JPH0760755A - 電鋳型 - Google Patents
電鋳型Info
- Publication number
- JPH0760755A JPH0760755A JP23071893A JP23071893A JPH0760755A JP H0760755 A JPH0760755 A JP H0760755A JP 23071893 A JP23071893 A JP 23071893A JP 23071893 A JP23071893 A JP 23071893A JP H0760755 A JPH0760755 A JP H0760755A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backup material
- electroformed
- mold
- electroformed shell
- electroforming mold
- Prior art date
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電鋳型の熱履歴による電鋳殻の損傷を防止し
て電鋳型の寿命を大幅に向上させる。 【構成】 成形面を形成するニッケル等の電鋳殻1の背
後に、温調パイプ2を配置して一次バックアップ材3を
充填し、さらにその背後に二次バックアップ材4を充填
する電鋳型であって、一次バックアップ材3をビスマス
等の熱伝導が良くかつ前記電鋳殻材料と線膨張係数が同
等な材料とした。成形時に電鋳型が熱履歴を受けて膨
張、収縮を繰返しても、電鋳殻1と一次バックアップ材
3の膨張、収縮が同調して接合面での剥離が防止され
る。
て電鋳型の寿命を大幅に向上させる。 【構成】 成形面を形成するニッケル等の電鋳殻1の背
後に、温調パイプ2を配置して一次バックアップ材3を
充填し、さらにその背後に二次バックアップ材4を充填
する電鋳型であって、一次バックアップ材3をビスマス
等の熱伝導が良くかつ前記電鋳殻材料と線膨張係数が同
等な材料とした。成形時に電鋳型が熱履歴を受けて膨
張、収縮を繰返しても、電鋳殻1と一次バックアップ材
3の膨張、収縮が同調して接合面での剥離が防止され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電鋳殻を金型の成形面
に使用した電鋳型に関するものである。
に使用した電鋳型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニッケル鍍金などにより析出成形した電
鋳殻を金型の成形面に使用した電鋳型は、図2に示すよ
うに、上下金型8,9のパ−ティング面に設置した電鋳
殻1,1でキャビティ6を形成し、各電鋳殻の背面に温
度調節用の銅パイプ2を取付け、その背面と型枠7の間
にレジンコンクリ−トなどのバックアップ材4を充填し
て成形型を構成している。
鋳殻を金型の成形面に使用した電鋳型は、図2に示すよ
うに、上下金型8,9のパ−ティング面に設置した電鋳
殻1,1でキャビティ6を形成し、各電鋳殻の背面に温
度調節用の銅パイプ2を取付け、その背面と型枠7の間
にレジンコンクリ−トなどのバックアップ材4を充填し
て成形型を構成している。
【0003】特開平2−243306号公報には、電鋳
殻の背面に樹脂、コンクリート、低融点合金等のバック
アップ材を充填した電鋳金型が記載されている。また、
特開平1−196313号公報には、電鋳殻の背面に、
錫、ビスマス、カドミウム、鉛、亜鉛、インジウム、ア
ンチモン等の金属群より選択された少なくとも2種から
なり、融点を90〜180℃とした低融点合金を介して
温調パイプを保持するアルミニウム等の裏打ちブロック
を配設し、耐圧強度の向上を図った電鋳金型が記載され
ている。
殻の背面に樹脂、コンクリート、低融点合金等のバック
アップ材を充填した電鋳金型が記載されている。また、
特開平1−196313号公報には、電鋳殻の背面に、
錫、ビスマス、カドミウム、鉛、亜鉛、インジウム、ア
ンチモン等の金属群より選択された少なくとも2種から
なり、融点を90〜180℃とした低融点合金を介して
温調パイプを保持するアルミニウム等の裏打ちブロック
を配設し、耐圧強度の向上を図った電鋳金型が記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電鋳金型は、成形時に
成形用樹脂の発熱により型温が上下する熱履歴が加えら
れるので、膨張、収縮が繰返される。従来の電鋳金型
は、電鋳殻の材料(ニッケル)とバックアップの材料
(レジンコンクリ−ト等)とは、線膨張係数が近似して
いるが、レジンコンクリ−ト等はニッケルに比べて熱伝
導率が低い(熱伝導率、ニッケル:77Kcal/m・
h・℃,コンクリート:0.7〜1.2Kcal/m・
h・℃)ため、電鋳層と温度差が生じて両者の伸び率の
