |
| DE (1) | DE3875554T2 (ja) |
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| SG93755A1 (en) * | 1990-10-09 | 2003-01-21 | Thomson Tubes & Displays | Deflection yoke with ringing suppression means |
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| TW507243B (en) * | 2000-10-02 | 2002-10-21 | Koninkl Philips Electronics Nv | CRT having a deflection unit with anti-ringing characteristics |
| WO2002059931A1 (en) * | 2001-01-25 | 2002-08-01 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cathode ray tube with convergence unit |
| JP2005502173A (ja) * | 2001-09-05 | 2005-01-20 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 耐リンギングコイルを備える陰極線管 |
| MX364612B (es) | 2014-06-27 | 2019-05-02 | Anvil Int Llc | Abrazadera ajustable y cubo para soporte de manguera flexible. |
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|---|---|---|---|---|
| US3450935A (en) * | 1965-03-15 | 1969-06-17 | Rca Corp | Protection circuit |
| NL7112929A (ja) * | 1971-09-21 | 1973-03-23 | ||
| US4232253A (en) * | 1977-12-23 | 1980-11-04 | International Business Machines Corporation | Distortion correction in electromagnetic deflection yokes |
| JPS5733560Y2 (ja) * | 1978-06-30 | 1982-07-23 | ||
| US4272705A (en) * | 1979-09-14 | 1981-06-09 | Zenith Radio Corporation | Anti-ringing circuit for CRT deflection yoke |
| JPS5834549A (ja) * | 1981-12-09 | 1983-03-01 | Mitsubishi Electric Corp | 偏向ヨ−ク装置 |
| JPS6023938A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-06 | Sony Corp | インライン形カラ−陰極線管の偏向装置 |
| JPH0721996B2 (ja) * | 1984-10-26 | 1995-03-08 | ソニー株式会社 | 偏向ヨーク |
| JPH0648617B2 (ja) * | 1985-02-14 | 1994-06-22 | 株式会社日立製作所 | 偏向ヨ−クのリンギング防止装置 |
-
1987
- 1987-08-17 JP JP62203779A patent/JPH0760646B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-08-04 EP EP88307223A patent/EP0304200B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-08-04 DE DE8888307223T patent/DE3875554T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-08-10 KR KR1019880010176A patent/KR910002450B1/ko not_active Expired
- 1988-08-16 CA CA000574870A patent/CA1326305C/en not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-06-22 US US07/541,436 patent/US5039922A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR910002450B1 (ko) | 1991-04-22 |
| DE3875554D1 (de) | 1992-12-03 |
| EP0304200B1 (en) | 1992-10-28 |
| KR890004382A (ko) | 1989-04-21 |
| DE3875554T2 (de) | 1993-05-27 |
| US5039922A (en) | 1991-08-13 |
| JPS6448357A (en) | 1989-02-22 |
| EP0304200A1 (en) | 1989-02-22 |
| CA1326305C (en) | 1994-01-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |