JPH0760891A - 保護膜形成用部材、保護膜形成体、被記録体及び保護膜形成方法 - Google Patents
保護膜形成用部材、保護膜形成体、被記録体及び保護膜形成方法Info
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- JPH0760891A JPH0760891A JP5213084A JP21308493A JPH0760891A JP H0760891 A JPH0760891 A JP H0760891A JP 5213084 A JP5213084 A JP 5213084A JP 21308493 A JP21308493 A JP 21308493A JP H0760891 A JPH0760891 A JP H0760891A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、取扱いが簡便であり熱変形が生じ
ない保護膜を得ることができる保護膜形成体を提供す
る。 【構成】 本発明の保護膜形成体は、透明基材1上に、
少なくとも光熱変換層2と熱可塑性樹脂層とを積層した
ものである。この構成により、光照射による光熱変換層
2の発熱を利用して熱可塑性樹脂層を溶融することで、
この溶融した熱可塑性樹脂層を対象物、即ち、被記録体
表面の保護膜とすることができる。
ない保護膜を得ることができる保護膜形成体を提供す
る。 【構成】 本発明の保護膜形成体は、透明基材1上に、
少なくとも光熱変換層2と熱可塑性樹脂層とを積層した
ものである。この構成により、光照射による光熱変換層
2の発熱を利用して熱可塑性樹脂層を溶融することで、
この溶融した熱可塑性樹脂層を対象物、即ち、被記録体
表面の保護膜とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保護膜形成用部材、保
護膜を形成する保護膜形成体、保護膜が形成される被記
録体及び保護膜形成方法に関する。
護膜を形成する保護膜形成体、保護膜が形成される被記
録体及び保護膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紙やプラスチックフィルム等の
被記録体を用い、昇華記録法によりカラー画像を形成し
たたカード類、特にIDカードのように長期間の耐久性
が要求されるカード類は、カラー画像の表面を保護する
保護膜の形成が必要とされている。
被記録体を用い、昇華記録法によりカラー画像を形成し
たたカード類、特にIDカードのように長期間の耐久性
が要求されるカード類は、カラー画像の表面を保護する
保護膜の形成が必要とされている。
【0003】このような保護膜については、被記録体上
に形成した画像の耐光性,耐薬品性,耐摩耗性などの諸
耐久性を向上させるために様々な形成方法が提案されて
いる。
に形成した画像の耐光性,耐薬品性,耐摩耗性などの諸
耐久性を向上させるために様々な形成方法が提案されて
いる。
【0004】即ち、保護膜の形成方法としては被記録体
上に透明合成樹脂を塗布し、乾燥する方法、あるいは、
フィルム状の保護膜形成体を被記録体画像面に重ねて熱
転写により転写させる方法、さらには、単に保護フィル
ムを張り付ける(接着剤又は熱接着で)方法などが一般
的に知られている。
上に透明合成樹脂を塗布し、乾燥する方法、あるいは、
フィルム状の保護膜形成体を被記録体画像面に重ねて熱
転写により転写させる方法、さらには、単に保護フィル
ムを張り付ける(接着剤又は熱接着で)方法などが一般
的に知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チックカードのような対象物の表面全体にヒートローラ
等による熱接着で保護膜を形成しようとすると、熱接着
の仕方によってはカード基材の収縮,反りなどの熱変形
を生じることがある。
チックカードのような対象物の表面全体にヒートローラ
等による熱接着で保護膜を形成しようとすると、熱接着
の仕方によってはカード基材の収縮,反りなどの熱変形
を生じることがある。
【0006】このような熱変形による歪みは、カード使
用の際に支障をきたすことが多い。
用の際に支障をきたすことが多い。
【0007】また、UV硬化樹脂等を塗布する方法によ
ればカード基材の変形はほとんどないが、液状のインク
を取り扱うため塗布装置の保守性,操作性が悪く、スル
ープットタイムが大きいという問題がある。
ればカード基材の変形はほとんどないが、液状のインク
を取り扱うため塗布装置の保守性,操作性が悪く、スル
ープットタイムが大きいという問題がある。
【0008】さらに、フィルムを張り付ける方法の場
合、熱接着方法を採用すると前述した熱変形の問題があ
る。一方、接着剤を使用する場合は、カードと同じ寸法
の定型フィルムでは搬送,位置決めが困難であり、連続
フィルムの場合は別途切断工程を要する。このため操作
が煩雑になり、装置が大型化するという問題がある。
合、熱接着方法を採用すると前述した熱変形の問題があ
る。一方、接着剤を使用する場合は、カードと同じ寸法
の定型フィルムでは搬送,位置決めが困難であり、連続
フィルムの場合は別途切断工程を要する。このため操作
が煩雑になり、装置が大型化するという問題がある。
【0009】上述した保護膜の形成に最も簡便な熱的手
段を採用する場合、基材の熱変形を防止するためには、
第一に熱写材の加熱温度を低くするべきであるが、低温
で転写される熱可塑性樹脂製の保護膜材料には十分な膜
強度は期待できない。また、保護膜の形成領域を小さく
することも熱変形の抑制には有効であるが、それでは基
材の半分程度の領域にしか保護膜を形成することができ
ず実用に耐えない。
段を採用する場合、基材の熱変形を防止するためには、
第一に熱写材の加熱温度を低くするべきであるが、低温
で転写される熱可塑性樹脂製の保護膜材料には十分な膜
強度は期待できない。また、保護膜の形成領域を小さく
することも熱変形の抑制には有効であるが、それでは基
材の半分程度の領域にしか保護膜を形成することができ
ず実用に耐えない。
【0010】そこで、本発明は、取扱いが簡便であり熱
変形が生じない保護膜形成用部材、この保護膜形成用部
材を用いた保護膜形成体及び被記録体、少ない工程数で
強度が大きい保護膜を形成できる保護膜形成方法を提供
することを目的とするものである。
変形が生じない保護膜形成用部材、この保護膜形成用部
材を用いた保護膜形成体及び被記録体、少ない工程数で
強度が大きい保護膜を形成できる保護膜形成方法を提供
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の保護膜形
成用部材は、基材上に、少なくとも光照射により発熱し
て積層される他層を加熱する光熱変換層を有するもので
ある。
成用部材は、基材上に、少なくとも光照射により発熱し
て積層される他層を加熱する光熱変換層を有するもので
ある。
【0012】請求項2記載の保護膜形成体は、透明基材