差が大きくなり、電鋳殻とバックアップ材とが剥離す
る。このため、電鋳殻の表面にゆがみや割れが発生して
電鋳金型の寿命を短くしている。
成形用樹脂の発熱により型温が上下する熱履歴が加えら
れるので、膨張、収縮が繰返される。従来の電鋳金型
は、電鋳殻の材料(ニッケル)とバックアップの材料
(レジンコンクリ−ト等)とは、線膨張係数が近似して
いるが、レジンコンクリ−ト等はニッケルに比べて熱伝
導率が低い(熱伝導率、ニッケル:77Kcal/m・
h・℃,コンクリート:0.7〜1.2Kcal/m・
h・℃)ため、電鋳層と温度差が生じて両者の伸び率の
差が大きくなり、電鋳殻とバックアップ材とが剥離す
る。このため、電鋳殻の表面にゆがみや割れが発生して
電鋳金型の寿命を短くしている。
【0005】本発明は前記の課題を解決し、熱履歴によ
る電鋳殻の損傷を防止して電鋳型の寿命を大幅に向上さ
せることを目的とするものである。
る電鋳殻の損傷を防止して電鋳型の寿命を大幅に向上さ
せることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形面を形成
するニッケル等の電鋳殻の背後に、温調パイプを配置し
て一次バックアップ材を充填し、さらにその背後に二次
バックアップ材を充填する電鋳型であって、前記一次バ
ックアップ材をビスマス等の熱伝導が良くかつ前記電鋳
殻材料と線膨張係数が近似する材料とした電鋳型であ
る。
するニッケル等の電鋳殻の背後に、温調パイプを配置し
て一次バックアップ材を充填し、さらにその背後に二次
バックアップ材を充填する電鋳型であって、前記一次バ
ックアップ材をビスマス等の熱伝導が良くかつ前記電鋳
殻材料と線膨張係数が近似する材料とした電鋳型であ
る。
【0007】
【作用】成形時に電鋳型が熱履歴を受けて膨張、収縮を
繰返しても、電鋳殻と一次バックアップ材の膨張、収縮
が同調して接合面での剥離が防止される。
繰返しても、電鋳殻と一次バックアップ材の膨張、収縮
が同調して接合面での剥離が防止される。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、金型の一部断面図で、成形面を形成する電鋳殻
1の背面に温調パイプ2を取付け、この電鋳殻1、温調
パイプ2及び型枠7との間に一次バックアップ材3を充
填して温調パイプ2を固定し、さらにその背後に二次バ
ックアップ材4を充填する。
図1は、金型の一部断面図で、成形面を形成する電鋳殻
1の背面に温調パイプ2を取付け、この電鋳殻1、温調
パイプ2及び型枠7との間に一次バックアップ材3を充
填して温調パイプ2を固定し、さらにその背後に二次バ
ックアップ材4を充填する。
【0009】一次バックアップ材3の材料は、電鋳殻1
と熱伝導率及び線膨張係数が近似した材料を選定する。
電鋳殻1をニッケルで形成した場合、一次バックアップ
材3にはビスマスを使用する。これらの熱伝導率は、ニ
ッケルが77Kcal/m・h・℃、ビスマスが60K
cal/m・h・℃であり、線膨張係数は共に13.3
×10-6である。二次バックアップ材4には、レジンコ
ンクリ−トなどを使用する。
と熱伝導率及び線膨張係数が近似した材料を選定する。
電鋳殻1をニッケルで形成した場合、一次バックアップ
材3にはビスマスを使用する。これらの熱伝導率は、ニ
ッケルが77Kcal/m・h・℃、ビスマスが60K
cal/m・h・℃であり、線膨張係数は共に13.3
×10-6である。二次バックアップ材4には、レジンコ
ンクリ−トなどを使用する。
【0010】この電鋳型を使用して合成樹脂を成形する
場合に、温調パイプ2に温調機を接続し、熱媒体を循環
させて2〜5mmに形成した電鋳殻1を所定温度、例え
ば、60〜70℃に保つ。成形用樹脂である不飽和ポリ
エステル樹脂を型内に注入すると、加熱された電鋳殻1
に触れて反応を開始し、反応熱により180℃程度に上
昇する。上昇した型温は、温調パイプ2により所定温度
に下げられる。このように、電鋳型は、成形時に熱履歴
を受けて膨張、収縮が繰返される。
場合に、温調パイプ2に温調機を接続し、熱媒体を循環
させて2〜5mmに形成した電鋳殻1を所定温度、例え
ば、60〜70℃に保つ。成形用樹脂である不飽和ポリ
エステル樹脂を型内に注入すると、加熱された電鋳殻1
に触れて反応を開始し、反応熱により180℃程度に上
昇する。上昇した型温は、温調パイプ2により所定温度
に下げられる。このように、電鋳型は、成形時に熱履歴
を受けて膨張、収縮が繰返される。
【0011】上記実施例の電鋳殻1とこれに接する一次
バックアップ材3は、共に熱伝導が良く、また線膨張係
数が同じであるので、電鋳型が熱履歴を受けて膨張、収
縮を繰返しても、電鋳殻1と一次バックアップ材3との
膨張、収縮が同調して接合面での剥離が防止され、電鋳
型の寿命が大幅に向上する。また、一次バックアップ材
3に使用したビスマスは、融点が271℃の低融点金属