上に、少なくとも光熱変換層と熱可塑性樹脂層とを積層
したものである。
上に、少なくとも光熱変換層と熱可塑性樹脂層とを積層
したものである。
【0013】請求項3記載の被記録体は、基材上に、少
なくとも光熱変換層,染料受容層を有するものである。
なくとも光熱変換層,染料受容層を有するものである。
【0014】請求項4記載の保護膜形成方法は、染料受
容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体に対
し、透明基材上に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂
層を有する保護膜形成体における前記熱可塑性樹脂層が
前記染料受容層に接するように重合し、透明基材の背面
からフラッシュ照射を行い、透明基材を被記録体から剥
離して熱可塑性樹脂層からなる保護膜を前記染料受容層
上に形成するものである。
容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体に対
し、透明基材上に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂
層を有する保護膜形成体における前記熱可塑性樹脂層が
前記染料受容層に接するように重合し、透明基材の背面
からフラッシュ照射を行い、透明基材を被記録体から剥
離して熱可塑性樹脂層からなる保護膜を前記染料受容層
上に形成するものである。
【0015】請求項5記載の保護膜形成方法は、染料受
容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体に対
し、この被記録体と略同寸法に形成した透明基材上に少
なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を有する保護膜形
成体を前記熱可塑性樹脂層が前記染料受容層に接するよ
うに重合し、透明基材の背面からフラッシュ照射を行
い、保護膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着する
ものである。
容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体に対
し、この被記録体と略同寸法に形成した透明基材上に少
なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を有する保護膜形
成体を前記熱可塑性樹脂層が前記染料受容層に接するよ
うに重合し、透明基材の背面からフラッシュ照射を行
い、保護膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着する
ものである。
【0016】請求項6記載の保護膜形成方法は、被記録
体の染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した後、
透明基材上に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を
有する保護膜形成体における前記熱可塑性樹脂層が前記
被記録体の染料受容層に接するように重合し、熱転写法
により前記光熱変換層と熱可塑性樹脂層との転写層を形
成し、この転写層全面にフラッシュ照射を行って、保護
膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着するものであ
る。
体の染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した後、
透明基材上に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を
有する保護膜形成体における前記熱可塑性樹脂層が前記
被記録体の染料受容層に接するように重合し、熱転写法
により前記光熱変換層と熱可塑性樹脂層との転写層を形
成し、この転写層全面にフラッシュ照射を行って、保護
膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着するものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1記載の保護膜形成用部材によれば、基
材上に、少なくとも光照射により発熱して積層される他
層を加熱する光熱変換層を有するので、光照射にる光熱
変換層の発熱を利用してこの保護膜形成用部材に積層さ
れる他層を加熱でき、これにより、後述する保護膜形成
体や被記録体として用いることができる。
材上に、少なくとも光照射により発熱して積層される他
層を加熱する光熱変換層を有するので、光照射にる光熱
変換層の発熱を利用してこの保護膜形成用部材に積層さ
れる他層を加熱でき、これにより、後述する保護膜形成
体や被記録体として用いることができる。
【0018】請求項2記載の保護膜形成体は、透明基材
上に、少なくとも光熱変換層と熱可塑性樹脂層とを積層
したので、光照射にる光熱変換層の発熱を利用して熱可
塑性樹脂層を溶融することで、この溶融した熱可塑性樹
脂層を対象物、即ち、後述する被記録体表面の保護膜と
することができる。
上に、少なくとも光熱変換層と熱可塑性樹脂層とを積層
したので、光照射にる光熱変換層の発熱を利用して熱可
塑性樹脂層を溶融することで、この溶融した熱可塑性樹
脂層を対象物、即ち、後述する被記録体表面の保護膜と
することができる。
【0019】請求項3記載の被記録体によれば、基材上
に、少なくとも光熱変換層,染料受容層を有するので、
染料受容層に所望の画像記録を行うことができるととも
に、光熱変換層の発熱を利用してこの被記録体に対する
保護膜形成時の接着性を向上できる。
に、少なくとも光熱変換層,染料受容層を有するので、
染料受容層に所望の画像記録を行うことができるととも
に、光熱変換層の発熱を利用してこの被記録体に対する
保護膜形成時の接着性を向上できる。
【0020】請求項4記載の保護膜形成方法によれば、
染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体
に対し、保護膜形成体における熱可塑性樹脂層が前記染
料受容層に接するように重合し、この保護膜形成体に設
けた透明基材の背面から瞬間的なフラッシュ照射を行っ
て光熱変換層の発熱により熱可塑性樹脂層を加熱溶融し
て染料受容層表面に保護膜を形成し、この後、透明基材
を被記録体から剥離するようにしたものであるから、保
護膜形成時に被記録体の基材にかかる熱は被記録体の表
層だけで済み、少ない工程数で被記録体の基材を変形さ
せることなく、高強度の保護膜を速やかに形成すること
ができる。前記光熱変換材料として適当な分光感度を有
する材料を選択することにより、昇華転写記録画像の美
観を損ねるようなことも無い。
染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体
に対し、保護膜形成体における熱可塑性樹脂層が前記染
料受容層に接するように重合し、この保護膜形成体に設
けた透明基材の背面から瞬間的なフラッシュ照射を行っ
て光熱変換層の発熱により熱可塑性樹脂層を加熱溶融し
て染料受容層表面に保護膜を形成し、この後、透明基材
を被記録体から剥離するようにしたものであるから、保
護膜形成時に被記録体の基材にかかる熱は被記録体の表
層だけで済み、少ない工程数で被記録体の基材を変形さ
せることなく、高強度の保護膜を速やかに形成すること
ができる。前記光熱変換材料として適当な分光感度を有
する材料を選択することにより、昇華転写記録画像の美
観を損ねるようなことも無い。
【0021】請求項5記載の保護膜形成方法によれば、
染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体
に対し、この被記録体と略同寸法に形成した透明基材上
に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を有する被記
録体と同寸法の保護膜形成体を前記熱可塑性樹脂層が前
記染料受容層に接するように重合し、この保護膜形成体
に設けた透明基材の背面から瞬間的なフラッシュ照射を
行って保護膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着す
るものであるから、保護膜形成時に被記録体の基材にか
かる熱は被記録体の表層だけで済み、少ない工程数で被
記録体の基材を変形させることなく保護膜形成体による
保護膜を効率よく被記録体上に形成できる。
染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体
に対し、この被記録体と略同寸法に形成した透明基材上
に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を有する被記
録体と同寸法の保護膜形成体を前記熱可塑性樹脂層が前
記染料受容層に接するように重合し、この保護膜形成体
に設けた透明基材の背面から瞬間的なフラッシュ照射を
行って保護膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着す
るものであるから、保護膜形成時に被記録体の基材にか
かる熱は被記録体の表層だけで済み、少ない工程数で被
記録体の基材を変形させることなく保護膜形成体による
保護膜を効率よく被記録体上に形成できる。
【0022】請求項6記載の保護膜形成方法によれば、
染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体
に対し、この被記録体と略同寸法に形成した透明基材上
に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を有する被記
録体と同寸法の保護膜形成体を前記熱可塑性樹脂層が前
記染料受容層に接するように重合し、熱転写法により前
記光熱変換層と熱可塑性樹脂層との転写層を形成し、こ
の転写層全面にフラッシュ照射を行って、保護膜形成体
を被記録体の画像形成面に熱接着するものであるから、
被記録体の基材を変形させない範囲で加熱加圧し、保護
膜形成体と基材とを十分に密着させた上で光照射するこ
とができ、接着時の効率をより一層向上することができ
る。
染料受容層表面に昇華転写記録画像を形成した被記録体
に対し、この被記録体と略同寸法に形成した透明基材上
に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂層を有する被記
録体と同寸法の保護膜形成体を前記熱可塑性樹脂層が前
記染料受容層に接するように重合し、熱転写法により前
記光熱変換層と熱可塑性樹脂層との転写層を形成し、こ
の転写層全面にフラッシュ照射を行って、保護膜形成体
を被記録体の画像形成面に熱接着するものであるから、
被記録体の基材を変形させない範囲で加熱加圧し、保護
膜形成体と基材とを十分に密着させた上で光照射するこ
とができ、接着時の効率をより一層向上することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0024】本実施例の保護膜形成用部材は、図1乃至
8に示す保護膜形成体又は図9,図10に示す被記録体
として用いられるものである。即ち、この保護膜形成用
部材は、例えばシート状の基材1又は7上に、少なくと
も光照射により発熱して積層される他層を加熱する光熱
変換層2を有している。
8に示す保護膜形成体又は図9,図10に示す被記録体
として用いられるものである。即ち、この保護膜形成用
部材は、例えばシート状の基材1又は7上に、少なくと
も光照射により発熱して積層される他層を加熱する光熱
変換層2を有している。
【0025】この保護膜形成用部材によれば、基材1又
は7上に、少なくとも光照射により発熱して積層される
他層を加熱する光熱変換層2を有するので、光照射にる
光熱変換層2の発熱を利用してこの保護膜形成用部材に
積層される他層を加熱できる。
は7上に、少なくとも光照射により発熱して積層される
他層を加熱する光熱変換層2を有するので、光照射にる
光熱変換層2の発熱を利用してこの保護膜形成用部材に
積層される他層を加熱できる。
【0026】以下、図1乃至図8に示す保護膜形成体、
図9,図10に示す被記録体について詳述する。尚、図
1乃至図8においては、基材1を最上層として表示して
いる。
図9,図10に示す被記録体について詳述する。尚、図
1乃至図8においては、基材1を最上層として表示して
いる。
【0027】図1に示す保護膜形成体は、透明基材1、
近赤外線吸収発熱材料を用いた光熱変換層2、熱可塑性
樹脂層である接着剤層5をこの順に積層した構成となっ
ている。
近赤外線吸収発熱材料を用いた光熱変換層2、熱可塑性
樹脂層である接着剤層5をこの順に積層した構成となっ
ている。
【0028】この保護膜形成体に用いる透明基材1とし
ては、ポリエステル,ポルエチレンテレフタレート,ポ
リプロピレン,酢酸セルロース,ポリ塩化ビニル,ポリ
スチレン,ポリエチレン,ポリメタクリレート,ポリカ
ーボネート,ナイロン,ポリイミド等の各種合成樹脂フ
ィルムが使用できる。
ては、ポリエステル,ポルエチレンテレフタレート,ポ
リプロピレン,酢酸セルロース,ポリ塩化ビニル,ポリ
スチレン,ポリエチレン,ポリメタクリレート,ポリカ
ーボネート,ナイロン,ポリイミド等の各種合成樹脂フ
ィルムが使用できる。
【0029】前記光熱変換層2としては、アントラキノ
ン系化合物,シアニン系化合物,ポリメチン系化合物,
アミニウム系化合物,ジイモニウム系化合物,金属錯体
系化合物等の有機色素があり、層形成には無色又は淡色
透明の材料が望ましい。これらは有機溶媒に溶解させる
か又は適当なバインダー樹脂溶液に分散させて塗布し、
乾燥させるものである。
ン系化合物,シアニン系化合物,ポリメチン系化合物,
アミニウム系化合物,ジイモニウム系化合物,金属錯体
系化合物等の有機色素があり、層形成には無色又は淡色