であるので、電鋳型の製造が容易であると共に、成形時
に反応熱により型温が上昇しても、型の剛性を充分保
つ。
バックアップ材3は、共に熱伝導が良く、また線膨張係
数が同じであるので、電鋳型が熱履歴を受けて膨張、収
縮を繰返しても、電鋳殻1と一次バックアップ材3との
膨張、収縮が同調して接合面での剥離が防止され、電鋳
型の寿命が大幅に向上する。また、一次バックアップ材
3に使用したビスマスは、融点が271℃の低融点金属
であるので、電鋳型の製造が容易であると共に、成形時
に反応熱により型温が上昇しても、型の剛性を充分保
つ。
【0012】以上の実施例では、ニッケルで電鋳殻を形
成した場合に、一次バックアップ材をビスマスとしたも
のを示したが、これに限らず、電鋳殻を銅で形成したと
きには、一次バックアップ材を熱伝導率が良く、線膨張
係数が銅と同等又は近似する材料を選定すれば良い。
成した場合に、一次バックアップ材をビスマスとしたも
のを示したが、これに限らず、電鋳殻を銅で形成したと
きには、一次バックアップ材を熱伝導率が良く、線膨張
係数が銅と同等又は近似する材料を選定すれば良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、電鋳殻の背後に接する一次バ
ックアップ材を熱伝導が良く、電鋳殻材料と近似する線
膨張係数の材料で構成したので、成形時に電鋳型が熱履
歴を受けて膨張、収縮を繰返しても、電鋳殻とこれに接
する一次バックアップ材の膨張、収縮が同調して両者の
接合面での剥離が防止され、電鋳型の寿命が大幅に向上
する。
ックアップ材を熱伝導が良く、電鋳殻材料と近似する線
膨張係数の材料で構成したので、成形時に電鋳型が熱履
歴を受けて膨張、収縮を繰返しても、電鋳殻とこれに接
する一次バックアップ材の膨張、収縮が同調して両者の
接合面での剥離が防止され、電鋳型の寿命が大幅に向上
する。
【図1】本発明の一実施例の一部断面図。
【図2】従来の電鋳金型の断面図。
1 電鋳殻 2 温調パイプ 3 一次バックアッ
プ材 4 二次バックアップ材 5 電鋳型
プ材 4 二次バックアップ材 5 電鋳型
Claims (2)
- 【請求項1】 成形面を形成する電鋳殻の背後に、温調
パイプを配置して一次バックアップ材を充填し、さらに
その背後に二次バックアップ材を充填する電鋳型であっ
て、前記一次バックアップ材を熱伝導が良くかつ前記電
鋳殻材料と線膨張係数が近似する材料としたこを特徴と
する電鋳型。 - 【請求項2】 電鋳殻をニッケルで形成したときに、一
次バックアップ材料をビスマスとした請求項1記載の電
鋳型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23071893A JPH0760755A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 電鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23071893A JPH0760755A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 電鋳型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760755A true JPH0760755A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16912227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23071893A Pending JPH0760755A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 電鋳型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760755A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115401765A (zh) * | 2015-05-18 | 2022-11-29 | 赛乐斯股份有限公司 | 用于新鲜混凝土的模具和锅炉 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP23071893A patent/JPH0760755A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115401765A (zh) * | 2015-05-18 | 2022-11-29 | 赛乐斯股份有限公司 | 用于新鲜混凝土的模具和锅炉 |
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