透明の材料が望ましい。これらは有機溶媒に溶解させる
か又は適当なバインダー樹脂溶液に分散させて塗布し、
乾燥させるものである。
【0030】前記接着剤層5を構成する材料は、例えば
以下の熱可塑性樹脂の中から選ばれる。
以下の熱可塑性樹脂の中から選ばれる。
【0031】即ち、線状飽和ポリエステル,ポリ塩化ビ
ニル,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂,ポリアクリ
ル酸,ポリアクリロニトリル,ポリメタクリル酸メチ
ル,ポリメタクリル酸エチル,ポリメタクリル酸イソブ
チル,ポリメタクリル酸フェニル,ポリスチレン,ポリ
ジビニルベンゼン,ポリビニルベンゼン,スチレン−ブ
タジェン共重合樹脂,ポリメチルクロロアクリレート,
ポリアクリル酸−2−メトキシエチル,ポリアクリル酸
メチル,ポリアクリル酸−2−ナフチル,ポリアクリル
酸イソボルニル,ポリメタクリロメチル、等々である。
ニル,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂,ポリアクリ
ル酸,ポリアクリロニトリル,ポリメタクリル酸メチ
ル,ポリメタクリル酸エチル,ポリメタクリル酸イソブ
チル,ポリメタクリル酸フェニル,ポリスチレン,ポリ
ジビニルベンゼン,ポリビニルベンゼン,スチレン−ブ
タジェン共重合樹脂,ポリメチルクロロアクリレート,
ポリアクリル酸−2−メトキシエチル,ポリアクリル酸
メチル,ポリアクリル酸−2−ナフチル,ポリアクリル
酸イソボルニル,ポリメタクリロメチル、等々である。
【0032】図2に示す保護膜形成体は、透明基材1,
光熱変換層2,離型剤層4,熱可塑性樹脂からなる保護
膜3をこの順に積層した構成となっている。
光熱変換層2,離型剤層4,熱可塑性樹脂からなる保護
膜3をこの順に積層した構成となっている。
【0033】保護膜形成材料は、ポリエチレン,ポリプ
ロピレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビ
ニリデン,ポリエステル,ポリアミド,ポリカーボネー
ト,ポリアクリレート等から適宜選ばれ、保護膜3とし
て要求される機能に応じて、紫外線吸収剤,酸化防止
剤,その他染料,顔料,フィラーなど各種添加剤を含有
させてもよい。
ロピレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビ
ニリデン,ポリエステル,ポリアミド,ポリカーボネー
ト,ポリアクリレート等から適宜選ばれ、保護膜3とし
て要求される機能に応じて、紫外線吸収剤,酸化防止
剤,その他染料,顔料,フィラーなど各種添加剤を含有
させてもよい。
【0034】この構成では光が照射されて光熱変換層2
が発熱し、保護膜3だけが対象物に転写されるようにな
っているので光熱変換材料の選択の幅は広い。
が発熱し、保護膜3だけが対象物に転写されるようにな
っているので光熱変換材料の選択の幅は広い。
【0035】離型剤層4に用いる材料は、シリコーン樹
脂,シリコーンオイル,シリコーンワックス,ポリエチ
レンワックス,アミドワックス等のワックス類,フッ素
樹脂,アクリル樹脂,テフロンパウダー,フッ素系界面
活性剤,燐酸エステル系界面活性剤、等から選択され
る。
脂,シリコーンオイル,シリコーンワックス,ポリエチ
レンワックス,アミドワックス等のワックス類,フッ素
樹脂,アクリル樹脂,テフロンパウダー,フッ素系界面
活性剤,燐酸エステル系界面活性剤、等から選択され
る。
【0036】図3に示す保護膜形成体は、図2に示す保
護膜形成体とは逆に透明基材1と光熱変換層2の間に離
型剤層4を形成したものある。
護膜形成体とは逆に透明基材1と光熱変換層2の間に離
型剤層4を形成したものある。
【0037】この場合には、光熱変換層2が保護膜3と
ともに対象物に転写されるため、光熱変換材料は可視光
を良く透過する材料であるか、保護膜形成後に可視光を
透過するように変化できるような材料である必要があ
る。
ともに対象物に転写されるため、光熱変換材料は可視光
を良く透過する材料であるか、保護膜形成後に可視光を
透過するように変化できるような材料である必要があ
る。
【0038】ここでさらに、光熱変換層2の光熱変換材
料を、吸収帯域の異なる2層構造とし、吸収効率の向上
を図ることもできる。光熱変換層2と保護膜層3の間に
既述した離型剤層4を入れれば、図2に示す保護膜形成
体の場合と同様光熱変換層2の材料は有彩色でも良い。
料を、吸収帯域の異なる2層構造とし、吸収効率の向上
を図ることもできる。光熱変換層2と保護膜層3の間に
既述した離型剤層4を入れれば、図2に示す保護膜形成
体の場合と同様光熱変換層2の材料は有彩色でも良い。
【0039】光熱変換層2の光熱変換材料としては、赤
外線を吸収し、比較的可視光線を透過するような分光ス
ペクトルを有する材料、具体的にはKayasorb IRG-002,
Kayasorb IRG-003,Kayasorb IRG-022,Kayasorb IRG-0
23(日本化薬製),PA-1001,SIR-130 ,SIR-132 (三
井東圧化学製)等がある。
外線を吸収し、比較的可視光線を透過するような分光ス
ペクトルを有する材料、具体的にはKayasorb IRG-002,
Kayasorb IRG-003,Kayasorb IRG-022,Kayasorb IRG-0
23(日本化薬製),PA-1001,SIR-130 ,SIR-132 (三
井東圧化学製)等がある。
【0040】図4に示す保護膜形成体は、透明基材1,
保護膜3,光熱変換層2を順次積層してなる。このよう
に構成すると、対象物との接着面を最も効率よく加熱で
きるが、保護膜3の厚みを厚くした場合は伝熱の関係で
透明基材1との離型性が低下することもあるため、図5
に示すように透明基材1と保護膜3の間に離型剤層4を
設けると離型性の低下を防止できる。
保護膜3,光熱変換層2を順次積層してなる。このよう
に構成すると、対象物との接着面を最も効率よく加熱で
きるが、保護膜3の厚みを厚くした場合は伝熱の関係で
透明基材1との離型性が低下することもあるため、図5
に示すように透明基材1と保護膜3の間に離型剤層4を
設けると離型性の低下を防止できる。
【0041】図6に示す保護膜形成体は、図4に示す保
護膜形成体の構成にさらに接着剤層5を付加したもので
あり、この場合には対象物に対するより強い接着強度が
得られる。
護膜形成体の構成にさらに接着剤層5を付加したもので
あり、この場合には対象物に対するより強い接着強度が
得られる。
【0042】図7に示す保護膜形成体は、透明基材1,
光熱変換層2,保護膜3,別の光熱変換層2′の順に積
層されたサンドイッチ構造したものである。この保護膜
形成体によれば、上述した各保護膜形成体よりもさらに
加熱効率が高くなり、保護膜3の厚膜化が図れる。
光熱変換層2,保護膜3,別の光熱変換層2′の順に積
層されたサンドイッチ構造したものである。この保護膜
形成体によれば、上述した各保護膜形成体よりもさらに
加熱効率が高くなり、保護膜3の厚膜化が図れる。
【0043】図8は、保護膜3中に光熱変換材料を添加
した混合層6を透明基材1上に積層したものであり、最
も簡略な層構成とすることができる。
した混合層6を透明基材1上に積層したものであり、最
も簡略な層構成とすることができる。
【0044】尚、図1,図4,図6における各透明基材
1は必ずしも接着時に剥離される必要性はなく、他の層
とともに一体的に接着されるものでもよい。
1は必ずしも接着時に剥離される必要性はなく、他の層
とともに一体的に接着されるものでもよい。
【0045】次に本実施例の被記録体の構成例を図9,
図10を参照して説明する。
図10を参照して説明する。
【0046】図9に示す被記録体は、シート状の基材7
上に、染料受容層8,光熱変換層2の順に積層したもの
である。
上に、染料受容層8,光熱変換層2の順に積層したもの
である。
【0047】この被記録体は光熱変換層2を備えている
ので、この被記録体に適用する保護膜形成体は必ずしも
前述したような光熱変換層2を有する保護膜形成体でな
くとも両者の接着性は良好となる。
ので、この被記録体に適用する保護膜形成体は必ずしも
前述したような光熱変換層2を有する保護膜形成体でな
くとも両者の接着性は良好となる。
【0048】前記染料受容層8の材料としては、ポリエ
ステル樹脂,ポリアミド樹脂,エチレン−酢酸ビニル共
重合体,ポリウレタン樹脂,ポリアクリル酸エステル樹
脂,ポリアクリル酸樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリ
酢酸ビニル樹脂,スチレンアクリレート樹脂,尿素樹
脂,ポリスチレン樹脂,ポリ塩化ビニル樹脂,ポリアク
リロニトリル樹脂等が適し、前記の光熱変換材料を適宜
含有して使用する。保護膜形成体の場合と同様に、要求
される性能に応じて他の各種添加剤を含有してもよい。
ステル樹脂,ポリアミド樹脂,エチレン−酢酸ビニル共
重合体,ポリウレタン樹脂,ポリアクリル酸エステル樹
脂,ポリアクリル酸樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリ
酢酸ビニル樹脂,スチレンアクリレート樹脂,尿素樹
脂,ポリスチレン樹脂,ポリ塩化ビニル樹脂,ポリアク
リロニトリル樹脂等が適し、前記の光熱変換材料を適宜
含有して使用する。保護膜形成体の場合と同様に、要求
される性能に応じて他の各種添加剤を含有してもよい。
【0049】被記録体の光熱変換層2は、保護膜形成体
の場合と同様な材料を使用でき、特に可視光の透過性の
高いものを用いると好適である。
の場合と同様な材料を使用でき、特に可視光の透過性の
高いものを用いると好適である。
【0050】図10示す被記録体は、図9示す被記録体
とは染料受容層8と光熱変換層2が逆の層構成となって
おり、染料受容層8の厚さはあまり厚くできない。この
場合には特に既述した保護膜形成体と併用した方がより
好ましい。
とは染料受容層8と光熱変換層2が逆の層構成となって
おり、染料受容層8の厚さはあまり厚くできない。この
場合には特に既述した保護膜形成体と併用した方がより
好ましい。
【0051】また、図2に示す保護膜形成体の場合と同
様、光吸収効率を向上させるために光熱変換層2の下層
として反射層を設けてもよい。
様、光吸収効率を向上させるために光熱変換層2の下層
として反射層を設けてもよい。
【0052】(実施例1)図5に示す保護膜形成体を以
下のように製作した。
下のように製作した。
【0053】透明基材1は、厚み約6μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを用いる。
ンテレフタレートフィルムを用いる。
【0054】この透明基材1上に設けられた離型剤層4
の上に、アクリル樹脂10重量部をメチルエチルケトン
45重量部、トルエン45重量部に溶解した溶液をバー
コータで塗布し、乾燥して約3μm厚の保護膜3を形成
した。さらに保護膜3の上にポリ塩化ビニル樹脂2重量
部、Kayasorb IRG-022(日本化薬製)0.2重量部をシ
クロヘキサノン97.8重量部中に溶解させた混合溶液
を速やかにバーコータで塗布し、乾燥して約1μm厚の
光熱変換層2を設け、シート状の保護膜形成体12を得
た。
の上に、アクリル樹脂10重量部をメチルエチルケトン
45重量部、トルエン45重量部に溶解した溶液をバー
コータで塗布し、乾燥して約3μm厚の保護膜3を形成
した。さらに保護膜3の上にポリ塩化ビニル樹脂2重量
部、Kayasorb IRG-022(日本化薬製)0.2重量部をシ
クロヘキサノン97.8重量部中に溶解させた混合溶液
を速やかにバーコータで塗布し、乾燥して約1μm厚の
光熱変換層2を設け、シート状の保護膜形成体12を得
た。
【0055】一方、被記録体11には厚み約0.8mm
の硬質塩化ビニル製カードを使用し、熱転写記録装置で
直接カード表面に昇華画像及び文字を印字記録した。
の硬質塩化ビニル製カードを使用し、熱転写記録装置で
直接カード表面に昇華画像及び文字を印字記録した。
【0056】次に、図11,図12を参照して実施例1
の被記録体11への保護膜形成について説明する。
の被記録体11への保護膜形成について説明する。
【0057】表面が平坦なベース10の上に、図11に
示すように実施例1における被記録体11と保護膜形成
体12とを重合する。
示すように実施例1における被記録体11と保護膜形成
体12とを重合する。
【0058】即ち、図12に示すように、保護膜形成体
12の保護膜3と、被記録体11の画像面17とを対向
させ重ね合わせて置き、この上にガラス板13を載せ
る。
12の保護膜3と、被記録体11の画像面17とを対向
させ重ね合わせて置き、この上にガラス板13を載せ
る。
【0059】ガラス板13で保護膜形成体12の透明基
材1側から押さえ付け密着させつつ透明基材1側から1
KWのキセノンフラッシュランプ14でフラッシュ露光
した。
材1側から押さえ付け密着させつつ透明基材1側から1
KWのキセノンフラッシュランプ14でフラッシュ露光
した。
【0060】キセノンフラッシュランプ14による照射
光は、光熱変換層2で熱に変換され、保護膜3の光熱変
換層2側、及び画像面17を加熱し、被記録体11と保
護膜形成体12は熱接着された。この後、透明基材1を
剥離して被記録体11の画像面17上に保護膜3を転写
した。得られた被記録体11は、記録画像の色調が損な
われず、かつ、均一な保護膜3による保護層が形成さ
れ、反りも収縮も生じていなかった。
光は、光熱変換層2で熱に変換され、保護膜3の光熱変
換層2側、及び画像面17を加熱し、被記録体11と保
護膜形成体12は熱接着された。この後、透明基材1を
剥離して被記録体11の画像面17上に保護膜3を転写
した。得られた被記録体11は、記録画像の色調が損な
われず、かつ、均一な保護膜3による保護層が形成さ
れ、反りも収縮も生じていなかった。
【0061】(実施例2)白色硬質塩化ビニル材料から
なる基材7に染料受容層8を設けた厚さ約0.8mmの
硬質塩化ビニル製カードを用意し、前記染料受容層8上
にKayasorb IRG-022をメチルエチルケトンに溶解させた
溶液を塗布し、乾燥して、約1μm厚の光熱変換層2を
設け、図9に示す構成の被記録体17を得た。
なる基材7に染料受容層8を設けた厚さ約0.8mmの
硬質塩化ビニル製カードを用意し、前記染料受容層8上
にKayasorb IRG-022をメチルエチルケトンに溶解させた
溶液を塗布し、乾燥して、約1μm厚の光熱変換層2を
設け、図9に示す構成の被記録体17を得た。
【0062】この被記録体の染料受容層8に対して熱転
写記録装置を用いて、昇華画像および文字を印字記録し
た。
写記録装置を用いて、昇華画像および文字を印字記録し
た。
【0063】この構成の被記録体17の画像面15への
保護膜形成について図11,図13を用いて説明する。
保護膜形成について図11,図13を用いて説明する。
【0064】保護膜形成体としては、実施例1に用いた
保護膜形成体12から光熱変換層2を除いた保護膜形成
体16を使用した。
保護膜形成体12から光熱変換層2を除いた保護膜形成
体16を使用した。
【0065】実施例1と同様に、図13に示すように被
記録体17と保護膜形成体16を図13に示すように保
護膜3と被記録体17の画像面15とを対向させて重ね
合わせる。この上にガラス板13を載せ、ガラス板13
で保護膜形成体16の透明基材1側から押さえ付け密着
させながら、透明基材1側から1KWのキセノンフラッ
シュランプ14でフラッシュ露光した。
記録体17と保護膜形成体16を図13に示すように保
護膜3と被記録体17の画像面15とを対向させて重ね
合わせる。この上にガラス板13を載せ、ガラス板13
で保護膜形成体16の透明基材1側から押さえ付け密着
させながら、透明基材1側から1KWのキセノンフラッ
シュランプ14でフラッシュ露光した。
【0066】照射光は保護膜形成体16を透過し被記録
体17の光熱変換層2を照射する。
体17の光熱変換層2を照射する。
【0067】照射光は光熱変換層2で熱に変換され、保
護膜3の光熱変換層2側、および画像面15を加熱し、
被記録体17と保護膜形成体16は熱接着された。
護膜3の光熱変換層2側、および画像面15を加熱し、
被記録体17と保護膜形成体16は熱接着された。
【0068】その後、透明基材1を剥離して被記録体1
7の画像面15に保護膜3を転写した。得られた被記録
体17は、記録画像の色調が損なわれず、かつ、均一な
保護膜3による保護層が形成され、反りも収縮も生じて
いなかった。
7の画像面15に保護膜3を転写した。得られた被記録
体17は、記録画像の色調が損なわれず、かつ、均一な
保護膜3による保護層が形成され、反りも収縮も生じて
いなかった。
【0069】(実施例3)ポリエチレンテレフタレート
フィルム上に実施例1と同様に光熱変換層,接着剤層を
順次積層し、被記録体と同サイズのカード状の図1に示
す保護膜形成体を得た。
フィルム上に実施例1と同様に光熱変換層,接着剤層を
順次積層し、被記録体と同サイズのカード状の図1に示
す保護膜形成体を得た。
【0070】さらに、硬質塩化ビニルカード上に実施例
2と同様に光熱変換層を形成し、ポリエステル樹脂から
なる染料受容層を形成して図10に示す構成の被記録体
を得た。
2と同様に光熱変換層を形成し、ポリエステル樹脂から
なる染料受容層を形成して図10に示す構成の被記録体
を得た。
【0071】被記録体の染料受容層上に昇華画像及び文
字を印字記録した後、被記録体の画像面と保護膜形成体
の保護膜とを重ね合わせ、位置がずれないように保持
し、加圧密着させながら保護膜形成体の透明基材側から
キセノンフラッシュランプで露光し、保護膜形成体を被
記録体に熱接着した。得られたカードは反りも収縮も生
じず、透明基材が保護膜の表面となるため、より耐擦過
性の優れたものであった。
字を印字記録した後、被記録体の画像面と保護膜形成体
の保護膜とを重ね合わせ、位置がずれないように保持
し、加圧密着させながら保護膜形成体の透明基材側から
キセノンフラッシュランプで露光し、保護膜形成体を被
記録体に熱接着した。得られたカードは反りも収縮も生
じず、透明基材が保護膜の表面となるため、より耐擦過
性の優れたものであった。
【0072】(実施例4)ここでは図2に構成を示した
保護膜形成体と、表面に昇華画像及び文字記録した被記
録体としての硬質塩化ビニルカードとを用いた。
保護膜形成体と、表面に昇華画像及び文字記録した被記
録体としての硬質塩化ビニルカードとを用いた。
【0073】図15に実施例4の保護膜形成装置の例
を、図16には保護膜形成装置の制御系のブロックを示
す。
を、図16には保護膜形成装置の制御系のブロックを示
す。
【0074】以下、図15,図16を参照して装置の保
護膜形成装置の構成及び動作説明を行う。
護膜形成装置の構成及び動作説明を行う。
【0075】図示しない記録装置で既に表面に記録が施
された被記録体50は、図15に示す駆動モータ40,
制御回路41の動作により、図15において左側から矢
印の向きに搬送され、ヒートローラ28の直前で停止す
る。
された被記録体50は、図15に示す駆動モータ40,
制御回路41の動作により、図15において左側から矢
印の向きに搬送され、ヒートローラ28の直前で停止す
る。
【0076】被記録体50の先端が、位置検出器21に
到達すると予熱状態にあったヒートローラ28が昇温さ
れる。
到達すると予熱状態にあったヒートローラ28が昇温さ
れる。
【0077】ヒートローラ28の表面温度はサーミスタ
24で検知され、所定の温度を保つようヒーターが図1
5に示す制御回路42によりオンオフ制御される。ここ
では特に基材が変形を起こさないようにローラ表面温度
180℃以下で、かつ、加熱接触時間1秒以下の条件と
なるようにヒートローラ28のニップ幅や搬送速度を制
御している。
24で検知され、所定の温度を保つようヒーターが図1
5に示す制御回路42によりオンオフ制御される。ここ
では特に基材が変形を起こさないようにローラ表面温度
180℃以下で、かつ、加熱接触時間1秒以下の条件と
なるようにヒートローラ28のニップ幅や搬送速度を制
御している。
【0078】また、ヒートローラ28と加圧ローラ33
は被記録体50の厚み以下の距離で離間している。加圧
ローラ33は図15に示す駆動モータ40の回転に連動
して駆動される。また、保護膜形成体としての連続シー
ト27はテンションローラ29によりヒートローラ28
と離れてた位置を占めるようになっている。
は被記録体50の厚み以下の距離で離間している。加圧
ローラ33は図15に示す駆動モータ40の回転に連動
して駆動される。また、保護膜形成体としての連続シー
ト27はテンションローラ29によりヒートローラ28
と離れてた位置を占めるようになっている。
【0079】繰り出し装置34から繰り出された連続シ
ート27が、ヒートローラ28の表面に接するようにテ
ンションローラ29が移動する。次に、被記録体50の
搬送が開始され、被記録体50は連続シート27ととも
にヒートローラ28と加圧ローラ33の間を通過して圧
接,加熱され、連続シート27の一部が被記録体50に
仮接着される。
ート27が、ヒートローラ28の表面に接するようにテ
ンションローラ29が移動する。次に、被記録体50の
搬送が開始され、被記録体50は連続シート27ととも
にヒートローラ28と加圧ローラ33の間を通過して圧
接,加熱され、連続シート27の一部が被記録体50に
仮接着される。
【0080】被記録体50の後端が位置検出器22を通
過し、被記録体50が近赤外光照射装置部に達すると搬
送は停止し、遮光シャッタ30,31が閉じられ、これ
らを開閉検出器25,26により確認した後、キセノン
フラッシュランプ32が制御回路43により点灯駆動さ
れ近赤外光が連続シート27に照射される。この近赤外
光の照射により光熱変換層(図示せず)が発熱する。被
記録体50に仮接着されている部分の連続シート27の
保護膜(図示せず)は、この熱により被記録体50に完
全接着される。
過し、被記録体50が近赤外光照射装置部に達すると搬
送は停止し、遮光シャッタ30,31が閉じられ、これ
らを開閉検出器25,26により確認した後、キセノン
フラッシュランプ32が制御回路43により点灯駆動さ
れ近赤外光が連続シート27に照射される。この近赤外
光の照射により光熱変換層(図示せず)が発熱する。被
記録体50に仮接着されている部分の連続シート27の
保護膜(図示せず)は、この熱により被記録体50に完
全接着される。
【0081】一方、仮接着されていない部分は加熱され
ても被記録体50に接していないので、接着されること
はない。
ても被記録体50に接していないので、接着されること
はない。
【0082】この後、遮光シャッター30,31が開
き、被記録体50は矢印方向に搬送され、搬送に従い、
ガイドローラ51で被記録体50に接着された保護膜は
連続シート27のキャリアシート(図示せず)から剥離
する。
き、被記録体50は矢印方向に搬送され、搬送に従い、
ガイドローラ51で被記録体50に接着された保護膜は
連続シート27のキャリアシート(図示せず)から剥離
する。
【0083】使用済みの連続シート27は、巻き取り装
置35で巻き取られる。保護膜が形成された被記録体5
0は図示右側の矢印の向きに排出される。位置検出器2
3で被記録体50の後端の通過が検知されると一連の動
作が完了する。
置35で巻き取られる。保護膜が形成された被記録体5
0は図示右側の矢印の向きに排出される。位置検出器2
3で被記録体50の後端の通過が検知されると一連の動
作が完了する。
【0084】このような保護膜形成方法では、光照射前
に仮接着を行うので、保護膜,光熱変換層及び被記録体
の染料受容層が密着した状態となり、光照射時にガラス
体等の荷重をかける必要がなくなる。これにより、光熱
変換により発生した熱が全て損失すること無く保護膜及
び染料受容層を加熱するので実施例1及び実施例2での
保護膜形成に比較してより小さな光照射エネルギで十分
な強度の保護膜の熱接着を行うことが可能となる。
に仮接着を行うので、保護膜,光熱変換層及び被記録体
の染料受容層が密着した状態となり、光照射時にガラス
体等の荷重をかける必要がなくなる。これにより、光熱
変換により発生した熱が全て損失すること無く保護膜及
び染料受容層を加熱するので実施例1及び実施例2での
保護膜形成に比較してより小さな光照射エネルギで十分
な強度の保護膜の熱接着を行うことが可能となる。
【0085】このようにして得られたカードの保護層
は、より均一に形成され、反りも収縮も生じていなかっ
た。
は、より均一に形成され、反りも収縮も生じていなかっ
た。
【0086】以上説明したように、本実施例方法によれ
ば、保護膜と被記録体の界面周辺のみを加熱できるの
で、記録画像を損なうことなく、基材の熱変形無しに被
記録体全面にわたって保護膜を形成できる。
ば、保護膜と被記録体の界面周辺のみを加熱できるの
で、記録画像を損なうことなく、基材の熱変形無しに被
記録体全面にわたって保護膜を形成できる。
【0087】また、ドライプロセスで高速に保護膜を形
成可能な保護膜形成用部材,保護膜形成体,被記録体,
保護膜形成方法を提供することができる。
成可能な保護膜形成用部材,保護膜形成体,被記録体,
保護膜形成方法を提供することができる。
【0088】さらに、保護膜形成体から保護膜と光熱変
換層を被記録体の受容層に熱転写した後、保護膜面を光
照射する保護膜形成方法では、保護膜,光熱変換層及び
被記録体の染料受容層が仮接着により密着した状態で光
照射を行うので、光熱変換により発生した熱が損失する
こと無く保護膜及び染料受容層を加熱することになり十
分な強度の熱接着が可能となる。
換層を被記録体の受容層に熱転写した後、保護膜面を光
照射する保護膜形成方法では、保護膜,光熱変換層及び
被記録体の染料受容層が仮接着により密着した状態で光
照射を行うので、光熱変換により発生した熱が損失する
こと無く保護膜及び染料受容層を加熱することになり十
分な強度の熱接着が可能となる。
【0089】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
果を奏する。
【0090】請求項1記載の発明によれば、光照射にる
光熱変換層の発熱を利用してこの保護膜形成用部材に積
層される他層を加熱でき、保護膜形成体や被記録体とし
て用いることができる保護膜形成用部材を提供すること
ができる。
光熱変換層の発熱を利用してこの保護膜形成用部材に積
層される他層を加熱でき、保護膜形成体や被記録体とし
て用いることができる保護膜形成用部材を提供すること
ができる。
【0091】請求項2記載の発明によれば、透明基材上
の熱可塑性樹脂層を対象物、即ち、被記録体表面の保護
膜とすることができる保護膜形成体を提供することがで
きる。
の熱可塑性樹脂層を対象物、即ち、被記録体表面の保護
膜とすることができる保護膜形成体を提供することがで
きる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、染料受容層
に所望の画像記録を行うことができるとともに、光熱変
換層の発熱を利用してこの被記録体に対する保護膜形成
時の接着性を向上できる被記録体を提供することができ
る。
に所望の画像記録を行うことができるとともに、光熱変
換層の発熱を利用してこの被記録体に対する保護膜形成
時の接着性を向上できる被記録体を提供することができ
る。
【0093】請求項4記載の発明によれば、保護膜形成
時に被記録体の基材にかかる熱は被記録体の表層だけで
済み、少ない工程数で被記録体の基材を変形させること
なく、高強度の保護膜を速やかに形成することができる
保護膜形成方法を提供することができる。
時に被記録体の基材にかかる熱は被記録体の表層だけで
済み、少ない工程数で被記録体の基材を変形させること
なく、高強度の保護膜を速やかに形成することができる
保護膜形成方法を提供することができる。
【0094】請求項5記載の発明によれば、保護膜形成
時に被記録体の基材にかかる熱は被記録体の表層だけで
済み、少ない工程数で被記録体の基材を変形させること
なく保護膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着する
ことができる保護膜形成方法を提供することができる。
時に被記録体の基材にかかる熱は被記録体の表層だけで
済み、少ない工程数で被記録体の基材を変形させること
なく保護膜形成体を被記録体の画像形成面に熱接着する
ことができる保護膜形成方法を提供することができる。
【0095】請求項6記載の発明によれば、被記録体の
基材を変形させない範囲で加熱加圧し、保護膜形成体と
基材とを十分に密着させた上で光照射することができ、
接着時の効率をより一層向上することができる保護膜形
成方法を提供することができる。
基材を変形させない範囲で加熱加圧し、保護膜形成体と
基材とを十分に密着させた上で光照射することができ、
接着時の効率をより一層向上することができる保護膜形
成方法を提供することができる。
【図1】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図2】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図3】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図4】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図5】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図6】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図7】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図8】本実施例の保護膜形成体の層構成例を示す断面
図
図
【図9】本実施例の被記録体の層構成例を示す断面図
【図10】本実施例の被記録体の層構成例を示す断面図
【図11】実施例1の保護膜形成装置の概略断面図
【図12】実施例2における保護膜形成工程を示す概略
断面図
断面図
【図13】実施例2における保護膜形成工程を示す概略
断面図
断面図
【図14】実施例4における保護膜形成装置を示す概略
構成図
構成図
【図15】実施例4の保護膜形成装置の制御系を示すブ
ロック図
ロック図
1 透明基材 2 光熱変換層 3 保護膜 4 離型剤層 5 接着剤層 7 基材 8 染料受容層
Claims (6)
- 【請求項1】 基材上に、少なくとも光照射により発熱
して積層される他層を加熱する光熱変換層を有すること
を特徴とする保護膜形成用部材。 - 【請求項2】 透明基材上に、少なくとも光熱変換層と
熱可塑性樹脂層とを積層したことを特徴とする保護膜形
成体。 - 【請求項3】 基材上に、少なくとも光熱変換層,染料
受容層を有することを特徴とする被記録体。 - 【請求項4】 染料受容層表面に昇華転写記録画像を形
成した被記録体に対し、透明基材上に少なくとも光熱変
換層,熱可塑性樹脂層を有する保護膜形成体における前
記熱可塑性樹脂層が前記染料受容層に接するように重合
し、透明基材の背面からフラッシュ照射を行い、透明基
材を被記録体から剥離して熱可塑性樹脂層からなる保護
膜を前記染料受容層上に形成することを特徴とする保護
膜形成方法。 - 【請求項5】 染料受容層表面に昇華転写記録画像を形
成した被記録体に対し、この被記録体と略同寸法に形成
した透明基材上に少なくとも光熱変換層,熱可塑性樹脂
層を有する保護膜形成体を前記熱可塑性樹脂層が前記染
料受容層に接するように重合し、透明基材の背面からフ
ラッシュ照射を行い、保護膜形成体を被記録体の画像形
成面に熱接着することを特徴とする保護膜形成方法。 - 【請求項6】 被記録体の染料受容層表面に昇華転写記
録画像を形成した後、透明基材上に少なくとも光熱変換
層,熱可塑性樹脂層を有する保護膜形成体における前記
熱可塑性樹脂層が前記被記録体の染料受容層に接するよ
うに重合し、熱転写法により前記光熱変換層と熱可塑性
樹脂層との転写層を形成し、この転写層全面にフラッシ
ュ照射を行って、保護膜形成体を被記録体の画像形成面
に熱接着することを特徴とする保護膜形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5213084A JPH0760891A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 保護膜形成用部材、保護膜形成体、被記録体及び保護膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5213084A JPH0760891A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 保護膜形成用部材、保護膜形成体、被記録体及び保護膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760891A true JPH0760891A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16633293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5213084A Pending JPH0760891A (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 保護膜形成用部材、保護膜形成体、被記録体及び保護膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760891A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022011624A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社吉野工業所 | 容器包装材、発熱容器及び発熱ラベル |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP5213084A patent/JPH0760891A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022011624A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社吉野工業所 | 容器包装材、発熱容器及び発熱ラベル |
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